真宗大谷派声明の音楽学的研究 : <伽陀>に象徴されるその諸相
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(2) 凡例. 翼宗大谷派声明に関わる用語は︿ ﹀で示した。. 真宗大谷派声明の曲種および曲名は︽ ︾で示した。 注は章ごとに記した。. 一2一.
(3) 分類. 第一節 音の分布・・. 第二節 音と作法 1 ︿登高座作法>. 2 音と作法. 第一節 . ︽伽陀︾の配置・・. ︽伽陀︾のあらまし. ︽伽陀︾の構造↑ i句切り・. 第四節 ︽伽陀︾の構造ロ 一音の特徴・. 3 句切りの相関. 2 漢詩の句切り. 1 演唱の句切り. 第三節 . 3 配置の特徴. 2 ︿式導師>. 1 ︿経導師>. 第二節 . 第五章 ︽伽陀︾・・・⋮. な・・ が・・ れ・・. !. 法・・ 要・・ 第四章 構造・・⋮. 式座・. 形および類型. 構 儀_成. 目次. ﹁声明﹂の定義・. H. 2. 第 第第三 ユ. _一 節節. ・。・・⋮5 はじめに 1研究の動機と目的・ 序章 . 第一章 伝承・・・・⋮ 第一節 伝承の場・⋮ 1 組織. 2 種 類. 第二節 伝承の方法⋮ 1 口伝および書伝 2 声明本︵︿節譜﹀︶. 3 口伝と書伝の相関. 第三節 伝承の実際⋮ 1 組織と伝承者. 2 系 統 3 構 造 4 実 例. 第二章 曲種・・⋮ 第一節 種類⋮. 第二節 組み合わせ・. 第三節 類型化⋮. 一3一. 50 47 47. 87 74 74. 97 96 96. 1eo. 108. の。 。 。. 6. 99 10. 12 42 24 21 21.
(4) 一 グラフ化. 2 旋律. ︽伽陀︾に象徴されるもの・・⋮. 3 比較 終章 . あとがき・。・・。。・・。。・・。・。・. 引用・参考文献一覧・・・・・・・・⋮. 付録. ︽伽陀︵稽首天人︶︾グラフ・声明譜付・ 真宗大谷派声明に関する主要用語一覧・・. 年間儀式・法要一覧︵仮構︶ ・・・⋮. 一4一. 124 119 蓋26. 145 139 138.
(5) 正誤表 正. 箇所. 頁. 誤. 回向 願以此功徳 =. 回向 願似此功徳. 115 註(*六)下段. 福田琢 =. 福田巧. 125 上段23行目. 福田琢 =. 福田巧. 142. 口伝されたことを. 24−41. 資料1:表中. 〈句誼>3行目. 145−190 年間儀式・法要一覧(仮構):表中. 2句目一. 143 その他:「ワ」. 二句目=. 142 その他:「上」. 口伝にされたことを 一. 例…ワ重→じう、ワ照→せう、等 例… 回向 願以此功徳 =. 回向 願似此功徳.
(6) はじめに ⋮研究の動機と囲的. に、その二種の伝承が融合しない事実を発見した。その. 経験は、かつていだいた﹁声明の五線譜化篇を完全に否. 定しつつも、五線譜に慣れ親しんだ身には戸惑いを覚え. う. 本研究をはじめ、もっとも多く聞かれたのは、 ﹁真宗. る、大きな矛盾としてこころに記憶された。この窺いだ. 変わった印象をうけた。. にも声明があったのか﹄という声である。いままで、声. に、 ﹁声明は仏教儀式における声楽である﹂といわれる。. ﹁なにかしら音楽的﹂であり、 ﹁なにかしら惹かれる扁. いた矛盾が、本論文を書くに至る、動機の萌芽といえる。. その声明に、筆者は真宗大谷派の僧侶として、関わらざ. その曲についてレポートした際、 ﹁こんな曲は真宗の声. 明は、いったいどのように解されてきたのか。. るを得ない状況のなかにいる。. 明には必要ないんだ1偏と、声を荒げて言われ、非常に. なかでも、はじめて冒にした五線譜化された声明曲. 実践にたずさわるなかで、当派声明についての研究が. 驚いたことを昨日のことのように覚えている。同じ宗派. 門宗教において教学と儀式とは車の両輪偏とたとえら. 些少であること、筆者には音楽として聞こえてくる声明. の僧侶として、声明の実践にも関わる人の﹁こえ扁とし. ︽伽陀︾には、真宗大谷派声明曲のなかでも、いっぷう. が、少なくとも当派において、実践者のほとんどにその. て、強く違和感をいだいた。. れる﹁儀式﹂において、声明は欠かせない。そして一般. 意識は浸透していないこと、等がきっかけとなり、真宗. いてきたのか。その存在理由は何なのか。. 声明は、なぜ門音楽偏というかたちでもって連綿と続. ることを欝的とする。. めに、 門音楽以外﹂をも視野に入れ、 ﹁音楽﹂を考察す. その音楽性に惹かれた︽轍陀︾の存在意義を確かめるた. 大谷派声明を﹁音楽として﹂研究することを志した。. かつて、資頭伝承︵口伝︶と書写伝承︵書伝︶とを併. 自分自身﹁音楽しに聞こえる声明であるが、声明実践. 本研究は、これらの疑問を解き明かすために、衷た、. 用し伝承されている当駅声明を、五線譜化することによっ. きないか、という思いをいだいていた。しかし実際に、. おける声楽﹂は、はたして﹁うた﹂であればいいのだろ. と指摘されたことがある︵括弧内筆者︶。 門仏教儀式に. の現場で、 ﹁︵まるで︶うた︵をうたっている︶みたい扁. の の. 声明の実践において、既存の五線譜化された声明の譜と、. うか。. て、より確実な﹁音﹂を確定し、伝承に用いることがで. 従来の伝承方法とが混在した稽古を経験し、自らのうち. 一5一.
