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IRUCAA@TDC : デイケアサービスを利用した在宅要支援・要介護者の口臭と口腔内状況

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Academic year: 2021

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(1)Title Author(s) Journal URL. デイケアサービスを利用した在宅要支援・要介護者の口 臭と口腔内状況 逢坂, 竜太 , (): http://hdl.handle.net/10130/1422. Right. Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/.

(2) デイケアサービスを利用した在宅要支援・要介護者の口臭と口腔内状況 第 114 期生 23 番逢坂 竜太. 1.

(3) 緒言 現在わが国では急速に高齢化が進んでおり、65 歳以上人口の総人口に占める割合は平 成 19 年の 21.5%から 67 年には 40.5%に達すると予想されている 1)。この高齢化の流れ は世界的にも最も高水準で、世界各国の老年人口指数をみると、年少人口の多い発展途 上国などで老年人口指数の値が低いのに対し、主要先進国では老年人口指数が平均 20 台となっており、その中でも我が国の 33.1 は最も高いと言える 1)。この高齢化の流れ を裏付けるかのように、我が国の平均寿命も調査開始時から大幅な伸びを見せ、厚生労 働省「平成 19 年簡易生命表」によると、男性が 79.19 歳、女性が 85.99 歳と前年と比 較して男は 0.19 年、女は 0.18 年上回っている 2)。各年齢の平均余命について も、前年に 比べ、男女とも全年齢で上回った。このような高齢化の波の中、高齢者を対象とする口腔. 保健の重要性や口腔機能ならびに口腔衛生状態に関する関心は年々高まっており、高齢 者を対象とする口腔内実態調査が近年数多く行われている。そして、これらの調査結果 から高齢者、特に要支援・要介護高齢者に対する口腔衛生指導の重要性が指摘されてい ることは事実である 3-7)。また、口腔衛生状態に関連するトピックスの中で近年社会的 関心が高まっているものに「口臭」がある。平成 11 年保険福祉動向調査 8)によると、 口臭に関する悩みを持つ者は、65 歳以上では 12.2%、85 歳以上でも 8.5%という結果で あった。口臭は他者や社会とのコミュニケーションを図る上で大きな影響を与え、人間 関係や社会参加を左右することがある 9)ので、平均寿命が伸び続けている現在、口臭と いう課題に着目し、その実態を探ることは、高齢者の QOL の向上を追求する上で欠かせ ない課題であると考える。 本研究は、千葉市内の介護老人保健施設のデイケアサービスを利用している、要支 援・要介護高齢者の口腔環境と口腔機能を含む口腔保健状態の実態を調査し、口臭との 相互関係を考察しようとしたものである。. 対象および方法 1.対象 千葉市内の介護老人保健施設のデイケアサービスを利用している 56 歳から 98 歳まで の要支援・要介護者、合計 45 名の内同意を得た上で、実際に口臭の測定を行った者 30 名(男性:11 名. 女性:19 名)を対象とした。平均年齢は 76.63 歳(男性:74.36 歳. 女性:77.94 歳)で、調査期間は平成 20 年 8 月 26 日~29 日であった。 2.方法(表 1-7) 1)口臭測定 2.

(4) 測定の条件としてデイケアサービスの利用開始直後(朝 9 時半)または、飲食後 2 時 間以上の経過後(対象者の飲食を確認)に口臭測定を設定した。測定方法 10)は、①まず 1ml のシリンジを対象者の口腔内に挿入し、口唇を閉鎖させたまま 1 分間保持させる、 ②プランジャーを 3 回引いてシリンジ内に口腔内ガスを採取する、③採取した口腔内ガ スを測定器に注入する、④測定終了後、測定値(ng/10ml, ppb)を記録した。口腔内ガ スの採取には、滅菌したディスポーザブルシリンジを使用し、採取した口腔内ガスは口 臭測定器 Oral ChromaTM(アビリット)を使用して、口臭の原因物質である 3 種類の揮発 性硫化物(VSC) 、①硫化水素(H2S) 、②メチルメルカプタン(CH3SH) 、ジメチルサルフ ァイド〔(CH3)2S〕の濃度(ng/10ml. ppb)を測定した 11-13)。口臭の有無に関する判定. は、H2S:112ppb, CH3SH:26ppb, (CH3)2S:8ppb を嗅覚閾値として、閾値以上のものを「口 臭あり群」 、閾値以下のものを「口臭なし群」とした。 2)口腔内健診 「現在歯の状態」ならびに「齲蝕経験」は WHO の Oral Health Surveys,1971 の診査 方法 14)に従って健診し、DMF を指標として表現した。 「歯周病」については、WHO プロー ブを用いたプロービングを行い、プロービング時の出血、歯石の有無、ポケットの深さ を測定し、それらの結果をもとに CPI(index teeth 法) (WHO,1982)を指標として用い た 14) (図 1)。「舌苔の付着状態」は小島の分類 15)を基にした指標により評価した。判 定基準は、0 度:なし. 1 度:面積 1/3 程度・薄い舌苔. 苔、または、面積 1/3 程度・厚い舌苔 面積 2/3 程度・厚い舌苔 未満. 2 度:面積 2/3 程度・薄い舌. 3 度:面積 2/3 程度以上・薄い舌苔、または、. 4 度:面積 2/3 程度以上・厚い舌苔. (薄い舌苔:厚さ 1mm. 厚い舌苔:厚さ 1mm 以上)とした。. 3)口腔機能検査 (1)RSST 反復唾液嚥下テスト(Repetitive Saliva Swallowing test) 30 秒間嚥下運動を反復させ、触診で喉頭挙上を確認し、その回数・積算時間を計測 した 16-20)。測定方法は、①検者が被験者の喉頭隆起および舌骨に指腹をあて、唾液嚥下 を繰り返させる。喉頭隆起と舌骨は嚥下運動に伴って指腹を乗り越え、上前方に移動し、 またもとの位置に戻る。この上下運動を確認し、下降時点を嚥下完了時点とした、②こ の運動を 30 秒間観察して、触診で確認した嚥下回数を観察値とした。喉頭挙上が完了 せず喉頭隆起・舌骨が十分移動しないまま途中で下降してしまう不完全な運動は正常な 運動と区別した。判定基準 16,18,19)は、30 秒間に嚥下回数 3 回以上を正常と判定した。 検査開始から触診法による嚥下完了時点までの時間を積算嚥下時間(積算時間)と定義 し、測定を行った 16)。 (2)改訂水飲みテスト(modified water swallowing test:MWST) 事前にディスポーザブルシリンジと蒸留水を準備し、①冷水 3ml を口腔底にシリンジ にて注ぎ嚥下を命じる、②可能なら追加して 2 回嚥下運動をさせ、最も悪い嚥下活動を 評価した。判定基準が 4 点以上なら最大 2 試行を繰り返し、最も悪い場合を評価として 3.

