論文
韓国語中級学習者における語彙の誤用 A Study of Mistakes in Vocabulary by Intermediate Levels of Korean Learners
─教室における指導法について─
─Instruction Methods in the Classroom─
山田 佳子1・印 省熙2・宋 美玲3・白 寅英4 YAMADA Yoshiko, IN Sunghi, SONG Meeryung and BACK Inyoung
1 はじめに
韓国語の初級レベルのテキストは、そのほとんどが各章ごとにいくつかの文法項目を割り当て、
初修者が順を追って基礎的な文法を学べるように作られている。そして授業では教師がそれらの文 法の説明を行い、学習者は練習問題などを通じてそれを習得していくというのが一般的なパターン であると思われる。近年はコミュニケーション教育が重視され、テキストの多くが各章の初めに対 話形式の本文を載せ、その中で自然に文法が身に付くよう工夫されている。しかしその場合も文法 学習が授業の中心となることは同じであり、また当然のこととも言える。
語彙に関しても、初級レベルで扱う基本語彙5は各テキストに共通するものが多い。ただし対話 文の内容などにより、テキストごとの違いも少なくない。各課で学習する文法項目に合わせてどの ような語彙を選択するかは、あくまで作成者の意図次第である。また、初級レベルに相当する語彙 を偏りなく拾い上げようとすれば、ごく基本的なものを除いては、同一の語彙を一度しか使用でき ないということも起きてくる。その結果、多くの語彙がその場かぎりの学習となってしまうことに なる。
本稿では中級学習者6の作文に見出された語彙の誤用について考察する。中級に進んだ学習者が 実際にどのような誤用を犯し、そこにはどのような原因があり、どのような指導が誤用を防いだり、
修正したりするのに有効かについて考えていく7。
2 研究の方向
本稿が資料とするのは、関東地方の 2 つの大学における韓国語学習者計79名(専攻学習者24名、
選択学習者55名、選択学習者55名のうち11名は重複)の作文に見出された語彙関連の誤用例である。
作文は「自己紹介」、「私と韓国語」、「生活の中のエピソード」、「韓国と日本の違い」などのテーマ に沿って、2009年から2016年にかけて書かれたもので、個々の文の総数は3,892文に及ぶ。
誤用には様々なパターンがあるが、「쉽다」と「간단하다」のような類義語や、類似した表現の 使い分けにおける誤用、「대화하다」を用いるべきところへ「회화하다」を用いるといった、日本 語の表現をそのまま韓国語の語彙に当てはめたことによる誤用が多く見られる。
同一の誤用例は 1 例から、多いもので18例まで確認された。本稿ではそれらを考慮しつつも、学
習者に広く見られる誤用、指導に注意を要する誤用を選んで取り上げる。初級レベルの語彙であっ ても中級学習者が未習得のものが少なくなく、それへの対処法は初級学習者の指導にも役立つと思 われる。また、作文が一定のテーマに沿って書かれたことから、特定の言い回しに同様の誤用が複 数見出された。それらの中にはテキストではあまり扱われていないものもあるが、むしろ学習者が 日常生活を語るのに必要としている語彙であるとみなして取り上げていく。
3 教室における指導法について
以下、初めに誤用例を示したうえで、その分析、および指導法について、テキストや辞書、参考 書の文例や記述を参照しながら述べていく。各々の項目に示す誤用例は同様の誤用のうちの代表的 な例である。下線部分が当該の誤用であり、<>内が教師による修正である。
3 − 1 「
집」(誤)→「
가게」(正) 8 誤用例
1 )일본에<일본> 집은<가게는> 너무 사용<이용>하기 불편해요<불편하다고 느꼈어요>.
2 ) 한국에서<한국에서는> 집은<가게에> 늦게까지 많이<φ> 사람<들>이 <많이> 있었던 것 같아 요.
3 ) 여행이 끝났을 때, 한국에서 더 많이<φ> 집과<음식점과> 카페에 <더 많이> 갈걸 그랬다고 후 회했어요.
誤用例は飲食店などの「店」に「집」を用い、「가게」に修正されたものである。テキストや辞 書には「店」に「집」を用いた次のような例文が見られ、誤用を引き起こす原因の一つになってい ると考えられる。
①이 집 냉면 맛있어.(コス9)
②학교 근처에 삼계탕을 잘하는 집이 하나 있어요.(学: p.146)
③수현 씨, 자주 가는 한식집 있으면 소개해 주세요.(世初: p.22)
また、「가게」を用いた文例には次のようなものがある。
④가게에 가서 맥주 좀 사와요.(학습)
⑤이 가게에는 없는 게 없어요.(架け: p.106)
⑥그리고 스파게티도 좋아요. −제가 좋은 가게를 알아요.(新チャ: p.59)
上記の「집」と「가게」の例では、「이 집」と「이 가게」、「삼계탕을 잘하는 집」と「좋은 가게」
といった、指示詞や連体形に連なる形で、両者が同様に用いられており、こうしたことも両者の使 い分けを誤る原因として作用しやすい。
『학습』では「집」の意味を、「 1 : 人が住むために作った建物10」、「 2 : 一つの家に集まって暮ら す親と子孫らを指す集団」とし、「店」の意味は載せていない。『표준』においても「집」の基本的 な意味は「建物」であり、 9 番目の意味として「(一部の名詞の後に付いて)品物を売ったり、営 業をしたりする店を表す言葉」とし、「갈빗집」、「고깃집」、「꽃집」、「피자집」の例を挙げている。
これらのことから、単独で「店」として用いることができるのは「가게」であり(文例④)、「집」
は「〜店」、「〜屋」、「〜ショップ」といった形(文例③)か、特定の「店」を指す場合(文例①②)
に、「가게」と同様に用いられると見ることができる。そうしたことを念頭に入れ、文脈による両 者の使い分けを指導することが必要と思われる。
3 − 2 「일」(誤)→「날」(正)
誤用例
1 )그일<그날>은 날씨가 너무 더웠어요.
