配管(管)
Ⅰ 液石法 液石法規則第16条(販売の方法の基準)
液化石油ガスの消費のための設備うち、貯蔵設備の出口から末端閉止弁までの間の管で供給管以 外のものをいう。
即ち、ガスメーターを使用する場合はガスメーターの出口から末端閉止弁までの間の管を、ガス メーターを使用しない場合は貯蔵設備の出口から末端閉止弁までの間の管をいう。
Ⅱ 保安法 液石則第6条(第一種製造設備に係る技術上の基準)
高圧ガス製造設備及び貯蔵設備等の事業所内の設備間の管のほか、設備から導管に至る事業所の 境界に最も近いバルブまでの間の管をいう。
また、貯槽(貯蔵能力が3トン以上のものに限る。)及び配管(配管の太さ及び内容積により区 分される。)並びに支持構造物及び基礎は耐震設計構造物として耐震設計の基準により、地震の影
響に対して安全な構造とするよう定められている。
(参考)高圧ガス設備等に使用される鋼管には、配管用炭素鋼鋼管(JIS G3452:SGP)と圧 力配管用炭素鋼鋼管(JIS G3454:STPG)に大別される。
配管用炭素鋼鋼管(SGP)は、ガス管と呼ばれており中圧配管及び低圧配管に用いられ、
白管(錆びないように亜鉛メッキをほどこしたもの)と黒管(亜鉛メッキを施してないもの)
がある。
圧力配管用炭素鋼鋼管(STPG)は高圧配管に用いられる。圧力配管用炭素鋼鋼管には外 径は同じ寸法であるが肉厚には各種のものがあり、この関係をスケジュール番号により区分し ている。一般的にはスケジュール番号の大きい方が肉厚が厚く、耐圧性能も優れている。
排気筒
液石法 液石法規則第44条(消費設備の技術上の基準)
液化石油ガスの燃焼に伴い排気ガスが必ず発生する。この排気ガスを屋外に放出する方法として、
自然排気式の燃焼器の排気筒又は強制排気式の燃焼器の排気筒があり、排気筒の材質、有効断面積、
高さ、先端の構造、強度等が定められており、屋内・屋外に設置される燃焼器の給排気部の構造や外 壁を貫通する場合の基準も定められている。
(参考)例示基準の「36. 排気筒の構造等」を参照 例示基準の「42. 排気筒等の材料」を参照
排気扇
液石法 液石法規則第44条(消費設備の技術上の基準)
燃焼器の排気方法には排気筒に排気扇を設けて強制的に排気を促す方法が講じられているが、換気 扇が停止した場合は燃焼器への液化石油ガスの供給を自動的に遮断する装置等を設けることとなっ ている。
廃止の届出
液石法 第23条 → 液石法規則第26条(廃止の届出)
液化石油ガス販売事業者は、液化石油ガスの販売事業を廃止したときは遅滞なく、その旨をその登 録した経済産業大臣又は都道府県知事に届け出なければならない。
販売事業の登録申請等 ⇔ 事業の登録 ⇔ 液化石油ガス販売事業
液石法 第3条 → 液石法規則第4条(販売事業の登録等)
液石法第3条の事業の登録には、「二以上の都道府県の区域内に販売所を設置してその事業を行お うとする場合にあっては経済産業大臣の」となっているが、一の経済産業局の管轄区域内にある販売 事業者の申請書の提出先については産業保安監督部になることに注意する。
申 請 者 の 区 分 申請書の提出先 一の都道府県の区域内にのみ販売所を設置して液化石油ガス販売
事業を行おうとする者
当該販売所の所在地を管轄す る都道府県知事
一の経済産業局の管轄区域内であって二以上の都道府県の区域内 に販売所を設置して液化石油ガス販売事業を行おうとする者
当該販売所の所在地を管轄す る産業保安監督部長
二以上の経済産業局の管轄区域内に販売所を設置して液化石油ガ ス販売事業を行おうとする者
経済産業大臣
バルク供給
液石法 液石法規則第1条(定義)
バルク容器又はバルク貯槽に充てん設備から直接液化石油ガスを充てんすることにより液化石油 ガスを供給する方法をいう。
バルク貯槽
液石法 液石法規則第1条第2項第2号(各技術基準に適合するもので地盤面に対して移動するこ とができないもの)
液石法 液石法規則第 19条(バルク供給設備に係る供給設備の技術上の基準)
バルク貯槽は、保安法の特定設備に該当し、特定設備検査合格証を有し、かつ、安全弁、液面計及 び過充てん防止装置等の附属設備が設置され、附属機器がプロテクターで保護されているものであっ て、地盤面に対して移動することができないものをいう。
(参考)バルク貯槽は、減少した量の液化石油ガスを直接バルクローリ(充てん設備)で受け入れる ための貯蔵設備で、容器による貯蔵設備に比べて配送効率が向上する。
