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ベクトル制御による三相リラクタンスモータの速度制御システム: University of the Ryukyus Repository

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Title

ベクトル制御による三相リラクタンスモータの速度制御

システム

Author(s)

上里, 勝實; 当銘, 秀之; 宜保, 直樹; 千住, 智信

Citation

琉球大学工学部紀要(43): 19-31

Issue Date

1992-03

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12000/5488

Rights

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Speed Control System of Three Phase

Reluctance Motor by Vector Control

Katsumi Uezato·

Naoki Gibo···

Hideyuki Toume··

Tomono bu Senjyu·

Abstract

The instantaneous torque control of a reluctance motor has been

very difficult, since a. flux and torque component current can not be

cantrolled directly.

This paper adopts the vector control method to control the motor

as a direct current motor. The velocity control system is made up by

using the reluctance motor for a vector control.

The performance of this system is discussed by simulation results.

As a result, the system has a good torque control charactaristic is

shown.

Key Words:

Three Phase Reluctance Motor, Vector .Control, Speed

Control System

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(3)

ベクトル制御による三相リラクタンスモータの速度制御システム 20 アによる演算部分が,膨大でしかも複雑なシステム総 成になることがわかった。これを通常のCPU又は, 演算プロセッサで行うと,かなり時間がかかり,オン ラインで実験を行うことは不可能である。そこで,本 研究では,,短時111]で減鈍処理を行うため,これらのす べての液鈍をディジタルシグナルプロセッサ(以下, DSPと略記)TMS320C25を用いて行うことにし, アセンブラ言語によるソフトウェアの開発を行った。 本論文ではまた,試作システム,DSP及び開発し たプログラムについて,それぞれ詳細に述べる。次い で,提案した速度制御システムに関し,基礎的予備実 験を行ったところ,個々のシステムについては比較的 良好な結果を得ることがで富た゜ 動機の高性能速度御法としてベクトル制御が研究,開 発ざれ実用化されてきている'''121゜この制御方法は, 晒機子遜流を磁束を作る電流(磁束成分電流)とトル クを発生させる髄流(トルク成分遜流)に分離し,1111 御変数をベクトル的に取り扱うので,その1M御熾が直 流舐となり,直流砥動機と|司等なトルクの瞬時値111御 が期待できるのである。.臣 従来,誘導甑動機のベクトル制御は盛んに研究され てきているが,同期甑動機に関してはあまり行われて おらずi`1,リラクタンスモータについての研究は殆ど 見当たらない。同期電動機のベクトル制御では,瞬時 的な磁束の情報が不可欠であり,制御に関する膨大な 演算を短時11Mに実現しなければならないという問題や, 温度上昇による抵抗値変動の問題等がある。また,非 干渉制御を用いた同期電動機の制御法は,これまで幾 つか報告きれている'`'が,詳細な実験結果は発表きれ ていない。 リラクタンスモータは,すべての同期機の榊造の中 で,股も簡単であって,将に回蛎子榊造は極めてiii単 で堅牢である。また,励磁を必要とせず,そのトルク は回蛎子の突極性によって発生する。この1麺山機のギャッ プ磁束は間定子、11からの磁気誘導によって発生し,そ の結果,リラクタンスモータは常に遅れ電流で動作し 低力率である。しかし,近年リラクタンスモータの長 所を生かすことにより,このモータが超高速電動機, 可変速駆動砿動機として見直されるようになり1'1-(7), 工作機械主軸駆動用,ターボ分子ポンプとして,使用 きれるようになってきている'…]・ 本論文では,同期電動機の一種であるリラクタンス モータの高性能なトルク応答を得るため,リラクタン スモータにベクトル制御を適用する。しかし,従来の ベクトル制御法をそのまま適用すると,回転子が突極 性を有するため,磁束成分電流とトルク成分電流が相 互に干渉し合い良好な制御特性を得ることができない。 そこで,本研究ではその影騨を除去するため,リラク タンスモータのベクトル制御に関して,状態フィード バック制御である非干渉IMI御を提案し,それに雄づき 可変速制御システムを櫛成する。そして,このシステ ムに基づきシミュレーションを行い検討を加える。そ の結果,比較的良好なトルク制御特性を得ることがで きた。 又,非干渉制御を導入したリラクタンスモータのベ クトル制御の理論に基づき,速度制御システムを榊築 した。この試作システムの榊築にあたり,ソフトウェ 2リラクタンスモータのベクトル制御と非干渉制御 本章では,ベクトル制御理論に基づき,リラクタン スモータのベクトルIliI御理論について述べ,その問題 点及び非干渉制御の必要性とその導入について述べる。 2.1リラクタンスモータのベクトル制御の原理 図1に座標変換の理論に錐づき,回転子の突極方向 を。軸とするリラクタンスモータの等価回路図を示す。 図lより,リラクタンスモータの電圧方程式を。q座 標で表わすと次式のようになる、。 P

