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分相始動単相誘導電動機を改造せる二相サーボモータに就て

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Academic year: 2021

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(1)

分相始動単相誘導電動機を改造せる二相サーボモー

タに就て

著者

佐藤 信

雑誌名

鹿児島大学工学部研究報告

2

ページ

105-109

別言語のタイトル

ON THE TWO-PHASE SERVOMOTOR, THAT WAS DEVISED

FROM COMMON TYPE SQUIRREL-CAGE SPLIT-PHASE

INDUCTION MOTOR

(2)

分相始動単相誘導電動機を改造せる二相サーボモー

タに就て

著者

佐藤 信

雑誌名

鹿児島大学工学部研究報告

2

ページ

105-109

別言語のタイトル

ON THE TWO-PHASE SERVOMOTOR, THAT WAS DEVISED

FROM COMMON TYPE SQUIRREL-CAGE SPLIT-PHASE

INDUCTION MOTOR

(3)

トーレクハ111111 * 信

佐 藤

ONTHETWO−PHASESERVOMOTOR,THArWAS DEVISED]FROMCOMMONTYPESQUIRREL‐ cAGESPLIlr−PHASEⅢVDUCTIONMOTOR MakotoSATO

Nowa-days,withtremendousincreaseintheuseofautomationhascomeanurgentdemand

foraservomotors・Attheauthor,slaboratoryjtwo-phaseservomotorwasdevisedfromcommon

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ReceivedMay31,1962. である.鋪1図に速度一トルク特性曲線を示す. 1 . 緒 =

最近の自動制御の発展に伴ってサーボモータが広範

囲に使用されるようになり,非常に重要な地位を占め

るに至った.わが国に於ける生産数型は急激に増大 し,その性能向上に関する研究が盛んになされてい

る.わが国に於けるサーボモータの使用実績は,二和

誘導電動機形式のものが他の群を抜いている.著者は 扇風機用分相始動単相誘導電動機の固定子巻線の巻き 替えと,回転子の改造により,サーボ用として望まし い特性のものを得ようと試みた.即ちソリッドアイア ン形二相サーボモータに改造してみたので,その設計 と特性の大要を紹介する.

分 相 始 動 単 相 誘 導 電 動 機 を 改 造 せ る

二 相 サ ー ボ モ ー タ に 就 て

一 鍵 度 . α ル

粥 1 図 速 度 一 ト ル ク 特 性 動特性は速度一トルク特性の非直線性,摩擦,磁気 的吸引力などによる無駄時間が存在する.無駄時間は 励磁巻線に定格電圧を印加して,このサーボモータを 始動させるに必要な最低の制御電圧の値(簸小始動電 圧)によって評価され,定格電圧の1∼5%程度のも のが普通である. 信号の急変に追従するため応答速度が大でなければ ならない.尚,サーボモータは拘束トルクが制御電圧 に比例すると共に,その出力トルクが速度と共に大体 直線的に減少することが,制動特性として望ましい. 垂下特性であるから,トルクと速度の積,つまり出 力は同期速度の半分位のところで最大になる.又一般 に制御電圧が極めて小さく停止状態近くの低速度で動 作することが多く,すべり周波数が大きい.又一般に 2 . 二 相 サ ー ボ モ ー タ の 特 性 と 構 造 上 の 問 題 周知のことながら,改造データを記述する前に,二 相 サ ー ボ モ ー タ の 特 性 , 椛 造 の 一 般 的 な 大 要 を 述 べ る.サーボモータの大きな特色は,制御入力に応じて 急速に始動・停止・反転を行うために,その特性は始 動トルクが高く,単相動作を生ぜず,信号の減少に伴 って行き過ぎを防止するために,速度の増加に比例し てトルクの減少するような垂下性の速度一トルク特性 を有することである.即ち内部制動効果を有すること * 電 気 工 学 教 室

(4)

106 鹿 児 島 大 学 工 学 部 研 究 報 告 第 2 号 励磁電流が大きい.従って効率力率共に極めて低い. 特に制動特性を良くする程非効率的となる. 構造は基本的には汎用の二相誘導電動機と同様であ るが,固定子巻線は励磁リアクタンスが小さく,空隙 磁束密度が大きくなるように設計される.又効率が悪 いから,発熱に対する考慮が必要である.回転子は前 述の様な垂下特性にするため,回転子巻線の抵抗を比 較的大きくする.又急速な応答を得るため,慣性能率 を極力小さくする.回転角度によるトルクの変動,即 ちコッギング現象を小さくするよう工夫される.又軸 受摩擦が小さいことが望ましい. 3 . 改 造 設 計 (1)固定子の設計 第2図の如き鉄心をそのまま使用して巻線のみを変 $更した.定格電圧100[v],平衡二相,二層重巻. 全溝数s=24 極 数 p = 4 毎極毎相の溝数=3分布巻係数腕=0.911 短節度=0.833短節巻係数kp=0.966 1相直列巻数w,=540 1極の最大磁束の、=79×1仕5[Wb]

