A Comparative Analysis of Perceptions of Foreign Culture among Junior High School Students and English Teachers
教科・領域教育専攻 言語系(英語)コース
子寛
英
1.はじめに
今日、社会の国際化は急速に進み、異文化問 コミュニケーションの機会は以前にも増して 増えつつある。そのような時代の流れの中で言 葉の壁はもちろん前から問題視されていたが、
近年、文化の壁もクローズアップされてきてい る。現在、世界各地で文化・文明の衝突が生じ ている。文明の衝突を避けるためにも異なる文 化を学ぶことは重要であり、そして多文化共生 社会の実現が急務となっている。英語教育にお いても異文化理解を軸とした指導の必要性が 叫ばれている。当然、その中で教師の異文化理 解観が問われることとなる。しかし教師の異文 化理解観を問うだけで良いのか。学習者の異文 化理解観もきちんと把握しておく必要がある のではないか。特に教師と学習者の間に異文化 に対する意識にずれがあるのではなし、かとの 疑問を持った。
2.概要
現代では国際化が進み、様々な国籍の人々の 交流がさかんにそして密なものになってきて いる。英語は意思疎通のための道具でしかない ため、ことさら文化を教える必要はないなどと し¥う英語文化教授不要論も一部では叫ばれて いるが私はそうは思わない口確かに英語は国境 を超えた世界の様々な人々とコミュニケーシ ョンを図る手段であり、国際共通語として認識 され大変重要な役割を果たしている。しかし文
指 導 教 員 伊 東 治 己
化を知らずしてその道具である英語でコミュ ニケーションを図る時に何を語るのか、イ可を伝 えようとするのか。その中身となるものをより 濃密なものにするためにも相手を知る、言い換
えれば異文化を知る、そして体験することが重 要ではなし1かと考える。そこで様々な生活様式 や考え方を持った人々が相互をより深く理解 しそして尊重しあうためにもバックグラウン ドつまり文化を学ぶ必要があるのではないか。
多文化共生社会を目指すためにも自国以外の 言語をそして文化を知ることは必要不可欠だ と考える。そこで異文化理解の重要性を以下の 三点から指摘したい。それは、言語と文化の不 可分性・国際化と文明の衝突・多文化共生社会 の実現の三つの柱で、ある。
従来の文化の定義(LargeC Culture . small c culture)から新しい文化の再定義が必要とされ ている。従来の定義では、外国語としての英語 と国際語としての英語の二面性を考えると、も はや十分に補し、きれない。そこで伊東 (2002) に よ っ て 提 案 さ れ て い る 新 し い 文 化 の 定 義 (culture around language . culture in language . culture through language )を紹介 する。
次に第三章では、中学校生徒と中学校教師、
高校教師に異文化に対する意識調査を行う。具 体的には、生徒と教師の文化に対する意識に違 いがあるのか。文化の重要性をどう捉えている
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c英語圏文化、非英語圏文化についてどの 割合で学びたいもしくは教えたいのか。さらに 掘り下げて、ではどこの国の文化に興味がある か。重要だと考えられている生活場面、分野や 世界共通の問題はイ可か。外国の方に紹介したい 日本文化とは何か。効果的に文化を学ぶ方法と は何か。文化教授は将来生徒にとって有益で意 味のあることだと考えているか等である。異文 化理解の重要性を軸に内容面にまで掘り下げ て明らかにする。両者を比較検討し、類似点、
相違点を相対化する。
3.
おわりに
今後は様々な文化背景を持つ人々が他を排 除したりせずに共に歩もうとする多文化共生 社会の実現が望まれる。他を認めそして互いに 尊重しあえる関係作りが期待される。その精神 を若いうちから英語教育の中で、養っていく必 要があると思う。異文化の存在を知り、様々な 文化に触れることで異文化を理解し、次に異文 化を尊重し、相互理解、相互尊重が可能となる。
そのような段階を踏んで、生徒は、成長できる のではないか。
今回の調査で得た結果を下に、今後の異文化 理解教育発展への足がかりとなる参考資料を 提供したい
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