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成長期男子サッカー選手の発育時期における下肢筋群の柔軟性および関節弛緩性の特徴

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Academic year: 2021

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(1)理学療法学 第 568 47 巻第 6 号 568 ∼ 576 頁(2020 年) 理学療法学 第 47 巻第 6 号. 研究論文(原著). 成長期男子サッカー選手の発育時期における 下肢筋群の柔軟性および関節弛緩性の特徴* 倉 坪 亮 太 1)2)# 渡 邊 裕 之 3) 増 間 祥 弘 4) 吉 本 真 純 5)   宗 像 良 太 1) 高 澤 祐 治 2). 要旨 【目的】成長期男子サッカー選手の下肢筋柔軟性と関節弛緩性の特徴を明らかにすること。 【方法】対象は 中学 1 年男子サッカー部員のうち,過去の身長データが得られ,疼痛のない 33 例とした。身長,体重,下 肢筋群の筋柔軟性(ハムストリングス,大. 四頭筋,腓腹筋) ,関節弛緩性を測定した。身長データから. Age of Peak Height Velocity(以下,APHV)を算出し,APHV と暦年齢の差を成熟度指数とした。成熟 度指数が ‒6 ∼ 0 ヵ月の者を G1,0 ∼ 6 ヵ月後の者を G2,6 ∼ 12 ヵ月後の者を G3 に群分けし,筋柔軟性, 関節弛緩性を 3 群間で比較した。 【結果】GI 群 9 例,G2 群 12 例,G3 群 12 例であった。軸脚腓腹筋の筋 柔軟性は G1 が G2 と比較して,関節弛緩性スコアは G1 が G3 と比較して有意に低かった。 【結論】APHV 前の軸脚腓腹筋の筋柔軟性と関節弛緩性は APHV 後よりも低かった。 キーワード 成長期サッカー選手,身長最大発育量年齢,発育時期,下肢筋柔軟性,関節弛緩性. 3) Johansen 病などの骨端症が多く発症している 。これら. はじめに. の成長期スポーツ障害は,疼痛を惹起するだけでなく,.  成長期男子サッカー選手における傷害発生率は下肢に. サッカー競技からの離脱につながる可能性がある。この. おいて高く,傷害全体の 10 ∼ 34% が使い過ぎ(オーバー. ため,成長期スポーツ障害の発症予防は,スポーツ実施. ユース)や過負荷(オーバーロード)などの慢性障害(以. 上における健康管理だけでなく運動習慣獲得から生涯ス. 下,スポーツ障害)と報告されている. 1)2). 。日本人の成. ポーツへつなげるためにも重要である。. 長 期 サ ッ カ ー 選 手 に 限 定 し て も,Sever 病 や Osgood-.  スポーツ障害は,発育成熟度,体組成(体重や脂肪量,. Schlatter 病(以下,OSD) ,分裂膝蓋骨,Sinding-Larsen-. 骨密度,身長) ,既往歴や関節不安定性,身体機能(筋 力や筋パワー,最大酸素摂取量,関節可動域,筋柔軟性. *. Characteristics of Lower Muscle Flexibility and Generalized Joint Laxity at Around Age of Peak Height Velocity in Adolescent Male Soccer Players 1)北里大学北里研究所病院診療技術部リハビリテーション技術科 (〒 108‒8642 東京都港区白金 5‒9‒1) Ryota Kuratsubo, PT, JSPO-AT, Ryota Munakata, PT, MSc: Department of Rehabilitation, Kitasato Institute Hospital, Kitasato University 2)順天堂大学大学院医学研究科スポーツ医学 Ryota Kuratsubo, PT, JSPO-AT, Yuji Takasawa, MD, PhD: Department of Sports Medicine, Juntendo University Graduate School of Medicine 3)北里大学医療衛生学部リハビリテーション学科 Hiroyuki Watanabe, PT, JSPO-AT, PhD: Department of Rehabilitation, School of Allied Science, Kitasato University 4)北里大学病院リハビリテーション部 Hiroyoshi Masuma, PT, MSc: Department of Rehabilitation, Kitasato University Hospital 5)帝京平成大学健康メディカル学部理学療法学科 Masumi Yoshimoto, PT, MSc: Department of Physical Therapy, Faculty of Health and Medical Science, Teikyo Heisei University # E-mail: r.kura@kitasato-u.ac.jp (受付日 2019 年 11 月 14 日/受理日 2020 年 5 月 24 日) [J-STAGE での早期公開日 2020 年 9 月 9 日]. など),アライメント,スキル(競技動作や姿勢制御能 力),心理的要因などの内的因子をもつ者が,競技ルー ルや競技道具,競技環境などの外的要因に影響されなが ら,競技を実施することで生じると考えられている. 4). 。. 実際,OSD の場合には,発症以前から蹴り脚側のハム ストリングス 筋. 6)7). 5). ,両側の大. 四頭筋 5)6),軸脚側の腓腹. の筋柔軟性が低かったことが報告されている。. さらに下肢筋群の柔軟性はサッカー競技特性のひとつで あるキック動作時の身体重心位置と関連することが報告 8) されており ,競技動作にも関与する重要な内的因子で. ある。また,関節弛緩性を有する場合には膝関節に障害 が発生する可能性が高いとの報告も散見される. 9). 。その. ため,成長期男子サッカー選手のスポーツ障害の発症予 防において,下肢筋群の柔軟性や関節弛緩性に着目する.

