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欧州グリッド都市のモールを核とした歩行空間の構成   -モール上に生じる“歩行空間・施設へアクセスし易いホットスポット”の分布傾向について- [ PDF

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Academic year: 2021

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1. はじめに 1-1 研究の背景 近年少子高齢化に伴う交通弱者の増加と呼応して、健康 的で万人にとって利用しやすい“歩き易いまち”が注目 されている。都心部の賑わい創出や商業の活性化といっ た目的も相まって、歩いて楽しい空間の創出や、歩道や 広場の歩き易さを評価する研究も数多くなされている。 都心部の歩行空間創出の代表的な手法としては、自動車 交通を排した歩行者専用道路 ( 以下モール ) の整備が挙 げられる。モールを核とした歩行空間の整備は、中心市 街地において歩行者ゾーン、環境地区といったコンセプ トを育んできた欧州都市に多い。都市の構造に着目する と、グラスゴーやヘルシンキ等、日本の都市と同様にグ リッド状の都市構造を持ちながらモールを核とした大規 模な歩行空間を有するものも見られる。このようなグリッ ド状の都市構造を有する欧州都市の事例を詳細に研究す ることで、歩行空間の構成パタンやその効果を明らかに 出来れば、今後国内で行われる歩行空間を核とした中心 市街地再整備の知見にも成り得ると考えられる。 1-2 先行研究 欧州都市におけるモールを核とした歩行空間に関する研 究はヨーロッパ及びアメリカを中心に数多く行われてい る。K.A.Robertson は 1960 年代以降スウェーデンの都市 で発達したモールの事例研究からその利点と欠点を述べ、 各都市の歩行空間の形態や商業機能の立地に関する課題 を述べた1) 。また、C.Hass-Klau によるドイツ及びイギリ ス諸都市の研究では、モール整備前後の詳細なアンケー ト・統計調査を基に、モールが中心市街地の小売及びサー ビス業へもたらした影響を明らかにした2) 。J.G.Hajdu、 R.Brambilla&G.Longo による研究では、欧州主要都市にお ける歩行空間の発展過程を詳細に記述した3)4) 。また、近 年ではスペース・シンタックス理論や群集解析により歩 行者の動きをコンピュータ上で再現し、移動経路として の歩行空間の特性を定量的に評価する研究も見られる5) 。  しかし、歩行空間の研究を行うもののなかで、グリッ ド状の都市構造を持つ欧州都市に着目し、モールと公園、 歩道等からなる歩行空間の規模や構成を研究したものは ない。また、モールの規模が大きくなるほど、単調な空 間を避けるために、ポテンシャルの高い“ホットスポット” ( 以下 HS) に活動の拠点を設ける等、メリハリのある空間 を計画することが望ましいと考えられるが、既存の空間 評価システムでは、歩行空間上の様々な場所や施設へア クセスし易い HS を可視化することは出来ない。 1-3 研究の目的 そこで本稿では、グリッド状の街路網を有する欧州都市 のモールを研究の対象とし、以下の 3 点を明らかにする ことを目的とする。 ①都心部のモールを核とした歩行空間の規模 ②都心部のモールを核とした歩行空間構成のパタン ③歩行空間構成パタン毎の HS の分布傾向 HS を可視化する際、独自に開発した空間評価システム Mesh Network Analysis( 以 下 MeNA) を 用 い る。 最 後 に、 本研究の成果をまとめ、今後国内で起こりうるモールを 核とした中心市街地再整備への考察を述べる。研究の流 れを図 1 に示す。 2. 歩行空間の定義と到達圏解析の設定 2 章では本稿で用いる歩行空間を定義し、空間評価シス テム MeNA の概要を述べる。 2-1 歩行空間を構成する要素 歩行空間を構成する要素を以下の通り定めた。 ①モール…一般車両の乗り入れが制限され、歩行者に解 放された道路空間。なお、トラムやバスのトランジット モールもこの要素に含む。 ②公園・広場…全ての市民に常時開かれた公園や広場。 トラム・バス等の駅舎や軌道と公園が組み合わさった空 間もトランジット広場としてこの要素に含める。 ③水辺の遊歩道…水辺に整備された遊歩道。 ④広幅員の歩道…“歩き易い空間”の中に、狭隘な歩道 が含まれるのは相応しくないと考える。そこで本稿では

