経済産業省
平成26年度新興国市場開拓事業
(相手国の産業政策・制度構築の支援事業(ロシア:日露
投資促進のための枠組みの在り方に関する支援事業))
最終報告
2015年02月27日
株式会社野村総合研究所 コンサルティング事業本部 グローバル製造業コンサルティング部 〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-6-5 丸の内北口ビルCopyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 1
目次
1.ロシア連邦政府及び地方政府による極東・東シベリア地域での外国投資促進
政策(外国企業への優遇策、投資環境整備状況など)
2.極東開発に関心の高い日本企業の具体的ビジネス案件および政策的ニーズ
実現可能性が高い具体的投資案件を成立させるための課題
3.1.と2.について、日露民間で共有するためのワークショップ実施報告
4.1.と2.の調査および3.の検討結果を基にまとめた提言
5.日本国内で実施したセミナーに関する報告
目次
1.ロシア連邦政府及び地方政府による極東・東シベリア地域での外国投資促
進政策(外国企業への優遇策、投資環境整備状況など)
2.極東開発に関心の高い日本企業の具体的ビジネス案件および政策的ニーズ
実現可能性が高い具体的投資案件を成立させるための課題
3.1.と2.について、日露民間で共有するためのワークショップ実施報告
4.1.と2.の調査および3.の検討結果を基にまとめた提言
5.日本国内で実施したセミナーに関する報告
Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 3
1.ロシア連邦政府及び地方政府による極東・東シベリア地域での外国投資促
進政策(外国企業への優遇策、投資環境整備状況など)
目次
1.1. ロシア連邦レベルにおける外国投資促進政策
1.1.0.ロシアにおける法体系 1.1.1. 法人格・税 1.1.2. 金融支援 1.1.3. 手続きの簡素化 1.1.4. 技術開発支援 1.1.5. 品質認定の支援 1.1.6. 人材確保支援 1.1.7. インフラの支援1.2.対象地方における外国投資促進政策
1.2.1地方レベルにおける動向 1.2.2.極東地方 (1) 沿海地方 (2) ハバロスフク地方 (3) アムール州 (4) サハ共和国 (5) サハリン州 (6) ユダヤ自治区 (7) カムチャツカ地方 (8) チュクチ自治区 (9) マガダン州
1.3. 極東・東シベリアの外国投資の課題と新型経済特区
1.2.3.東シベリア地方 (1) イルクーツク州 (2) ブリヤート共和国 (3) ザバイカリエ地方 (4) トゥヴァ共和国 (5) ハカス共和国 (6) クラスノヤルスク地方1.1.0. ロシアにおける法体系 - ロシア法律における国内投資家・外資系投資家は無差別
ロシアでは、憲法が存在する。それに基づき、連邦法、大統領令、省令、地方政府の法・
規制がある。
ロシア連邦には、憲法があり、第一プライオリティである。次に、連邦法がある。さらに、即時性の高い大統領令、省令、地方
政府が制定する法律・規制がある。
大統領令と連邦政府の省令・規制は、即時性の高い法令や、連邦法のルールや適用性を具体化するものである。
地方政府の法・規制は、現地のビジネス状況など、地域の実態に適応された法・規制である。
• 国会で決定。 主要な法律や法律の枠組みを規定。
• 民法 • 税法 • 関税法 等• 大統領が決定。連邦法より即時性が高い。
憲法
連邦法
大統領
の法令
連邦政府・省
庁の省令
• 最高プライオリティの法律。個人・法人の基礎権利が定
義される。
各地方の法律、規制など
• 政府・各省庁で決定。 極東については、極東発展省等
が省令を策定する場合が多い。
• 各地方レベルで決定。様々な分野に法律、規制を作成
する。
法 律 の プラ イオ リ テ ィ 順ロシアにおける法律・規制の階層(ヒエラルキー)図
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1.1. ロシア連邦レベルにおける外国投資促進政策
1.1.0. ロシアにおける法体系 - ロシア法律における国内投資家・外資系投資家は無差別
ロシアでは、法・規制のもとでは外資系投資家と国内投資家は、原則平等。
外国人投資家に対して、各種事業や支援プログラムの実施について法で定められている。
• 第160連邦法「外国投資について」(最終改定:2014年05月05日規定) • 国内資本と外国資本は差別なし • 外国資本に対しては、各種プログラム、事業を実施しても良い • 地方政府は、外国人投資家のための支援プログラムを実施しても良い • 大統領法令第596、601 • 手続き簡素化、投資環境改善憲法
連邦法
大統領
の法令
連邦政府・省
庁の省令
• なし
各地方の法律、規制など
• 極東発展省:新型特区法(現在策定中)に外国人投資家に対する支援事 業を記載予定(詳細は、別途記載(P60)) • 各地方レベルでは、各地方が制定 • (極東について、別途記載、P29-58) 法 律 の プ ラ イ オ リ テ ィ 順支援事業・プログラム
経済特区 ・外国人投資家の手続きの簡 素化 ・外国人向け手続き支援 など 地方投資プロジェクト(工業団 地など) ・外国人向け手続き支援など法・規制
外国投資家に対する法・規制
1.1.1. 法人格・税に関する政策 - ロシアの民法、税法と関税法と外資投資の優遇
ロシア連邦および極東の経済発展に係る主要な法律は、民法、税法、関税法の3つ。
その3つの法律でも、外国投資家と国内投資家は平等。
民法でも、外国人投資家は、法人・個人ともに、国内投資家と同等であると位置づけている。
税法でも、外国人投資家は、国内投資家と同様に課税されることを規定している。
関税法でも、外国人投資家と国内投資家は、同様な扱いであることが規定されている。
法律名 外国投資に関する主要なポイント 民法 1996年01月26日の第14連邦法 「ロシア連 邦の民法」(2013年12月28日最終改定) 外国の法人も個人も基本的にロシア法人と個人と同じ扱いを受ける。 ネガティブおよびポジティブの差別化がなく、特別にロシア連邦と外国間の国際条約がなけれ ば、普通にロシアの法律に従う必要がある。 税法 1998年07月31日の第146連邦法 「ロシア連 邦の税法、パート1」と2000年08月05日の第 117連邦法 「ロシア連邦の税法、パート2」 (2014年12月29日最終改定) 外国投資家は基本的に国内投資家と同様に課税される。 税金の種類と税率は同様である。 外国投資家および国内投資家ともに、以下の2つの場合、税優遇がある 1)経済特区に登録されるケース 2)地方投資プロジェクト(工業団地など)に参加するケース この2つのケースは税法より低い税率が認められる。具体的な税率は各ケースによって、各関 連法律・規制によって決まる。 関税法 2010年06月02日の第114連邦法 「関税同 盟の関税法の条約」(2014年05月29日最終 改定) 外資系投資家の特別扱いはない。 外国人投資家および国内投資家は、経済特区と地方投資プロジェクト(工業団地など)では、ロ シアの関税適応外(別途規定)となる場合がある。ロシアにおける基礎的な法律
Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 7 1.1. ロシア連邦レベルにおける外国投資促進政策 参考) ロシアにおける経済特区について
ロシアでは19区の経済特区が存在する。その内17区は第116連邦法に基づいて設立された。2つ
は例外的に1990年代から維持され、今後継続するかは不確実。
