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結果の要旨/金沢大学大学院医学研究科

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Academic year: 2022

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(1)

小腸粘膜増殖能の加齢に伴う変化と前初期遺伝子 c‑fos,c‑junの発現に関する実験的研究

著者 根塚 秀昭

著者別名 Nezuka, Hideaki

雑誌名 博士学位論文要旨 論文内容の要旨および論文審査

結果の要旨/金沢大学大学院医学研究科

巻 平成11年7月

発行年 1999‑07‑01

URL http://hdl.handle.net/2297/15475

(2)

医博甲第1368号 平成11年3月25曰 根塚秀昭

小腸粘膜増殖能の加齢に伴う変化と前初期遺伝子c/bs,cゾリ"の発現に関する実験的研究 学位授与番号

学位授与年月日 氏名 学位論文題目

三輪晃一 磨伊正義 渡邉洋字 論文審査委員主査

副査

教授 教授 教授

内容の要旨及び審査の結果の要旨

小腸に絶食・切除・虚血などの侵襲が加わると,絨毛はまず短縮しその後増殖p再生する。そして,この増殖能は 加齢とともに低下することが知られている。

本研究では,絶食解除後の小腸粘膜増殖能の経時的推移を,幼少(5週齢)ならびに成熟(60週齢)ラットで,組 織形態,前初期遺伝子群の一種である核内転写因子c九sとcブzL7zのmRNAと蛋白の発現そして増殖細胞核抗原 (proliferatmgcellnuclearantigen,PCNA)による細胞増殖活性で比較・検討した。

得られた成績は以下のごとく要約される。

1)組織形態的に,幼少群では絶食解除後48時間で絨毛再生を認めたのに対し,成熟群では緩慢で96時間を要した。

陰窩の深さは,両群ともに絶食解除後一過性に浅くなったが,幼少群では2時間後には回復した。一方,成熟群で は回復に48時間を要した。

2)非絶食群に対するcプbs,cゾzL"の相対的mRNA発現量は,幼少群では絶食解除後2から72時間まで増加し,cプbs が2時間で3.1倍,cゾu"は24時間で2.8倍に増加した。しかし,成熟群ではc九s,cブリ"ともに有意な増加を認めな

かった。

3)免疫組織化学染色によるc-Fosとc-Jun蛋白は幼少群では増殖帯の殆どの細胞に認められたのに対し,成熟群では 絶食解除後の増殖帯に1腺管あたり1-7個の陽性細胞が見られたにすぎなかった。

4)PCNAを用いた細胞増殖活性では,幼少群における標識率が成熟群に比較し絶食解除後2時間から48時間まで有 意に高値であった。

5)TUNEL法によるアポトーシス細胞の検出では,幼少群と成熟群ともに,絶食前から絶食解除後の全期にわたり 絨毛の先端にのみ1腺管あたり1~4個の染色陽性細胞を認め,アポトーシス細胞数の変化を認めなかった。

以上の結果より,転写因子O/bsとcjzJ"の活性化が小腸粘膜絨毛の増殖活性に関与し,加齢によりこの活性化が鈍 化することが明らかになった。

本研究は,小腸粘膜増殖能の加齢に伴う変化とcプbs,cブzmの発現の関係を明らかにした点で,移植外科学ならび に消化管分子生物学上価値ある研究と評価された。

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