高圧ガス製造許可申請等 手続要領
（冷凍）
令和３年３月改定
東京都環境局環境改善部環境保安課
東京都多摩環境事務所管理課
高 圧 ガ ス製 造 許可 申 請 書等 手 続要 領 （ 冷凍 ） 目 次
1 本 手 続 要 領 に つ い て ··· 2
2 手 続 順 序 ··· 3
3 申 請 書 （ 届 出 書 ） 及 び 添 付 書 類 ··· 6
4 申 請 書 等 記 載 要 領 ··· 9
5 事 前 検 査 ··· 14
6 機 械 室 設 計 上 の 留 意 点 （ 製 造 設 備 に 係 る 技 術 上 の 基 準 等 を 含 む 。） ··· 17
7 製 造 許 可 ・ 届 出 後 の 変 更 等 手 続 一 覧 ··· 25
8 製 造 施 設 等 の 変 更 時 に お け る 許 可 、 変 更 等 の 区 分 一 覧 ··· 26
9 製 造 施 設 等 の 変 更 例 ··· 28
10 そ の 他 の 変 更 例 ··· 30
11 冷 凍 設 備 の 技 術 上 の 基 準 等 ··· 31
12 参 考 ··· 41
別 紙 1 ··· 44
別 紙 2 ··· 45
別 紙 3 ··· 46
別 紙 4 ··· 47
1 本 手 続 要 領 に つ い て
冷 凍 の た め ガ ス を 圧 縮 し 、 又 は 液 化 し て 高 圧 ガ ス の 製 造 を す る 設 備 で そ の 一 日 の 冷 凍 能 力 が 20 ト ン（ 政 令 の 定 め に よ り 、フ ル オ ロ カ ー ボ ン 、二 酸 化 炭 素 及 び ア ン モ ニ ア を 使 用 す る 設 備 に つ い て は 50 ト ン ） 以 上 の も の （ 指 定 設 備 を 除 く 。）を 使 用 し て 高 圧 ガ ス の 製 造 を し よ う と す る 者 は 、高 圧 ガ ス 保 安 法（ 以 下「 法 」 と い う 。） 第 5 条 第 1 項 の 規 定 に よ り 、 事 業 所 ご と に 都 道 府 県 知 事 の 許 可 を 受 け な け れ ば な り ま せ ん 。（ こ の 許 可 を 受 け た 者 を 「 第 一 種 製 造 者 」 と い う 。）
ま た 、 第 一 種 製 造 者 は 製 造 の た め の 施 設 等 の 変 更 、 完 成 検 査 、 承 継 、 開 始 ・ 廃 止 、 危 害 予 防 規 程 の 制 定 、 冷 凍 保 安 責 任 者 の 選 解 任 及 び 保 安 検 査 等 の 際 、 許 可 申 請 、 届 出 な ど の 手 続 き の ほ か 、 保 安 活 動 と し て 、 従 業 者 に 対 す る 保 安 教 育 及 び 定 期 自 主 検 査 の 実 施 が 義 務 づ け ら れ て い ま す 。
本 手 続 要 領 は 、 許 可 の 申 請 に あ た り 、 手 続 き が ス ム ー ス に 行 な え る よ う に 、 ま た 、 許 可 を 受 け た 第 一 種 製 造 者 が そ の 後 行 な う 種 々 の 手 続 き に つ い て 、 わ か り や す く 説 明 し 、高 圧 ガ ス に よ る 災 害 を 防 止 す る た め 、自 主 的 な 活 動 を 促 進 し 、 も っ て 公 共 の 安 全 を 確 保 す る こ と を 目 指 し て 作 成 し ま し た 。
な お 、 以 前 制 定 し て い た 「 高 圧 ガ ス 製 造 許 可 申 請 書 等 手 続 要 領 （ 冷 凍 フ ロ ン 事 業 所 ）」（ 東 京 都 環 境 保 全 局 ） は 廃 止 し ま す 。
ま た 、法 第 5 条 第 2 項 各 号 に 掲 げ る 者（ 以 下「 第 二 種 製 造 者 」と い う 。）の 製 造 届 等 の 届 出 等 の 手 続 き の 際 に も 、 本 手 続 要 領 を 準 用 の 上 、 必 要 な 手 続 き を 確 実 に 行 っ て い た だ け れ ば 幸 い で す 。
(1) 申 請 書 等 の 窓 口
東 京 都 で は 、申 請 書 等 の 提 出 先 、問 合 せ 及 び 相 談 の 窓 口 は 、当 該 事 業 所 の 所 在 地 に よ り 担 当 が 次 の よ う に な っ て い ま す 。
区 域 窓 口 の 所 在 地 及 び 電 話
23 区 島 し ょ
〒163-8001 新 宿 区 西 新 宿 2-8-1
（ 都 庁 第 二 本 庁 舎 20 階 北 側 ） 電 話 03-5388-3546（ 直 ）
（ 内 線 ）42-444 FAX 03-5388-1376
環 境 局 環 境 改 善 部 環 境 保 安 課 ガ ス 冷 凍 担 当
多 摩 地 域
〒190-0022 立 川 市 錦 町 4-6-3
（ 東 京 都 立 川 合 同 庁 舎 3 階 ） 電 話 042-525-4772（ 直 ）
FAX 042-522-9511
東 京 都 多 摩 環 境 事 務 所 管 理 課
ガ ス 冷 凍 担 当
2 手 続 順 序
新 た に 冷 凍 の た め 高 圧 ガ ス の 製 造 を し よ う と す る 者 は 、法 第 5 条 第 1 項 の 規 定 に よ り 、 事 業 所 ご と に 都 道 府 県 知 事 の 許 可 を 受 け な け れ ば な り ま せ ん 。
ま た 、 そ の 後 、 完 成 検 査 の 受 検 、 危 害 予 防 規 程 の 届 出 、 冷 凍 保 安 責 任 者 等 の 選 任 届 出 、 製 造 開 始 の 届 出 等 の 手 続 き が 必 要 と な り ま す 。
な お 、 第 一 種 製 造 者 と な る た め に 、 必 要 に 応 じ て 、 設 計 段 階 で の 事 前 相 談 を 受 け 付 け て い ま す の で 、 活 用 し て 下 さ い 。
【 手 続 き の 流 れ の 例 】
事前相談
高圧ガス製造 許 可申請
（法第 5 条、冷 凍保安規則（ 以 下「規則」と い う。）第 3 条）
① 高圧ガ ス 製造許可申請 書 ② 製造計 画 書
③ 添付書 類 ④ その他 ⑤ 手数料
許可（許可書 交 付）
設置工事
工事完成
許 可 申 請 受 理 後 は 、 書 類 に 不 備 が な く 法 の 基 準 に 適 合 し て い る と き は 、原 則 20 日 以 内 に 許 可 に な り ま す 。
工 事 は 、 許 可 書 を 確 認 の 上 、 着 工 し て 下 さ い 。
工 事 が 許 可 申 請 と 違 っ た 場 合 は 、 改 め て 許 可 を 受 け 直 す 必 要 が あ り ま す 。
完 成 検 査 日 に 特 定 の 日 を 希 望 す る 場 合 は 、相 談 し て 下 さ い 。
（ 工 事 の 完 成 見 極 め が 出 来 た 日 以 降 で す 。）
事 業 所 ご と に 申 請 が 必 要 と な り ま す 。
工 事 着 工 の 約 20 日 前 ま で に 申 請 し て 下 さ い 。 許 可 申 請 と 設 置 し た 施 設 と が 異 な っ て い る 場 合 は 、 改 め て 許 可 を 受 け 直 す 必 要 が あ り ま す 。
事前検査
申 請 者 は 事 前 検 査 を 行 い 、 許 可 申 請 の と お り 工 事 が 完 成 し た こ と を 確 認 し て か ら 完 成 検 査 申 請 を し て 下 さ い 。
※ 本 手 続 要 領 に お い て 、 ユ ニ ッ ト 型 と は 、 規 則 第 36 条 第 2 項 で 定 め ら れ て い る 製 造 施 設 の こ と を 指 し ま す 。（12 参 考 を 参 照 ）
【 留 意 事 項 】
(1) 東 京 都 に ご 提 出 い た だ い た 一 切 の 資 料・書 籍 類 等 は 、事 前 相 談 段 階 の も の で あ っ て も 、第 三 者 か ら 東 京 都 情 報 公 開 条 例 に 基 づ き 開 示 請 求 が あ っ た 場 合 は 、 原 則 、 開 示 対 象 と な り ま す 。
(2) 本 手 続 要 領 に 記 載 の な い 部 分 は 、 高 圧 ガ ス 保 安 協 会 制 定 の 技 術 基 準 （ 以 下
「KHK 技 術 基 準 類 」 と い う 。） 及 び 冷 凍 保 安 規 則 関 係 例 示 基 準 （ 以 下 「 関 係 例 示 基 準 」 と い う 。） を 参 照 し て く だ さ い 。
な お 、本 手 続 要 領 の 一 部 に 、こ れ ら の 基 準 を 参 考 に 記 載 し て い る か 所 が あ り
完成検査
合格（完成検査 証 交付）
完成検査申請 （ 法第 20 条、 規則 第 21 条）
① 製造施 設 完成検査申請 書 ② 添付書 類
③ 手数料
④ その他（ 完 成検査日の決 定 等）
届出
① 危害予 防 規程届書（法 第 26 条、規 則第 35 条）
② 製造開 始 届書（法第 21 条 、規則第 29 条）
③ 冷 凍 保 安責 任 者 及 び 代 理者 届 書 （ ユ ニ ット 型
※の 設 備 は 取 扱責任者）（法 第 27 条の 4、規則 第 36 条）
製 造 施 設 の 完 成 検 査 の 受 検 準 備 、設 置 状 況 、性 能 等 を 確 認 す る た め の 試 運 転 は 可 能 で す 。
製造開始
ま す が 、 こ れ ら の 基 準 が 改 定 さ れ た 場 合 は 、 最 新 版 に 読 み 替 え て く だ さ い 。 (3) 冷 媒 ガ ス が ア ン モ ニ ア の 場 合 に は 、法 令 等（ 法 、政 省 令 、告 示 、KHK 技 術 基
準 類 、関 係 例 示 基 準 等 ）の 他 に 、東 京 都 が 独 自 に 定 め た 以 下 の 基 準 類 が あ り ま す の で 、 こ れ ら を 参 照 し て く だ さ い 。