経済特区名 タイプ ロケーション コメント 1 Moglino 工業 プスコフ州 現時点では1社のみ立地。鉄道関連などの産業。 2 Lyudinovo 工業 カルーガ州 現時点では1社のみ立地。本格的な誘致はこれから。 3 Lipezk 工業 リペツク州 23社が立地。製鉄メーカがある。横浜ゴム含の工場あり。 4 Alabuga 工業 タタルスタン共和国 42社が立地。自動車や自動車部品がメイン。 5 Togliatti 工業 サマラ州 17社が立地。自動車や自動車部品がメイン。 6 St. Peterburg 技術 サンクトペテルブルグ市 33社が立地。IT、薬品、省エネ、精密機械の会社が集中。 7 Dubna 技術 モスクワ州 90社が立地。IT,バイオ、原子力関連の企業が集中。 8 Zelenograd 技術 モスクワ市 37社が立地。電子、省エネ、バイオ関連のハイテク企業が集中。 9 Innopolis 技術 タタルスタン共和国 建設中。 10 Tomsk 技術 トムスク州 59社が立地。IT、ナノ、医療の技術がメイン。 11 Byryuzovaya Katun 観光 アルタイ地方 17社が立地。リゾートやスポーツ関連事業がメイン。 12 Dolina Altaya 観光 アルタイ共和国 5社が立地。リゾートやスポーツ関連事業がメイン。 13 Vorota Baikala 観光 イルクーツク州 2社が立地。リゾートやスポーツ関連事業がメイン。 14 Baikalskaya Gavan 観光 ブリヤート共和国 12社が立地。リゾートやスポーツ関連事業がメイン。 15 Ulianovsk 港湾・物流 Ulianovsk州 6社が立地。航空物流、飛行機修理などがメイン。 16 Sov.Gavan 港湾・物流 ハバロフスク地方 入居企業なし。インフラ関連の改善が必要である。 17 Titanovaya Dolina 工業・地方 スヴェルドロフスク州 3社が立地。チタン関連の産業がメイン。 18 Yantar 旧型 カリーニングラード州 旧型の特区。産業フォーカスがない。 19 Magadan 旧型 マガダン州 旧型特区。100社程度の立地。地域活性化目的。延長されない可能性がある。 出所) ロシア経済特区株式会社などロシアにおける経済特区のリスト
1.1. ロシア連邦レベルにおける外国投資促進政策 1.1.1. 税に関する政策 - ロシアにおける主要な税金、税金融優遇について-経済特区のケース
ロシアでは、経済特区が19 区ある。その中でも“Alabuga”経済特区は成功事例。
海外投資家だけでなく国内投資家へも、税優遇を提供しており、経済活動を活発化させた。
ロシア連邦における主要な税金 ロシア (通常) ロシア連邦の経済特区 (Alabuga経済特区事例) 連邦レベルの税金 法人税(%), 20% 2%(最初5年間) 7%(次の5年間) 15.5%(2055年まで) 所得税 (%) 13% 13% 賃金税 (賃金に対する%) 30% 30% 付加価値税(VAT額に対する%) 18%(10%、0%) (輸出・入VAT 0%) 天然資源開発税 資源種類等による 同左 水使用税 (例:81RUB/1,000㎥、水道) 使用目的/量による 同左 物品税 商品による 同左 地方レベルの税金 法人資産税(資産価値%) 2.2%まで 0%(10年間) 車両税 車両の馬力等に応じて設定 0%(10年間) 市町村レベルの税金 土地税(土地価値%) 1.5%まで 0%(10年間) 個人資産税(個人資産) 2%まで 同左 流通税 販売施設ごとに設定 同左 出所) ロシア税法、Alabuga特区のHPなど税の優遇の事例(経済特区)
ロシア連邦では、税金優遇措置 があり、代表例は、経済特区で ある。 但し、成功した経済特区でも外 国企業の投資は少ない。 経済特区に進出しているのはロ シア企業が主体である。 経済特区内で経済活動を行う 場合、税優遇が適応される。 経済特区における税優遇は、投 資家の出身地ではなく、特区内 の登録および対象経済活動に 取り組むことである。Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 9 1.1.2. 金融支援に関する政策 - VEB措置の活用可能性
ロシアには外国投資家・外資企業向けに特化した融資支援スキームはない。
但し、外国投資家のロシア法人は、ロシアの政策融資・債務保証を活用できる。
ロシアには主に2つの政策金融機関が存在している。1つ目はVEBである。 2つ目はロシア農業銀行(Rosselhozbank)である。両行ともに、連邦政府 財務省の代表銀行になって、実際の融資や債務保証を行っている。<VEB>
VEBは政策金融機関グループになっており、100%国有法人である。VEB には、子会社として大きく分けて銀行(中小企業銀行、 Roseximbank銀行 (機械輸出支援))と、金融会社(預金機能なし)が存在している。グループの メンバーは其々のミッションを持って政策融資をサポートしている。 VEB全体は政府の経済開発政策に基づいて融資等の活動を行っている。 政府の経済開発政策には産業、企業規模、地域等から見た融資対象が設 定されている。融資強化している産業分野は、飛行機・宇宙、造船、電子・半 導体、原子力、機械、通信、医療機械・薬品等である。 地域としては北コーカスや極東における企業、プロジェクトが対象である。< ロシア農業銀行(Rosselhozbank)>
ロシア農業銀行は100%国有銀行である。当銀行のミッションはロシア国内 における農業向けに融資を提供し、農業の発展、成長に貢献することである。 手法としては、直接融資、政府による債務保証がある。ともに資金源はロシ アの国家予算であり、融資上限も国家予算法で決まる。毎年連邦予算法に よって直接融資および債務保証の使途と金額が決定される。 VEB(Bank for Development)
North Caucasus Development Corporation VEB Asia VEB Engineering VEB Innovation VEB Capital Far East Development Fund VEB Leasing
Federal Center for Project Finance 中小企業 銀行 Roseximbank 本社 中小企業 政策融資 輸出社の 策融資 100%子会社 関連商業銀行 出所)http://www.veb.ru、http://www.rshb.ru/ 等
VEB Group 政策融資金融機関の構造
2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015
1.1.3. 手続きの簡素化に関する措置 - 法律改善および施設構築
VISA申請の簡素化など外国投資家にとってのビジネス環境改善が実施された。
その結果、世界銀行の「Ease of Doing Business」のランクも上昇。
2012年05月07日にロシア大統領政令第596「国家の長期的な経済政策について」と第601「行政改善方向について」が決まり、様々な手続きの 簡素化が目標に置かれている。 その結果、会計手続きの簡素化、外国企業の道路建設テンダー参加の簡素化、税関などの手続きの簡素化 が実現された。全体的に新規法律のビジネスへのインパクトを評価することが必要になった。
2012年にプーチン大統領がロシアビジネス環境改善のため、世界銀行の「Ease of Doing Business 2018」のランキングで20位以上のランキン グに入ることが目標として設定された。既に、起業や建設許可取得等では、大きく改善されている 大幅なランキング改善がみられている。112位→62位。 62位になり、ギリシャ、キプロス、クロアチアのランクに近くなった。 2015年は経済制裁の問題があるが、投資環境の中長期的なトレンドでは改善方向。
190
170
150
130
110
90
70
50
ランキング改善
