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EFAをめざすノンフォーマル教育の現状と課題 : ウガンダとタンザニアの事例分析から

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(1)Title. EFAをめざすノンフォーマル教育の現状と課題 : ウガンダとタンザニア の事例分析から. Author(s). 大津, 和子. Citation. 北海道教育大学紀要. 教育科学編, 54(1): 87-97. Issue Date. 2003-09. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/316. Rights. 本文ファイルはNIIから提供されたものである。. Hokkaido University of Education.

(2) 北海道教育大学紀要(教育科学編)第54巻 第1号. 平成15年 9 月. JournalofHokkaidoUniversityofEducation(Education)Vol.54,No.1. September,2003. EFAをめぎすノンフォーマル教育の現状と課題 −ウガンダとタンザニアの事例分析から一. 大 津 和 子 北海道教育大学札幌校国際協力研究室. Abstract. Thispaperdiscussestheimpactsandcha11engesofComplementaryOpportunitiesforPrimaryEdu−. cation(COPE)inUgandaandComplementaryBasicEducationinTanzania(COBET),Whichhavebe implementedtoachieve“EducationfbrAll”bythegovernmentincooperationwithUNICEF. Inspiteofsomediffbrences,COPE/COBETprogramsbasicallyaimtoprovideout−Of・SChooIchildren,. especiallygirls,OPPOrtunitiestolearn・Theprogramsalsoprovidethemwithopportunitiestoparticipate. intheformaleducationsystemaftertheyhaveperformedwellatlearnlngCenterSforthreeyears. ThemaincharacteristicsofCOPE/COBETareasfo1lows.. (1)ThecurriculumcoversthefirstfiveyearsoftheformalprimaryschooIsyllabusinthreeyears. (2)COPE/COBETcentersdonothaveacentrallydeterminedtimetable. (3)Communitiesareinvolvedinthedevelopment,Planningandmanagementoflearningcenters.. (4)COPEinstructorsandCOBETfhcilitatorsaretrainedandencouragedtousechild−friendlyandpar− ticipatorymethodsinclass. (5)Classesaresmalltoallowfortheuseofchild−Centeredapproaches.. However,COPE/COBETprogramshavefacedsomeconstraintsandcha11enges・First,PaymentOfin− StruCtOrS/facilitatorsissometimesdelayed・Thisdiscouragesthemfromworkingenthusiastically.Due. tothelackoffunds,teaChingandlearnlngmaterialsarenotsufficientandworkshopsandsupervisory Visitsarenotimplementedperiodically・Second,inspiteoftheobjective“topromotegirls,education,”the. numberofgirlsissmallerandtheperformanceofgirlsisloweratlと,arnlngCenterSCOmParedwithboys. Third,thereisanincreaslngnumberoforphanswhohavelostbothparentsandhavenorelativestocare forthem.. 1 はじめに. 1990年のジョムティエン会議でEducationforA11:EFAの目標が確認されて以降,基礎教育の重要性が 世界的に強調されるようになった.2000年の「世界教育フォーラム」▲において採択された「ダカール行動枠 組」では,2015年までにすべての国で初等教育の完全普及をめざすことで,合意が成立した.各国政府は, 基礎教育へのアクセスをより平等にし,教育の質を向上させるために種々の政策を実施している.. 本稿の目的は,EFAを実現するために,ウガンダが実施しているComplementaryOpportunitiesforPri− maryEducation:COPEと,タンザニアが実施しているComplemer].taryBasicEducationinTanzania: 87.