欧州グリッド都市のモールを核とした歩行空間の構成

モール上に生じる“歩行空間・施設へアクセスし易いホットスポット”の分布傾向について

-和田雅人 1-1 3 章 . 都市の選定と解析実行 2 章 . 言葉の定義と MeNA の設定 6 章 . まとめと考察 歩行空間の規模・構成パタン・ホットスポット (HS) の分析 4 章 . 歩行空間の規模・HS 分布分析 5 章 . 構成パタンと HS の分布傾向 モールの構成により各都市の歩行空間 をいくつかのパタンに類型化し、パタ ン 毎 に HS の 分 布 傾 向 を 分 析 4 章で算出した各点の歩行圏域を用い、各 点から容易にアクセスできる範囲にある施 設数を求め、①構成パタンの違いによる差 異、②モール単体の場合とその他の歩行空 間 を 組 み 合 わ せ た 場 合 の 差 異 を 分 析 モ ー ル を 核 と し た 歩 行 空 間 の 規 模 をまとめ、都市毎に HS が生じる場所を 可 視 化 し、そ の 分 布 傾 向 を 分 析 図 1 研究のフロー

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幅員 5m を越えるものを広幅員の歩道とする*1) ⑤地下街・歩道橋…幹線道路や鉄道路線と立体交差する 地下街やスロープを持つ歩道橋。 ⑥グリーンコリドー…広幅員道路の中央分離帯に列植さ れた街路樹と共に歩道や滞留空間が整備されたもの。 ⑦交通抑制策が施された横断歩道…自動車速度を抑制す るための対策が行われている横断歩道*2) 。 以上の要素から構成される空間を歩行空間、モールを除 く歩行空間をその他の歩行空間と総称する。 2-2 歩行空間の抽出とグルーピング 同じ都市内にあっても、充分に連結されていない歩行空 間はそれぞれ独立したものとして評価する必要がある。 その為、モールを中心とした一定の範囲の歩行空間を図 2 に示す手順で抽出・グループ化した。 2-3 本稿で用いる空間評価システムの概要 (1)MeNA の概要 モール上の HS を可視化するため、グラフ理論による到 達圏解析を応用した空間評価システムを開発した。一般 的な到達圏解析では、道路や交差点を単線と点に抽象化 し解析を行うが、これでは広幅員のモールや広場の空間 的な広がりを適切に評価することができない。そこで本 稿では、歩行空間として抽出した各要素に 3m 間隔のグリッ ドメッシュを重ね、メッシュを構成する線群を用いてノー ド・リンク法による到達圏解析を行う。本稿ではこれを Mesh Network Analysis( 以 下 MeNA) と 表 記 す る。 ま た、 算出される歩行圏域に含まれる施設の数を求めるため、 歩行空間に面する施設の壁面毎にポイント ( 以下施設ポ イント ) を作成した。 (2)MeNA の解析結果に含まれるバロメータ モール上の詳細な数値の変化を測るため、モール上に 3m 間隔でテストポイントを配置する。全てのテストポイン トを起点とし、MeNA による 240m の到達圏を求める*3) 。テ ストポイント毎に求めた圏域を歩行圏域と呼ぶ。歩行圏 域の作成後、その面積と圏域に含まれる施設ポイント数 を集計し、前者を歩行圏域値、後者を施設数値とした。 (3)HS の抽出法 グループ化した歩行空間毎に、歩行圏域値、施設数値の 高いテストポイント*4) が集中するエリアをそれぞれ求め、 前者を歩行圏域値の HS、後者を施設数値の HS とする。 (4)HS の解釈 テストポイントの歩行圏域値が大きいということは、そ の地点から徒歩 3 分で到達できる範囲にモールや広場と いった歩行空間が多くあることを意味する。同様に、施 設数値が大きいということは、その地点から徒歩 3 分で 到達できる範囲に施設が多いことを意味する。モールの 中でも歩行圏域値、施設数値が相対的に高いポイントが 集まる HS は、歩行空間の中でオープンスペースや施設に よりアクセスし易い場所といえる。 図 3 に歩行空間上に配されたメッシュの形状、モール上 のテストポイント、HS 抽出のイメージを示す。 3. 都市の選定と MeNA の実行 以下の手順で都市の選定を行った。 a. 欧州連合加盟国の内、東欧諸国を除く 15 カ国を選定。 b. 各国の首都・州都・県都・人口上位都市を抽出。 c. 中心市街地にグリッド状の街路網を持つ都市を抽出。 d. c の内、大規模なモールを有する 12 都市を抽出。 e. d の内、市のホームページで道路幅員や歩道境界線を 含む都市計画図が公開されている 10 都市を選定6) 。 以上 10 都市の概要を表 1 に、MeNA の結果を図 4、5 に示す。 4. 各都市の歩行空間の形と HS の分布 3 章で選定した 10 都市の事例を概観し、MeNA によって 求めた歩行圏域値の平均値を比較する。また、HS の分布 の傾向を読み解き、5 章の歩行空間のパタン化につなげる。 4-1 モールの規模と歩行圏域の値 図 5, 表 1 を見ると、概ね 1km 四方の範囲に延べ 1~6km、 1~9ha のモールを整備していることが分かる。また、その 1-2 図 2 モールを核とした歩行空間のグループ化 図 3 MeNA で使用するメッシュ及び HS 抽出のイメージ その他の歩行空間により道なり 240m の距離で結ばれるモールを 同じグループに纏める ①でグループ化されたモールから 240m のバッファを作成 バッファ内に含まれ、モー ルに接続された歩行空間を グループに含める 手順① 手順② 手順③ (≦240m) その他の 歩行空間 その他の 歩行空間 バッファの外 の要素はカット モール 240m モール 3m 間隔のメッシュと モール上のテストポイント 歩行圏域値 施設数値 歩行圏域値の HS 施設数値の HS その他の歩行空間 ( 上位 25%) ( 上位 25%)