(7) りたいと考えている。実践を通し、 ﹁声明は仏教儀式に. れないと感じたからである。また、 ﹁車の爾輪﹂と比喩. 序章 ﹁声明﹂の定義. 真宗大谷派は、天台の一末寺から、親鷺を宗祖として. されているように、教学と儀式との両者をもって宗教を. おける声楽﹂との一般的解釈では、当派声明を解明しき. 一流をきずいた浄土真宗の一派である。したがって、. 部である声明もまた、切り離すべきものではないと考え. 成り立たしめると解されていることと同様に、儀式の一. 宗大谷派声明は、おそらく天台・魚油流声明のながれを. ているからである。. ﹁當流ノ声明ハ小原流ナリ﹂.一と伝えられるように、真. くみ、今に至っていると恩われる。筆者は、当派寺院に. れる︿節譜﹀ ︵1一他宗にいう博士︶のどちらからも、天. られた伝承︵書写伝承一1書伝︶である声明本にみうけら. 現在まで扇頭で伝承されてきたふしまわしと、書き付け. 現行の当派声明では、それらの譜を用いることはなく、. じるものであるが、現時点における定義でしかない。. 化することもあろう。本章での定義は、本論文全般に通. いない。したがって、今後の研究とともに、流動的に変. 義づける。この定義づけは、い濠だ仮説の域をこえては. そこでまず、本論文において用いる門声明﹂の語を定. 伝えられる声明譜に、天台の譜を確認した.二。しかし、. 台声明とは異なる印象の、まったく別個の門真宗大谷派. これら両流が、現在にまで門声明﹂のことばを代表し、. り伝えられたといわれる天台・真書声明が興隆をとげ、. 東大寺に代表される南都の声明以後、平安初期に唐よ. 考える。また、 ﹁作法しも表現方法のひとつであり、. しかし表現方法は、 ﹁声縣を含む﹁音漏と捉えるべきと. 法要﹂であり、主となる表現方法には﹁声﹂を用いる。. たしかに声明は、それが表現される﹁場﹂が﹁儀式・. 声明﹂を聞くことができる。. 伝えているといえる。その後あらたにうちたてられた宗. とすべきであろうか。未だ用語は確定できていない。. ﹁音︵声︶漏と﹁作法﹂とを切りはなすべきではない。. についての理解は容易でなく、そのため、従来の声明研. もっとも重要なこと、すなわち、声により﹁何を﹂表. 派でも、当然ながら、儀式・法要を執行するなかで声明. 究は音現象の解析に主軸がおかれてきたとも考えうる。. 現しうるのか、を考えねばなるまい。それこそが、声明. 門作法﹂は、表現の方法というよりはむしろ、表現形態. それら先行研究を基盤に、本論文では、可能な限りの. の本質であり、各宗派ごとに声明が異なる理由でもあろ. を期いる。ただし、声明を絹いる﹁場漏である仏教儀式. 背景を網羅し、その一部分である音を考察する手法をと. 一6一.
(8) う。私見によれば、教学と儀式はどちらも、人事を尽く して﹁法の顕現偏を試みていると解している。. 以上が、筆者が考える、真宗大谷派声明をふくむ声明 全般に共通した声明の定義である。 ここで、声明を含めた儀式が、その﹁姿︵ありよう︶﹂ をもって何を表現しているのかを考える。 しょうごん 真宗大谷派における儀式・法要は、 ︿浄土の荘厳.三﹀. を表現したものであることを視野に入れる必要がある。. 儀式それ自体が︿浄土の荘厳﹀であるならば、儀式に 含まれる声明は、 ︿浄土﹀を門音︵声︶﹂により︿荘厳﹀. しているといえる。さらに、当派声明のもつ﹁はたらき﹂. ○はたらき. ○表現方法く表現形態︶. ○ベース. :荘厳. :教化. :音︵声 ︶ ・ 作 法. :法. ﹁声明﹂を、以下の. は、教学.四同様、 ﹁仏の︿続催.五﹀﹂とおさえられよう,. 以上にもとづき、本論文では、. ○姿︵ありよう︶. :儀式・法要. ﹁総体﹂と定義づける。. ○場. 一7一.
(9) 串一. 串二. 穣三. 零四. 門衆生を仏道へと教え導くこと。漏 ︵﹃広辞苑﹄第五版﹁教化. ①扁六九こ. 零五. 三 八九三 大八木興文堂 東都. このとき、教え導く童体が仏であることが真宗の特徴といえる。. 真宗聖教全書編纂所編 一九四一﹁芸風記扁 ﹃真宗聖教全書隠. および. いるための譜であり、真宗大谷派声明として用いるわけではない. の譜は、青蓮院で得度した親鷺にあやかり、門主得度の折りに用. 本論文巻末の引用・参考文献参照。ただし、確認した天台声明. はない。. 六−五七︶など、儀式・声明において︿教化﹀の語を湧いること. 六九一︶および﹁声明曲の一種﹂ ︵﹃仏教音楽辞典繍 ﹁教化﹂丑. ﹁法要に際してうたう仏教歌謡﹂ ︵﹃広辞苑騙第五版﹁教化②﹂. なお大谷派では、 [教化﹂は主に教学で用いられる言葉であり、. と聞いている︵大阪教区 光善寺住職 藤原暢儒氏談︶。. 筆者の︿教化﹀に関する研究としては、 一九九九門教化にみる声. 欄清根茎 警護ノ記氏云 全﹄ ︵光善寺蔵 大阪︶. 荘厳擁﹁仏像・仏堂を天蓋・鐘幡・潮路その傭の仏具・法輪な. 全体を︿浄土﹀にみたてる。. 化性、②教化の一側藤としての声明、の二盤面を有すると仮定し、. 声明の待つ教化的鰯面を、①声鵯に方騒された一野面としての教. 一七二. 明の位置づけ扁真宗大谷派教学大会︵一九九九年七月一一霞、大. 谷大学︶にて殿頭発表︵二〇〇一﹃真宗教学研究﹄一= . どで飾ること。また、その飾り。﹂ ︵﹃広辞苑﹄第五飯﹁荘厳漏 一三一一︶. ﹁宗教の教義の理論と研究。﹂ ︵﹃広辞苑﹄第五版﹁教学④﹂. 論考をすすめた結果、翻爾というよりはむしろ、①は②として具. −一七三[真宗教学学会扁に要急掲載︶。. 六八九︶. 体化され、②はそのうちに①を包含しているという重書的闘係性. 真宗では、儀式のうえでは︿内陣﹀ ︵本論文型一章第三節参照︶. 教義目﹁特定の宗教や宗派の払腰内容が真理として公認され、儒. にある、という結論を導き出すにいたった。. すなわち、真宗大谷派声明において、筆者が﹁総体漏の一部であ. 榔上の教えとして書い表されたもの。教理。ドグマ。﹂ ︵﹃広辞 静兜篇 第五版 ﹁鋤杁義扁 六九〇﹀. ると仮定する︿教化﹀は、 一部であると岡時に、当派声明との重. 層的な関係のなかに展開されるものであることが、すでに論記さ. 教理目﹁一定の宗教や宗派が真理と認めている教えの体系。﹂ ︵﹃広辞苑隔第五版﹁教理扁七〇四︶. で用いることによって、︿教化﹀は門声漏のなかに亘ハ体化する、. れている。その際、声明を、 ﹁場輪をふくめた讐総合的﹂ななか. 大谷派でいう門教学﹂とは、 ﹁教怠学﹂をさすようである︵厳密. との考察結果にもとづき、声明と︿教化﹀の関係性を論じた。. 一般にいう﹁教学扁とは、右記したように﹁教理学﹂をさすが、. に定義づけられているわけではない︶。つまり、綱油入の学び・ 研究の方向が、 門儒を明らかにする漏ことに向かう場合のすべて を﹁教学﹂と位置づけている。. 一8一.
