2.施工概要 2.施工概要 図‑1に工事概要を示す
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(2) VI-058. 1.到達予定位置まで推進. 2.カッタヘッドを格納 3.先導体を少し引き戻し 4.先頭管先端から薬液注入. 5.先導体を発進立坑 へ引き戻し. 図−3 先導体前面. 図−2 施工方法概要. ている。図−4 に基準管推進時に 3m 毎に測定した上下・左右の変位を示す。最大変位は下方に 46mm 左右変位(mm). (1/1108)、左方向に 22mm(1/1772)となった。管理 目標に対して高精度であり本工法の推進管理に問題が ないことが実証された。なお、基準管以後の鋼管につ. 50 30 10 -10 -30. 0. 10. 20. -50. 上下変位(mm). いても、概ね 40mm程度の変位内で施工できている。 3‑2 軌道計測結果 本工事では、線路下横断に伴う軌道変状を常時監視 するため図−5 に示す位置で軌道計測を行っている。. 30. 40. 50. 60. 70. 50. 60. 70. 推進距離(m). 50 30 10 -10 0 -30 -50. 計測には、自動追尾型トータルステーションを用いた. 10. 20. 30. 40. 推進距離(m). 図−4 推進精度(上段:鉛直、下段:水平) 2). 自動計測システム HyPoS(Hyper Positioning System) を導入した。現地では、到達側の五軌道について測 点(プリズム)をレールの側面に設置し(各 5 測点) 、約 15 分間隔で測定を行っている。最小土被りとなる 山手着発線に設置した測点 A の計測結果を図−6 に示す。基準管推進中の最大変位は約 4mm であり管理基準 値には問題なかった。ただし、隣接する鋼管の掘削及び推進によって軌道の沈下が増加する傾向が見られる ことから、施工では定期的な軌道整備と確実な裏込注入を行うことが不可欠であると考えられる。 京浜東北. 東北客上. 東北客下. 山手着発線. 東北貨上. 東北貨下. T.S. 支障物撤去の 杭撤去後 ため引戻し 推進再開 基準管到達. L1推進開始. L1の支障 物撤去. 5.0. パイプルーフ推進 変位(mm). パイプルーフ φ812.5. 10.0. 0.0. 11/22. 12/2. 12/12. 12/22. 1/1. 1/11. 1/21. 1/31. -5.0. L=76.0m 測点 A. プリズム設置位置 -10.0. 図−6 基準管推進中の測点 A の軌道変位 図ー5 軌道計測位置 3−3 必要推力 推進長 76m という長距離であるため推進力の増加が懸念されたが、施工においては最大推進力 1400kN 程 度と下水道協会式による設計推進力の 1/3 程度となっており、大きな推進力の上昇も無く施工されている。 4.まとめ 4.まとめ 先導体回収可能な小口径推進による到達立坑を必要としないパイプルーフ工法について、精度・変状とも 問題なく施工できることが実証された。 【参考文献】 【参考文献 1)鉄道 ACT 研究会:PR 対象工法一覧,2001.3 2)河田ら:近接施工における構造物の高精度 3 次元変位自動計測,土木学会関東支部,2001.3. -117-. 土木学会第56回年次学術講演会(平成13年10月).
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