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他の歩行空間要素と組み合わせることで、モールの数倍 の規模に及ぶ連続した歩行空間を形成している。歩行空 間の面積が大きくなるほど歩行圏域が高くなる傾向があ ることが分かる ( 図 4)。G1,T1,T2,St2,St5 は車道と歩行 空間の分離が充分でなく、モールの長さも 120m 程度と短 くなる傾向があるが、交通抑制策が施された横断歩道に より接続されることで大規模な歩行空間を形成している。 4-2 HS の偏り 歩行圏域値、施設数値の HS の分布を見ると、必ずしも 両者は一致していないが、モールの中でも直線的に長く 広幅員のものの上や公園・広場に面する部分に生じる傾 向がある。モールの中でも相対的に長く広幅員のものは、 歩行空間の“軸”と言い換えることが出来るが、HS と歩 行空間構成の関係を分析するにはこの“軸となるモール” の構成に着目し分析することが効果的と考えられる。 5 歩行空間のパタン化と HS の分布の傾向 5 章では、4 章で述べた軸としての性質をもつモールに 着目し、同モールを抽出した後、その構成とその他の歩 行空間との関係により各事例をパタン化し、パタン毎に HS の分布の傾向を分析する。 5-1 軸となるモールの抽出 軸となるモールの性質として、他のモールと比較して直 線的に長く広幅員となり、面積が大きくなることが挙げ られる。そこで直線状のモールの面積をそれぞれ求め、 その偏差値を算出し、自然分類 (Jenks natural breaks optinization) により面積が大きなモール群と面積の小さ なモール群に分け、前者を軸となるモールとした ( 図 6)。 5-2 2 つのフィルタによるパタン化 軸の構成として、1 つ或いは複数の軸が線形に構成され るものと、複数の軸が独立或いは交錯しながら構成され るものがある ( 図 6)。そこで、1 つ目のフィルタとして 全ての軸を一筆書きでなぞれるか否かにより分類した。 また、2 つ目のフィルタとしてモールの面積割合が 67% 以 上 ( 全体の 2/3 以上 ) か否かにより分類を行い、以下の 3 つのパタンを得た ( 図 7)。 1-3 1000m H1 H2 R1 J1 G1 T1 T2 St1 St2 St3 St4 St5 O1 Su1 M1 A1 歩行圏域の HS モール グループ内の歩行空間 グループ外の歩行空間 施設数の HS シュトゥットガルト Stuttgart マンハイム Mannheim グラスゴー Glasgow ストックホルム Stockholm ロッテルダム Rotterdam ヘルシンキ Helsinki オウル Oulu ユヴァスキュラ Jyväskylä アルメレ Almere トリノ Turin 図 5 グループ化された歩行空間と HS の分布 選定都市 歩行空間グループ モール延面積(ha) モール総延長(km) その他の歩行空間面積(ha) 歩行空間合計(ha) モールの面積割合(%) R1 9.0 18.9 27.9 Su1 8.8 22.6 31.4 A1 6.8 7.9 14.7 H1 2.2 9.5 11.8 H2 2.3 13.3 15.6 O1 1.2 9.0 10.2 St1 0.5 0.6 1.0 St2 1.6 3.5 5.1 St3 0.3 0.4 0.6 St4 0.4 6.4 6.8 St5 1.3 4.7 6.0 J1 2.2 2.2 4.4 M1 6.0 1.9 7.8 G1 2.7 0.8 3.5 T1 2.2 0.9 3.1 T2 2.6 4.0 5.7 3.9 0.8 1.5 0.7 0.4 1.5 0.3 0.4 1.2 1.4 3.3 1.8 2.9 2.2 5.2 7.9 32.2 28.1 46.3 18.9 14.7 11.7 46.0 31.5 39.2 6.6 22.2 49.5 76.1 76.3 71.3 33.6 トリノ グラスゴー マンハイム ユヴァスキュラ ストックホルム オウル ヘルシンキ アルメレ ロッテルダム シュトゥットガルト 表 1 選定都市とグループ化された歩行空間の面積 図 4 歩行空間の面積と歩行圏域値の平均の関係 R1 Su1 A1 H1 H2 O1 St2 T2 St4 St5 T1 J1 St1 St3 M1 G1 1.0 2.0 3.0 4.0 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 歩行圏域値 (h a) 歩行空間面積 (ha)

