20 万 KL LNG地下式貯槽の水圧試験 鹿島土木設計本部 正会員 深田 敦宏
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(2) 土木学会第55回年次学術講演会(平成12年9月). Ⅵ-146. 表 − 1. 4.水圧試験の結果及び考察. 使 用 材 料 及 び 設 計 に 用 い る 定 数. コンクリート設 計 基 準 強 度 f'ck=24N/mm2. ( 1 ) 底版の鉛直変位分布. E c = 2 5 k N / m m2. ヤ ン グ 係 数 鉄 筋. 各ステップ毎の鉛直変位分布は図−4に示すようにほぼ2. 材 質. SD345 fsy=345N/mm2. 降 伏 点. 次曲線を描いており、図中右側の変形が若干少ない。また、底 版中央部の最大鉛直変位量は 13mm であった。. 0.6. ( 2 ) 揚水圧と底版中央部鉛直変位の関係. STEP5. 0.5. 揚水圧と底版中央部鉛直変位との関係を図−5に示す。揚水 ていることが分かる。鉄筋の剛性を評価した換算剛性を用いた 解析値と比較すると実測値は揚水圧. 0.4N/mm2. を越えたあた. 揚水圧(N/mm 2). 圧の増加に伴って変位増分が大きくなり底版の剛性が低下し. STEP4. りから若干勾配が小さくなっている。この時の揚水圧がひびわ. 0.4. STEP3'. STEP3. STEP2 0.3 STEP1. 水位保持. 0.2. れ発生荷重とほぼ等しいことから、この荷重を境にひびわれに. 0.1. よる剛性低下の影響が発生しているものと考えられる。剛性低. 0.0. 試験終了. STEP0 0. 下の度合いは約 80%となっている。. 2 4. 6. STEP1'. 8 10 12 14 16 18 20 22 24 26 28 30 32 34 36 38 40. 時間(hr). 本貯槽の水圧試験結果(剛性残存率 80%)に対して既往の. 図−3 揚水圧の経時変化. 貯槽の試験結果(剛性残存率 50%程度)を比較すると本貯槽 20. 貯槽のスパン・有効高さ比(L/D)を表−2に示すが、これから 分かるように本貯槽以外は L/D>8 である。過去に実施した実 験から L/D=8 付近がはりとしての挙動とディープビームとし ての挙動の分岐点となるといわれており、これが本貯槽の剛性 残存率の大きさに影響していると考えられる。 ( 3 ) 底版表面のひびわれ状況. 底版鉛直変位量(mm). の残存率の方が大きい。水圧試験を実施した既往の貯槽及び本. STEP1 STEP2 STEP3 STEP4 STEP5. 15 10 5 0. 最大揚水圧作用時の底版ひび割れ状況を 270°及び 315°. 40. 30. 20. 方向で観察したが、ひび割れの発生は両方向とも中央部で格子 状、外周部で放射状と底版の配筋パターンと同様の方向性を示 った。. 0.6. 水圧試験により、厚さ 9.8m の大型 RC 円版においても通常の. 0.5. 鉄筋コンクリートとしての挙動を示すことが確認された。ま. 0.4. 表 − 2 水圧試験を実施した地下式貯槽のL/D タンク名. 貯槽A. 貯槽B. 貯槽C. 荷重として作用するものとし て解析. 揚水圧(N/mm2). なることが実大規模で確認された。. 40. ※底版自重を相殺した揚水圧が. 5.まとめ. した結果、L/D=8 付近が、はりとディープビームの境界と. 30. 図−4 底版の鉛直変位分布. した。なお、底版の最大ひび割れ幅は中央部で 0.30mm であ. た、過去数件の地下式貯槽の水圧試験の結果と本試験を比較. 10 0 10 20 底版半径方向距離(m). 解析値 実測値. 0.3 0.2 0.1. 本貯槽. スパンL(m). 62.40. 65.40. 73.80. 70.00. 部材高さ(m). 7.50. 7.40. 9.80. 9.80. 有効高さD(m). 6.76. 6.80. 9.06. 9.14. L/D. 9.23. 9.62. 8.15. 7.66. 0 0. 2. 4 6 8 10 底版中央変位量(mm). 12. 図−5 揚水圧と底版中央変位量の関係. 参考文献1)中野正文ら:14 万 KL LNG地下式貯槽底版の水圧試験,1996 年土木学会年次講演会Ⅳ-264 参考文献2)妹島淳生ら:20 万 KL LNG地下式貯槽の水圧試験,1996 年土木学会年次講演会Ⅳ-265. 14.
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