2 )저는 학교가 빨리 끝날<끝나는> 일<날>은 아르바이트를 해요.
誤用例は「その日」や「〜の日」といった「日」に、「날」ではなく、「일」を用いたものである。
「날」と「일」の使い分けについて、『間違中』(p.58)では「『日』が漢字熟語に含まれているとき は『일』であり、単独の名詞として用いられるときや固有語でできた単語に含まれるとき(어린이 날=子供の日)は『날』となるのが原則である」とする。
テキストには「날」を用いた、次のような文例が見られる。
①그 날은 이 교시까지 수업이 있었습니다.(しく: p.93)
②숙제가 없는 날이 없어요.(世初: p.25)
③백화점이 노는 날이에요.(架け: p.126)
④오늘이 우리가 사귄 지 백일 되는 날이잖아요.(もチャ: p.40)
学習者は初級の早い段階から、「일요일」、「매일」、「휴일」などの漢字熟語を通じて「일」に接 しているため、「日=일」と考え、無条件に「일」を用いてしまうことが誤用に結び付いていると 考えられる。一方の「날」も「옛날」、「설날」、「어린이날」といった形で触れる機会があるが、あ くまで一単語として記憶するにとどまり、漢字語か固有語か、「일」か「날」か、といったことは 意識されていないと思われる。
誤用を防ぐためには「그날」、「어느 날」をはじめ、「생일날」、「크리스마스 날」といった形や、
テキストの文例に見られる「노는 날」のような連体形に続く用法などを示し、「일」との使い分け を指導するという方法が考えられる。
3 − 3 「
이」(誤)→「
이번」(正)
誤用例
1 )저는 이<이번> 방학 때 캠프에<캠프를> 갔어요.
2 )이<이번> 여름은<여름에는> 오랜만에 아오모리에 가다<갔다> 왔습니다.
誤用例は「この休み」、「この夏」の「この」に「이」を用い、「이번」に修正されたものである。
『표준』は「이번」の意味を「もうすぐ巡って来るか、過ぎ去ったばかりの順序」とし、次のよう な文例を示している。
①이번에는 실수하지 않겠다.
②이번 행사는 성공적으로 개최되었다.
上の『표준』の記述や文例からわかるように、「이번」は現在を起点にして、その直前と直後の 時間を指すのに用いることができる。それは日本語の「この」も同様であり、誤用例の場合は後者 である。「この」は、「今度(今回)の」と言い換えることもできる。
テキストには次のような文例が見られる。
③이번 일요일에 어디에 가고 싶어요? *今度の日曜日に〜11(架け: p.125作文)
④이번 연휴에 일본에서 친구가 와요. *今度の連休に〜(世初: p.22)
上の文例では「이번」が、いずれも現在のすぐ後の時間を指している。
このように「이번」は、日本語で「この」、「今度(今回)の」と表現されるような、現在のすぐ 前とすぐ後の、ある特定の時間を指すのに用いられる。
指導にあたっては、「이번」が現在を起点にして、直前を指す場合と、直後を指す場合とがある ことを説明し、「이번 주말에〜」、「이번 시험은〜」などの形で、その用法を身に付けさせるのがよ いと思われる。
3 − 4 「
것」(誤)→「
일」(正)
誤用例
1 )저는 그 것<일>에 공헌<공헌하고> 싶어요.
2 )한국어만 사용하는 환경에 놓이면 힘든 것<일>도 많이 있을 거라고 생각하는데요.
3 ) 자기의 콤플렉스를 고치고 자신<자신감>을 가지는 것은 좋은 거지만<일이지만> 지나치게 많이 수술해서 그 사람의 개성이 없어지는 건 좀 슬프고 유감스럽다고<안타까운 일이라고> 생각해요.
4 ) 그래도 뉴질랜드는 사투리가 심하기 때문에 가끔 잘못 알아듣고 오해해 버린 것
<일>도 있었어요.