(5) 記載した 16,17,20-24)。評価基準は、1 点:嚥下なし、むせる and/or 呼吸切迫. 2 点:嚥下. あり、呼吸切迫(Silent aspiration の疑い) 3 点:嚥下あり、呼吸良好、むせる and/or 湿性嗄声. 4 点:嚥下あり、呼吸良好、むせない. 5 点:4 点に加え、追加嚥下運動が. 30 秒以内に 2 回可能とした。 (3)フードテスト 嚥下の口腔相の動きである食塊形成と咽頭への移送の機能について、段階的テストフ ード○R(ヘルシーフード株式会社)の粥を用い、残留部位と残留量によって評価した 25)。 測定方法 16,20-24)は、①備え付けのスプーン 1 杯(約 4g)の粥を取り込む、 ②その後 1 回嚥下、2 回嚥下後の舌背を中心に口腔内を観察した。最も悪い嚥下活動を評価し、も し評価基準が 4 点以上なら 2 試行繰り返し、最も悪い場合として記載した 判定基準は、1 点:嚥下なし、むせる and/or 呼吸切迫. であった。. 2 点:嚥下あり、呼吸切迫(Silent. aspiration の疑い) 3 点:嚥下あり、呼吸良好、むせる and/or 湿性嗄声 and/or 口腔 内残留中等度. 4 点:嚥下あり、呼吸良好、むせない、double swallow でなくなる. 点:嚥下あり、呼吸良好、むせない、single swallow でなくなる. 5. automatic double. swallow は single swallow とみなして評価した。これを 2 回行った。 (4)OD(オーラルディアドコキネシス) 音節の交互反復運動をできるだけ速く行わせて、構音器官の運動速度と規則性を評価 する方法 26)で、/pa/,/ta/,/ka/それぞれの音節を一息で可能な限り速く交互反復するこ とを指示し、5 秒間の反復運動数を測定し、その結果から 1 秒間あたりの反復回数を求 めた。26,27) 4)唾液検査 (1)安静唾液分泌速度 安静時唾液分泌速度の測定に用いた Oral Shirmer test28,29)については、眼科で涙液 量を測定するために用いられている Schirmer 試験紙 30)を応用し、実際には filter paper でできた試験紙の先端に FD&C Blue No,1(Brilliant Blue)をライン上に浸漬させ た(Color Bar TM,Schirmer Tear Test, Eagle)を用いた。測定方法 28,29)は、試験紙の 先端を下顎前歯部口腔前庭の歯肉頬移行部に置き、閉口状態で 1 分後と 3 分後の唾液浸 透量を測定した。試験紙上の目盛に印記された青色の塗料の値を測定する(1 分後に 35mm を超えていた場合はそこで終了とする) 。 (2)刺激唾液分泌速度 無味無臭のガムを用いて咀嚼時の大小唾液腺から分泌される刺激唾液分泌量、唾液分 泌速度を測定(4 分間)した 31-35)。測定方法は、①1 分間ガムを噛ませて、溜まった唾 液を嚥下させる(ガムを噛むことができない場合はここで終了する) 、②続いて 4 分間 ガムを噛ませながら、口腔内に溜まった唾液をその都度滅菌スピッツ管に吐き出させる、 ③採取した唾液の総量を計り、これを採取時間 4 分間で除し、唾液分泌速度を求める。 判定方法 31-33)は、「Very low」:<0.7ml/min 「Low」 :0.7-1.0ml/min 「Normal」 : 4.

(6) 1.0-3.0ml/min とした。 (3)唾液緩衝能 採取した刺激時唾液に Dentobuff Strip○R (Orion Diagnostica)を用いて唾液緩衝能 を測定した 31-37)。測定方法は、①ピペットを使ってストリップのテストパッドに採取し た唾液を反応させる。. ②テストパッドに染み込んだ乾燥状態の低 pH の酸が唾液で溶. 解され、唾液の緩衝能に依存する最終 pH を色調変化で判定する。判定方法 31-33)は正確 に 5 分後に色調変化に基づいて判定し、テストパッドの色が「黄」 :唾液緩衝能“低” 「緑」:唾液緩衝能“中”. 「青」 :唾液緩衝能“高”とした。. (4)総菌数 採取した刺激時唾液を検体とし、唾液中のグラム陽性細菌、特に連鎖球菌や Lactobacilli などの齲蝕病原性菌の resazurin に対する還元作用に基づく色調変化を 利用した RDtest○R (昭和薬品工業)を用いて測定した 31-33,38-41)。測定方法は、①採取した 唾液を滅菌スポイトにて約 10μl とり、Resazurin disc(RD)に滴下し、透明フィルム で両側から押さえ込み、嫌気状態とする。ただし、唾液の滴下量は少なめに、ろ紙の周 囲に一層乾燥した部分を残すようにする. ②RD を挟んだ透明フィルムを 37℃に調節し. たインキュベーター内に 15 分間保温後、disc の色調変化によってリスクを判定する。 判定 31-33)は、 「Low」 :青色「Middle」 :青紫色「High」 :紅色とし、標準比色表と対比し、 齲蝕活動性を目視判定する。 (5)Streptococcus mutans モノクローナル抗体を利用することで、唾液中の Streptococcus mutans(S.mutans) 菌数レベルを判定量的に評価することができる SALIVA-CHECK MUTANS○R (GC)を用いて 「S.mutans 数」を測定した 31-35)。測定方法 31-33)は、①付属の混和容器に刺激唾液を適 量(容器下部の目盛分)滴下する. ②混和容器内に処理液 1 SM(透明な液:アルカリ. 性)を 1 滴加え、滴下後、混和容器を 10 秒間よく振って、唾液と処理液 1 SM を混和す る. ③続いて、処理液 2 SM(黄色い液:酸性)を混和容器に 4 滴加え、混和容器を数. 秒間振って混和し、混和された液が薄緑色に変化(アルカリ性→中性)するのを確認. ④. テストデバイス SM をアルミパックから取り出し、混和容器で処理された唾液を付属の スポイトで 2 目盛分吸い取り、テストデバイス SM のサンプル窓に全量注ぐ. ⑤15 分間. 室温に放置後、コントロール窓(C 側)に太く明瞭な紫の線が表示されるのを確認し、 それと同時にテスト窓(T 側)に細い紫の線が見られた場合には陽性(レベル 3)とし て検査を終了する。 ⑥テスト窓(T 側)に線が表示されない場合には、テストデバイ ス SM のテスト窓に増感液 1 を 1 滴滴下し、続いて増感液 2 を 1 滴滴下する. ⑦15 分後. にテスト窓(T 側)細い茶色又は褐色の線が見られた場合には陽性(レベル 2)、テスト 窓(T 側)に線が見られなかった場合には陰性(レベル 1)とする。判定は、唾液 1ml あたりの S.mutans 菌数レベルが、レベル 1:105 個/ml 未満、レベル 2:105 個/ml 以上、 レベル 3:106 個/ml 以上とする。 5.

(7) (6) Lactobacilli 採取した刺激時唾液を用いて、唾液中の Lactobacilli の菌数レベルを平板状の選択 培地上で測定する Dentocult LB○R ( Orion Diagnostica)を用い測定した 31-35,41,42)。測定 方法は、①寒天スライドの両面に採取した唾液を、全表面を覆うように注ぐ。余分な唾 液を捨て、スライドは試験管内に戻す。. ②寒天スライドを 37℃で調節したインキュ. ③培養後結果を判定する。判定方法 31-33)は、キットに付属. ベーターで 4 日間培養する. した判定表を見て次のように評価した。 「クラス 0」 :103/ml 以下、 「クラス 1」 :104/ml、 「クラス 2」 :105/ml、「クラス 3」 :106/ml 。 (7)Candida 培地上のコロニーの着色により主要 Candida 種類(C.albicans C.tropicalis. C.krusei. C.glabrata. C.parapsilosis)が鑑別できる迅速鑑別培地を用いたクロ. モスラントカンジダカラー○R (関東化学株式会社)を使用して、 「Candida 菌数、鑑別」 を行った。測定方法 33)は、①採取した刺激唾液をキットに添付された滅菌綿棒を用い て、直接培地表面に塗抹. ②37℃で調節されたインキュベーター内で 48 時間培養する. ③培養後コロニーの色調・形態を観察する。判定は、48 時間培養後培地上に形成され たコロニー数と種類を付属の判定表を用いて評価した。 5)対象者への面接調査 対象者に対し、 「現在罹患している疾患」 「通院の有無」 「薬の服用」 「過去に罹患した 疾患」「喫煙」「飲酒」「かかりつけ歯科医の有無」 「最近歯科医院に通院した理由」 「歯 科医院の通院の頻度」、 「口腔清掃自立度評価」 「BDR 指標」 「口腔と義歯の清掃自立状況」 (「歯磨きは自分から進んでするか?」 「歯磨きの習慣」 「一日の歯磨きの回数」 )「口の 状況」( 「現在困っていること」 )、 「咀嚼能力指数スケール」44)について問診を行い、当 人の説明を補うために施設職員に対して「要支援度」 「要介護度」 「デイケアサービス参 加頻度」も質問した。 6)統計学的検討 本調査実施による測定項目の判定には、t-test、カイ二乗検定、Tukey-Kramer 法を 用いた。統計処理には Microsoft Office Excel 2007(Microsoft,USA)を使用し、5% を危険水準とした。 本研究は平成 20 年 8 月に東京歯科大学倫理委員会の承認を得た研究であり(承認番 号:187) 、研究内容についてはデイケアサービスを利用している在宅要支援・要介護高 齢者に文章並びに口頭にて説明を行い、同意を得た後に試料(「安静時唾液」 「咀嚼時唾 液」 「呼気」 )の採取を行った。 結果 1.揮発性硫化物(VSC)濃度 被験者 30 名の中で、Oral ChromaTM(アビリット)による測定の結果、VSC 濃度が嗅覚 6.