(2) 成長期男子サッカー選手の発育時期における特徴. 569. 図 1 下肢筋柔軟性の測定方法 A:ハムストリングス,B:大 四頭筋,C:腓腹筋. ことが重要である。. 2.対象.  一方,成長期の中でも第二次成長期は,筋肉量と動作.  対象は 2016 ∼ 2018 年のサッカー競技シーズン開始前. 速度が急激に発育・発達することにより第二次成長期前. (いずれも 3 月下旬)に実施したメディカルチェックに. よりも成長期スポーツ障害が生じやすく. 2). ,年齢増加と 10). 参加した中学 1 年生(中学 1 年生の 3 月時)の男子サッ. 。し. カー選手 117 例とした。なお,対象者は全員同一のチー. かし,この時期においては同一の暦年齢であっても個々. ムであり,練習頻度は 1 週間に 4 ∼ 6 回,1 回の練習時. によって発育時期が異なるために,成長軟骨の骨化の程. 間は 2 ∼ 4 時間である。おもな活動場所は土のグラウン. 度や骨の長径発育に影響を受ける下肢筋群の柔軟性や関. ドで,競技成績は県大会から関東大会に出場するレベル. 節弛緩性が異なることが考えられる。そのため,暦年齢. である。また,共著者の 1 名(HW)が週 1 回以上の理. だけでなく発育時期を考慮して成長期スポーツ障害の発. 学療法サポートを実施し,選手に対してストレッチ指導. ともに成長期スポーツ障害の発生率は高くなる. 症予防を検討する必要がある。Philippaerts ら. 11). は,. や成長期スポーツ障害の発症予防目的の運動療法の指導. 発育時期ごとの身体機能について検討し,間欠的持久. を実施している。. 力,筋力,瞬発力,敏捷性は身長最大発育量年齢(Age.  除外基準は,小学 4 年生∼中学 1 年生までの 4 学年の. of Peak Height Velocity;以下,APHV)の 12 ヵ月前. 身長データに欠損があった者,メディカルチェックの際. から向上し,APHV と同時期にもっとも向上すること,. に膝関節,鼠径部,腰部の疼痛を訴えた者,骨折や捻挫. 筋 柔 軟 性 は APHV の 6 ヵ 月 前 に も っ と も 低 下 し,. や筋断裂などの筋骨格疾患によりサッカー競技の活動制. APHV の 1 年後にもっとも向上することを報告した。. 限をしている者とした。. しかし,彼らが用いた筋柔軟性の測定方法は,体幹およ び下肢の筋柔軟性を包括的に検討する sit and reach テ. 3.測定項目. ストであり,下肢筋群について筋個々に評価を実施して.  身長,体重,下肢筋群の柔軟性と関節弛緩性は,メ. いない。また発育時期と関節弛緩性の変化についての報. ディカルチェック実施日にすべて測定した。また問診票. 告は渉猟した範囲ではない。以上のように,成長期にお. を用いて小学 4 年生∼中学 1 年生までの 4 学年分の身長. ける下肢筋群の柔軟性や関節弛緩性の変化の特徴は十分. および体重,測定時点でのポジション,蹴り脚側,競技. に明らかにされておらず,発育時期を考慮した成長期ス. 歴,膝関節,鼠径部,腰部の疼痛および骨折や捻挫や筋. ポーツ障害の予防プログラムは十分ではない。. 断裂などの筋骨格疾患の有無を聴取した。なお,小学 4.  本研究は成長期男子サッカー選手における発育時期ご. 年生∼中学 1 年生までの身長および体重データは,各学. との成長期スポーツ障害の発症予防プログラムを開発す. 校で春季(4 ∼ 6 月)に実施している学校保健法あるい. る一環として,各発育時期における下肢筋群の柔軟性お. は学校保健安全法に基づく健康診断の結果から抽出した。. よび関節弛緩性の特徴を明らかにすることを目的に実施.  下肢筋群の柔軟性は,軸脚側および蹴り脚側のハムス. した。. トリングス,大. 方   法. 6) 四頭筋,腓腹筋を測定した(図 1) 。. 角度の測定には,目盛りが 5°単位のプラスチック製ゴ ニオメータを使用し,測定した角度を実測値とした。な. 1.研究デザイン. お,測定は検者間誤差を極力排除するために熟練した理.  研究デザインは,後方視的観察研究とした。なお,本. 学療法士 1 名が行った。また,本測定前に測定の検者内. 研究は北里大学北里研究所病院倫理審査委員会の承認. 再現性を確認し,級内相関係数 ICC (1,1)は,ハムス. (承認番号 18013)を得て実施した。. トリングス,大. 四頭筋,腓腹筋の順に 0.87,0.90,0.82. とすべて 0.8 以上で良好な再現性であることを確認し.

