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1. 一般泌尿器科・呼吸器外科病棟における緩和ケアの現状と課題 ―STAS-J導入に向けた検討を行って―(第19回群馬緩和医療研究会<セッション1>)

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Academic year: 2021

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第19回群馬緩和医療研究会

日 時:平成 21年 3月 1日 (日) 会 場:伊勢崎市境文化 合センター 世話人:高橋 育 (伊勢崎市民病院 緩和ケアチーム)

セッション1>

座長:山賀 章一(社会保険群馬中央綜合病院) 1.一般泌尿器科・呼吸器外科病棟における緩和ケアの 現状と課題 ―STAS-J 導入に向けた検討を行って― 金子 順子,宮野 佳子,磯部 陽子 金沢 香織,田中 雅世,金子 愛 (館林厚生病院 西4階病棟) 【はじめに】 近年, ホスピスや緩和ケア病棟で STAS-J を活用することで, 病棟の問題を同定し改善すると共に, より全人的なケアにつなげられるなどの効果が報告され ている. そこで今回, 一般病棟でも活用できるのではな いかと え, 病棟の緩和ケアグループを中心に検討を 行った. それにより当病棟の現状や今後の課題が明らか となり, STAS-J導入を図る方向性が見えたので報告す る. 研究期間>H20年 8∼12月 研究方法>過去の症例 や入院中の症例に STAS-Jを活用し, 行ったケアを 察 する. 【結果・ 察】 病棟の現状と問題点>当病棟は痛 みや痛み以外の症状コントロールに積極的である. 各科 共に週 1回ずつ多職種でのカンファレンスがあり職種間 のコミュニケーションは良好である. 看護師間も固定 チームごとにベッドサイドカンファレンスを行い情報の 共有を図っている. 患者・家族と医療スタッフ間も話し やすい 囲気があり, 状況に応じて IC も行われている. しかし, 患者の病状認識や最期の迎え方など核心に触れ る部 の会話は十 に出来ていない. 症例ごとの気づ き> A : 自宅へ帰すことが本当に良いかどうか,患者・家 族の意志を十 に確認する関わりが必要. B・C : 家族も ケアの対象であり, 家族看護の視点を持つことが重要. D : コントロールが難しい苦痛の緩和と鎮静の時期につ いて, 本人・家族との話し合いが必要. E : 患者が語ろう とする時, そこに寄り添い思いを聴けるコミュニケー ション技術の習得が必要. 【まとめ】 ① STASK-Jは, 一般病棟においても患者の情報共有や問題点の把握, 今 後のケアを えていく指標として有効. ②アセスメント に時間がかかり, スタッフに浸透させていくには緩和グ ループでのフォローが必要. ③ STAS-Jだけでは, 緩和 ケアの質向上は図れない. 患者の思いを聴けるコミュニ ケーション技術や家族看護についても学習が必要. 2.ガバペンチンの 用経験 須藤 弥生,土屋 道代,前島 和俊 (前橋赤十字病院 薬剤部) 岡野 幸子,小保 方馨,田中 俊行 阿部 毅彦 (同 かんわ支援チーム) 【はじめに】 抗てんかん薬は鎮痛補助剤として有効であ ることが知られているが, がん疼痛コントロールでは 用薬剤数が多いため, 薬剤相互作用の多い抗てんかん薬 を 用する場合注意が必要となる. 2006年 9 月に本邦で 販売開始となった抗てんかん薬であるガバペンチンは, すでに欧米にて神経因性疼痛の除痛に用いられ有効であ ることが報告されている. 今回当院かんわ支援チームが 介入した患者で, ガバペンチンの投与を試みた症例を報 告する. 【方 法】 2008年 1月∼2009 年 1月までにか んわ支援チームに依頼のあった患者で, 通常の治療で疼 痛コントロールが困難であった神経因性疼痛患者 8例に 対してガバペンチンの 用を試みた. 1日 3回投与で 200∼300mg/日より開始し, 患者の状態にあわせて最高 1200mg/日まで増量を行なった. 【結 果】 男 6例, 女 2例,平 62.3歳で,診療科は,消化器科 3例,泌尿器科 3 例, 耳鼻科 1例, 呼吸器外科 1例で, 骨転移は 6例に認め た. クロナゼパムより変 を行った症例は 5例で, 8例中 3例は投与開始後, 7日以内で疼痛コントロールが可能 となり在宅治療へ移行可能となった. 3例はガバペン開 始後 2週間以内で全身状態悪化のため投与を中止した. 1例は手術のため中止となった. 副作用として眠気の出 現は見られた症例もあったが, 全例とも重篤な副作用は 認められなかった. 【結 語】 今回, かんわ支援チーム で投与した症例を後ろ向きに検討した結果, ガバペンチ ンの投与が有効であり在宅治療へ移行できた症例もあっ たが, 全身状態悪化 2週間以内で投与中止となった症例 もあり投与開始時期については, 今後検討が必要と え た. 61 Kitakanto Med J 2010;60:61∼73

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