「さ」
規則第 6 条 技術上の基準の解釈(運用)
第1項 第1号
「ハード面」
[警戒標]
警戒標とは、LPガス充填所 火気厳禁 無断立入禁止 LPガス容器置場○燃 高圧ガス 等
(関係例示基準:1.境界線・警戒標等標識を参照)
第2号 [保安距離]
地上・地下の貯蔵設備及び処理設備と保安物件との保安距離(離隔距離)の考え方
※巻末の別紙1及び2を参照 第3号
[障壁構造等]
・イ、ロ:厚さ12cmの鉄筋コンクリート、厚さ15cmのコンクリートブロック又 は鉄板の厚さ6mmの鉄板(3.2mm厚さで40cm×40cm補強でも可)
(関係例示基準:2.障壁を参照)
・ハ:防火上及び消火上有効な措置とは、水噴霧装置で貯蔵設備等の表面積 1㎡につき7 ℓ/minを最大20分間放射できる水源と操作位置は5m離れる。
※ 水噴霧装置等の水量は最大水量30分間以上連続して放射できる水源確保
(関係例示基準:3.防火上及び消火上有効な措置を参照)
第4号 [保安物件密集地 域]
第一種保安物件又は第二種保安物件の密集する地域とは、国勢調査による「人口集 中地区」に該当する地域であって、特に公共の安全を維持する必要性がある地域は 貯槽を地盤面下埋設する。
(参考:JR武蔵野線の都心側内はほぼ全域が該当する。) 第5号
[貯槽の埋設基 準]
地下タンクの構造等:貯槽室(砂詰方式・水没方式・強制換気方式)を0.6m以上 地盤面から下に設置
(関係例示基準:4.貯槽室の防水措置及び5.貯槽を貯槽室に設置する場合の埋設 基準(貯槽室の防水措置を除く。)を参照)
第6号 [腐食防止措置]
半地下タンクの半地下部分の腐食防止
(関係例示基準:7.地盤面下にある部分の腐食を防止する措置を参照)
第7号 [流動防止措置]
火気を取り扱う施設から8m確保又は流動防止措置(高さ2mの防火壁又は障壁で
迂回距離8mを確保、防火戸・網入りガラスを使用し二重扉等)
(関係例示基準:8.流動防止措置を参照)
第8号 [貯槽間距離]
3000㎏以上の貯槽は他の貯槽に1m又は貯槽相互の最大直径の和の1/4の長さの いずれか大なるものに等しい距離以上の距離を確保
第9号 [貯槽の識別表 示]
ガスの名称を朱書き又は標紙を貼付け ※地盤面下埋設貯槽にも適用される。
地下埋設貯槽にあっては容易にわかる標識を掲げる。
(関係例示基準:9.液化石油ガスの貯槽であることが容易にわかる措置を参照)
第10号 [流出防止措置]
貯蔵能力千トン以上の貯槽には流出防止の防液堤(防油堤の容量は貯蔵能力相当容 量)を設置
(関係例示基準:10.液化石油ガスの流出を防止するための措置を参照)
第11号 [防液堤]
防液堤の内側及び外側10m以内には関係施設以外は設置せず。(漏えい時、広い範 囲に火災・爆発等の影響を防止)
第12号 [滞留防止措置]
構造物内に設置した場合は通風の良い構造とする。(換気口の通風可能面積の合計 は、設備の設置された室又は容器置場の床面積1㎡につき300㎠以上で2方向以 上に分散設置する。)
(関係例示基準:11.滞留しない構造を参照)
第13 号 [ガス設備の気密 な構造]
ガス設備は気密な構造(※高圧ガス設備以外の設備であっても気密であること。)
第14 号 [ガス設備に使用 する材料の制限]
化学的成分・機械的性質の確保(ガス設備の材料は、ガスの種類、圧力等に応じた ものを使用する。)
(関係例示基準:12.ガス設備等に使用する材料を参照)
第15 号 [高圧ガス設備の 基礎]
基礎は不同沈下等によるひずみを生じないよう構造物で設置し、1トン以上の貯槽 の支柱は同一の基礎に緊結(横置円筒形貯槽の場合は左右の基礎(フーチング)が 地下部分で完全につながっていること。)
