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JAIST Repository: 高機能粘着剤製造における新商品開発

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Academic year: 2021

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Japan Advanced Institute of Science and Technology

JAIST Repository

https://dspace.jaist.ac.jp/ Title 高機能粘着剤製造における新商品開発 Author(s) 中島, 幹 Citation 年次学術大会講演要旨集, 9: 250-251 Issue Date 1994-10-28 Type Presentation

Text version publisher

URL http://hdl.handle.net/10119/5419

Rights

本著作物は研究・技術計画学会の許可のもとに掲載す るものです。This material is posted here with permission of the Japan Society for Science Policy and Research Management.

(2)

開 口ロ 口

る キノ お ⅠⅠ 生 、 1%

レ由 止ム Ⅰ ヒヒ 楼台 古河 上口 中島 幹 ( 綜 硫化学 ) Ⅰ. はじめに 当社では溶剤系のアクリル 樹脂を原料とした 粘着剤を製造している。 顧客ニーズ へ の 対応から特に 粘着性能において 高度な条件を 達成しようと 技術開発に努めて 来た結果、 特殊な分野においてはトップシェアを 占めるに到った。 本稿ではその 背景と技術開発の 状況を紹介する。 2 。 粘着剤の特殊性 機能性化学製品 ( スペシャリティーケミカルス ) に含まれる粘着剤であ るが、 従来は 包装用テープ、 ラベルなどの 用途がほとんどであ ったが、 近年性能の向上とともに 組立 工程の省力化、 機能性の追及から 自動車用部品、 家電用部品、

LCD

用光学フィルム な ど 新しい用途が 拡がっている。 粘着剤の特殊性をあ げると け 裏 方製品であ る 包装用テープ、 ラベル、 シールなど使われた 状態では粘着剤は 外から見えず、 性能 が 判り難い。 従って性能評価の 主体がユーザ 依存になり易い。 2) ニ ソチマーケット ( 少量多品種商品 ) であ る : 接着する素材および 用途によって 粘着剤に要求される 性能が異なり、 大量生産には 不向きであ る。 め 新製品開発のニーズは 顧客から ユー ザサイドで新製品を 開発、 あ るいは性能改善を 行なう時に粘着剤への 要求性能 が 変わることから 新商品開発のニーズが 発生する。 粘着剤を製造する 立場から新製品 開発はやり難い。 4) 高度な反応制御を 必要とするバッチ 反応による製造 : 性能を確保する 為に重合反応条件の 高度な管理が 重要であ り、 反応の進行に 合わせ た バッチ運転制御の 自動化が複雑であ る。 各品種毎に原料投入から 重合反応完了まで 一連の工程で 行われ、 塗料、 インキなど 樹 脂と 顔料とを別々に 製造し、 それ等を混ぜ 合わせて多品種製造を 行な う のとは異なる。

3.

自動車用、 家電用への粘着剤の 利用 組立工程の省力化反 び 部材材質の変化から 接着、 溶接、 ビス止めに代わって 粘着剤の 使用範囲が一段と 拡がって来ている。 この分野では、 粘着剤製造メーカーとコーティンバ 加工者、 部品への組立加工者と 階 層分業で行われることが 多く、 粘着剤製造メーカ 一にとって真の 最終要求性能が 判り 難 い 。 その結果開発期間が 長くなるとか、 過剰品質によるコスト 高などが起り 易い。 一 250 一

(3)

粘着剤の性能に 対する要求が 高度になるにつれ、 分業ではなくまとめて 処理できると ころが開発力の 点で優位になっている。

L

4 CD 用光学フィルムへの 粘着剤の利用 Ⅰ兆円市場と 騒がれ、 また世界市場への 供給を日本が 独占している

LCD

であ るが、 その組立工程において 光学フィルムの 貼り合せに粘着剤は 重要な役割を 果たしている。 当社がこの分野への 開発に取り組み 始めたのは

1970

年頃 からで、 すでに

20

年強の蓄積 があ る。 LCD 用光学フィルムの 使い方には大別して 2 種類あ り、 偏光板を液晶セルに 貼 った 簡単なものと、 偏光板、 位相差板を液晶セルに 貼 った構造のものとがあ る。 この貼り合 わせに接着力、 剥がし易さ、 変形への追従 力 、 無気泡、 耐熱、 耐湿、 透明性、 を備えた 粘着剤が必要とされている。 液晶標示板の 開発においては 表示板として 必要な光学性能、 耐久性能、 を追及する 為 に 液晶セル、 偏光板、 位相差 板 、 そして粘着剤、 それぞれに高度な 技術力が要求されて おり、 単独ですべての 開発を行なうより、 各分野での専門家がそれぞれを 分担して開発 するタイアップ 方式が有効なよ う であ る。 5. 当社の開発体制 当社では研究開発、 製造、 販売までを直接行っている。

m)

研究 顧客ニーズを 製品作りに生かすには 研究部門が最も 重要であ る。 事業部門の中に 顧 客対応を目的とする 研究チームと、 全社的な研究開発センタ 一に中長期的なテーマに 取組む部門とがあ り常に両者間の 情報交換を密にしている。

2)

製造 研究が確立した 処方により年間約

10.000

トンの生産を 行っている。 反応制御は極力 自動化してあ るが、 無人化ではない。 運転員の人間性を 尊重した省力化工場であ る。 自動化は重労働からの 解放、 ミスを起こさない 運転支援に重点を 置いている。

3)

販売 研究出身者が 営業を行っている。 顧客を訪問し、 ほとんどその 場で技術的な 判断を 行ない、 顧客要求に満足する 製品が無い場合に 研究に試作依頼を 行なう。 試験用 塗工 設備があ り、 あ る程度の性能評価を 社内で行えるよ う にしている。 6, おわりに 最近海外の粘着剤ユーザーと 金 ぅ ことが多い。 欧米での 大 ぎっぱな商品構成では 満足 しなく、 細かな対応を 期待している。 その為にはこれまで 蓄積した豊富な 研究データを 有効に活用するシステムと 顧客対応についての 社内コンサンセスに 基づいたユーザー か らの信頼感、 が重要ではないかと 考えている。 , 一 251 一

参照

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