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⑤ ビジネス支援不足 課題

現地知識

ロシアでの留学経験者、その他人 材の知識。特に中小企業が活 用。

パートナリングと M&A

有力なロシア企業との連携。現地 情報のみならず、関連する専門情 報を入手。特に、大手企業にとっ ては重要。

現地政府からの支援

地方の投資支援機関との連 携。

解決策

出所)

NRI

作成

Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved.

2.極東開発に関心の高い日本企業の具体的ビジネス案件および政策的ニーズ 実現可能性が高い具体的投資案件を成立させるための課題

目次

2.1. ロシア極東における課題、日露経済協力現状

1.1.1.

2.2. ロシア極東進出済の日本企業

1.2.1.

2.3. ロシア極東進出を検討している企業

2.4. ロシア極東から撤退した日本企業

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71 2.2. ロシア極東における課題、日露経済協力現状 - ロシア極東進出済の日本企業

ロシア側は極東の発展を考えて、新型特区や投資環境改善に大きな期待を持っている が、極東に進出している日本企業が進出しづらい課題があると指摘している。

極東の魅力, 発展など

•日本側の理解(大手):極東はマーケットが小さい。インフラなどは弱い。唯一の魅力は資源と物流アクセス

•日本側の理解(中小):日本製品に対する理解度、憧れがある。

• ロシア側の理解(連邦と地方):極東は経済的に北東アジアの一部であり、北東アジアの 4 億人市場を狙うべき。幾 つかのプロジェクトを成功させて、極東全体への発展インパクトを期待している。特に新型経済特区の設置、物流等 のインフラ整備、中国東北部への物流コリドール整備プロジェクトは高いインパクトが期待できる。

資源は豊富なため、現地で一次加工して、輸出することが国の方針である。新型経済特区は、その実現手段であり 非常に大きなインパクトがあると考えている。

極東と日本間の経済協力

~現状~

•日本側の理解:極東に進出する会社は少ない。主に商社が活動している程度である。進出理由が明確でなければ

(物流、中古車ビジネスなど)、日本企業は(東南)アジアへ進出する傾向がある。極東は課題も多く、情報も成功事 例も少なく、極東進出には高いリスクがある。また、最近、韓国企業等が積極的で、競合環境も激化しつつある。

•ロシア側の理解:日本は重要である。貿易量と投資量でみると日本が中国の次に大きい。特に投資面では、日本 の役割が大きく、更なる拡大を期待したい。日系商社も資源関連のプロジェクトなどに関わっている。最近は自動車 組立も開始している。付加価値をロシア国内に作るプロジェクトを歓迎したい。

極東と日本間の経済協力

~課題~

•日本側の理解:日本側はロシアの情報が乏しい。ネガティブなイメージが強く、ビジネスをしたがらない。情報不足 以外に①手続きの量が多く煩雑;②インフラが未整備(物流インフラや電力などの能力不足);③異文化、言語など の障壁が頻繁に取り上げられる。労働確保も一部の企業にとって課題である。

•ロシア側の理解:日本側は、調査を綿密にするが、具体的なビジネスになるケースが非常に少ない。日本企業は 決断が遅い。もう少し現地のやり方に慣れてほしい。

ロシア極東地域における日本企業およびロシア当局へのヒアリング (2014年インタビュー結果)

出所) 現地調査によるNRI作成

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極東に進出している日本企業は小さい市場規模、インフラ発展不足、複雑な手続きと不 十分なビジネス支援などの課題に直面

小さい市場規模

● 企業A

極東でのビジネスの課題を考える際、大手企業と中小企業は分けて考えるべきである。大手企業は極東のみでビ ジネスできない。全国を考える必要がある。

シベリア鉄道のスピードアップが必要。

極東には、成功例が少ないのも課題。

● 企業B

ロシアで自動車販売に取り組んでいる。

極東の魅力は限られている。市場規模が小さい。中央ロシアまでは遠い。

多様な課題に直面している。特に初めてロシアに来た日本企業は現地パートナーが必要。ロシアのビジネス習慣に慣れて いない場合が多い。ロシアは個人的なネットワークが非常に重要である。

物流インフラの更新、能力拡大が必要である。鉄道や港の能力も足りない。特に、シベリア鉄道の改善は重要。

その他には、手続きを簡素化する必要がある。建設関連、電力接続、水道接続などで、公益サービス企業の態度も変える ことが必要。

● 企業C

駐在員事務所である。通関手続きなどの実ビジネスはやらず、ロシアの協力会社に任せている。通関は複雑で、また突然 の手続き変更も多いので、現地企業でないと対応が難しい。

最大の課題は日本語ができ、日本文化が分かる人の確保である。公的支援は受けていない。JETROの設置を希望。

インフラ整備不足

手続きの煩雑さ

ビジネス支援不足

● 企業D

極東は、経済規模が小さい。大手企業は少なく、大きなビジネスを極東でつくることは難しい。

日本側の取引相手も中小企業が多く、中小企業同士の支払い条件があわないケースが多い(買い手は後払いを希望し、売 り手は前払い希望して折り合わない。信用取引の商習慣もなく、金利も高い(12-3%)ため資金調達が難しい)。中小企業銀 行があるが、十分に機能しているとは言えない状況である。

ロシア極東地域における日本企業が直面している主要な課題 (2014年インタビュー調査)

出所) 現地調査によるNRI作成

Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved.

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2.極東開発に関心の高い日本企業の具体的ビジネス案件および政策的ニーズ 実現可能性が高い具体的投資案件を成立させるための課題

目次

2.1. ロシア極東における課題、日露経済協力現状

1.1.1.

2.2. ロシア極東進出済の日本企業

1.2.1.

2.3. ロシア極東進出を検討している企業

2.4. ロシア極東から撤退した日本企業

Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved.

市場規模、インフラ未整備、困難な手続き、支援不足は進出を検討している企業の主要課題

企業A 企業B 企業C

活動(事業)内 容

•新技術を促進するベンチャー

企業

•防風柵、防雪柵品メーカー •農機生産および販売

ロシア極東関連 の活動

•発電技術の共同研究(風力、

太陽光、バイオマス)

•試験的にサハリン州に防吹雪柵

を販売

•極東へ農機の輸出を予定

•まだ試験的な段階

今後の展望 •現在は共同研究のみ

•将来は現地生産も予定

•木材ペレット事業を検討中

•ポテンシャルは高い

まだ本格的なビジネスではないが、

今後の事業拡大を期待している 現地生産を検討

•アジアと比較するとポテンシャル

がある。

サポートメカニズ ムの活用

•視察ツアーを活用した。

•ロシアではキーマンとの関係

を構築し、事業をやりやすい環 境を作っている。

•未確認 •日本側:イベントなどに無償参加

•ロシア側:今後補助金対象の可

能性がある

直面(把握)して いる課題

•物流

関税手続き

•その他複雑な手続き

•日本政府のサポート不足

•物流コストと関税コストが非常に

高い。

•中国、韓国のコピー製品の恐れ

•サハリンの弱い産業基盤

•言語の壁

•GOST

の手続き

•関税手続きが場所によりバラバラ

•物流が時間と費用がかかる

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