(3) 570. 理学療法学 第 47 巻第 6 号. 図 2 General Joint Laxity の測定方法(文献 18 の図を一部修正) A:手関節屈曲 ,B:肘関節過伸展,C:肩関節過回旋,D:脊柱前屈, E:股関節過外旋,F:膝関節過伸展,G:足関節過背屈. た 12)。ハムストリングスの筋柔軟性は,仰臥位および. を過外旋させたときに,両側股関節の合計角度が 180°. 測定側の股関節と膝関節を 90°屈曲位とし,膝関節を他. 以上であった場合を陽性とした。膝関節過伸展は立位で. 動的に伸展して筋の伸長抵抗性が認められた位置で床へ. 膝関節を過伸展させ,10°以上伸展した場合を陽性とし. の垂線と脛骨長軸とのなす角を測定した。この測定値は. た。足関節過背屈は半膝立ち位の姿勢となり,前脚側の. 大きいほどハムストリングスの筋柔軟性が低いことを示. 足関節を最大背屈させ,背屈角度が 45°以上であった場. す。大. 合を陽性とした。手関節,肘関節,肩関節,膝関節,足. 四頭筋の筋柔軟性は,腹臥位にて測定側の膝関. 節を他動的に屈曲し , 代償動作開始時(尻上がり現象,. 関節においては左右それぞれ判定し,陽性であった場合. 股関節外旋)あるいは筋の伸長抵抗性が認められた位置. は各 0.5 点とした。脊柱と股関節は陽性であった場合は. で床への垂線と脛骨長軸とのなす角を測定した。この測. 各 1 点とした。そして 7 つの下位項目の合計点を算出し. 定値は小さいほど大. た(最大 7 点,最小 0 点) 。. 四頭筋の筋柔軟性が低いことを示. す。腓腹筋の筋柔軟性は,仰臥位で膝関節伸展位とし, 足関節を他動的に最大背屈させ,腓骨頭から腓骨外果を. 4.成熟度指数. 結んだ線への垂線と第 5 中足骨のなす角度を測定した。.  得られた小学 4 年生∼中学 1 年生までの 4 学年分の身. この測定値は小さいほど腓腹筋の筋柔軟性が低いことを. 長データに,測定日(中学 1 年生 3 月)に測定した身長. 示す。. データを加え,5 時点の身長データから非構造成長学分.  関節弛緩性は,手関節屈曲,肘関節過伸展,肩関節過. 析ソフト(Scientific Software International 社,AUXAL. 回旋,脊柱前屈,股関節過外旋,膝関節過伸展,足関節. version3)を用いて標準化成長速度曲線を作成した。そ. 過 背 屈 の 7 つ の 下 位 項 目 で 構 成 さ せ る General Joint. して,村田らの基準. 6). 13). に準じて思春期スパートの立ち. Laxity(以下,GJL)を実施した(図 2) 。手関節屈曲. 上がり年齢(Take Off Age;以下,TOA) ,APHV,身. は手関節を屈曲させた際に母指が前腕についた場合を陽. 長 の 成 長 速 度 が 1 cm/ 年 以 下 に な っ た 年 齢(Final. 性とした。肘関節伸展は前腕回外位で最大肘関節伸展時. Height Age;以下,FHA)を算出した(図 3,上) 。本. に 15°以上の過伸展をした場合を陽性とした。肩関節過. 研究では発育時期ごとの下肢筋群の柔軟性と関節弛緩性. 回旋は,立位において一方の肩関節を外旋,他方を内旋 させて背側にて第 2 指から第 4 指を完全に握ることがで. の特徴をより詳細に検討することを目的に,成熟度指数 (maturational index. 14). )を用いて対象者の群分けを行っ. きた場合を陽性とした。脊柱前屈は立位膝伸展位,足を. た。この成熟度指数は,APHV を基準に発育時期を分. 揃えた姿勢から前屈し手掌全体が床についた場合を陽性. 類する方法で,APHV から暦年齢を引くことで算出し,. とした。股関節過外旋は立位膝関節伸展位で,両大. 村田らの報告. 骨. 13). による標準化成長速度曲線の成長期区.