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・Fishbone 型…一筆書きで軸をなぞることができ、且つ その他の歩行空間が少なく公園・広場等の影響をあまり 受けないパタン。このパタンに属する事例を見ると、軸 の中央或いは軸同士が接続する部分に歩行圏域値の HS が 生じる傾向があることが分かる。施設数の HS は G1,T1 で は軸の中央付近に生じているが、M1 では 2 ヶ所に分散し て生じている。これは、M1 の軸中央付近の施設がデパー ト等の大型のものとなっているのに対し、軸の中央以外 では施設の規模が小さくなっていることに起因する。 ・BBQ 型…単一の軸となるモールがその他の歩行空間を串 刺すような形態を取り、串刺す要素や軸に接続する位置 により HS の分布にばらつきが生じるパタン。このパタン に属する事例を見ると、歩行圏域の HS は軸上の中央付近 と広場に面する部分に 1 つ以上生じている。一方で、施 設数の HS は公園・広場等の影響をあまり受けず、軸の中 央付近に生じるが、歩道や小さなモールがより多く接続 する部分に偏心する場合がある。また、歩行圏域の HS の 分布と異なり、単一の HS となる傾向がある。 ・Mast 型…複数の軸から成り、各々の軸にその他の歩行 空間が接続するパタン。歩行圏域の HS は軸の交差部や公 園・広場に面する部分に 1 つ以上生じる傾向がある。施 設数の HS は軸の交差部に 1 つ以上生じる傾向がある。 6 おわりに 6-1 分析のまとめ 本稿により明らかになった点を以下に示す。 (1) グリッド街路網を持つ欧州都市の歩行空間の規模 4 章の分析により、グリッド状の街路網を持つ欧州都 市におけるモールは概ね 1km 四方の範囲に延べ 1~6km、 1~9ha 程度整備されていることが分かった。また、公園・ 広場や交通抑制が施された横断歩道と組み合わせること で、モールの数倍の規模に及ぶ歩行空間を形成している ことが明らかになった。 (2) 歩行空間構成の 3 つのパタンと HS の分布傾向 4,5 章の分析により、グリッド状の街路網を持つ欧州都 市におけるモールを核とした歩行空間構成のパタンとし て、Fishbone 型、BBQ 型、Mast 型があることが明らかになっ た。また、パタン毎に歩行圏域値、施設数値の HS の生じ る場所や数に図 7 のような傾向があることが分かった。 6-2 考察と課題 本研究により、グリッド状の街路網を持つ都市の都心部 におけるモールの規模や構成、様々な空間や施設へアク セスし易い HS の分布傾向が明らかになった。今後国内で 起こりうるモールを核とした歩行空間整備への研究成果 の応用として以下の 3 つが考えられる。 ① 4 章の成果を基にした歩行空間の規模の検討 ②歩行空間構成のパタン分析や MeNA による HS の把握 ③ HS に活動拠点を設る等メリハリのある歩行空間の検討 本研究では既存の到達圏解析を発展させた MeNA を開発 し、歩行圏域値や施設数値といった指標を基に歩行空間 の定量的分析とパタン化を行った。今後は施設の種類・ 規模、仮設店舗、街路工作物、公共交通、防犯の指標といっ た情報と組み合わせることで、歩行空間の構成によって 生じる様々な特性を多様な視点から明らかにしたい。 