(3) 大 津 和 子. COBETを比較分析することにより,ノンフォーマルな教育システムの意義と課題を明らかにすることであ る.. 研究方法は,ウガンダおよびタンザニアで実施した調査,および現地で収集した資料の分析にもとづく. ウガンダでは,2002年8月にマサカで3日間にわたって開催されたインストラクターの研修ワークショップ で参与観察を行った.17の学習センターのインストラクター,監督指導者(supervisor),教育局のCOPE 担当官を含む30名が参加し,COPEの理念と目標,学習指導法,センターの直面している問題などについ て討議された.また,ワークショップ後に参加者にインタビューを行うとともに,3つのCOPE学習セン ターを訪問した.タンザニアでは,2000年に初等・中等学校を訪問して,授業観察およびインタビューを実. 施した.2001年にはマサシ県で6つのCOBETセンターにおける授業観察,およびファシリテ一夕ー,保 護者,生徒へのグループ・インタビューとグループ・ディスカッションを行った.また,中央・地方教育行 政官へのインタビューも実施した.. 2 ウガンダにおけるCOPE (1)ウガンダの教育政策. ウガンダは1962年に英国から独立したが,度重なるクーデターのため政治的,経済的混乱が20年余続い た.1986年にムセヴュニ政権が成立して以降ようやく政情が安定し,世界銀行,IMflの構造調整を受け入. れ,援助国の支援も得ながら経済再建に取り組んできた.1人当たりGNPは296米ドルで,平均余命47 歳,人口約2,400万人のうち46%の国民が貧困ライン以下の生活をしている(l). ウガンダの教育制度は1963年以来7−4−2−3制をとり,正規の就学年齢は6(歳であるが,実際には, 幅広い年齢の子どもたちが同じ教室で授業を受けている.初等学校1−2学年では現地語も用いられるが, 公式の教授言語は英語である.. 政府は1996年に「初等教育完全普及策」(UniversalPrimaryEducation:UPE)を掲げ,翌年から各家 庭4人までの子どもの授業料を無償とした.その結果,初等学校就学者が1996年の250万人から,1999年に は650万人に急増した.が,就学者の急増にともない,1クラス110名以上という過密な学習環境が出現し,. 教育の質を高めることが緊急課題であるとして,学校の増築とともにカリキュラムの改訂などに取り組ん だ2).2002年時点で,初等学校の総就学率は男女共129%,純就学率は男子92%,女子83%,中等学校進学率 は男子15%,女子9%(3)である.タンザニアと比較して就学率は高いが,男女格差が大きい・. こうしたフォーマルな学校教育の改革と並行して,ノンフォーマルな教育制度も整備された.UPE政策 のもとでも,なお学校に行けない子どもたちがいたからである(1995年時点では学齢期の子どもの約半数が 未就学であった).極端に貧しい家庭の子ども,家族の保護を受けられない子ども,家事労働や家族の世話 を余儀なくされた女子,わずかな現金収入を得るために物売りをする男子,学齢期を過ぎた年長者や,障害 をもつ子どもたちである.このような子どもたちを対象として,政府はユニセフの協力を得てCOPEを開 始した.1995年にマサカを含む4県で各10の学習センターが開設され,2002年には9県の175センターに拡 大された.. (2)COPEの目標. COPEの目的は,UPE政策のもとでもなお就学できない10−16歳の子どもたちに,基礎教育の補完的な 機会を提供することである.そのために,COPEプログラムは,以下のような具体的な目標を設定してい る(4).. a.これまで不利な状況におかれてきた子どもたち,とくに女子の教育を推進する. 88.

(4) EFAをめざすノンフォーマル教育の現状と課題 −ウガンダとタンザニアの事例分析から−−. b.初等学校への就学を増やし,ドロップアウトを減らす. c.基礎教育における男女格差を縮小する. d.基礎教育を修了したら,読み・書き・計算およびライフスキルを修得できるようにする. e.教育と貧困の悪循環を断ち切る.. (3)copE学習センターの運営 COPEはコミュニティに根ざした,コミュニティのためのプログラムである.学習センターを立ち上げ るにあたっては運営委員会を組織し,地域のCOPE担当教育行政官と協力しながら,コミュニティの住民 に対して,COPEに関する情報提供や意識の高揚をはかる.学習センターをどこに設置するか,センター を設置し,維持していくための費用をどのように調達するか,インストラクターとして誰を採用するか,ど の子どもをセンターに登録するか,地域の事情にあわせて授業時間をどのように設定するかなど,一切を決. 定する.. 運営委員会のメンバーは9名で,そのうち,少なくとも3名は女性,1名は初等学校長,1名は地方議会 の議員,1名はCOPE学習センターのインストラクター,1名は保護者の代表,1名はコミュニティのオ ピニオン・リーダー. ,1名は行政区議会(parish)の議員,すくなくとも2名(そのうち1名は女性)は,. COPEセンターに在籍している子どもの保護者によって構成される.コミュニティで選挙によって選ばれ ることになっており,任期は通常3年間である.. (4)copE学習センターの教員 COPE学習センターで教えるインストラクターは教員資格をもたず,パラ・プロフェッショナルと呼ば. れる・COPE運営委員会が,地域の住民のなかから,少なくとも前期中等教育の修了者を4名候補者とし てあげ,面接により2名を選考する.ジェンダー・バランスを考慮して,多くのセンターでは男女各1名を. 採用している.給与は1か月約33US$(学校教員は50US$)で,当初コミュニティが支給することになっ ていたが,それが困難になったため,政府が支給するようになった. インストラククーはまず4週間の事前研修を受ける.学習センターに赴任したのちも,2か月に1回,3 日間のワークショップに参加する・研修では,子ども中心の学習方法(child−Centredlearning methods). が強調され,一人ひとりの子どもたちに注意深く目を向け,とくに,女子が学習を続けられるように配慮す るよう指導される.さらに,グループ活動やディスカッションなどの参加型学習方法についても訓練を受け る.. (5)copEの学習者. 2002年時点で,9県の175センターが運営され,総在籍数は男子6,125名(55%),女子4,942名(45%), 計11,057名である(5).各センターには2クラス,各30−40名が登録されている.2001年には,判明している. 限りで男子196名,女子156名,計352名(2.8%)が初等学校に編入し,男子261名,女子313名,計574名 (4・6%)がセンターからドロップアウトしだ6).2003年末に3年間のサイクルを終了した時点で,センター で学んでいる学習者の約半数が初等学校に編入することが期待されている.. (6)copEのカリキュラムと指導 COPEのカリキュラムは,初等学校の1−5学年までの学習内容のうち,主要5科目(数学,理科,第 一. 言語,英語,社会科)を,1日3−4時間の授業(多くは35−40分授業)で,3年間で履修するように編. 成され,ライフスキル(7)が教科やその他の活動に組み込まれるように配癒されている. COPE学習センターの授業時間帯は,(教育省が決定するのではなく)各運営委員会がその状況にあわせ て決定する・COPEプログラムのための指導/学習教材として,指導書・学習者用のテキスト掛け図が 使用される・評価には,5科目すべてについて,プラクティカルなスキルの項目が列挙されたプログレス・ 89.