(4) 成長期男子サッカー選手の発育時期における特徴. 571. 図 3 標準化成長速度曲線のパターン(上)および成熟度指数による発育時期(下) TOA: Take Off Age,APHV: Age of Peak Height Velocity,FHA: Final Height Age. 分(Phase Ⅰ∼Ⅳ)よりも,より細分化することができ る。本研究では Philippaerts が用いた分類. 15). を参考に,. かった 45 例,膝関節,鼠径部,腰部の疼痛を訴えた 10 例,筋骨格疾患(骨折 2 例,筋損傷 1 例,捻挫 1 例)に. 成熟度指数が ‒6 ∼ 0 ヵ月前の者を G1,0 ∼ 6 ヵ月後の. よりサッカー競技の活動制限をしていた 4 例を除外し,. 者を G2,6 ∼ 12 ヵ月後の者を G3 として,対象者を 3. 解析対象者は 33 例(G1 群 9 例,G2 群 12 例,G3 群 12 例) ,. 群に分類した(図 3,下)。. 非解析対象者(成熟度指数が ‒6 ∼ 12 ヵ月に該当しない 者)は 25 例であった(図 4) 。. 5.統計学的解析.  身長は小学 4 ∼ 6 年生においては G3 が G1 と比較し.  各測定項目の平均値と標準偏差を算出した。発育時期. て有意に高く,中学 1 年生および測定日においては G3. による身長,Body Mass Index(以下,BMI) ,暦年齢,. が G1,G2 と比較して有意に高かった。TOA と FHA の. TOA,APHV,FHA,競技歴,下肢筋群の柔軟性,関. 年齢は G3 が G1 と比較して有意に低く,APHV の年齢. 節弛緩性を比較する目的に Kruskal-Wallis の順位和検定. は G3 が G1 および G2 と比較して有意に低かった(表 1)。. を行い,事後検定には Bonferroni 法を用いた。さらに. BMI,ポジション,競技歴は,3 群間で有意差を認めな. 成熟度指数による GJL の下位項目の差の有無について. かった。. はカイ二乗検定を用いた。また,ポジションにより成長.  下肢筋群の柔軟性は G1 の軸脚側の腓腹筋(‒1.7 ±. 期男子サッカー選手の身体機能は異なることが報告. 16). 4.3° )が G2(3.8 ± 5.3° )と比較して有意に低かった(p. されていることを考慮して,3 群でポジションの割合に. < 0.05,表 2)。関節弛緩性は G1 の GJL(1.8 ± 1.0 点). 差があるかを検討する目的にカイ二乗検定を用いた。な. が G3(3.3 ± 1.3 点)と比較して有意に低かった(p <. お,統計学的検討には SPSS,ver.26.0,IBM 社製を用い,. 0.05,表 2) 。GJL の下位項目においては,蹴り脚側の肩. 有意確率は 5%とした。. 関節の陽性の割合は G1 がもっとも多く,成熟度指数が. 結   果  身長データが欠損し APHV を算出することができな. 上がるほど陽性の割合が下がり,G3 において陽性者は 0 例であった(表 3) 。大. 四頭筋,ハムストリングスの. 筋柔軟性,蹴り脚側の腓腹筋および蹴り脚側の肩関節以.

(5) 572. 理学療法学 第 47 巻第 6 号. 図 4 全対象者から解析対象者までのフローチャート. 表 1 解析対象者の背景因子. 身長. BMI. (cm). (kg/cm2). G1. G2. G3. p値. 小学 4 年 5 月. 131.7 ± 3.5. 133.7 ± 6.0. 137.5 ± 5.0. # < 0.05. 小学 5 年 5 月. 136.3 ± 3.1. 138.6 ± 6.2. 142.4 ± 5.6. # < 0.05. 小学 6 年 5 月. 141.0 ± 3.4. 143.5 ± 6.0. 148.1 ± 5.3. # < 0.05. 中学 1 年 5 月. 146.7 ± 3.3. 151.0 ± 5.6. 157.6 ± 4.9. #< 0.05,$ < 0.05. 中学 1 年 3 月. 155.3 ± 3.6. 159.9 ± 5.7. 166.0 ± 5.3. #< 0.05,$ < 0.05. 小学 4 年 5 月. 17.2 ± 2.0. 16.5 ± 2.1. 16.4 ± 1.9. n.s.. 小学 5 年 5 月. 18.2 ± 1.6. 17.0 ± 2.2. 16.6 ± 1.8. n.s.. 小学 6 年 5 月. 18.1 ± 1.5. 17.5 ± 2.4. 17.0 ± 2.4. n.s.. 中学 1 年 5 月. 18.9 ± 1.9. 18.1 ± 2.1. 18.0 ± 1.8. n.s.. 