(8) 閾値以上の者は 15 名(男性:6 名. 女性:9 名)で全体の 50%であった(図 1-1,2) 。. [H2S] [CH3SH] [(CH3)2S]それぞれの嗅覚閾値を超えていた者は、[H2S]:3 名, [CH3SH]: 9 名, [(CH3)2S]:13 名(図 1-3) であり、 それぞれの測定値の平均値は 1740.3ppb, 116.3ppb, 467.2ppb であった。[H2S][CH3SH] [(CH3)2S]の 3 項目のうち全てが嗅覚閾値を超えてい た者は 3 名、いずれか 2 項目が嗅覚閾値を超えていた者は 4 名、いずれか 1 項目が嗅覚 閾値を超えていた者は 8 名であった。 2.口腔内健診 1)齲蝕 今回口腔内健診の結果から、平均現在歯数が 11.0 歯(0-29 歯) 、平均未処置歯数が 1.0 歯(0-7 歯) 、平均喪失歯数が 17.1 歯(1-28 歯) 、平均処置歯数が 5.8 歯(0-19 歯)、 平均 DMFT が 23.9(12-28)であった。齲蝕の有病者率(DMF 者率)は 100.0%であった。 男女を比較してみると、男性の平均現在歯数は 11.8 歯(0-29 歯)、平均未処置歯数 は 1.7 歯(0-7 歯) 、平均喪失歯数は 16.4 歯(1-28 歯)、平均処置歯数は 6.2 歯(0-19 歯) 、平均 DMFT は 23.3(16-28) 、であった。女性の平均現在歯数は 10.5 歯(0-27 歯) 、 平均未処置歯数は 0.6 歯(0-3 歯) 、平均喪失歯数は 17.5 歯(1-28 歯)、平均処置歯数 は 5.5 歯(0-16 歯) 、平均 DMFT は 23.6(12-28) 、であった(図 2-1,2) 。 年齢の比較では、 「65 歳未満」4 名では、平均現在歯数は 18.8 歯(0-29 歯) 、平均未 処置歯数は 2.3 歯(0-7 歯) 、平均喪失歯数は 9.8 歯(1-28 歯) 、平均処置歯数は 9.0 歯 (0-14 歯) 、平均 DMFT は 21.0(16-28) 、であった。 「前期高齢者」8 名では、平均現在 歯数は 14.6 歯(15-25 歯) 、平均未処置歯数は 0.4 歯(0-1 歯) 、平均喪失歯数は 13.4 歯(3-23 歯)、平均処置歯数は 9.1 歯(3-19 歯)、平均 DMFT は 22.9(13-28)、であっ た。 「後期高齢者」18 名では平均現在歯数は 7.7 歯(0-27 歯) 、平均未処置歯数は 1.1 歯(0-7 歯) 、平均喪失歯数は 20.3 歯(1-28 歯)、平均処置歯数は 3.6 歯(0-14 歯)、 平均 DMFT は 24.9(12-28)であった(図 2-3,4)。男女間および各年齢集団間には統計 学的に有意な差は認められなかった。 2)歯周病 口腔内健診の結果から、被験者 30 名から無歯顎者 9 名を除いた 21 名の平均プロービ ングデプスは 4.1mm(3mm:6 名 4mm:7 名 5mm:6 名 6mm:1 名) 、出血の有無は有:13 名 無:8 名であった。 男女の比較では、有歯顎男性 9 名の平均プロービングデプスは 3.3mm(3mm:3 名 4mm:3 名 5mm:3 名 6mm:0 名)、出血の有無は有:6 名. 無:3 名であった。有歯顎女性. 12 名の平均プロービングデプスは 4.2mm(3mm:3 名 4mm:5 名 5mm:3 名 6mm:1 名)、出 血の有無は有:7 名. 無:5 名であった(図 2-5,6,7)。. 年齢の比較で、有歯顎「65 歳未満」3 名では、平均プロービングデプスは 4.0mm(3 mm:1 名 4mm:1名 5mm:1名 6mm:0 名)、出血の有無は有:1 名 7. 無:2 名であった。.

(9) 有歯顎「前期高齢者」8 名では、平均プロービングデプスは 4.0mm(3mm:3 名 4mm:2 名 5mm:3 名 6mm:0 名) 、出血の有無は有:5 名. 無:3 名であった。有歯顎「後期高齢. 者」 10 名では、平均プロービングデプスは 4.2mm(3mm:2 名 4mm:5 名 5mm:2 名 6mm:1 名)、出血の有無は有:7 名. 無:3 名であった(図 2-8,9,10)。齲蝕の状況と同様に、. 性差と年齢には有意差が認められなかった。 3)舌苔 被験者 30 名の測定結果は、0 度:17 人,1 度:12 人,2 度:1 人であった(図 2-11,2-12)。 性差も年齢差も特には認められなかった。 4)義歯 義歯の使用状況については、被験者 30 人のうち義歯を使用している者は 21 名(全体 の 70%)おり、上顎のみの使用者は 3 名(FD:1 名 PD:2 名)、下顎のみの使用者は 0 名、上下顎とも義歯を使用している者は 18 名であった(上顎 FD :14 名. 上顎 PD:7. 名、下顎 FD:8 名 下顎 PD:10 名) (図 2-13-20)。 3.口腔機能検査 1)RSST 反復唾液嚥下テスト(Repetitive Saliva Swallowing test) 被験者 30 名の RSST の結果は、平均回数は 2.7 回(0-6 回) 、判定基準の 3 回を超え 正常と考えられる者の平均回数は 3.8 回(3-6 回)で、異常と考えられる者の平均回数 は 1.5 回(0-2 回)であった。RSST 積算時間の全体平均は 6.8 秒で、正常と考えられる 者の平均は 4.1 秒(1-20 秒)、異常と考えられる者の平均は 11.7 秒(なし-25 秒)であ った。 男女の比較で、男性 11 名の平均回数は 2.5 回(0-4 回)であった。RSST 積算時間の 平均は 4.1 秒(なし-10 秒)であった。女性 19 名の平均回数は 3.2 回(1-6 回)であっ た。RSST 積算時間の平均は 8.1 秒(1-25 秒)であった(図 3-1,2) 。性差は明確ではな かった。 年齢による比較では、平均回数はどの年齢集団も違いが認められなかったが、積算時 間は加齢が進むほど長くなる傾向を示した(図 3-3,4) 。 2)改訂水飲みテスト(modified water swallowing test:MWST) 被験者 30 名の測定結果は、1.2.3 点:0 名. 4 点:12 名. 5 点:18 名であり、異常と. 認められる者は皆無であった(図 3-5,6) 。 3)フードテスト 被験者 30 名の測定結果は、1 回目では 1.2.3 点:0 名 2 回目は 1.2 点:0 名. 3 点:2 名. 4 点:15 名. 4 点:19 名. 5 点:11 名で、. 5 点:13 名であった(図 3-7,8,9,10) 。. 性差と年齢差は明確ではなかった。 4)OD(オーラルディアドコキネシス) 被験者 30 名の測定結果で平均回数(1sec)は、/pa/:4.4 回(1.8-7.0 回) 、/ta/: 8.