(関係例示基準:13.高圧ガス設備等の基礎を参照)
第16 号 [貯槽の沈下状況 の測定]
1トン以上の貯槽は、貯槽基礎部分等に沈下測定基準点(一般的には4か所)を設 けて年1回(保安検査時)レベル計等を用いてベンチマークとの沈下の程度を測定 し、沈下の程度により基礎部分を修正する。
(関係例示基準:14.貯槽の沈下状況の測定等を参照)
第17 号 [高圧ガス設備の 耐圧性能]
・常用圧力の1.5倍以上(水・安全な液体)……第二種特定設備(1.3倍以上)
・ 〃 1.25倍以上(空気・窒素等)……… 〃 (1.1倍以上)
(関係例示基準:15.耐圧試験及び気密試験を参照)
第18 号 [高圧ガス設備の 気密性能]
常用の圧力以上の圧力で行なう気密試験(ガス圧試験)
(関係例示基準:15.耐圧試験及び気密試験を参照)
第19号 [高圧ガス設備の 強度等]
常用の圧力・温度において発生する最大の応力に適応した十分な強度と圧力に適応 した使用材料・肉圧(強度)を有するもの。
(関係例示基準:16.高圧ガス設備及び導管の強度を参照)
第20号 [製造設備の耐震 設計構造]
貯蔵能力3トン以上の貯槽及び所定の配管並びに塔類(長さ5m以上)の支持構造 物及び基礎は、耐震設計の基準により地震に対して安全な構造とする。
第21号 [高圧ガス設備の 圧力計及び安全 装置]
圧力計は常用の圧力を相当程度異にする又はおそれのある区分ごとに設置する。
許容圧力以下に戻す安全装置(安全弁又は逃がしライン)等の安全装置を設ける。
(関係例示基準:17.圧力計及び許容圧力以下に戻す安全装置を参照)
第22号 [安全弁の放出 管]
放出管は地盤面から5mの高さ又は貯槽の頂部から2mのいずれか高い位置であっ て周囲に着火源等のない安全な位置に設置。
(関係例示基準:18.安全弁、破裂板の放出管の開口部の位置を参照)
第23号 [低温貯槽の圧潰 防止措置]
外部の圧力より低下することを防止する措置(負圧防止措置)
(関係例示基準:19.負圧を防止する措置を参照)
第24号 [貯槽の液面計]
丸形ガラス液面計は使用不可。
ガラス液面計を使用するときは、大量漏えいを防止するために自動式(ボール式チ ャッキ弁)及び手動弁を設置する。
(関係例示基準:20.液面計等を参照)
第25号 [貯槽の元バル ブ]
貯槽の送り出し又は受け入れ配管の直近にバルブ(貯槽の元バルブ)を設けて、使 用時以外は閉止しておく。
(関係例示基準:21.貯槽に取り付けた配管に設けるバルブを参照)
第26号 [緊急遮断装置
等]
[5,000ℓ以上の貯槽で液状のLPGを送り出し又は受け入れ配管から漏えい時に速
やかに遮断する装置(弁)を設ける。操作部は貯槽から5m以上離れた位置で2ヵ 所以上に設ける。停電時にも操作が求められていることから、液(油)圧・気圧・バ ネ式等がある。
(関係例示基準:22.液化ガスが漏えいした際に速やかに遮断する措置(緊急遮断 装置等を参照)
第27号 [電気設備の防爆
性能構造]
電気設備は設置場所に応じた防爆性能を有する構造であること。
※「液化石油ガス保安技術」3.6 電気設備の防爆構造・静電気対策および保安電力 等、及び付録5. LPガス設備における危険個所の例を参照
第28号 [貯槽の支柱の温 度上昇防止措置]
貯槽の支柱に対して講ずる耐熱及び冷却上有効な措置とは、水噴霧装置及び散水装 置又は消火栓をいう。
(関係例示基準:23.耐熱及び冷却上有効な措置を参照)
第29号 [ガス漏えい検知 警報設備]