Topics 2015年 ランク 2014年 ランク 起業 34 58 建設許可取得 156 172 電気接続 143 141 財産登録 12 17 融資確保 61 55 Minority投資家保護 100 97 税金支払い 49 48 貿易 155 154 契約厳守 14 14 倒産 65 62ロシア連邦の投資環境評価、ランキング推移 (
2006~2015)
62
64
112
120
123
出所)http://www.onf.ruなどCopyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 11 1.1.4. 技術開発支援に関する政策、措置 - 法律と実例
ロシア連邦は新技術開発支援に注力し、(外資系を含む)企業のR&D活動をサポートする
仕組みがある。
ボーイングやシーメンスなどの外国企業はロシアにおけるR&D活動に取り組んで、当局の支援を受けた。
技術開発支援の関連法
第127連邦法「科学と国家の科学・技術政策について」 (最終改定:2011年07月21日) 連邦、地方、市町村の当局が新技術開発支援に取り組む。 この支援の目的は「国家イノベーション発展戦略により定めら れ、この戦略は連邦政府によって作成される」。 具体的な支援方法は次の通り 1)税に関するする優遇提供;2)教育提供支援;3)情報提供 の支援;4)コンサルテーション支援およびロシア標準への対 応書類作成支援;5)新製品の国家・国営企業の購入促進; 6)開発資金提供支援(資金提供、融資、融資保証、投資); 7)連邦プログラムの活用促進;8)輸出支援;9)インフラ支 援;10)その他支援(既存法律に反しない限り)。 第116連邦法「経済特区について」(最終改定2013年07 月23日) 新技術開発および新製品を生産・販売する企業向けの経済 特区(新技術促進経済特区)が法律によって規定。 この経済特区の立地企業は、税金などの優遇措置を受けら れるようになっている。技術開発支援に関連する事例
ボーイング社(合弁会社、モスクワ設計センター、開発センターの3拠点) 1993年からロシア国営機関であるCAHI研究所(航空研究所)との連携。 1997年から国営企業のVSMPO-AVISMAとの合弁会社を設立。チタンの部品提供、共 同研究を進めた。ボーイング787向けの新規合金を発明。 1998年-ボーイングモスクワ設計センター設置、12人の技師。 ボーイング787の開発を本格化させるために2004年にロシア連邦政府とMOUを締結。 2008年-150人の技師(正社員)。その他協力会社の1,000人以上の技師が協力してい た。10年間でボーイング社の250プロジェクトに関与した。ボーイング 787のプロジェクト にも大きな貢献した。 2010年にVSMPO-AVISMAの近くに経済特区が設立された。ボーイングとVSMPO-AVISMAは経済特区への移転を検討している(現在も検討中)。 2010年、ボーイングは、スコルコボにも開発センターを設置。 出所)ボーイング Russia等 出所)Garant法律DB、1.1.4. 技術開発支援に関する政策、措置 - 法律と実例
ロシア連邦は2000年代末から特に新技術開発インフラ整備に注力しようとしている。ス
コルコボ テクノパークの設立は新技術開発インフラ事例の1つである。
2008年にロシア連邦大統領になったメドヴェージェフ氏は、新技術開発のテーマを優先事項として、スコルコボ設立をリード
した。
技術開発支援の関連法
第244連邦法「スコルコボイノベーションセンターについ て」 (最終改定:2013年12月28日)と第243連邦法「ス コルコボイノベーションセンター関連の法律改定につい て」 (最終改定:2014年11月24日) 2020年まで1,252億RUBが投資される見込み。50%は民間 投資から誘致する見込み。(2013年) ターゲットが明確に決まっている。技術開発、イノベーション 活動 ロシアスタンダドが存在しない分野には外国スタンダードの 使用が認められる。(条件あり) 建設活動に関する手続き簡素化。建設時間を短縮する。 専門性が高い人材雇用の規制緩和、手続き簡素化。(ビザ 規制、労働活動許可に関する規制の緩和等) その他規制緩和、当局の干渉の制限。 プロジェクトに必要な輸入品(設備など)に関してはVATが 0%、関税ともに免除。 法人税とVATの免除が可能である(条件付) 社会保障支払い率14% 資産税免除 出所)http://sk.ru 等テクノパークの管理会社
共同活用施設 (33) レジデントサービス (12) ビジネスサービス (16) Technoparkのレジデント (58) 1.Angioscan 2.BOU Laboratories 3.Vizerra 4.Maxet Line 5.Russian Quantum Center 6.Plazmonika 7.SiRus 8.Sodis 9.Telum 10.Element 等 1.European Center for Innovation Development 2.Milisエコnd Technologies 3.Epiphan Labs 1.GazoChem Techno 2.Geonodal Solutions 3.Inlife 4.KAMAZ Innovation Center 5.Irion Lighting 6.Magnetit 7.STC Tatneft 8.Energotehnika 等 1.Aerob 2.WayRay 3.Garant 4.Dauria – sputnics technologies 5.Laboratory of optoelectronic devices 6.New Energy Technologies 7.RideTerralink Research 8.Sensepace 9.Technomikron 1.Lazerlab 2.Optogar-Nanotech 出所)Garant法律DBCopyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 13 1.1.5. 品質認定の支援政策、措置 - ロシア連邦の商工会議所の活動
品質認証取得に関するサポートを、商工会議所と当局が協力しながら支援。
ロシア連邦当局(ロシア標準局等)とロシア連邦商工会議所が共同で品質認定のサポートを提供している。
ロシア連邦商工会議所は政府組織ではなく、ロシア連邦の企業団体である。但し、この組織の活動は連邦法に従って活動
しており、様々な国家当局(ロシア連邦基準局など)と密接に協力している。
ロシア連邦の商工会議所による品質認定の支援活動
製品生産国証明(原産地証明書)の取得支援、情報提供、発行 製品の経済特区生産証明(無関税化など)の取得支援、情報提供、発行 品質管理の認定、認定証取得支援(ISO、OHSAS(国際労働安全衛生基準)、GOST R(ロシア工業標準) ロシア環境保護認定証の取得支援、情報提供、発行 その他品質認定に関するコンサルテーション、必要な手続き、書類取得支援 GOST R(ロシア工業標準)の認定証取得支援、情報提供 出所)Garant法律DB、 http://www.tpprf.ru 等関係当局
関税局等 関税局等 ロシア標準局 ロシア標準局 国税庁等 なし (自主活動)1.1.6. 人材確保支援に関する政策、措置
ロシア連邦には外国籍労働者の誘致を支援する仕組みは殆どない。
基本的に外国人の労働が許されているが、細かく規制されている。 関連法: 第197連邦法「労働法」(最終改定2014年12月31日) 第115連邦法「ロシア連邦における外国籍個人の法律・規制について」(最終改定 2014年12月31日) 外国人のロシア滞在・労働を管理しているのは「ロシア連邦移民局」である。 ロシア連邦の政策は基本的に国内(ロシア国籍を持っている個人)の雇用を促しており、外国人の労働の支援はなく、逆に管理(制限)している。 外国籍を持っている個人を雇うためには、時間と費用が必要である。労働許可をもらうためには、通常2~3カ月かかり、申請書類費用には数百 USD/人かかる。 ロシア連邦極東発展省は、「外国籍労働力の誘致は、新規企業誘致の際の課題であり、企業誘致しやすくするため、新型経済特区の新規法律 で作成する」とコメントしている(2014年11月ウラジオストックでのワークショップでのシュレイキン副大臣発言)。第473連邦法「ロシアにおける先 進発展特区について」(2014年12月29日に決定)では、特別なルールがまだ決定しておらず、基本的に「ロシア連邦の労働法によって外国労働 を誘致できる」と記載。極東へ人口移動を促す方法
