まえがき
液化石油ガス販売事業に関係する皆様は避けて通ることができない関所と
して、高圧ガス保安法と液化石油ガス法があり、今まで多くの方々がチャレ
ンジして通行手形である第二種販売主任者、高圧ガス製造保安責任者(丙種
化学・液石)
、液化石油ガス設備士等の資格を取得しております。
この冊子は、高圧ガス保安法及び液化石油ガス法を勉強するに当たって、
現場の技術は経験で充足できるが、法律は難解で理解することがなかなか難
しいと嘆く方も多いように見受けられますことから、法令に係る用語につい
て、基礎的なものを網羅して二種販売、さらには丙種化学液石の資格を取得
する方に理解していただきたい内容をとりまとめたものです。
また、更に自社、地域に合った内容に修正を加えていただきまして、より
使いやすい「法令用語集」と「試験対策編」等に利用できるように
PC データ
を公開することとしています。
高圧ガス保安法は、その内容は大きく分けて施設の位置、構造及び設備(ハ
ード面)と製造の方法(ソフト面)に分類され、ソフト面は安全管理を運用
するものであり、ハード面は安全を担保するための技術的内容の詳細が法律
条文として列記されているものが多い。特に、液化石油ガス法では消費者の
安全の確保の観点から保安管理技術に係る内容が法律の条項に数多く記載さ
れていますので、法令用語は必須の要件であり基礎となるものです。
業界にたずさわる皆様方は、日頃より見えないガスを取り扱っております
ことから五感は研ぎすまされ、状況の変化に対する能力は十分に教育されて
いることと存じますので、見聞きして来た情報と現場での実務経験とさらに
は学んだ知識を有効に活用していただき、資格取得の壁を突破することを期
待しております。
適用法 用 語 頁 適用法 用 語 頁 あ 液・設 アイソメ図 1 保 危害予防規程 49 保 圧縮ガス 45 液 気化装置 11 液・設 圧力損失 1 液 気密試験 11 保 圧力零パスカルの高圧ガス 45 保 気密試験 50 液 イエローカード 1 液 気密試験用器具 11 保 イエローカード(同じ) 45 液 許可 11 保 1デシリットル以下 45 保 許可 50 液 移動(液化石油ガス) 1 液 供給管 11 保 移動(同じ) 46 液 供給設備 12 液 移動監視者(液化石油ガス) 2 液 共同住宅 12 保 移動監視者(同じ) 46 保 緊急遮断装置(弁) 50 液 移動式燃焼器 2 液 技術上の基準 12 保 移動式製造設備 46 保 〃 51 液 一般消費者等 3 液 逆風止め 13 保 エアゾール 46 液 業務主任者 13 保 液化ガス 47 液 業務主任者の代理者 13 液 液化ガスの質量の計算の方法 3 液 くず化 13 保 液化ガスの質量の計算の方法(同じ) 47 保 くず化 51 保・容 液化ガスの質量の計算の方法 77 保・容 くず化 77 液 液化石油ガス 3 液 警戒標 13 保 液化石油ガス 47 保 警戒標 51 液 液化石油ガス器具等 4 液 軽微な変更(届) 13 液 液化石油ガス業務主任者 4 保 軽微な変更(届) 51 液 液化石油ガス業務主任者の代理者 5 液 検知区域 14 液 液化石油ガス設備工事 5 保 減圧設備 52 液 液化石油ガス設備工事の作業 5 保 高圧ガス 52 液 液化石油ガス設備工事の届出 5 保 高圧ガス製造保安統括者 52 液 〃 (500kg超え) 6 保 高圧ガスの消費 53 液 液化石油ガス設備士 6 保 高圧ガスの製造 53 液 液化石油ガス設備士試験 6 保 高圧ガス販売主任者 53 液 液化石油ガス設備士の講習 6 液 高圧ガス保安協会 14 液 液化石油ガスの規格 7 保 高圧ガス保安協会 53 液 液化石油ガスの充てん作業等(バルク) 7 保・容 恒久増加率 77 液 液化石油ガス販売事業 7 保・容 刻印 78 液 液化石油ガス販売事業者 7 液 硬質管 14 液 液化石油ガス販売事業者証 8 液 硬質管以外の管 14 保 液化石油ガススタンド 47 液 構造壁等(加熱試験) 15 保 液化石油ガス保安規則 48 液 液化石油ガス用ガス漏れ警報器 8 さ 保・容 最高充填圧力 78 液 液化石油ガス用継ぎ手金具付低圧ホース 8 保・容 再充てん禁止容器 78 保 オートクレーブ 48 液 再調査 15 保 300立方メートル 53 か 液 火気 8 液 残ガス容器 15 保 火気 48 保 残ガス容器 54 保 可燃性ガス 49 保・容 残ガス容器 78 液 過流出安全機構付きガス栓(ヒューズガス栓) 9 液 自然排気式の燃焼器 15 液 完成検査 9 液 質量販売 15 保 〃 49 液 指定完成検査機関 16 液 簡易ガス事業(ガス事業法) 9 保 指定完成検査機関 54 液 ガス栓 9 液 指定保安検査機関 16 液 ガス発生能力 10 保 指定保安検査機関 54 液 ガスメーター 10 液 集合装置 17 液 ガス漏れ警報器 10 液 周知させる義務 17 保 ガス漏えい検知警報設備 49 保 周知させる義務 54 液化石油ガス(販売・製造・容器)に係る法令用語等の解説 目次(五十音順)
適用法 用 語 頁 適用法 用 語 頁 保・容 車両に固定した容器 78 保 第二種ガス 61 液 手動復帰式自動ガス遮断器 17 液 第二種施設距離 23 液 消火設備 17 保 第二種製造者 61 液 書面(の交付) 18 保 第二種製造者等 61 液 承継 18 保 第二種設備距離 62 保 〃 54 保 第二種貯蔵所 62 保 消費 55 液 第二種保安物件 24 液 消費設備 19 保 〃 (同じ) 62 液 障壁 19 保・容 超低温容器 79 保 〃 55 液 地下街・地下室 24 保 処理設備 56 液 調査 24 保 処理能力 56 液 調査員 25 液 消防法の届出(300kg以上の届出) 19 液 調整器 25 液 事業 20 液 帳簿 25 液 事業の登録 20 保 〃 62 液 事故届 20 液 貯槽 26 保 〃 56 保 〃 63 液 自動充てん機(充てん所) 21 液 貯蔵施設 26 液 地盤の不同沈下(又は建物の基礎面下) 21 液 貯蔵施設の設置の許可等 26 液 充てん機 21 保 貯蔵所 63 保 充てん所 57 液 貯蔵設備 26 液 充てん設備(バルクローリ) 21 液 貯蔵能力 26 保 〃 (同じ) 57 保 〃 63 液 充てん容器 21 保・容 低温容器 79 保 〃 (同じ) 57 保 定期自主検査 63 保・容 〃 (同じ) 78 保 適用除外 63 保 10キログラム 57 液 点検 27 液 蒸発器(ベーパーライザー) 