誤用例は「事(こと)」、「出来事」を表す「일」を用いるべきところへ、「것」を用いたものであ る。連体形に続く場合に誤用が多い。
テキストの多くは「일」を「仕事」の意味でのみ扱い、「こと、事実、成り行き、現象」、「事件、
事変」(朝辞)といった意味はほとんど示していない。一方、「것」はテキストの早い段階で「이것」 や「제 것」のような形で提示され、その次には「저는 음악 듣는 것을 좋아해요」(世初: p.31)といっ た、動詞の連体形に続く「〜すること」という形を学ぶ場合もある。そのように学習者が「것」を 使い慣れていることが誤用に結び付いていると考えられる。
「일」を「仕事」以外の意味で扱っているテキストには次のような文例が見られる。
①할머니, 눈에 재가 들어갔는데요. 이 일을 어떻게 하지요?(朝学: p.235)
②이케다 씨, 무슨 좋은 일 있어요?(世初: p.66)
③외국에서 혼자 사니까 힘든 일이 많아요.(世初: p.55)
④선생님, 발표 시간에 늦어서 죄송합니다. −무슨 일 있었어요?(世初: p.36)
⑤생각하지 못한 일이 발생했어요.(世初: p.41)
指導にあたっては先ず、上の文例に見られる「좋은 일」、「힘든 일」のような形容詞の連体形に
続く形で「일」を提示して「仕事」以外の用法を身に付けさせるのがよい。また、「좋은 일(よい こと)」と「좋은 것(よい物)」の意味の比較も「일」と「것」の基本的な違いを理解するのに有 効と思われる。
3 − 5 「잘」(誤)→「자주」(正)
誤用例
1 )저는 수업 시간에 잘<자주> 자 버립니다.
2 ) 그러니까 제가 가지기<가지고 있었기> 때문에 잘<자주> 선생님께서 몰수됐어요 <몰수하셨어 요>.
誤用例は頻度を表す副詞「자주」を用いるべきところへ「잘」用いたものである。 1 )は授業中 にたびたび居眠りをしてしまうこと、 2 )は高校に携帯電話を持って行き、たびたび先生に没収さ れたことを表現しようとしている。「자주」も「잘」も日本語では「よく」と言い表せることや、
学習者が「자주」より「잘」を使い慣れていることが誤用の原因と考えられる。
「자주」について、テキストには次のような文例が見られる。
①학교 도서관에 자주 가지요?(世初: p.13)
②저는 클래식 음악을 자주 들어요.(世初: p.30)
③군대에 가면 에리나 씨하고도 자주 만날 수 없어요.(楽 2 : p.56)
④졸업해도 제가 자주 연락할게요.(楽 2 : p.116)
「자주」の「よく」は、上の文例が示しているように「しょっちゅう、たびたび、しばしば」(コ ス)の意味である。誤用例 1 )の場合は、「자주 자다」ならば「たびたび眠る」であるが、「잘 자다」
ならば「十分に、ぐっすり眠る」の意味となる。
一方、「잘」も結果的に似通った内容を表現する場合があり、辞書とテキストには次のような文 例が見られる。
⑤그렇게 잘 우는 여자는 처음 보겠다.(朝辞)
⑥어릴 때 잘 먹던 바나나를 이제는 안 먹어요.(もチャ: p.56練習)
学習者には先ず、「자주」を適切に使えるよう指導することが必要であるが、そのさいに、「자주 자다」と「잘 자다」、同様に「자주 먹다」と「잘 먹다」などの意味の比較を通じ、「잘」との意味 の違いを理解させるという方法も有効と思われる。
3 − 6 「기
때문에」(誤)→「기 위해(서)」(正)、「때문에」(誤)→「를/을 위 해(서)」(正)誤用例
1 )공부하기 때문에<위해서> 학교에 오니까 공부해야 됩<합>니다.
2 )가족이나 친구에게 연락하기 때문에<위해서> 소중한 것이예요<꼭 필요해요>.
3 )그래서<그런> 목표와 꿈 때문에<을 위해서> <한국어 공부를> 열심히 해요<하겠어요>.
誤用例は「기 위해(서)」または「를/을 위해(서)」を用いるべき場面で、「기 때문에」、「때문에」
を用いたものである。日本語ではどちらも「ために」と表現されることに加え、初級のテキストで は「(기) 때문에」に比べ、「(기) 위해(서)」がほとんど扱われていないことも誤用の原因の一つ と考えられる。
中級のテキストには次のような文例が見られる。
①편지를 보내기 위해서 우체국에 갔다.(架け中: p.52)
②살을 빼기 위해서 다이어트를 하기 시작했어요.(楽 2 : p.94)
③건강을 위해서 매일 조깅합니다.(楽 2 : p.94)
「때문에」と「위해(서)」の両者を載せているテキスト(楽 2 : p.94)では、その意味の違いにつ いて「때문에」は「理由」、「위해(서)」は「目的」を表すと説明している。しかし次の 2 つの文 例では、似通った状況に両者が使い分けられており、単に「理由」なのか「目的」なのかといった 区別だけでは、理解が難しいと思われる。
④수업에서 발표가 있기 때문에 자료를 찾아야 해요.(楽 2 : p.86)
⑤네, 그래도 발표를 위해서 좀 더 준비를 해야 해요.(楽 2 : p.92)
『학습』ではそれぞれ次のように説明し、文例を示している。
−기 <때문에, 때문이다>
(前に述べたことが)「理由や原因、訳になること」の意を表す。
눈이 많이 오기 때문에 산에 못 가겠어요.