.+pL..-丁⑩

R 1 Gd P’2 ②rL.。R、+p □。 (1) 0 pMd O 、 OpMq 、 ここで,Ra:Tm磯子抵抗,RDQ,R勘。:。q軸制動

巻線抵抗,Lad,Laq:。q軸電機子の自己インダ

クタンス,L!)`,LDq:。q軸liiII動巻線の自己インダク タンス,Md,Mq:。q軸相互インダクタンス,P:

極数,“『:回転角速度(機械角),iadiaqid

q軸甑磯子麺流,iDjiDo:。q軸制動巻線電流,

Vad,Vaq:。q軸電機子電圧,p(=。/dt):微 分演算子

(4)

琉球大学工学部紀要第43号,1992年 21 回転子

a,,=(R、+R・`缶)/A‘,-筈/A③"=犬

a率=(R、+Roo鵠)/B…=昔、`=器/B

A-L.`-鶚B=L、。-鶚bい=☆い,=肯

dq軸でのトルクTeは二軸理論により次式のよう に導出できる。

T;=;(;)(妙.oi。。-`.。i")(3)

ここで,蛇。,山aqは。q軸電機子鎖交、M1火で(4), (5)式で表される。 山、=L・di.』+Mdiod (4)

一噸一飛

j 孑孑 。軸M軸 図1リラクタンスモータの等価回路 山.。=L、.i、。+MqiDo (5) 。q軸でのトルク制御は,(3)式からわかるよう に4つの変数をIjII御しなければならないので複雑な制 御系になってしまう。そこで,制御系構成のiii単化を ねらって,図lのように。軸からq軸方l(Uへ座標軸を 角度βだけ回蛎させたMT直交座標軸を定める。ここ で0を,T軸鎖交磁束14丁を0にするような値,つま り電機子鎖交磁束上にM軸を選ぶと,(6)式のよう になる。

,=tan](為)

(6) この0の値と座標変換(7)式を用いて,(2)式 の状態方程式をMT軸へ変換すると(8)式のように なる。 (1)式から次の(2)式で表される状態方程式が得ら れる。以後の状態方程式では,極数Pは2とする。

llllizlⅧlil

lllII

(2) ここで,a1,~a割,b11.b22は以下の通りである。

i1-L諾;::】[:]

(7)

(杵川11期

0 a23cos20+a2Sin塾0+⑩「(ajo-a。)sinOcosO (a創一alj)sin〃cosO-m『(a2pos20+a卿sin20) * 0 -⑩r-pO * O

鮴i蓋騨麗Wi笈Ⅱ

制誇1

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(8) 以後d1q軸の変数には。,qを,MT軸の変 数にはM,Tの添え字を用いる。

(5)

ベクトル制御による三相リラクタンスモータの速度制御システム 22 MT軸上で表したトルクTeは次式のように導出で きる。

T・=;(号)(妙。…-妙.Tiw)(9)

前述したが,M軸を電機子鎖交磁束上に定めたので, joT-Oとなる。したがって,トルクTeは(10)式 のようになり,電機子鎖交磁束ベクトルILMの大きさ と,それに直交するトルク成分電流inとの積となる。

T・=:(号)‘、劇i・『⑩

ここで,IAMの大きさは次式で表わされる。 妙。M=山.dCOSO+妙.oSinO Oリ

ーイーワーzTz-T7~:T『

(10)式よりトルクTeは,直流甑動機と同様に IAMを一定にして,idTを調節することにより,高性 能なトルク制御が達成できる。この場合MT軸の電圧 方程式及び鎖交磁束は,(12),(13)式のようにな る。

''''''二竃筆i霞蜘jEi:エルIiW,1I

ilIl灘if蝿:鱗灘蝋'11。

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sB2I+A2]sA2,+A23A〕,

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G`(s)=ニー且-里-G5(s)=-G`(s)=二A-里G7《S)=-G.(sl=-

AjI YZZss Z=s(s-A1,〉-A13A31 Y=s(s-A22〉 ん,=-も,fOsg9+a拳nilA画=-Ra

A垣=(a1l-a』SnlOCUS8+pOBI1=bIfDSF0+b歩、'0

A。=aEP[忌勺+aa6Dib+(J『(a"-ajSmNOCDSO B唾=しヱーb,)SDIOCDSO A28=のI1-a29SnIOOOSO-pO Ba=し孟一b10SINOCDSO