21 液 ディスペンサー 27 保 じょ限量 57 保 〃 64 液 迅速継手 22 液 登録 27 保 製造 57 液 特定液化石油ガス器具等 28 保 製造施設 57 液 特定液化石油ガス設備工事 28 保 製造設備 58 液 特定液化石油ガス設備工事事業者 28 保 設計圧力 58 液 特定供給設備 29 保 設計温度 58 保 特定高圧ガス 64 保 設計地震動 58 保 特定高圧ガス消費者 64 液 接続具 22 液 特定消費設備 29 保 特定施設 64 た 液 耐圧試験 22 保 特定設備検査合格証 65 保 〃 58 保 特定変更工事 65 保・容 耐圧試験圧力 79 保 取扱主任者 65 液 体積販売 22 保 導管 65 液 立ち消え安全装置 23 保 第一種置場距離 59 な 液 認可 30 保 第一種ガス 59 液 認定 30 液 第一種施設距離 23 液 認定液化石油ガス販売事業者 31 保 第一種製造者 59 保 認定保安検査実施者 66 保 第一種製造設備・第二種製造設備 60 液 燃焼器 31 保 第一種設備距離 60 液 燃焼器の入口圧力等(調整器の調整 保 第一種貯蔵所 60 圧力及び閉そく圧力) 31 液 第一種保安物件 23 液 燃焼器の給排気方式 31 保 〃 (同じ) 60 保 第三種ガス 60 は 液 配管 32 保 第二種置場距離 61 保 廃棄 66
適用法 用 語 頁 適用法 用 語 頁 液 排気筒 33 液 法律の目的(液石法) 39 液 排気扇 33 保 〃 (保安法) 70 液 廃止の届出 33 液 防消火設備 39 保 廃止等の届出 66 保 防消火設備 70 保 販売主任者 66 液 販売事業の登録申請等 33 ま 液 埋設管 39 液 バルク供給 33 液 末端ガス栓 39 液 バルク貯槽 34 液 水噴霧装置 39 液 バルクローリ 34 液 バルク容器 34 や 保 輸入検査 70 液 標識の掲示 34 保・容 容器 81 保・容 標章 79 保・容 容器の加工 81 液 表示(液石法) 34 保・容 容器検査 81 保 〃 (保安法) 66 保・容 容器検査所(容器再検査所) 81 保・容 〃 (保安法・容器) 79 保・容 容器再検査 81 液 ヒューズガス栓 35 保・容 容器再検査の期間 82 保 百立方メートル 67 保・容 溶接容器 82 保 不活性ガス(保安法) 67 保・容 〃 (保安法・容器) 75 ら 液 冷却用散水装置 40 保・容 附属品 80 液 漏えい試験 40 保・容 附属品検査の刻印 80 保・容 附属品の再検査 80 保・容 プラスチック容器 80 保 保安係員の選任 67 保 保安係員の職務 67 保 保安係員等の講習 67 液 保安確保機器 35 保 保安監督者 67 液 保安機関 35 液 保安機関の業務等 35 液 保安機関の認定(更新) 36 液 保安教育 36 保 〃 68 液 保安業務 36 液石法 許可・届出用語関係一覧 41 液 保安業務規程 37 法令で使用される数値 42 液 保安業務区分 37 液 保安業務資格者 37 保安法 許可・届出用語関係一覧 71 液 保安業務の委託 37 液石則第6条の技術上の基準及び解釈 73 液 保安業務用機器 38 液石則第8条の技術上の基準 76 保 保安技術管理者の選任等 68 液 保安検査 38 保安法 事故の定義と分類(参考資料)[別紙1] 83 保 〃 68 保安物件との保安距離の計算[別紙2] 84 保 保安統括者(選任) 68 〃 (左右見開き表) 85 保 保安統括者等 69 〃 (参考資料)[別紙3] 86 保 保安統括者(選任不要) 69 保 保安統括者等の職務等 69 用語の使用例・参考文献 87 保 保安統括者等の代理者の選任等 69 液 保安用検査機器等 38 保 保安物件との距離 69
液化石油ガス
「あ」
アイソメ図
[設備用語] 液化石油ガス配管系統を明らかにするために経路を三軸等角(斜方眼紙など)に記入した立体図で、 物体を一画面に表す一つの方法であり、等角投影図ともいわれている。アイソメ図はある角度より物 体を眺めた状態を図面に表示するので、平面図だけで表示できない箇所も立体図なくして解説できる だけでなく、その図そのものが一目瞭然という感がある。 (参考)液化石油ガス設備工事図面は、使用する配管の口径、材料、容器の容量など基本的内容の検 討を行い、図面作成に当たってはできるだけ規格に準拠した記載を行うべきである。
圧力損失
[設備用語] 液化石油ガス供給・消費設備にLPガスが流れているとき、調整器の出口圧力と燃焼器の入口圧力 を比較すると、燃焼器の入口圧力の方が低くなっている。このように配管等の中をガスが流れると圧 力の低下が起こり、これを圧力損失、圧損などと呼んでいる。 液化石油ガス供給・消費設備に起こる圧力損失には、次のものが含まれる。 ① 配管の直管部に起こる圧力損失 ② エルボ、チーズ、バルブなどによる圧力損失 ③ 管の立上がりによる圧力損失(立下がりは圧力上昇となる。) ④ ガスメーター、ガス栓などによる圧力損失 (参考)流速の値が大きくなると圧力損失の値は大きくなる。また、管路の長さが長くなると圧力損 失の値は大きくなり、管の内径が大きくなると圧力損失の値は小さくなる。イエローカード
保安法 第23 条 → 液石則第 48 条(車両に固定した容器による移動に係る技術上の基準等)、第 49 条(その他の場合における移動に係る技術上の基準等)、関連通達 液化石油ガスを移動するときは、移動中の災害防止のために必要な注意事項を記載した書面((社) 日本化学工業協会が推進している「物流安全管理指針に係る緊急連絡カード「イエローカード」の様 式によるもの)を運転者に交付し、移動中携帯させる。 このイエローカードには、ガスの名称、性状(温度と圧力の関係、比重、色、におい等)及び移動 中の災害を防止するために必要な注意事項等を記載するほか、災害発生時の警察・消防機関並びに高 圧ガスに係る防災関係機関等との迅速な連携活動を図るための連絡先等も記載することとなってい る。 ※保安法の「イエローカード」の項目に同じ。移動(液化石油ガス)