① 東 京 都 環 境 保 全 局「 東 京 都 高 圧 ガ ス 施 設 安 全 基 準（ 第 2 次 改 定 ）」（ 平 成 9 年 7 月 ）
② 東 京 都 環 境 保 全 局「 東 京 都 高 圧 ガ ス 施 設 安 全 基 準（ 第 2 次 改 定 ）ア ン モ ニ ア 冷 凍 施 設 基 準 （ 一 部 改 定 ）」（ 平 成 12 年 3 月 ）
③ 東 京 都 環 境 局「 ア ン モ ニ ア 冷 凍 施 設 基 準（ 新 設 ）の 運 用 及 び 解 釈 」（ 平 成 13 年 1 月 ）
(4) 手 数 料 は 原 則 と し て 現 金 で ご 用 意 く だ さ い 。（ 小 切 手 は 取 り 扱 い で き な い 場 合 が あ り ま す 。）
3 申 請 書 （ 届 出 書 ） 及 び 添 付 書 類 (1) 新 規 許 可 申 請
ア 高 圧 ガ ス 製 造 許 可 申 請 書
(ｱ) 委 任 状 （ 代 理 者 が 法 人 の 代 表 者 に 代 わ っ て 申 請 を す る 場 合 に 提 出 ） イ 製 造 計 画 書
(ｱ) 製 造 の 目 的 (ｲ) 製 造 設 備 の 種 類
(ｳ) 1 日 の 冷 凍 能 力 (ｴ) 製 造 設 備 の 明 細
(ｵ) 法 第 8 条 第 1 号 及 び 第 2 号 の 技 術 上 の 基 準 に 関 す る 事 項
(ｶ) 移 設 、転 用 、再 使 用 又 は こ れ ら の 併 用（ 以 下「 移 設 等 」と い う 。）に 係 る 冷 媒 設 備 に あ っ て は 、 当 該 設 備 の 使 用 の 経 歴 及 び 保 管 状 態 の 記 録 (ｷ) 冷 凍 保 安 責 任 者 及 び 代 理 者 の 選 任 予 定 者
(ｸ) 工 事 完 成 予 定 日 (ｹ) 工 事 施 工 業 者 ウ 添 付 書 類
(ｱ) 法 第 56 条 の 8 第 1 項 の 指 定 設 備 認 定 証 （ 以 下 「 認 定 証 」 と い う 。） の 写 し （ 指 定 設 備 を 使 用 す る 場 合 の み ） 又 は 法 第 57 条 で 定 め る 技 術 上 の 基 準 に 従 っ て 製 造 さ れ た 機 器 で あ る こ と を 証 明 す る 書 面 （ 以 下 「 冷 凍 機 器 証 明 書 」 と い う 。）
（ 完 成 検 査 申 請 時 で も 可 ）
(ｲ) 製 造 施 設 の ブ ラ イ ン （ 冷 水 等 ） の 状 況 を 示 す フ ロ ー シ ー ト
(ｳ) 耐 圧 、 気 密 試 験 の 試 験 結 果 報 告 書 （ 以 下 「 試 験 報 告 書 」 と い う 。）※
（ 完 成 検 査 申 請 時 で も 可 ）
※ 冷 凍 試 験 制 度 の 改 正 （ 平 成 21 年 10 月 16 日 付 21 高 高 第 150 号 ） に 伴 い 、東 京 都 で は 別 紙 1「 高 圧 ガ ス 保 安 協 会 に お け る 冷 凍 装 置 試 験 制 度 廃 止 に と も 会 う 東 京 都 の 対 応 に つ い て 平 成 22 年 5 月 21 日 東 京 都 環 境 局 環 境 改 善 部 環 境 保 安 課 」に よ り 、冷 凍 装 置 の 性 能 の 確 認 を 行 う こ と と し て い ま す 。
な お 、 試 験 結 果 が 客 観 的 に 証 明 で き て い る も の に 限 り ま す 。 (ｴ) 安 全 弁 試 験 証 明 書 （ 完 成 検 査 申 請 時 で も 可 ）
(ｵ) 冷 凍 機 姿 図
(ｶ) 冷 凍 機 の 冷 媒 ガ ス フ ロ ー シ ー ト
(ｷ) 電 気 配 線 図 又 は イ ン タ ー ロ ッ ク フ ロ ー 図 (ｸ) 強 度 計 算 書
(ｹ) 事 業 所 付 近 案 内 図 (ｺ) 製 造 施 設 付 近 状 況 図 (ｻ) 製 造 施 設 設 置 建 物 図
(ｼ) 機 械 室 内 機 器 配 置 、 配 管 、 ダ ク ト 図
(ｽ) 基 礎 防 振 施 工 図 (ｾ) 換 気 風 量 計 算 書
(ｿ) 安 全 弁 ・ 可 溶 栓 等 の 冷 媒 ガ ス 放 出 管 （ 以 下 「 安 全 弁 放 出 管 」 と い う 。） の 口 径 計 算 書
エ そ の 他
(ｱ) 履 歴 事 項 全 部 証 明 書 又 は 現 在 事 項 全 部 証 明 書 （ 写 し で も 可 ） (2) 法 第 10 条 の 承 継 （ 相 続 、 合 併 又 は 分 割 ） 以 外 の 場 合
第 一 種 製 造 者 に つ い て 、相 続 、合 併 又 は 分 割 が あ っ た 場 合 に は 、法 第 10 条 の 規 定 に よ り 承 継 届 の 手 続 を 行 う こ と と さ れ て い ま す が 、 相 続 、 合 併 又 は 分 割 以 外 の 事 業 の 譲 渡 等 の 場 合 に は 、 旧 所 有 者 若 し く は 占 有 者 に よ る 廃 止 届 の 提 出 と 同 時 に 新 規 の 許 可 申 請 書 の 提 出 が 必 要 と な り ま す 。 こ の 場 合 に 必 要 な 申 請 書 類 等 は 以 下 の と お り で す 。
ア 高 圧 ガ ス 製 造 許 可 申 請 書
(ｱ) 委 任 状 （ 代 理 者 が 法 人 の 代 表 者 に 代 わ っ て 申 請 を す る 場 合 に 提 出 ） イ 履 歴 事 項 全 部 証 明 書 又 は 現 在 事 項 全 部 証 明 書 （ 写 し で も 可 ）
ウ 理 由 書
エ 譲 渡 等 を 証 明 す る 書 面 （ 建 物 の 登 記 簿 ） 等 そ の 他 、 事 由 に よ っ て は 信 託 原 簿 （ 受 益 権 ） 他 オ 旧 許 可 書 の 写 し
カ 旧 製 造 施 設 完 成 検 査 証 の 写 し
キ 旧 高 圧 ガ ス 製 造 許 可 申 請 書 （ 副 ） の 写 し
ク 製 造 計 画 書 （ 旧 許 可 申 請 書 時 に 添 付 し た も の ）
ケ 試 験 報 告 書（ 機 器 耐 圧 気 密 試 験 証 明 書 、機 器 試 験 合 格 証 明 書 等 ）、安 全 弁 試 験 証 明 書 （ 旧 許 可 申 請 書 時 に 添 付 し た も の 、 取 替 え を 行 っ て い れ ば 取 り 替 え た 機 器 に つ い て の も の ）
コ 直 近 の 保 安 検 査 証 の 写 し サ 直 近 の 定 期 自 主 検 査 記 録
シ 製 造 施 設 に 異 常 が あ っ た 年 月 日 及 び そ れ に 対 し て と っ た 措 置 の 記 録 （ 過 去 10 年 分 ）
(3) 製 造 施 設 完 成 検 査 申 請※ ア 製 造 施 設 完 成 検 査 申 請 書
イ 添 付 書 類
(ｱ) 事 前 検 査 結 果
(ｲ) 製 造 許 可 申 請 添 付 書 類 の 内 、 完 成 検 査 申 請 時 に 提 出 予 定 で あ っ た 書 類
※ (2)の 施 設 の 引 渡 し を 受 け 、既 に そ の 施 設 が 完 成 検 査 を 受 け て い る 場 等 は 、 申 請 の 必 要 は あ り ま せ ん 。そ の 場 合 で あ っ て も 、(4)の 届 出 は 、改 め て 必 要 で す 。
(4) 届 出
ア 危 害 予 防 規 程 届 書 イ 製 造 開 始 届 書
ウ 冷 凍 保 安 責 任 者 及 び 代 理 者 選 任 届 書
（ ユ ニ ッ ト 型 の 冷 凍 設 備 に つ い て は 取 扱 責 任 者※）
※ 取 扱 責 任 者 の 選 任 に は 、資 格・経 験 の 要 件 は あ り ま せ ん が 、取 扱 責 任 者 の 職 務 は 、冷 凍 保 安 責 任 者 の 選 任 さ れ な い 事 業 所 に お い て 、高 圧 ガ ス の 製 造 に 係 る 保 安 に 関 す る 業 務 を 管 理 す る こ と に な り ま す 。
な お 、危 害 予 防 規 程 に お い て 、保 安 管 理 体 制 及 び 取 扱 責 任 者 の 行 う べ き 職 務 の 範 囲 に 関 す る こ と を 明 記 し て く だ さ い 。
(5) 製 造 の た め の 施 設 等 の 変 更 の 場 合
変 更 の 内 容 が 分 か る よ う に し た う え で 、 新 規 許 可 を 準 用 し て 申 請 ・ 届 を し て く だ さ い 。
4 申 請 書 等 記 載 要 領 (1) 新 規 許 可 申 請
ア 高 圧 ガ ス 製 造 許 可 申 請 書 (ｱ) 名 称 欄
・ 法 人 の 場 合 は 法 人 名 称 、 官 公 庁 の 場 合 は 官 公 庁 名 、 個 人 の 場 合 は 戸 籍 上 の 名 前 及 び 事 業 所 の 名 称 を 記 入 し て 下 さ い 。
・ 事 業 所 名 称 は 支 店 、 工 場 、 事 業 所 等 の 名 称 を （ ） 内 に 記 入 し て 下 さ い 。 個 人 の 場 合 で 、 屋 号 が あ る 場 合 は そ の 名 称 を 記 入 し て 下 さ い 。
・ 冷 凍 設 備 は 一 つ 一 つ が 事 業 所 （ ブ ラ イ ン を 共 通 に し て い る も の を 除 く ） と な り ま す の で 複 数 の 施 設 が あ る 場 合 は 、 事 業 所 名 称 に 施 設 名 も 含 み ま す の で 、 併 せ て 記 入 し て 下 さ い 。（ 〇 〇 工 場 第 １ 号 施 設 等 ）
(ｲ) 事 務 所 所 在 地 欄 に は 、 法 人 の 場 合 は 登 記 上 の 本 社 所 在 地 、 官 公 庁 の 場 合 は 本 庁 （ 本 省 ） 所 在 地 、 個 人 の 場 合 は 現 住 所 を 記 入 し て 下 さ い 。
