平 成 18 年 度
廃棄自転車の処理調査補助事業報告書
平 成 19 年 3月
社団法人 自転車協会
ま え が き
この報告書は、平成 18 年度廃棄自転車の処理調査補助事業として、品目別廃棄物処理・リサ イクルガイドラインについての検討をテーマに調査したものであります。
本事業により、自転車業界の循環型社会における処理体制を検討する上で、お役に立てれば 甚だ幸いとするところであります。
おわりに、本調査に深いご理解とご協力をいただいた各位ならびにご指導賜りました委員の 方々に厚く感謝の意を表します。
平成 19 年3月
(社) 自 転 車 協 会 理事長 島 野 喜 三
目 次
第1章 事業の概要
1.本専門委員会の取組みテーマ --- 1
2.事業の実施経過 --- 1
(1)専門委員会の開催 --- 1
(2)平成 18 年度廃棄自転車の処理調査専門委員会名簿 --- 2
第2章 廃棄物処理・リサイクルガイドラインについて
1.ガイドラインの目的 --- 32.ガイドラインの性格 --- 3
3.ガイドライン制定の経緯 --- 3
4.廃棄物処理・リサイクルガイドライン品目別ガイドライン(自転車) --- 5
第3章 電動アシスト自転車に使用する二次電池の取り外し方の推移
1.自転車本体からバッテリーケースの取り外し方の推移 --- 7第4章 二次電池のリサイクル状況調査
1.日本リサイクルセンター(株)におけるリサイクル状況について --- 92.二次電池のリサイクル状況 --- 11
第5章 まとめ
1.電動アシスト自転車本体から二次電池容器(ケース)を容易に取り外しできる 構造について --- 252.リサイクル工場で二次電池容器(ケース)から二次電池を容易に取り外しでき る構造について --- 26
3.リサイクルの推進について --- 27
第6章 資料編
1.指定再利用促進製品における再生資源の利用の促進に関する判断基準(電動ア シスト自転車) --- 292.指定再資源化製品を部品として使用する製品における判断基準(電池のみ) --- 32
第1章 事 業 の 概 要
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第1章 事業の概要
1.本専門委員会の取組みテーマ
品目別廃棄物処理・リサイクルガイドラインの見直しについて
(1)リデュース・リユース・リサイクルへの設計・製造段階での配慮。
① 資源有効利用促進法の指定も視野に入れつつ、3R配慮設計に基づく長寿命化設計 された部品の利用を拡大し、自転車のロングライフ化を推進する。また、環境配慮型 製品に関する技術開発を推進する。
② 電動アシスト自転車に使用する二次電池の取り外し容易化を図る。
a 電動アシスト自転車本体から二次電池容器(ケース)の取り外し容易化を図る。
b リサイクル工場で二次電池容器(ケース)からの二次電池を容易に取り外しでき る構造。
(2)リサイクルの推進
リサイクル可能率の目標値 67%については、現状に於いて達成されているので、リサ イクルの推進については、新たな観点で内容を検討する。
2.事業の実施経過
(1)専門委員会の開催
1)第1回廃棄自転車の処理調査専門委員会(平成 18 年 12 月1日開催)
平成 18 年度廃棄自転車の処理調査専門委員会の取組みテーマについての検討を行 い、品目別廃棄物処理・リサイクルガイドの見直しについて検討することとした。
2)第2回廃棄自転車の処理調査専門委員会(平成 19 年3月2日開催)
電動アシスト自転車に使用する二次電池の取り外し方の推移、二次電池のリサイク ル状況の実態調査及び品目別廃棄物処理・リサイクルガイドラインについてのまとめ について検討を行い、委員各位了承した。
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(2)平成 18 年度廃棄自転車の処理調査専門委員会名簿
(敬称略、順不同)
区分 氏 名 所 属 ・ 役 職 名 委員長 吉田 捷二 学識経験者
委 員 荒木 祐二 ホダカ株式会社 ASQA ゼネラルマネージャー
〃 乾 克己 三洋電機株式会社 営業推進部電動自転車課長
〃 小崎 恵三 株式会社 コザキトレイディング 代表取締役
〃 小鷹狩幸一 財団法人 自転車産業振興協会 統括事業部長
〃 佐藤 貞男 日本自転車製造卸協同組合連合会 事務局長