保安法 第23 条 → 液石則第 48 条(車両に固定した容器による移動に係る技術上の基準等) 液石則第 49 条(その他の場合における移動に係る技術上の基準等) 高圧ガスを移動するには、その容器について、保安上必要な措置を講じなければならない。また、 車両により高圧ガスを移動するには、その積載方法及び移動方法について省令で定める技術上の基準 に従ってしなければならない。 具体的にはタンクローリによる移動と、液化石油ガスを充てんした容器を車両に積載して移動(通称:ばら積み)することである。 (関連)高圧ガスの移動は、人為的に位置を変えること(製造、消費、廃棄を除く。)の全てが移動 の対象となり、導管によるものは輸送といわれる。 ① 液石則第 48 条(車両に固定した容器による移動に係る技術上の基準等:タンクローリ) ② 液石則第 49 条(その他の場合における移動に係る技術上の基準等:容器によるバラ積み) ※保安法の「移動」の項目に同じ。
移動監視者(液化石油ガス)
保安法 液石則第48 条(車両に固定した容器による移動に係る技術上の基準等) 液石則第49 条(その他の場合における移動に係る技術上の基準等) 車両により液化石油ガスの質量3,000 ㎏以上を移動する場合は、移動監視者を同乗し又は運転者自 らが資格者となり、移動中常に状態を把握することをいう。 移動監視者の資格は、高圧ガス製造保安責任者の免状の交付を受けている者又は高圧ガス保安協会 が行う講習を受け、講習の検定試験に合格し、高圧ガス移動監視者講習修了証の交付を受けた者であ って、車両に乗車するときはその修了証を携帯しなければならない。 (参考)次のいずれかに該当して移動する場合は、交替して運転させるため、容器を固定した車両一 台について運転者二人を充てることとなっている。 ① 一の運転者による連続運転時間(一回が連続十分以上で、かつ、合計が三十分以上の運 転の中断をすることなく連続して運転する時間)が、四時間を超える場合 ② 一の運転者による運転時間が、一日当たり九時間を超える場合 ※保安法の「移動監視者」の項目に同じ。移動式燃焼器
液石法 第35 条の 5 → 液石法規則第 44 条(消費設備の技術上の基準) → 供給・消費・特 定供給設備告示第9 条~10 条 日常の使用に際して燃焼器本体を移動し、又は通常接続具と脱着を行う燃焼器をいい、こんろ、炊 飯器、開放式ストーブ、強制給排気式ストーブ等をいう。 なお、移動式燃焼器は、次のいずれかの方法により接続されていること。 ① 末端ガス栓(②に掲げるものを除く。)と移動式燃焼器とは、次のイ、ロ又はハにより接続方法さ れていること。 イ 金属管、金属フレキシブルホース又は液化石油ガス用継手金具付低圧ホースを用いてねじに より接続されていること。 ロ 両端に迅速継手の付いた低圧ホース、両端に迅速継手の付いたゴム管又は両端に迅速継手の 付いた塩化ビニルホースを用いて迅速継手により接続されていること。 ハ 直接ねじにより接続されていること。 ② 過流出安全機構を内蔵する末端ガス栓と移動式燃焼器の接続方法 イ 金属管、金属フレキシブルホース、液化石油ガス用継手金具付低圧ホース、両端に迅速継手 の付いた低圧ホース、両端に迅速継手の付いたゴム管又は両端に迅速継手の付いた塩化ビニル ホースを用いる場合にあっては、①のイ又はロにより接続されていること。 ロ ゴム管(その両端に迅速継手の付いたものを除く。)又は塩化ビニルホース(その両端にゴ ム継手の付いたものに限る。)を用いる場合は、接続部がホースバンドで締め付けられている こと。 ハ 直接ねじにより接続されていること。 (参考)移動式燃焼器以外の燃焼器(固定式燃焼器)は、直接ねじにより接続され、又は金属管、 金属フレキシブルホース又は液化石油ガス用接手金具付低圧ホースを用いて、ねじにより末 端ガス栓と接続されていなればならない。一般消費者等
液石法 第2 条 → 液石法施行令第 2 条(一般消費等の定義)、法律の運用及び解釈(通達) 液化石油ガスを燃料として生活の用に供する一般消費者及び液化石油ガスの消費の形態が一般消 費者が燃料として生活の用に供する場合に類似している者であって ① 液化石油ガスを暖房若しくは冷房又は飲食物の調理(船舶その他経済産業省令で定める施設内 におけるものを除く。)のための燃料として業務の用に供する者 ② 液化石油ガスを蒸気の発発生又は水温の上昇のための燃料としてサービス業の用に供する者 (①に掲げるものを除く。) をいう。 (参考)「生活の用に供する一般消費者」には、船舶内で業務のための冷暖房、飲食物の調理、湯沸 しのために液化石油ガスを使用する者は含まれないが、生活の本拠を船舶内におくいわゆる水 上生活者であって液化石油ガスを使用する者は含まれる。 また、同一の貯蔵設備の中の液化石油ガスを、例えば、生活の用と工業用とに使用している 者は、主たる用途に使用している割合の多い法令により規制の対象となる。液化ガスの質量の計算の方法
保安法 第48 条 → 容器則第 22 条(液化ガスの質量の計算の方法) 液化ガスにあっては、刻印において示された種類の高圧ガスであり、かつ、圧力に応じて計算した 質量以下のものであること。 G:液化ガスの質量(単位 キログラム)の数値 G=V/C V:容器の内容積(単位 リットル)の数値 C:定数 (参考)圧縮ガスにあっては、刻印において示された種類の高圧ガスであり、かつ、規定の圧力以下 であること。 ※保安法の「液化ガスの質量の計算の方法」の項目に同じ。 ※容器保安規則の「液化ガスの質量の計算の方法」の項目を参照液化石油ガス
Ⅰ 液石法 第2条(定義) → 液石法施行令第1条(政令で定める炭化水素) 「液化石油ガス」とは、プロパン、ブタンその他政令で定める炭化水素(プロピレン)を主成分 とするガスを液化したもの(その充てんされた容器内又はその容器に附属する気化装置内において 気化したものを含む。)をいう。(参考)LPG Liquefied Petroleum Gas (液化された石油ガス) Ⅱ 保安法 → 液石則第1条(適用範囲)
※保安法の「液化石油ガス」の項目を参照
液化石油ガス器具等 ⇔ 特定液化石油ガス器具等