(10) 4.5 回(1.4-7.8 回)、/ka/:4.2 回(1.6-6.6 回)であった(図 3-11,12) 。性差と年齢 差は明確でなかった。 4.唾液検査 1)安静唾液分泌速度 被験者 30 名の平均安静時唾液量(1min,3min)は、1min:20.3mm(2-32mm). 3min:. 28.1mm(7-35mm)であった(図 4-1,2) 。 2)刺激唾液分泌速度 被験者 30 名のうち、微量のため定量不可:2 名. ガム咀嚼不可のため未実施:1 名の. 3 名を除いた 27 名の平均刺激時唾液量(1min)は 0.6ml. であった(図 4-3,4) 。. 3)唾液緩衝能試験 被験者 30 名から、微量のため定量不可:1 名 R ○. 名を除いた 28 名の Dentobuff Strip. ガム咀嚼不可のため未実施:1 名の 2. (Orion Diagnostica)を用いた唾液緩衝能試験の. 測定結果は、High:17 名 Middle:11 名 Low:0 名であった(図 4-5,6)。 4)総菌数 被験者 30 名からガム咀嚼不可のため未実施:1 名を除いた 29 名の RDtest○R (昭和薬 品工業)を用いた「総菌数」の測定結果は、High:19 名 Middle:9 名 Low:1 名であっ た(図 4-7,8)。 5)Streptococcus mutans 被験者 30 名からガム咀嚼不可のため未実施:1 名を除いた 29 名の SALIVA-CHECK MUTANS○R (GC)を用いた「S.mutans 数」の測定結果は、レベル 1:21 名. レベル 2:4 名. レベル 3:4 名であった(図 4-9,10)。 6)Lactobacilli 被験者 30 名からガム咀嚼不可のため未実施:1 名を除いた 29 名の Dentocult LB○R ( Orion Diagnostica)を用いた「Lactobacilli」の測定結果は、クラス 0:9 名 クラ ス 1:8 名. クラス 2:4 名. クラス 3:8 名であった(図 4-11,12) 。. 7)Candida 被験者 30 名から未実施 9 名を除いた 21 名の、クロモスラントカンジダカラー○R (関 東化学株式会社)を用いた「Candida 菌数、鑑別」の測定結果は、選択培地上に Candida を認めた者が 13 名で、同定された菌はそれぞれ C.albicans:5 名 C.tropicalis:1 名. C.krusei:6 名. C.glabrata:4 名. C.parapsilosis:0 名であった。性別でみると. 男性では C.albicans の検出が特徴的で、加齢と伴に Candida の検出の増加が認められ た(図 4-13,14) 。 5.生活環境の比較 被験者 30 名に対して行った問診の結果は、 「現在罹患している疾患」について、心臓 9.

(11) 病:5 名,脳血管障害:4 名,高血圧症:19 名,肝臓病:0 名,糖尿病:3 名,腎臓病:1 名, アレルギー:3 名,リウマチ:2 名,鼻の病気:0 名,喉の病気:0 名,呼吸器疾患:1 名, 胃腸疾患:2 名,貧血:1 名,高脂血症:1 名,骨粗鬆症:2 名であった. (図 5-1)。「通. 院の有無」については、定期的に通院:26 名,通院せず:4 名という結果であった(図 5-2) 。 「薬の服用」の有無については、有:29 名,無:1 名であった(図 5-3) 。 「過去に 罹患した疾患」は、心臓病:1 名,脳血管障害:11 名,高血圧症:1 名,肝臓病:3 名,糖 尿病:0 名,腎臓病:0 名,アレルギー:1 名,リウマチ:0 名,鼻の病気:0 名,喉の病気: 0 名,呼吸器疾患:1 名,胃腸疾患:2 名,貧血:0 名,なし:3 名,不明:5 名. その他:眼. 疾患:2 名,子宮がん:2 名,盲腸:3 名,骨粗鬆症:1 名(図 5-4)となった。さらに、 「喫 煙」は以前喫煙:10 名,現在喫煙:1 名,経験なし:19 名(図 5-5)、 「飲酒」は以前飲酒: 7 名,現在飲酒:5 名,経験なし:18 名(図 5-6) 、という結果が得られた。次に、歯科医 療については「かかりつけ歯科医の有無」で、有:22 名,無:7 名,不明:1 名(図 5-7) 、 「最近歯科医院を利用した理由」の内容は、定期健診:2 名,外科処置:4 名,齲蝕処置: 2 名,歯周処置:2 名,補綴処置:12 名,不明 7 名,なし:3 名(図 5-8)、 「歯科医院の通 院」定期的:9 名. 不定期:2 名. 通院していない:19 名) (図 5-9)という結果であっ. た。一方、歯科保健行動に関しては、 「口腔清掃自立度評価」 (BDR 指標)で見ると Brushing:ほぼ自分で磨く:30 名、Denture wearing:自分で着脱:21 名、Mouth rinsing: ブクブクうがいをする:27 名. 水を口に含む程度:3 名(図 5-10,11,12)、 「口腔と義. 歯の清掃自立状況」では「自発的な歯磨き行動」について、自分から進んで清掃する: 29 名,いわれれば自分で清掃する:1 名(図 5-13) 、 「歯磨きの習慣」は、毎日清掃する: 27 名,時々清掃する:3 名(図 5-14) 、 「一日の歯磨きの回数」は 3 回:14 人,2 回:9 人,1 回:5 人,時々:2 名であった(図 5-15) 。その他「口腔内の悩み」については、硬いも のが食べにくい:14 名,頬を噛んでしまう:2 名,お茶や汁物でむせることがある:4 名, 顎の関節が気になる:2 名,口のにおいが気になる:2 名,なし:10 名(図 5-16)という 訴えであった。次に咀嚼機能に関する調査結果と、「咀嚼能力指数スケール」44]で評価 したところ、100.0:10 名,97.5:1 名,95.0:3 名,92.5:1 名,90.0:2 名,77.5:3 名,72.5:2 名,65.0:2 名,62.5:2 名,57.5:2 名,30.0:1 名:平均値:82.1(図 5-17)であった。な お、 「要支援・要介護度」は支援 1:2 名 8名. 支援 2:9 名. 1 度:4 名. 2 度:5 名. 3 度:. 4 度:2 名(図 5-18)であり、 「デイケアサービス参加頻度」は、週 1:6 名. 2:16 名. 週 3:6 名. 週. 週 4:2 名(図 5-19)という結果であった。. 6.揮発性硫化物(VSC)濃度と口腔内環境との関連 Oral ChromaTM(アビリット)を用いて口臭の客観的評価を行い、 「口臭あり」 (男性:6 名,女性:9 名) (65 歳未満:3 名,前期高齢者:4 名,後期高齢者:8 名),「口臭なし」 (男性:5 名,女性:10 名) (65 歳未満:1 名,前期高齢者:4 名,後期高齢者:10 名)に ついて歯周病、齲蝕、舌苔、義歯の有無、口腔機能、唾液検査、要支援・要介護度との 10.