기 <위하여, 위해서>
何らかの考え、目的を遂げようと。
우리들은 내년 여름에 중국에 여행을 가기 위하여 중국말을 배우고 있어요.
上のテキストの文例に戻ると、④の「때문에」を用いた文は「왜 도서관에 가요?」に対する返答 である。つまり「資料を探す」という行為には、「授業で発表がある」という客観的な理由がある ことを述べている。それに対し、⑤の「위해서」を用いた文は、話者が友人と授業での発表につい て話す中で、「発表(の成功という目的)を遂げるには」、「もう少し準備をする必要がある」と述 べているのである。
「위해서」の指導にあたっては、未来のことがらについての話題を取り上げ、「〜위해서 〜하겠어 요」といった意志を表す形で練習したり、「건강을 위해서 뭘 해요?」などの質問を通じ、その用法 を身に付けさせるという方法が考えられる。
3 − 7 「
이야기(
하다)」(誤)→「
말(
하다)」(正)
誤用例
1 )한국어를 마니<많이> 공부해서 잘 이야기하고<말을 잘하고> 싶습니다.
2 ) 하지만 일본에서는 언제나는<보통은> <영어로> 이야기하지<말하지> 않아서<않으니까> 연습
하기 힘들어요.
誤用例は外国語を「話す」ことを表現するのに「이야기하다」を用い、「말하다」に修正された ものである。それぞれに対応する日本語は、一般に「이야기하다」が「話す」、「말하다」が「言う」
であるが、この場合は「話す」に「말하다」が対応する。
「말」と「말하다」について、テキストには次のような文例が見られる。
①한 달밖에 안 됐어요. 그래서 아직 말은 잘 못해요.(もチャ: p.20)
②다시 한 번 말해 주세요.(架け: p.72練習)
③미안하지만 좀 천천히 말해 주세요.(世初: p.21練習)
④저도 영어를 원어민처럼 말하고 싶은데 잘 안돼요.(楽 2 : p.68)
文例①の「말」は「言葉」、②の「말하다」は「言う」、③は「言う、話す」、④は「話す」である。
これに対し、「이야기(얘기)」と「이야기하다(얘기하다)」については、次のような文例が見ら れ、「말」、「말하다」との意味の違いが明確に表れている。
⑤이건 중요한 얘기니까 잘 들으세요.(楽 2 : p.106)
⑥고향 이야기 좀 해 주세요.(もチャ: p.52)
⑦차라도 마시면서 얘기할까요?(楽 2 : p.14)
文例⑤⑥の「이야기」は「話」、⑦の「이야기하다」は「話す」である。
これらの文例から、学習者は「말(하다)」と「이야기(하다)」の違いを意味上で理解すること に困難はないと思われる。したがって「한국어로 말하다」、「천천히 말하다」と並び、学習者にとっ て必要度の高い「말을 잘하고 싶다」や「아직 말은 잘 못해요」などの表現を通じ、「말(하다)」の 使い方を身に付けさせることが、誤用の防止につながると思われる。
3 − 8 「회화(하다)、말(하다)」(誤)→「대화(하다)」(正)
誤用例
1 )영어를 할 수 있으면 여러 나라의 사람들과 회화<대화>를 할 수 있다.
2 ) 누구<아무>하고도 회화<대화>하지<하고 싶지> 않는<않을> 때도 전화가 올리는<울릴> 때는 전화를 받아야 한다.
3 )그 떼문에<그러기 위해서> 적극적이<적극적으로> 유학생하고 말<대화>하고 싶어요.
誤用例は、誰かとの「話」や、誰かと「話をする」という表現に「회화(하다)」や「말(하다)」
を用い、「대화(하다)」に修正されたものである。誰かとの話のやりとりの場面について、日本語 では「会話(する)」と表現することが多いが、韓国語では「対話(する)」、すなわち「대화(하다)」
を用い、「회화」は「外国語会話」などの用法に限られる。「대화(하다)」の前にはふつう「와/과」 や「하고」によって相手が示されるが、そうでない場合も、相手の存在が感じられる文であればや はり「대화(하다)」を用いる。
テキストには「대화(하다)」を用いた文例がほとんど見当たらない。辞書には次のような文例 が示されている。
①싸우기 전에 대화가 필요하다.(コス)
②우린 대화가 부족한 게 문제야.(학습)
③그 사람과 좀 더 솔직한 대화를 나눠 보세요.(학습)
学習者は早い段階から「회화 수업」などの形で「회화」は覚えるものの、テキストを通じては「대 화(하다)」を学ぶ機会がほとんどない。したがって友人や家族、留学生などとのやりとりの場面 を設定して「〜와/과/하고 대화(하다)」の形を身に付けさせる必要があると思われる。
3 − 9 「
간단하다」(誤)→「
쉽다」(正)
誤用例
1 )영어는 간단하지<쉽지> 않지만 열심히<공부>하려고 합니다. 2 )생활의 변화를 간단하게<쉽게> 간파할<알> 수 있습니다.