中学 1 年 3 月. 19.4 ± 2.0. 18.5 ± 1.9. 18.9 ± 1.6. n.s.. 暦年齢. (歳). 13.5 ± 0.4. 13.6 ± 0.2. 13.6 ± 0.2. n.s.. TOA. (歳). 10.3 ± 0.3. 10.0 ± 0.4. 9.8 ± 0.4. # < 0.05. APHV. (歳). 13.7 ± 0.4. 13.4 ± 0.3. 12.9 ± 0.2. #< 0.05,$ < 0.05. FHA. (歳). 15.9 ± 0.4. 15.7 ± 0.4. 15.3 ± 0.4. # < 0.05. ポジション. (例). GK / DF / MF / FW. 0/3/5/1. 2/2/7/1. 1/5/4/2. n.s.. 蹴り脚. (例). 右/左. 競技歴. (年). 9/0 5.2 ± 2.5. 10 / 2. 12 / 0. n.s.. 6.3 ± 2.0. 5.2 ± 2.2. n.s.. 平均±標準偏差で記載.BMI: Body Mass Index,TOA: Take Off Age APHV: Age of Peak Height Velocity,FHA: Final Height Age,n.s.: not significant,#: G1vs.G3,$: G2vsG3 GK: Goal Keeper,DF: Defender,MF: Midfielder,FW: Forward 小学 4 年生∼中学 1 年生の春の身長および BMI のデータは問診票にて調査した.. 外の GJL 下位項目には 3 群間で有意差を認めなかった。. どの身体機能に着目した研究が報告されてきた. 16‒18). 。. 一方,本競技を盛んに行う成長期では,急激に増加する. 考   察. 身長と,筋・腱の柔軟性,関節弛緩性などのアンバラン.  サッカーは歩行,ランニング,スプリント,ジャンプ,. スが要因となり,様々なスポーツ障害が発症することが. コンタクト,キックなどの様々な動作に加えて,スピー. 知られている. 5‒7)9). 。また,この時期は同一の暦年齢で. 17). あっても個々により発育時期が異なるため,発育時期を. そのため全身持久力,間欠的持久力,スプリント能力な. 考慮する必要がある。しかし,発育時期ごとの下肢筋群. ド転換,方向転換を断続的に繰り返す競技である. 。.

(6) 成長期男子サッカー選手の発育時期における特徴. 573. 表 2 下肢筋柔軟性と関節弛緩性の群間比較 G1. G2. G3. p値. ハムストリングス. (° ). 蹴り脚. 60.6 ± 6.8. 58.8 ± 10.0. 54.5 ± 9.6. n.s.. 軸脚. 56.7 ± 8.3. 60.0 ± 10.9. 57.5 ± 5.8. n.s.. 大. (°). 蹴り脚. 46.1 ± 9.9. 47.9 ± 5.8. 45.4 ± 7.2. n.s.. 軸脚. 43.3 ± 12.2. 48.3 ± 4.9. 44.2 ± 7.0. n.s.. (° ). 蹴り脚. ‒2.2 ± 3.6. ‒0.8 ± 4.7. ‒0.4 ± 5.4. n.s.. 軸脚. ‒1.7 ± 4.3. 3.8 ± 5.3. 2.1 ± 4.0. ♭ < 0.05. 1.8 ± 1.0. 2.7 ± 1.3. 3.3 ± 1.3. # < 0.05. 四頭筋. 腓腹筋. GJL 合計点. (点). 平均値±標準偏差,GJL: General Joint Score,n.s.: not significant,♭: G1vs.G2,#: G1vsG3. 表 3 関節弛緩性の下位項目の群間比較(陽性 / 陰性) G1 GJL. 手. G2. G3. p値. 蹴り脚. 1/8. 4/8. 4/8. n.s.. 軸脚. 1/8. 3/9. 4/8. n.s.. 肘. 蹴り脚. 1/8. 4/8. 5/7. n.s.. 軸脚. 0/9. 5/7. 5/7. n.s.. 肩. 蹴り脚. 5/4. 3/9. 0 / 12. < 0.05. 軸脚 脊柱 股. 5/4. 3/9. 3/9. n.s.. 2/7. 0 / 12. 2 / 10. n.s.. 2/7. 6/6. 4/8. n.s.. 1/8. 2 / 10. 2 / 10. n.s.. 膝. 蹴り脚 軸脚. 2/7. 1 / 11. 4/8. n.s.. 足. 蹴り脚. 5/4. 8/4. 7/5. n.s.. 軸脚. 5/4. 8/4. 7/5. n.s.. GJL: General Joint Laxity,n.s.: not significant. 15). の柔軟性および関節弛緩性の特徴を検討した報告はな. きい時期であり. い。