(12) 関連を中心に分析した(図 6-1~6-41)ところ、「口臭の有無」と明らかな関連性が認 められたのは、 「一人平均現在歯数」 (図 6-5)であり、 「口臭あり」群の一人平均現在 歯数は 15 歯、 「口臭なし」群では 7 歯と、口臭のある者の現在歯数が明らかに多かった (p<0.05) 。3 種類の揮発性硫化物(VSC)が検出された各グループと、検出されない者 との間の相違について分析したところ、「口臭なし」群では、3 種類のいずれのグルー プより一人平均現在歯数は少なく、統計学的な有意差を認めた(図 6-26)。さらに、1 人平均歯周ポケットの深さ(PD)についても「口臭なし」群では明らかに低い値を示し、 統計学的な有意差が認められた(図 6-24)(p<0.05)。 また、「義歯の有無」と VSC との関連についても、VSC が検出されなかった者は全員 義歯を使用していた(図 6-30)。総菌数と VSC との関係についても、VSC の検出された 各グループでは総菌数レベルが高い傾向を認めた。特に「H2S」が口臭閾値以上検出さ れた者は、全て総菌数が最も高いレベルであった(図 6-40) 。 考察 1.揮発性硫化物(VSC)濃度 本調査においては、口臭測定をするために、口臭測定器 Oral ChromaTM(アビリット) を使用した。口腔内ガスの揮発性硫化物(VSC)濃度を測定するには、ガスクロマトグ ラフィーの信頼性が最も高い 45)とされているが、機器の大きさなどから臨床的な利用が 困難であり、小型の機器が必要とされている。現在発売されている小型の機器は、Oral ChromaTM 以外にも数種類存在し、それぞれに長所・短所がある 46)。本調査において口臭 測定をする際に使用した Oral ChromaTM(アビリット)は小型であり、口腔内から採取し たガス(呼気)を利用して、VSC を[H2S],[ CH3SH], [(CH3)2S]の 3 種類に分離して測定 することができ、口臭の原因物質の同定がしやすいという長所がある。ただし、測定場 所の環境に順応するまで機器の動作が不安定になるという短所があり、施設内に持ち運 び、毎回機器を設置するとなると安定するまでにかなりの時間を費やすことになる。本 調査でも、測定開始時刻前に早めに設置してテストを行ったが、安定するまでにかなり の時間が必要であった。今回使用した Oral ChromaTM とガスクロマトグラフィーとの相 関は、相関係数が 0.70 以上(p<0.0001)であり、測定精度が高いと報告されている 12,47)。 一般に口臭を分類すると、1.真性口臭症 由来(2)全身由来. 2.仮性口臭. 1)生理的口臭. 2)病的口臭 (1)口腔. 3.口臭恐怖症 (国際口臭学会. 1999 年)が挙げ. られ、これらに関連する要因として患者の疾患、歯垢、歯周病細菌、舌苔、日常生活の 自立度が関係するとされている 45,48-51)。また、口臭の原因物質として、VSC 以外にもア ンモニア、低級脂肪酸、アミン類、トリプトファン誘導体など様々である。45,48-52) 測定結果より、被験者 30 名の中で口腔内ガスの VSC 濃度が嗅覚閾値以上の者は 50% (15 名)であった。この数値はこれまで報告された森谷らの 85 歳の高齢者の割合 33%12,13)や、村田らの精神障害(統合失調症)者の割合 48%10)より高いレベルであった。 11.

(13) 男女の比較では、閾値以上の VSC 濃度を持つ男性は 6 名、女性では 9 名であった。年齢 の比較では、被験者を「65 歳未満」「前期高齢者」 (65~75 歳未満) 「後期高齢者」 (75 歳以上)の 3 群に分けて比較を行ったところ、 「65 歳未満」では閾値以上の VSC 濃度を 持つ者が 3 名(閾値以下:1 名)、 「前期高齢者」では閾値以上の VSC 濃度を持つ者が 4 名(閾値以下:4 名) 、 「後期高齢者」で閾値以上の VSC 濃度を持つ者は 8 名(閾値以下: 10 名)であった。これらの結果から、口臭の有無に関する性差および年齢差に有意差 は表れなかったが、年齢差には口臭の有病所見率について若干の加齢による低減傾向お よび年齢差が示唆された。これは、現在歯数と歯周ポケットの深さに関連したものと考 えられた。しかしながら、口臭の有無における性差,年齢差について有意差を認めない とする報告もある 53)。 2. 揮発性硫化物(VSC)濃度と口腔内環境との関連 (1)歯周病 一般的に、歯周病口臭の産生経路は原則的に生理的口臭に分類される。口臭の発生は、 歯周病の急性期は歯周病ポケット、慢性期は生理的口臭と同じく舌背がその産生の中心だ といわれており、全 VSC の 60%が舌から産生されているという報告がある 54)。また、細菌学 的に見て P.gingivalis に代表される口腔内細菌の存在が歯周病口臭に関係するのは間違い なく 55,56)、P.gingivalis は血液成分(Vit.K)の存在により増殖が促進するので、歯肉出血 をきたしやすい口腔内環境であれば、口臭の原因になりえる。口腔内細菌を[H2S]産生能で. 4 段階に分け、その分布を調べたところ、[H2S]をもっとも産生する細菌群が歯周病患者 で増加したという報告もある 57)。また、コラーゲン分解酵素を産生する歯周病原菌では [CH3SH]が大量に産生されたとする論文もある. 45,54). 。これらから、歯周病口臭の強度と. [H2S] [CH3SH]は歯周病の重症度によく比例すると言える。本研究では、3 種類の揮発性 硫化物(VSC)いずれかを口臭閾値以上有する者と全く検出されなかった者について、 歯周ポケットの深さについて分析したところ、統計学的な有意差が認められたことから、 高齢者においても歯周炎が口臭の要因であることは推測されるが、歯肉からの出血につ いては関連性が認められなかった。 (2)齲蝕 一般に齲蝕と口臭の関係については、齲蝕原性細菌は有機酸を産生し VSC に対しては 抑制的に作用すると言われているが 45)、本研究でも DMFT と口臭の間に有意な関連は認 められなかった。しかしながら、口臭の有無と一人平均現在歯数の間には統計学的に有 意な関連があった。これは現在歯の存在が歯周病の要因となり、歯周ポケットの形成を 促すことによると考えられた。 (3)舌苔 舌苔が VSC に及ぼす影響については、多くの報告がなされている 53,58-60)。また、歯周 疾患に罹患していると舌苔が付着しやすくなり 61)、[CH3SH]との関連も強くなるという 報告もされている 54)。舌苔は薄利上皮、微生物、白血球、食物残渣、唾液由来タンパク 12.

(14) 質等から構成され、これらの成分が、口腔内細菌の産生するタンパク質分解酵素により 分解され、チオールや二硫化物という代謝過程を経て 62)、最終的にアミノ酸、アンモニ ア、アミン類、化学的活性度の高い[H2S] , [(CH3)2S] ,その他の有機硫化物を産生す る 52,63)と同時に、付着関連因子を多数有し舌に付着する 15,64)と言われている。しかしな がら、本研究の被験者については、半数以上が付着度 0 で最大が 2 度と舌苔の付着が少 なく、口臭の程度との比較が明確でなかったと考えられる。 (4)義歯の有無 口臭の検出されなかった者に関しては、全員義歯の装着者であったことから、義歯が 直接口臭と関連するとは考えにくい。むしろ、義歯を装着している者は現在歯数の少な いことが影響している者と推測された。 (5)口腔機能検査 RSST 反復唾液嚥下テスト、改訂水飲みテスト、フードテスト、OD(オーラルディアドコ キネシス)による口腔機能検査結果と口臭との間に明確な関連性は見い出せなかった。 これは、口臭発現の要因が機能的な事実よりも歯周病など器質的な要因によることを示 唆している。 (6)唾液検査 唾液の極端な減少や分泌過多が口臭の原因になるという仮説 65)が提唱されたが、その 後の研究で疫学的には証明されなかった 66)。これは、一般健常集団において、唾液分泌 が極端に少ないかあるいは多い者は絶対的少数で、その他の口臭産生要因の影響をコン トロールすることが難しいことなどから、唾液分泌と口臭との正確な根拠を求めること は困難であると考えられる。今回の結果からも、安静時唾液分泌量・刺激時唾液分泌量 の双方で、口臭との関連は認められなかった。 口腔内の Candida は、義歯の装着、口腔内清掃不良によって多く見られ 67)、義歯装着 者や高齢者においては、典型的な Candida 病変を引き起こさないにしても、Candida 感 染が問題になることが多い。これは、高齢者の 90%ほどが一日一回以上義歯を清掃する 68). ものの、そのうちわずか 40%の者しか適切に清掃をしていないという報告 69)に起因す. る。しかし、Candida 培養から VSC が検出されないことから、Candida そのものは口臭 には直接関与しないと報告されている 70)。本研究の結果では、VSC の検出が口臭閾値以 上の者は C.albicans の検出量が閾値以下の者に比べて多い傾向を示したが、 C.glabrata の検出量に有意差は見られず、C.tropicalis, C.krusei の検出量は、閾値 以下の者の方が多かった。VSC 項目別では、[H2S] 検出者では Candida は検出されなか った。[CH3SH]検出者では C.glabrata、[(CH3)2S]検出者、[(CH3)2S]のみ検出者では C.albicans 検出量が多かった。総じて、Candida の検出と口臭の間には有意な関連性は 認められなかった。また、[H2S] 検出者では全員総菌数が多い結果であったが、 「口臭 あり」と「口臭なし」の 2 群に分けて分析してみると、総菌数、S,mutans、Lactobacilli いずれの菌数との間にも有意差は認められなかった。これは、唾液中細菌ならびに今回 13.

