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第11回ハートフル・ミーティング(江南南小学校区)の概要

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(1)

江南南小学校区ハートフル・ミーティングの概要

1 日時 平成 20 年 9 月 19 日(金)

2 場所 江南公民館会議室(ピピア)

3 参加者 51 人

4 会議の概要

(1)食の安全について

質問

近年、農水産物の輸入が拡大し、それに比例して食材の品質に対する不安

が拡大しています。1960 年代の日本の食糧自給率は 80%くらいありましたが、

現在は、38 から 39、最近、中国の餃子問題で国内産を使おうということで、

40%になったということですが、まだ、低下しています。自給率の向上は、

食の安全に関わる重要事項であり、子孫に安全・安心な食料を提供すること

が我々の使命であり、任務だと思います。

宮城県の漁業関係者に聞いた話では、最近輸入の魚が増えて、売り上げが

低下してきたので、近海物の青魚を学校給食にも取り入れていただいている。

やはり農業でも、魚でも、地元で取れる新鮮な物が一番ということです。給

食を残す子どもも減ったし、教育の一環としてホームルームに取り入れてい

る学校もあるということです。また、東京杉並では、学校給食に月三回ほど

純国産デーを設け、冷凍コロッケなどの代わりに、ジャガイモから自分たち

で作るのだそうです。

私の提案は、学校か保育園、幼稚園をモデル校に選んで、地場産の物を使

うということで何かやってみないかと。熊谷市は実際、学校給食で自給率何%

になっているのか調査して、自給率アップ、安全のアップを捉えていくべき

だと思います。

それから品質改善、食の安全は、曲がったきゅうりはカットしづらいとい

うような現状や過去のやり方にとらわれていたのではだめなのです。やる気

の問題なので、工夫が大事だと思います。

それと、農業のマイスター化を是非導入していただきたいと思います。

それと、地元産を使い、生産者と子どもたちが交流することにより、小さ

い頃から食の安全と自給率の向上を指導することが重要だと思います。

最後に、食の安全の熊谷スタンダードの全国への発信、例えば、学校給食

は国の自給率と変わらない 40%くらいだったが、産地直農型に代えて、加工

物はこうした、豆腐はこうした、こういう方式で熊谷市は学校給食の自給率

を上げましたということを全国に発信すれば、熊谷は、食の安全についても

日本一を狙っているんだなということを、アピールすることができると思い

(2)

回答

今お話がありましたように、地元産は新鮮ですし、食べ残しが少なくなっ

たり、偏食しなくなるなどの効果もあるかもしれません。そういった面で、

地元で採れた物をより多く食する動きを、加速していかなければならないだ

ろうと思います。学校給食の自給率という発想はおもしろいのですが、熊谷

地区は、市内の 30 校以上を一箇所で大量に作る関係で、地元産だけでの食材

確保が難しい面があります。江南地区も給食センター方式、大里と妻沼は自

校式というように、変則的な部分もありますので、進め方は課題だろうと思

います。自校式のところは、地元産にこだわってもけっこうやれる感じはし

ますよね。毎日は無理にしても、今日は、地元産だけで何かをということは

可能かも知れません。一時はやった顔の見える農業の振興にも役立ちますし、

子どもたちへの食に関する教育の推進にも役立つだろうと思います。ただ、

埼玉県では、小学校にはそういった農業体験を義務付けるといった方向性も

出されてきましたし、実際は市内のほとんどの学校で、何らかの形で農業体

験をしていると思うのです。それらも踏まえて、農業により親しみながら、

地元で採れた安心で安全な食材を使った給食をみんなでおいしく食べるとい

う流れは一層進めていかなければならないと思っています。

質問

日本の消費者は、とかく形のいいもの、あるいは外見のいいものを選びが

ちです。実際には、多少曲がったり、虫の食った跡があっても、そういうも

のの方が、むしろ安全でいいのだというふうに私は思っています。そこで、

そういう考え方を普及させるために、あらゆる機会を使って、例えば市の広

報誌だとかあるいは、生産者と消費者の間のフリートーキングを開くとか、

そんなことを通して安全を重視した食事といいますか、是非普及させるよう

な努力を行政の方でしていただけたらと思いますがどうでしょうか。

回答

生産者側と消費者側がお互いに理解を深めるための手段を講じることにつ

いては、これからも一層進めていきたいと思います。

路地物のきゅうりなど、太さが一様でないものや曲がった物を工夫して調

理をしたり、農薬が少なければ小さい虫でも食いつくわけですから、そうい

ったことを教えることは大切だろうと思います。ですから、直売所などでも

そういったものを、消費者が好んで買ってくれるような社会作りを考えてい

かなければならないのかなと思います。それは消費者にとっても生産者にと

(3)