(ｳ) 事 業 所 所 在 地 欄 に は 、 冷 凍 設 備 を 設 置 す る 事 業 所 の 所 在 地 を 記 入 し て 下 さ い 。
(ｴ) 製 造 を す る 高 圧 ガ ス の 種 類 欄 に は 、 冷 凍 設 備 に 使 用 す る 冷 媒 ガ ス 名 を 記 入 し て 下 さ い 。（R134a、R407C 等 ）
(ｵ) 欠 格 事 由 に 関 す る 事 項 の 欄 に は 有 無 を 明 確 に 記 入 し て 下 さ い 。（ 無 、 な し 、 該 当 な し 等 ）
(ｶ) 年 月 日 は 、 申 請 書 の 提 出 日 を 記 入 し て 下 さ い 。
(ｷ) 代 表 者 氏 名 は 、 法 人 を 代 表 す る 権 限 の あ る 人 （ 代 表 取 締 役 ） を 記 入 し て 下 さ い 。 個 人 の 場 合 は 本 人 の 氏 名 を 記 入 し て く だ さ い 。
な お 、 代 理 者 が 提 出 す る 場 合 は 、 委 任 状 が 必 要 で す 。
担 当 者 の 欄 に は 、 事 業 所 で 冷 凍 機 を 管 理 す る 担 当 者 の 氏 名 、 部 署 名 、 連 絡 先 住 所 、 電 話 番 号 、FAX を 記 入 し て く だ さ い 。
イ 製 造 計 画 書
経 済 産 業 省 の 様 式 例 に よ る 場 合 は 、 様 式 に そ っ て 必 要 事 項 を 記 入 の 上 、 使 用 し て 下 さ い 。
ま た 、申 請 の 際 に は 、あ ら か じ め 製 造 計 画 書 を 含 め 許 可 申 請 書 の 内 容 が 設 置 す る 製 造 施 設 に 相 違 が な い こ と を 確 認 し て く だ さ い 。許 可 申 請 と 設 置 し た 施 設 と が 異 な っ て い る よ う な 場 合 に は 、改 め て 許 可 を 受 け な お す 必 要 が あ り ま す 。
(ｱ) 製 造 の 目 的
・ 冷 房 、暖 房 、冷 蔵 、製 氷 、冷 却 、研 究 等 使 用 目 的 を 記 入 し て 下 さ い 。
・ 事 務 所 の 冷 房 、 電 算 機 室 の 冷 房 空 調 等 そ の 冷 凍 の 用 途 を 記 入 し て 下 さ い 。
(ｲ) 製 造 設 備 の 種 類
・ 圧 縮 方 式（ 遠 心 式 、往 復 動 式 、ス ク リ ュ ー 式 ）、冷 凍 種 別（ 段 数 、元 数 ）、 ユ ニ ッ ト 型 の 別 、 ブ ラ イ ン 共 通 の 有 無 等 を 記 載 し て 下 さ い 。
(ｳ) 1 日 の 冷 凍 能 力
・ そ の 施 設 の す べ て の 法 定 冷 凍 能 力 を 記 入 し て 下 さ い 。（ ブ ラ イ ン 共 通 で あ れ ば 合 算 し た 能 力 ）
・ 参 考 に 、 冷 媒 ガ ス の 充 て ん 量 を 記 載 し て く だ さ い 。 (ｴ) 製 造 設 備 の 明 細
・ 圧 縮 機 、 ポ ン プ 及 び 容 器 と な る 冷 媒 設 備 の 諸 元 を 記 入 し て 下 さ い 。 (ｵ) 法 第 8 条 第 1 号 及 び 第 2 号 の 技 術 上 の 基 準 に 関 す る 事 項
・ 設 置 し よ う と す る 冷 凍 機 に 応 じ 、 規 則 第 6 条 で 定 め る 第 一 種 製 造 者 に 係 る 技 術 上 の 基 準 等 の 該 当 す る 事 項 に つ い て 記 入 し て 下 さ い 。
ま た 、 技 術 上 の 基 準 等 へ の 適 合 状 況 一 覧 表 を 添 付 し て く だ さ い 。
・ 添 付 書 面 、 図 面 等 に よ り 適 合 状 況 を 確 認 す る 必 要 が あ る 場 合 は 該 当 す る 書 面 （ 図 面 ） 番 号 を 記 入 し て 下 さ い 。
(ｶ) 移 設 、転 用 、再 使 用 又 は こ れ ら の 併 用（ 以 下「 移 設 等 」と い う 。）に 係 る 冷 媒 設 備 に あ っ て は 、 当 該 設 備 の 使 用 の 経 歴 及 び 保 管 状 態 の 記 録 (ｷ) 冷 凍 保 安 責 任 者 及 び 代 理 者 の 選 任 予 定 者
・ ユ ニ ッ ト 型 に 該 当 す る 場 合 は 、 取 扱 責 任 者 に な り ま す 。
・ 未 定 の 場 合 は 、 そ の 旨 記 入 し て 下 さ い 。
・ ユ ニ ッ ト 型 に お い て は 規 則 第 36 条 第 2 項 へ の 適 合 状 況 一 覧 表 を 添 付 し て く だ さ い 。
ま た 、 工 場 で 行 っ た 試 運 転 記 録 を 添 付 し て く だ さ い 。
許 可 申 請 時 に 規 則 第 36 条 第 2 項 へ の 適 合 状 況 一 覧 表 、 工 場 で 行 っ た 試 運 転 記 録 が 間 に 合 わ な い 場 合 は 、 完 成 検 査 申 請 時 に 提 出 す る 旨 を 記 載 の う え 完 成 検 査 申 請 時 に 提 出 し て 下 さ い 。
(ｸ) 工 事 完 成 予 定 日
・ 完 成 予 定 日 又 は 許 可 取 得 後 の 工 事 必 要 日 数 を 記 入 し て 下 さ い 。 (ｹ) 工 事 施 工 業 者
・ 施 工 業 者 名 及 び そ の 担 当 者 の 所 属 部 署 、電 話 番 号 を 記 入 し て 下 さ い 。
・ 法 定 冷 凍 能 力 が 1 日 あ た り 20 ト ン （ フ ル オ ロ カ ー ボ ン 、 二 酸 化 炭 素 及 び ア ン モ ニ ア を 使 用 す る 設 備 に あ っ て は 50 ト ン ） 以 上 の 冷 凍 設 備 を 販 売 す る 場 合 は 保 安 法 に よ る 販 売 事 業 者 で な け れ ば な り ま せ ん の で 、 そ の 届 出 状 況 を 確 認 し て く だ さ い 。
ウ 添 付 書 類
書 面 、 図 面 は 各 々 、 分 割 又 は 集 合 し て 記 載 す る こ と が 可 能 で す 。 (ｱ) 認 定 証 の 写 し （ 指 定 設 備 を 使 用 す る 場 合 の み ） 又 は 冷 凍 機 器 証 明 書
・ 許 可 申 請 時 に 認 定 証 又 は 冷 凍 機 器 証 明 書 が 間 に 合 わ な い 場 合 は 、 完 成 検 査 申 請 時 に 提 出 す る 旨 を 記 載 の う え 完 成 検 査 申 請 時 に 提 出 し て 下 さ い 。
(ｲ) 製 造 施 設 の ブ ラ イ ン （ 冷 温 水 等 ） の 状 況 を 示 す フ ロ ー シ ー ト
・ 申 請 設 備 に ブ ラ イ ン に よ り 接 続 さ れ て い る 全 冷 凍 設 備 に つ い て 、 ブ
ラ イ ン の 系 統 図 を 記 載 し た も の
・ ヒ ー ト ポ ン プ の 場 合 は 暖 房 系 統 も 記 載 し た も の (ｳ) 試 験 報 告 書
・ 許 可 申 請 時 に 試 験 報 告 書 が 間 に 合 わ な い 場 合 は 、 完 成 検 査 申 請 時 に 提 出 す る 旨 を 記 載 の う え 完 成 検 査 申 請 時 に 提 出 し て 下 さ い 。
・ 耐 圧 、 気 密 試 験 等 は 、 関 係 例 示 基 準 に よ り ま す 。 た だ し 、 気 密 試 験 に お け る 圧 力 計 は 、2 個 以 上 と し て く だ さ い 。
・ 気 密 試 験 は 1 年 以 内 に 実 施 し た も の の み 有 効 で す 。耐 圧 試 験 が 1 年 以 上 前 の 場 合 、 保 管 状 況 の 分 か る 資 料 も 併 せ て 提 出 し て く だ さ い 。
・ 冷 媒 設 備 の 内 、 配 管 以 外 の 部 分 に つ い て は 、 耐 圧 試 験 が 必 要 で す 。 な お 、 配 管 と は 、 内 径 が 160mm 以 下 の も の に 限 り ま す 。 使 用 す る 材 料 の 仕 様 が 配 管 用 で あ っ て も 内 径 が 160mm を 超 え れ ば 容 器 と 考 え ま す 。
(ｴ) 安 全 弁 試 験 証 明 書
・ 安 全 弁 の 作 動 試 験 の 合 格 証 明 書 （ 試 験 日 が 、 製 造 の 開 始 ま で １ 年 以 内 の も の 。 超 過 す る 場 合 は 、 製 造 の 開 始 日 ま で に 作 動 試 験 を 実 施 し 、 試 験 合 格 証 明 書 を 提 出 す る 旨 を 記 載 。）
(ｵ) 冷 凍 機 姿 図
・ 冷 凍 機 の 外 観 が わ か る も の (ｶ) 冷 凍 機 の 冷 媒 ガ ス フ ロ ー シ ー ト
・ 油 圧 装 置 も 含 め 、 冷 媒 ガ ス の 圧 力 が か か る と こ ろ は す べ て 記 載 し た も の
・ 色 分 け 等 に よ り 圧 力 区 分 が 分 か る よ う に 作 成
・ ヒ ー ト ポ ン プ の 場 合 は 、 冷 房 ・ 暖 房 時 の 冷 媒 ガ ス の 流 れ が 分 か る よ う に 作 成
(ｷ) 電 気 配 線 図 又 は イ ン タ ー ロ ッ ク フ ロ ー 図
・ ユ ニ ッ ト 型 に お い て 、 イ ン タ ー ロ ッ ク 等 の 状 況 が わ か る も の (ｸ) 強 度 計 算 書
・ 圧 縮 機 、 容 器 及 び 配 管 等 、 全 冷 媒 設 備 に つ い て 計 算 し た も の （ 注 ） 配 管 、 継 手 類 等 も 使 用 す る 部 品 ご と に 必 要 で す 。
(ｹ) 事 業 所 付 近 案 内 図
・ 最 寄 り の 鉄 道 の 駅 か ら 事 業 所 ま で の 経 路 を 記 載 し た も の
