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論 文 内 容 の 要 旨

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Academic year: 2021

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様 式 第5 号(第 9 条関係)

論 文 内 容 の 要 旨

報 告 番 号 氏 名 伊 藤 巽 慶

O v e r e x p r e s s i o

n f o E3 u n i t i u q i b e s a g i l e t i t r a p i r t f t i m o 32 c s e t a l e r r o h t w i a poor s i o s n g r o p n i s t n e i t a p t h w i c i r t s a g e r c a n c

(ヒト胃癌患者における e t i t r a p i r t f i t o m 3 2 の過剰発現は予後不良に関連する)

論文内容の要旨

[目的]ユピキチンープロテアソーム系は細胞周期やシグ、ナル伝達,転写調節など様々な生命現象の 制御に関連しており,近年様々な癌においてその異常が指摘されている. e t i t r a p i r T T R I M ) o t i f ( m

p r o t e i

n y l i m a f は , R i n g domain , B b o x , d e l i o C l i o c domain からなる特徴的な共通の構造を持つp n i e t o r f

a m i l

y であり,その多くがE3 ユピキチンリガーゼ、の機能を持つとされている. TRIM32 は,E3ユピキ チンリガーゼの機能を有しており,その過剰発現が皮膚属平上皮癌や肺癌,結腸癌等の様々な腫擦で 報告されている.一方で,胃癌における T

M32 の発現異常や臨床的意義は不明である.今回,われ われは胃癌における TRIM32 の発現とその臨床病理学的意義について検討した. [方法と結果]胃癌 切除検体に対してr e m i t - l a e PCR 解析を行ったところ,癌部では,非癌部と比較しT

M32mRNA の発 現が有意に高かった.次いで,当科で根治切除術を施行した術前未治療の胃癌症例のうち, e g t a S p lA を除く 4 2 1 例(男性 5 0 1 例,女性37 例)の切除標本に対して抗 TRIM32 抗体で免疫組織染色を行い,臨 床病理学的因子及び予後との関連を検討したところ, T

M32 の発現と臨床病理学的因子との開に,

相関は認められなかった.予後についての検討で、は, TRIM32 高発現腫虜患者の5年の全生存率及び無 再発生存率は51 . 9 / 5 . 1 2% と , TRIM32 低発現群の7 5 5 . 9 . 2 7 / 切と比較し,ともに有意に不良で、あった.術 後の再発頻度はTRIM32 高発現群で有意に高く,特に血行性再発の頻度が高かった(オッズ比 0 0 2 . 3 , 95%CI . 1 7 0 3 0 . - 1 2 0 1 , . ) 5 0 4 . 0 p = 多変量解析の結果, TRIM32 高発現は独立予後不良因子で、あった(ハ ザード比2. 3 8 8 ,9 5 9

C I . 1 4 8 8 - 2

4.

) 8 2 .さらに n v i o r t i 実験系で,ヒト胃腺癌細胞株MKN45 , MKN74 の

TRIM32 発現を, siRNA を用いてノックダウンし,増殖能に与える影響について検討したところ,

T

M32 ノックダウン細胞株はコントローノレに比べ,有意に増殖能が低下していた. Westem t o l b でタ ンパクの発現を分析した結果, TRIM32 ノックダウン細胞株ではアポトーシスのマーカーである c

l e a v e

d PARP , d e v a e l c e s a p s a c 3の発現が増加していた. [結語] TRIM32 の発現レベルは,胃癌術後

再発の危険因子であり,特に血行性再発の危険因子であった .T

M32 は,胃癌細胞内においてアポ

トーシスを抑制することで,癌の増殖に関与する可能性が示唆された. TRIM32 は胃癌に対する新た

な予後予測のバイオマーカーとなりうると考えられる.

参照

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