〃 佐藤 成美 日本自動車軽自動車商協同組合連合会 事務局長
〃 鍋谷 省三 パナソニックサイクルテック株式会社 チームリーダー 生産技術担当部長代理
〃 西山 吉信 宮田工業株式会社 自転車事業部 新規事業担当部長 副理事
〃 尾池 義翁 大阪府自転車軽自動車商業協同組合 理事長
〃 山田 豊彦 株式会社 中央貿易 代表取締役社長
〃 渡辺 裕雄 ブリヂストンサイクル株式会社 経営企画担当部長
第2章 廃棄物処理・リサイクルガイドラインについて
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第2章 廃棄物処理・リサイクルガイドラインについて
「廃棄物処理・リサイクルガイドライン」とは
1.ガイドラインの目的
品目別・業種別「廃棄物処理・リサイクルガイドライン」は、産業構造審議会が、事業者 が廃棄物処理・リサイクルとして取り組むべき事項を提示することにより、事業者の自主的 な取り組みを促進することを目的としている。
2.ガイドラインの性格
資源有効利用促進法に基づく3Rの推進の活動を法により指定された品目・業種に留まら ず、更に広い品目・業種にわたって取り組むための目標を示したもので、以下の性格を有し ている。
(1)リサイクル関連法の対象でない品目・業種についての自主的な取り組みの集大成
(2)リサイクル関連法の対象である品目・業種についての実施指針
3.ガイドライン制定の経緯
わが国は廃棄物の最終処分場の逼迫、資源の将来的な枯渇の可能性等の環境制約、資源制 約に直面しており、大量生産、大量消費、大量廃棄型の経済社会を転換し、循環型社会を形 成することが急務となっている。
このような状況の中で、平成2年8月、通商産業大臣より産業構造審議会に対して「廃棄 物処理・再資源化対策のあり方」について諮問を行い、これを受けて同審議会に廃棄物処理・
再資源化部会が設置され、審議を行った。
この結果、平成2年 12 月に「今後の廃棄物処理・再資源化対策のあり方」として答申が取 りまとめられた。その中で、事業者が遵守すべき事項を提示することにより、事業者の自主 的な取り組みを促進することを目的として、15 品目別リサイクルガイドライン及び 10 業種 別リサイクルガイドラインが策定された。その際、原則毎年フォローアップすることを併せ て提言している。
その後、リサイクルガイドラインは、内容の充実、強化を図るために累次改定が行われ、
資源有効利用促進法が平成 13 年4月から施行されたことを踏まえ、平成 13 年7月には産業 構造審議会 廃棄物・リサイクル小委員会にて6度目の改定が行われ、35 品目別リサイクル ガイドライン及び 18 業種別ガイドラインが策定された。
-7-
バッテリー ロックレバー
バッテリーロックキー
サドルレバー
バッテリー ロック キー
バッテリーグリップ
バッテリーロック
フック
バッテリーハンドル
バッテリー
バッテリーハンドル
バッテリー
バッテリー
バッテリーロックキー
取り外し
第3章 電動アシスト自転車に使用する二次電池の取り外し方の推移
1.自転車本体からバッテリーケースの取り外し方の推移 1995 年~2000 年
サドルレバーを押し上げながら サドル後方を持ち上げます。
バッテリーロックにキーを差し込んで、
右に回転させ、ロックを解除します。
バッテリーのグリップを上げて、
バッテリー全体を抜き出します。
1996 年~1998 年
バッテリーロックにメインスイッチのキーを差し 込んで左に回し、バッテリーグリップを持ち上げ ます。
バッテリー前側のフックを外します。
1996 年~2002 年
バッテリーロックにキーを差して、時計方向に 回します。
バッテリーロックレバーが上がり、
バッテリーロックレバーが解除されます。
バッテリーのグリップを持ち、斜めに倒しながら 上へ引き出してバッテリーを取り出します。
2000 年~現在
バッテリーロックを外す バッテリーを支え、バッテリー ロックを時計方向に回しながら バッテリーをゆっくり手前に倒す。
(A)
バッテリーを引上げる 両手で支えながら 引上げて外す。
(B)
(C)
(D)
バッテリーケースの位置による 取り外し方の違い。
第3章 電動アシスト自転車に使用する
二次電池の取り外し方の推移
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バッテリー ロックレバー