・ バ ス 等 が 必 要 な 場 合 は 更 に バ ス 停 か ら の 経 路 を 記 載 し た も の (ｺ) 製 造 施 設 付 近 状 況 図 （ 別 紙 2【 機 械 室 平 面 図 記 載 例 】 参 照 ）
・ 警 戒 標 （ 全 出 入 口 に 必 要 ）、 消 火 器 、 出 入 口 の 位 置 を 記 載 し た も の
・ 非 常 時 措 置 書 等 の 場 所 を 記 載 し た も の
・ 安 全 弁 放 出 管 の 位 置 、 放 出 先 を 記 載 し た も の (ｻ) 製 造 施 設 設 置 建 物 図
・ 建 物 内 （ 屋 上 な ど を 含 む ） で 、 冷 凍 設 備 を 設 置 す る 場 所 （ 機 械 室 ）
の 位 置 が 記 載 さ れ た も の （ 階 数 等 及 び 平 面 図 ）
(ｼ) 機 械 室 内 機 器 配 置 、配 管 、ダ ク ト 図 等（ 平 面 図・立 面 図（ 断 面 図 ）・書 面 ）（ 別 紙 3【 機 械 室 内 機 器 配 置 、 配 管 、 ダ ク ト 立 面 図 記 載 例 】 参 照 ）
・ 機 械 室 内 の 冷 凍 設 備 の 位 置 、 作 業 空 間 を 記 載 し た も の
・ 機 械 室 内 の 該 当 換 気 能 力 、 換 気 口 の 位 置 、 排 気 先 を 記 載 し た も の
（ 次 の 項 目 は 該 当 す る 場 合 ）
・ ボ イ ラ ー 等 火 気 の 伝 熱 面 積 、 位 置 関 係 が 記 載 さ れ た も の
・ 引 火 性 物 質 等 の 物 質 名 、 貯 蔵 量 の 記 載 さ れ た も の
・ ガ ス 漏 え い 検 知 警 報 設 備 、 保 安 電 力 、 除 害 設 備 の 仕 様 及 び 設 置 状 況 エ そ の 他
(ｱ) 履 歴 事 項 全 部 証 明 書 又 は 現 在 事 項 全 部 証 明 書 （ 写 し で も 可 ） (ｲ) 全 部 譲 渡 に よ る 申 請 の 場 合 は 譲 渡 を 証 す る 書 面
・ 売 買 契 約 書 又 は 売 主 ， 買 主 両 方 の 代 表 者 が 譲 渡 を 証 明 し た も の (2) 製 造 施 設 完 成 検 査 申 請
ア 製 造 施 設 完 成 検 査 申 請 書
(ｱ) 許 可 申 請 書 と 同 じ 欄 は 同 様 に 記 入 し て 下 さ い 。 (ｲ) 代 表 者 等 変 更 の あ っ た 場 合 は 、 事 前 に 相 談 下 さ い 。
(ｳ) 必 ず 、工 事 完 成 後 申 請 し て 下 さ い 。（ 完 成 年 月 日 は 完 成 検 査 申 請 日 以 前 ） イ 添 付 書 類
(ｱ) 事 前 検 査 結 果
・ 完 成 検 査 を 申 請 す る に あ た っ て は 、 申 請 者 は 冷 凍 保 安 責 任 者 又 は 取 扱 責 任 者 等 の 立 ち 会 い の も と 、 事 前 検 査 を 行 い 、 許 可 申 請 と お り 工 事 が 完 成 し た こ と を 確 認 し た う え で 、 事 前 検 査 結 果 を 作 成 し 、 提 出 し て 下 さ い 。
・ 特 に 、 施 工 範 囲 、 機 器 の 型 式 ・ 仕 様 ・ 寸 法 ・ 製 造 番 号 、 冷 媒 設 備 に 用 い た 材 料 、 試 験 圧 力 が 許 可 申 請 と 相 違 な い こ と を 確 実 に 確 認 し て く だ さ い 。 相 違 が あ っ た 場 合 は 、 許 可 申 請 を 再 度 す る 必 要 が あ り ま す 。 (ｲ) 製 造 許 可 申 請 添 付 書 類 の 内 、 完 成 検 査 申 請 時 に 提 出 予 定 で あ っ た 書 類
・ 製 造 許 可 申 請 時 に 、 規 則 第 36 条 第 2 項 へ の 適 合 状 況 一 覧 表 及 び 工 場 で 行 っ た 試 運 転 記 録（ ユ ニ ッ ト 型 を 使 用 す る 場 合 の み ）、認 定 証 の 写 し （ 指 定 設 備 を 使 用 す る 場 合 の み ） 又 は 冷 凍 機 器 証 明 書 試 験 報 告 書 を 提 出 し て い な い 場 合 は 、 完 成 検 査 申 請 時 に 提 出 し て 下 さ い 。
・ 耐 圧 、 気 密 試 験 に 使 用 し た 圧 力 計 の 精 度 検 査 記 録 及 び ト レ ー サ ビ リ テ ィ 、 ガ ス 漏 え い 検 知 警 報 設 備 が 正 常 に 作 動 す る こ と を 確 認 し た 検 査 記 録 等 を 提 出 し て い た だ く 場 合 も あ り ま す の で 、 事 前 検 査 の 際 に 確 認 を し て お い て く だ さ い 。
(3) 届 出
完 成 検 査 合 格 （ 製 造 施 設 完 成 検 査 証 の 交 付 ） 後 は 、 い つ で も 製 造 を 開 始 で き ま す の で 危 害 予 防 規 程 届 書 、 製 造 開 始 届 書 及 び 冷 凍 凍 保 安 責 任 者 及 び 代 理 者 届 書 （ ユ ニ ッ ト 型 の 冷 凍 設 備 に つ い て は 取 扱 責 任 者 ） を 遅 滞 な く 提 出 し て 下 さ い 。
ア 危 害 予 防 規 程 届 書
(ｱ) 許 可 申 請 書 、 完 成 検 査 申 請 書 と 同 じ 欄 は 同 様 に 記 入 し て 下 さ い 。 (ｲ) 制 定 し た 危 害 予 防 規 程 も 必 ず 提 出 し て 下 さ い 。
イ 製 造 開 始 届 書
許 可 申 請 書 、 完 成 検 査 申 請 書 と 同 じ 欄 は 同 様 に 記 入 し て 下 さ い 。
ウ 冷 凍 保 安 責 任 者 及 び 代 理 者 届 書（ ユ ニ ッ ト 型 の 冷 凍 設 備 に つ い て は 取 扱 責 任 者 ）
(ｱ) 許 可 申 請 書 、 完 成 検 査 申 請 書 と 同 じ 欄 は 同 様 に 記 入 し て 下 さ い 。 (ｲ) 冷 凍 保 安 責 任 者 及 び 代 理 者 は 、 そ の 設 備 の 冷 凍 能 力 に 応 じ 資 格 （ 冷 凍
機 械 責 任 者 免 状 ） 及 び 高 圧 ガ ス の 製 造 に 関 す る 経 験 が 必 要 で す 。 添 付 書 類 と し て 、 免 状 の コ ピ ー 及 び 高 圧 ガ ス の 製 造 に 関 す る 経 験 を 証 明 す る も の を 添 付 し て 下 さ い 。
(4) 製 造 の た め の 施 設 等 の 変 更 の 場 合
変 更 の 内 容 が 分 か る よ う に し た う え で 、 新 規 許 可 を 準 用 し て 申 請 ・ 届 を し て く だ さ い 。
な お 、 必 要 な 手 続 き の 有 無 等 に つ い て は 、「7 製 造 許 可 ・ 届 出 後 の 変 更 等 手 続 一 覧 」、「8 製 造 施 設 等 の 変 更 時 に お け る 許 可 、変 更 等 の 区 分 一 覧 」、「9 製 造 施 設 等 の 変 更 例 」、「10 そ の 他 の 変 更 例 」 を 参 照 し て く だ さ い 。
5 事 前 検 査 事 前 検 査 結 果
事 業 所 に お け る 事 前 検 査 の 責 任 者 氏 名 （ 役 職 名 ） 事 業 所 に お け る 事 前 検 査 の 担 当 者 氏 名 （ 役 職 名 ）
〇 年 〇 月 〇 日 付 製 造 許 可 書 に つ い て 、 製 造 施 設 の 設 置 工 事 を 完 成 し た た め 、 ○ 年 〇 月 〇 日 に 事 前 検 査 を 行 い 、 許 可 申 請 と お り 相 違 な い こ と を 確 認 し た 。 事 前 検 査 の 内 容 は 次 の と お り 。
１ 関 係 書 類 は 取 り 揃 え て あ り 、 内 容 に 問 題 は な い か （ 完 成 検 査 当 日 は 検 査 場 所 に 取 り 揃 え て お く こ と 。）
① 製 造 許 可 書、各 種 試 験 結 果 、運 転 記 録 、そ の 他 証 明 書 等・・・・・（ 有・無 ）
② 製 造 許 可 申 請 書 、完 成 検 査 申 請 書 の 副（ 添 付 書 類 を 含 む 。）・・・・（ 有・無 ） ２ 工 事 が 許 可 申 請 の と お り に 施 行 さ れ た か 。
① 冷 凍 機 の 作 業 空 間 距 離 に つ い て（ 距 離 を 実 測 す る こ と ）・・・・・（ 良・否 ） ② 機 器 の 刻 印 と 書 類 に 相 違 は な い か・・・・・・・・・・・・・・・（ 有・無 ）
③ 警 戒 標 、非 常 時 措 置 書 、消 火 器 、出 入 口 等 は 許 可 申 請 の と お り か・（ 良・否 ） ３ 運 転 日 誌 及 び 巡 視 点 検 記 録 を 整 備 し て あ る か 。
① 点 検 記 載 項 目 は 、危 害 予 防 規 程 に 準 拠 し て い る か・・・・・・・・（ 良・否 ） ② 管 理 職 者 、保 安（ 取 扱 ）責 任 者 の 認 印 が あ る か・・・・・・・・・（ 有・無 ） ③ 試 運 転 （ 日 常 点 検 項 目 ）、 安 全 装 置 （ 下 記 「 ４ 」 の 項 目 ） の
実 施 記 録 を 整 理 、記 載 し て あ る か・・・・・・・・・・・・・・・・（ 有・無 ） ４ 安 全 装 置 の 作 動 は 良 好 か （ 作 動 値 を 記 入 す る こ と 。）
① Ｈ Ｐ MPa、 Ｌ Ｐ MPa、 Ｏ Ｐ sec．・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・（ 良 ・ 否 ）
② イ ン タ ー ロ ッ ク （ 冷 却 水 ポ ン プ の 押 ボ タ ン 及 び ノ ー ヒ ュ ー ズ ブ レ ー カ ー