(5) 大 津 和 子. カードを用い,各学習者がどのスキルをいつ修得したかを,毎週記録する.日常の学習評価に用いられるだ. けではなく,初等学校へ編入する際の評価材料にもなる. インストラクターの仕事の内容は,個々の子どもたちに対する生活指導とカウンセリングを,保護者と連 携しながら実施すること,学習センターの進歩や教材の使用状況を,定期的に運営委員会に報告すること, 保護者と定期的に接触し,個々の子どもの学習の進み具合について保護者に定期的に報告すること,などが 含まれる.また,センターで生じた問題は,運営委員会および毎週センターを訪問する監督指導者に報告し なければならないことに、なっている(8).. COPEの監督指導者は,初等教員養成大学(PrimaryTeacherCollege:PTC)の教員で,5主要科目の 専門家のなかから,県教育事務所(DistrictEducationOffice:DEO)が選考する.監督指導者はまず,事 前研修を3週間受けてから就任し,以後,年間4回のワークショップを継続して受ける.定期的に(通常週 1回)学習センターを訪問し,授業観察ヤプログレス・カードの点検などを通じて,インストラクターを指 導することになっている.. (7)cOPEの施設・設備 COPE学習センターの教室やトイレ,備品や消耗品などは,各コミュニティで保護者が資金や労働力を 提供して,準備,調達することになっている.が,現実には,80%以上の学習センターにはトイレがなく, 机や椅子のないセンター,教室の屋根のないセンターもある.建物が全くないため,木の下で授業をしてい るセンターもマサカに3か所ある.. 3 タンサニアにおけるCOBET (り タンザニアの教育政策. タンザニアはイギリスから独立した後,ザンジバルと連合して現在のタンザニアとなった.初代ニエレレ 大統領のもとに「ウジャマ一社会主義」の道を歩んだが,1970年代以降経済成長が停滞し,国際収支も悪化 した.1985年ニュレレ大統領が辞任すると,本格的に構造調整政策を導入し,市場経済へと方向転換を行っ. た.が,財政は好転せず,1人当たりGNPは270米ドルで,平均余命52歳,人口約3,600万人のうち,過半 数の国民が貧困ライン以下の生活をしている(9).. タンザニアの教育制度は,2年間の就学前教育(まだあまり普及していない)ののち,7−4−2−3制 をとっている.初等学校の正規の就学年齢は7歳であるが,実際には,7歳で就学する子どもは約15%であ. る(拇.初等学校の教授言語は基本的にスワヒリ語で,4学年から英語の授業がはじまり,中等学校では基本 的に英語で授業が行われる.. タンザニア政府の教育改革は,1974年の「初等教育普及策」(UniversalPrimary Education:UPE)に よってはじまった.7−13歳の就学を義務づけ,初等教育を無償とした結果,1974年に26%であった総就学. 率は,1978年には93%まで上昇した.1980年代になると,政府は「コスト・シェアリング」政策を打ち出 し,初等・中等教育を有償としたため,就学率は低下した.2002年時点で,初等学校の総就学率は男女共. 77%,純就学率は男子56%,女子57%,中等学校在籍率は男子6%,女子5%とほとんど差はない(11).が, 初等学校修了試験(PrimarySchooILeavingExamination:PSLE)の合格率(2000年)は,男子28.7%, 女子15.5%と格差が大きい(12).現在,登録後ドロップアウトした子どもも含めると,7−13歳の子どもの約 半数にあたる約300万人が学校に行っていないことになる.. 1995年に政府は「教育・訓練政策」(EducationandTrainingPolicy1995)を発表し,2005年までに7M lO歳のすべての子どもに質の高い教育を提供することを目標に掲げた.そのために,正規の学校に行けない 90.