(10) ︿本山﹀︶が頂点をなす、構造的関係のなかで行われてい. 筆者は、真宗大谷派の僧侶として、また実践者として、. 伝承の場は、組織の内外にみられ、伝承は、それら相互. は重層的なかたちをもつが、門組織11伝承の場﹂ではない。. 第[章伝承、㎜. 当派声明に関わっている。伝承との関わりは必至であり、. のつながりのなかで行われているといえる。. るように患われがちである。たしかに、組織の構造自体. 本研究に着手してから参加した当派の︿申央声明講習会﹀. 一 組織. は、伝承について考えるきっかけとなったものである。. ︿申央声明講習会﹀は、当派のなかで門最も正しい声. 組織の構造は、宗派︵︿本由﹀︶を頂点にもつピラミッ. 内く式務部Vがあり、その下部に、日本を三〇のく教区﹀. 明偏を伝承する場と周知されており、今年で八八回の歴. れたなかに行われてはいない。. ド構造である︵図1・図4︶。声明の伝承に関わる組織は、. 本章では、このような様態でくりひろげられてきてい. に分割し、それぞれにおかれたく教務所﹀があり、さら そ に各︿教区﹀をいくつかに分割した︿組﹀が組織されて. 史をもつ、二。しかし、﹁正しい﹂とは何をさすのか。か. る当派声明における﹁伝承のかたち﹂を考察する。. また、︿教区﹀とは異なる組織として、︿別院﹀および. ︿大谷派︵本山︶﹀とほとんど岡化したかたちでく宗務所﹀. なお、当無声明の伝承は、憎侶間のみならず、 一門の じぞく 門徒全員に行われている。しかし、寺に住する者︵︿寺族﹀︶. その︿支院﹀がある。他に、宗門校、三も、ひとつの組織. 各寺院. 図1 線織. 一9一. くいうく申央声明講習会﹀の伝授は、決して﹁統一﹂さ. と、そうでない者とでは、伝承の場が異なり、それゆえ. とみなすことができる。. 組. いる。︿組﹀は、数ヶ寺の寺院・教会で組織されている。. 伝授者に根違が生じ、双方の伝承は、事実上異なるもの. 宗務所 内 式務部. といえる。. 宗門校. (教務所). ここでは、筆者の経験に基づく範囲での伝承について. 劉院・支院 教区. を考察対象とする。したがって、以後に用いる﹁伝承﹂ の語は、僧侶問の伝承をさしている。. 第︸節伝承の場 ひとつの宗派内における声明の伝承は、 宗派︵および. 真宗大谷派・本由.
(11) う。なお、前述のように、組織︵図エ︶外にも伝承の場が. ち講習会・学習会のひとつひとつが、伝承の場と解せよ. 声明の伝承は、組織内外でおこなわれている。すなわ. 2 種類. 別個の伝承の場といえる。. 的な修習は、組織に組みされるものではなく、組織とは. も、ひとつの伝承の場といえよう。任意國体および平入. 単位で試験に代えることができるため、宗門校での講義. か異なるものである。︿教区Vを介しての伝承は.︿本山﹀. 各寺院︶があるが、︿教区﹀を介しての伝承とは、いささ. る。もうひとつの流れとして、︿式務部﹀←︿別院﹀ ︵←. 部﹀←各︿教区﹀←各︿組﹀←各寺院の流れで伝達され. 承を統轄している。儀式・声明の伝承に関しては、︿式務. ︿本出﹀のく宗務所﹀内︿式務部﹀が儀式・声門の伝. デオ・OU・カセット等による伝承は行わない。それらは、. 本章第一節に記した﹁伝承の場漏それぞれにおいて、ビ. 伝承の方法には、以上三種がある.五。しかし実際には、. ○書記された伝承︵臼伝に対し、ここでは書伝と称する︶. ○ビデオ・OO・カセット等による伝承. ○口頭伝承︵口伝﹀. 第二節伝暴の方法. ある︵具体例は後掲する図4︶。. からの通達を伝えるところにあり、︿別院﹀は、︿本山﹀. 派声明は、口伝および書伝により、現在まで伝承されて. 擬々の研鑛に用いられるにすぎない。すなわち真宗大谷. の違いは、組織体制の変容から生δたものである。ただ. きたのである。. の意向にそった儀式の執行をもって伝承としている。こ し組織上、︿別院﹀はく教区﹀に編入されるため、︿教区﹀. する。. うべき考査を、実際は各︿教区﹀のく教務所長﹀が代行. 伝承をおこなう。ただし得度考査に隈り、 ︿本由﹀で行. および︿組﹀では、主に一般寺院で用いる儀式・声明の. び特殊な許可を必要とする声明を伝承する。 ︿教務所﹀. ︿式務部﹀は.主に︿本山・溺院﹀で用いる声明およ. もうけられる場合もある。. 音を、叢説以外の方法をもって書き表したものと、声明. 書伝とは、次の二種をあわせたものをいう。表出する. ここでは、その双方をあわせ、秘伝と称する。. 葉を俸う説明としての伝授である。. もうひとつは、差響の音・文書・句切り方等について言. 声明そのものを耳で聞き、音をそのままにまねること。. 口伝の形態は、大きく二種に分類できる。ひとつは、. 等 露伝および書伝. とく珊院・支院﹀における伝承の場は、棚互に調節して. また、 ︿教師﹀、困資格試験は、宗門校における講義の. 護0一.