旧ソビエト時代は、極東地域は、給与面で優遇されていたが、現在は、そのような政策はなくなった。 最近は極東に引っ越す人々に1人当たりに土地1Haを無料で提供するイニシアチブが議論されている。 極東の大学では、奨学金の枠が大きく、優秀な人材育成に注力している。移民労働者受入に関する政策の最新トレンド
最近は移民労働者の質が注目されるようになり、労働者にロシア語とロシアの歴史の試験の受験が求められるようになった。Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 15 1.1.7. インフラの支援に関する政策、措置 - 経済特区、新型特区のケース
ロシア連邦は経済特区や新型特区に対して、優先的にインフラ整備に投資する。
第116連邦法「経済特区について」(最終改定2013年07月23日)、および第473連邦法「ロシアにおける先進発展特区について」(2014年12月29 日決定)によると、経済特区および新型特区にはロシアの連邦予算から必要なインフラ建設が行われることが記載されている 経済特区と新型特区への進出企業は、インフラ建設に殆ど費用がかからない。 但し、経済特区によっては、インフラ整備が十分な経済特区と不十分な経済特区がある。例えば、ロシアの中央部にある経済特区はインフラ整備 が比較的良いが、極東にあるSovGavan経済特区はインフラ整備が不十分である。 2,000→6,000 (㎥/日) (13年までキャパ増加) 国家投資は約230億円。今後も投資を継続予定。 投資家へインフラ使 用の優遇を提供している。 40→340 (MWT) (13年までキャパ増加) 鉄道リンクがある。 カジンカ駅が建設済 複数の高速にアクセス可能 新規リンク(24キロ)が建設中 Lipetsk空港まで 35キロ なし経済特区
“Lipetsk”のインフラ整備等
工業
インフラ
交通
インフラ
105→1,325 (100万㎥/年) (13年までキャパ増加) 1,000→6,000 (㎥/日) (13年までキャパ増加)経済特区
“Lipetsk”の主要投資家
横浜ゴム(日本、タイヤ)
Bekart(トルコ、タイヤ部品)
ALTAIR(ロシア、業務用HVAC)
AvtoKrater(ロシア、重機)
など
ABB(スイス・スウェーデン)、LIFAN(中
国)、Viessman(ドイツ)、Russian Tools
(ロシア)などの新規投資家が経済特区に
投資する予定である。合計で約200億
RUB(約400億円)の新規投資が見込ま
れる。
インフラ投資が十分な経済特区(成功事例:Lipetsk経済特区(ロシアの中央南部)
電 気 ガ ス 水 道 下 水1.ロシア連邦政府及び地方政府による極東・東シベリア地域での外国投資促
進政策(外国企業への優遇策、投資環境整備状況など)
目次
1.1. ロシア連邦レベルにおける外国投資促進政策
1.1.1. 法人格・税 1.1.2. 金融支援 1.1.3. 手続きの簡素化 1.1.4. 技術開発支援 1.1.5. 品質認定の支援 1.1.6. 人材確保支援 1.1.7. インフラの支援1.2.対象地方における外国投資促進政策
1.2.1. 地方レベルにおける動向 1.2.2.極東地方 (1) 沿海地方 (2) ハバロスフク地方 (3) アムール州 (4) サハ共和国 (5) サハリン州 (6) ユダヤ自治区 (7) カムチャツカ地方 (8) チュクチ自治区 (9) マガダン州
1.3. 極東・東シベリアの外国投資の課題と新型経済特区
1.2.3.東シベリア地方 (1) イルクーツク州 (2) ブリヤート共和国 (3) ザバイカリエ地方 (4) トゥヴァ共和国 (5) ハカス共和国 (6) クラスノヤルスク地方Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 17
1.2.対象地方における外国投資促進政策
1.2.1地方レベルにおける動向ー投資環境における対象地方の位置付け
地方レベルの外国投資促進の取り組みは、ロシア中央(ロシア西側・モスクワ周辺等)で積極的。
極東・東シベリアでは、動き出しつつあるという状況。
出所) 工業団地協会地方における環境投資改善の動向
地方レベルの外国投資の受け入れには、工業団地の取り組みが代表的である。 工業団地は、経済特区に類似しており、地方が主導して取り組むことができる。 工業団地への投資家に対しては、地方が主体となって税(地方税と連邦税の一部)優遇や外国人向けサービス(手続きの簡素化や英語の 窓口対応等)によって、企業誘致に成功した例も出ている。 全ロシアでの著名な例としては、カルーガ州の工業団地がある。 東シベリアにもイルクーツク州アンガル工業団地などの事例が存在する。但し、成功事例とはいえない。 極東では工業団地の取り組みもほとんどない。ロシアにおける主要な工業団地
黄色 :工業団地のまとまり (数字は工業団地数) 青 :工業団地協会のメンバー 赤 :工業団地協会による認証団地 白 :その他凡例
赤:1 白:1 青:5 赤:2 白:4 青:3 赤:1 白:1 白:2 赤:2 赤:1 白:1 青:1 赤:1 赤:1 白:1 青:1 白:1 青:1 赤:5 青:2 赤:1 白:1 白:2 青:1 赤:1 赤:1 白:3 青:4 白:7 赤:1 白:1 青:1 赤:1 青:3 赤:3 白:81.2.1. 地方レベルにおける動向ー工業団地事例
地方レベルには工業団地の仕組みがあり、経済特区と同様に投資家、企業をサポートする。
ロシア中央(特にカルーガ州)では、工業団地において積極的な優遇策によって成功。東シベリアのイルクーツク
では、優遇策については積極的とは言えない。
出所) 公開情報によるNRI作成 サポート ロシア (通常) カルーガ州の 工業団地(Vorsino) カルーガ州の 工業団地(Rosva) イルクーツク州の 工業団地 連邦レベルの税金 法人税(%), 20% 13.5% 15.5% 20% 所得税 (%) 13% 同左 同左 同左 賃金 税 (%) 30% 同左 同左 同左 付加価値税(額%) 18%(10%、0%) 同左 同左 同左 天然資源開発税 資源種類等による 同左 同左 同左 水使用税 (例:81RUB/1,000㎥、水道) 使用目的/量による 同左 同左 同左 物品税 商品による 同左 同左 同左 地方レベルの税金 法人資産税(資産価値%) 2.2%まで 0% 0% 2.2%まで ギャンブル税 設備当たり 同左 同左 同左 交通税 交通機械当たり 同左 同左 同左 市町村レベルの税金 土地税(土地価値%) 1.5%まで 同左 同左 同左 個人資産税(個人資産) 2%まで 同左 同左 同左 流通税 交通施設当たり 同左 同左 同左 税以外のサポート 当局のインフラ建設 なし 電気、水、ガスなど。 約3億RUB 電気、水、ガスなど。 約28億RUB 電気、水、ガスなど。 約300万RUB 当局の手続き支援 なし 団地内には建設準備済(建設関連手続き) 団地内にコンサルサービス、アドバイスの提供。 団地内には建設準備済ロシア地方における工業団地の情報、投資支援活動の事例
Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 19 法人税 – 13.5%~15.5% 不動産税 – 0%
カルーガ州の工業団地
“
Vorsino”
工業インフ
ラの整備
交通インフ
ラの整備
税金の
優遇
高品質製鉄 樹脂部品 カーボン の繊維 薬品進出企業