(6) EFAをめぎすノンフォーマル教育の現状と課題 −ウガンダとタンザニアの事例分析から−一. 子どもたち,とくに女子に基礎教育の機会を提供する一つの方法として,ユニセフの協力を得てCOBET を開始した.1999年6月にまずキサラウェ県とマサシ県に,COBET学習センターが各10か所開設され,翌 年にはムソマ県の他2県にも開設された. (2)coBETの目標 COBETは,次の具体的な目標を設定している(川. a.基本的な能力,および生きていくためのライフスキルを高めるカリキュラムを開発し,時間割をフレ キシブルにする.. b.COBETの計画および実施に向けて,学校に行っていない子どもたちに関する情報を,男女別に,か つ定期的に収集するためのシステムをつくる.. c.基礎教育にかかわる活動をしているNGO,宗教団体,コミュニティの組織,雇用者といった主要な. パートナーを確定し,それらの能力の向上を図る. d.学校に行けない子どもたちのための教育を企画,実施する.. e.COBETを立ち上げて企画し,評価,報告ができるようにコミュニティの能力を高める. f.COBETへの支援,参画を広げるために,教育および子どもの諸権利に対する親やコミュニティの意 識を高める.. (3)coBET学習センターの運営. COPEと同様に,コミュニティのオーナーシップのもとで運営され,運営委員会のメンバー. もほぼ同様. に構成されている.食事(ウガリ,ポリッジ)の提供などを行っているセンターもある. (4)coBET学習センターの教員 各センターで採用された3名のファシリテ一夕ーは,1か月の事前研修で授業方法や全般的な指導につい て訓締を受けた後,毎月1回,10センター合同で開催される研修にも参加する.なお,各センターの3名の. ファシリテ一夕ーのうち,公立初等学校から出向する1名の有資格教員については中央政府が給与を支給 し,前期中等教育を修了しただけで教員の資格をもたないパラ・プロフェショナルと呼ばれる2名について は,地方政府が支給している.なお,正規の学校では,教員による体罰や児童労働が珍しくないが,COBET センターではほとんど行われていないという(14).. (5)coBETの学習者. キサラウェ県では,COBETセンター登録者数は女子114名(38切)),男子186名(62%)と女子が少な く,マサシ県では,女子104名(29%),男子253名(71%)と,さらに女子が少ない個.生徒は年齢によって 8−13歳(cohortI)と14−18歳(cohortII)に分けられる.(他県のセンターに関する十分なデータはまだ ない.. (6)coBETのカリキュラムと指導. COBET特有のカリキュラムが,1日3−4時間,3年を1周期として組まれ,授業時間は35分を標準と し,原則的に毎日すべての科目が教えられる.シラバス,生徒用テキスト(モデュール),および教師用指. 導書は,ユニセフの援助により提供される.地方教育局のCOBET担当官が,定期的に学習センターを訪 問して監督指導する.. (7)coBETの施設・設備. COBET学習センターの教室やトイレ,備品や消耗品などは,各コミュニティで保護者が資金や労働力を 提供して,準備,調達することになっているが,十分でないセンターが多い.. 91.

(7) 大 津 和 子. 4 ノンフォーマル教育の意義. 以上,COPEとCOBETの特色を概観してきたが,これらはいずれもウガンダおよびタンザニアの教育 改革において,次のような意義を認めることができる. (1)教育へのアクセス COPEとCOBETはともにまったく無償で,これまで学校に行くことができなかった子どもたちに学習 の機会を与え,正規の学校に編入できる可能性をつくりだした.おもな要因を,以下のようにあげることが できる.. a.無償教育 ウガンダでは1997年より,各家庭4人までの子ども(およびエイズ両親孤児は18歳まで)の7年間の授. 業料,教科書およびその他の教材を無償とした.そして,2003年までにすべての子どもが7年間の初等教 育を修了することを当面の目標として掲げ,そのために,2002年からはすべての子どもの7年間の初等教 育を無償とした.他方,COPE学習センターでは1995年の開設当時から無償であったため,とくに貧困 家庭の保護者に歓迎された.タンザニアでは1995年以降,授業料は無償ということになっているが,実際 には,授業料,施設費,制服,学用品などを含めて,子ども1人当たり年間34ドルの費用を保護者が負担 しなければならない(1瑚.. b.授業時間の短縮 COPEもCOBETもともに,子どもに村する拘束時間が短いため,午後に子どもたちは家事や家畜の. 世話をしたり,小銭を稼いで生計を助けることができる.とりわけ,家事の多くを負担している女子を拘 束時間の長い学校に行かせることは,保護者にとって機会費用が大きい. c.出産後の学習機会. COBETは,妊娠,出産した女子の登録を認めている.タンザニアの法律に明記されているわけではな いが,妊娠した生徒は慣例として放校処分を受ける.空腹をしのぐためのスナックや,石鹸などの必需品 を買うための小銭と交換に,近隣の男性に性的関係を迫られ,あるいは体罰を恐れて男性教師の要求に 従った結果,望まない妊娠を経験する女子があとを絶たない.妊娠により教育を受ける機会を奪われた女 子に,再び学習の機会を与えるという点に,とくに,女子教育を推進するというCOBETの目的があら われている. (2)教育の質. COPEとCOBETはともに,フオ∵マルな学校教育に比較して,教育の質が高いといえる.それは,次 の要因によると考えられる. a.カリキュラム. ウガンダ政府,タンザニア政府はともにユニセフの協力を得て,3年間を周期とする固有のカリキュラ ムを作成した.いずれにおいても,正規の学校のカリキュラムのエッセンスを含み,ライフスキルが重視 されている.ただ,COBETでは,実践的な職業的技術(Work Skills)へのニーズが非常に高い.縫製 や大工などの実技の習得を期待しているのである.しかし「職業技術設備については当初から計画に入っ ていない.COBETセンターはあくまで学校に行っていない子どもたちを,メイン・ストリームである学. 校に入れるための方策であり,実践的な職業技術教育は初等学校修了後に行うべきである」(インタ ビューまり)というのが,ユニセフの見解である.確かに,センターは子どもたちをメイン・ストリーム である学校に送り込むことを目的としているが,当面は全員が編入することは困難であろう.COBETが 18歳までの子どもを対象としていることを考慮すると,センターで実践的な職業的技術を習得することの 92.