(12) について、言葉によって説明を書き記したものとである。. 前者は声萌譜をさし、声明本・経本・御文稽古本等にみ られる、いわゆる﹁記号﹂である。後者は、古くはく本 山﹀ ・ ︿五箇寺﹀*穴・ ︿堂衆﹀.七の寺で書き残してきた. ものをさし、現在一般には用いられない、八。. 本論文では、口伝に対する書伝を声明一一なかでも声 明本1に限定する。声明譜は、当派声明すべての曲種に、. 量の差こそあれ、付されてある。それら曲種のほとんど を網羅した書伝が声明本である。なお、声明譜のうち、 当派独自の書伝といえる︿節譜﹀︵他宗にいう﹁博士﹂に. せ つぶ. クリイリバネ ノ. 馳馨く馳窒詳. 碧聞此法談奇益. vニv郵峯. 鱗鰭導様添轍繕. ︾二み︾三婁糸屑蓄施. ク﹂イー診誓. ナカユリ. 総額身勧懲羨稼. wオ. ジキマゲ ォドリ. 一ll一. 掘当︶を主にとりあげる︵資料1︶。. 2 欝明本︵︿節譜﹀︶. 現在では、声明本は、乱塾すべてが同等に手にするこ とのできる書伝であり、宗派が関わる伝承の場で用いら れるものは、﹃大谷聲明集 上臨︵一九六九、大谷派宗務. 所式務部編纂、京都”法蔵館︶﹃同下﹄︵一九八八、大 谷派宗務所式務部編纂、京都“法蔵館︶である。. 声明本には、およそ文言の右鰯に︿節譜﹀が付されて ある。かつては偲々人が墨で書き写したものであるため、. 写し手による違い・見間違い等が生じ、それ自体に曖昧 性を含み持つと考えられる。墨から印刷に変わっても、 その曖昧さは残されたままである。たとえば、︿ジキマゲ﹀. とくウキオリ﹀︵各︿節譜﹀名韓資料1参照︶の違いに、. 資料凄 蕪明譜(文言の右が〈節譜〉). 曳ウ.
(13) 曖昧さの一例がみられる。それらは、視覚的な違いはあ. 一方、︿節譜﹀それ自体が非常に曖昧であり、たとえば、. 伝をしのぎ、優位に扱われることがある。. 視覚的に同じく節骨﹀であっても、かならずしも同じふ しとは限らない。よって.異なる箇所に書かれた同じ. るものの︵順に︿ジキマゲ﹀ ・︿ウキオリ﹀ ⋮﹁﹁﹂ ・. ﹁つ﹂︶、纒々入の﹁覚え書き﹄として書き写す際、さら. に書き写したものを別の者が見た際、必ずしも岡じよう. まざまである。このことから、おそらく幾種類ものく節. 音がひとつであっても、聞き手により、聞こえる音はさ. を、書き伝えてきたにすぎない。口伝の際、発せられた. また、︿連坐﹀は元来、幽々人の心覚えに過ぎないもの. る際、確認もれがなかったとも限らない。. さらに難伝は、音の認憶を再現するだけでなく、記憶. の効用を稲互に利用しあいながら併存しているといえる。. このように、魏伝および書伝︵︿節譜﹀︶は、それぞれ. ての口伝は、はるかに書伝をしのぐ.. は伝承され得ないこともある。この場合、伝承方法とし. らはこのようにとなえる﹂といったように、日伝なしに. く簾譜﹀をさし、﹁ここではこのようにとなえるが、こち. 譜﹀が、おのおのの声明本に記されてきたと考えられる。. に認識されるとは限らない。碕様に、印嗣の版を作成す. 現在、伝承に用いている声明本は、広範に伝えを伝播. に付随する説明を伝えることができる。その際、︿節譜﹀ は、音の記憶を再現するにあたり、それをよびさます意. に一元化したものである。また、ときに、この二巻の声. 音高・音価iを、︿十割﹀の形態i向き・長短一の比較に. 味ではかなり有効に機能する。また、現象としての音−. させるために、さまざまな伝えを統一し、ひとつの﹁型扁 明本の前身である﹃大谷聲明集成﹄︵一九一五年︶が参照. より決定づけることもある。. したであろう︿節譜﹀は、今や、口伝を裏付けるために. 組織と伝承者との関係を図示する.九︵図2︶。. 竃 綴織と伝承者. がそ. 実際の. される。ただし、以下、本論文における﹁声明本門は、. ここでは、先述した声明の伝承の場において、. ﹃大谷聲明集 上﹄・﹃同 下蜘のみを指す。. 3 羅伝と書伝の相麗. 伝承がどのように行われているかを述べる。. 第三簾伝承の糞瞭 現行の伝承に、書伝としてのく節譜﹀は欠かせない。. 用いられる。たとえば、﹁節譜がこうなっているから、ふ. 宗派として、儀式・声明関係の伝承は、︿式務部﹀. 口伝と併用する際、かつては﹁心覚え﹂のはたらきを有. しはこうなる一というように、かつての覚え書きは、口. 一12一.
(14) の統轄にあたる。︿垂心部Vに属するのは、︿鍵役﹀・︿定. いるのに対し、 一家の伝承は、大谷家をでることはなく、. 門の伝承である。 一門の伝承が、 一般の寺にひらかれて. 配されている。. ︿五箇寺﹀がその役を任されてきた。近年まで、 ︿定衆﹀. ただし、大谷家ハ︿門首﹀および︿鍵役﹀︶への伝承は、. ここに、大きな二系統をみることができる。. 衆﹀・︿堂衆﹀︿男衆﹀である。さらに、日本各地に︿准堂 ︵補︶﹀が点在する。. 図2 緩織と伝承者の開係. また、元、その役職にあった︿元定衆﹀・︿元堂衆﹀も、. 伝承者としては重要な役割をもつ。. はく五箇寺﹀の寺の人がたずさわっており、また︿五箇. 寺﹀が大谷家に家庭教師として伝承にあたったという面. で、いまや一門の組織に内包される︿定衆﹀は、 一門と. 一家の橋渡し的な役翻を担ってきたといえよう。. さらに、 一門・一家という二系統の他に、︿門首﹀・︿三. 役﹀・︿定衆﹀が関わる別の系統がある。通称︿内陣の声. 図3 御堂内呼称説明図. 一!3一. 明﹀・︿外陣の声明﹀といわれており、本山の儀式・声明. また、ア∼ウの三唱内は別名。. に関わるだれもが指摘し、周知されている二系統である。. *内陣とは、ア÷イ+ウを総称する名称でもある。. *試織としては式務部に. 伝承は、伝授者・伝受者に担われているが、ここでは. 参詣席. y堂(補). 担い手を伝授者に限定し、たずさわる人および集団につ いて説明する︵表1V。. 2 系統. エ:外陣. 各教区. 伝承は、ひとつの系統のなかに行われているわけでは ない。. @(後座). 闖O 出力 霊衆 参衆. ︿門首﹀および︿鍵役﹀は、﹁大谷派偏という一門とし. ウ:余間. @(本間〉. 宗務飯 内 武務部. てではなく、﹁大谷家﹂という一家の伝承者とうけとれる。. イ:内陣*. @(後座). ロ涯 鍵役*. 一方、︿式務部﹀以下一般寺院に至るまで、門大谷派﹂ 一. ア:余間. 真宗大谷派・本蜘.