液石法 第2 条 → 液石法施行令第 3 条の「別表第一」 一般消費者等が液化石油ガスを消費する場合に用いられる機械、器具又は材料であって、施行令別 表第一に掲げる次のものをいう。 [別表第一] ① 調整器(減圧することができる液化石油ガスの質量が 1 時間当たり 30 ㎏ 以下のものに限る。) ② 液化石油ガスこんろであって、次に掲げるもの イ 液化石油ガスを充てんした容器が部品又は附属品として取り付けられる構造のもの ロ 液化石油ガスの消費量の総和が 14 kW(ガスオーブンを有するものにあっては、21kW以下 のものであって、こんろバーナー1個当たりの液化石油ガスの消費量が5.8 kW以下のもの(イ に掲げるものを除く。) ③ 液化石油ガス用瞬間湯沸器(液化石油ガスの消費量が 70 kW以下のものに限る。) ④ 液化石油ガス用接手金具付高圧ホース(内径が 10mm 以下で長さが 1.2m 以下のゴム製のホー スを用いたものに限る。) ⑤ 液化石油ガス用バーナー付ふろがま(液化石油ガスの消費量が 21 kW(専用の給湯部を有する ものにあっては91 kW)以下のものに限る。) ⑥ ふろがま(液化石油ガス用バーナーを使用することができ、かつ、液化石油ガス用バーナーを使 用した場合における液化石油ガスの消費量が21 kW以下である構造のものに限り、密閉燃焼式の もの及び屋外式(屋外に設置され、風雨の影響に耐える構造を有する方式をいう。以下同じ。) のもの並びに液化石油ガス用バーナーが取り付けられているものを除く。) ⑦ 液化石油ガス用ふろバーナー(液化石油ガスの消費量が 21 kW以下のものに限り、ふろがまに 取り付けられているものを除く。) ⑧ 液化石油ガス用ストーブ(液化石油ガスの消費量が 19 kW以下のものに限る。) ⑨ 液化石油ガス用ガス栓(燃焼用の機械又は器具の部品として用いられる構造のものを除く。) ⑩ 液化石油ガス用ガス漏れ警報器(ガスの濃度についての指示機構を有するもの及び携帯用のも のを除く。) ⑪ 液化石油ガス用接手金具付低圧ホース(内径が 15mm 以下で長さが 1.2m 以下のゴム製のホー スを用いたものに限る。) ⑫ 液化石油ガス用耐震自動ガス遮断器(管と接続するためのねじ部の内径が60mm 以下のもので あって、3.5kPa 以下のゲージ圧力のガスを遮断するように設計したものに限る。) なお、この液化石油ガス器具等については、器具省令で定める表示が付されているものでなければ これを販売し、又は販売の目的で陳列してはならない。ただし、例外規定がある。液化石油ガス業務主任者(業務主任者)
液石法 第19 条 → 液石法規則第 22 条~第 24 条(業務主任者の選任・講習・職務) 液化石油ガス販売事業者は、販売所ごとに、高圧ガス第二種販売主任者免状の交付を受けている者 であって、液化石油ガスの販売の実務に6 月以上従事した経験を有する者のうちから、液化石油ガス 業務主任者を選任しなければならない。 なお、液化石油ガス販売事業者は、その販売する一般消費者等の数が千未満の販売所にあっては一、 千以上の販売所にあっては二に一般消費者等の数が千以上で二千を増すごとに一を加算した数以上 の業務主任者を選任しなければならない。また、定期的な講習の受講義務が課せられている。 なお、選任された業務主任者の職務の概要は、 ① 事業所内の事業の登録の変更等の監督 ② 販売の方法、貯蔵施設の管理、供給設備の維持管理等の監督 ③ 保安教育の計画の立案、実施又はその監督 ④ 帳簿の記載及び報告の内容の監督 等であるが、販売事業に係るほとんどの管理業務について監督者として携わらなければならない。 (参考)高圧ガス保安法に基づき販売の事業を営む者を販売業者といい、販売に携わる資格者は販売 主任者という。液化石油ガス業務主任者の代理者(業務主任者の代理者)
液石法 第21 条 → 液石法規則第 25 条(業務主任者の代理者) 液化石油ガス販売事業者は、販売所ごとに販売主任者免状の交付を受けている者であって、液化石 油ガスの販売に関する経験を有する者から、あらかじめ業務主任者の代理者を選任し、業務主任者が 旅行、疾病その他の事故によってその職務を行うことができない場合に、その職務を代行する者をい う。なお、販売所ごとに一人以上の代理者を選任しなければならない。
液化石油ガス設備工事 ⇔ 液化石油ガス設備士
液石法 第38 条の2 → 液石法規則第 87 条(液化石油ガス設備工事) 液化石油ガス設備工事は、特定供給設備以外の供給設備(当該供給設備に係る貯蔵設備の貯蔵能力 が500 ㎏を超えるものに限る。)の設置の工事又は変更の工事であって次の各号の一に該当するもの とする。 ① 供給管の延長を伴う工事 ② 貯蔵設備の位置の変更又はその貯蔵能力の増加を伴う工事液化石油ガス設備工事の作業
液石法 第2 条第 6 号、第 38 条の4 → 液石法規則第 108 条(液化石油ガス設備工事の作業) 液化石油ガス設備工事の作業のうち、特別の知識及び技能を必要とし、かつ、液化石油ガスによる 災害の発生の防止上重要と認められる作業であって、次に定める作業は液化石油ガス設備士でなけれ ば従事してはならない。 ① 硬質管の寸法取り又はねじ切り作業 ② 硬質管の相互を接続し(アーク溶接又はガス溶接の方法による接続に係るものを除く。)、若し くは硬質管を取り外し、又は硬質管の取り外しのために硬質管を切断する作業 ③ 次に掲げる器具等と硬質管を接続し(イからニまでに掲げる器具等と硬質管を接続する作業に あっては、同一型式の器具等の交換に係るものを除く。)又は取り外す作業 イ 気化装置 ロ 調整器 ハ ガスメーター ニ 自動ガス遮断器 ホ バルブ ヘ ガス栓 ④ 地盤面下に埋設する硬質管に腐しょく防止措置(電気防しょく措置を除く。)を講ずる作業 ⑤ 気密試験の作業 (参考)液化石油ガス設備工事の作業に従事するときは、液化石油ガス設備士免状を携帯していなけ ればならない。 また、液化石油ガス設備士は、定期的に高圧ガス保安協会又は経済産業大臣が指定する者が 行う講習会を受けなければならない。液化石油ガス設備工事の届出
液石法 第38 条の 3 → 液石法規則第 88 条(工事の届出)、同法規則第 87 条(液化石油ガス設 備工事) 学校、病院、興行場その他の多数の者が出入する施設又は多数の者が居住する建築物(規則第 86 条(施設又は建築物の指定))であって、液化石油ガス設備工事(規則第87 条(液化石油ガス設備工 事))をした者は、経済産業省令で定めるところにより、遅滞なく、その旨を当該施設又は建築物の所在地を管轄する都道府県知事に届け出なければならない。 施設又は建築物の指定(規則第86 条) ① 劇場、映画館、演芸場、公会堂その他これらに類する施設 ② キャバレー、ナイトクラブ、遊技場その他これらに類する施設 ③ 貸席及び料理飲食店 ④ 百貨店及びマーケット ⑤ 旅館、ホテル、寄宿舎及び共同住宅(3世帯以上入居する構造のもの。) ⑥ 病院、診療所及び助産所 ⑦ 小学校、中学校、高等学校、高等専門学校、大学、盲学校、ろう学校、養護学校、幼稚園及び 各種学校 ⑧ 図書館、博物館及び美術館 ⑨ 公衆浴場 ⑩ 駅及び船舶又は航空機の発着場(旅客の乗降又は待合いの用に供する建築物に限る。) ⑪ 神社、寺院、教会その他これらに類する施設 ⑫ 床面積の合計 1000 平方メートル以上である事務所(前各号に掲げるものに該当するものを除 く。)
液化石油ガス設備工事の届出(500kg 超えの届け出)