(8) EFAをめざすノンフォーマル教育の現状と課題 −ウガ、ンダとタンザニアの事例分析から−一. 意義は大きいと考えられる.. b.指導方法・評価 COPE,COBETいずれの学習センターでも,1クラスの子どもの登録数は,30−40名と少なく,実際の 出席者は20数名の場合が多い.(初等学校の1クラス登録者数は,都市部では70名から最大100名以上,農 村部で数十名が一般的である.)そのため,一人一人の子どもに目を向けた指導が可能である.子どもの 達成度を評価するために,COBETセンターでは,学期末のテストの他に,毎時間の授業終了後にノート. を回収してチェックするという方法が一般的であるが,COPEでは,前述したように,プログレス・ カードを活用して,形成的な評価を試みている. 教育効果については,ある調査(17)によると,読み・書き・計算のテストで50%以上の点数をとった生徒 の割合が,初等学校では17%であったが,COPEでは21%であった.あるCOBETセンターで実施され た初等学校との共通テストの結果は,1位は学校の生徒,2,3位はセンターの子どもで,全体的には両 者同じようなばらつきが見られたという(インタビューより).しかしセンターには,これまで学校に 行ったことがないため今なお読み書きができず,授業についていくことが難しい生徒がいることも事実で ある.. 正規の学校(1日7時間5年間)に比べて,COPEとCOBETの授業時数(1日3−4時間3年間) はかなり少ないにもかかわらず,相対的に成績が優れているのは,COPEとCOBETにおける教育の質 の高さをあらわすとともに,従来の学校教育が(授業時間中の水運びや清掃,大規模クラスでの一方的授 業などにより)いかに効率の低いものであるかを示している(lH).. c.生活指導 インストラクター/ファシリテ一夕ーは,欠席した子どもたちの家庭を訪問して保護者と話したり,子 どもにセンターに来るように励ましている.また,子どものカウンセリングをしているセンターもある. COBETセンターでは,禁煙,禁酒,授業妨害など問題行動のある男子には,男性ファシリテ一夕ーが話 をして指導し;育児や家事のことで困難を抱えている女子には,女性のファシリテ一夕ーが相談にのって いるという.(こうした指導は,正規の学校ではほとんど行われていない) (3)学校との連携. COPE,COBETいずれのカリキュラムも,初等学校の1−5学年の学習内容のエッセンスを基本にしてお. り,それらを3年間(3年以内も可能)で修得した子どもは,学校の6学年に編入することができる.(CO− BETのCohortIIを修得すれば,PSLEを受験することができる.)すなわち,COPEもCOBETも,学校 に行っていない子どもたちをメイン・ストリームに送り込むための,補完的なシステムなのである.近隣の 学校の校長がセンターの運営委員会メンバーに加わっており,初等学校と同様に,センターの運営は県教育. 局,さらには教育省の管轄下で行われていることも共通している. コミュニティ・レベルでは,センターと初等学校との間に協力関係が見られる.例えば,COBETセン ターにはグラウンドがないので,子どもたちは近くの学校のグラウンドに行って,生徒たちと一緒に遊ぶ.. ファシリテ一夕ーが学校から教科書を借りることもあるし,逆に,COBETの教材を教師に貸すこともある という.が,一部には相互に対する批判や羨望もあるという.COBE−rセンターの子どもたちは躾がルーズ だという教員からの批判,ファシリテ一夕ーは研修の機会に恵まれ,ユニセフから教材を提供されているこ とに村する教員の羨望,逆に,身分の不安定なパラ・プロフェッシ≡けルの学校教員への羨望,などであ る.. しかし,重要なことは,メイン・ストリームである初等学校における教育の質を向上させるために,両者 の協力関係が一定の役割を果たしうるということである.センターで実施されている試みが,正規の学校に 93.