質問

私は食材を買う立場にありますが、いろんなところから野菜をもらったり

もします。買うときは、虫の食ってないもの、極力いいものとかをその値段

で買いたい、もらうときは、多少虫が食っていても安全なものをもらうとう

れしい。そこにとても矛盾があると思います。そこの調整がとても難しいの

だろうなと思います。なので、よく業者の方とかいろんな方とコミュニケー

ションをとりながら先の見える取り組みをしていただけたらなと思います。

あとは、添加物のことがとても心配です。農協などは、地元の添加物抜き

のもので、多少色が違っても安心で、裏を見て入っているものがよくわかり、

安心して買えるのですが、それ以外は、まだまだそのまま地元に入ってくる

ので、もう少し安心して買えるものが、スーパーなどにも、並ぶような形を

とっていただけるといいなと思います。

回答

農薬を使わない、あるいは使っているとしても少ないですよ、ということ

になると、当然生産性は落ちてしまいます。生産性が落ちているにもかかわ

らず生業として成り立たせるためには、それぞれの単価を上げなければなり

ません。でも安全安心はあります。そういった文化を私たちの暮らしの中で、

これからも高めていく必要があるのだろうと思います。

添加物のお話もありました。添加物を使えば当然腐りませんから作り置き

ができる。そうすると当然コストが下がる。添加物を使わなければ、賞味期

限が短くなり、生産にコストがかかるから値段は上がる。江南の直売所では

生産者の名前が入っていると思います。名前を出すということは万が一の場

合には責任をとるということですから、作る側からしても、農薬をあまり使

わないようにしよう、何はこうしようと注意をしているわけです。そういっ

たものは値段が上がっても安心だから買うといった循環を我々が作っていく

必要があるのかなとも思うのですね。行政だけではなく、生産者を含めた農

業団体の方々といろいろと意見交換をしながら、そういったものをより一層

推進していく必要があるのだろうと、まさにそういったことが、地産池消の

いい点、又は地産地消の必要な点だと思います。お隣同士のコミュニケーシ

ョンの中で曲がったきゅうりでもおいしくいただけるというようなことは、

また別の角度から考えなくてはならないことなのだろうとは思います。

質問

私は、江南ふれあいセンターや農林公園等の直売所に野菜等を出荷してい

ます。江南ふれあいセンターでは、野菜を作る工程や、使った農薬の種類、

(4)

農林公園では、エコファーマーといい、化学肥料をあまり使わない無農薬の

野菜作りに取り組んでいるところです。

我々が作った品物は市場の価格が標準になりますので、いくらいい野菜を

出しても市場のほうは安く買って、また仲買さんがそれを買って利潤を得て

います。農家の人は直接自分で作って出しているわけですから、もちろん中

間のこともありません。ただ、残念ながら農家の人には中々高い値段はつけ

られないという弱点もあります。今、ガソリンも肥料も高くなっている。農

薬ももちろん高くなって、生産者の利潤が非常に少なくなっている状況です。

ですから、安心安全な野菜をいっぱい提供してくださいといわれても、やは

りコストを考えると。農家の皆さんは、これから先大変になってくるのかな

と感じているところです。

回答

今市場関係者のお話をされましたが、農家の方は、昔から遠慮深くつつま

しやかに生活をする中で、値段も高くはつけづらいというという遠慮も出て

しまうのでしょう。そういった面では、JAの方が農家の方々に、いいもの

を作っているのだから遠慮しなくていいのだというようなアプローチも必要

なのかなと思ったところです。利幅が少ない中で、農家の皆さん方の遠慮、

謙虚さがあるとすれば、どこかからのサポートによって、その差は埋めてや

らなければならないのかなと思ったのですが。それは後でJAなどと意見交

換を私なりにはしてみたいなというふうには感じました。

質問

農業後継者の育成について危惧しています。今はいいのですが、これから 5

年後、10 年後です。経験、技術、勘所というのは、農業の大切な一つの要素

だと思うのです。後継者育成については大きな問題として取り組まなければ

いけない。目を向けることがあるのではないかと思います。

回答

後継者の確保は非常に難しいところです。個人が継ぐ場合と、企業や営農

組合、農事組合法人が生産に携わっている場合など、いろんなパターンがあ

ると思うのです。農業に対する基本的な計画の取りまとめの中には、そうい

ったことにも当然踏み込んでいかなければならないと思っています。

質問

だいぶ農地が空いているところがありますので、それを市で借り上げて、

家庭菜園をやる人に提供できないかなと思います。農家の人も草が生えなく

(5)