(15) 伝授者. 真宗大谷派の首座、すなわち、先頭にたって教えを聞き、かつ儀式の執行をもって教法の豊布を率先して行う人。. 説明. 表雪 儀授餐. 門首. 御影︵本由御影堂にある親鷺座像︶がおさめられた厨子の鍵を開閉することができる人、の意から、この名がついている。大谷家の虚統。. 宗派が主催する︿中央声明講習会﹀を、本科︵三奪︶・別科︵二年︶ともに修了した者が准堂衆補となる。准堂衆は、准堂衆補となった後、本山の法要に圏を重ねて出佳し、土申を行い許可された者がなる。主に倉出における大きな儀式・法要において、堂衆を助ける役を食う。堂衆に準ずる、という意味から、准堂衆︵補︶と名付けられており、 般には、 門准堂︵補︶﹂の名で呼ぶ︵以後、文申はこれを爾いる﹀。. 内陣の絵佳全般を行う.. 鍵役 定衆. 堂衆. 参衆 准堂衆︵補︶. 一14一.
(16) 土の仏﹀︶に代わって発するのである。. でなりひびく声︵目浄土の声︶を、︿内陣﹀︵すなわち︿浄. 厳﹀する。つまり、︿外陣﹀の声明は、本来︿内陣睡浄土﹀. するのに対し、︿外陣﹀の僧侶は、声をもって︿浄土を荘. 侶は、その姿をもって、︿浄土の仏﹀として︿浄土を荘厳﹀. 明らかに異なる声︵音︶となり表出する。︿内陣﹀に座る僧. と伝承とは、次のように関わってくる。 役割の違いは、. 明﹀・︿外陣の声明﹀という二系統が生じる。座する位置. 違いであり、ゆえに、座する位置の別によりく内陣の声. する位置の違いはく浄土を荘厳﹀する︵騒かざる︶役罰の. る役割をまかされていると解されている。すなわち、座. であり、︿外陣﹀は、︿内陣︵目浄土︶﹀の声︵のみ︶を助け. 場である︵図3韓ア+イ+ウ︶。︿内陣﹀の声は︿浄土の声﹀. 陣﹀にすわる︵同⋮エ︶。︿内陣﹀は、︿浄土﹀を表現した. 陣﹀にすわり︵図3⋮イ︶、︿堂衆﹀・︿准堂︵衆︶﹀はく外. つまり、︿門首﹀・︿鍵役﹀・︿定衆﹀は、御堂内で︿内. 陀堂/御影堂︶をもち、両堂形式で儀式・声明を執行する。. 声明の伝承であるが、︿本山﹀では、ふたつの御堂︵阿弥. 宗派による声明の伝承は、すなわち︿本山﹀の儀式・. ある。. ても、また、地方においても、伝承に関わっているので. 住し、そこでの伝承にたずさわる。つまり、本山におい. ために声明を伝授されるが、普段はおのおのが地方に居. される。すなわち、︿本山﹀の声明を、︿本由﹀で用いる. 在する。︿准堂︿補︶﹀は、︿堂衆﹀を補佐するために養成. さらに、︿本山﹀の声明・地方の声明という二系統が存. の現象としての声︵音︶に関わるとも考え得る。. に基づく声明﹂が伝承されてきた。これがく内陣の声明﹀. かつてはく五箇寺﹀のみに伝わる教学.一〇があり、﹁教学. 寺﹀には、声明の書伝が多く残されていることに加え、. いるということと関係があると思われる。特に︿旧五箇. 一︿浄土の声﹀一を広い御堂内にひびかせる役を担って. 付けられたものであること、また︿外陣の声明﹀は声明. しょうごん. 双方の声︵音︶の特徴は、次のような違いにうかがえる。. 的声の太さ・大きさを大切にし、ふしのあつかい︵となえ. ︵音︶とに一体感を覚える。 一方︿外陣の声明﹀は、比較. ことになる。その声明の違いは儀式次第一すなわち歯種. く異なる儀式形態が生じ、すなわち異なる声明を用いる. も、ひとつの御堂で儀式・声明を行う。ここに、まった. 一方、︿本由﹀以外のすべての寺は、︿別院﹀も一般寺院. 方︶がはっきりしている。︿内陣の声明﹀・︿外陣の声明﹀. の違い一としてあらわれるだけではなく、爾堂における. ︿内陣の声明﹀は、やわらか︵なめらか︶で言葉︵文言︶と声. という呼称は、︿内陣﹀・︿外陣﹀という場所の別とともに、. 作法を、ひとつの御堂で行うことから生じる作法の違い、. それゆえに変わる︿荘厳﹀の違い、︿荘厳﹀の違いにより. しょうごん. 声の違いをもあらわしているのである。. これらの違いは、︿内陣の声明﹀は各寺に残る書伝に裏. 一15一.