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巻線導体0.6[mm]丸線断面積=0.2827[mm2] 1溝の導体数=90本占積率=25.81%]

歯の磁束密度B"=L86閑

(2)回転子の設計 第 3 図 の 如 き ソ リ ッ ド ア イ ア ン 形 の も の を 製 作 し 第 2 図 固 定 子 鉄 心 て,従前のかご形回転子と取り替えた. 材質:一般構造用圧延棒鋼 軸受は従前の面軸受をそのまま使用. ー 3 8 . 6

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第 3 図 ソ リ ッ ド ア イ ア ン 形 回 転 子 4 . 試 験 方 法 試験はJISC4907-1961によって第4図の回路によ り,電圧制御のみを行った.励磁巻線には定格電圧 100[v]を常時印加しておき,制御巻線には入力電圧 の大きさだけを変化して加えて速度制御を行い,制御 電圧の位相を180°変えて逆転を行う.制御は凡て手 動で行った.

i

二粕需ズラィック鵠御韻泉 第 4 図 試 験 回 路 トルクの測定はプーリーとスプリングバランスを用 いる方法によった. 速度の測定はストロボスコープ法によった. 慣性モーメントは始動付近に於ける近似値として, 次の計算式によって求めた.

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但し”:回転子の重量[gr] ’.:回転子の半径[Cm] 5 . 試 験 結 果 (1)速度一トルク特性 第1表に実測値を示す. 負の速度,即ちs>1に対するトルクの測定には特 別の装置を必要とするので,0三s≦1に於ける実測値 を基にして,次式を用いて算定した.

(5)

岬皿御睡癌証皿恥迩“/0/ 佐 藤 : 分 相 始 動 単 相 誘 導 電 動 機 を 改 造 せ る 二 相 サ ー ボ モ ー タ に 就 て

00005538400

mお布塑詔、弱糾鵠興// 54332211 第 1 表 速 度 一 ト ル ク 特 性 ( 実 測 値 )

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但し鏡穀=k…‘:定数

s<1なる任意2点の実測トルクよりc,;c2を求めれ ば,上式により凡てのsの値に対するトルクを算定す ることができる.第1表の実測値よりc,=1.34,c2= 0.15が得られる.このc1,c2を使用して計算で求め た速度一トルク特性を第2表に示す.第1表,第2表 を総合して第5図の特性曲線が描かれる.但しk=0 の特'性は短絡運転,即ち制御電源の内部インピーダン 00000407000 01364896706 29273644061

322111112

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トノレク〔gr-cm〕

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4460 4050 3640 3160 2610 此=01左=0.11k=0.21ノt=0.31ノヒ=0.41ノt=0.51k=0.61ノヒ=0.71ノt=1 ス極めて小さい場合のものである. (2)出、力 第 5 図 速 度 一 卜 ル ク 特 性 k=1に於ける最大出力は34.8[W] (3)I慣性モーメント H 6730 6330 5950 5440 4810 10500 10060 9500 8720 7900 6850 5680 4400 3000 1510 0 7600 7220 6800 6200 5560 0505000260 拓哩印刀卵別α招迦/// 22111 0000000000000 鋤印泥酔%舵刈羽娼舛印“ 1111111 1.000 0.833 0667 0.600 0.533 0.466 0.400 0.333 0.266 0.205 0.133 0.111 0.088 03050090 %“兜泊詔和26///// 11 3321111 釦叫叫%印加、九匁幻// 70005000060 08642086420 9●●●●■■甲●■● 21111100000 ノレ 5920 5550 5100 4660 4070 第 2 表 速 度 一 ト ル ク 特 性 ( 計 算 値 ) ト ク す べ り 107 〔gr-cm〕

(6)

制 御 巻 線 短 路 108 励 磁 , 制 御 両 巻 線 同 時 開 放 (9)温度上昇 回転子を拘束して励磁相に定格電圧を加えたときの 固定子巻線温度上昇をみるに,15分にて47.5°C上昇 している,まだまだ上昇の傾向がみえる.勿論強制冷 却を必要とする.A=0.7のときの特性曲線と,速度定 数より計算した周波数特性を第6図,第7図に示す.