バッテリーロックキー
サドルレバー
バッテリー ロック キー
バッテリーグリップ
バッテリーロック
フック
バッテリーハンドル
バッテリー
バッテリーハンドル
バッテリー
バッテリー
バッテリーロックキー
取り外し
第3章 電動アシスト自転車に使用する二次電池の取り外し方の推移
1.自転車本体からバッテリーケースの取り外し方の推移 1995 年~2000 年
サドルレバーを押し上げながら サドル後方を持ち上げます。
バッテリーロックにキーを差し込んで、
右に回転させ、ロックを解除します。
バッテリーのグリップを上げて、
バッテリー全体を抜き出します。
1996 年~1998 年
バッテリーロックにメインスイッチのキーを差し 込んで左に回し、バッテリーグリップを持ち上げ ます。
バッテリー前側のフックを外します。
1996 年~2002 年
バッテリーロックにキーを差して、時計方向に 回します。
バッテリーロックレバーが上がり、
バッテリーロックレバーが解除されます。
バッテリーのグリップを持ち、斜めに倒しながら 上へ引き出してバッテリーを取り出します。
2000 年~現在
バッテリーロックを外す バッテリーを支え、バッテリー ロックを時計方向に回しながら バッテリーをゆっくり手前に倒す。
(A)
バッテリーを引上げる 両手で支えながら 引上げて外す。
(B)
(C)
(D)
バッテリーケースの位置による 取り外し方の違い。
第4章 二次電池のリサイクル状況調査
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第4章 二次電池のリサイクル状況調査
1.日本リサイクルセンター(株)におけるリサイクル状況について
日本リサイクルセンターは、地球上に限られた金属資源を主原料として生産されるニッケル カドミウム蓄電池(ニカド電池)、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池、リチウムポリマー 電池などの回収・リサイクルを推進し、「希少資源の有効利用」「地球環境の保全」に役立つよ う、使用済み充電式電池の再生処理に取り組んでいる会社である。
「資源有効利用促進法の施行に伴って」2001 年4月1日から、電池メーカーとそれを内臓す る機器の製造メーカーに小形充電式電池のリサイクルが義務づけられた。有限責任中間法人J BRCは電池メーカー各社と充電式電池使用機器製造メーカー各社により、小形充電式電池の 回収・リサイクル活動を行なう事を目的として設立された。日本リサイクルセンターは、JB RCの小形充電式電池処理業務を委託されている。
●会社概況
設 立 1976(昭和 51)年 11 月6日 資 本 金 5千万円
代表取締役 増田康次 従 業 員 約 50 名
●所在地
本 社 大阪府大阪市北区西天満6丁目3番 19 号 佃 工 場 大阪府大阪市西淀川区佃6丁目 10 番 39 号 中 島 工 場 大阪府大阪市西淀川中島2丁目9番 141 号
●営業内容
・充電式電池及びその製造工程屑の回収、金属再生処理
・非鉄金属材料、非鉄金属屑及びその加工品の売買
・非鉄金属の再生加工
・有限責任中間法人JBRC処理委託会社
●産業廃棄物等に関する取扱い各種許可
・産業廃棄物処分許可
・産業廃棄物収集運搬業許可
・特別管理産業廃棄物処分業許可
・特別管理産業廃棄物収集運搬業許可
・金属くず業許可
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●中島工場の概況(訪問見学した工場)
・整備ベル型真空加熱炉2基(処理能力:4.0t/日:24h)
・ポット型真空加熱炉2基(処理能力:4.0t/日:24h)
・連続式乾燥炉1基(処理能力:1.5t/日:8h)
・破砕機1基(処理能力:4.9t/日:7h)
・脱臭装置3基(各炉に対応)
・バグフィルター3基(各炉に対応)
・解体設備一式(処理能力:4.3t/日:7h)
・中和設備一式(処理能力:0.6 ㎥/日:7h)
・バグフィルター2基(建屋集塵用)
●環境保全設備
環境保全設備を充実させ、処理工程中(真空加熱炉、ベル型真空加熱炉、ポット型真空加 熱炉、連続式加熱炉、連続式乾燥炉)で発生する集塵を無害化させて大気へ放出している。
-11-
2.二次電池のリサイクル状況