そこで本研究では発育時期ごとに下肢筋群の柔軟性. よび G3 群と比較して高い時期であると考えられた。ま. と関節弛緩性を検討した。その結果,G1 群(APHV よ. た,間欠的持久力,筋力,瞬発力,敏捷性は APHV の. り 0 ∼ 6 ヵ月前)は G2 群(APHV より 0 ∼ 6 ヵ月後). 12 ヵ月前から向上し,APHV と同時期にもっとも向上. よりも軸脚の腓腹筋の筋柔軟性が低く,G3 群(APHV. することが報告されている. より 6 ∼ 12 ヵ月後)よりも関節弛緩性が低いことが明. の検討であり,群間での練習量に大きな差はない。その. らかになった。本研究は解析対象者から疼痛およびサッ. ため,G1 群の身体機能は G2 および G3 群と比較して未. カー競技の活動制限をしている者を除外し,さらに各群. 熟であり,同一の運動強度でサッカーを実施した場合に. 間でサッカー競技歴やポジションに有意差を認めなかっ. は G2 および G3 群よりも相対的に大きな運動負荷を受. た。そのため,本結果は成長期男子サッカー選手におけ. けている可能性が考えられた。. る発育時期ごとの筋柔軟性および関節弛緩性の特徴を示.  加えて,サッカーにおけるキック動作では,蹴り脚側. している可能性が高いと考えられた。. の足関節は底屈運動が多用されるが軸脚側の足関節は背.  筋柔軟性は APHV の 6 ヵ月前がもっとも低下し,APHV. 屈運動が多用され. の 1 年後にもっとも向上したことが報告され. 11). ,APHV. ,相対的な筋の伸長抵抗性が G2 お. 11). 。本研究は単一チームで. 20). ,その際に軸脚側の下肢は遠心性収. 縮により体幹を支持するため,蹴り脚側と比較してキッ 20). 。そのため,. 前後で急激に変化すると考えられている。その理由とし. ク動作時の足関節底屈モーメントは大きい. て,第二次成長期における筋および腱の長径発育は,骨. 腓腹筋への負担は蹴り脚側と比較して軸脚側が大きいと. の長径発育の時期よりも遅延して生じ,筋群などの起始. 考えられる。これらより,G1 群の軸脚側の腓腹筋の筋柔. 停止位置の延伸による相対的な筋の伸長抵抗性の増加を. 軟性は,相対的な筋の伸長抵抗性の増加および身体機能. 惹起するためと考えられている. 2)19). 。本研究において. は,G1 群が G2 および G3 群と比較して身長増加量の大. の未成熟という発育特性に加えて,サッカーの競技特性 が相乗的に作用したため低値を示したと推察された。.

(7) 574. 理学療法学 第 47 巻第 6 号.  また,G1 群は G3 群と比較して GJL が低かった。一. チームからの選出で,競技レベルやポジションについて. 般的に,関節弛緩性は関節を構成し支持機能となる靭帯. は考慮していないことが考えられる。発育時期だけでな. や関節包などの性状により決定される,先天的特性と考. く競技レベルやポジションにより成長期男子サッカー選. えられている. 21). 。しかしながら,関節周囲に存在する. 筋および腱組織の伸長抵抗性が関節の支持機能に影響を 21). 手の全身持久力,間欠的持久力,そして,筋力は異なる ことが報告されている. 16). 。筋柔軟性や関節弛緩性につ. ,男子中学サッカー選手の関節. いても競技レベルやポジションにより異なる可能性があ. 22). るため,異なる競技レベルを含む複数チームでの検討や. そのため,関節弛緩性は,先天的特性が強い内的因子で. ポジションごとでの検討も必要である。第三に問診票を. あるが,発育時期においては変化しうるものと考えられ. 用いて疼痛の有無を確認し,その結果を除外基準に用い. る。本研究は横断研究であり,各個人の持つ先天的特性. ている。しかし,この方法では,無症候性の成長期ス. が関節弛緩性に与える影響を排除することができず,. ポーツ障害を有する者を解析対象者に含んでいる可能性. G1 群の関節弛緩性が G3 よりも低かった理由を明らか. がある。そして最後に,本研究ではコントロール群を設. にはできない。しかし,G1 群は G3 群と比較して身長. けておらず,下肢筋群の柔軟性および関節弛緩性に対す. 増加量の大きい時期であり,関節周囲の筋および腱組織. るサッカー競技の反復の影響は明らかにできない。今後. の伸長抵抗性が高く,この伸長抵抗性の高さが関節弛緩. はコントロール群を設定し,サッカー競技の反復による. 性の低下の理由のひとつとして考えられた。. 影響についても検討する必要があると考えられた。. 与える可能性があり. 弛緩性は縦断的に変化したことが報告されている. 。.  一方,関節ごとの関節弛緩性は群間で有意差がなかっ た。