使うまいと、楽しみながら作ることができるとおもいます。それを市のほう

で斡旋したらどうかなと思って。

回答

あえて行政が仲介者として入るべきなのか、あるいは地域の農業委員さん

やいろんな立場のリーダーの方々が携わるべきものなのか、見極めていかな

ければならないだろうとは思います。地域のコミュニケーションの中で、「空

いているのならちょっと貸さない。」というような普段の会話の中からそうい

うものが成り立つ社会が一番いいとは思っているのですが。

(2)地域振興について

質問

こうしたミーティングを持っていただくことは、大変すばらしいことで、

ありがたいことだと思います。また、富岡市長さんには合併して快くお迎え

いただいたことについてもお礼を申し上げたいと思います。

合併して、熊谷地区と江南地区とではいろいろな面で長所短所あるわけで

すが、江南地区のいいところを十分に利活用していただく。それが江南地区

の発展にもつながると思います。そうしたことを考えると、道路の整備など、

だいぶ遅れているところもあり、これがガンになって開発を阻止しているよ

うな点もあると思います。そういう点も十分にご配慮いただいてまちの全体

の発展、特に江南地区はもっと発展させたい点があるなと、具体的ではあり

ませんけれども、持っている者の一人です。

回答

道路の整備についても、それぞれの地域に応じてまだやらなければならな

いところがたくさんあるだろうと思っています。合併前に町で計画を立てて、

私としては言いづらいのですが、少し始めて合併して、その大部分が、新市

に引き継がれているものもあります。江南総合運動公園も、実質的に合併し

てからの工事です。そういった継続的なものもきちんと私どもは約束を果た

す意味でやっています。

質問

子どもたちが、登校下校している時間帯に、子どものために声をかけ、見

守ってあげましょうという放送が流れていますが、家庭では、知らない人に

声をかけられたら気をつけなさいよと教えています。

もう1点は、野原地区で、近年東京の会社のダンプなのですが、山をどん

どん切って土を運んで行き、黄色っぽい土に似たようなものを掘っていった

(6)

私、散歩道でよく見るんですが。

回答

朝の 7 時半に市内全域で、子どもたちに声をかけて見守ってくださいとい

うお願いをしています。地域で、みんなで子どもたちを励まして応援をして

やろうというのが趣旨です。子どもたちも、たまに声をかけられると驚くか

もしれませんが、毎日声をかけて子どもたちが返事をするように指導したい

と思っていますのでご理解ください。

それから、木を伐採して、土を運んだり埋め立てたりするというのは、場

所によって許可が得られれば可能な場合もありますが、場所を教えていただ

いて、職員が後で確認をして対応をしたいと思います。

質問

雪くまのことですが、うちわ祭りのときに全店舗集めて提供するなど、皆

さんに知ってもらうことが大切だと思うのです。私たちなどは、どこの店で

やっているのかもわかりません。あるいは、黄花コスモスのように夏のコス

モスもあると思うので、夏咲く花を咲かせて、そこに雪くまの店を出し、駐

車料金を取るなど、雪くまももっと宣伝したらどうかなと思います。

回答

雪くまについては、地図の入ったチラシを熊谷だけでなく深谷や東松山の

ほうも何十万部と、けっこう大きいのを入れました。また市のホームページ

や、あついぞドットコムというホームページにも出しています。今年は、19

店舗お世話になりました。一箇所に全部集めてということは想定していませ

ん。それぞれ自分のお店で独自のアレンジでやっていますし、炎天下で耐え

られるのかということもあります。本当に淡雪のような形で、普通のカキ氷

とはタイプが全然違いますので、私は露天では合わないなと思っているので

す。時間はかかるかもしれないけれども、お店を回ってもらうということの

ほうが地域振興には役に立つのかなと思います。うちわ祭りには、今年も、

代表者に1店舗雪くまの暖簾を出してやってもらいました。やっているお店

が家族 2、3 人、あるいは一人でやっているところもあり、自分の店を閉めて

こちらへというのは中々難しいのです。それぞれの事情がありますから、背

伸びしないでやれる範囲内でお願いするのがベターだと思っています。

質問

自然環境については、どこの自治体でも大変な思いで取組んでいる非常に

大事なテーマだろうと思っています。このテーマについても、身近なところ

(7)