(17) 宗門校. 教区 教鷺(教務瞬)盆催の講習会・学習会. 別院・支院. 徽務所) 住職 定衆(充定衆). 丹田 堂衆(元堂衆). 寺族 町衆. 講義. 溺院主催の. 准堂(補). 講習会・学習会. 組 組主催の講習会・学翌会 講義. 住職 定衆(元定衆). 撞当春. 定衆(元三衆). テ暗 堂漿く発堂衆). 堂鍛(元堂衆). 寺族 参衆. 三男. 灌糞(補). 唯堂(補). 毒院 響騰・教会主藩の講習会・学碧会 教会 住職 定衆(元定衆〉. 暁雨 堂衆く充堂衆). 寺族 潤声 准堂く補). 経国國体の講習会・学習会. 存在するものである。そのようななかで、実際の伝承は、. 講説:各教区内准堂(補). 生じる声明の違い、さらには、御堂の広狭・参詣者の多. 考査:教務部長・教務燐長. 得渡考査. 複雑な構造のなかに錯綜して行われているといえる.. 宗門校講義撫当者. 少などで変えられる声明の軽重︵扱い︶の違い等々を生む。. 教師資格試験 堂衆. また、これらの違いは相互に作矯し、声明の様相をさら. 准堂衆(補). 3 構造. :修業(補). に変化させてゆく。. 教霞薦修練 指導(補). 次に、伝承の担い手によってまもられ、また伝えられ. 伝授:鍵役. 以上にみてきた、 ↓門・一家、︿内陣﹀・︿外陣﹀、︿本. 教授:定衆・元定衆・鍵役. 登高座作法講習会. てきた伝承が、伝承の場とどのように関わっているのか. 一般声明講習会 白蜜. 由﹀・地方、それぞれの異なる二系統は、別々に存在する. 定衆・元定衆・堂衆・元堂衆. 中央声明講習会(本科/溺科). を、伝承の場の構造のなかにみていく︵図4︶。. 宗派として(式務部). 宗務・式務. わけではなく、糞宗大谷派声明の伝承において、同時に. 轟宗大谷派・本出. 導入的に習う. 定衆(元定衆). 定嘆く元定衆). 堂旧く発堂衆). 堂衆(元堂衆). 参衆. 三四. 准堂備). 三二備). pa 4 伝承の場および担い手. 一16一.
(18) かながら異なった伝承が生じることになる。. うる。したがって、同一の伝承と認識されつつも、わず. だし、役職が限定されているのであり、担当者は替わり. は、どちらも、伝授者が限定された﹁場﹂と解せる。た. ある。なかでも、︿中央声明講習会﹀・︿登高座作法講習会﹀. られているのは、宗派が主催する講習会・学習会のみで. よって、生じる。決められた伝承の場で、伝授者が決め. 必要性に応じ、伝承の場が設けられ、その内容の違いに. び各寺院・教会の裁量により、また、任意団体は各々の. 伝承者の違いは、組織内においてはく教区﹀・︿組﹀およ. 組織内外で、伝承の場の違いにより、伝承者は異なる。. たとえば伝授者の要求は、場によって変化し、 一方、. さまざまな要因が考えうる。. 伝授者・伝受者の意識︵要求︶、鷺伝・︿節譜﹀の併用等、. 出す背景には、たとえば系統,二 ・場.三の違いの他に、. な違いが生じることになる。そのような多様な音を生み. 伝授の際、旋律の骨格は同じであっても、細部では顕著. したがって、共通の︿節譜﹀を用いるにもかかわらず、. ︿節譜﹀は、主に形状に留意しつつ口伝と併用される。. が潜むと考えられる。. る可能性を有しており、ここに、口伝・書伝併存の理由. 伝は、その︿節譜﹀をたよりに記憶をよみがえらせてい. をまったく用いない一伝授はありえない。隣伝では、声. 当派声明の伝承において、口伝のみの一つまり︿節譜﹀. ここで、筆者の実践に基づき、伝承の実際を検証する。. 4 案例. さらに、いかに︿節譜﹀の形状に注意をはらおうとも、. 生むことになる。. 曖昧であるにもかかわらず、多様な音をかなでる結果を. 声明本を用いるにもかかわらず、霞伝との併用により、. る。このことから、伝承にたずさわるものが一様に同じ. 伝受者の要求も、各自の目的いかんによりさまざまであ. 明本を持ち、必ず︿節譜﹀を併用して伝授される。 一方、. であるが、記憶のすべてが形状化されているわけではな. 記憶をとどめるための一手段として誕生した︿節譜﹀. える。. なわち伝承では、口伝と書伝が必ず併用されているとい. 対象は、当派声明曲解のひとつ、 ︽伽陀︾,蓋の伝承で. 以上のことを、筆者の体験に照らしてみる、茜。考察. 違いを生じる。. 伝受者それぞれに異なる等々、口伝・書伝が相い乗じて. か、向き・長さはどうか等々一の受け取り方は、伝授者・. 形状⋮つ蜜り、その︿上弦﹀が厩騨、三で書かれてある. い。形状の背後にあるものがく節譜﹀という書伝ととも. ある。. ︿節譜Vを含む書伝のみでの伝承もまた、ありえない。す. に、口頭で伝えられてきたのである。つまり、現在の口. 一!7一.
(19) きな儀式・法要では必ず用いられるため、声明の伝承で. 寺院・︿別院﹀・︿本山﹀の別を問わず、寺院における大. のである。自常の法務に欠かせない懸であり、また一般. 曲種と言われており、七回恥辱の漢詩にふしがついたも. ︽伽陀︾は、真宗大谷派声明のなかで、最も旋律的な. 他麟種ではその限りでないが、︽伽陀︾のくオドリ﹀は. をしのいでいる。. じにとなえて聞かせる。ここではいずれも、口伝が書伝. では、勢いをつけて最初の音をだし、最後尾をすてる感. すぐとなえた後、ほんの少しをながす縣と伝え、︿外陣﹀. 細なものである。そして、詳細さの度合いが増せば、伝. 明を伝授することを目的とした﹀場での伝授は、非常に詳. ︿中央声明講習会﹀およびそれに準ずる︵︿層理﹀の声. 選ばず伝授される。. 生じる︵資料2︶。いずれも、口伝と︿男擦﹀を供用して. 節目︵一音目︶の余勢︵余韻﹀としてとなえるという違いが. のふしあつかいでとなえれば、 一節昌︵一音鎖︶・三節類 せつ ︵三音目︶を強調したふし、すなわち二節闘︵二音碧︶は一. えれば、はっきりした三節︵三音︶のふしとなり、︿内陣﹀. 三節であつかう.その際、︿外陣﹀のふしあつかいでとな. せつ. 授者による躍伝の相違がより大きくなる。系統の瀦︿内. いることに違いはなくとも、前者は音の変化と視覚的に. 一18一. は比較的一般的に、つまり組織内外の伝承の場をさほど. 陣の声明/外陣の声明﹀︵以下、︿内陣﹀・︿外陣﹀︶による. 映る︿解悟﹀に忠実だといえ、後者はく節譜Vの名称お. よびその解釈︵﹁おどるように﹂︶に忠実だといえる。. 違いを、︿節譜﹀︵以後、文書にカタカナで名称表記”資 料1参照︶のあつかいを例にあげ、みていく.⋮六。. 麟ま短3度. 資料2 ︵謬ドが﹀のふしあつかい. ー一一nvL一一30f一一一一一一一. ︿内陣﹀のふしあつかい. ン. 特に︿ナカユリ﹀の部分と︿ジキマゲ﹀では、そのあ. ︿外陣﹀のふしあつかい. ee・・. つかいの違いが顕著である。極端にいうならば、︿内陣﹀ では角をたてず柔らかにとなえ、︿外陣﹀では角をはっき. りさせひとふしひとふしを強調する。この違いは、前者 は口伝が書伝︵視覚的に映る︿節譜﹀︶をしのぐ例として、. 後者は、 一見して角のあるく節譜﹀を、見たままに伝え. ている、つまり書伝が掴伝をしの雛でいる鋼ともうけと れる。. 豪た、︿内陣/外陣﹀の別は、︿ナガシ﹀にもうかがえ る。︿内陣﹀では︿ナガシ﹀のあつかいを、﹁ほとんどまっ. >.