この貯蔵設備は、液化石油ガスの使用量が比較的に多い集団供給や業務用施設などに用いら れることが多く、供給方式には自然気化方式と蒸発器を設置した強制気化方式があり、貯槽の 設置方法としては、地上設置式の縦置・横置、地下埋設などがある。
また、バルク貯槽は、製造された後の経過年数が20年以下のものは、20年で再検査が必要 となっている。ただし、バルク貯槽の安全弁は5年ごとの検査となる。
バルクローリ(移動式製造設備) ⇒ 充てん設備を参照
バルク容器
液石法 液石法規則第1条(定義)
高圧ガス保安法に基づく容器保安規則第2条第2号に定める溶接容器であって、安全バルブ、液面 計及び過充てん防止装置等の附属機器等から附属機器を除いた機器が設置されたものをいう。
標識の掲示
液石法 第7条 → 液石法規則第8条(標識の掲示)
液化石油ガス販売事業者は、販売所ごとに、公衆の見やすい場所に、標識を掲示しなければならな い。また、液化石油ガス販売事業者以外の者は、この標識又はこれに類似する標識を掲示してはなら ない。
(参考)標識の大きさは縦30㎝×横40㎝で液化石油ガス販売事業者証とし、登録番号、登録年月日、
氏名又は名称、代表者の氏名、販売所の名称及び所在地を記載すること。(様式第4)
表示(液石法)
1 液石法 第38条の11 → 液石法規則第115条(施工後の表示に係る特定液化石油ガス設備工 事)
特定液化石油ガス設備工事事業者が次に掲げる特定液化石油ガス設備工事をしたときは、その工 事に係る供給設備、配管その他の設備の見やすい箇所に、容易に離脱しない方法により、特定液化 石油ガス設備工事事業者の氏名又は名称、施工年月日又は工事番号及び連絡先(住所及び電話番号)
を記載した表示を付さなければならない。
① 二以上の消費設備に液化石油ガスを供給するための供給設備の設置又は変更(供給管の変更 を伴うものに限る。)に係る工事。
② ガスメーターと一の末端ガス栓の間の配管の長さが屋内において4メートル以上となる消費
設備の設置又は変更(配管の変更を伴うものに限る。)に係る工事。(①に該当するものを除く。)
2 液石法 第39条(販売の制限)、第40条(表示の制限)
液化石油ガス器具等の製造、輸入又は販売の事業を行う者は、この表示が付されているものでな ければ、液化石油ガス器具等を販売し、又は販売の目的で陳列してはならない。(例外規定あり。) 届出事業者(液化石油ガス器具等の製造又は輸入の事業を行う者。)は、その届出に係る型式の 液化石油ガス器具等の技術上の基準に関する省令(以下「器具省令」という。)で定める技術上の 基準に対する適合性について義務を履行したときは、その液化石油ガス器具に表示を付すことがで きる。
なお、表示(技術基準適合マーク、通常(PS)マークという。)を付するとは、器具省令で定め られた箇所に容易に消えない方法で表示することをいう。
特定液化石油ガス器具等の表示
P S
LPG
特定液化石油ガス器具以外の
P S
液化石油ガス器具等の表示LPG
ヒューズガス栓 ⇒ 過流出安全機構を参照
保安確保機器 ⇔ 認定液化石油ガス販売事業者
液石法 第35条の6 → 液石法規則第45条(保安確保機器の種類)
液化石油ガス販売事業者が認定液化石油ガス販売事業者となるために、液化石油ガスの販売契約を 締結している一般消費者等の保安を確保するために設置する保安確保機器をいい、遮断弁を有するガ スメーター、電話回線等により自動的に伝達する機器等をいう。
(参考)「液化石油ガス販売事業者の認定に係る保安確保機器の設置等の細目を定める告示」を参照
保安機関 ⇔ 認定
液石法 第27条 (保安業務の委託)
保安業務を行う者として、経済産業大臣又は都道府県知事の認定を受けた者を保安機関という。
(参考)都道府県知事の公認の保安機関、液化石油ガス販売事業者自らの保安機関、液化石油ガス輸 送会社の保安機関、充てん所等卸主体の保安機関、組合・団体等による保安機関、通信会社(緊 急時連絡に限る。)による保安機関等が実在している。
保安機関の業務等
液石法 第34条 → 液石法規則第36条(供給設備)、同法規則第37条(消費設備の調査の方法)
等
保安機関は、保安業務を行うべきときは、供給設備の点検の方法、消費設備の調査の方法及び周知 の方法の基準等に従って、その保安業務を行わなければならない。