A垂=-(anSnVb+a3mStDB電=bMSIN28+b詮DS2B

Aa=轡-aijSDIOCDS8-uuG鋲0628+a,6,m ここで.s:ラプラス頂算子 図2非干渉制御導入前のブロック図

(6)

琉球大学工学部紀要第43号,1992年 23 (12),(13)式からわかるようにリラクタンスモー タは回転子が突極性を有するので,麺機子鎖交磁束 LMにトルク成分電流i訂,T軸制動巻線電流iDTが, またT軸磁束ATには磁束成分電流ioM,M軸制動巻 線電流iDMが含まれており,相互に干渉し合っている。 (8)式の状態方程式をブロック図で表わすと図2 のようになる。 このブロック図からもわかるように,磁束を一定に 保つために必要なipM,idT及びそれらを与える入力 電圧voM,VdTは,非常に複雑な関係になっており, 容易に求めることはできない。従って,そのままベク トル制御を適用することは困難である。リラクタンス モータにベクトル制御を適用して可変速制御を行う場 合,T軸磁束山、-0のMT軸座標系において,電機 子鎖交磁束‘.M,磁束成分電流i鋼及びトルク成分電 流ioTのそれぞれの状態量が,相互に干渉し合わない ように独立に制御できることが望まれる。そこで)こ の問題を解決するため次節で非干渉制御を導入する。 V・噸=[(b1IcDszO+b型sin20)(bmsin28+b鋲osz0)V・正 一(b漣一b,,)sinOcosO(b1jsin20+b麩cos20)V・子 +(b鍾一blu)sinOcosO{(a1l-aJsinOcosO-pO)LM -(bnjsin20+b璽cos20){(凸,-aJsinOcosO+pβ}i`T +(L-bIl)sin0cos0{(a璽一a13)sinOcos0 -①『(a鋲由20+aI1sdn20))妙.M]/bMb錘 ⑭ V、T=[(bl1cos26+b軍sinz0)(b1lsin20+bmcos20)V、T・ -(b=-bu)sinOcos8(bIlcos20+b塗sm20)V・脈 十(b璽一bⅢ)sinOcosO{(am-ajsinOcosO+pO)LT -(bucos28+陸in圏0){(am-ajsinOcos6-pO)i・M -(bucoszO+b23sin20)((a2`一aI3>sm8cosO -⑩『(a=cos20+a!`sin20))妙.、j/b11b聾 ⑬ ここで,βは(6)式を微分するか,あるいは(8) 式でAr=0と置き,(8)式の4行目及び(14), (15)式から次式のように得られる。 O=[(bucos20+b認sin20)(bIl-b画)cos6sinOV“ +(b1lcos20+b鍾in20)(busin20+b画cos20)V・T -(bh1cos20+b`sin:0)(山l-aJcosOsinOi“ -{(凸0-…)cosOsinO(b1-U2)cos0sinO+b1lbh‘R・}idT +{(bucos20+b22sin20)(al3-a卿)cos8smO +⑩『(bmcos20+b漣sin20)(a画cos20+a】`sin20) -m『bI1b鯵}妙.M]/{-(b1lcos28+b22sin20)i“ +(b11-b2圏)cosOsin6i1T十b1lb2図山。M)(10 2-2.非干渉制御の導入 状態方程式(8)式において,MT軸間の干渉部分 は,右辺第1項目の係数行列中の1行2列,2行1列 及び3列,右辺第2項目の係数行列中の1行2列,2 行1列の要素に見られる。そこで,これらを非干渉に するために,新しい状態入力V醜,,W'を(14), (15)式のように与え,その干渉分をフィードバック 補償する。 (14),(15)式を与えることにより,MT軸上で 非干渉された最終的な状態方程式は次式のようになる。

(ijH…二…

{…!…咽

0 0

………'……佃

0 -(auSin20+a麺OOS20) 0,

…!…化か

状態入力VoM,,Vn'によりそれぞれ独立に制御でき, 高性能なトルク制御が可能となる。 (17)式より非干渉制御後のブロック図は図3のよ うになる。 (17)式からわかるように非干渉制御導入の結果, 電機子鎖交磁束ILM,トルク成分電流i汀は,新しい

(7)

ベクトル制御による三相リラクタンスモータの速度制御システム 24

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AI,=一色,fDS3B+=nb A■=(al1-ajSnlOCDSO+pO Aユョーa顛鹸+aadSmf0+uKa脚-aかSm0CDS9 Aa=bI1-a』SnI8CoSO-p8 A空=-(aisn60+a亜DstD Aa=竺一ajSnlOCDS8-u「bまDS29+a山ni5D A型=-R□