液化石油ガスの設備工事については前項目で記載のとおりであるが、各都道府県においては「液化 石油ガス貯蔵基準」等が作成されているので、特に業務用の施設については設計図面の作成段階から 事前に都道府県担当者と相談すること。 特に、業務用施設並びに不特定多数の者が出入りする施設等については、貯蔵量、ガスの発生量と 消費量のバランス、供給設備並びに消費設備の詳細配置図等についても配慮する必要がある。液化石油ガス設備士
液石法 第2 条第 6 号、第 38 条の4(液化石油ガス設備士免状) 液化石油ガス設備士免状は都道府県知事から交付され、液化石油ガス設備士試験に合格した者を 「液化石油ガス設備士」という。液化石油ガス設備士試験
液石法 第38 条の 5 液化石油ガス設備士の資格を得る国家試験をいい、液化石油ガス設備工事並びに供給設備及び消費 設備に係る液化石油ガスによる災害の発生の防止に関して必要な知識及び技能について行う。 試験は、都道府県知事が行い、筆記試験と技能試験が行われる。液化石油ガス設備士の講習
液石法 第 38 条の 9 → 液石法規則第 109 条(液化石油ガス設備士の講習) 液化石油ガス設備士は、免状の交付を受けた日の属する年度の翌年度の開始の日から三年以内に第 一回の講習を受けなければならない。また、第一回の講習を受けた日の属する年度の翌年度の開始の 日から五年以内に第二回の講習を受けなければならない。第三回以降の講習についても同様となる。 (参考)講習については受講しなくても資格の失効とはならないが、定められた講習の有効期間を過 ぎた場合は液化石油ガス設備士として工事を行うことはできない。液化石油ガスの規格
液石法 第13 条 → 液石法規則第 12 条(経済産業省令で定める液化石油ガスの規格) 液化石油ガス販売事業者は、液化石油ガスの規格として経済産業省令で定めるものに適合しない液 化石油ガスの一般消費者等に対する販売(液化石油ガスを一般消費者等に現に引き渡しその消費され た液化石油ガスのみについて代金を受領する販売の場合には、引渡し)をしてはならない。 (経済産業省令で定める液化石油ガスの規格) 名 称 プロパン及びプロピレンの 合計量の含有率 エタン及びエチレンの 合計量の含有率 ブタジエンの 含有量 い号液化石油ガス 80 パーセント以上 5 パーセント以下 0.5 パーセント以下 ろ号液化石油ガス 60 パーセント以上 80 パーセント未満 5 パーセント以下 0.5 パーセント以下 は号液化石油ガス 60 パーセント未満 5 パーセント以下 0.5 パーセント以下 備考 1 圧力は、温度40 度において 1.53 メガパスカル以下とする。 2 含有率は、モル比によるものとする。 (参考)液化石油ガス充てん所に納入される液化石油ガスには、メーカー等から「代表性状表」、「液 化石油ガス試験成績表」、「液化石油ガス代表性状表」等が送付されるので参照してください。液化石油ガスの充てん作業等(バルク)
液石法 第37 条の 5 → 液石法規則第 72 条、同法規則第 74 条、同法規則第 74 条(充てん作業 の技術上の基準等) 液化石油ガス充てん設備(バルクローリ)により一般消費者等に設置しているバルク容器又はバル ク貯槽に液化石油ガスを充てんする作業をいう。 この充てん作業を行う者になるためには所定の知識と技能に関する講習の課程を修了した者(充て ん作業者)でなければならない。液化石油ガス販売事業 ⇒ 液化石油ガス販売事業者 ⇒ 事業の登録を参照
液石法 第3 条(事業の登録) 液化石油ガスを一般消費者等に販売する事業(ガス事業法の適用を受ける事業を除く。)をいう。液化石油ガス販売事業者 ⇒ 液化石油ガス販売事業 ⇒事業の登録を参照
液石法 第3 条 → 液石法規則第 4 条(販売事業の登録申請等) 液化石油ガスの販売事業を行うため、販売所の分布のいかんにより経済産業大臣、経済産業局長又 は都道府県知事の登録を受けなければならない。 (参考)液化石油ガス販売事業者は、標識の掲示(液化石油ガス販売事業者証)をはじめとして、事 業の登録の申請書に記載した内容(貯蔵施設、保安業務の実施、書面の交付、施設等の基準適 合義務、業務主任者・代理者の選任)等種々の義務が課せられている。 また、販売事業には景品として液化石油ガスを1回限り譲渡することは該当しない。液化石油ガス販売事業者証 ⇒ 液化石油ガス販売事業者
液石法 第7 条 → 液石法規則第8条(標識の掲示) 液化石油ガス販売事業者は、販売所ごとに、公衆の見やすい場所に、登録を受けた後の事業を開始 するときまでに所定の記載事項と定められた大きさによる標識を掲示しなければならない。 (参考)標識の大きさはタテ30 センチメートル、ヨコ 40 センチメートルで、登録番号、登録年月日、 氏名又は名称、代表者の氏名、販売者の名称及び所在地を表示する看板である。液化石油ガス用ガス漏れ警報器 ⇔ ガス漏れ警報器を参照
液石法 液石法規則第44 条(消費設備の技術上の基準) 液化石油ガス設備工事の届出の対象となる施設又は建築物及び地下室等に設置されている燃焼器 の定められた範囲には、液化石油ガス用ガス漏れ警報器を設置しなければならない。ただし、「供給 設備、消費設備及び特定供給設備に関する技術基準等の細目を定める告示」第12 条で定める燃焼器 には警報器の設置義務が除かれている。 (参考)① ガス漏れ警報器の設置位置は、燃焼器より 4m以内であって床面より 0.3m以内。 ② 三世帯以上の入居する共同住宅はガス漏れ警報器が義務設置となる。ただし、例外規定 あり。液化石油ガス用継ぎ手金具付低圧ホース
液石法 液石法規則第44 条(消費設備の技術上の基準) 末端ガス栓と燃焼器具を接続する液化石油ガス用低圧ホースの一種類であって、低圧ホースの両端 に金属製等の迅速継手が接続されているものでホースと金属等はかしめ等により堅固に接続されて いる。 (参考)液化石油ガス器具等の技術上の基準等に関する省令(昭和43 年通商産業省令第 23 号)別表 第三(低圧ホース)に技術上の基準が定められている。「か」
火気
液石法 第16 条第 2 項 → 液石法規則第 16 条(販売の方法の基準) 液石法規則第 18 条(供給設備の技術上の基準) 液石法規則第 19 条(バルク供給に係る供給設備の技術上の基準) 「貯蔵施設の周囲2メートル以内には火気又は引火性若しくは発火性の物を置かないこと」又は 「容器の外面から2 メートル以内にある火気をさえぎる措置を講ずる」等となっている。 火気をさえぎる措置は不燃性の隔壁等を設け、漏えいした液化石油ガスが火気の方向への流動をさ えぎる措置であり、また、引火性若しくは発火性の物には、例えば石油類を含み、薪炭類は含まない こととなっている。 (参考)液石法の火気には、一般的に火気に当たるもののほか、空調機器の屋外機等も該当するもの として運用されていることに注意する。 (参考)例示基準の「13. 火気をさえぎる措置」を参照 ※保安法の「火気」の項目を参照過流出安全機構付ガス栓(ヒューズガス栓)