（ 又 は ナ イ フ ス イ ッ チ ） を OFF に し た と き 、 直 ち に 圧 縮 機 が 停 止
す る こ と 。）・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・（ 良・否 ） 又 は 、 Ｗ Ｐ （ 冷 却 水 バ ル ブ を 「 閉 」」 に し た と き 、 圧 縮 機 が 停 止
す る こ と 。）・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・（ 良・否 ） ③ そ の 他 安 全 装 置 の 作 動 試 験 結 果 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・（ 良 ・ 否 ）
（ 注 ） 事 前 検 査 要 領 の 注 意 事 項
完 成 検 査 は 、 法 第 20 条 の 規 定 に 基 づ き 実 施 し ま す 。 申 請 者 は 完 成 検 査 を 受 け る 前 に 冷 凍 保 安 責 任 者 又 は 取 扱 責 任 者 等 の 立 会 い の も と に 、 下 記 事 項 に つ い て 事 前 検 査 を 必 ず 実 行 し て 下 さ い 。
事 業 所 に お け る 事 前 検 査 の 担 当 者 は 、「 事 前 検 査 要 領 」に し た が っ て 事 前 検 査 を 行 い 、 事 前 検 査 結 果 を 記 入 し た 上 、 事 業 所 に お け る 事 前 検 査 の 責 任 者 の 確 認 を 受 け た う え で 、 事 前 検 査 結 果 を 提 出 し て 下 さ い 。 そ し て 、 事 業 所 に お
【例】
け る 事 前 検 査 の 担 当 者 及 び 責 任 者 は 、 完 成 検 査 に 立 ち 会 っ て 、 事 前 検 査 に つ い て の 責 任 を も っ て い た だ き ま す 。
(1) 完 成 検 査 当 日 は 、 現 場 に 関 係 書 類 を す べ て 取 り 揃 え て お い て 下 さ い 。
(2) 工 事 が 許 可 申 請 と お り 施 行 さ れ た か 。位 置 等 は メ ジ ャ ー で 実 測 し て 確 認 し て 下 さ い 。
ア 機 器 等 の 設 置 位 置 に つ い て 変 更 が あ っ た 場 合 に は 、 完 成 検 査 前 に 申 し 出 て 下 さ い 。
イ そ れ ぞ れ の 機 器 の 刻 印 の あ る 場 合 は 、 す ぐ わ か る よ う に し て 下 さ い 。 （ 特 に 水 冷 却 器 ） 拓 本 を 取 る か 、 番 号 一 覧 表 を 作 っ て お く と 、 後 々 も 便 利 で す 。
ウ 警 戒 標 は 3 種 類（ 冷 凍 機 械 室 、関 係 者 以 外 立 入 禁 止 、火 気 厳 禁 等 ）と も 取 り 付 け て お く こ と 。 非 常 時 措 置 書 は 額 に 入 れ た り 、 ビ ニ ー ル で 被 っ て お く と 汚 れ た り 破 れ た り し ま せ ん 。
消 火 器 の 位 置 標 示 は つ い て い る か 、 非 常 口 標 示 は つ い て い る か 、 安 全 弁 止 弁 の 禁 札 は つ い て い る か 、 機 械 室 は 整 備 さ れ て い る か 等 も 調 べ て 下 さ い 。
(3) 運 転 日 誌 は 整 備 し て あ る か 。
圧 力 、温 度 、電 流 、電 圧 そ の 他 必 要 事 項 に つ い て 記 録 用 紙 を 備 え 、1 日 1 回 以 上 試 運 転 等 の 記 録 を し て 下 さ い 。
た だ し 、 新 規 許 可 の 事 業 所 は 、 試 運 転 期 間 中 （ 数 日 前 ） に 行 っ た 日 誌 。
(4) 安 全 装 置 の 点 検 実 施 記 録 は あ る か 。
作 動 値 は カ タ ロ グ に 書 い て あ る も の で な く 、 実 際 に テ ス ト を 行 っ た 記 録 値 を 記 入 し て 下 さ い 。 冷 凍 保 安 責 任 者 又 は 取 扱 責 任 者 は 、 完 成 検 査 当 日 ま で に 冷 凍 機 に つ い て 習 熟 し て 下 さ い 。 安 全 装 置 の 作 動 テ ス ト 方 法 は 次 の と お り で す 。
イ ン タ ー ロ ッ ク に よ る 完 成 検 査 不 合 格 が 多 い の で 、 特 に 注 意 し て 事 前 検 査 を 行 っ て 下 さ い 。
（ ユ ニ ッ ト 型 冷 凍 機 の 安 全 装 置 の 作 動 テ ス ト 方 法 の 例 ） ま ず 、 安 全 弁 の 止 弁 が 開 い て い る こ と を 確 認 す る 。 ア Ｈ Ｐ
凝 縮 器 の 冷 却 水 入 口 又 は 出 口 の バ ル ブ を 閉 じ て 行 う 。 た だ し 、 Ｗ Ｐ の 設 け て あ る も の は 、 Ｗ Ｐ を 切 っ た 後 に 行 う 。 こ の 際 、 圧 縮 機 の 吐 出 側 バ ル ブ を 閉 じ て テ ス ト を 行 う こ と は 、 非 常 に 危 険 で す か ら 絶 対 に 行 っ て は な り ま せ ん 。 万 一 Ｈ Ｐ が 作 動 し な い よ う な 場 合 を 考 え 、 そ の 時 に は す ぐ に 圧 縮 機 が 停 止 で き る よ う 、 停 止 ボ タ ン を 押 す 準 備 を し て い る こ と も 大
切 で す 。 イ Ｌ Ｐ
凝 縮 器 の 冷 媒 液 出 口 の バ ル ブ を 閉 じ て 行 う 。 ウ Ｏ Ｐ
(ｱ) Ｏ Ｐ の 配 管 の 元 に 止 弁 が あ る 場 合
止 弁 を 閉 じ 、 Ｏ Ｐ 側 の フ レ ア ナ ッ ト を ゆ る め て 配 管 内 の 油 圧 を ぬ く 、 油 圧 ゲ ー ジ の 圧 力 を み て 差 圧 の 範 囲 よ り 減 少 す れ ば よ く 、零 ま で す る 必 要 は あ り ま せ ん 。
(ｲ) 油 圧 調 整 弁 が 取 り 付 け て あ る 場 合
調 整 弁 に よ り 、 油 圧 を 差 圧 の 範 囲 よ り 減 少 さ せ る 。 (ｳ) 電 気 的 に 作 動 を 調 べ る 場 合
(ｱ)、(ｲ)に よ っ て 調 べ る こ と が 出 来 な い 場 合 、 電 気 的 に 短 絡 さ せ て 作 動 を 調 べ る 。
以 上 い ず れ も 作 動 後 運 転 停 止 ま で の 時 間 を 調 べ て く だ さ い 。 エ Ｉ Ｌ
Ｉ Ｌ は 、 関 係 例 示 基 準 に よ る ほ か 、 次 の と お り と す る 。
(ｱ) 冷 却 水 ポ ン プ イ ン タ ー ロ ッ ク （ 冷 温 水 ポ ン プ イ ン タ ー ロ ッ ク を 含 む 。）
冷 却 水 ポ ン プ が 停 止 し た と き 、 直 ち に 圧 縮 機 が 停 止 す る よ う な 電 気 的 連 動 機 構 。
(ｲ) フ ァ ン イ ン タ ー ロ ッ ク
フ ァ ン が 停 止 し た と き 、 直 ち に 圧 縮 機 が 停 止 す る よ う な 電 気 的 連 動 機 構 。
オ Ｗ Ｐ
凝 縮 器 へ の 冷 却 水 入 口 又 は 出 口 の バ ル ブ を 絞 っ て 、 ど ち ら の 場 合 に も 冷 却 水 が 減 少 し た 時 、 直 ち に 圧 縮 機 が 停 止 す る こ と 。
高 圧 が 上 昇 し て Ｈ Ｐ で 停 止 す る 時 は Ｗ Ｐ が 働 い て い ま せ ん 。
6 機 械 室 設 計 上 の 留 意 点 （ 製 造 設 備 に 係 る 技 術 上 の 基 準 等 を 含 む 。）
(1) 冷 媒 ガ ス の 濃 度 管 理 及 び 限 界 濃 度
機 械 室 内 に 冷 凍 設 備 を 設 置 す る に 際 し て 、 冷 媒 設 備 に 充 て ん さ れ て い る 冷 媒 ガ ス の 全 量 が 室 （ 当 該 冷 媒 設 備 が 設 置 さ れ て い る 室 ） 内 に 漏 え い し た と し て も 、 室 内 容 積 当 た り の 室 内 濃 度（ 以 下 の 計 算 式 で 算 出 さ れ る 濃 度 ）が 、表 1 に 定 め る 限 界 濃 度 を 超 え な い よ う に し て く だ さ い 。
冷 媒 設 備 の 冷 媒 ガ ス 充 て ん 量(kg)※ 室 内 容 積 （m3）
※ 冷 媒 設 備 の 冷 媒 ガ ス 充 て ん 量 は 、 以 下 の 基 準 に 従 っ て く だ さ い 。
ア 一 つ の 室 内 に 二 以 上 の 冷 媒 設 備 が 設 置 さ れ て い る 場 合 は 、 最 大 の 冷 媒 ガ ス 充 て ん 量 を も つ 冷 媒 設 備 の 方 の 冷 媒 ガ ス 充 て ん 量 と す る こ と 。
イ 一 つ の 冷 媒 設 備 で 、 二 以 上 の 冷 媒 ガ ス 系 統 に 分 割 さ れ 、 そ れ ぞ れ が 独 立 し て い る 冷 媒 設 備 で は 、そ れ ぞ れ の 冷 媒 設 備 毎 の 冷 媒 ガ ス 充 て ん 量 と す る こ と 。 な お 、 上 記 の 限 界 濃 度 の 算 定 に お け る 漏 え い 冷 媒 ガ ス 量 及 び 最 小 室 内 容 積 の 考 え 方 に つ い て は 、KHK 技 術 基 準 類 の『 冷 凍 空 調 装 置 の 施 設 基 準〔 フ ル オ ロ カ ー ボ ン 及 び 二 酸 化 炭 素 の 施 設 編 〕KHKS0302-1（2018）（ 以 下 「KHKS0302-1」
と い う 。）』 を 参 照 し て く だ さ い 。