誤用例は「쉽다」を用いるべきところへ「간단하다」を用いたものである。日本語では「쉽다」
に相当する「易しい、たやすい」(コス)と同様の意味で「簡単だ」も用いるが、韓国語の「간단 하다」は一般に「手短か」、「単純」といった意味で用いられる。「간단하다」が漢字語であること から、日本語と同様に考えて「간단하다」を用いたものと考えられる。
「쉽다」は多くのテキストで扱われているが、「간단하다」はほとんど見当たらない。「간단하다」 について、辞書には次のような文例が見られる。
①수영을 할 때는 간단한 운동을 한 뒤에 물에 들어가야 한다.(학습)
②점심은 보통 간단하게 먹습니다.(학습)
指導にあたっては、先ず「시험 문제가 쉽다」などの形で「쉽다」を確実に身に付けさせること が必要である。同時に「이런 문제는 쉽게 풀 수 있어요」(학습)などの形で副詞「쉽게」の用法も 示しておくとよいであろう。また、誤用を防ぐためには「쉬운 문제」と「간단한 시험」などの意 味の比較を通じ、「쉽다」の代わりに「간단하다」が使えないことを説明しておくことも一つの方 法であると思われる。
3 −10 「
재미있다」(誤)→「
즐겁다」(正)
誤用例
1 )아주 바빴습니다만 재미있는<즐거운> 연휴에요<연휴였어요>.
誤用例は「즐겁다」を用いる場面で、「재미있다」を用いたものである。テキストにおける使用 頻度の高さや、使いやすさなどから、学習者は「재미있다」を多用する傾向にある。一方、「즐겁다」
は変則活用用言であり、テキストで学習する時期が遅くなることも「즐겁다」を身に付けにくくし ている原因の一つと考えられる。
辞書では「재미있다」、「즐겁다」にそれぞれ「面白い、興味ある」、「楽しい」という解釈を載せ ているが、テキストの文例にもそのような区別が見られる。下のように、「재미있다」が用いられ ているのは授業、漫画、ドラマなど、「面白い、興味を引く」具体的な対象に対してであり、「즐겁
다」はパーティー、旅行などの活動に対して用いられている。
①학교 수업이 재미있습니까? −글쎄요. 재미있지만 어렵습니다.(学: p.104)
②이 만화는 참 재미있어요.(架け: p.83作文)
③어제 재미있는 드라마를 보았어요.(架け: p.108練習)
④파티는 아주 즐겁습니다.(架け: p.50)
⑤졸업 여행은 아주 즐거웠어.(楽 2 : p.114作文)
このような基本的な区別を念頭に入れ、具体的な文例を示して使い分けを指導することが誤用を 防ぐのに有効と思われる。
3 −11 「기억하다」(誤)→「외우다」(正)
誤用例
1 )문법이나 단어나<를> 기억하지<외우지> 않으면 안되죠.
2 )한국어 공부는 재미있지만 의외로 단어를 기억하는<외우는> 것이 어렵습니다.
誤用例は「외우다」を用いるべきところへ「기억하다」を用いたものである。「暗記する、覚える」
を意味する「외우다」を身に付けていないために、辞書で「覚える」を引いて「기억하다」にたど り着いたものと思われる。また、歌詞などを通じて覚えた「기억하다」を当てはめたことも考えら れる。
「외우다」について、テキストには次のような文例が見られる。
①단어를 외우세요.(新チャ: p.87練習)
②집에서 한국어 발음 연습도 하고 단어도 외워요.(世初: p.11練習)
③한글 키보드는 외우기 어렵지 않아요?(楽 2 : p.91作文)
「기억하다」については、辞書に次のような文例が見られる。
④날 기억하세요? *わたしの事、覚えていますか(コス)
⑤그는 그 당시의 일들을 아직도 기억하고 있었다.(학습)
上の辞書の日本語訳のように、「기억하다」は「覚える」と訳されることがあるが、「외우다」の 意味とは異なる。「외우다」は学習者にとって必要な単語であるだけに、「(단어、가사、이름)를/ 을 외우다」といった形で、日頃から意識的に使用して習得させることが必要と思われる。
3 −12 「지내다」(誤)→「보내다」(正)
誤用例
1 )즐거운 여름방학을 지내세요<보내세요>.
2 )여러분도 음악과 함께 하는 좋은 생활을 지내세요<보내세요>.
