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教 科 ・ 領 域 教 育 専 攻 言語系(英語)コース 木 村 真 理 1.はじめに 学校現場では、より柔軟な耕オ選定と従来の 指導方法の改善等の工夫がなされながらも、今 なお生徒の実践的コミュニケーション能力が十 分に育成されるに至っていなしLその理由とし て、従来の「読むことJ、「書くこと」に重点を 置き、文法習得や読解力をつけることを目標と する学習から未だに抜け出せないことがある。 そのため、生徒が音声によるコミュニケーショ ン活動に対して消極的である傾向が見られる。 また、教科書の教材がコミュニカティブな活動 を樹共するもので、なかったり、耕オを教師が効 果的に運用できていない場合もある。 そこで、こうした現状を踏まえ、本論文では、 太田垣 (1994) の擬似コミュニケーション 活動に終わらないための真のコミュニケーショ ン活動を成立させる条件を用いて新旧新ヰ書の 練習問題分析を行い、その結果より、活動や指 導方法の改善例を提案し、生徒の実騨句コミュ ニケーション能力の育成を目指す。2
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概要 第1章では、まず、コミュニケーション、実 蹴句コミュニケーション能力、コミュニケーシ ョン活動について砺忍する。望月編 (2001) より、英語の授業中の、口頭での構文練習や暗 唱行為などはコミュニケーションとは言えない。 さらに、コミュニケーション能力については、 指 導 教 官 太 田 垣 正 義 文法の「正確さJだけを重視する英語教育では、 コミュニケーション能力のごく一部しか育成し ていなし、。また、望ましいコミュニケ-ション 活動として、メッセージ中心、場所での適切さ を重視リスク・テイキング、自由練習を多く 含むことの必要性を感じる。 次に、概念・機能シラパスとナチュラル・ア フ。ローチの概念について考察する。青木、田中 (1 985) は、vanEk
の言語の機能を意識 した概念・機能シラパスに基づく指導が中学校 の英語教育においても必要であると述べている。 また、Kra
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のナチュラル・アプローチは、 伝達能力を育成することが目的であり、インプ ットの質と量に配慮して指導を続ければ生徒の 聞き取り能力が向上し、英語の運用が身につく とされている。 最後に、中学校英語新ヰ書の問題点について 考える。以前に比べると、新ヰ書が生徒のコミ ュニカティブな活動を促す内容が増え、また、 多くの教師が独自の工夫やアイデアを凝らし、 自作の耕オ作りに取り組み、効果を上げている が十分とは言えない。 第2章では、平成 10年度から 4年間使用さ れた新ヰ書と今年度より使用されている新ヰ書 の練習問題が、生徒の実践的コミュニケーショ ン能力を育成するにふさわしいコミュニカティ ブな活動であるか、太田垣 (1994) のコミ ユニカティブな活動の要素とし、える4つの観点 一 278-(現実可能性・容認性、新↑静民・メッセージ、 インタラクション、必要性・自発性)から分析 する。そして、活動がコミュニカティブな条件 をどの程度満たしているか、どの部分が不足し ているかなど現状把握をする。 第