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図3非干渉制御導入後のブロック図

3.1制御システムの櫓成 図4に,第2章で述べた非干渉制御を用いたリラク タンスモータのベクトル制御法に基づいて構成した速 度制御システムを示す。 図中のVA,VDはそれぞれベクトルアナライザ, ベクトル回転器を表わしており,ベクトルアナライザ はベクトルの大きさと位相を演算する回路で,ベクト 3制御システムの構成とシミュレーション結果 本章では,非干渉制御を用いたリラクタンスモータ のベクトル制御法に基づいて,速度Iill御システムを構 成し,シミュレーション結果よりシステムの動作特性 を考察し検討する。 lpd laM

V、 laT laq 00 。。 演算器 1V

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vhAl 指令値1t VSN Vad 電力変換器 指演 指令値 演算部 GJS) 演算部 MT軸 非干渉制御 満算部

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VD VD RM vmI

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図4リラクタンスモータの制御システム構成図

(8)

琉球大学工学部紀要 第

4

3

号.

1

9

9

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年 ル回転器 は座 標変換 す る回路 で あ るO 磁 束成分電流指 令偶, トル ク成JJ1砿 流 指 令 値 及 び,

V.

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. V.

/ は, 放終 的 に非 干 渉 さ れ た状 態 方 程 式 (17)式 の微 分項 を'S と して.定常 価 で 与 え る もの と す る。 磁 束成分電流 の指 令偶油 #.部 において は,弱 め界磁 制御特性 を持 つ関数発_EI:.掛 こよ り. -定価 に設定 した 砲 火 の指 令

備中.

"'か ら磁 火成分奄流

iJ

を求め る。 そ して,指 令債 i."●とフ ィー ドバ ックされ たiLMの誤差

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l)制御 して. それ よ り

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.A.'を導 出す る。 トルク成分屯流 の指令債演 井部 では. まず,指令 値 ttJ,●と フ ィ ー ドバ ッ ク され た 速 腔 uJ,の 誤 差 を

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l)制 御 して, トル ク

の指令

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e●を求 め. これ を磁 束 の指 令

少.h.'で 除 !)-_して, トル ク成分花流 i.・㌻●を求 め る。 これ らの 関 係 を図5に示すO

5

トルク成分電流指令侶演安部

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軸非 干渉制御浦紫 郎は.

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式 の演 井 を行 う部分 で,

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とフ ィー ドバ ッ ク され たiA., i

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を 求 め る。 演 井 器 にお いでは, フ ィー ドバ ック され た3相電流 を2相電流 に変換 し. その電流i山 . iqと (2) 式 よ り少,., 九 を求め るoVAで は, (6), (ll), (16)式 の演 井 を実行 す る。 図5に示 す棟 に. トル ク成分電流指 令値 を求め, ま た三相電流 を フ ィー ドバ ック して磁 束 を

i

汁井 す るこの ベ ク トル制御 システムは,磁 束 フ ィー ドバ ック制御形 ベ ク トル制御 と,磁 火 フ ィー ドフ ォワー ド制御形ベ ク トル制御 を併 用 した制御 システ ム とい えるaU.

表 1

3.

2

ステ ップ入 力旬圧 に対 す る詫応答 . 本研究 で示 したベ ク トル制御 リラクタンスモー タ制 御 システ ムの妥 当性 を検証 す るため,図 4の システ ム 構成 に基づ き. シ ミュ レー シ ョンを行 い検討 す る。 シ ミュ レー シ ョンに用 い た リラ クタンスモー タの定 数 を 衷1に示す。 シ ミュ レー シ ョンで は,奄力変換 器 は理想 的 な もの とし,速度叫は弛聴牌 を軽 視 した織 椎 糸 の遊 動 方 程 式 よ り求 め るこ とにす る。 図6-図8に.図 2の 1 ロ ック図 において,入力電

圧V

.i.,

V.

T

を ステ ップ状 に与 え た場 合 の屯流 i山. i

L

T

及 び磁

中 仙 トル ク

Te

の諸応答波形 を示す。 又 図9-図11に, 図3の ブ ロ ック図 において.人力電rf・'_

電動機定数

建格出力 低級子抵 抗 偲磯子

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軸 自己イ ン ダク タンス 鴫磯子 q軸 自己イ ン ダク タンス

d

軸相互 イ ン ダク タン ス q軸相互 イ ン ダク タンス

d

軸制動巻線 抵抗 q軸制動啓線 抵抗 制助替線

d

触 自己イ ン ダク 制動巻線 q軸 自己イ ン ダク 慣性モ ー メ ン ト 制動係数 ス ス ン ン タ タ

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(9)