表 1 冷 媒 ガ ス の 限 界 濃 度 〔KHKS0302-1 に よ る 〕
冷 媒 ガ ス の 種 類 限 界 濃 度 （kg/m3） 冷 媒 ガ ス の 種 類 限 界 濃 度 （kg/ m3）
R12、 0.5 R407B 0.35
R13 0.5 R407C 0.31
R13B1 0.6 R407D 0.41
R22 0.3 R407E 0.40
R23 0.4 R410A 0.42
R114 0.7 R410B 0.43
R116 0.68 R413A 0.08
R124 0.11 R417A 0.15
R125 0.39 R422A 0.29
R134a 0.25 R422D 0.26
R401A 0.30 R423A 0.30
R401B 0.34 R500 0.4
R402A 0.33 R502 0.45
R402B 0.32 R507A 0.49
R403B 0.41 R508A 0.22
R404A 0.48 R509A 0.56
R407A 0.33 二 酸 化 炭 素 0.07
≦ 限 界 濃 度 （kg/m3）
(2) 冷 凍 機 と 火 気 等 と の 距 離 〔 規 則 第 7 条 第 1 項 第 1 号 〕 ア 冷 媒 ガ ス が 可 燃 性 の 場 合
冷 媒 設 備 は 、 付 近 に 火 気 の な い 室 又 は 場 所 に 設 置 し て く だ さ い 。 た だ し 、 表 2 の 左 欄 に 掲 げ る 火 気 の 区 分 及 び 同 表 中 欄 に 掲 げ る 条 件 に 応 じ 、そ れ ぞ れ 同 表 右 欄 に 掲 げ る 距 離 を と っ た 場 合 は 、こ の 限 り で は あ り ま せ ん 。こ の 場 合 、 火 気 設 備 の 燃 焼 装 置 の 火 口 面 の 方 向 （ 火 気 設 備 の た き 口 で 、 逆 火 等 の 際 に 火 炎 の 吹 き 出 す お そ れ の あ る 方 向 を い う 。）に は 、冷 媒 設 備 を 設 置 し な い で く だ さ い 。
表 2 冷 媒 設 備 と 火 気 と の 距 離
火 気 の 区 分※ 条 件 冷 媒 設 備 と の 距 離 （m） 第 一 種 製 造 者 第 二 種 製 造 者 大 型 火 気 設 備
防 火 壁 を 設 け て い な い 場 合
防 火 壁 で 隔 離 さ れ た 別 室 に 設 置 し な い 場 合 に は 、8m
防 火 壁 で 隔 離 さ れ た 別 室 に 設 置 し な い 場 合 に は 、2m 防 火 壁 を 設 け 、 又 は 温 度 過 昇
防 止 壁 が 設 け て あ る 場 合 中 型 火 気 設 備
防 火 壁 を 設 け て い な い 場 合 防 火 壁 を 設 け 、 又 は 温 度 過 昇 防 止 壁 が 設 け て あ る 場 合 小 型 火 気 設 備 防 火 壁 を 設 け て い な い 場 合
ス ト ー ブ 等
防 火 壁 を 設 け て い な い 場 合 8m 2m
防 火 壁 を 設 け 、 又 は 温 度 過 昇
防 止 壁 が 設 け て あ る 場 合 4m 1m
※ 火 気 の 区 分 は 、 表 3 に よ る 。
表 3 火 気 の 区 分 と 火 力 の 基 準
火 気 の 区 分 火 力 の 基 準
大 型 火 気 設 備 ・ 伝 熱 面 積 が 14 m2を 超 え る 温 水 ボ イ ラ ー
・ 定 格 熱 出 力 が 580kW を超 え る 火 気 設 備
中 型 火 気 設 備 ・ 伝 熱 面 積 が 8 m2を 超 え 、14 m2以 下 の 温 水 ボ イ ラ ー
・ 定 格 熱 出 力 が 350kW を超 え 、580kW 以 下 の 火 気 設 備 小 型 火 気 設 備 ・ 伝 熱 面 積 が 8m2以 下 の 温 水 ボ イ ラ ー
・ 定 格 熱 出 力 が 350kW 以下 の 火 気 設 備 ス ト ー ブ 等 ・ こ ん ろ
・ 表 面 温 度 が 400℃ 以 上 と な る 発 熱 体
イ 冷 媒 ガ ス が 不 活 性 （ フ ル オ ロ カ ー ボ ン 、 二 酸 化 炭 素 ） の 場 合
冷 媒 設 備 は 、 付 近 に 火 気 の な い 室 又 は 場 所 に 設 置 し て く だ さ い 。 た だ し 、 表 4 の 左 欄 に 掲 げ る 火 気 の 区 分 及 び 同 表 中 欄 に 掲 げ る 条 件 に 応 じ 、そ れ ぞ れ 同 表 右 欄 に 掲 げ る 距 離 を と っ た 場 合 は 、こ の 限 り で は あ り ま せ ん 。こ の 場 合 、
火 気 設 備 の 燃 焼 装 置 の 火 口 面 の 方 向（ 火 気 設 備 の た き 口 で 、逆 火 等 の 際 に 火 炎 の 吹 き 出 す お そ れ の あ る 方 向 を い う 。） に は 、 冷 媒 設 備 を 設 置 し な い で く だ さ い 。
(ｱ) 防 火 壁 を 設 け た 場 合 、冷 凍 設 備 と 火 気 と の 間 に 保 守 点 検 を 行 う こ と が で き る 距 離 を と る こ と 。 又 、 防 火 壁 に 出 入 口 を 設 け る 場 合 、 防 火 性 の あ る 自 閉 式 扉 を 用 い る こ と 。
(ｲ) 防 火 壁 の 位 置 は 、 冷 凍 機 と ボ イ ラ ー 等 の 投 影 上 に あ る こ と 。 表 4 冷 媒 設 備 と 火 気 と の 距 離
火 気 の 区 分※1 条 件 冷 媒 設 備 と の 距 離 （m） 第 一 種 製 造 者※3 第 二 種 製 造 者 大型火気設備
防 火 壁 を 設 け て い な い 場 合 5.0m 1.5m 防 火 壁 を 設 け 、 又 は 温 度 過
昇 防 止 壁 が 設 け て あ る 場 合 2.0m 0.8m 中 型 火 気 設 備
防 火 壁 を 設 け て い な い 場 合 2.0m 1.0m 防 火 壁 を 設 け 、 又 は 温 度 過
昇 防 止 壁 が 設 け て あ る 場 合 1.0m 0.5m 小 型 火 気 設 備 防 火 壁 を 設 け て い な い 場 合 1.0m ※2
※1 火 気 設 備 の 区 分 は 、 表 3 に よ る 。
※2 1m 以 上 の 距 離 を 設 け る こ と 。た だ し 、第 二 種 製 造 社 の 冷 凍 設 備 で あ っ て 、 次 の ① 又 は ② に 掲 げ る も の に あ っ て は 、 こ の 限 り で は な い 。
① 熱 の 影 響 に よ り 平 衡 状 態 に 達 し た と き の 圧 力 が 当 該 冷 媒 設 備 の 冷 媒 ガ ス の 温 度 60℃ に お け る 飽 和 圧 力 を 超 え る 圧 力 に な ら な い 構 造 の も の 。
② 熱 の 影 響 に よ り 平 衡 状 態 に 達 し た と き の 圧 力 が 当 該 冷 媒 設 備 の 許 容 圧 力 を 超 え な い 構 造 の も の 。
※3 指 定 設 備 に つ い て は 第 一 種 製 造 者 の 場 合 で も 第 二 種 製 造 者 の 欄 の 距 離 と す る 。
(3) 警 戒 標 （ 表 示 事 項 ）〔 規 則 第 7 条 第 1 項 第 2 号 〕
ア 冷 凍 設 備 が 設 置 さ れ て い る 区 画 （ 冷 凍 機 械 室 等 ） と そ の 区 画 へ の す べ て の 出 入 口※を 明 確 に し て く だ さ い 。
イ 冷 凍 機 械 室 、 関 係 者 以 外 立 入 禁 止 、 火 気 厳 禁 等 の 警 戒 標 を 、 適 切 な 大 き さ で す べ て の 出 入 口 等 に 掲 げ て 下 さ い 。
ウ 異 常 事 態 が 発 生 し た 場 合 の 採 る べ き 措 置 、 連 絡 す べ き 関 係 機 関 が 記 載 し て あ る 、非 常 時 措 置 書 を 機 械 室 内 の 壁 等 の 見 や す い 場 所 1 か 所 に 取 り 付 け て 下 さ い 。
※ 出 入 口 に つ い て
(ｱ) 建 物 内 に 機 械 室 を 設 け る 場 合
機 械 室 に は 2 か 所 以 上 の 出 入 口 を 設 け る こ と と さ れ て い ま す 。
【 参 考 】 〔KHKS0302-1〕
2 か 所 以 上 の う ち 、 少 な く と も 一 つ の 出 入 口 は 直 接 屋 外 に 通 じ る 位 置 に 設 け 、 又 は 通 路 、 ロ ビ ー な ど 、 避 難 上 支 障 の な い 場 所 を 通 っ て 屋 外 に 通 じ る 位 置 に 設 け ら れ て い る 必 要 が あ り ま す 。 他 の 出 入 口 は 、 容 易 に 脱 出 で き る 開 口 部 （ 窓 等 ） で 代 用 し て も 差 し 支 え あ り ま せ ん 。
な お 、 低 圧 容 器 室 に は 、 容 易 に 脱 出 で き る 位 置 に 扉 を 設 け る こ と 。 (ｲ) 冷 凍 装 置 を 建 物 の 屋 上 又 は 屋 外 に 設 け る 場 合
冷 凍 装 置 の 周 囲 に 第 三 者 が み だ り に 立 ち 入 れ な い よ う に フ ェ ン ス 等 で 区 画 し 、 出 入 口 を 1 か 所 以 上 設 け て く だ さ い 。
(4) 換 気 〔 規 則 第 7 条 第 1 項 第 3 号 〕
冷 媒 ガ ス が 滞 留 し な い 構 造 と し 、 屋 内 に 設 置 す る 場 合 に は 強 制 換 気 を し て 下 さ い 。
な お 、 換 気 量 は 次 の と お り と し 、 換 気 扇 に は 防 護 装 置 を 設 け る よ う に し て 下 さ い 。
ア 換 気 量 （ フ ル オ ロ カ ー ボ ン 等 ）