先行研究. 22). において関節弛緩性は関節ごとで異な. る変化の傾向を有することが報告されている。この先行 22). 結   論  成長期男子サッカー選手における下肢筋群の柔軟性と. は標準化成長速度曲線の Phase ⅡおよびⅢに相. 関節弛緩性の発育時期ごとの特徴を明らかにすることを. 当する 3 年間の縦断的研究であり,観察時期が本研究の. 目的に,成長期男子サッカー選手を対象として下肢筋群. 対象時期よりも後方に位置しており,直接的な比較が難. の柔軟性と関節弛緩性を測定した。その結果,APHV. しい。さらに,暦年齢での検討をしており,発育時期に. 前の成長期男子サッカー選手の軸脚側の腓腹筋の筋柔軟. ついての考慮はされていない。今後,この点に関して明. 性および関節弛緩性が低かった。本研究より,同一年代. らかにするためには,小学生から中学生までのより長い. においても発育量の大きい時期は異なり,特に APHV. 発育時期での検討が必要である。. 前の対象者は APHV 後の対象者より筋柔軟性と関節弛.  本研究では 5 時点の身長データから APHV の推定を. 緩性は低値を示すことが示唆された。. 研究. 行った。APHV の推定にはレントゲン画像を用いるこ とが多く 法. 24). 23). ,近年では超音波画像診断装置を用いた方. も報告されている。しかし,レントゲン画像や超. 音波画像診断には高額で大型な医療機器設備が必要であ り,スポーツ現場での汎用性は高くない。一方,本研究 で採用した身長から APHV を推定する方法は,身長デー タがあれば推定することが可能であり,スポーツ現場に おける汎用性が高い。そして,本研究の対象者の APHV は 12.9 歳(G3 群)から 13.7 歳(G1 群)であり,先行 14)15)25). 研究の APHV 値(13.4 ∼ 14.2 歳). と同等であっ. た。そのため,身長データを複数時点用いて APHV を 推定する方法は,簡易的に発育段階を評価する方法とし て有用な可能性があると考えた。  本研究の限界として,以下の 4 点が挙げられた。第一 に横断研究であり,個体特性による身長の増加と発育に 伴って変化する筋柔軟性や関節弛緩性を考慮することが できていない。また,第二次成長期の筋柔軟性評価には 個体特性と発育特性が混在しており,発育特性に比べて 個体特性の影響を大きく示す対象者が存在した可能性は 否定できない。今後は縦断的な評価から発育特性との関 係性について検討する必要がある。第二に対象者が単一. 利益相反  開示すべき利益相反はない。 文  献 1)Pfirrmann D, Herbst M, et al.: Analysis of Injury Incidences in Male Professional Adult and Elite Youth Soccer Players: A Systematic Review. J Athl Train. 2016; 51: 410‒424. 2)Frisch A, Croisier JL, et al.: Injuries, risk factors and prevention initiatives in youth sport. Br Med Bull. 2009; 92: 95‒121. 3)Suzue N, Matsuura T, et al.: Prevalence of childhood and adolescent soccer-related overuse injuries. J Med Invest. 2014; 61: 369‒373. 4)Bahr R, Krosshaug T: Understanding injury mechanisms: a key component of preventing injuries in sport. Br J Sports Med. 2005; 39: 324‒329. 5)塩田真史,加賀谷善教,他:小学生サッカー選手における Osgood-Schlatter 病発症の身体的要因に関する研究.体力 科学.2016; 65: 205‒212. 6)Watanabe H, Fujii M, et al.: Pathogenic Factors Associated with Osgood-Schlatter Disease in Adolescent Male Soccer Players: A Prospective Cohort Study. Orthop J Sports Med. 2018; 6: 2325967118792192. 7)藤井 周,渡邊裕之,他:成長期男子サッカー選手におけ.