「보내다」も「지내다」も「過ごす」の意味があるが、誤用例は「보내다」を用いるべきところ
へ「지내다」を用いたものである。テキストの多くは「보내다」を「편지를 보내다(手紙を送る)」
といった形で提示している。その「送る」を、日本語も韓国語と同様に「(休暇、生活を)送る、
過ごす」の意味でも用いるが、学習者は「지내다」の方を選択している。
次のテキストでは、「보내다」にも「지내다」にもそれぞれ「過ごす」の日本語訳が付されている。
①이번 연휴 때 어떻게 지냈어요? *〜どう過ごしましたか(学: p.140)
②여름 방학은 잘 보냈어요? *〜元気に過ごしましたか(楽 2 : p.62,67)
両者の用法の違いについて、『AZ』(pp.305-306)は、「보내다」は常に目的語を伴い、「지내다」
は主に副詞や副詞語を伴うとする。『AZ』に加え、辞書の文例を挙げる。
③우리는 제주도에서 휴가를 보낼 계획이다.(학습)
④그는 항상 커피숍에서 시간을 보낸다.(AZ: p.306)
⑤매일 매일 즐겁게 지내세요.(학습)
⑥그는 산 속에서 조용히 지냈다.(AZ: p.306)
指導にあたっては、このことを念頭に入れたうえで、「방학을 어디서 보냈어요?」、「요즘 어떻게 지내요?」といった質問を通じ、それぞれの用法を身に付けさせるという方法が考えられる。
3 −13 「달리다」(誤)→「뛰다」(正)
誤用例
1 )밤 12시를 돌거나<넘어도> 달리는<뛰는> 소리가 지워지지<멈추지> 않아요.
2 )지금도 밤 늦게도 아침 빠르게도<이른 시간에도> 아이가 달려 대요<뛰어 대요>.
誤用例はいずれも子供が部屋の中で跳んだり跳ねたりする動作を表現するのに「뛰다」ではなく、
「달리다」を用いたものである。「뛰다」には「とぶ、はねる」、「駆ける、走る」(コス)の意味が あり、誤用例のような場合には「뛰다」がふさわしい。しかし日本語では、部屋の中を「駆け回る」
とも「走り回る」とも表現するため、学習者にとっては区別が難しく、同じく「走る」の意味を持 つ「달리다」を用いてしまうことになる。
「뛰다」も「달리다」もテキストではあまり扱われていないようであるが、「뛰다」については次 のようなものが見られる。
①교실에서 뛰지 마세요.(世初: p.84練習)
②수업이 시작되니까 뛰어갑시다.(もチャ: p.48練習)
③마라톤 선수처럼 뛰고 싶어요.(楽 2 : p.72作文)
一方、次の辞書と参考書の文例では、似通った場面で「뛰다」と「달리다」の両者が用いられて いることが確認される。
④우리 반에서 누가 가장 빨리 뛰지?(학습)
⑤100미터를 몇 초에 달릴 수 있습니까?(コス)
⑥결승선이 보이자 선수는 전속력으로 달렸다.(학습)
両者の違いについて『AZ』(p.289)は、「뛰다」は垂直移動という基本的な意味のほかに水平移 動の意味もあって「달리다」より多様な意味で用いられ、「달리다」は垂直的な移動よりも水平的 な移動の方に視点が置かれるとする。
このようなことを念頭に入れ、学習者には「달리다」は競技として全力で走る場合や、車などの 走行を表す場合に用いられ、遊びで走ったり、ふざけて駆け回ったりするような場面では「뛰다」
を用いるよう、上に示したテキストの文例などを用いて指導するのがよいと思われる。
3 −14 「
가다」(誤)→「
다니다」(正)
誤用例
1 )진지하게<열심히> 학교 가고<다니고> 있지?
2 )오빠는 <일은 힘들지만> 힘써서<열심히> 회사에 가고<다니고> 있다고 해요.
誤用例は学校や会社へ「通う」行為に、「다니다」ではなく、「가다」を用いたものである。日本 語においても「通う」はごく一般的な語であるにもかかわらず、日常的には「学校(会社)に行く」
と表現することもあるため、学習者は使いやすい「가다」を用いてしまうようである。
「다니다」について、テキストの文例には通勤、通学をはじめとして、継続的、習慣的な行き来 を表現した内容のものが多く見られる。
①저는 회사에 다니고 여동생은 학교에 다녀요.(楽 1 : p.89)
②화요일부터 도서관에 다닙니다.(しく: p.66)
③회사에는 차로 다니십니까?(架け: p.92作文)
また、「通う」以外の意味の文例として、次のようなものも見出される。
④ 그래서요, 우리가 한국에 있을 때 두 분이 오시면 우리하고 같이 다닐 수 있어서 좋죠?
(しく: p.155)
⑤서울과 부산 사이에는 고속버스가 다닌다.(コス)
学習者は「가다」を使い慣れているため、継続的、習慣的な行き来の表現には「다니다」を用い るよう、繰り返し注意を促すことが必要である。また、上の④、⑤のような「通う」以外の意味を 提示することも、「다니다」を覚え、身に付けるための助けになると思われる。
3 −15 「유학/여행(을)
하다」(誤)→「유학/여행(을) 가다」(正)誤用例
1 ) 하지만 <곧> 한국에 유학할<유학 갈> 예정이라서 열심히 공부해야 하는 것 같아요 <공부해야 해요>.