冷 媒 ガ ス が 滞 留 し な い 構 造 と し 、 屋 内 に 設 置 す る 場 合 に は 強 制 換 気 を し て 下 さ い 。
な お 、 必 要 な 換 気 量 は 表 5 の と お り と し ま す 。 表 5 必 要 な 換 気 量
法 定 冷 凍 能 力 80 ト ン 以 下 80 ト ン 超 え
換 気 量 （m3/min） 0.4×法 定 冷 凍 能 力 2×法 定 冷 凍 能 力 の 0.65 乗
（ 注 1）同 一 室 内 又 は 同 一 区 画 内 に 二 以 上 の 冷 凍 装 置 を 設 置 す る 場 合 は 、法 定 冷 凍 能 力 が そ れ ら の 内 の 最 大 の 冷 凍 装 置 の 冷 凍 能 力 に よ る こ と と し ま す 。
（ 注 2） 可 燃 性 ガ ス 、 毒 性 ガ ス 、 特 定 不 活 性 ガ ス の 必 要 換 気 量 の 計 算 方 法 は 、 本 手 続 要 領 の 計 算 方 法 に 加 え 、KHK 技 術 基 準 類 、 関 係 例 示 基 準 の 確 認 も 併 せ て 行 っ て く だ さ い 。
イ 換 気 口 （ 排 気 ダ ク ト の 吸 込 み 口 ） の 位 置 は 、 室 内 又 は 区 画 内 の 漏 え い し た ガ ス を 有 効 に 吸 入 す る こ と が で き る 場 所 で 、 か つ 、 床 面 か ら の 高 さ に つ い て は 、 冷 媒 ガ ス と 空 気 と の 比 重 に よ り 決 定 し て く だ さ い 。
例 え ば 、 フ ル オ ロ カ ー ボ ン 等 の 重 い ガ ス は 、
F.L.＋300mm≦ 換 気 口 の 下 端 ≦F.L.＋500mm に な る よ う に 設 け て 下 さ い 。 ま た 、 換 気 ダ ク ト の 排 気 先 は 屋 外 の 安 全 な 場 所 と し て く だ さ い 。
ウ 換 気 装 置 の 発 停 装 置 を 外 部 の 適 切 な 位 置 に 設 け て く だ さ い 。
な お 、 発 停 装 置 を 屋 外 に 設 け る 場 合 に は 、 防 水 構 造 と し 、 又 は 雨 水 が 浸 入 し な い よ う な 防 護 措 置 を 講 じ 、 か つ 、 関 係 者 以 外 の 者 が 操 作 す る こ と が な い よ う な 措 置 を 講 じ て く だ さ い 。
(5) 防 振 措 置 〔 規 則 第 7 条 第 1 項 4 号 〕
ア 振 動 、 衝 撃 等 に よ り 冷 媒 ガ ス が 漏 れ な い 構 造 と し て 下 さ い 。
イ 防 振 ゴ ム 等 を 挿 入 す る 外 、 冷 凍 機 固 定 の た め に 、 基 礎 に ア ン カ ー ボ ル ト M12 を 4 本 以 上 設 け る こ と 、又 は 、こ れ と 同 等 以 上 の 固 定 を 図 る も の で あ れ ば よ い 。（ 別 紙 4【 基 礎 図 記 載 例 】 参 照 ）
(6) 可 溶 栓
可 溶 栓 は 、 可 能 な 限 り 安 全 弁 等 に 代 替 す る よ う に し て く だ さ い 。 (7) 安 全 弁 放 出 管 〔 規 則 第 7 条 第 1 項 第 9 号 〕
安 全 弁 放 出 管 の 放 出 先 開 口 部 は 、 ① 直 接 第 三 者 に 危 害 を 及 ぼ す 恐 れ の な い 十 分 大 気 に 拡 散 で き る 高 い 位 置 と す る 、 ② 下 向 き と し な い 、 ③ 雨 水 が 侵 入 し な い 、 ④ 鳥 類 が 営 巣 す る こ と な い よ う に し て く だ さ い 。
ア フ ル オ ロ カ ー ボ ン ： 安 全 弁 や 可 溶 栓 に は 、 屋 外 へ 冷 媒 ガ ス を 排 出 す る 放 出 管 （ 鋼 管 ） を 設 け て く だ さ い 。
イ ア ン モ ニ ア ： 開 口 部 の 位 置 は 除 害 設 備 内 に 設 け て く だ さ い 。 (8) 液 面 計 〔 規 則 第 7 条 第 1 項 第 10 号 〕
ア ン モ ニ ア を 冷 媒 ガ ス と す る 冷 凍 機 は 丸 形 ガ ラ ス 管 液 面 計 以 外 の も の を 使 用 し て く だ さ い 。
(9) 消 火 設 備
ア 冷 媒 ガ ス が 可 燃 性 の 場 合
規 則 第 7 条 第 1 項 第 12 号 、 関 係 例 示 基 準 11 及 び KHK 技 術 基 準 類
（KHKS0302-3(2020)） の と お り で す 。 イ 冷 媒 ガ ス が 可 燃 性 以 外 の 場 合
(ｱ) 粉 末 消 火 器 を 出 入 口 の 近 く に 設 け て あ る こ と 。
(ｲ) 粉 末 消 火 器 は 、可 搬 式 の も の で あ っ て 、能 力 単 位 B-10（ 消 火 器 の 技 術 上 の 規 格 を 定 め る 省 令(昭 和39年 自 治 省 令 第 27号)に 定 め ら れ た も の を い う 。 以 下 同 じ 。）以 上 の も の で あ っ て 、粉 末 収 納 量 6kg 以 上 の も の で あ る こ と 。 そ の 他 の 消 火 器 は 同 等 以 上 の 性 能 を 有 し 、 油 火 災 及 び 電 気 火 災 に 適 応 し た も の で あ る こ と 。
(ｳ) 適 切 な 位 置 に 消 火 器 の 標 識 を 表 示 す る こ と 。
(ｴ) 必 要 な 消 火 器 の 数 量 は 、 冷 凍 能 力 が 50 ト ン ご と に 1 本 以 上 設 置 す る こ
と 。
た だ し 、 冷 媒 ガ ス に よ ら ず 150 ト ン 以 上 は 最 低 3 本 と す る 。
な お 、 冷 媒 ガ ス が 特 定 不 活 性 ガ ス 又 は 可 燃 性 の 場 合 に は 、 冷 凍 能 力 が 30 ト ン ご と に 1 本 以 上 又 は KHK 技 術 基 準 類 、 関 係 例 示 基 準 に よ り 求 め た 必 要 な 消 火 器 の 数 量 の 何 れ か 多 い 方 と す る 。
(10) 防 液 堤 〔 規 則 第 7 条 第 1 項 第 13 号 〕
ア ン モ ニ ア を 冷 媒 ガ ス と す る 冷 凍 機（ 第 一 種 製 造 者 の み ）は 、内 容 積 10,000 リ ッ ト ル 以 上 の 受 液 器 に 設 置 し て く だ さ い 。
(11) ガ ス 漏 え い 検 知 警 報 設 備 と そ の 設 置 場 所 〔 規 則 第 7 条 第 1 項 第 15 号 〕 可 燃 性 ガ ス 、 毒 性 ガ ス 又 は 特 定 不 活 性 ガ ス の 製 造 施 設 （ 吸 収 式 ア ン モ ニ ア 冷 凍 機 に 係 る 施 設 を 除 く 。）の 場 合 は 、申 請 時 に 、ガ ス 漏 え い 検 知 警 報 設 備 の 仕 様 、 検 知 器 の 設 置 場 所 、 数 量 、 警 報 の 発 報 先 、 警 報 設 定 値 を 明 確 に し て く だ さ い 。
ま た 、 完 成 検 査 ま で に 、 ガ ス 漏 え い 検 知 警 報 設 備 が 設 定 値 に 対 し 適 切 に 作 動 し て い る か 確 認 を 行 い 、 そ の 記 録 を 提 出 し て く だ さ い （1 年 以 内 の も の に 限 り ま す 。）。
な お 、 完 成 検 査 は 、 原 則 、 実 ガ ス （ 試 験 ガ ス ） に て 警 報 設 定 値 で 作 動 す る か の 確 認 が 必 要 で す 。
(12) バ ル ブ 等 の 操 作 に 係 る 適 切 な 措 置 〔 規 則 第 7 条 第 1 項 第 17 号 〕 保 安 上 重 大 な 影 響 を 与 え る バ ル ブ に は 、 次 の 措 置 を 講 じ て く だ さ い 。 ア 開 閉 方 向 状 態 を 明 示 す る 。
イ 配 管 に 流 体 （ 冷 媒 ガ ス ） の 種 類 、 流 れ の 方 向 を 表 示 す る 。
ウ 施 錠 、封 印 等 誤 操 作 を 防 止 す る 措 置 を 講 ず る 。（ 安 全 弁 元 弁 は 、操 作 禁 止 の 札 又 は 固 定 と す る 。）
エ 保 安 上 重 大 な 影 響 を 与 え る バ ル ブ と は 、 圧 力 区 分 弁 、 安 全 弁 及 び そ の 元 弁 、 圧 縮 機 吐 出 弁 、 冷 却 水 止 め 弁 、 ブ ラ イ ン 弁 （ 冷 温 水 止 め 弁 ）、 電 磁 弁 、 緊 急 放 出 弁 、 ド レ ン 弁 を い う 。
オ バ ル ブ 等 を 確 実 に 操 作 す る た め に 必 要 な 操 作 空 間※1を 確 保 す る こ と カ バ ル ブ 等 を 確 実 に 操 作 す る た め に 必 要 な 照 度※2を 確 保 す る こ と
※1 作 業 空 間 距 離
(ｱ) 関 係 例 示 基 準 15(5)に は 、バ ル ブ 等 を 確 実 に 操 作 す る た め に 必 要 な 操 作 空 間 を 確 保 す る こ と と さ れ て い ま す 。
こ の 必 要 な 作 業 空 間 距 離 と し て 、東 京 都 で は 以 下 の よ う に 定 め て い ま す 。
・ 前 面 （ 操 作 盤 の あ る 面 ） …1.2m 以 上
・ 前 面 以 外 の 3 側 面 …0.5m 以 上
（ 注 ）こ の 距 離 は 、冷 凍 機 か ら の 距 離 で は な く 、冷 凍 機 周 り の 配 管 等（ 床 か ら 2m 以 上 の も の は 除 く 。） の う ち 、 最 も 外 側 の か 所 か ら の 距 離 に な り ま す 。別 紙 2【 機 械 室 平 面 図 記 載 例 】を 参 考 に し て く だ さ い 。 (ｲ) 配 管 、 ダ ク ト 等 は 床 か ら 2m 以 上 と し て く だ さ い 。