(15) 検出した細菌が主にグラム陽性菌であり、VSC を産生する菌種ではなかったことによる と思われた。 (7)要支援・要介護度 閾値以上の者が閾値以下の者に比べて、要支援・要介護度が高い傾向にあり、さらに、 [CH3SH] [(CH3)2S]の検出者ほど要支援・要介護度が高い傾向にあったが、いずれの結 果にも統計学的な有意差は認められなかった。 謝辞 稿を終えるにあたり、本研究論文に対し、御指導、御教鞭、御校閲を賜った、東京歯 科大学衛生学講座眞木吉信教授、多分なご協力を頂いた東京歯科大学衛生学講座、東京 歯科大学社会歯科学研究室、東京歯科大学千葉病院摂食・嚥下リハビリテーション・地 域歯科診療支援科の先生方に厚く御礼申し上げます。そして、本調査にご協力くださっ た医療法人グリーンエミネンス・介護保健施設うららの境信衛生士ならびに職員の皆様 方に感謝申し上げます。 文献 1)財団法人. 厚生統計協会:国民衛生の動向 2008 年、厚生統計協会、東京、2008 年. 2)厚生労働省大臣官房統計情報部. 人口動態・保険統計課・計析第一係:平成 19 年簡. 易生命表 3)兵頭誠治、三島克章、吉本智人、菅原栄次、菅原利夫:地域高齢者における口腔保 健状況と歯科治療の必要性に関する研究、老年歯学、20(1):p50-56,2005 4)井上映子、今井宏美、麻賀多美代、麻生智子、大谷眞千子、杉原直樹、今井光枝、 伊藤かづ子:介護老人保健施設の要介護高齢者の生活状況と口腔内環境の関連、千葉県 立衛生短期大学紀要、24(2):p5-11,2005 5)五嶋洋昭、松本勝:口臭と口腔環境および歯科保健習慣との関係に関する研究、明 海大歯誌、31(1),p86-93,2002 6)吉水智晴、荻原有希、森美智子:特別養護老人ホーム入所者における口腔ケア後の 口腔内状態とその状態間の因果関係、日衛学誌、34(2):p41-44,2005 7)上林豊彦、中野公、桐田忠昭、下岡尚史、杉村正仁:要介護高齢者の口腔内実態調 査―第1報. 特別養護老人ホームと老人保健施設との比較―、老年歯学、. 11(3),p203-209,1997 8)厚生省大臣官房統計情報部:平成 11 年度保険福祉動向調査(歯科保健)、厚生統計 協会、東京、2000 年 9)八重垣健、増井和泉、佐野祥平ほか:口臭に対する認識と行動について、鶴見歯学、 21:p457-466,1995 10)村田尚道、蓜島弘之、石川健太郎、弘中祥司、内海明美、大河内昌子、大岡貴史、 14.

(16) 山本麗子、稲本淳子、白井麻里、黒川亜紀子、杉原直樹、山田光彦、眞木吉信、向井光 恵:精神障害(統合失調症)者の口腔環境・機能の実態と口臭、障害者歯科、26: p153-161,2005 11)畔田貢、榊原典幸、水野貴行:日鋼記念病院歯科口腔外科(息分析外来)を初診し た口臭症例についての臨床統計的検討、北海道歯科医師会誌、62:p55-58,2007 12)森谷俊樹、高橋雅洋、染谷美子、阿部晶子、岸光男、稲葉大輔、佐藤保、米満正美: 岩手県 85 歳追跡調査より 85 歳における口腔内気体の VSC について-実態と口腔内診査 所見との関連-、口腔衛生学会誌、53:p600-607,2003 13)森谷俊樹、高橋雅洋、佐藤保、米満正美:85 歳における口腔内気体の VSC および その関連口腔内診査所見と ADL および QOL の測定指標との関連について、口腔衛生学会 誌、55:p153-158,2005 14)World Health Organization:Oral health surveys basic methods.4th edition,Geneva,1997 15)小島健:舌苔の臨床的研究、日本口腔外科学会誌、31(7),p1659-1676,1985 16)才藤栄一、向井美恵、鎌倉やよい、熊倉勇実、藤島一郎、山田好秋:接触嚥下リハ ビリテーション. Dysphagia Rehabilitation、p137-140、第 2 版、医歯薬出版株式会社、. 東京、2007 17)神奈川県厚木保険福祉事務所. 編:精神障害者施設における痴呆老年者を対象とし. た口腔保健ケアの支援―痴呆性老人への口腔ケア支援事業報告書―、神奈川県厚木保険 福祉事務所、神奈川県、2002 18)小口和代、才藤栄一、水野雅康、馬場尊、奥井美枝、鈴木美保:機能的嚥下障害ス クリーニングテスト「反射唾液嚥下テスト」 (the Repetitive Saliva Swallowing Test:RSST)の検討(1)正常値の検討、リハビリテーション医学誌、37(6),p375-382,2000 19)小口和代、才藤栄一、馬場尊、楠戸正子、田中ともみ、小野木啓子:機能的嚥下障 害スクリーニングテスト「反射唾液嚥下テスト」 (the Repetitive Saliva Swallowing Test:RSST)の検討(2)妥当性の検討、リハビリテーション医学誌、37(6),p383-388,2000 20)深田順子、鎌倉やよい、万歳登茂子、北池正:高齢者における嚥下障害リスクに対 するスクリーニングシステムに関する研究.日摂食嚥下リハ会誌、10(1),p31-42,2006 21)才藤栄一:分担課題「摂食嚥下機能減退の診断方法の開発」 ;平成 8 年度厚生省・ 健康政策調査研究事業個人の能力に応じた「味わい」のある食事内容・指導等に関する 研究,p37-58,1997 22)戸原玄、才藤栄一、馬場尊:videoflurography を用いない摂食・嚥下障害評価フ ローチャート,日本摂食嚥下リハ会誌,6(2),p82-92,2002 23) 深田順子、鎌倉やよい、万歳登茂子、北池正:高齢者における嚥下障害リスクに対 する他者評価尺度に関する研究.日摂食嚥下リハ会誌、10(3),p220-230,2006 24)弘中祥司:摂食・嚥下機能の検査と診断・評価. 向井美恵、鎌倉やよい編,摂食・ 15.

(17) 嚥下障害の理解とケア.第 1 版,p34-35,学研,東京,2003 25)石田瞭、向井美恵:嚥下障害の診断 Update. 新しい検査法Ⅱ―段階的フードテス. ト.臨床リハ,11(9),p820-824,2002 26) Duffy, J.R.: Motor speech disorders.Mosby, 1995. 27)西尾正輝、新美成二: Dysarthria における音節の交互反復運動.音声言語医 学,43,p9-20,2002 28)小関真理子、眞木吉信、高江洲義矩:ドライアイの症状をきたす眼科疾患患者にお ける唾液分泌速度の測定方法に関する検討,歯科学報 101:p48-56,2001 29)村田尚道、稲本淳子、石川健太郎、大岡貴史、内海明美、弘中祥司、鶴本明久、木 内祐二、杉原直樹、眞木吉信、向井美恵:統合失調症入院患者の唾液分泌に及ぼす因子 の解析―分泌量と服薬・病態との関連性について―、口腔衛生会誌、 58(3):p150-157,2008 30) Schirmer, O.: Studien zur physiologie und pathologie der Tranenabsonderung und Tranenabfuhr. Grafe`s Arch Clin Exp Ophthalmol, 56: p197-291, 1903 31)松久保隆、眞木吉信:口腔衛生学、第 5 版、一世出版株式会社、東京、2005 年 32)松久保隆、眞木吉信:口腔衛生実践マニュアル、第 2 版、一世出版株式会社、東京、 2005 年 33)松久保隆:唾液で診るう蝕リスク,日本歯科評論増刊,p69-77,2005 34)才藤純一、萩田恵子、川原由里香、秦暢宏、仙波利寿、井上孝:歯科領域における 検査の進め方. 第1回. 齲蝕活動性試験、Medical Technology、28(12):. p1361-1366,2000 35)二川浩樹、牧平清超、小川郁子:唾液検査キット総覧、デンタルハイジーン、27(2): p182-187, 2007 36)森主宜延、金城幸子、小椋正:幼児における齲蝕活動性試験(Dentocult-SM○R Strip mutans,Dentobuff○R Strip) 、小児歯科学雑誌、39(1):p110-115,2001 37)鈴木明子、鈴木章、稲葉繁:唾液を用いた臨床試験による高齢者う蝕の発生予測に 関する研究、老年歯学,12(1):p3-9,1997 38)船越禧征:う蝕活動性試験の活用―その臨床. RD テストこの活動試験をこう生か. す、小児歯科臨床、12(4):p77-79,2007 39)眞木吉信:RD テスト「昭和」の特性とその応用,RD テスト「昭和」活用マニュア ル,p3-7,1988 40)Yoshinobu Maki,Hideki Yamamoto,Yoshinori Takaesu,Mutsumi Shibuya,Yuichi Kinoshita and Kuniaki Asami:A rapid caries activity test by Resazurin disk,Bull.Tokyo dent.coll,27(1):p1-13,1986 41)Mutsumi Shibuya,Yoshinobu Maki and Yoshinori Takaesu:diurnal variation of caries activity test score with the RD test, Bull.Tokyo 16.