使用済み二次電池の受け入れ倉庫
使用済み二次電池の受け入れ場所
送付されてきた使用済み二次電池の一時保管場所
二次電池の分類作業
-12- 分別・計量作業
二次電池の分別・計量作業
持ち込まれた二次電池を種類別に分別すると共に、電池 の計量作業が行なわれている
-13- 電動アシスト自転車用二次電池
電池ケースに入った状態で 送付されたNi-Cd電池
電池ケース無しの状態で 送付されたNi-Cd電池
-14- 電動アシスト自転車用電池
電池ケース無しで送付された電池
電池ケース付きで送付された電池
-15-
リチウムイオンコバルト電池とリチウムイオンマンガン電池に分類
リチウムイオンマンガン電池
リチウムイオンコバルト電池
-16-
電池のリサイクル工程
ニカド電池
ニッケル水素電池
破砕機
電池の種類ごとに破砕機に投入し、
電池ケースを破砕してケース樹脂を 取り除く
破砕機
リチウムイオン電池
加 熱 処 理
-17- ホッパーから二次電池を破砕機へ投入
上方から吊り下がっているホッ パーには電池ケースごとの二次 電池が入っておりホッパーの接 続により破砕機へ投入される
-18- 破砕機
電池ケースを破砕して電池のみを取りだす
破砕機で粉砕し磁気分類によって樹脂と電池が分類され 電池のみが取り出される
-19- 加熱再生処理炉
電池の種類ごとに加熱炉で再生処理される
ベル型真空加熱炉(中島工場)ニカド電池・ニッケル水素電池・リチウムイオン電池に対応。
ポット型真空加熱炉(中島工場)ニッケル水素電池・リチウムイオン電池に対応。
連続式乾燥炉(中島工場)ニッケル水素電池・リチウムイオン電池に対応。
-20- 真空加熱炉
ベル型真空加熱炉
ポット型真空加熱炉
-21-
加熱再生処理済み電池
加熱再生処理された電池から希少金属を抽出し、金属単独或いは各種金属の原料として使用さ れる。
カドミウム・インゴット鋳造炉
処理済ニカド電池
処理済ニッケル水素電池
処理済リチウムイオン電池
ニカド電池から 分離抽出されたカドミウム
電気溶解
(委託加工)
電気溶解
(委託加工)
コバルト合金インゴット ニカド電池の 原料として販売
フェロニッケル インゴット
ステンレス原料と して販売
磁石鋼原料と として販売
-22- 再生処理で抽出したインゴット
加熱再生処理で抽出されたコバルト合金インゴット、
カドミウムインゴット等である。
カドミ電池から抽出されたカドミウムのインゴット
-23- 日本リサイクルセンター株式会社(中島工場)
〒555-0041 大阪市西淀川区中島2丁目9-141
第5章 ま と め
-25-
第5章 まとめ
1.電動アシスト自転車本体から二次電池容器(ケース)を容易に取り外しできる 構造について
資源有効利用促進法の指定再利用促進製品及び指定再資源化製品(電池のみ)である電動 アシスト自転車本体から容易に取り外しできる設計・構造になっているか、電動アシスト自 転車が開発・発売された過去にさかのぼって各製造メーカーの製品について調査検証した。
(1)電動アシスト自転車が開発・発売された当初のバッテリーケース 1995 年に日本で初めて開発・発売された。
日本で初めて開発・発売した 1995 年にさかのぼってバッテリーケースの電動アシスト 自転車からの取り外し構造を検証した。
「検証結果」
① 開発・発売当初からバッテリーケースを電動アシスト自転車に装着する構造は、バ ッテリーケースをセットして施錠する構造になっていた。
バッテリーケースの施錠を解除すれば容易にバッテリーケースを取り外すことので きる設計・構造であることを確認した。
② その後(1996 年~2000 年)数社のメーカーが、電動アシスト自転車の発売に参画し てきているが、バッテリーケースを電動アシスト自転車に装着する場所・形状の違い はいろいろあるもののバッテリーケースが高価なことから施錠する構造は全てのメー カーが実施している。いずれもバッテリーケースの施錠を解除すればバッテリーケー スは、容易に取り外しが出来る設計・構造に成っていることが検証された。
(2)現在の電動アシスト自転車バッテリーケースの構造
現在(2000 年~2007 年)の電動アシスト自転車のバッテリーケースについて調査した。
「検証結果」
① 電動アシスト自転車へバッテリーケースを装着する構造は、A・B・C・Dの4種 類であった。いずれも、バッテリーケースを施錠する構造になっており、解除すれば 容易にバッテリーケースを取り外すことができる設計・構造になっている。