2 )지금까지 한국에 여행한<여행 간> 적이 한 번만<한 번>밖에 없어요. 3 )연휴 때 저는 친구하고 여행할<여행 갈> 거예요<계획이었어요>.
誤用例は「〜(場所)に留学/旅行する」の「する」に「가다」ではなく、「하다」を用いたもの である。日本語では「〜に留学/旅行する」と表現することがあるため、このような誤用がしばし ば生じる。
テキストには次のような文例が見られる。
①선생님, 저 내년에 한국에 유학 갑니다.(学: p.164)
②마쓰무라 씨는 한국에 유학갈 거예요?(でき初Ⅱ: p.18)
③한국에 유학 가고 싶은데 돈이 얼마나 들까요?(世初: p.76)
④내년 8월부터 9월까지 한국에 여행을 가요.(世入: p.70)
⑤부모님하고 중국에 여행을 가고 싶어요.(世入: p.85)
このような「가다」について、『朝辞』では「動作性名詞とともに他動詞的に用いられ」るとし、
動作性名詞の例として「등산、소풍、쇼핑、성묘」を挙げている。また、『間違中』(p.36)では、「動 作名詞+를/을 가다/떠나다」という形を示し、「そのような動作をしに行くと考えるとわかり易い」
と説明している。
一方、テキストには次のような文例も見出される。
⑥한국에서 유학을 하고 싶어요.(でき初Ⅰ: p.134練習)
⑦형은 미국에서 유학을 하고 있는데 가끔 재미있는 편지를 보냅니다.(でき初Ⅱ: p.38練習)
⑧한국에 가면 어디를 여행하고 싶어요?(ちょチャ: p. 8 )
⑨에리나 씨는 교토를 여행한 적이 있어요?(楽 2 : p.38)
これらは「에서」や「를/을」で目的地を示し、「〜で留学をする」、「〜を旅行する」と表現して いる。なお、『학습』では「〜에서 여행하다」の形も提示している。
『AZ』(p.263)では「다음 주에 여행을 가려고 해요」と、「다음 주에 여행을 하려고 해요」のように、
目的地が明示されていない場合は「하다」と「가다」の両者が使用できるため、「全体的な談話状 況を確認し、どのような意味で用いられているのかを見極めることが大切だ」としている。誤用例
3 )がそのようなケースである。
指導にあたっては、先ず「〜(場所)에 유학/여행(을) 가다」の形を身に付けさせることが必 要である。また、「〜에서 유학(을) 하다」や「〜를/을 여행하다」、「〜에서 여행하다」の形を示し、
その違いを説明することも誤用を防ぐのに有効と思われる。
4 おわりに
本稿では韓国語の中級学習者の作文における語彙の誤用例を取り上げ、テキストや辞書、参考書 の文例や記述を参照しながら、誤用を防ぐための具体的な指導法について考察した。
本稿で扱った語彙は初・中級のレベルにおける基本的なものばかりであるが、それらの誤用例 は、テキストを離れ、学習者が実際の場面で適切に使うのがそれほど容易ではないことを示してい る。語彙の学習は、実際の授業の現場で多くの時間を割くことが困難であるため、教師は学習者の 犯しやすい誤用をよく把握しておき、機会をとらえて指導する必要があると思われる。
今後は、本稿で取り上げなかった誤用例を含め、学習者が誤用を犯しやすい語彙の指導法につい
てさらに研究を進めていく計画である。
引用したテキスト、辞書、参考書
世入: 『改訂版・韓国語の世界へ 入門編』 (李潤玉ほか、朝日出版社、2017)
世初: 『改訂版・韓国語の世界へ 初中級編』 (李潤玉ほか、朝日出版社、2016)
架け: 『ことばの架け橋 改訂版』 (生越直樹ほか、白帝社、2012)
架け中: 『ことばの架け橋 中級表現編』 (生越直樹、白帝社、2009)
しく: 『しくみで学ぶ初級朝鮮語』 (内山政春、白水社、2008)
楽 1 : 『楽しく学ぶハングル 1 』 (浜之上幸監修、白帝社、2008)
楽 2 : 『楽しく学ぶハングル 2 』 (浜之上幸監修、白帝社、2009)
新チャ: 『最新チャレンジ!韓国語』 (金順玉ほか、白水社、2014)
ちょチャ: 『ちょこっとチャレンジ!韓国語』 (金順玉ほか、白水社、2012)
もチャ: 『もっとチャレンジ!韓国語』 (金順玉ほか、白水社、2007)
朝学: 『朝鮮語を学ぼう[改訂版]』 (菅野裕臣監修、三修社、2015)
でき初Ⅰ: 『できる韓国語 初級Ⅰ』 (李志暎、DEKIRU出版、2011)
でき初Ⅱ: 『できる韓国語 初級Ⅱ』 (李志暎ほか、DEKIRU出版、2011)
学: 『学ぼう韓国朝鮮語 −入門・初級編−』 (布袋敏博ほか、アルク、2008)
학습: 『외국인을 위한 한국어 학습 사전』 (서상규 외、신원프라임、2015)
