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20 万 KL LNG地下式貯槽の水圧試験 鹿島土木設計本部 正会員 深田 敦宏

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Academic year: 2022

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(1)土木学会第55回年次学術講演会(平成12年9月). Ⅵ-146. 20 万 KL LNG地下式貯槽の水圧試験 鹿島土木設計本部. 正会員. 深田. 敦宏* 1. 東京ガス生産技術部. 正会員. 中野. 正文* 2. 鹿島東京支店. 正会員. 小河. 知之* 3. 鹿島東京支店. 正会員. 社本. 芳明* 3. 1.0m. 1.はじめに. 覆土 天端 (試 験時 未施 工). DL+14,400. 屋根 現地 盤. 2.0m. 設式LNG地下式貯槽が竣工した。本貯槽の底版は. 1.0m. 2000 年6月に図−1に示す容量 20 万 KL の埋 耐水圧強度底版であり、下方からの地下水圧すなわ ち揚水圧を受ける大型鉄筋コンクリート製円版で. DL +3,500 自然 水位 2.2m. 36.0m. LNG 49.2m. ある。. DL +4,750. 1.5m. 0.212m+0.15m. 本論文では、この底版の挙動確認のために実施し. DL ‑6,000 水圧 試 験水 位. 連壁 側壁. た水圧試験について報告するとともに既往の LNG 0.212m. 地下式貯槽の水圧試験結果と比較して、大型 RC 円 底版. 2.底版の概要. 砕 石層. 9.8m. 版の挙動についての一考察を述べる。. DL‑55,050 土丹. 底版は、図−2に示すように支点間距離 70.0m、. 揚 水圧. 厚さ 9.8m の円版であり、側壁との接合(支承条. 図−1. 件)はピン・スライドである。. LNG 地下式貯槽の構造概要. 底版には、自重・揚水圧・LNG 液重・温度荷重が 作用するが最もクリティカルとなるのは空液かつ揚 水圧作用時である。この時、底版自重 0.23N/mm2 に 対して揚水圧 0.57N/mm2 が作用する。このため、底 版上筋には 6 段の太径鉄筋 D51 を、また、せん断補 強筋としても D51 を配置している。なお、底版の使 用材料等は表−1に示すとおりである。. 3.水圧試験の方法 水圧試験では底版下部に揚水圧を作用させるが、屋 根上部の覆土施工前に試験を実施した。したがって、 Rθ配 筋部. 貯槽の浮き上がり抵抗を確保するために揚水圧は設 計(自然水位)の約 85%を作用させた。水圧載荷の. 35 , 00 0 2 ,4 5 0. 1 90. 4 ,0 50. 9 ,8 00. した。. D51. 9, 61 0. の鉛直変位計測及び底版表面のひび割れ状況を観察. 3 3, 7 90. 6 段‑ D 51 c tc 19 0 5, 75 0. タイムスケジュールは図−3に示すとおり最大揚水 圧到達までを5ステップに分け、各ステップ毎に底版. 格子 配筋部 3 6, 2 40. D 4 1c tc 1 90. 図−2. 底版の配筋図. (配筋はイメージ図であり鉄筋本数・段数は省略してある). キーワード:地下タンク,底版,水圧試験,大型 RC 円版,ディープビーム,剛性残存率 *1. 〒230-0055. 神奈川県横浜市鶴見区扇島4−1. TEL044-287-5591. FAX044-287-2180. *2. 〒230-0055. 神奈川県横浜市鶴見区扇島4−1. TEL044-266-3522. FAX044-266-3557. *3. 〒107-8502. 東京都港区赤坂 6-5-30. TEL03-5561-2158. FAX03-5561-2049.