ロシアにおける工業団地の事例 (ロシア中央/ロシア東シベリア)
出所) 工業団地協会など 中央ロシアと東シベリアにおける工業団地の事例比較カルーガ州“Vorsino”工業団地が優遇策と各種支援を行い、国際大手企業など多くの企業が進出。
一方、イルクーツク州の工業団地は十分な優遇策と支援が少なく、ロシア企業しか入ってない。
主 な 外 国 投 資 家 家電 主 な 国 内 投 資 家外国投資
家向け支
援
州知事の役割が大きかった。FDI増加を 大切に思い、韓国などへビジネスミッショ ン。カルーガ州にきた投資家をずっと大 切に見守って、問題解決に努めた。 化粧品 食品イルクーツク州の工業団地
未確認
進出企業
未確認
水道 通信 電力 /安い 下水 2駅付近 (10キロ) 高速道路 0.1キロ Irkutsk国 際空港ま で49 キロ Irkutsk川 の港まで 43 キロ 電気機械 生産 建設会社 金属のストラク チャ生産 家電組立 国 内 投 資 家 の み 高速道路 0.1キロ Vnukovo国 際空港まで 60 キロ 川港まで90 キロ 電力キャ パあり 水道 ガス 通信 下水 薬品ロシア中央部での取り組み事例
極東での取り組み事例
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1.2.1.地方レベルにおける動向ー投資環境における対象地方の位置付け
プーチン大統領が主導し、地方の投資環境改善促進のためのNPO・NGOであるASIを設置。 ASIの
取り組みは、全ロシアで、投資受け入れに積極的な地方が主体。極東でも、導入が進められている。
ASI プロジェクトが実施されるロシア地域地図 事務所:各連邦管区(9所)とウリヤノフスク州(1所)の代表事務所を持っている。ASIに関して
監督委員会 (プーチン大統領が会長) 地方オ フィス 地方オ フィス 地方オ フィス 地方オ フィス 地方オ フィス 地方オ フィス 地方オ フィス 地方オ フィス 地方オ フィス 地方オ フィス 会長 (会長はNikitn氏、RusKompozitの元CEO) 理事会 (6人、ビジネス出身) ASIの経営構造● ASI (Agency for Strategic Initiatives)
プーチン大統領の主導のもと、ロシアの事業環境の改善を目指し、2011年に設立された非営利組織。監督委員会の会長はプーチン大統領、実 質運営責任者は、大統領アドバイザー(元、経済発展大臣)で、企業などからの寄付金で運営されている。 事業内容は、ロシアにおけるビジネス環境の課題を、ボランティア(企業経営者など)の協力を得ながら、発掘して、課題解決につなげていく。具体 的なミッションの一つに、2018年に世界銀行のビジネス環境評価で世界20位以内を目指すことがある。そのために地方政府と協力しながら、地方へ 「投資支援スタンダード」を導入する。 外国企業も、活用可能。過去にベルギー企業が活用した事例がある。
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1.2.対象地方における外国投資促進政策
1.2.1. 地方レベルにおける動向ーASIについて
ロシアを代表する著名なビジネスマンの視点から、地方の投資環境を評価し、改善を促す。
1. 投資戦略の採択 2. インフラ・投資計画 の策定と毎年の 見直し 3. 毎年の投資環境・ 投資政策に関す る、各地方知事の 教書。 4. 各地方において投資活動促進メカニズム・投資家 保護法の採択 5. 投資環境改善委員会の創設 6. 投資家との協力・投資誘致を進める特別機関の創設 7. 工業団地などのインフラ設置 8. 人材に対する投資家側の需要を満たす専門人材 育成メカニズム 9. 投資環境に関する2か国語使用のウェブサイト作成 10. ワンストップ窓口(行政体制) 11. 投資に関する原則の提示(投資宣言) 12. 事業活動に関する法律の規制影響評価 についての手続きの制定 13. 各地方の当局、また、投資活動を進める 特別機関における、人材育成・ 能力 向上・評価体制の構築 14. エネルギー消費者が地方エネルギー委 員会に加入できること、その委員会の諮 問機関の創設 15. 各地方の管理局との直接連絡チャネル地方投資スタンダード3つのカテゴリーと15のガイドライン
プーチン大統領が主導して、2011年にASI (Agency for Strategic Initiatives)が設置された。
ASIは、省庁ではなくNGO/NPOとして活動。ロシアを代表するビジネスマンが中心となって活動し、各地方の評価を行い、問
題があれば、プーチン大統領や関連省庁に提言を行う。
ASIは通常、ロシア経済開発省と連携することが多く、地方での投資環境改善を目指して、地方投資スタンダードを掲げてい
る。
①地方の戦略
②ビジネス環境
③投資家権限の保障
出所) ASI 地方投資スタンダード - 投資誘致に成功した地方のベストプラクティス/主要政策。ASIによって分析され、定義されている。プーチン大統領の指導は全ての地方 へ導入する必要がある。Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 22 対策 概要 目的 1. 投資戦略の採択 投資戦略は地方のテリトリー、業種、革新的技術、開発する製品のタイプ、サービス、実現すべきプロジェクトなどの投資優先順位を定める。 良好な投資環境に関 する各地方の投資戦 略を採択 2. インフラ・投資計画の策定と毎 年の見直し 必要な輸送、エネルギー、公共施設、電気通信、社会的などのインフラ設備・投資年間計画。 3. 毎年の投資環境・投資政策に関 する各地方知事の教書 各地方の知事による毎年の当該地方における投資環境・投資政策に関する演説。 4. 各地方におけう投資活動促進メ カニズム・投資家保護法の採択 各地方において以下のことを規定する法律の採択: 投資家への優遇策 投資戦略の実施期間内における投資家への固定保証 投資家の権利の非乱用の保証 保護・救助を申請する手続き 適用される法律が許す範囲での各地方の行政府権限の制限 地方法律が許す範囲での投資に対する税制上の優遇措置及び金融支援、またはその措置及び支援を得るための手続きと明確な基準 ロシア連邦の地方における起業家及び投資 家活動の実施のため の環境を整備 5. 投資環境改善委員会の創設 投資環境改善委員会は公共諮問調整機関である。投資環境改善委員会の機能は以下の通り。 地方の執行機関と投資活動に関与する投資家の間の相互作用についての勧告 管理上の負担緩和に関する勧告 投資プロジェクトの実施結果の検証 必要な輸送、エネルギー、公共施設、電気通信、社会的などのインフラ設備・投資計画の承認 6. 投資家との協力・投資誘致を進 める特別機関の創立 投資誘致、投資家と協業する特別機関であり、投資家と行政執行機関との窓口機能を果たし、プロジェクトチーム立上げ、PPPプロジェクト におけるロシア連邦における地方を代表する機関。 7. 工業団地などのインフラ設備 少なくとも以下の一つを満たす必要がある。 工業用地(必要な輸送、エネルギー、公共施設、電気通信、社会的などのインフラの配置のための土地) 工業団地 技術集積地域 ビジネス育成センター クラスター開発のセンター 8. 人材に対する投資家側の需要 を満たす専門人材教育メカニズム 各分野の専門家に対する地方労働市場の需要予測 投資戦略に基づく、地方の職業訓練制度の回復と発展 地方の再訓練制度の創立
1.2.1.地方レベルにおける動向ーASI投資スタンダードの内容紹介
戦略イニシアチブ・エージェンシー(ASI)の「地方投資スタンダード」(#1/2)
Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 23 対策 概要 目的 9. 投資環境に関する2か国語使用のウエブサイト 作成 投資環境に関するロシア語・英語使用のウエブサイトは、地方の投資機会及び投資戦略、インフラ及び潜在的な投資の 方向性、を可視化し、苦情と投資家の問い合わせを処理するものである。 ロシア連邦の地方にお ける起業家及び投資 家活動の実施のため の環境を整備 10.ワンストップ窓口(行政体制) :投資プロジェクトをサポートする手続きには以下が含まれる。 ウェブサイトにプロジェクトを掲載する手続き プロジェクトの審査の手続き プロジェクトの創始者が要求する可能性がある支援ツールについての情報を提供する義務 プロジェクト創始者に対する支援ツールの使用に関する授業料減免の可能性 具体的な組織、資金、開発機関によって確立されたプロジェクトの必要な条件 プロジェクトが支援を受けるのにふさわしいかどうかという審査において機関間の相互の順序 11. 投資に関する原則の提示(投資宣言) 宣言は以下の条件からなる必要がある。 地方の知事には投資家の権利を保護する義務がある 地方のテリトリーにおける起業家及び投資家活動の安全保障 地方の高官に関する、起業家および投資家との交渉に関する義務 地方の知事には投資家のための認可証書発行手続きの簡素化及び時間削減に向けた措置を実施する義務がある 投資家のための保証 12. 事業活動に関する法律の規制影響評価につい ての手続きの制定 事務活動に関する法律は以下を規定する必要がある。 事業活動に関する法律の規制影響評価(規制インパクトの評価 (ARI) )を行う権利のある機関 便宜性、妥当性、実現可能性と効率性を含むARIの基準 費用対効果分析を含むARIの報告書 その他 13. 各地方の当局、また、投資活動を進める特別機 関において、人材育成・能力向上・評価体制の構築 投資活動を進める特別機関において、人材育成・能力向上・評価体制の構築 14. エネルギー消費者が地方エネルギー委員会に 参加できること、その委員会の諮問機関の創立 価格協定、関税に関する意思決定を行っている地方エネルギー委員会及び執行機関は、主な消費者グループと起業家 の団体の3人の代表者から成る必要がある。 15. 各地方の管理局との直接連絡チャネル 直接連絡チャネルは、次の要件を満たす必要がある。 管理局は起業および投資活動の参加者に対して、問題解決に平等な環境を提供すること 経済主体によって示された質問や問題の調査の結果及び条件の管理
1.2.対象地方における外国投資促進政策
1.2.1.地方レベルにおける動向ーASI投資スタンダードの内容紹介
戦略イニシアチブ・エージェンシー(ASI)の「地方投資スタンダード」(#2/2)
出所) ASI1.2.対象地方における外国投資促進政策
1.2.1.地方レベルにおける動向 対象地域:極東、東シベリア
本調査の対象地域は東シベリアと極東である。特に極東に焦点を当てる。
調査対象地域:東シベリアおよび極東
サハ 共和国 アムール州 サハリン州 沿海地方 ハバロフスク地方 マガダン州 ユダヤ自治区 カムチャツカ地方 チュクチ自治区 ザバイカリエ地方 ブリヤート共和国 イルクーツク州 トゥヴァ共和国 ハカス共和国 クラスノヤルスク地方 ハカス共和国 トゥヴァ共和国 イルクーツク州 ブリヤート共和国 ザバイカリエ地方 サハ共和国 アムール州 ユダヤ自治区 ハバロフスク地方 沿海地方 サハリン州 マガダン州 カムチャツカ地方 チュクチ自治区 東 シ ベ リ ア 地 域 極 東 地 域Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 25
1.2.対象地方における外国投資促進政策
1.2.1.地方レベルにおける動向ー投資環境における対象地域の位置付け
極東・東シベリアは沿海地方、ハバロフスク地方、サハ共和国のような投資環境が比較的良い地域
も存在し、カムチャツカ地方、マガダン州のように投資環境の課題を抱える地域も存在する。
MoscowMos. Reg. St. PeterburgKrasnodar Sverdlovsk
Tatarstan
Krasnoyarsk Nizhnenovgorod Samara
Bashkortorstan Rostov Chelyabinsk Perm KhMAO Kemerovo Novosibirsk Irkutsk Belgorod Sakha Primorski Voronezh Volgograd YaNAO Stavropol Saratov Dagestan Leningrad Altai Tyumen Orenburg Omsk Kaluga Kaliningrad
Khabarovsk Vladimir Tula Kursk Yaroslavl Udmurtiya Murmansk Ulianovsk Lipezk Bryansk Penza Arkhangelsk Tver Tomsk Komi Buryatia Sakhalin Zabaikal Vologda Ryazan Tambov Chuvashia Smolensk Ivanovo Kirov Astrakhan Karelia Kabardino-Balkaria Alania Novgorod Orlov Pskov Amur Mordovia Kurgan Adygeya Chechnya Kamchatka Kostroma Mari El Magadan Khakasia Karachaev-Cherkesia Ingushetiya Chukchi EAO Tyva AltaiKalmykia
NAO
経済・社会リスク ランク
事業ポテンシャル
ランク
(様々な産業
における事業
発展可能性)
低
低
高
高
出所) Expert RAロシアの各地方のポテンシャルとリスクに基づくマッピング (
2013年、Expert RA格付け会社による)
注)Primorski=沿海地方Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 26
1.2.1.地方レベルにおける動向ー 対象地域の優遇制度の制度化の状況・特徴
また連邦レベルの新型特区設定に基づく優遇策の導入に加えて、地方行政による独自の
経済特区の設置と、その優遇措置導入が進められている。
極東発展省による新型特区の設置に加えて、一連の地方において、地方レベルの独自の新たな経済特区
設置が計画されている。
沿海地方のウラジオストクとアムール州のベロゴルスク市において、生産型の経済特区を創設
関税面での優遇措置や、クラスタ形成などにより、投資活動に伴う経費の削減など。
各地方の投資戦略または社会・経済的発展の戦略では、予定されている優遇措置が概ね同じである。主
に優遇税制の導入、インフラ整備、手続きの簡素化、脱官僚化などの措置が図られる。
サハ共和国及びアムール州の投資戦略では、2013~2018年の期間、水道・光熱接続の手続き及び、建設業許可取
得に関する手続きの簡素化を目指す政策がとられる予定。
また、官民連携が進められており、それに相当する地方投資基金などの機関が各地方で設立されている。
2014年6月に制定されたハバロフスク地方の投資戦略では、官民連携のプロジェクトを担当する機関の設立が予定さ
れている。
Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 27
1.2.対象地方における外国投資促進政策
1.2.1.地方レベルにおける動向ー 対象地域の優遇制度の制度化の状況・特徴
ASIガイドライン以外にも連邦/地域の各レベルで優遇措置導入が検討されており、連邦政
府は2014年に、主に極東地域に対し税制優遇措置の義務化に関する法律を制定。
連邦政府が義務化した税制優遇措置
対象地域は、極東の各地方並びに、東シベリアのザバイカリエ地方、イルクーツク州、ブリヤート共和国
ここでは連邦納税分の企業利潤税2%を10年間免除、地方納税分の企業利潤税18%を最初の5年は10%以下、次
の5年は10%を下回らない税率とするとしている。