コス: 『コスモス朝和辞典』 (白水社、1988)
朝辞: 『朝鮮語辞典』 (小学館、2004)
표준: 『국립국어원 표준국어대사전』 (http://stdweb2.korean.go.kr/main.jsp)
間違中: 『間違いやすい韓国語表現100 中級編』韓国語実力養成講座② (油谷幸利、白帝社、2014)
AZ: 『한국어교사를 위한 A to Z』 (국제한국어교육자협회、박이정、2015)
参考文献
〔単行本〕
白峰子『韓国語文法辞典』、三修社、2004
韓国語ジャーナル編集部編『韓国語学習Q&A200』、アルク、2007
李姫子・李鐘禧『韓国語文法語尾・助詞辞典』、五十嵐孔一・申悠琳(訳)、スリーエーネットワーク、2010 韓国・国立国語院『標準韓国語文法辞典』、アルク、2012
ハングル能力検定協会編『合格トウミ改訂版(初・中級編)』、ハングル能力検定協会、2014 油谷幸利『韓国語実力養成講座② 間違いやすい韓国語表現100 中級編』、白帝社、2014 油谷幸利・金恩愛『韓国語実力養成講座① 間違いやすい韓国語表現100 初級編』、白帝社、2015 油谷幸利・金美仙・金恩愛『韓国語実力養成講座③ 間違いやすい韓国語表現100 上級編』、白帝社、2015 국립국어원 “외국인을 위한 한국어 문법2 용법 편”、커뮤니케이션북스、2005
〔論文〕
市川保子「第16回 日本語の誤用研究」、『日本語教育通信第40号』、国際交流基金、2001、pp.14-15
印省熙・山田佳子・宋美玲・白寅英「韓国語専攻 2 年次生の作文における誤用分析」『韓国語教育研究』 6 、日本韓 国語教育学会、2016、pp.86-110
宋美玲・印省熙・山田佳子・白寅英「日本語母語話者の韓国語学習における誤用改善のための指導案作りの試み」『第 12回韓国言語・文学・文化国際学術大会−東アジア韓国言語・文化研究の課題と展望−』(口頭発表、
2017.1.9〜10、同志社大学)
白寅英・山田佳子・宋美玲・印省熙「韓国語中級学習者の作文における誤用分析−非専攻者の場合−」、『マテシス・
ウニウェルサリス』18- 2 、獨協大学国際教養学部、2017、pp.73-97
山田佳子「『入る』、『出る』を表す韓国語の用法について−テキスト調査に基づく指導案の提示−」、『国際地域研究 論集』第 8 号、2017、pp.115-122
우인혜 ʻ일본인 한국어 학습자의 오류 연구ʼ、“새국어교육” 56- 1 、한국국어교육학회、1998、pp.47-71
이정희 ʻ한국어 오류 판정과 분류 방법에 관한 연구ʼ、“한국어교육” 13- 1 、국제한국어교육학회、2002、pp.175-197 양명희 ʻ일본어권 고급 학습자의 오류ʼ、“한국어 의미학” 15、한국어의미학회、2004、pp.329-352
김상수・송향근 ʻ한국어 교육의 오류분석 연구 동향 분석ʼ、“이중언어학” 31、이중언어학회、2006、pp.1-33 유형선 ʻ한국어 오류 유형의 분류에 관한 연구ʼ、“한국어학” 41、한국어학회、2008、pp.357-380
注
1 新潟県立大学国際地域学部 2 早稲田大学文学学術院 3 東京外国語大学非常勤講師 4 獨協大学国際教養学部非常勤講師
5 ハングル能力検定協会は「公式ガイド」として初級(4,5級)、中級(準2,3級)、上級(1,2級)別に『新装版 合格 トウミ−合格レベルと語彙リスト』、『上達トハギ−慣用句、ことわざ、慣用表現集』等を発行している。これら を一定の目安とするテキストもある。
6 本研究における「中級」とは、大学における学習歴270時間の学習者を指す。ハングル能力検定試験 3 級を到達 目標としている。
7 本研究は、日本学術振興会より科学研究費の助成を受けている基盤研究(C)「日本語母語話者の韓国語学習に おける誤用分析および誤用改善のための指導案作り」(課題番号:15K02701、代表:印省熙)の一部である。本 稿の一部を「宋美玲・印省熙・山田佳子・白寅英」の口頭発表(2017.1.9〜10、同志社大学)にて報告した。
8 「집」が学習者における誤用であり、「가게」が教師における修正であることを示す。以下も同様。
9 本文中に引用するテキスト、辞書、参考書の書名は略称で示し、巻末に詳細を列記する。辞書を除き、テキスト と参考書からの引用には同時に頁番号を付す。
10 韓国語資料からの引用の日本語訳は筆者による。以下も同様。
11 文例の日本語訳は必要に応じて引用、または筆者が翻訳して示す。以下も同様。