(2) 土木学会第55回年次学術講演会(平成12年9月). Ⅵ-146. 表 − 1. 4.水圧試験の結果及び考察. 使 用 材 料 及 び 設 計 に 用 い る 定 数. コンクリート設 計 基 準 強 度 f'ck=24N/mm2. ( 1 ) 底版の鉛直変位分布. E c = 2 5 k N / m m2. ヤ ン グ 係 数 鉄 筋. 各ステップ毎の鉛直変位分布は図−4に示すようにほぼ2. 材 質. SD345 fsy=345N/mm2. 降 伏 点. 次曲線を描いており、図中右側の変形が若干少ない。また、底 版中央部の最大鉛直変位量は 13mm であった。. 0.6. ( 2 ) 揚水圧と底版中央部鉛直変位の関係. STEP5. 0.5. 揚水圧と底版中央部鉛直変位との関係を図−5に示す。揚水 ていることが分かる。鉄筋の剛性を評価した換算剛性を用いた 解析値と比較すると実測値は揚水圧. 0.4N/mm2. を越えたあた. 揚水圧(N/mm 2). 圧の増加に伴って変位増分が大きくなり底版の剛性が低下し. STEP4. りから若干勾配が小さくなっている。この時の揚水圧がひびわ. 0.4. STEP3'. STEP3. STEP2 0.3 STEP1. 水位保持. 0.2. れ発生荷重とほぼ等しいことから、この荷重を境にひびわれに. 0.1. よる剛性低下の影響が発生しているものと考えられる。剛性低. 0.0. 試験終了. STEP0 0. 下の度合いは約 80%となっている。. 2 4. 6. STEP1'. 8 10 12 14 16 18 20 22 24 26 28 30 32 34 36 38 40. 時間(hr). 本貯槽の水圧試験結果(剛性残存率 80%)に対して既往の. 図−3 揚水圧の経時変化. 貯槽の試験結果(剛性残存率 50%程度)を比較すると本貯槽 20. 貯槽のスパン・有効高さ比(L/D)を表−2に示すが、これから 分かるように本貯槽以外は L/D>8 である。過去に実施した実 験から L/D=8 付近がはりとしての挙動とディープビームとし ての挙動の分岐点となるといわれており、これが本貯槽の剛性 残存率の大きさに影響していると考えられる。 ( 3 ) 底版表面のひびわれ状況. 底版鉛直変位量(mm). の残存率の方が大きい。水圧試験を実施した既往の貯槽及び本. STEP1 STEP2 STEP3 STEP4 STEP5. 15 10 5 0. 最大揚水圧作用時の底版ひび割れ状況を 270°及び 315°. 40. 30. 20. 方向で観察したが、ひび割れの発生は両方向とも中央部で格子 状、外周部で放射状と底版の配筋パターンと同様の方向性を示 った。. 0.6. 水圧試験により、厚さ 9.8m の大型 RC 円版においても通常の. 0.5. 鉄筋コンクリートとしての挙動を示すことが確認された。ま. 0.4. 表 − 2 水圧試験を実施した地下式貯槽のL/D タンク名. 貯槽A. 貯槽B. 貯槽C. 荷重として作用するものとし て解析. 揚水圧(N/mm2). なることが実大規模で確認された。. 40. ※底版自重を相殺した揚水圧が. 5.まとめ. した結果、L/D=8 付近が、はりとディープビームの境界と. 30. 図−4 底版の鉛直変位分布. した。なお、底版の最大ひび割れ幅は中央部で 0.30mm であ. た、過去数件の地下式貯槽の水圧試験の結果と本試験を比較. 10 0 10 20 底版半径方向距離(m). 解析値 実測値. 0.3 0.2 0.1. 本貯槽. スパンL(m). 62.40. 65.40. 73.80. 70.00. 部材高さ(m). 7.50. 7.40. 9.80. 9.80. 有効高さD(m). 6.76. 6.80. 9.06. 9.14. L/D. 9.23. 9.62. 8.15. 7.66. 0 0. 2. 4 6 8 10 底版中央変位量(mm). 12. 図−5 揚水圧と底版中央変位量の関係. 参考文献1)中野正文ら:14 万 KL LNG地下式貯槽底版の水圧試験,1996 年土木学会年次講演会Ⅳ-264 参考文献2)妹島淳生ら:20 万 KL LNG地下式貯槽の水圧試験,1996 年土木学会年次講演会Ⅳ-265. 14.

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参照

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