(ｳ) 基 礎 の 高 さ が 300mm 以 上 あ る 場 合 は 、 基 礎 部 分 も 設 備 の 一 部 と み な し 、 基 礎 横 端 よ り 作 業 空 間 距 離 を 測 定 し て く だ さ い 。
(ｴ) 冷 凍 機 を 地 上 部 に 設 置 す る 場 合 は 、 外 周 に 概 ね 1m 以 上 の 作 業 空 間 を 確 保 し た う え で 高 さ 1.2m 以 上 の フ ェ ン ス で 区 画 し 、 フ ェ ン ス に は 出 入 口 を 1 か 所 以 上 設 け て く だ さ い （ 警 戒 標 は フ ェ ン ス に 掲 示 ）。
な お 、 屋 上 又 は 地 上 部 で 架 台 上 に 設 置 す る 場 合 に は 、 落 下 防 止 措 置 と し て 転 落 の 危 険 が あ る 場 合 は 、 冷 凍 機 の 設 置 場 所 の 周 囲 に 容 易 に 乗 り 越 え ら れ な い よ う な 高 さ 1.8m 以 上 の 防 護 柵 を 設 け て く だ さ い 。
【 参 考 】〔 労 働 安 全 衛 生 規 則 （ 昭 和 47 年 労 働 省 令 第 32 号 〕〕
（ 屋 内 に 設 け る 通 路 ）第 542 条 事 業 者 は 、屋 内 に 設 け る 通 路 に つ い て は 、 次 に 定 め る と こ ろ に よ ら な け れ ば な ら な い 。
・ 用 途 に 応 じ た 幅 を 有 す る こ と 。
・ 通 路 面 は 、 つ ま ず き 、 す べ り 、 踏 抜 等 の 危 険 の な い 状 態 に 保 持 す る こ と 。
・ 通 路 面 か ら 高 さ 1.8m 以 内 に 障 害 物 を 置 か な い こ と 。
（ 機 械 間 等 の 通 路 ） 第 543 条 事 業 者 は 、機 械 間 又 は こ れ と 他 の 設 備 と の 間 に 設 け る 通 路 に つ い て は 、 幅 80cm 以 上 の も の と し な け れ ば な ら な い 。
※2 照 度
関 係 例 示 基 準 15.(5)に は 、バ ル ブ 等 を 確 実 に 操 作 す る た め に 必 要 な 照 度 を 確 保 す る こ と さ れ て い ま す 。
こ の 必 要 な 照 度 と し て 、 東 京 都 で は 表 6 に 示 す 照 度 例 を 推 奨 し て い ま す 。 な お 、 屋 上 又 は 屋 外 の 製 造 施 設 の 照 明 は 防 水 型 と し て く だ さ い 。
表 6 作 業 に 必 要 な 照 度 例 〔KHKS0302-1 に よ る 〕
場 所 最 低 照 度(lx)
機 械 室 及 び 圧 縮 機 、 凝 縮 器 、 受 液 器 な ど の 設 置 場 所 100 冷 凍 装 置 の た め の 制 御 盤 、 監 視 盤 で 日 常 運 転 監 視 を 要 す る 場 所 150 蒸 発 器（ 冷 蔵 庫 内 に 設 け た も の を 除 く 。）、低 圧 受 液 器 、冷 媒 ポ ン
プ な ど の 設 置 場 所 100
常 時 操 作 す る 必 要 の あ る バ ル ブ 、 制 御 機 器 類 の 取 り 付 け 場 所 150
冷 媒 ガ ス の 充 て ん さ れ た 容 器 の 設 置 場 所 70
冷 蔵 庫 又 は こ れ に 類 す る 場 所 で 蒸 発 器 を 設 置 し た 場 所 70 避 難 通 路 及 び そ の 出 口 、 警 戒 標 の 付 近 そ の 他 保 安 上 必 要 な 場 所 70
（ 注 ） 明 る さ は 、 機 器 類 の 各 部 、 計 器 、 銘 板 、 標 識 、 通 路 上 の 障 害 物 な ど 保 安 上 必 要 な 器 物 を 容 易 に 識 別 す る た め に 必 要 な 明 る さ と し 、 そ の 場 所 の 状 況 に 応 じ て 適 正 な 値 と す る こ と 。
(13) 保 安 電 力 〔 規 則 第 36 条 第 2 項 第 1 号 ニ(3)〕
ア ア ン モ ニ ア を 冷 媒 ガ ス と す る 製 造 施 設 に は 、 規 則 第 36 条 第 2 項 第 1 号 ニ(3)の 規 定 に よ り 、ガ ス 漏 え い 検 知 警 報 設 備 が 通 電 さ れ な け れ ば 冷 凍 設 備 が 稼 動 し な い こ と を 確 保 す る 装 置 （ 保 安 電 源 若 し く は 保 安 電 力 と い う 。 こ の 装 置 は 、 停 電 時 に 、 ガ ス 漏 え い 検 知 警 報 設 備 の 電 源 を 自 動 的 に 蓄 電 池 又 は 発 電 機 等 の 非 常 用 電 源 に 切 り 替 え る こ と が で き る 機 構 を 有 す る も の に 限 る 。）を 設 け る 必 要 が あ り ま す 。運 転 条 件 の 分 か る 資 料 を 添 付 し て く だ さ い 。
な お 、 こ の 保 安 電 力 の 保 持 時 間 は 、30 分 以 上 と し て く だ さ い 。
イ 規 則 第 7 条 第 1 項 第 16 号 及 び 第 36 条 第 2 項 第 1 号 イ(3)の 定 め る と こ ろ に よ り 、 ア ン モ ニ ア を 冷 媒 ガ ス と す る 製 造 施 設 に は 、 当 該 ガ ス が 漏 え い し た と き に 安 全 に 、 か つ 、 速 や か に 除 害 す る た め の 措 置 を 講 ず る こ と と さ れ て い ま す 。こ の「 除 害 す る た め の 措 置 」に つ い て は 、関 連 例 示 基 準 の「14． 除 害 の た め の 措 置 」 に よ り 、 除 害 設 備 は 、 散 布 式 又 は 散 水 式 の 除 害 設 備 若 し く は ス ク ラ バ ー 式 除 害 設 備 と す る こ と と さ れ て い ま す 。
ま た 、東 京 都 で は 、「 東 京 都 高 圧 ガ ス 施 設 安 全 基 準（ 第 2 次 改 定 ）ア ン モ ニ ア 冷 凍 施 設 基 準 （ 一 部 改 定 ）」（ 平 成 12 年 3 月 ） に よ り 、 同 様 の 規 定 を 設 け て い ま す 。
こ の 除 害 設 備 の 作 動 時 間 に つ い て は 、 関 係 例 示 基 準 も 東 京 都 高 圧 ガ ス 施 設 安 全 基 準 も 、い ず れ も 30 分 以 上 の 基 準（ 注 ）が 定 め ら れ て い ま す の で 、 こ の 除 害 設 備 に つ い て も 保 安 電 力 を 設 け 、 そ の 保 持 時 間 は 30 分 以 上 と し て く だ さ い 。
な お 、 除 害 設 備 が 起 動 す る 前 に 漏 え い し た ア ン モ ニ ア が 大 気 に 漏 れ な い よ う に し て く だ さ い 。
（ 注 ）関 係 例 示 基 準 の「14．除 害 の た め の 措 置 」で は 、ス ク ラ バ ー 式 除 害 設 備 の 作 動 時 間 に つ い て 、「 作 動 設 定 時 間 終 了 後 、さ ら に 10 分 以 上 手 動 で 稼 動 で き る こ と 。」と 定 め ら れ て い ま す の で 、ス ク ラ バ ー 式 除 害 設 備 を 設 置 す る 場 合 に は 、こ の 保 持 時 間 を 維 持 す る よ う に し て く だ さ い 。
7 製 造 許 可 ・ 届 出 後 の 変 更 等 手 続 一 覧
変 更 内 容 提 出 書 類
規 則
様 式
第 一 種
第 二 種
添 付 書 類 等
1 代 表 者 の 変 更
高 圧 ガ ス 事 業 所 名 称 等
変 更 届 出 書 － 都 様 式 △ △
2 法 人 の 名 称 変 更 3 事 業 所 の 名 称 変 更 4 住 居 表 示 の 変 更
5 冷 凍 設 備 の 変 更
高 圧 ガ ス 製 造 施 設 等 変
更 許 可 申 請 書 16 条 第 4 〇 －
変 更 明 細 書 等 高 圧 ガ ス 製 造 施 設 等 変
更 届 書 18 条 第 6 － △
高 圧 ガ ス 製 造 施 設 軽 微
変 更 届 書 17 条 第 5 △ － 変 更 概 要 等
6 設 備 の 廃 止 高 圧 ガ ス 製 造 廃 止 届 書 29 条 第 16 △ △
冷 媒 ガ ス の 回 収 証 明 書 及 び 破 壊 ・ 再 生 証 明 書 の 写 し 等
7 冷 凍 保 安 責 任 者 及 び 代 理 者 の 変 更
冷 凍 保 安 責 任 者 届 書
（ 選 ・ 解 任 ） 37 条 第 21 △ －
免 状 の 写 し 、 経 験 証 明 冷 凍 保 安 責 任 者 の 代 理
者 届 書 （ 選 ・ 解 任 ） 39 条 第 22 △ － 8 高 圧 ガ ス 取 扱 責 任
者 の 変 更
高 圧 ガ ス 事 業 所 名 称 等
変 更 届 出 書 － 都 様 式 △ ×
9 承 継 等
譲 渡
高 圧 ガ ス 製 造 施 設 許 可
申 請 書 3 条 第 1 〇 －
10
承 継 届 書
10 条, 10 条
の 2
第 3、 第 3 の
2
－ △ 売 買 契 約 書 、 譲 渡 証 明 書 等
11 合 併 △ △ 履 歴 事 項 全 部 証
明 書 又 は 現 在 事 項 全 部 証 明 書 、総 会 議 事 録 等 承 継 を 証 明 す る 書 類
12 分 割 △ △
13 相 続 △ △ 全 相 続 人 の 同 意 書
14 事 故 の 発 生 事 故 届 書 68 条 第 46 △ △
（ 注 ） 第 一 種 ： 第 一 種 製 造 者 第 二 種 ： 第 二 種 製 造 者
〇 ： 許 可 △ ： 届 出 ×： 不 要