ベクトル制御による三相リラクタンスモータの速度制御システム 26 V、M',MT,をステップ状に与えた場合の電流i・脚, i・『及び磁束ILM・トルクTeの諸応答波形をそれぞれ 示す。入力電圧及び,その他の条件は次表の通りであ る。 76543210 ●●●●●●◆ 0000000 〔く〕ト。『・西国『鱈圃 表2入力電圧及び初期条件 時'111(s)電庄 00~0.5:VoM=LO(V),V、T=0.0(V) V、M'=1.0(V),V汀'=0.0(V) 0.5~LO:V小!=10(V),V打=0.0(V) ぬ,'=1.0(V),VoT,=0.0(V) 初期条件:0=0.0,(U『=qO i.M=i・『=0,1J,.M=0.0 負荷条件:Tl=0.0(Tし:負荷トルク) 時間[s] 無制御時の電流i・",i・了の応答波形 図6 妙。凶 m・坊田山田屹Ⅲ0 ●●●●●●● 0000000 〔ロエ]垂。肴緩趨[巴・凹二〕蝉伊ペミニ 非干渉制御導入前(図6,図7)と非干渉制御導入 後(1219.図10)の特性を比較してみると,無制御の 場合,ioMにはvoTが,i盃には,V“がそれぞれ影響 を及ぼし合って干渉しているため,V、Mのみ入力して いる場合でもi、Tが発生し,トルクTeが芳干生じて いる。また,VJM,V師両方入力した場合にも,両軸 成分が干渉し合っているため制御が難しいことがわか る。それに対して制御時には,VoM'のみ入力すると, 磁束成分電流i・卿だけ発生し,トルク成分電流i打は 発生していないことがわかる。よってトルクTeも発 生しない。 W1,,V.T,両方ともに入力するとi、Tが発生し,そ れに伴ってトルクTeが生じる。又,無制御時には, 磁来‘小Iは一定に保たれていないが,制御時には磁束 成分電流ioMによって,磁束(AAIが一定に保たれてい ることがわかる。このことより,非干渉制御時は, ioMによってJ・卿を一定に保ち,i、Tを操作すること によ')トルクTeのiWj性能な制御がIIJ能となる。 図8と図11を比較してみる。図8から回転角速度 (,,『は.V,Mだけを入力した場合でも,i師が砦干流れ るために回転角速度はjW加しており,0.5(s)時に, V・脚,V感『両方入力すると,一定価に落ち瀞くまで, 図11の制御時に比べて時'111がかかっている。これは, MT両軸成分がIIIILに干渉しているためである。非干 渉制御導入後は,VnM'のみを入力した場合は,トル ク成分電流i、Tが発生しないので,回転角速度(。『は増 力Ⅱしない。そしてWAV師,両方入力すると,ioTが 発しIiするのでそれに伴って,(。『が急激に変化してい る。 Te -00.20.40.60.81 時間[s] 図7無制御時の磁束AM,Teの応答波の形 54321 [⑪へロ口』〕」3幽鋼叙樫回

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0 0.20.40.60.81 時間[s] 無制御時の回転角速度“『の応答波形 図8 76543210 ●●●●●●■● 00000000 [ぐ]トロベ阜定。『溝硬 ユロH ユaT 0.00.20.40.60.81.0 時間[s] 図9制御時の電流i・肌,i・了の応答波形

(10)

琉球大学工学部紀要第43号,1992年 27 50505 22110 〔⑪ご田』]』S囲蜘密奴似回

呵岻嘔岬咽皿mM0

[会]工。吾偶樋.ロ.受]・吟へニェ 吻叩 Te 0.0 0.00.20.40.6.0.81.0 時1111s] 図11制御時の回転速度`u『の応答波形 0.00.20.40.60J81.0 鱒1111[s] 図10制御時の磁束AT,Teの応答波形

如釦釦⑪0知知釦釦

〔mS2〕』3酎劇噸無闘回 3.3加減速制御特性 図12~図14に,速度指令値⑩『・を台形状に0から30 (rad/s)まで変化させた時の,リラクタンスモータ の加減速制御のシミュレーション結果を示す。速度指 令値及び制御に閲する諸茄は次の通りである。 表3指令値及びその他の諸逼 速度指令値“『・ 時Ⅱ11 1.停止0.0~0.2 2.加速(正転)0.2~1.2 3.一定(正蛎)1.2~1.5 4.減速(正転)1.5~2.5 5.加速(逆転)2.5~3.5 6.一定(逆転)3.5~3.8 7.減速(逆転)3.8~4.8 8.停止4.8~5.0 磁束指令値IAM* ILM*=1.2(Wb) トルク成分電流指令値演算部 比例ゲイン:Kp=2.0 械分ゲイン:K,=20.0 GM(s)部 比例ゲイン:Kp=5.0 速度(rad/s) 00 0.0~30.0 30.0 30.0~00 0.0~-30.0 -30.0 -300~0.0 0.0 図12速度応答波形 2963 1 〔く]ト。『一重。『臆掴 C ユaK