(8) 成長期男子サッカー選手の発育時期における特徴. る Osgood-Schlatter 病の発症要因の縦断的検討.日本臨 床スポーツ医学会誌.2014; 22: 22‒29. 8)倉坪亮太,渡邊裕之,他:成長期男子サッカー選手におけ るキック動作時の身体重心位置と軸脚下肢筋柔軟性の関 係.日本関節鏡 ・ 膝 ・ スポーツ整形外科学会雑誌.2019; 44: 902‒908. 9)Pacey V, Nicholson LL, et al.: Generalized joint hypermobility and risk of lower limb joint injury during sport: a systematic review with meta-analysis. Am J Sports Med. 2010; 38: 1487‒1497. 10)Rossler R, Junge A, et al.: Risk factors for football injuries in young players aged 7 to 12 years. Scand J Med Sci Sports. 2018; 28: 1176‒1182. 11)Philippaerts RM, Vaeyens R, et al.: The relationship between peak height velocity and physical performance in youth soccer players. J Sports Sci. 2006; 24: 221‒230. 12)阿部 宙,渡邊裕之,他:Muscle tightness test の検者内 および検者間信頼性.日本臨床スポーツ医学会誌.2012; 20: 336‒343. 13)村田光範:思春期 身長の成長速度曲線の意義と問題点. 産婦人科治療.1996; 72: 401‒406. 14)Mirwald RL, Baxter-Jones AD, et al.: An assessment of maturity from anthropometric measurements. Med Sci Sports Exerc. 2002; 34: 689‒694. 15)Philippaerts RM, Vaeyens R, et al.: The relationship between peak height velocity and physical performance in youth soccer players. J Sports Sci. 2006; 24: 221‒230. 16)Slimani M, Nikolaidis PT: Anthropometric and physiological characteristics of male soccer players according to their. 575. competitive level, playing position and age group: a systematic review. J Sports Med Phys Fitness. 2019; 59: 141‒163. 17)Stolen T, Chamari K, et al.: Physiology of soccer: an update. Sports Med. 2005; 35: 501‒536. 18)Canhadas IL, Silva RLP, et al.: Anthropometric and physical fitness characteristics of young male soccer players. Revista Brasileira de Cineantropometria & Desempenho Humano. 2010; 12: 239‒245. 19)Krivickas LS: Anatomical factors associated with overuse sports injuries. Sports Med. 1997; 24: 132‒146. 20)Lees A, Steward I, et al.: Lower limb function in the maximal instep kick in soccer. In: Contemporary sport, leisure and ergonomics, Routledge, 2009, pp. 161‒172. 21)鳥居 俊:関節弛緩性は成長により変化するか ? 日本成 長学会雑誌.2010; 16: 5‒9. 22)木谷健太郎,山本哲平,他:関節弛緩性は成長期に変化す るか 中学生男子サッカー選手における縦断的検討.日本 成長学会雑誌.2013; 19: 54‒58. 23)Mills K, Baker D, et al.: What is the most accurate and reliable methodological approach for predicting peak height velocity in adolescents? A systematic review. J Sci Med Sport. 2017; 20: 572‒577. 24)Kijima H, Yamada S, et al.: Real-Time Evaluation of Cartilage Blood Flow by Ultrasound Can Predict the Timing of the Growth Spurt in Adolescent Athletes. Adv Ortho and Sprts Med. 2019; 111: 1‒6. 25)田原佳子,村田光範:身長の標準化成長速度曲線とその臨 床応用.東京女子医科大学雑誌.1987; 57: 1161‒1166..

(9) 576. 理学療法学 第 47 巻第 6 号. 〈Abstract〉. Characteristics of Lower Muscle Flexibility and Generalized Joint Laxity at Around Age of Peak Height Velocity in Adolescent Male Soccer Players. Ryota KURATSUBO, PT, JSPO-AT, Ryota MUNAKATA, PT, MSc Department of Rehabilitation, Kitasato Institute Hospital, Kitasato University Ryota KURATSUBO, PT, JSPO-AT, Yuji TAKASAWA, MD, PhD Department of Sports Medicine, Juntendo University Graduate School of Medicine Hiroyuki WATANABE, PT, JSPO-AT, PhD Department of Rehabilitation, School of Allied Science, Kitasato University Hiroyoshi MASUMA, PT, MSc Department of Rehabilitation, Kitasato University Hospital Masumi YOSHIMOTO, PT, MSc Department of Physical Therapy, Faculty of Health and Medical Science, Teikyo Heisei University. Objective: Decreased lower muscle flexibility and increased joint laxity, which are affected by bone growth, are considered intrinsic risk factors of sports injuries in adolescent players. However, little is known about changes in lower muscle flexibility and joint laxity at around age of peak height velocity (APHV). Purpose: To examine the characteristics of lower muscle flexibility and joint laxity at around APHV in male soccer players. Methods: Thirty-three adolescent soccer players participated in this cross‒sectional study. Eligibility criteria included a) availability of height data from 4th grade of elementary school to 1st grade of junior high school and b) no pain throughout the body. Muscle flexibility of the hamstrings, quadriceps, and gastrocnemius was measured. Joint laxity was measured using the general joint laxity test. APHV was calculated based on the date height was measured. Maturity status was defined as the difference between actual age and APHV. Based on maturity status, participants were divided into three groups (G1: actual age ≤6 months before APHV, G2: actual age ≤6 months after APHV, G3: actual age 6-12 months after APHV) Results: Flexibility of the gastrocnemius in the G1 group (‒1.7 ± 4.3°) was significantly lower than in the G2 group (3.8 ± 5.3°), and the G1 group had significantly lower joint laxity (1.8 ± 1.0 points) than the G3 group (3.3 ± 1.3 points). Conclusion: Our results suggest that muscle flexibility of the gastrocnemius and joint laxity before APHV were lower than those after APHV. Key Words: Adolescent male soccer players, Age of peak height velocity, Maturational index, Lower muscle flexibility, Generalized joint laxity.

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