② 施錠の方法としては、バッテリーケースと電動アシスト自転車の施錠を同一キーで 行い、使用者の利便性を考慮した盗難防止策の設計・構造の製品が多くなっている。
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(3)現在のバッテリーは、ニカド電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池等いろい ろな二次電池が採用されている。いずれも、バッテリーケースにリサイクルマークを貼 付し、使用済み二次電池を排出するときの注意書きがなされている。さらに、リサイク ル処理現場で二次電池の中身が明確に判別でき、リサイクル処理が正しく出来るリサイ クルマーク表示が出来ている検証が出来た。
2.リサイクル工場で二次電池容器(ケース)から二次電池を容易に取り外しでき る構造について
電動アシスト自転車に使用されている二次電池のリサイクルについて、日本リサイクルセ ンター(株)を訪問し、現状確認を行なった。
(1)日本リサイクルセンター(株)の主な内容
① リサイクルを行っている二次電池の種類 ニカド電池
ニッケル水素電池 リチウムイオン電池
※鉛電池のリサイクルは行なっていない。東邦亜鉛で鉛電池のリサイクルが行われ ている。
② 各地より送付された二次電池を電池の種類毎に分別作業が行なわれ、それぞれ電池 の種類毎に処理工程をへてリサイクル(希少金属)されている。
③ 電動アシスト自転車メーカー及び販売店から送付される二次電池の荷姿 電池ケースに入った荷姿 : 70%
電池ケースより二次電池を取り外した荷姿 : 30%
④ 二次電池ケースの取り外し工程
1)ニカド及びニッケル水素電池は、ケースのまま破砕機に投入し、電池ケースを破 砕して、ケースを取り除かれており、リサイクル工場でのリサイクル処理には問題 がないことを確認した。
2)リチウムイオン電池は、破砕機にかけて処理すると爆発の恐れがあるため、加熱 処理により、ケースを取り除き、リサイクル処理が行われており、上記と同様に問 題がないことを確認した。
⑤ 環境保全への対応
各二次電池は加熱炉で加熱処理される、この時発生するガスは、集塵機で一箇所へ 集められ一次燃焼、二次燃焼の後無害化して大気へ放出されている。
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3.リサイクルの推進について
リサイクル可能率の目標 67%については、現状達成されているので、リサイクル推進につ いては、新たな観点で内容を検討する。
自転車リサイクル可能率 67%は(平成 13 年度の設定)、自転車に使われている金属リサイ クル可能率を計算によって算出したものであり、現在の自転車を構成している金属素材が全 体の重量に占める割合を算出しても、既に達成されている。
また、使用済み自転車リサイクルの現状(平成 15 年度)において(財)自転車産業振興協 会が調査した廃棄自転車 649 万台の処理実態から算出されたリサイクルの現状は、金属資源 68%であるデータが報告されており、リサイクルの推進について新たな観点で検討した。
自転車リサイクル可能率 67%の達成については、業界として直接的にリサイクルの達成に 携わっているわけでなく、自治体がリサイクル処理をしている。
自転車業界が直接努力することで、その成果が現れる内容として、①BAA適合車の普及 推進、②環境負荷物質の削減推進があり、検討した結果、大半の了承が得られたので、この 内容を盛り込んで具体的な文言を検討することとした。
第6章 資 料 編
1.指定再利用促進製品における再生資源の利用の促進に関す る判断基準(電動アシスト自転車)
2.指定再資源化製品を部品として使用する製品における判断
基準(電池のみ)
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1.指定再利用促進製品における再生資源の利用の促 進に関する判断基準(電動アシスト自転車) 指定製品(別表第四) 一.浴室ユニット、二.電源装置、三.自動車、四.誘導灯、五、火災報知器、六.防犯刑法装置、七.自転車 八.自転車(人の力を補うため電動機を用いるものに限る。以下同じ。 ) 九.車いす(電動式のものに限る。 ) 、十.パーソナルコンピュータ、 (以下略) (合計 50 品目が指定されている。 ) ) 電源装置等の製造の事業を行う者の再生資源の利用の促進 に関する判断の基準となるべき事項を定める省令