の飛び交う環境作りが提案され、場所を設定し、看板を立てても、それ以上

の進展がありません。「ムサシトミヨの生息区域の保全促進」についても、同

じようになるのだろうと思うのです。そこで、私の提案は、行政で維持継続

するためのしっかりした仕組みづくりをして欲しいということです。そのた

めには、大きく五つあろうかと思うのです。一つは、責任の明確化のために、

熊谷市全域に自然環境を育成するマイスターを育てて欲しいということです。

二つ目は、しっかりしたマニュアル作りです。ホタルの場合にはカワニナと

いう貝の生息環境を整えて徐々にやっていくことになりますが、そういうと

ころまで落とし込んだ形のマニュアル作りが大事です。3点目は、地元との

連携マニュアルです。行政から地元のボランティアや自治会に渡したところ

で活動が止まってしまうと継続的な維持や環境作りに繋がりません。四つ目

は、計画の数年後のビジョンです。五つ目は予算です。すでにあるかもしれ

ませんが、環境予算を創設して、必要な予算を自治会や活動団体に提供して

維持継続して、5 年後はすばらしいホタルの生息地ができたとあるいは 10 年

後はもっとすばらしくなるぞと。ムサシトミヨ生息区域の保全促進について

もそのようにやっていただければと思っています。

回答

自然環境は、しっかり守って次の世代に伝えていかなければならないもの

だと思っています。ホタルについては、江南町独自の、全国でも稀有なホタ

ル保護条例を熊谷市の条例に乗せ代えて取り組んでいます。ホタルが自然で

発生しているのは江南地区の何箇所しかありませんので、地元の皆さんと協

働してしっかり守っていくという視点で進めていきたいと思います。熊谷地

区でも人工的に孵化させたものを放しているところが何箇所かありますが、

カワニナからはじめて始めて云々ということはできない地域ですから、これ

は江南の財産として保護していくというスタンスでいいのかなと思います。

ムサシトミヨについては、県の魚で、環境科学国際センターからの指導員

がいたり、保護センターがあったり、マニュアルの段階は超えていると思っ

ていますが、しっかりと守っていくというスタンスはこれからも継続をさせ

ていきます。いろんな面でご提案をいただきましたので、今日はいい意見を

頂戴して帰りたいと、こう思っています。

質問

自主パトロールの現場からのお願いです。2月にインターネット上に小学

生を殺すというものがありましたね。インターネットに載った後に、学校の

下校時に行ったのですけれども、父兄の方心配ですからみんな車で迎えに来

(8)

人、ぱらぱらと帰ります。これから、日も短くなることですから、その点を

考えていただきたいと思います。

回答

いろいろとパトロールでお骨折りをいただいて恐縮です。子どもたちを班

編成で集団下校させようということで学校は取り組んでいると思います。そ

の中で、お迎えがあると例えば普段は三人で一緒に帰るのに、二人あるいは

一人で帰る心配があるということですね。今は、塾やスイミングのために、

門まで迎えに行ってそのまま連れて行かれる子どもたちもいるかもしれませ

ん。そういう実態把握というものは良くさせなければならないと思っていま

す。後で学校等ともよく教育委員会のほうで相談をさせます。

○ 市長のまとめ

今日はいろんな面で皆様方の意見を聞かせていただき、大変うれしく思っ

ています。特に食の安全についてのテーマは、今まで取り上げる地域がなか

ったものですから、皆さん方が食べ物に対する熱心さを持っていることを改

めて感じたところでもあります。

本日は江南地区で二回目となりますが、前回もいろいろとご提案をいただ

き、直せるものについては直してきました。今日もさまざまな角度からいろ

んなご意見をいただきまして、これからも市政の中で反映をさせてまいりま

す。具体的なものにつきましてはなるたけ早く結論が出せるように、先程不

法投棄らしきお話もありましたが、そういったこともしっかりと原因究明を

急いでいきたいと思っています。

今日は大変長時間にわたりましてご参加をいただき、本当にありがとうご

ざいました。熊谷市と旧江南町が合併をしたそのメリットが最大限に活かせ

るように私どももがんばって参りますので引き続きご指導賜りますようにお

願いを申し上げます。

参照

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