液石法 液石法規則第44 条 → 供給・消費・特定供給設備告示第 10 条 液化石油ガス消費設備の屋内において、ゴム管の抜け、切断等により、設定された流量以上のガス が流れた場合に作動して、ガス通路を遮断する機能を過流出安全機構という。この過流出安全機構を 内蔵する末端ガス栓(通常ヒューズガス栓)をいう。 作動原理は、ボール方式とボールスプリング方式がある。 (参考)ゴム管、塩化ビニルホースで接続する移動式燃焼器の末端ガス栓は、過流出安全機構を有し ていなければならない。完成検査 ⇔ 許可 ⇒ 指定完成検査機関
Ⅰ 液石法 第37 条の 3 → 液石法規則第 59 条(貯蔵施設等の完成検査の申請等) 許可を受けた液化石油ガス販売事業者は、貯蔵施設を設置し、若しくはその位置、構造若しくは 設備を変更したとき、又は特定供給設備を設置し、若しくはその位置、構造、設備若しくは装置を 変更したときは、技術上の基準に適合していると認められた後でなければ、これを使用してはなら ない。 ただし、協会又は指定完成機関が行う完成検査を受け、これが技術上の基準に適合していると認 められ、その旨を都道府県知事に届け出た場合は、この限りでない。 Ⅱ 液石法 第の3 → 液石法規則第 68 条(充てん設備の完成検査の申請等) 充てん設備(バルクローリ)についても上記と同様な取扱いとなる。 Ⅲ 保安法 第20 条 → 液石則第 32 条(完成検査の申請等) ※保安法の「完成検査」の項目を参照簡易ガス事業(ガス事業法)
ガス事業法は、「一般ガス事業」、「簡易ガス事業」、「ガス導管事業」及び「大口ガス事業」に区分 され、簡易ガス事業は一般の需要に応じて簡易なガス発生設備においてガスを発生させ、導管によ りこれを供給する事業であって、一の団地内におけるガスの供給地点の数が70 以上のものをいう。 (参考)液化石油ガス販売事業者は、戸建て供給設備から集合住宅、特定供給設備等多岐にわたり一 般消費者等へ液化石油ガスの供給を行っているが、一つの供給設備から供給する消費者戸数を 70 戸未満で供給を制限しなければならない。 なお、ガスの供給地点の数が70 以上となる場合は、簡易ガス事業者となり、供給地点群ご とに経済産業大臣の許可を受けなければならない。ガス栓(末端ガス栓)
液石法 液石法規則第44 条(消費設備の技術上の基準) 一般消費者等の屋内におけるガス栓であって、燃焼器を接続するための屋内ガス栓(末端閉止弁と もいう。)をいう。 (参考)屋内のガス栓の誤操作によるガス漏えい事故防止の観点から、末端閉止弁のヒューズガス栓 化やガス栓カバーの設置の推進を図っている。 [設備用語] ガス栓には、ねじガス栓、可とう管ガス栓、機器接続ガス栓、ホースガス栓がある。なお、ホース ガス栓には、① ヒューズガス栓 ② ON・OFF ヒューズガス栓 ③ リターン式ヒューズガス栓 ④ ボックスガス栓 ⑤ ガスコンセント などがあることから、安全の確保を重視して選定する。ガス発生能力
[設備用語] 液化石油ガスを一般消費者等にガスを供給する設備としては、容器又はバルク貯槽等により戸別供 給方式と集団供給方式に大別される。ガスの発生能力は容器又はバルク貯槽の大小、液化石油ガスの 組成、連続消費時間、周囲の温度等を条件として、発生能力は早見表から標準ガス発生能力を算定す ることができるが周辺の通風状況等も加味する。ガスメーター
液石法 液石法規則第3条(供給設備関係) 供給設備の一つであるガスメーターは、液化石油ガス販売事業者が一般消費者等との売買契約にお いて取引の基本となるガスの体積を計量する器具である。 ガスメーターの機能の進歩は目覚ましく、マイクロコンピュータを使用して圧力センサー、流量セ ンサーによる警告機能、遮断機能、更には感震機能等が盛り込まれ、セキュリティーに万全なマイコ ンメーターが広く利用されている。 (参考)ガスメーターは計量法に基づき検査が行われ、「特定計量器」に指定され、6 ㎥/h以下のも のは検定証印等の有効期間が10 年と定められている。 [設備用語] ガスメーターの使用目的と要件としては次のことが挙げられる。 ① ガスの使用最大流量に適合した計量能力のものであること。 ② 正確に計量することができるものであること。 ③ 耐圧、耐熱性に優れ、取付け及び維持管理が容易であること。 ④ 所定の保安機能を有すること。ガス漏れ警報器 ⇔ 液化石油ガス用ガス漏れ警報器を参照
液石法 液石法規則第44 条 → 供給・消費・特定供給設備告示第 5 条 ガス漏れ警報器は、下記の1)に掲げる施設若しくは建築物内に液化石油ガス燃焼器が使用されて いる場合について、小規模アパート、旅館、飲食店(主として一体型又は外部警報型警報器)、大規 模アパート、ホテル、飲食店、学校、病院、地下室等(主として外部警報型又は分離型警報器)及び 風呂場、業務用厨房(主として分離型警報器)は、消費形態に応じてガス漏れ警報器の設置が義務付 けられている。 なお、戸別住宅は義務設置となっていないが消費者の安全を確保するために設置を推奨している。 また、下記の2)の液化石油ガスを消費する特定地下街及び特定地下室向けには、集中監視型警報 器の設置が義務付けられている 1)アパート、病院、学校等(液石法規則第86 条施設) ① 劇場、映画館、演芸場、公会堂その他これらに類する施設 ② キャバレー、ナイトクラブ、遊技場その他これらに類する施設 ③ 貸席及び料理飲食店 ④ 百貨店及びマーケット ⑤ 旅館、ホテル、寄宿舎及び共同住宅 ⑥ 病院、診療所及び助産所 ⑦ 小学校、中学校、高等学校、高等専門学校、大学、盲学校、ろう学校、養護学校、幼稚園及び 各種学校 ⑧ 図書館、博物館及び美術館 ⑨ 公衆浴場 ⑩ 駅及び船舶又は航空機の発着場(旅客の乗降又は待合いの用に供する建築物に限る。) ⑪ 神社、寺院、教会その他これらに類する施設⑫ 床面積の合計が千平方メートル以上である事務所(前各号に掲げるものに該当するものを除 く。) 2)地下室等(供給・消費・特定供給設備告示第3 条) 個人住宅の地下室を除いた地下室(一般地下室)、特定地下室等及び特定地下街等
気化装置 ⇔ 蒸発器(ペーパーライザー)を参照
気密試験
液石法 液石法規則第18 条(供給設備の技術上の基準)等 供給管又は配管の工事施工後に行う漏れの確認作業試験であり、手動式空気ポンプ若しくは手ふい ご(二連球ポンプ)又は窒素ガス若しくは炭酸ガスを用いて行う。(中圧又は低圧試験の場合) なお、気密試験のデータについては回転式記録紙等に記録し、保存する。 (参考)例示基準の「29. 供給管又は配管等の気密試験方法及び漏えい試験の方法」の項目を参照気密試験用器具