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08 5 ] 1 2 3 図13MT軸電流応答波形 50505 1100勺 [皇]唾。今偶趨.冒・凹二〕・旧ヘミニ ↓ax Te 図12より実速度⑩『は⑰『・によく追従しており,また 図13よりi@M,i汀が非干渉化されているため,図14 の恥がほぼ一定に保たれ,Teがトルク成分電流に 比例して,精度よく制御できることがわかる。ここで, Teは。q軸成分の諸量より求めた値である。 45 時間[s] 図14発生トルクT・‘磁束山.帆

(11)

ベクトル制御による三相リラクタンスモータの速度制御システム 28 3.4負荷の変化に対する諸応答 ここでは,ある一定の迷腫でjMnl層されているリラク タンスモータに任懲の負荷を印lⅡIした湯合,即ち,外 乱が力Ⅱわった場合を想定し,その応答を調べた。速度 指令(lIim,・は,表4のように与える。磁束指令(i((‘邸f 及びiiI御に関する譜1,tは表3とli1-である。 9 6 3 〔ぐ〕脾。『量。『驚薗 表4速度指令値 0 0.00.5 1.0 1.52.0 時1m[s〕 速度指令値⑩『* 時1111 0.0~0.2 0.2~1.2 1.2~2.0 速度(rad/s) 0.0 0.0~15.0 15.0 図16MT軸電流応答波形 1.仲112 2JⅡ1迷 3.一定 負iMn21jjjⅡ L2(s) 2 9 6 3 00 ◆ ◆ ● し ① 0 0 0 0 〔全]zos鵬趨鎬冒・】茎]・旧ヘミニ 妙。K  ̄ 1.0(kgm) 砿#(指令値は一定として,速度指令値を1.2(s)まで は加速し,その後一定速度とする。その状態において, Tl=1.0(k9.m)の負荷トルクがリラクタンスモータ に加わった場合のシミュレーション波形を図15~図17 に示す.図15より負荷が印加きれた時点で,実速度 (u『が多少変動するが,速やかに指令値に収束するこ とがわかる。図16,図17より礎Ⅱ〔成分電流i、Mは,負 荷が加わると少し減少し,それに伴いI』'唖は'1、さくな るが.その変動は小きいので,i“はほぼ一定とみな される。トルク成分112流恥は,負荷が加わった時点 からjiii川lし始め,負荷に比例したトルクTeを発411し ており,良好な制御が行われていることがわかる。 Te 0 0.5 1.01.52.0 時110[s] の時間応答波形 図17妙。M,To 4試作システム iii1歳までに述べた理論を実験的に検証するため,試 作システムを榊築した。この唯では,まず試作実験シ ステムについて.ハードウェア,ソフトウェア面から 説明し,そして開発したプログラムについて検討する。 勿咀、5 [、ご巴〕』3囲剛奴蝋回 4.1試作システムのハードウェア 図18にリラクタンスモータのベクトル制御実験シス テムを示す。 三#11電源電圧が,PWMインバータを介してリラク タンスモータに印加され,インバータ出力の電流,電 圧はA/D変換器を介してDSPへ入力される。又. ロータリエンコーダ(以後,REと略記)より出力さ れた信号は,UP/DOWNカウンタを通して,マイ クロコンピュータに入力され,その値より,回転子の 突極の位置〃r,回転角速度⑩『を求める。これらの値 を用いて,ベクトルIljll御に必要な計算をDSPで行い, そのll1力結果をゲート回路を通してPWMインバータ に入力して,リラクタンスモータの制御を行う。 0 0.00.5LOL52.0 時110[s] 図15速度応答波形

(12)

琉球大学工学部紀要第43号,1992年 29 速度搬令 Urz 魁束股定 .妙。MZ ■ 。。・・・・P・-・・■PC■●⑪。●のCCS●●●●■●●●●CO●CCc●■cc●CO●●C●bbbccC●●●の●-●●●j 図18ベクトル制御実験システム DSP ホストコンピュータ ゲート回路としては,コンパレータを用いて,DSP から出力された電圧指令と,ファンクションジェネレー タの出力のキャリヤ(三角波)とを比較する。また, アーム間短絡防止として,ディレイ回路を設けてい る叩。 インバータ部には,パワーIcモジュールを用いたc このパワーICモジュールは,コンバータ,インバー タ回路を内蔵しており,点弧信号を印加するだけでイ ンバータとして動作し,キャリヤ周波数蛾大5kHzま で1kW程度の三相電動機の可変速制御ができ,シス テム回路の簡素化を実現した集積度の高いレベルのも のである。しかし,ノイズ低減とスイッチング損失を 低減するために,スナバ回路を外付けしてある。 以上述べた個々のインバータシステムは,実験によっ て良好に動作することが確認された。 ⑪ B10=0?=0? タイマー削り込み初期化 DSP起動 |,Y・・ 込み不許可 全ての瓢りi