(平成五年六月三十日通商産業省令第三十四号)最終改正:平成一三年三月二八日経済産業省令第九三号 再生資源の利用の促進に関する法律(平成三年法律第四十八号)第十三条の規定に基づき、電動工具 等の製造の事業を行う 者の再生資源の利用の促進に関する判断の基準となるべき事項を定める省令を次のように制定する。 (構造の工夫)
第一条電源装置等 (電源装置、 電動工具、 誘導灯、 火災警報設備、 防犯警報装置、 自転車 (人の力を補うため電動機を用い るものに限る。 ) 、 車いす (電動式のものに限る。 ) 、 プリンター、 携帯用データ収集装置、 コードレスホン、 ファクシミリ装置、 交 換機、 携帯電話用装置、 MCAシステム用通信装置、 簡易無線用通信装置、 アマチュア用無線機、 ビデオカメラ、 ヘッドホンステレ オ、 電気掃除機、 電気かみそり (電池式のものに限る。 ) 、 電気歯ブラシ、 非常用照明器具又は電動式がん具 (自動車型のものに限る。 ) をいう。 以下同じ。 ) の製造の事業を行う者 (以下「事業者」という。 ) は 、 電源装置等に使用される密閉形蓄電池 (密閉形鉛蓄電 池( 電 気量が二百三十四キロクーロン以下のものに限る。 ) 、 密閉形アルカリ蓄電池又はリチウム蓄電池をいい、 機器の記憶保持用のものを
指定再利用促進製品(別表第四) 法第 21 条 主 務大臣は、 指定再利用促進製品に係る 再生資源又は再生部品の利用を促進 するため、 主 務 省令で、指定再利用促進製品の製造、加工、修理又は 販売の事業を行う者の再生資源又は再生部品の利 用の促進に関する判断の基準となるべき事項を定めるものとする。
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除く。以下同じ。 ) の再生資源としての利用を促進するため、はんだ付けによらない密閉形蓄電池の取付け方法の採 用、密閉形蓄電池の取り外しが消費者又は当該電源装置等 の保守点検の事業を行う者にとって容易である構造の 採用その他の構造の工夫を行うものとする。 (再生資源の利用の促進のための表示等)
第二条事業者は、 電源装置等に使用される密閉形蓄電池の再生資源としての利用を促進するため、 当該機器が密閉形蓄電池を使用 する機器である旨その他の密閉形蓄電池の再生資源としての利用の促進に係る事項の電源装置等及びそれに付属する取扱説 明書その他の物品への表示又は記載を行うものとする。 (安全性等の配慮)
第三条事業者は、 前二条の規定に即して電源装置等に使用される密閉形蓄電池の再生資源としての利用を促進する際には、 電源装 置等の安全性及び耐久性その他の必要な事情に配慮するものとする。 (技術の向上)
第四条事業者は、 電源装置等に使用される密閉形蓄電池の再生資源としての利用を促進するため、 必要な技術の向上を図るものと する。 (事前評価)
第五条事業者は、 電源装置等の設計に際して、 電源装置等に使用される密閉形蓄電池の再生資源としての利用を促進するため、 第 一条及び第二条の規定に即して、あらかじめ電源装置等の評価を行うものとする。 2 事業者は、前項の評価を行うため、電源装置等の種類ごとに評価項目、評価基準及び評価方法を定めることとする。 3 事業者は、第一項の評価を行うに際し、必要な記録を行うものとする。 (情報の提供)
第六条事業者は、 電源装置等の構造、 使用される密閉形蓄電池の取り外し方法その他の電源装置等に使用される密閉形蓄電池の再 生資源としての利用の促進に資する情報の提供を行うものとする。
-31- 附 則 抄
(施行期日) 1 この省令は、公布の日から施行する。
附則(平成一三年三月二八日経済産業省令第九三号)この省令は、平成十三年四月一日から施行する。
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2.指定再資源化製品を部品として使用する製品における判断基準(電池のみ) (指定再資源化事業者の判断の基準となるべき事項)