(20) 他の声明曲︵申の︿クリイリバネ﹀︶にないあつかい1四. のあつかいであり、︽伽陀︾中の︿クリイー3バネ﹀に限り、. ︿内陣/外陣﹀に共通しているのは、︿クリイリバネ﹀. せながらなされる。. がまとまりのある音を奏でるよう、書伝を精細に機能さ. なニュアンスを伝える等、さらに句全体、そして曲全体. 細かな指示、その際、音の長短をも関連させながら微妙. せつ. 節で書かれているにもかかわらず、なか二節をおおきな. 三節でとなえた場合、¶みよ・お・お﹂が前者︵﹁お﹂が ほ 勝つ︶﹁みよ・お・う﹂が後者く門う﹂が勝つ︶であり、和. 音の違いにもみられる。たとえば﹁命︵みょう︶﹂の音を. 伝授者による違いは、﹁おがち﹂﹁うがち﹂と称する発. 撰伝が変わっても、︿節譜﹀は変容するわけではない。. している。. 応じて対応が可能という機能的な一面を有することを示. みてきた。ここでみてきた違いは、当派声明が、求めに. 以上に、筆者の経験にもとつく︽伽陀︾伝承の実際を. 一節と捉えてとなえる一で口伝する。. 讃にも頻出する。和讃もあわせ、門おがち﹂﹁うがち﹂の. 現在にまで続く多様な伝承は、︿節譜﹀の存在に、また. いるわけではなく、﹁異なって﹂いるにすぎないのである。. そして、それらさまざまな伝承は、いずれも﹁聞違って了. ︿節譜﹀が曖昧であることに支えられてきたといえよう。. 選択は伝授者によって異なるため、試験にあっては教授 者の説に準じ、また、実践にあっては多くが選択した方 が採用されることになる。. また、︿本山﹀が主催する︿一般声明講習会﹀は、その. 目的を﹁基礎的な声明の修得﹂としている。受講者の人 数および還的を考慮してか、︿中央声明講習会﹀のような そ 精緻な教授は行わない。また、︿教区Vおよび︿組﹀での. 講習会・研修会は、時間的制約という条件も加わるため か、麟象者により、伝授の内容には差異がみられる。. 以上に述べたように、伝受者の求め、および場による 物理的条件にしたがって、もっとも基本的な、教授する ものの旋律をまねる、という日伝から、細部にわたる口 伝まで、段階は実に諸々である。またその口伝は、︿節譜﹀. の形状に留意することにはじまり、音のあがりさがりの. 一19一.
(21) *一. *二. *三. 寧 宰. 本章は、拙稿門真宗大谷派声明の伝承のかたち﹂ ︵二〇〇二 ﹃民俗音楽研究﹄二七 一四−二四︶にもとつく。 一九一五年からはじまり、現在八八年昌にあたるが、 一九四五. ており、伝承に用いているとは言い難い。. ,九 図中の︿出仕﹀とは葬常勤の︿定衆﹀をさすため、本論文にお. いてはく定衆Vもしくは︿元定衆﹀に含む。. 宗門校の伝承に限り、 ︿式務部﹀のみならずく教育部﹀も闘わ. 験の成績による選抜で進む。. 学年一クラス、定員約二〇名︶で修了する。本科から別稗へは試. 問、各学年こクラス、定員約六〇名︶・別科二年︵各隼一週問、詩. 宗絹傳義書﹄十六 真宗大谷派出版部 京都. ○真宗絹傘六書編纂室編︵椙承学園教学研究駈︶ 一九九九﹃真. 書﹄三 真宗大谷派出飯部 京都. ○足利演正監修/稲承学園教学研究所編 一九八一﹃真宗槻縛義. 伝は、左記の一二罷である.. 、δ 相伝教学、今では一般に公開されている。本論文で参照した櫓. る。. ○真宗稲伝義書編纂室編︵繕承学園教学研究所︶ 一九九鬼﹃真. 年に開鋸されず八七騒自である。現在は、本科三年 ︵各論二週. 大谷派寺院の注職になる最露悪の資格. 宗梢傳義書撫十七 真宗大谷派出版部 京都 孝三 本章第三鐘3︵構造︶参照。. .二 本章第三節2︵系統︶参照。. 重要な伝承である身体伝承については、三種の伝承一口伝/ビ デオ・Oσ・カセット等による伝承/書転1それぞれに含まれて いる。. .一三 ひとふでで書き認されたく節譜﹀の、線の方向がかわるごとに. 一節、二節と数える。例えば︿ジキマゲ﹀ ︵コ︶は二節、 ︿クリ. 本論文では、本論誤訳弱章第二節2︵音と作法︶のなかで、 ︿登 高座作法講習会﹀における身体伝承をもふくめた伝承にもとづき、. イリバネV ︵ん︶は四節。. .西 左認が、筆者が︽伽陀︾を伝承された場︵すべて伝受者として. 表をあらわした。 本章第三節に詳述。. の関わり︶。. ︿中央声明講習会﹀、 ︿一般声明講習会﹀、宗門校での講義、. 本章第三節に詳述。. 一般寺院における書伝は、 ﹃声明考臨 ︵羽塚堅子 一九二九. ︿教区﹀および︿組﹀の講習会、妊意平体の講習会、鱗人的修習。. 異なる。. .天 ︽伽陀︾以外の差響でも、︿内陣/外陣﹀の二系統では隅様に. .蓋 くわしくは、本論文第五章参照。. 守綱尋醤油會 名吉屋︶、 ﹃大谷派儀式概要臨 ︵教化研究海 一九査三 法蔵館 京都︶、 ﹃大谷派寺院 年中諸法要行事﹄ ︵翔想藤橋量 一九六懸 法蔵館州 山承都︶ 、 ﹃真謄添の儀式幽 ︵真. 宗大谷派教師養成のための教科書編纂委員会 一九九八 真宗 大谷派宗務所出版部、京都︶等の書物である。. ただし現在は、講習会等に﹃真宗の儀武隔を携行するにとどまつ. 一2e一. 四. 五. 七 六 八.