液石法 第38 条の 13 条(器具の備付け)、液石法規則第 120 条(事業所に備えるべき器具) 特定液化石油ガス設備工事事業者は、事業所ごとに備えていなければならない気密試験用器具とし て自記圧力計が定められている。 (参考)液化石油ガス設備には、戸建て設備から集団供給設備、単段減圧から多段減圧方式などもあ り、また、気密試験器具も低圧用のマノメーター、電気式ダイヤフラム式自記圧力計及び機械 式自記圧力計もある。 中・高圧の気密試験には、空気圧又は窒素圧を利用した中・高圧用の指針式圧力計・自記圧 力計などがあることから、それぞれの設備の設計圧力の1.5 倍程度の加圧を見込んだ検査器具 を選定する。 (参考)例示基準の「29. 供給管又は配管等の気密試験方法及び漏えい試験の方法」の項目を参照許可 ⇔ 完成検査 ⇒ 第一種製造者(保安法)
Ⅰ 液石法 第37 条(許可の基準)、第 37 条の 2(変更の許可)、第 37 条の 4(充てん設備の許可) 液化石油ガス法に基づき許可を要する事項は、次に掲げる場合等があり、いずれも都道府県知事 が許可を行うこととなっている。 ① 液化石油ガス販売事業者が設置する貯蔵施設の設置及び変更をする場合 ② 液化石油ガス販売事業者が設置する特定供給設備の設置及び変更をする場合 ③ 充てん設備により、供給設備に液化石油ガスを充てんしようとする者(バルクローリ) ④ 充てん設備の所在地、構造等を変更する場合(バルクローリ) (参考)許可とは、一般的な禁止事項を特定の場合に解除し、適法する一定の行為を認めることを いう。 Ⅱ 保安法 第5 条 → 液石則第 3 条(第一種製造者に係る製造の許可の申請) ※保安法の「許可」の項目を参照供給管
液石法 第2 条 液石法規則第 3 条(供給設備)、同法規則第 18 条(供給設備の技術上の基準) 供給設備を構成する機器間を接続する管を供給管という。供給設備 ⇔ 消費設備
液石法 第2 条 → 液石法規則第 3 条(供給設備) 液化石油ガス販売事業の用に供する液化石油ガスの供給のための設備(船舶内のものを除く。)及 びその附属設備であって、貯蔵設備、気化装置、調整器及びガスメーター並びにこれらに準ずる設備 並びにこれらを接続する管並びにこれらの設備に係る屋根、遮へい板及び障壁をいう。共同住宅
液石法 液石法規則第86 条(施設又は建築物の指定) 液化石油ガスの設備工事の届け出の対象設備として、「五 旅館、ホテル、寄宿舎及び共同住宅」 となっている。 なお、共同住宅はガス漏れ警報器の設置義務施設となることに留意する。ただし、特例あり。 (参考)この「共同住宅」とは、アパート、マンション等の集合住宅であって、同一建築物内に3世 帯以上入居する構造のものをいい、床面積の広さ及び資材が木造であるか、鉄筋又は鉄骨であ るかは問わない。技術上の基準
Ⅰ 液石法 第16 条(基準適合義務等)、同法第 16 条の 2、同法第 35 条の 5(基準適合命令) ① 液化石油ガス販売事業者は、その液化石油ガス販売事業の用に供する貯蔵施設を経済産業省令 で定める技術上の基準に適合するように維持しなければならない。 ② 液化石油ガス販売事業者は、供給設備を経済産業省令で定める技術上の基準に適合するように 維持しなければならない。、 ③ 都道府県知事は、消費設備が経済産業省令で定める技術上の基準に適合していないと認めると きは、その所有者又は占有者に対し、その技術上の基準に適合するように消費設備を修理し、改 造し、又は移転すべきことを命ずることができる。 液化石油ガス法の目的である、液化石油ガスによる災害を防止するとともに液化石油ガスの取 引を適正にし、もって公共の福祉を増進するためと消費者保護のために経済産業省令等により技 術上の基準が定められている。 Ⅱ 保安法 第8 条(許可の基準)・第 14 条(製造のための施設等の変更) ※保安法の「技術上の基準」の項目を参照逆風止め
液石法 液石法規則第44 条(消費設備の技術上の基準) 燃焼中の排気筒に風が侵入すると排気ガスが燃焼室(器)に逆流し、燃焼器の炎が消えるおそれが あるので、侵入した風や逆流してくる排気ガスを炎に当てないようにするため、逆流止めを設けて、 これらの逆流を脇へ逃がすために設けるものである。なお、逆流止めは一次排気筒の上に取り付け、 燃焼器と同一の室内とする。 (参考)逆流止めはドラフトの効きすぎを抑制したり、室内の空気を適度に吸い込み、外部へ排出す る換気口の役目も果たしている。業務主任者 ⇒ 液化石油ガス業務主任者を参照
業務主任者の代理者 ⇒ 液化石油ガス業務主任者の代理者を参照
くず化
保安法 第56 条 (くず化その他の処分) 容器が容器検査(新容器)又は容器再検査に合格しなかった場合、これをくず化し、その他容器と して使用できないように処分することをいう。 (参考)くず化その他の処分とは、例えば、容器を二つに切断する等、その後加工しても一度くず化 された容器であることが容易に確認できるような処置を施すことをいい、単に容器に小さな穴 をあける等その穴を埋めた場合、一度くず化された容器であることが容易に確認できず、再び 容器として使用されるおそれのあるような処置を施すことは含まれない。 ※容器保安規則の「くず化」の項目を参照警戒標
Ⅰ 液石法 液石法規則第14 条(貯蔵施設の技術上の基準)、同法規則第 18 条(供給設備の技術上 の基準)、同法規則第53 条(特定供給設備の技術上の基準) 警戒標を掲げる場所は、貯蔵施設及び貯蔵設備の設置場所の出入口又は貯蔵設備等に近接し、若し くは立ち入ることができる場所の周囲の外部から見やすい場所に設置する。 (例示)LP ガス貯蔵施設 LP ガス貯蔵設備 LP ガス特定供給設備 火気厳禁 LP ガス容器置場 ○燃 ※ 燃・火気厳禁は(赤色文字とする。) 縦型も可。 (参考)例示基準の「1. 警戒標」の項目を参照 Ⅱ 保安法 液石則第6 条(第一種製造設備に係る技術上の基準) ※保安法の「警戒標」の項目を参照軽微な変更(届)⇔ 許可