また、地方ごとに独自に設定している優遇措置がある。
一般的に適用される優遇措置は、 補助金、 優遇税制もしくは免税、工業団地や研究&技術開発施設などのインフラ
設置、特恵的な賃借料の設定、官民連携、 税額控除、 公的資金と貸付 、 政府保証など。
措置は多様性で地方によって異なり、優遇税制しか適用していない地方もある(例:チュクチ自治区)。
地方のレベルで、外資系と国内企業との区別はない。
外国資本誘致に関する優遇措置は検討途上にあると見られ、特に不十分と考えられるものは、外国人労働
者の雇用に関するもの。
外国人労働者の雇用については、手続きの簡素化は進められているが、経済特区を除き、連邦レベル、地域レベルで
も、外国人労働者の雇用に関する優遇措置、外国人の人材確保に関する政策は不透明。
品質認証手続きの加速化などの政策は見られない。
出所) NRI作成
ASIの専門家委員会によると、ハバロフスク地方、沿海地方、 サハ共和国では、地方投資スタンダートの15
のガイドライン全てが実施されている。
( 出所: http://investstandart.ru/regioni/ ASIのウェブサイト)
「地方投資スタンダード」の導入状況は、ASI専門家委員会によって評価、発表されているが、実態について
は不明瞭な点もある。
評価・発表時期にもよるが、一部、ASIの発表と各地域行政府の発表に差がある。
1.2.1.地方レベルにおける動向ー 対象地域におけるASIの地方投資スタンダードの極東の導入状況
極東におけるASIの優遇措置の導入は、地域によって進み具合が異なる。
また制度導入は途上にあるため、進捗状況は現地確認が必要である。
ASI専門委員会評価による各地方におけるASIの15のガイドラインの導入状況
(出所: http://investstandart.ru/regioni/ よりNRI) 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 ユダヤ自治区 サハリン州 チュクチ自治区 アムール州 ハバロフスク地方 カムチャツカ地方 ハカス共和国 トゥヴァ共和国 ブリヤート共和国 ザバイカリエ地方 マガダン州 イルクーツク州 クラスノヤルスク地方 サハ共和国 沿海地方 15のガイドラインCopyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 29 1.2.2.極東地方 (1)沿海地方
沿海地方は、極東の中では南部で、日本海に面している。シベリア鉄道もあり、交通産業や
水産産業が発展。人口もある程度に集中し、工業(航空、造船等)も集積。
人口:約190万人 面積:164.7 千k㎡ GRP:約5,550億RUB(12年) 固定資産投資:1,130億RUB(12年) FDI:約4億USD 平均給料:約3万RUB/月 主要な資源: ボロン鉱物 鉛 タングステン 水産物 (ロシアの18%) 木材 (8783千Ha) 観光(リゾート、アウトドア) 農地 概要 主要産業 インフラ 投資家支援施設 コスト
工業の主要産業
電力、非鉄金属、建材、食品、機 械、航空機、造船、自動車など
投資を誘致したい産業
水産産業、農業、交通、石油・天然 ガス精製、観光
主要企業の事例
「Kozmino石油港」、商業港、 「Progress航空工場」など 南における商業港のクラスター シベリア鉄道 国際空港 経済特区、新型特区、研究&技術開発施設など。 オフィス家賃(Aクラス):7,910RUB/㎡/年 店舗家賃(Aクラス):8,797RUB/㎡/年 倉庫・工場家賃(Aクラス):4,205RUB/㎡/年 電気料金:4.34RUB/kWh ガス料金:82.61RUB/㎥ 水料金:8.63RUB~52.73RUB/㎥ 沿海地方の商工会議所 沿海地方の投資局、NPO 沿海地方の輸出する中小企業支援管理センター 沿海地方の保証基金、NPO 戦略イニシアチブ局 (ウラジオストク事務所)極東地域における沿海地方の概要
出所) http://investinregions.ru/regions/1.2.2.極東地方(1)沿海地方
沿海地方は、投資家支援の仕組みが多面的に整備されている。
外資系企業は、この支援の仕組みを理解して活用をするべき。
税のインセン
ティブ
金融支援
手続きの
簡素化
技術開発
支援
品質認定
の支援
人材確保
支援
インフラ
の支援
沿
海
地
方
•法人税=18% 減税措置有り 5年間=0% 5年間=10% もしくは 10年間=13.5% (サービス産業) 条件 ・地方投資プロジェク トに参加する ・3年間に1.5億RUB か5年間に5億RUB の投資 •資産税=2.2% 減税措置有り 5年間=0% 5年間=0.5% 条件 ・地方投資プロジェク トに参加する ・プロジェクトに必要 な資産が対象になる。 •沿海地方の保証 基金というNPO 中小企業向けに サポート。銀行と リース会社と中小 企業の協力を促 す。融資の保証を 提供する。 条件 ・中小企業である こと •沿海地方の投資 機関(NPO/ NGO) 会社設立支援、法 律に関するコンサ ルテーションなど 投資プロジェクトの 参加企業に「シン グルウィンドウ」に なる •沿海地方の輸出 する中小企業支援 センターという NPO/NGO 貿易手続きなどの 支援提供 •新型特区がきまっ たら法律上の優遇 を受けられる。 •未確認 •沿海地方の商工 会議所 GOST認可などの 支援 資産価値評価 対外活動に関する コンサルテーション •ウラジオストク市 には日本語ができ る人材が比較的に 豊富。極東大学を はじめ、日本セン ター等の教育プロ グラムがある。 •外国人労働を誘 致することが難し いが、新型特区の イニシアチブで現 在、連邦政府と議 論している。 •新型特区にはイン フラサポートが予 定されている。現 時点はなし。 出所) http://investinregions.ru/regions沿海地方における(外資系等の)投資家支援スキームの概要
Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 31
1.2.対象地方における外国投資促進政策
1.2.2. 極東地方 (2)ハバロフスク地方
ハバロフスク地方は極東の製造業拠点。シベリア鉄道の拠点であり、交通インフラ
が充実。また、北部には、様々な資源が豊富。
人口:約130万人 面積:787.6 千k㎡ GRP:約4,341億RUB(12年) 固定資産投資:1,370億RUB(12年) FDI:約10億USD 平均給料:約3.4万RUB/月 主要な資源: 金 プラチナ 銀 石炭 水産物 (オホーツク海にアクセス) 木材 (75,308千Ha) 概要 主要産業 インフラ 投資家支援施設 コスト
工業の主要産業
木材加工・パルプ、航空、石油精 製、鉄冶金、電力
投資を誘致したい産業
機械、農業、建設、石油精製、交通・ 物流、電力
主要企業の事例
「Komsomolsk航空工場」、 「Amurmetal」、「Amur造船工場」等 ワニノ/ソフガワニ港(ソフガワニで港湾型経済特区) シベリア鉄道 国際空港(ハバロフスク市) 経済特区、新型特区(予定)、R&D・教育施設ある オフィス家賃(Aクラス):34,500RUB/㎡/年 店舗家賃(Aクラス):47,600RUB/㎡/年 倉庫・工場家賃(Aクラス):10,150RUB/㎡/年 電気料金:2.38~56.92RUB/kWh ガス料金:3,250~6,032RUB/㎥ 水料金:6.58RUB~204.26RUB/㎥ 極東の商工会議所 太平洋大学付属ベンチャー事業支援施設 ハバロフスク地方のビジネス インキュベーター(予定) ハバロフスク地方の投資局、NPO ハバロフスク地方の事業家協会(ビジネスロシアなど) 企業権利を保護するオムブドスマンなど極東地域におけるハバロフスク地方の概要
出所) http://investinregions.ru/regions/1.2.2.極東地方 (2)ハバロフスク地方
