地下式貯槽底版の水圧試験時の変位挙動 隆*1
2
0
0
全文
(2) VI‑369. 土木学会第57回年次学術講演会(平成14年9月). 4.計測値と算定値の比較. 0.5. (1)鉛直変位. 0.4. STEP 3. STEP 2. 揚水圧(N/mm2). 作用水圧と底版中央下に設置した鉛直変位計の計測値の関. 0.3. 係を図-4 に示す。この図より、底版は変位が生じ始めてからひ. STEP 1. 0.2. び割れ荷重までは全断面有効による弾性挙動を示し、その後水. 0.1. 圧の増加に伴い剛性が低下し始め、除荷時の残存剛性(0.8EI. 0.0. 程度)まで低下することが判る。. 0. 20. 40. 60. 80. 100 時間(Hr). 底版上面のステップ1からの変位について、測量結果と3手. 図‑3 揚水圧の経時変化. 法の算定値を図-5 及び表-1(ステップ3のみ)に示す。いずれ 0.6. の手法においてもステップ3では、図-4の低減剛性 0.8EI を 使用することにより比較的精度良く測量値と整合する。しかし、 揚水圧(N/mm2). 端部においては、簡易式や FEM 解析 A の結果では整合性が劣 り、FEM 解析 B が最も測量値に近い値となる。 一方、ステップ2の算定値は、図-4 の加圧時の測定値及び. 0.5. STEP 3. 0.4. STEP 2 0.3. STEP 1. 0.2. 図-5 の測量値とは一致しないが、図-4 の除圧時の測定値と同. 0.1. 等になる。これは加圧時前半は底版下バネの影響を大きく受け. 0. 簡易式で0.8EI とした場合の傾き. ひび割れ荷重 0.35N/mm2 (簡易式で算定) 0. ているからと考えられ、加圧時の変位の算定には地盤バネの設 定を詳細に行うことが必要となると思われる。. 簡易式でEI とした場合の傾き. 5. 10. 15. 20. 25 鉛直変位 (mm). 30. 図‑4 揚水圧−中央下面鉛直変位 30. (2)相対変位 FEM 解析 B の解析結果の比較を示す。いずれのステッ プにおいても、両方向相対変位の解析値と計測結果がほ ぼ一致した。 揚水圧の増加に伴い、側壁による底版端部の拘束の影. 測量値. 算定値は全て0.8EIで算定. 簡易式. STEP3 底版鉛直変位 (mm). 表-2 に半径方向・鉛直方向相対変位の計測結果および. FEM解析A. 20. FEM解析B. 算定値は全てEIで算定. 10. 響が大きくなると予想されるが、FEM 解析 B において 底版・側壁間に用いた接触要素が、回転変形を適切に拘. STEP2. 束したことで実際の挙動を再現できたものと考える。. 0 0. 5.まとめ. 10. 20. *) 測量値・算定値ともSTEP1を0とする。. 1)直径 70m,厚さ 9m の底版の揚水圧載荷時においても、. 30. 40. 底版半径方向距離(m). 図‑5 底版鉛直変位量の比較. 円版構造物としての一般的な挙動を示し、簡易式や FEM 解 析で変位量を推測できる。ただし、ひび割れの発生による剛. 表‑1 ステップ3での鉛直変位量の比較. 性低下の評価は重要となる。 2)底版の鉛直変位量については、側壁下端をモデル化した FEM 解析を行った場合、端部の回転変形を考慮することによ り中央部から端部までの全体的な変位を精度良く算定出来る。. 測量結果 簡易式 FEM解析A FEM解析B. R=0m 22.5 22.7 22.9 22.5. R=20m 15.0 14.3 15.1 15.2. R=33m 4.5 2.3 2.9 4.2 単位:(mm). 3)底版の端部の目地部の相対変位については、底版-側壁間を 適切にモデル化した場合、別途側壁の FEM 解析を行わなくて. 表‑2 相対変位量の比較 半径方向 鉛直方向 も水圧試験時の指標値を簡易的に算出することが可能である。 計測結果 FEM解析B 計測結果 FEM解析B 4)今後の課題として、底版コンクリート打設時に圧縮状態と ステップ1 0.00 0.03 0.18 0.02 なる底版下面の地盤バネの評価が挙げられる。このバネ値の設 ステップ2 0.24 0.50 0.30 0.29 定を正しく行うことで、水圧が低い時点からの変位挙動がより ステップ3 0.67 0.58 0.59 0.58 単位:(mm) 精度良く再現出来ると考える。 ‑738‑.
(3)
関連したドキュメント
3-3. 高透水性供試体の解析結果 Full-formulation による解析結果をそれぞれ図 5 ,図 6 ,図 7 に示す.図 5 より供試体
2 実験方法 屋外振動台を使用し,正弦波および地震波による l軸 加振を行った.地震波については, JMA神 戸 NS波(変位
そ こで本研究で は ,
5 mm
6 2 で、各 CASE と比較すると 0.5~2.0
Ⅵ‑193.. 槽に連絡する頂設作業トンネルと底設作業トンネルは水封カーテン内に存在し,大気圧状態から地表までの 150m および 180m の水頭変化となる.その影響は,頂設トンネル付近の
4.円錐形水槽の水時計の作製 円錐形水槽に 14ℓのバケツを使用する(図-4) 。バケツは、
Ⅲ 10 評価 A ★参考(計画主要施策に関連する事務事業実績測定) ID