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web学習における学習方法と出題形式の違いによる評価

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Academic year: 2021

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(1)情報処理学会第 74 回全国大会. 1G-4. Web 学習における学習方法と出題形式の違いによる評価 アディカリ・チョレンドラ†,杉村藍‡,武岡さおり‡,宇佐美裕康†,尾崎正弘† 中部大学大学院†,名古屋女子大学‡. 1.はじめに そして、習熟度 A は最下位の習熟度であり、 従来の対面授業と Web 学習を併用したブレンド そこから B、C、…、H、I と順に習熟度が上昇す 型授業は、多くの大学で実施されるようになっ てきた。著者らも英語関連科目において複数の 表 1 習熟度別 Web 教材と ブレンド型授業 1)2)を実施して、ブレンド型授業 習熟度 A B C D E F G H I 3 級 100 75 50 25 における効果的な学習指導法を開発している。 準2級 25 50 75 100 75 50 25 本研究では、ブレンド型授業における同一クラ 2 級 25 50 75 100 スの中で、習熟度別 Web 教材を用いた異なる学 る。 習形態における学習効果について分析を試みた。 そして、同じ授業クラスの中で 2 つの異なる学 4.異なる2つの Web 学習 習形態がそのクラスにどのような影響を与えた 同じクラスにおいて、2 つの異なる学習方法に のかを含めて分析したのでその結果を報告する。 よる授業を実施した。図 2 は、下位習熟度 A~D において実施した Web 学習における問題例(解 2.ブレンド型授業と在宅学習 答選択肢による出題形式)である。図 3 は、上 本研究で実施したブレンド型授業は、図 1 に 位習熟度 E~I において実施した問題例(記述式 示すように 1 週間を学習単位としたブレンド型 問題)である。 授業と Web 学習を併用したものである。ブレン ド型授業は対面授業(60 分)と Web 学習(30 分)を実施した。その後の在宅学習において、 ブレンド型授業を継続して Web 学習(誤答問題 の確認)を行い、異なった学習方法による自律 型 Web 学習を実施した。 <ブレンド型授業> 対面授業 (60 分) Web 学習 (30 分). 解答選択肢(四択). <在宅学習> Web 学習 (誤答問題) 自律型 Web 学習 (再学習). 1 週間. 図2. 解答選択問題(習熟度:A-D). 異なる学習方法を選択した理由は、著者らが 実施した学習実験結果から、解答選択肢問題は 習熟度レベルの高い学習者にとっては簡単な出 題形式であることが分かっていたからである。. 図 1 ブレンド型授業+在宅 Web 学習. 3.習熟度別 Web 教材 一般的な授業では 1 つの教材を用いて学習し ているが、それではその教材に適した学習者の みを正しく評価できるだけである。本研究では、 記述式:解答入 学習者ごとに習熟度別 Web 教材を採用して、表 1 力 に示す個々の学習者に適した教材(英検関連問 図3 記述式問題(習熟度:E-I) 題)で評価できるようにした。 表中、数字は英検試験問題における 3 級、準 2 5.実験授業と実験結果について 級、2 級の習熟度に占める割合を示す。 (1)実験授業について Evaluation of the Differences Caused by Learning 実験授業は、大学および短大で平成 23 年度前 Methods and Question Structures in the Web-Based Learning 期の英語関連授業科目 4 クラス計 129 名(37 名、 Adhikari Cholendra†, Ai Sugimura‡, Saori Takeoka‡, Hiroyasu 31 名、49 名、12 名)で実施した。以下に実験授 Usami†, Masahiro Ozaki† †Chubu Univ. Graduate School ‡Nagoya Women's Univ. 業の手順を示す。. 4-417. Copyright 2012 Information Processing Society of Japan. All Rights Reserved..

(2) 情報処理学会第 74 回全国大会. (2)実験結果について 在宅での Web 学習は、ブレンド型授業で誤答 した問題を全問正答するまで学習するための Web 学習と、自主的に行う自律型 Web 学習がある。 自律型 Web 学習において、習熟度別に図 2 に示 す解答選択肢問題と図 3 に示す記述式問題を出 題した。記述式問題では、学習者自身が自己採 点することを指示した。. 選択問題を正答が出るまで機械的に繰り返した に過ぎないことが考えられる。. 図 8 トライ回数(習熟度 A-D). 図 4 正答数(習熟度 A-D) 図 9 トライ回数(習熟度 E-I). 図 10. 図 5 正答数(習熟度 E-I). 最終誤答数(習熟度 A-D). 図 11 最終誤答数(習熟度 E-I) 最終誤答数がそれを示している。図 10 の習熟 度(A-D)は平均が 2.35、図 11 の習熟度(E-I)は平 均が 1.42 であり、明らかに後者の方が正答する まで真面目に解答を繰り返しているのである。. 図 6 学習時間(習熟度 A-D). 図 7 学習時間(習熟度 E-I). Web 学習(ブレンド型授業)における正答数の 分布は、図 4 の習熟度(A-D)が平均 9.86、図 5 の習熟度(E-I)が平均 12.3 であり、後者の方 が高い正答率を示した。 そこで、両習熟度グループの授業時の Web 学 習時間を調べた。図 6 の習熟度(A-D)は平均 12 分 32 秒、図 7 の習熟度(E-I)は平均 21 分 1 秒 であった。習熟度レベルは異なるものの全学習 者に対して同じ問題数 20 問を出題したが、異な る結果を示した。 誤答した問題を繰り返し全問正答するまで自 宅で学習した回数(トライ回数)は、図 8 の習 熟度(A-D)が 3.94、図 9 の習熟度(E-I)が 3.18 であるが、前者の学習時間が非常に少なく、. 4.おわりに 本研究では、習熟度別教材と異なる学習方式 による実験授業の結果から、同じクラスの中に 学習意欲の異なる学習者グループが存在し、正 答数や最終誤答数、学習時間、トライ回数に明 らかな違いが見られた。今後は、習熟度や学習 意欲が異なる学習者が混在するクラスについて より詳しく分析したいと考えている。 参考文献 1) 杉村藍,武岡さおり,尾崎正弘:自己モニタリ ングが英語学習に及ぼす効果について(第2報), 名古屋女子大学紀要人文・社会編 (53), pp.89102 (2007) 2) 杉村藍,武岡さおり,尾崎正弘: 英語学習に おける Web 教材の効果的利用法に関する実験, 名 古屋女子大学紀要人文・社会編(55), pp.103-115 (2009). 4-418. Copyright 2012 Information Processing Society of Japan. All Rights Reserved..

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