第二十六条主務大臣は、 指定再資源化製品に係る再生資源又は再生部品の利用を促進するため、 主務省令で、 次に掲げる事項に関 し、 指定再資源化製品の製造、 加工、 修理又は販売の事業を行う者 (指定再資源化製品を部品として使用する政令で定め る製品の製造、加工、修理又は販売の事業を行う 者を含む。以下「指定再資源化事業者」という。 )の判断の基準となる べき事項を定めるものとする 指 定製品例(別表八) 一.電源装置、 二.電動工具、 三.誘導灯、 四.火災報知器、 五.防犯警報装置、 六.自転車(人の力を補うための電動機を用いるものに限る。 ) (29 製品が指定されている。 )
指定再資源化製品を部品として使用する製品(別表第八)
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○厚生労働省令|経済産業省令|環境省令第一号 資源の有効な利用の促進に関する法律(平成三年法律第四 十八号)第二十六条第一項の規定に基づき、密閉形蓄 電池の製造等の事業を行う者及び密閉形蓄電池使用製品の 製造等の事業を行う者の使用済密閉形蓄電池の自主回 収及び再資源化に関する判断の基準となるべ き事項を定める省令を次のように定める。 平 成十三年三月二十八日 厚生労働大臣 坂 口 力 経済産業大臣 平 沼 赳央 環境大臣 川 口 順子 密閉形蓄電池の製造等の事業を行う者及び密閉形蓄電 池使用製品の製造等の事業を行う者の使用済密閉形 蓄電池の自主回収及び再資源化に関する判断の基準となるべき事項を定める省令 (自主回収の実効の確保その他実施方法に関する事項) 第一条 密 閉形蓄電池(密閉形鉛蓄電池(電気量が二百三十 四キロクーロン以下のものに限り、機器の記憶保持 用のものを除く。 以下同じ。 )、 密 閉形アルカリ蓄電池 ( 機器の記憶保持用のものを除く。 以 下同じ。 ) 又 はリチウ ム蓄電池(機器の記憶保持用のものを除く。以下同じ。 )をいう。以下同じ。 )の製造等(製造又は自ら輸入した ものの販売をすることをいう。 以下同じ。 ) の 事業を行う者 (以下 『 電池製造等事業者」という。 ) は 、 当 該電池製 造等事業者が製造等をした使用済密閉形蓄電池(密閉形蓄 電池が一度使用され、又は使用されずに収集され、若 しくは廃棄されたものをいう。 以下同じ。 ) に ついて、 当該使用済密閉形蓄電池の自主回収をする場所の指定又は 回収ボックスの設置その他の自主回収のために必要な措置 を講ずることにより、当該使用済密閉形蓄電池の自主 回収をするものとする。 2 密閉形蓄電池使用製品(電源装置、電動工具、誘導灯 、火災警報設備、防犯警報装置、自転車(人の力を補 うため電動機を用いるものに限る。 ) 、車いす(電動式のものに限る。 ) 、パーソナルコンピュータ(その表示装置 であってブラウン管式又は液晶式のものを含む。 ) 、プリンター、携帯用データ収集装置、コードレスホン、ファ クシミリ装置、交換機、携帯電話用装置、MCAシステム 用通信装置、簡易無線用通信装置、アマチュア用無線 機、ビデオカメラ、ヘッドホンステレオ、電気掃 除機、電気かみそり(電池式のものに限る。 ) 、電気歯ブラシ、
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非常用照明器具、血圧計、医薬品注入器、電気マッサージ 器、家庭用電気治療器、電気気泡発生器(浴槽用のも のに限る。 ) 又 は電動式がん具 ( 自動車型のものに限る。 ) を いう。 以 下同じ。 ) の 製造等の事業を行う者 (以下「電 池使用製品製造等事業者』 という。 ) は 、 当 該電池使用製品製造等事業者が製造等をした密閉形蓄電池使用製品に 部品として使用された使用済密閉形蓄電池について、当該 使用済密閉形蓄電池の自主回収をする場所の指定又は 回収ボックスの設置その他の自主回収のために必要な措置 を講ずることにより、当該使用済密閉形蓄電池の自主 回収をするものとする。 3 電池製造等事業者及び電池使用製品製造等事 業者(以下「電池製造等事業者等」という。 )は、使用済密閉形 蓄電池を対価を得ないで自主回収するものとする。ただし 、正当な理由がある場合又は当該使用済密閉形蓄電池 が事業活動に伴って生じたものである場合は、この限りでない。 4 電池製造等事業者等は、使用済密閉形蓄電池の自主回 収をするに当たっては、密閉形蓄電池又は密閉形蓄電 池使用製品の加工、 修 理又は販売 ( 自ら輸入したものの販売を除く。 ) の 事業を行う者に対し、 必要な協力を求め るものとする。 5 電池製造等事業者等は、他の者に委託して使用済密閉 形蓄電池の回収をする場合にあっては、当該回収を受 託した者に対し、当該回収の実施の状況に閉する報告を求めるものとする。 6 電池使用製品製造等事業者は、使用済密閉形蓄電池の 自主回収をしたときは、遅滞なく、当該使用済密閉形 蓄電池の製造等をした電池製造等事業者に引き渡すものと する。ただし、自ら又は他の者に委託して、使用済密 閉形蓄電池の再資源化をすることを妨げない。 7 電池製造等事業者は、前項本文の規定により当該電池 製造等事業者が製造等をした使用済密閉形蓄電池につ いて電池使用製品製造等事業者から引取りを求められたと きは、当該使用済密閉形蓄電池を対価を得ないで引き 取るものとする。ただし、正当な理由がある場合又は当該 使用済密閉形蓄電池が事業活動に伴って生じたもので ある場合は、この限りでない。 8 電池製造等事業者等は、 使用済密閉形蓄電池の自主回収をする場所、 回収ボックス又は自主回収に係る手続、 密閉形蓄電池又は密閉形蓄電池使用製品の種類、密閉形蓄 電池の自主回収及び再資源化の必要性その他の使用済 密閉形蓄電池の自主回収の実効を確保するた めに必要な情報の公表を行うものとする。 9 電池製造等事業者等は、単独に又は共同して実施した 使用済密閉形蓄電池の自主回収の実施の状況を毎年度 公表するものとする。 1 0 電 池製造等事業者等は、あらかじめ当該電池製造等 事業者等が定めた量を超える使用済密閉形蓄電池を引き 渡した者 (電池使用製品製造等事業者を除く。 ) に 対する報奨の付与その他の使用済密閉形蓄電池の自主回収の実
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効を確保するために必要な措置を講ずるものとする。 (再資源化の目標に関する事項) 第二条 電 池製造等事業者は、前条第一項の規定による自主 回収並びに同条第七項及び第五条第一項の規定によ る引取りに係る使用済密閉形蓄電池のうち鉄、鉛、ニッケ ル、コバルト、カドミウムその他の再生資源として利 用することができる状態にされるものの総重量の当該使用 済密閉形電池の総重量に対する割合についての目標を、 次の表の上欄の使用済密閉形蓄電池の区分ごとにそれぞれ 同表の下欄に掲げる割合を下回らない範囲内において 定めるものとする。 page=“0025” 密閉形鉛蓄電池百分の五十 密 閉形アルカリ蓄電池 (密閉形ニッケル・カドミウム蓄電池に限る。 ) 百分の六十 密 閉形アルカリ蓄電池(密閉形ニッケル・水素蓄電池に限る。 )百分の五十五 リチウム蓄電池百分の三十 (再資源化の実施方法に関する事項) 第三条 電 池製造等事業者は、第一条第一項の規定による自 主回収又は同条第七項若しくは第五条第一項の規定 による引取りをしたときは、遅滞なく、自ら又は他の者に 委託して、技術的及び経済的に可能な範囲で、使用済 密閉形蓄電池のうち、鉄、鉛、ニッケル、コバルト、カド ミウムその他の再生資源として利用することができる 状態にすることができるものについては、 再生資源として利用することができる状態にすることとする。 ただし、 これによらないことが環境への負荷の低減にとって有効であるときは、この限りでない。 2 電池製造等事業者は、他の者に委託して使用済密閉形 蓄電池の再資源化をする場合にあっては、当該再資源 化を受託した者に対し、当該再資源化の実施 の状況に関する報告を求めるものとする。 3 電池製造等事業者は、単独に又は共同して実施した使 用済密閉形蓄電池の再資源化の実施の状況を毎年度公 表するものとする。 (電池使用製品製造等事業者による再資源化についての準用規定) 第四条 前 二条の規定は、第一条第六項ただし書の規定によ り使用済密閉形蓄電池の再資源化をする電池使用製 品製造等事業者について準用する。この場合において、第 二条中『前条第一項の規定による自主回収並びに同条 第七項及び第五条第一項の規定による引取り』とあるのは 「前条第二項の規定による自主回収」と、前条第一項中 『第一条第一項の規定による自主回収又は同条第七項若し くは第五条第一項の規定による引取り」とあるのは「第
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