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KO PS 割り込み村り? 割り込 変換 Y●、 ニ

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A/、変換完了? 変換~且。

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BlO データ Bl O=1 0  ̄ BIO=0?=0? 醜み込み 0,,m『

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4.2試作システムのソフトウェア リラクダンスモータのベクトル制御プログラムの流 れ図を図19に示す。 ホストコンピュータで,DSPの始動,停止を行い, 又,割り込み信号により,4-1節で述べたようにRE の出力値より0r,⑪『を計算する。割り込み信号は, タイマー/カウンター8253によって,まずCPUにか けて,CPUからDSPに割り込みをかける。削り込 みがDSPにかかると,PWMインバータの出力in圧, 電流がA/D変換器を介して入力され,それらの値と ホストコンピュータから得た8r,、『を読み込み,ベ クトル制御を行うために必要な演算が行われる。ホス 8F、⑪0 切り換え バソク 月 、夕争 もヶ とプ

」》

演 算 ル ベクト 由き込み 0,,m, 、/A 切り換え バソク D/A変換 完了? 変換~Aip

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煙 B1 O=0 指令値 0=1 B1 図19制御プログラムのフローチャート

(13)

ベクトル制御による三相リラクタンスモータの速度制御システム 30 トコンピュータとDSP間で,0r,⑩『のデータ交換 を行うが,これにはタイミングが並要になる。これら のタイミングをうまく取り,データのやり取りがスムー ズに行えるようにするには,デュアルポートレジスタ (、PR),コントロールレジスタ(CR)を用いる 方法等があるが,本研究では,DSP側の命令の一つ であるBIOZ命令を繰り返し使用することにより,デー タのやり取りがスムーズに行えるようにプログラムを 開発した。 を示す。図20は,周波数が30(Hz)になるように, CH1CH2Cll3 【V]【V][V〕 加的on却加⑪即,剛ね ●■●●⑤や● 扣的釦㈹功、⑬000 12 ■■

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4.3プログラムの説明 現在DSPのプログラム開発に使われている言語は, 大部分アセンブラ言語である。今回使用しているTM S320C25の基本命令は約150種類あり,従来のものと 比べるとかなり多くなっており,プログラムの開発は 比較的容易に行える。しかし.FORTRANやC言語 の高級言語に比べると,まだ開発環境は良いものとは 言えない。例えばアセンブラ言語には,平方根,SIN Dを直接求める命令語はない。実際にベクトル制御の 実験を行うためには,LMを求める(11)式や座標変 換の(7)式を使用しなければならないが,これらの 式には平方根,sinO,cosOは不可欠なものである。 そこで,今回これらの値を求めるために,平方根を求 めるプログラムやsinacosOを求めるプログラム を開発した。、 平方根の値を求めるために,ニュートン法を利用し た次式を使用する。

x、,!=x・-』L』告云竺('d

ここで,x、:初期値,a:求める値(厄) 初期値をうまく与えると,4,5回の計算でほぼ真 値に近づき,誤差が00003の範囲で計算が終了する。 sin8,cosOの値を求めるためには,あらかじめ sinO。~sin360。,cosO.~COS360゜の値を外部メモ リにTableとして転送しておき,0の値が決定され ると,このTableからsin8,cos0の値を取り出して くる。 三相一二相変換のプログラムでは,先に述べたTable を利用して,まず三相の正弦波形を作り,これをD/A 変換器を通して,コンパレータの電圧指令波形として 入力する。そして電流センサ,A/、変換器を通して 入力された三相電流を,三相一二相変換してD/A変 換器を通して出力する。 図20~図22に三相一二相変換のプログラム出力波形 6 024681012145(四/0W] 図20DSPより出力する三相交流電圧指令波形 54321042召45 [シ〕ロンふき

一s‐4.32.1012345 CH1VaW] 図21二相冠に交換された電圧波形 0864202468O L0000.00000L ●。●一二 〔こ]口『函吉 |…鈴.61.斗 『、D・・