(18) dent.coll,27(3):p87-94,1986 42)後藤田宏也、河野善治、有川量崇、内山敏一、田口千恵子、福本雅彦、牧村正治、 小林清吾:歯科人間ドック受診後の有効な予防管理システムの構築を目的とした齲蝕リ スク診断の活用に関する予備研究―part1:齲蝕罹患別の Lactobacillus を測定する Dentocult LB の比較について―、日大歯科衛生学会、32:p1-6,2006 ○ R. 43)後藤田宏也、福本雅彦、有川量崇、内山敏一、田口千恵子、河野善治、小林清吾、 牧村正治:歯科人間ドック受診後の有効な予防管理システムの構築を目的とした齲蝕リ スク診断の活用に関する予備的研究―part2:成人を対象とした齲蝕罹患別の Cariostat○R の検討および Dentocult○R LB との比較についての研究―、 日大歯科衛生学会、 32:p23-29,2006 44)眞木吉信、杉原直樹、高江州義矩:面接調査に基づく老年者の咀嚼能力スケールの 開発と評価, 老年歯学, 9 :p165 - 173, 1995 45)八重垣健、宮崎秀夫、川口陽子:臨床家のための口臭治療のガイドライン、第一版、 p9-12、クインテッセンス出版株式会社、東京、2000 年 46)八重垣健:口臭治療の現況,北米に見る将来の歯科治療. the Quintessence Year Book. 2002:35-43, 2002 47)田中宗雄、雫石聰:口臭の診断・治療と口臭測定器の応用.歯界展 望,102:p809-817,2003 48)角田正健:医療現場でのにおい計測-口臭-、におい・かおり環境学会雑誌、36: p250-260,平成 17 年 49)角田正健:口臭の原因と対応について<その 1>,日本歯科医師会 誌,58(9):p875-881,2005 50)角田正健:口臭の原因と対応について<その 2>,日本歯科医師会 誌,58(10):p973-979,2006 51)宮崎秀夫、荒尾宗孝、岡村和彦、川口陽子、豊福明、星佳芳、八重垣健:口臭症分 類の試みとその治療必要性、新潟歯学会誌、29(1):p11-15,1999 52)渋谷耕司:生理的口臭の成分と由来に関する研究,口腔衛生会誌,51:p778-792,2001 53)Miyazaki,H.,Sakao S., et al:Correlation between volatile sulphur compounds and certain oral health measurements in the general population. J. Periodontol., 66: p679-684, 1995 54)Yaegaki K, Sanada K:Volatile sulphur compounds in mouth air from clinically healthy subjects andpatients with periodontitis. J Periodont Res, 27: 233-238, 1992 55)Tonzetich J, Mcbride BC: Characterization of volatile sulphur production by pathogenic and non-pathogenic strains of oral Bacteroides. Arch Oral Biol, 26: 963-969, 1981 56)McNamara RG, Alexander JF, Lee J:The role of microorganisms in the production 17.

(19) of oral maldor. Oral Surg, 34:41-48, 1972 57)立花好:歯槽膿漏症と口腔内硫化水素産生菌の関係.口腔病会誌,24:219-229,1957. 58) Tonzetich J: Oral malodour. An indicator of health status and oral cleanliness. Int Dent J, 28: p309-319, 1978 59)瀬戸口尚志、牧野文子、亀山秀和:口臭を主訴とする患者の口腔内気体中の揮発性イオ ウ化合物濃度と臨床状態の相関.日歯周誌,41: p302-311, 1999. 60)森谷俊樹、岸光男、相澤文恵、南健太郎、米満正美:舌苔スコアによる口臭スクリ ーニングの有効性に関する研究、口腔衛生会誌、52(1):p12-21,2002 61) Yaegaki K, Sanada K: Biochemical and clinical factors influencing oral malodor in periodontal patients. J Periodontol, 63: p783-789, 1992. 62) Tonzetich, J. and Kestenbaun, R.C.: Odorproduction by human salivaly fractions and plaque, Arch. Oral Biol., 14: p815-827, 1969. 63)寺岡加代、石川正夫、染谷耕司、浅香次夫、森谷俊樹、武井典子、市橋透:要介護 高齢者における舌苔の揮発性硫化物産生能に関する研究、口腔衛生学会雑誌、 48,p261-266,1998 64)柿木保明:舌診からわかること歯科臨床と口腔ケアへの応用.歯科評論 696,p67-79,2000 65) Loeshe W and Boever EHD: Strategies to identify the main microbial contributors to oral malodor. In Bad Breath: Research Perspectives (M.Rosenberg, ed).Ramot Publishing-Tel Aviv University, Tel Aviv, p41-54, 1995 66) Miyazaki H, Fujita C, Soh I and Takehara T: Relationship between volatire sulphur compounds and oral conditions in the general Japanese population. In Bad Breath: A Multidisciplinary Approach (Steenberghe DV and Rosenberg M ed). Leuven University Press, Leuven, pp165-179, 1996 67)菊谷武、鈴木章、稲葉繁、齊藤昇:高齢入院患者における舌背上のカンジダについ て―接取食形態、唾液分泌量との関係―、老年歯学、13(1):p23-28,1998 68) Loseche WJ, Grossman N, Dominguez L, Schork MA: Oral Malodor in the eldery. In Bad Breath: A Multidisciplinary Approach. Van Steenberghe D, Rosenberg M (eds). Leuven University Press, Leuven, Belgium, p181-194, 1996 69) Hoad-Reddick G, Grant AA, Griffith CS: Investigaton into the cleanliness of dentures in an elderly population. J Prosthet Dent, 64: p48-52, 1990 70) Niles HP, Gaffer A: Advance in mouth odor research in Bad Breath. Research Perspectives, Ramot Tel Aviv, Israel, p55-69, 1995. 18.

(20) 表1:問診票1 □自立 □特定高齢者 □通所サービス利用者 □入所サービス利用者 No.. 平成 20 年 月 日 フリガナ 氏名 生年月日 職業 家族構成 要介護度 身長(cm) 体重(kg) BMI. 明治 大正 昭和 年 月 日 (現在) (以前していた職業) ひとり 夫婦のみ 二世帯家族 三世帯家族 その他. 性別. 男 女. 年齢. 才. □非該当 要支援 □1 □2 要介護 □1 □2 □3 □4 □5. あてはまるものに○をつけてください。 心臓病 脳血管障害 高血圧症 肝臓病 糖尿病 腎臓病 アレルギー リウマチ 鼻の病 気 喉の病気 呼吸器疾患 胃腸疾患 貧血 現在かかっている病気 その他(病名: ) なし 週1回 月1回 数カ月に1回 その他 病院に通っていますか。 なし お薬を飲んでいますか。 あり 薬の名前、またはどんな薬か: 今までにかかった病気 タバコは吸いますか。 お酒は飲みますか。 かかりつけの歯科医院. 心臓病 脳血管障害 高血圧症 肝臓病 糖尿病 腎臓病 アレルギー リウマチ 鼻の病 気 喉の病気 呼吸器疾患 胃腸疾患 貧血 その他(病名: ) 吸わない 吸う(1日 本ぐらい) 飲まない 飲む(1日 ぐらい) なし あり. 最近歯科医院を受診した理由 は何ですか。. むし歯の治療 歯周病の治療 入れ歯を作る 入れ歯の修理 抜歯 顎の異常 けが 定期健診 その他(具体的に ). どのくらいの頻度で歯科医院 に行きますか。. なし 1週間に1~2回程度の治療(むし歯、歯周病、入れ歯など) 1~数ヶ月に1回程度の定期健診等.