(9) 大 津 和 子. も影響を与え,改善の契機にもなりうるだろう.センターと学校による合同研修会や相互の授業参観が実現 することを期待したい.. 5 今後の課題 COPEとCOBETには以上のような意義が認められるが,同時に,いくつかの課題に直面している.こ こでは,資金問題,女子のエンパワメント,HIV仏IDS問題をとりあげて考察する. (り 資金問題. COPEプログラムの開始にあたって,独自のカリキュラムとシラバスの作成,指導/学習教材の印刷と 配付などを含む初期投資は,ドナーの支援を得て,政府が行った.インストラクターの給与や教育行政官に ょる定期的なモニタリングの費用は,教育省によって支給されている.インストラクターと監督指導者の事 前研修およびその後の定期的なワークショップは,ユニセフなどのドナーから全面的に支援を得ている. が,実際には,インストラクターの給与の支給が遅れたり,ワークショップや監督指導の回数が不定期に. なったり減少することにより,かれらの意欲が阻害されているという.自転車やバイクがないため,家庭訪 問が難しいセンターもある.また,資金不足のために,センターに対するコミュニティでの支援活動の回数 が減少し,質においても低下しているところも多いという.まだ教室も建設されていないセンターの保護者 からは,政府からの学校建設資金と,センター建設資金との間の大きな格差への不満がでている・さらに,. COPEが3年1周期で一定の成果をだすことができなければ,ユニセフの支援は打ち切られることになっ ているので,その後の見通しが不安定である.(幸い,次の3年間についてはユニセフが引き続き支援する ようである.). COBETセンターでも同様に,県教育局によって支給されるパラ・プロフェッショナルの給与がしばしば 遅配になるため,かれらの意欲を阻害しており,ユニセフから県教育局を通じて届けられる教材も遅配や不. 足が生じている,ということであった.COPEもCOBETも,当面は全国にセンターを拡充していく計画 である.本稿で見てきたように,一定の成果をうみだしているこれらのノンフ、オーマルな教育システムを, より効率的に維持,発展させていくためには,十分な財源を確保することが必要であろう. ところで,他方では,これだけ大きなコストをかければ,質の高い教育ができるのは当然だ,パイロット. 的にごく少数のセンターをつくるよりも,本来のメイン・ストリームである初等学校全体の底上げを図るべ きである(19). ,という議論が聞かれる.ある調査日ゆによると,COPEの1人当たりのコストは,、当初は562ドル. で計画されていたが,実際には1,619ドルとなり,初等学校の生徒1人当たりのコスト760ドルの2倍以上と なっている.このコストを考慮に入れたうえで,COPEの成果と意義をどのように評価するか.前述した ように,COPEが学校教育やコミュニティ,そして,これまで学校数青から排除されてきた子どもたちに. 及ぼす効果は,数値として表れにくい.本来,教育の効果は数値では表わしきれないものであり,しかも, 教育の効果は即時的であるとは限らない.COPEは(2002年時点で)創設後7年,COBETは3年である・ 総合的な評価をするには,さらに時間が必要であろう. (2)女子のエンパワメント. COPEもCOBETもともに,学校数青から排除されてきた子どもたち,とりわけ女子に基礎教育の機会 を提供するという目的ではじめられた.にもかかわらず,いずれにおいても女子の登録数が少ないのはなぜ であろうか.ウガンダでもタンザニアでも,初等学校の純就学率(修学率ではないが)が男女ほぼ同じであ. ることを考えると,皮肉な現象である.また,COPEでは,女子の方が正規の学校への編入率が低く,ド ロップアウト率が高い.(COBETにおける同様のデータはまだない.) 94.

(10) EFAをめざすノンフォーマル教育の現状と課題 −ウガンダとタンザニアの事例分析から−一. 夕ンザニアに関しては,COBETセンターが設立された当初,地元のコミュニティ・リーダー(村議会の メンバーや学校長など)たちが,学校に行っていない子どもたちの家庭を訪問して,登録者の勧誘を行っ た.その際,COBETがとりわけ女子教育の推進に重点を置いている:.という教育文化省の方針が,必ずし も全地域に正確に伝わらなかったようである.そのため,学校に行かずに町や村で物を売ったり,俳掴した り,路上で溜まっていたりという,誰の目にも見えやすい男子が多く勧誘された.なかには,煙草や麻薬の 常習者として,あるいはスリや窃盗の犯罪を犯す(かもしれない)男子もおり,かれらに対する教育が優先 されたのである(コミュニティ・リーダーへのインタビューより).他方,女子は学校に通っていなくて も,地域の人の目に触れることはほとんどない.家の中で母親の代わりに家事や家族の世話をしているか, あるいは,ハウス・ガール(家政婦)として,他人の家の中で働いているからである(21). また,女子は十代後半になると,少女ではなく女性(結婚すべき年齢)とみなされるため,センターで勉 強することに対する抵抗感があり,周囲からのプレッシャーもある.子どもを学校に行かせることができな い家庭では,女子の機会費用がいっそう高く,男子に対する期待がいっそう大きいとも考えられる. 次に,登録率のようには数値に表れにくい女子の変化について見てみよう.COPEの女性インストラク ターへのインタビューによると,「授業中に恥ずかしがらずに話すようになった」「挙手して質問し,男子に 競争心をもつようになった」「男子を恐れずに協力しあうようになった」という女子があらわれてきたとい. う.女性インストラクダー自身も少しずつ変わりつつあるという.彼女たちは,センターでの仕事を終えて 自宅に帰れば家事や育児で忙しいが,家庭で夫との性別役割分担を変えようと努力しており,わずかずつで はあるが変化が見られるという.彼女たちは「女性のインストラクターとして不利なことはない,私はうま くやっていけているし,自信ももっている」という.