Ⅰ 1 液石法 第 37 条の 2 本文ただし書き → 液石法規則第 57 条(軽微な変更) 液化石油ガス販売事業者等が液化石油ガス法に基づき都道府県知事の許可を得た設備の変更 に際し、許可を得るまでの必要のない、次の変更事項について「軽微な変更届」として都道府県 知事に遅滞なく提出しなければならない。 ① 貯蔵設備に係る貯蔵施設の撤去、消火設備の変更及び換気孔の増設 ② 特定供給設備に係る特定供給設備の廃止、消火設備の変更及び換気孔の増設③ 充てん設備に係る液化石油ガスの通る部分の取替え(同型式のものに限る。)、液化石油ガス の通る部分以外の設備の取替え及び充てん設備の廃止 2 液石法 第 37 条の 4 第 3 項(準用) → 液石法規則第 66 条(充てん設備の軽微な変更) ① 液化石油ガスの通る部分の取替え(同形式のものに限る。) ② 液化石油ガスの通る部分以外の充てん設備に係る設備の取替え ③ 充てん設備の廃止 Ⅱ 保安法 第14 条本文ただし書き → 液石則第 16 条(第一種製造者に係る軽微な変更の工事等) 第 19 条本文ただし書き → 液石則第 28 条(第一種貯蔵所に係る軽微な変更の工事等) ※保安法の「軽微な変更」の項目を参照
検知区域
液石法 液石法規則第44 条(消費設備の技術上の基準) → 供給・消費・特定供給告示第 13 条 液化石油ガス用ガス漏れ警報器を設置する場合の検知する区域をいう。ガス漏れ警報器の設置位置 は、 ① 燃焼器から水平距離で 4m以内 ② 検知部の上端は床面の上方 0.3m以内 に設置れていること。 なお、出入口の付近や換気口等の空気吹き出し口を避け、ガス漏れを有効に検知できる場所を選ぶ こと。高圧ガス保安協会(協会)
保安法 第59 条の 2(目的) 高圧ガス保安協会協会は、高圧ガスによる災害の防止に資するため、高圧ガスの保安に関する調査、 研究及び指導、高圧ガスの保安に関する検査等の業務を行うことを目的とする。 協会は法人とし、一般社団法人及び一般社団法人に関する法律を準用する。 ※高圧ガス保安法の「高圧ガス保安協会」に同じ。硬質管 ⇔ 硬質管以外の管
液石法 液石法規則第18 条(供給設備の技術上の基準)、同法規則第 44 条(消費設備の技術上の 基準) 供給設備としての供給管又は消費設備としての配管のうち、金属製の管のように硬質のものをいう。 (参考)金属にプラスチックを被覆した鋼管及び金属フレキシブルホース(管)などがある。硬質管以外の管 ⇔ 硬質管
液石法 液石法規則第18 条(供給設備の技術上の基準)、同法規則第 44 条(供給設備の技術上の 基準) 供給設備としての供給管又は消費設備としての配管のうち、金属管及び金属フレキシブルホース以 外の軟質の管をいう。即ち、高圧ホース、低圧ホース、塩化ビニルホース及びゴム管を指す。構造壁等(加熱試験)
液石法 液石法規則第19 条 → バルク供給・充てん設備告示第 2 条(構造壁等の設置等) 1,000kg 未満のバルク貯槽については、第一種保安物件(1.5m)及び第二種保安物件(1.0m)に 対してそれぞれ保安距離を確保する必要があるが、特例として、「加熱試験に合格する構造壁若しく はこれと同等以上の性能を有する壁」を設けた場合は離隔距離が除かれる。 (参考)構造壁若しくはこれと同等以上の性能を有する壁とは ① 構造壁等の設置は、最大二方向までとする。 ② 構造壁等の下部は、地盤面に接するように設置する。 ③ 構造壁等は、当該構造壁等に投影されたバルク貯槽の縦及び横より 1m以上の長さを有し ていること。ただし、当該バルク貯槽に係る他の構造壁等及び地盤面と接する部分につい ては、この限りでない。 ④ 構造壁等には、開口部がないこと。 なお、液化石油ガスの供給を受ける消費設備が設置されている建築物の外壁が日本工業規格 A 1304 (1994)に規定される 30 分加熱試験に合格するものと同等以上の性能を有する場合に あっては、当該外壁を構造壁等とみなすことができる。「さ」
再調査 ⇔ 調査(員)
液石法 第27 条 → 液石法規則第 37 条(消費設備の調査の方法) 保安機関が定期消費設備調査を行った場合、消費設備に法令で定める技術上の基準に適合しないと 認められるときは、一般消費者等に対して法令の技術上の基準に適合するよう改善等の通知をしなけ ればならないが、その通知の日から1月を経過し、かつ、6月を経過しない期間内に再び当該通知に 係る事項について調査を行うことをいう。残ガス容器 ⇔ 充てん容器
液石法 液石法規則第1 条(定義) 保安法 液石則第2条(用語の定義) 現に高圧ガスを充てんしてある容器であって、充てん容器以外のものをいう。 (参考)充てん容器の液化石油ガスの質量が充てん時の質量の二分の一以上減少している場合は残ガ ス容器に該当する。自然排気式の燃焼器 ⇒ 燃焼器の給排気方式を参照
液石法 液石法規則第44 条(消費設備の技術上の基準) 燃焼器の給排気方式により、自然排気式と強制排気式に分類される。質量販売 ⇔ 体積販売
液石法 液石法規則第16 条(販売の方法の基準) 液化石油ガスは、計量法に規定する法定計量単位による体積(立方メートル)により販売すること となっているが、法定計量単位のキログラムにより販売することをいう。 なお、質量販売ができるのは以下の場合である。① 内容積が 20 リットル以下の容積により販売する場合(20 リットル以下の容器であれば複数の 容器を配管に接続して引き渡す場合も含む。) ② 規則第 16 条 3 号ただし書きの次のいずれかに該当する場合 イ 屋外において移動して使用される消費設備により液化石油ガスを消費する一般消費者等に販 売する場合 ロ 調整器が接続された内容積 8 リットル以下の容器に充てんされた液化石油ガスを販売する場 合 ハ 内容積が 25 リットル以下の容器であって、カップリング付容器用弁を有するものに充てんさ れた液化石油ガスを販売する場合 (参考)すなわち、自動車、屋台等に備えられた移動する消費設備により液化石油ガスを消費 する者(例えば、ホットドック屋)に販売する場合 ③ 規則第 17 条の規定により、経済産業大臣が配管に接続することなく充てん容器を引き渡すこと を認めた場合 ④ 次の各号の一により、当該販売契約の締結日から1年以内に液化石油ガスの販売が行われなく なることが明らかであると登録者が認めた場合 一 販売契約締結日から1年以内にガス事業法によるガスの供給を受けることが、工事費払込済 み証明書等又はその写しにより明らかであること。 二 都市計画法等により国、地方公共団体及びこれに準ずる者が土地を道路その他の公共の用に 供することに伴い、販売契約締結日から1年以内に当該土地の上に建設されている建物の明 渡しの行われることが建物明渡契約書又はその写しにより明らかであること。 三 土地収用法に基づく明渡しの裁決により販売契約締結日から1年以内に明渡しが執行され ることが、裁決書又はその写しにより明らかであること。 ⑤ 災害救助法第 4 条により供与された応急仮設住宅で液化石油ガスを消費する者に販売する場合