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=0.0721[sec] 但し』:慣性モーメント[gr,cm2] jV:無負荷回転数[r、p、m] でs:始動回転力[gr.cm] (5)無駄時間(最小始動電圧にて評価して) 制 御 巻 線 の み 開 放

︵岬秒職隙︾恥恥いい恥”価の駒妙

最小始動制御電圧=淵=001

定格電圧 (6)単相運転 励磁相に定格電圧を加えて,制御相に各種電圧を加 えた無負荷運転状態より停止するまでの時間を測定し てみた.その結果は第3表に示す通り,短絡運転に於 ては極めて大きな制動トルクを発生していることが知 られる. 鹿 児 島 大 学 工 学 部 研 究 報 告 第 2 号 第 3 表 停 止 時 間 pH 10‐ 20. 停 止 時 間 〔 秒 〕 制 御 巻 線 電 圧 〔V〕 5 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 88888888888 ●e●■●各○P。凸● 00000000000 2宮コワ︼55︵U2、︶0

■■申巳■。●■●

7J0588︿U12288 1111ワー222 。 。 . , 皿 0 3 。 蝉 α 5 72895644355 GU各やめ阜●■●af l2223333333 一→トルク(N・爪) 第6図化=0.7における特性曲線 6 . 結 言 本試作品の特性をみるに決して勝れたものではな い,始動トルクが可成り大きいにも拘らず回転子の慣 性能率も亦大きいため時定数が大きくなっている.こ れは普通形分相誘導電動機の固定子鉄心をそのまま利 用したのであるから止むを得ないことである.しかし ながら,サーボモータとして最も重要なる特性である 内部制動効果を有し,しかも殆んど直線的垂下特性に なっているから,制動特'性は勝れていると言える.最 小始動電圧は僅か1%であり,単相運転特性も制御相 短絡の場合は,極めて短時間で停止するので,単相運 転を持続するようなことはない,これらのことは皆好 ましい特性である.以上の特性より見て,動作のあま り急を要しないサーボ機構には結構使用出来ることが 判る.尚,以上の如き特性から見て,本試作品は回転 (7)トルク効率

"‘=筈但し南:拘束トルク[Nm]

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て励磁した拘束状 = 0 . 6 0 5 態 に 於 け る 入 力 電 力[W] 30. (8)パワー効率

'=;:坐但しP,…:二次曇大出力

Pz:拘束入力

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(7)

佐 藤 : 分 相 始 動 単 相 誘 導 電 動 機 を 改 造 せ る 二 相 サ ー ボ モ ー タ に 就 て 109 篭 72.11ソリッド 圧

0札如釦抑却却如却

︵琶署・や粟製︵号︶噂一一蛤 0 −lO −2o −3〔、 −40 −50 −60 −.70 −80 0 = −90 −IpO -90 −100 o ‘ o l Q O 2 q o 5 0 . 1 0 , 2 0 . 5 1 2 5 1 0 Z o I O o − c d T 第 7 図 周 波 数 特 ’ 性

子抵抗が大き過ぎるように思われる.回転子表而に銅するものと思われる.第4表に内外の製品の数例と本

鍍金を施せば,更に大きなトルクが得られ出力も瑚大試作11,11,の特性を示してある. 第 4 表 二 相 サ ー ボ モ ー タ の 特 性 例 100/100 試 作 品 ’ 6 0 1 3 4 . 8 1 2 6 8 0 1 6 8 4 7 1 1 7 2 2 国 内 却 冷 言﹂言﹂︾﹂言﹂ 1靴3ユ カカカカ

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(近似値)時 定 数 (ms) 周 波 数 (C/S) 出 力 (W) 慣 性 (gcm2) 6.7 117 0.4 2.72 00000 66600 44 形 式 (V) 7.5 11 150 11 100/100 100/100 100/100 115/115 2970 1490 1000 5200 678 19600 100 191 16.2 1730 70 3.8 0000 5550 4 3030 3400 3530 5300 7870 0.24 5 225 1,8 35 4.1 10.2 1207 3.3 106 29.5 504 13700 110 1260 115/115 115/115 115/115 115/11557.5 115/115 08766

4216

ド ラ グ カ ッ プ ソ リ ッ ド か ご , 冷 却 か ご か ご , 冷 却 ア メ リ 力

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