このように自信をもった女性インストラクターの存在 や働きが,センターで学ぶ女子を励まし勇気づけているようである. なお,マサカに住むパガンダ族は現在ほとんど伝統的イニシエーションを行っていない.そのため,セン ターが推進するジェンダー・センシティブな教育と,伝統的な価値観との間の葛藤が比較的少ないと考えら れる.しかし,こうした変化が見られるにしても,前述したように,女子の方が男子よりドロップアウトが 多く,学校への編入率が低い.. また,COBETセンターで観察した16の授業のほとんどにおいて,男子の方が積極的に発言しており,成 績も全般的に女子よりいいとのことであった.男子の多くは学校をドロップアウトした子どもであり,女子 は就学の経験がなく,COBETで学習を一からはじめた子どもが多い,という理由が考えられる.また,CO− BETが開始されてまだ2年余であるという事情もあるだろう. インタビューによると,COBETセンターにおける女子の欠席やドロップアウト,成績不振のおもな原因 として,ファシリテ一夕ーが「家事の過重負担」を第一にあげたのに対し,保護者は「女子は思春期になる と学習に関心がなくなる」という「思春期意識」を第一にあげた.「娘は結婚するから家事の能力を身につ けることが大事だ」というのが,保護者の一般的な考え方のようである.. 女子生徒に日常生活についてインタビューしたところ,女子が水運び,食事の準備と後片付け,掃除など. の家事に費やす時間は年齢にほとんどかかわりなく,キサラウェでは3−4時間,マサシでは4−5時間が 最も多く,なかには6時間という女子もいた.休息,宿題,遊びの時間は計1−2時間であった.男子が長 時間野外で遊んだり,マーケットなどにでかけて冒険心や社会性を培うのに対して,女子は家の中でルーテ ィン化された家事に長い時間を費やしているのであ担功.. 伝統的な性別役割意識が地域や親の意識に定着し,そうした環境の中で子ども自身にも内面化されてい. く・近年,子どもを中等学校に進学させることのできる階層では,女子の教育を重視し,男子にも家事を分 担させるなど,性別役割意識に徐々にではあれ変化が見られる比刃.しかし,子どもを初等学校にさえ行かせ 95.

(11) 大 津 和 子. ることができない階層では,意識変革になお時間がかかりそうである. 研修やワークショップを通じてジェンダーについて学び,ジェンダー・センシティブな指導法を修得した. インストラクター/ファシリテ一夕ーが,COPE/COBETセンターを基盤として,保護者やコミュニティに 働きかけていくことが,女子のエンパワメントを支援することになるであろう. (3)エイズの影響. 1990年代前半に,いちはやくエイズ村策に取り組んだウガンダでは,感染率は,首都カンパラでの妊産婦. 調査によると,1992年の29.4%から2000年には11.25%に,相村的に低下した.が,感染者は依然として増 加しつつある.エイズ孤児は2001年時点で170万人と推定され糾,増加し続けている.COPEセンターの学. 習者のうち,約80%が片親,50%が両親のいない孤児で,かれらの多くは祖母や親戚に養育されている・養 育者のない子どもは路上で生きている.タンザニア(ムベヤ)では1999年29.5%から2000年21.6%とわずか に減少しているが,なお感染率が高く囲,やはり孤児が増えている.孤児の多くは児童労働を余儀なくさ れ,センターで学習することさえ困難になる.. エイズに村して最も脆弱な立場に置かれているのが十代の女性である.15−19歳の女性は同年代の男性に 比べて発症者は約2.5倍である.ウガンダでは,ある調査(ITEK,2001)によると,性教育を実施している のは初等学校,COPEセンターともに約3分1にすぎない.タンザニアではエイズ教育は遅れており,政 府は2002年に,HImIDS感染を防止するために必要なライフスキルを強調した新しいプログラムである. BasicEducationandLifeSkillsforAdolescenceProgramme2002−2006(BELSA)を,初等学校(Ch FriendlySchool:CFS)とCOBETで開始した幽.. このように,エイズ問題は教育開発に対して深刻な影響を与えているだけではなく,教育の内容をも変え つつある.すでにライフスキルを重視したカリキュラムを実施しているCOPE,COBETセンターは,コ ミュニティ・レベルでのエイズ教育の推進に大きな役割を果たしうるだろう. 結 語. 本稿では,ウガンダとタンザニアにおけるノンフォーマル教育をとりあげて考察をすすめてきた・両国は 独立後,異なる歴史を歩み,教育政策も異なっていたが,ともに世界の最貧地域であるサブ・サハラに位置. し,1980年代には構造調整政策により,いっそうグローバリゼーションの波に飲み込まれていった・教育開 発の面でもEFAを目標として教育改革に取り組み,その一環としてユニセフの支援を受け,それぞれ COPE,COBETを開始した.. COPE,COBETは基本的には同一の理念にもとづくプログラムであるが,現時点での実施状況について. は,既述したように,いくつかの相違が見られる・その理由として,ウガンダの当面の教育目標は「2003年 までに7年間の初等教育完全普及」であるのに対して,タンザニアは「2005年までに4年間の初等教育完全 普及」であるという,現時点における教育開発度の相違をあげることができる.また(調査実施時点で)COPE は開始後6年を経ているのに村して,COBETはまだ2年余であるという事情があげられるだろう・将来, EFAが実現してすべての子どもが就学できるようになると,この補完的な制度は消滅することになる・ COPE,COBETの成功と,そして消滅を期待したい・. [謝辞]. タンザニアおよびウガンダでの調査に際しては,国際協力事業団タンザニア事務所長青木澄夫氏,ウガン 96.

