AE 法によるコンクリートの割裂破壊機構に関する考察 熊本大学
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(2) 土木学会第67回年次学術講演会(平成24年9月). Ⅴ‑005. 4.実験結果. -5 にビニロン繊維補強コンクリート供試体の各 Stage. 4.1SiGMA 解析. における SiGMA 解析結果を示す。SiGMA 解析結果よ. AE 計測によって得られた AE 波形について初動振幅. り、どの種類の供試体でも、Stage1 では両載荷板付近. 値と立ち上がり時間を読み取り、SiGMA 解析を行うこ. に集中してクラックが位置標定されていることが確認. とで、AE 発生源の 3 次元の位置標定およびひび割れ識. できる。全データになるとより多くの AE イベントが位. 別を行った。割裂試験の破壊進行領域形成過程を時系. 置標定され、両載荷板付近から供試体中心部に向けて. 列ごとに認識するために、AE 発生頻度のパターンから. AE イベントが進行していることが確認できる。また、. 破壊進行過程を 2 段階に分けた。AE イベントのクラッ. 側面図に見られるようにどちらかの端部に偏って AE. クの形成モードについて、モーメントテンソルのせん. 発生源が進行している傾向が確認できる。このことか. 断成分が占める割合(せん断成分比)により類別を行っ. ら、載荷板付近から端部近くで微小クラックが繋がり、. た。せん断成分比が 0~40%の AE イベントを引張型ク. 供試体内部への進展しそれと同時に破断面を形成して. ラック、60~100%の AE イベントをせん断型クラック、. いったと考えられる。. 40~60%の AE イベントを混合型クラックと分類した。. 図-6 に時間毎の SiGMA 解析によるクラック分類結. 図-2 に SiGMA 解析に用いたクラックモデルを示す。図. 果を示す。図-6 より、コンクリート供試体は時間経過. -3 にコンクリート供試体、図-4 にモルタル供試体、図. と共に段階的にせん断型の AE イベントが増加してい るが、ビニロン繊維補強コンクリートは終局時までせ ん断型の AE イベントが抑制され、終局時に急激にせん. 図-2. 断型の AE イベントが増加していることが確認できる。. SiGMA 解析に用いたクラックモデル. よって、ビニロン繊維補強コンクリートは繊維補強の 影響が強く出ていることが分かる。このことから、コ ンクリート供試体とビニロン繊維補強コンクリート供 試体ではせん断型の AE イベントの出方が異なること (a) Stage 1. (a) Stage 1. が確認された。. (破壊荷重の 93%まで) (破壊荷重の 84%まで) Stage 1. Stage 1. Stage 2. Number of AE events. Number of AE events. 25. Tensile-Mode. Mixed-Mode. 20. Shear-Mode 15 10. (b) 全データ. 図-3. SiGMA 解析結果. 図-4. (コンクリート供試体). 0. SiGMA 解析結果. Tensile-Mode. 50. Mixed-Mode 40. Shear-Mode. 30 20 10. 5. (b)全データ. Stage 2. 60. 30. 0 0. 10. 20. 50 60. 30 40. 70. 0. 80 90 100 110. 10 20. 30 40 50 60 70. (b) モルタル供試体. (a) コンクリート供試体. (モルタル供試体). 80 90 100 110 120. Time (sec). Time (sec). Stage 1. Stage 2. Number of AE events. 30 Tensile-Mode. 25. Mixed-Mode 20. Shear-Mode. 15 10 5. (a) Stage 1. 0. 0. 10. 20. 30. 40. 50. 60. 70. 80. 90. Time (sec). (破壊荷重の 93%まで). (c) ビニロン維補強コンクリート供試体. 図-6 時間毎におけるクラック別 AE イベントの推移 5.参考文献 1) 大津政康,重石光弘,湯山茂徳,岡本亨久:AE モ. (b)全データ 図-5. SiGMA 解析結果. ーメントテンソル解析のための SiGMA コードの開発,. (ビニロン繊維補強コンクリート供試体). 非破壊検査,Vol.42,No.10,pp570-575,. ‑10‑. 1993..
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