ガス漏えい検知警報設備は、携帯式のガス検知器ではなく、固定されたガス漏えい 検知警報設備であって、多点の検知部と個々の警報部を持ち停電時においても検知 できる機能を有している。検出端部は屋外の製造施設の周囲20m(屋内は10m)
につき1個以上の割合で計算した数を設置
(関係例示基準:24.ガス漏えい検知警報設備とその設置場所を参照)
第30号 [静電気除去措 置]
静電気を除去する措置とは、貯槽、回転機械等は単独で接地(アース)し、配管等 で接続する場合はボンディンング用接続線により接続し設置する。
接地抵抗値総合100Ω以下、避雷設備を設ける場合は総合10Ω以下とする。
(関係例示基準:25.静電気の除去を参照)
第31号 [防消火設備]
防火設備とは水噴霧装置、散水装置、消火栓等をいい、消火設備とは粉末消火器、
不活性ガス等による拡散設備等をいう。
散水装置は対象設備の表面積1㎡につき5ℓ/min以上の水量を散水
(関係例示基準:26.防消火設備を参照)
第32号 [保安電力等]
停電等により機能が失われることのない措置とは、一般的に保安電力といわれ、自 家発電(エンジン駆動発電等)、蓄電池装置等、直ちに切り替えることができる方 式でなければならない。
(関係例示基準:27.停電等により設備の機能が失われることのないための措置(保 安電力等)を参照)
第33号 [緊急時の通報設 備]
通報設備とは(ページング設備、構内電話、構内放送等)、サイレン、携帯用拡声 器、メガホン(敷地面積1,500㎡以下に限る。)等が該当する。
(関係例示基準:28.通報のための措置を参照)
第34号 [バルブ等の誤操 作防止措置]
開閉表示等(開閉方向、流体名及び流れ方向等)
(関係例示基準:29.バルブ等の操作に係る適切な措置を参照)
第35号 [容器置場の位 置、構造等]
液化石油ガス充てん所における充てん容器等のプラットホーム上における貯蔵の 基準:警戒標識、二階建以下、保安距離(置場距離)、障壁構造、直射日光を遮る 措置として軽量な屋根、滞留防止、消火設備
(関係例示基準:30.直射日光を遮るための措置を参照)
第36号 [導管]
危険標識の設置、埋設導管は地盤面下0.6以上深く、腐食防止措置、応力を吸収す る措置、地崩れ、山崩れを避ける等
(関係例示基準:31.導管の架設、埋設等、32.防食及び応力を吸収するための措置(導
管)、33.常用の温度を超えない措置(導管)及び34.通報のための措置(導管)を参照)
第6条 第2項 第1号~
第7号
「ソフト面」
[製造方法の技術 上の基準等]
[製造方法の技術上の基準等]
1.液化石油ガスの製造時(加圧、減圧又は充てん等)は保安上支障のない状態 イ 安全弁又は逃し弁の等の元弁は常時開
ロ 貯槽の貯蔵は90%以下
ハ 4,000ℓ以上の容器からの受け払いは車止め等で固定
ニ 受け払い時の接続部分の脱着時は少量ずつ放出(ブリーダーバルブ)
ホ 充てん容器の加熱時の基準(熱湿布、40度以下)
2.エアゾール等は「工業用無臭」の朱書き標紙貼り、その他の液化石油ガスは空 気中の混入比率が容量で千分の1で感知できるよう着臭
3.使用開始時及び使用終了時の点検等 4.修理等の保安上の措置
イ 修理等の対応(責任者の監視下、開放検査のガス置換、仕切板・施錠封印等)
5.バルブの操作時の措置(ハンドル廻しの使用禁止等)
6.充てん容器等の取扱いの基準(容器の区分、計量器等作業以外の物の設置不可、
2m以内の火気使用禁止、温度40度以下、転落転倒等の防止措置と粗暴な取
扱い禁止(5 ℓ以下を除く。)、容器置場内の裸火等の携帯立ち入り禁止)