(21) 表2:問診票2(BDR、口腔清掃自立状況) BDR指標による評価 はみがきはじぶんでしますか? (Brushing) □a. ほぼ自分で磨く □b. 部分的には自分で磨く 入れ歯の装着・取り外しは自分でできますか? (Denture Wearing) □a. 自分で着脱する □b. 着・脱のどちらかができる うがいはできますか? (Mouth Rinsing) □a. ブクブクうがいをする □b. 水を口に含む程度はする. 口腔と義歯の清掃自立状況 はみがきは自分から進んでしますか?(自発性) □a. 自分から進んで清掃する □b.いわれれば自分で清掃する はみがきの習慣はありますか?(習慣性) □a. 毎日清掃する □b. 時々清掃する 歯磨きは一日何回しますか? □a. 一日1回. □b. 一日2回. □1 : 普通歯ブラシ □2 : 電動歯ブラシ □3 : 介護用歯ブラシ □5 : デンタルフロス □6 : 歯間ブラシ □7 : 舌ブラシ □9 : コップ □10 : 洗浄ビン □11: 歯磨き粉 □13 : 入れ歯洗浄剤 □14 : バケツ、洗面器 □15:その他. □c. 自分で磨けない □c. 自分では全く着脱しない □c.水を口に含むこともできない. □c. 自発性はない □c. ほとんど清掃していない. □c.一日3回 □4 : 吸引機付き歯ブラシ □8 : 義歯ブラシ □12 : うがい薬.

(22) 表3:義歯と口腔内状況 お口の状況についてお答えください。当てはまるものに○をつけてください。 1. お口のことで何か困っていることはありますか? むし歯 歯周病 入れ歯 口が渇く 口臭 物が噛みにくい 口の中の違和感 口内炎 食べ物の味がおかしい・しない 顎の関節(音がする・痛い) その他: 2. 入れ歯を使っていますか? A. 入れ歯を使っていない。 B. 入れ歯を使っている。 3. 入れ歯を使っていると答えた方のみお答えください。 1) 入れ歯を使い始めてどれくらい経ちますか? 年 2) どのような入れ歯を使っていますか? それは上下どちらに入っていますか? A. 総入れ歯 上・下・上下とも B. 部分入れ歯 上・下・上下とも 3) 入れ歯を使っていて不便に思うことはありますか? 次の中から選んで○をつけてください(いくつでも可)。 物が噛みにくい。 話がしにくい。 異物感がある。 口のにおいが気になる。 カチカチ音がする。 顎が痛い。 その他:.

(23) 表4:問診票(食事・咀嚼能力指数スケール) 食事の状況についてお答えください。当てはまるものに○をつけてください。 1. 1日に何回、いつ食事をしますか? 回 朝 昼 晩 その他(いつ: ) 2. 間食(おやつ)を何回、いつとりますか? 回 朝食と昼食の間 昼食と夕食の間 その他(いつ: ) 3. 1回の食事にかかる時間はおおよそどれくらいですか? . 分. 4. 食事は誰ととりますか? ひとり 夫婦 家族と その他 5. 主食はどのようなものを食べていますか? ごはん かゆ パン 麺類 その他 6. おかずにはどのようなものをよく食べますか? 魚 肉 卵 大豆 緑黄色野菜 その他の野菜 果物 牛乳 海藻類 イモ類 その他 7. 食べ物がよく噛めますか? A. よく噛める B. あまりよく噛めない C. ほとんど噛めない 8. 次の食べ物は噛めますか?. A. 噛めない (0) B. あまり噛めない (2.5) C. どちらとも言えない (5.0) D. 何とか噛める (7.5) E. 噛める (10.0). 1. 魚肉 A. 噛めない B. あまり噛めない C. どちらとも言えない D. 何とか噛める E. 噛める 2. ごはん A. 噛めない B. あまり噛めない C. どちらとも言えない D. 何とか噛める E. 噛める 3. ちくわ A. 噛めない B. あまり噛めない C. どちらとも言えない D. 何とか噛める E. 噛める 4. かまぼこ A. 噛めない B. あまり噛めない C. どちらとも言えない D. 何とか噛める E. 噛める 5. こんにゃく A. 噛めない B. あまり噛めない C. どちらとも言えない D. 何とか噛める E. 噛める 6. 鳥肉 A. 噛めない B. あまり噛めない C. どちらとも言えない D. 何とか噛める E. 噛める 7. りんご A. 噛めない B. あまり噛めない C. どちらとも言えない D. 何とか噛める E. 噛める 8. はくさい A. 噛めない B. あまり噛めない C. どちらとも言えない D. 何とか噛める E. 噛める 9. せんべい A. 噛めない B. あまり噛めない C. どちらとも言えない D. 何とか噛める E. 噛める 10. ピーナッツ A. 噛めない B. あまり噛めない C. どちらとも言えない D. 何とか噛める E. 噛める 合計. 0.0.

(24) 表5:唾液検査用紙 唾液 刺激唾液量 緩衝能(Dentbuff) Schirmer test (mm) 口腔内細菌 RD test ラクトバチルス判定量試験 ミュータンス判定量試験 口腔内カンジダ培養検査 菌 種:コロニー数. ml □ low (≦4.0) □ middle (4.5 ~ 5.5) □high (≧6.0) 1min. : 3min. : 5min. :. □L □M □H □103 □104 □105 □106 5. 5. *舌分界溝より前方の舌苔付着面積を測定 *薄い舌苔:厚さ1mm未満 *厚い舌苔:厚さ1mm以上 表7:口腔機能検査 嚥下機能テスト. □1 : □2 : □3 : □4 : □5 :. 6. □C.albicans: □C. glabrata: □C.tropicalis: □C. krusei: □ C. parapsilosis:. 表6:舌苔付着状況 舌苔の付着度(小島の分類による) □0 : なし □1 : 面積1/3程度・薄い舌苔 □2 : 面積2/3程度・薄い舌苔、または、面積1/3程度・厚い舌苔 □3 : 面積2/3程度以上・薄い舌苔、または、面積2/3程度・厚い舌苔 □4 : 面積2/3程度以上・厚い舌苔. RSST(30秒) RSST積算時間. 6. □10 CFU/ml 未満 □10 ~10 CFU/ml □ 10 CFU/ml 以上. 回 1回目 秒. 水飲みテスト 嚥下なし、むせる and / or 呼吸切迫 嚥下あり、呼吸切迫(不顕性誤嚥の疑い) 嚥下あり、呼吸良好、むせる and / or 湿性嗄声 嚥下あり、呼吸良好、むせない 4に加え、反復嚥下が30秒以内に2回可能.

(25) Name Root Caries : □1. yes □2. no. Recession : □1. yes □2. no 8. 7. 6. 5. 4. 3. 2. 1. 1. 2. Date WSD : □1. yes □2. no 3. 4. 5. 6. /. 7. /. 8. PCR TM BOP. PCR TM BOP. PD. PD 8. 7. 6. 5. 4. 3. 2. 1. 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. root caries. root caries. upper. upper 8. 7. 6. 5. 4. 3. 2. 1. 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. lower. lower. root caries. root caries 8. 7. 6. 5. 4. 3. 2. 1. 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. PD. PD. BOP TM PCR. BOP TM PCR 8 7 6 5 図1:口腔内健診用紙. 4. 3. 2. 1. 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8.

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参照

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