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・1.0-0.8-0.6-0.4-0.Z0.00.20.40.60.81.O CH1ja[A]

図22ニネ目量に交換された電流波形

(14)

琉球大学工学部紀要第43号,1992年 31 ホストコンピュータから割り込みをかけて出力した指 令値として用いる三相交流髄圧波形である。図21はリ ラクタンスモータが駆動中に相電圧を取り込んで,そ れを三相一二相変換して出力した波形である。又,図 22は電流センサより取})込んだ麺流値を,三相一二相 変換して'11力した波形である。それぞれ波形がほぼ|U 状になっていることから,三村1-三相変換が良好に行 われていることがわかる。但し,この場合リラクタン スモータは,商用の三相電源で駆動している。 個々に開発したプログラムは,以上のテスト結果よ り,アルゴリズム通りに働くことが確認された。今後 は,これらのプログラム及びベクトル演算部分のプロ グラムをすべて統合した実験システムを完成させ,実 験検証を行う必要がある。 得ることができた。 今後の課題としては,個々に開発したプログラムを すべて統合した実験システムを完成させ,実験検証を 行う必要がある。又,実機の電動機定数の正確な測定, 電動機定数の温度変化による影響等の問題が残されて いる。 本論文で述べた制御法を蝶に,上記の問題点が解決 されれば,今後リラクタンスモータの適用範囲及び使 用用途が広がるものと期待される。 参考文献 (1)見城,赤木’川村,三上:「ACサーボモータ とマイコン制御」,総合電子出版社,昭62第3版 (2)大沢,木下,中野:「同期電動機の高性能可変 速制御」,電学論D,107巻,pl75(昭62-2) (3)赤木,小笠原,難波:「ダンバレス同期電動機

のトルク伝達関数定数化制御」,電学論B,103巻,

p33(昭58-7) (4)杉本,藤井:「同期電動機の非干渉制御とその 特性」,電学論D,110巻,pl75(平2-2) (5)上里,千住,当銘,平良:「リラクタンスモー タのベクトル制御」,平27通気関係学会九支連大, NC220,p90 (6)上里,千住,当銘:「ベクトル制御による三相 リラクタンスモータの速度制御システム」,平2電気 関係学会九支連大,No.339,pl71 (7)」孟里,千住,当銘:「ベクトル制御による三相 リラクタンスモータの速度制御システムル電気学会 回転機研究会,RM-90-105,pl47(平2-12) (8)深尾,千葉,松井:「超高速リラクタンス電動 機閉ループ制御の-方式」,麺学論、,107巻,p271 (昭62-2) (9)深尾,千葉,松井:「アモルファス鉄心を用い た超高速リラクタンス電動機の基礎特性」,電学論D, 108巻,p403(昭63-4) (10)R、HPARK:,,Two-ReactionTheoryof SynchronousMachinesGeneralizedMethodof Analysis-Partl',AIEETrans.,VOL48,pp716-72LJunel929 (11)多田隈,田中,三浦,内藤:「フィードフォワー ド制御とフィードバック制御を併用した誘導機のベク トルIijll御方式」,電学論D,110巻,p487(平2-5) (12)トランジスタ技術,CQ出版,pp,424-470 (平元一2) 5あとがき 本論文では,リラクタンスモータの高性能可変速制 御を行うため,リラクタンスモータにベクトル制御を 適用した。しかし,リラクタンスモータにベクトル制 御を直接適用すると,座標軸'1Mの相互干渉というIMI題 が起こる。そこで,本研究ではその解決法として,リ ラクタンスモータのベクトル制御に関して,非干渉制 御を提案し,それに基づいて可変速制御システムを橘 成した。 以下,本論文における一連の研究によって明らかに なった事項及び研究成果の要約を述べる。 (1)非干渉制御を用いたリラクタンスモータのベク トル制御理論を明らかにした。 (2)磁束フィードバック制御形ベクトル制御と,磁 束フイードフォーワード制御形ベクトル制御を併用し た制御システムを構築した。電機子鎖交磁束をM軸と するMT座標軸において,非干渉制御を導入すること により,磁束を一定に保つことによって,トルク成分 電流を操作するだけで,トルクを高性能に制御できる ことがシミュレーションの結果確認できた。 (3)非干渉制御を用いたリラクタンスモータのベク トル制御系の実験を行うため,試作システムを栂築し た。試作システムのハードウェア面は,動作テストの 結果より,それぞれ良好に動作すること力確認できた。 ソフトウェア面では,演算の高速化を図るため,DS Pを用いたアセンブラ言語によるプログラムの開発を 行った。個々のテストプログラムは,テストの結采ア

ルゴリズム通りに働くことが確認され,良好な結果を.

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