1-4 図 7 歩行空間の 3 つのパタンと HS の分布傾向 *5) 図 6 軸となるモールの構成 ①一筆書きできる軸構成 or not 歩行圏域値 HS の傾向 軸とその他歩行空間の構成による分類 施設数 HS の傾向 1 2 2 2 つのフィルタ 軸の交差部や広場に面 する部分に 1 つ以上 軸の交差部に1 つ以上 軸の中央付近や広場に 面する部分に 1 つ以上 軸の中央付近に 1 つ 軸の中央付近に 1 つ 公園・広場 HS 軸の中央付近 に 1 つ R1, J1, A1, H1, T2, O1 Su1, St1, St2 ,St3, St4, St5, H2 M1, G1, T1 yes no no yes no Mast 型 BBQ 型 Fishbone 型 ②モールの面積割合が 67% 以上 non_scale 軸となるモール ( 数値は偏差値 ) その他モール J1 74.2 62.8 閾値 53.0 R1 閾値 50.1 57.4 63.7 70.4 57.9 56.3 88.2 A1 66.4 閾値 57.9 66.0 91.5 O1 64.0 52.3 閾値 47.7 G1 81.9 65.2 閾値 54.4 Su1 121.5 閾値 59.2 St1 閾値 _ _ St2閾値 57.4 74.2 St3 閾値 _ _ St4 66.0 閾値 50.9 St5閾値 50.5 73.9 T1 閾値 55.5 89.8 T2 69.0 67.7 閾値 48.4 H1 69.2 56.3 閾値 47.4 H2 71.7 閾値 53.7 M1閾値 49.9 72.2 78.1 道路構造令第 11 条第 3 項では“歩道の幅員は、歩行者の交通量が多い道路 にあつては三・五メートル以上”と定められている。本稿ではこれに滞留 空間や建物から溢れ出すアクティビティを許容する空間を考慮し 5m の幅員 を設定した。 具体的には横断歩道と共に、盛り上げ舗装、車道縮小、フォルト組み合わ せ舗装、ボラード、ハンプ、狭さく、敷居の何れかがあるもの7) 一般的に、抵抗なく歩ける距離として徒歩 5 分で歩ける 400m が用いられ ることが多いが、本稿では容易に歩ける距離に着目し、徒歩 3 分で歩ける 240m を基準として用いた。 数値上位 25% に含まれるテストポイント マンハイムの軸となるモールは厳密には一筆書きできる構成ではないが、 交差部の形状を考慮し一筆書きできる構成と判断した。

Kent A. Robertson / Pedestrian streets in Sweden's city centres/ Cities, Volume 8, Issue 4, November 1991

Carmen Hass-Klau/ Effects of pedestrianisation and traffic calming on retailing: examples from West Germany/ Transport Policy 1993 colume 1 number1

J.G.Hajdu /Pedestrian Malls in West Germany: Perceptions of their Role and Stages in their Development/Journal of the American Planning Association Volume 54, Issue 3, 1988

R.Brambilla&G.Longo/The Rediscovery of the pedestrian: 12 European Cities/ Department of Housing and Urban Development Ntional Endowment for the Arts President's Council on Environmental Quality

中野隆史 , 田中一成 , 吉川 眞 / 駅空間における群集流動の解析 ~ 景観 操作による行動制御シミュレーション ~/ 景観・デザイン研究講演集 No.2 December 2006 各市ホームページ 土木学会編 / 地区交通計画 / 国民科学社 — オーム社 1992.12. *1) *2) *3) *4) *5) 1) 2) 3) 4) 5) 6) 7) 注釈 参考文献

参照

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