ハバロフスク地方は、投資家支援スキームが充実。
但し、金融支援とインフラ支援については不明。
税のインセ
ンティブ
金融支援
手続きの
簡素化
技術開発
支援
品質認定
の支援
人材確保
支援
インフラ
の支援
沿
海
地
方
•法人税=13.5% •資産税=1.1% 減税措置の活用条 件は未確認 •未確認 •ハバロフスク地方 投資機関(NPO/ NGO) 会社設立支援、法 律に関するコンサ ルテーションなど 投資プロジェクトの 参加企業への「ワ ンストップセン ター」 •新型特区の決定 後、法律上の優遇 措置を受けられる。 •太平洋大学のイ ンキュベータ •太平洋大学のテ クノパーク •太平洋大学の技 術事業化センター •中小企業向けの エンジニアリングセ ンター •鉄道大学のイン キュベータ •地方の省エネ技 術センター •太平洋大学の科 学機械供用セン ター •など •極東商工会議所 認定支援 資産価値評価 対外活動に関する コンサルテーション •ハバロフスク市に は日本語ができる 人材が比較的に豊 富。極東大学をは じめ、日本センター 等の教育プログラ ムがある。 •外国人労働の活 用難しいが、新型 特区では緩和予定 (現在、連邦政府と 議論中)。 •ソフガワニの経済 特区に支援スキー ムがある。 •新型特区にインフ ラサポートが予定 されている。現時 点ではまだない。ハバロフスク地方における(外資系等の)投資家支援措置の概要
出所) http://investinregions.ru/regionsCopyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 33 インフラ 投資家支援施設 コスト シベリア鉄道、バイカル・アムール鉄道 港湾(アムール川、5月~10月) 「Ignatievo国際空港」 (ブラゴヴェシチェンスク) 経済特区、工業団地(3ヶ所)-予定 オフィス家賃():6,228 RUB /㎡/年 店舗家賃(): 3,192 RUB /㎡/年 倉庫・工場家賃(): 1,915 RUB /㎡/年 電気料金: 2.86RUB~4.85RUB /kWh ガス料金: 190.68RUB /㎥ 水料金: 6.98RUB~161.53RUB /㎥ アムール州の地方政府機関
アムール州の「Business Russia」, 「Opora Rossii」という 協会
極東地域におけるアムール州の概要
主要産業
工業の主要産業
林業、燃料、非鉄冶金、電力
投資を誘致したい産業
鉱業、林業、製造業、農業、燃料、 観光
主要企業の事例
「Zeya水力発電所」、「Pokrovski鉱 山」 人口:約81万人 面積:36万1.9千k㎡ GRP:約2,340億RUB(12年) 固定資産投資:1,130億RUB(12年) FDI:約1.6億USD 平均給料:約3万2千RUB/月 主要な資源: 金 (300 トン) 鉄 (7億トン) 石炭 (1.2億トン) 褐炭 (36億トン) 農業用土地(220万Ha) 木材1.2.対象地方における外国投資促進政策
1.2.2.極東地方 (3)アムール州
アムール州は、内陸だがシベリア鉄道があり、アムール川の港もある。農業や
水力発電が有名。人口は比較的すくなく、工業はまだ発展していない。
アムール州は、投資家支援の仕組みは少ない。
税のインセンティ ブ 金融支援 手続きの 簡素化 技術開発 支援 品質認定 の支援 人材確保 支援 インフラ の支援ア
ム
ー
ル
州
•法人税=20% •資産税=2.2% •土地税=1.5% 参考) 主要な地方投資プ ロジェクトに参加す ると優遇措置が提 供される可能性あ り。 •アムール州の中 小企業融資基金保 証基金というNGO 中小企業向けにサ ポート。銀行とリー ス会社と中小企業 の協力を促す。融 資の保証を提供す る。 条件 ・中小企業であるこ と •地方のPriority 投 資プロジェクトに参 加すると「シングル ウィンドウ」システ ムを活用できる。 条件 ・主要な地方投資 プロジェクトの登録 ・投資額が0.5億 RUB~1.5億RUB. 未確認 未確認 未確認 •新しい経済特区(1 区)と3つの工業団体 が設置される予定。 実現されるとインフラ 支援に繋がる。 •新型特区にはインフ ラサポートが予定さ れている。現時点は なし。 . 出所)NRI作成1.2.2.極東地方 (3)アムール州
Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 35 人口:約100万人 面積:310万3千k㎡ GRP:約5,404億RUB(12年) 固定資産投資:1,930億RUB(12年) FDI:約3.79億USD 平均給料:約4万6千RUB/月 主要な資源: 金(483千トン) スズ(200千トン) ダイヤモンド(10億ct) 石油 (20-30億トン) 天然ガス(約2.5兆㎥) 石炭 木材 概要 インフラ 投資家支援施設 コスト バイカル・アムール鉄道、(シベリア鉄道へリンク) 「Yakutsk国際空港」 経済特区、工業団地(3ヶ所)-予定 オフィス家賃(Aクラス):30,000 RUB/㎡/年 店舗家賃(Aクラス):42,000 RUB/㎡/年 倉庫・工場家賃(Bクラス):7,200 RUB/㎡/年 電気料金:3.8 ~ 5 RUB/kWh ガス料金:3.31 ~ 4.2 RUB/㎥ 水料金:93.95 RUB~108.81 RUB/㎥ サハ 共和国の事業者支援センター サハ 共和国の中小企業発展センター “サハ”ベンチャーファンド “サハ”工業団地 サハ共和国の投資局
極東地域におけるサハ共和国の概要
主要産業
工業の主要産業
電力、鉄金属、燃料、非鉄金属、 木 材、木材加工業
投資を誘致したい産業
機械、農業、建設、 交通、
主要企業の事例
Rosneft, Gazprom, Surgutneftegaz, Mechelなど1.2.対象地方における外国投資促進政策
1.2.2.極東地方 (4)サハ共和国
サハは遠いが、バイカル・アムール鉄道によってシベリア鉄道にリンク。資源が非常
に豊富であり、鉱業が発展している。
税のインセ
ンティブ
金融支援
手続きの
簡素化
技術開発
支援
品質認定
の支援
人材確保
支援
インフラ
の支援
サ
ハ
共
和
国
•法人税=18% •資産税=2.2% 参考) 主要な地方投資プ ロジェクトに参加す ると優遇措置が提 供される可能性が ある。 未確認 地方の投資局によ る「ワンストップ」シ ステムが実施され ている。 専用部署あり 投資家のホットライ ンがある。 “サハ”工業団地で R&D活動ができる 環境がそろってい る。 未確認 未確認 テクノパークが設 置されている。 新型特区や工業団 地の設立を目指し ている。新型特区 でインフラ支援 出所)NRI作成1.2.2.極東地方(4)サハ共和国
サハ共和国は、投資家支援の仕組みは少ない。
Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 37 人口:約49万人 面積:87千k㎡ GRP:約6,416億RUB(12年) 固定資産投資:1,612億RUB(12年) FDI:約10億USD 平均給料:約4万9千RUB/月 主要な資源: 石油 ガス 石炭 水産物 木材 概要 インフラ 投資家支援施設 コスト
工業の主要産業
石油・ガス、燃料、木材、農業、水 産物、食品
投資を誘致したい産業
観光、交通、木材、農業、燃料、石 油・天然ガス、電力、建設
主要企業の事例
Rosneft, Gazpromなど 幾つかの港 北海道までフェリー 国際空港 オフィス家賃(Aクラス):N/A 店舗家賃(Aクラス): N/A 倉庫・工場家賃(Bクラス): N/A 電気料金: N/A ガス料金: N/A 水料金: N/A 主要産業 サハリン州の商工会議所 サハリン開発局 サハリン州投資対外関係省 「Sakhalin Energy Investment Company」