(12) EFAをめざすノンフォーマル教育の現状と課題 一ウガンダとタンザニアの事例分析から−−. ダ教育省教育専門家吉川直樹氏をはじめ,多くの方々の温かいご協力をいただきました.心からお礼申しあ げます.また,快くインタビューに応じてくださった教育関係者,生徒,保護者の皆さんにも感謝の意を表 します.なお,本調査は平成13−15年度文部科学省科学研究費補助l ̄発展途上国における基礎教育のカリ キュラム・プログラムの研究」(研究代表大津和子)の一部を活用しました.. [注]. (1)UNESCO(2001)IncludingtheExcluded‥MeetingDiversityinEducation,Example丘omUganda,Kampala,p.11.. (2)UNESCO(2001),同上書,p.12. (3)UNICEF(2002b)StatisticalData,WWW.uniceforg/statis/Country,1page181.html. (4)Mumbe,0・George(2001)ComplementaryOpportunitiesfbrPrimaryEducation,AnnualReport2001,Kampala,MOES,p.1. (5)MOESからの入手資料による.. (6)Mumbe(2001),前掲書,p.3. (7)HIVAIDS感染から自己を守るために,とくに女子に必要な自己主張(assertiveness)や交渉のスキル,男子が仲間からのプレッシャー に負けて危険な性行動に走らないように自己を制御するスキルなどを含む. (8)MOES&UNICEF(1998)ComplementaryOpportunitiesfbrPrimaryEducation,OperationsMannualfbrCOPEManagersandPart− ners,Kampala,p.47.. (9)UNICEF(2002b),前掲書. (1O)MinistryofEducationandCulture(2000)BasicStatisticsinEducation1995−1999,I:.aresSalaam.p.3 (11)uNICEF(2002b),前掲書. 仕2)UNICEF(2002a)CommunityBasedEducationfbrtheGirlChildinTanzania1998−2003,AnnualProgressReport2001,DaresSa− 1aam,P.28. (13)Katunzi,B・Naomi&Manda,Stella(1999)ComplementaryBasicEducationinTanzania,PapersinEducationandDevelopment,Num− ber20,UniversityofDaresSalaam,DaresSalaam,pP.37−38. (14)大津和子(2001a)タンザニアにおける教育開発,国際教育協力論集,第∠1巻第1号,(わplOl【119)p.57.. (15)UNICEF(2002a),前掲書,pp.52−56. (16)Kuleana&UNICEF(2001)(E)qualityGirls’andBoy’sEducationinMasasiandKisaraweDistrict,DaresSalaam,p.19.. (17)InstituteofTeacherEducationKyambogo(2001)BaselineSurveyOnChildFriendlyBasicEducationandLearning,Kampala,p.24. (増 大津(2001a)前掲書,p.106−108. (19)正規の学校における女子教育推進策として,ザンビアのProgrammefbrtheAdvancementforGirls,Education(PAGE)がある. 錮 Dewees,Anthony(2000)AnEconomicAnalysisoftheCOPEPrograminUganda,Kamapala,p.17.. 飢 Kuleana&UNICEF(2001)opcitリp.38 Q2)大津和子(2001b)タンザニア基礎教育補完センター(COBET)の現状と課題,国際教育協力論集,第4巻第2号,(pp55−70)p.62.. 細 大津(2001a),前掲書,p.114. @4)UgandaAlDSCommission(2001)www.aidsuganda.org/national. e5)UNAlDS(2002)www.unaids.orgmivaids/statistics/fhct_Sheets/alしcountries_en.html#T 錮 UNICEF(2002b),前掲書. (札幌校教授). 97.

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参照

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