(22) 第二章 曲種 声明は、 一曲を単独で用いられるというよりは、儀式・. 法要のなかで数曲を組み合わせて用いられるのが一般で ある。ここでは、真宗大谷派声明曲の種類を列挙し、あ わせて曲種の組み合わせによる儀式・法要の種類を示す。 なお、通常、﹁曲種﹂﹁曲名﹂等の表現は用いないが、 便宜上、ここではそれらの表現を用いる。 第︻節 種類. 真宗大谷派声明における曲種は、大別すると︽経︾・ ︽偶︾・︽念仏︾・︽和讃︾・︽回向︾・︽伽陀︾・︽読み物︾に. デ か だ. 分類でき、千種は、そのいずれかに包括され、属する。 ただし大別した︽経︾・︽偶︾・︽念仏︾等々も、また、. そこに包括される綴々の名称も、いち麟種および曲名と しての呼称に用いられる場合があり、慣れない者には紛 らわしさもある。. ここでは曲種︵曲名︶を表にあらわす︵表1︶。先述の ように、表中のどの部分が門曲種︵曲名︶﹂を示すかは、. 柔軟に変わりうるため、あえて表示をしない。また、当 派内では、例えば︽読み物︾は﹁声高繭﹂に含めないと も聞くが、本論文でいう門声明曲種扁とは、当派で行う 儀式・法要に用いるすべての曲を指している。なお、表 の最上段に記した番号は、後述する解説に対応している。. 正信偶. 九品. 仏説阿弥陀経. 仏説観無量寿経. 仏説大無量寿経. 表1 声明曲種 大別 経. 偶. 文類偶. 嘆佛偶 三誓偶. 東方偏 願生偶. 漢音阿弥陀経 墨譜. 四句目下. 四句目下. 毒々︵ぜぜ︶. 中読. 真読. 中拍子. 草四句冒下. 行四句臣下. 真四句冒下. 句切. 句淘. 草四句目下. 行鰯句琶下. 真闘句霞下. 句切. 句淘. 一21一. ① ②.
(23) 念仏. 秘讃. ③. ④. 翻衆偶. 往生就護偶 念仏︵念讃︶. 二淘. 三淘. 回向. 倣陀. ⑤. ⑥. 願以銘功徳. 世尊我一心. 二章. 瞳章. 七章. 我説彼尊功徳事. 報恩講伽陀. 御経纈陀. 行道蜘陀. 読み物 御文 ⑦. 五三淘 五淘 八淘. 十淘 十二淘 甲. 此後短念仏 偏後短念仏 ︵無淘短念 仏 ︶. 香々後短念仏. 浄±和讃 高僧和讃 正像末魂護 罪過和讃 太子秘讃. 下高座伽陀. 式三段. 式二段二︵*︶. 式二段. 式初段二. 式初段. 登高座伽陀. 先請彌陀. 直入彌陀. 身心毛孔. 萬行之申. 世尊説法. 何期今日. 若非繹遊. 穂首天人. 別囲向. 大経伽陀 上巻. 観経伽陀. 萬行之中. 理路経申. 一一光明. 小経懸陀︵*V. 萬行倶廻. 大経伽陀 下巻. 行道伽陀. 若聞此法. 菰轄. 四帖. 三轄. 二轄. 一轄. 行道後下高座伽陀 五帖御文. 夏之御文 御俗姓御文. 一22一. 坂東曲念仏讃. 式間念仏 短念仏. 御早醗者念讃 蒼遍念仏 三帖癩讃. 轄外和讃. 乙.
(24) ⑦読み物御三抄. 表白. 報恩講私記. 下巻. 上巻. 九種類ある︽正信偶︾は、︿正儒偶九回﹀と称されるが、. 付された︿節譜﹀の種類をも指す言葉である。. み方扁の分類名︵総称︶であるとともに、それら三種に. 名称ひとつを例にあげても、分類名・呼称・読み方の別. 以上のように、︽偶︾および次に記す︽念仏︾は特に、. 五種類ある︽文類偶︾には、それに対応した呼称はない。 その他の表白. 塾i. をここに分類した。. i仁i. 嘆徳文. 轤鴛カi i 1. 等々が入りまじり、非常に複雑である。. ねんさん. ①本来、甕派でいう︽経︾とは、︽仏説大無量寿経・仏. ︿二淘﹀からく十二淘﹀の七種の︿淘﹀は、︽念仏︾単. 唄文. 説観無量寿経・仏説阿弥陀経︾のく三部経﹀をさすが、. 独にではなく、︽念仏︾と︽和讃︾とを組み合わせて用い. ③︽念仏︾は、﹁念仏扁および﹁念讃﹂と称されるもの. 本論文では漢音で読まれる︽漢音阿弥陀経︾も︽経︾に. る際、それら双方に稲互に関わるものである。さらに. ふたつゆり. 大別した、一。. ︽念仏︾や︽和讃︾の﹁種類﹂を指すものではなく、あえ. ていうならば﹁読み方﹂の別といえる。しかし︿淘﹀の. 語を用いるときは、︽念仏︾のく淘数﹀を規定する際に用. けりかず. いることが多いため、本論文では︽念仏︾に、それらを. ただし、たとえば九種類ある︽正信偶︾︵翻︿正儒偶九. ている。︿甲/乙﹀は、それぞれ決められた︽念仏︾と. ︽坂東曲念仏讃︾は、 一般に︽坂東曲︾の名で知られ. 分類した。 ばんどうぶし. 品﹀︶のそれぞれは、﹁○○で﹂という表現︵○の中は、. ︽和讃︾との分類名である。. むこと一つまり、読み方iを指す。また、︿正信偶九品﹀. あり、もうひとつは︽正信偶︾をそれぞれの読み方で読. に用いる︽短念仏︾である。︽無冷冷念仏︾は、︿淘﹀の. 類した。前三種は、名称の通り、︽経︾︽掲︾︽舌々︾の後. ︽短念仏︾は、﹁短念仏﹂と付された四種一︽経後短念 む り 仏/偶事誤念仏/言々後短念仏/︵無淘短念仏︶︾一を分 ちゅうどく しんどく. のなかのく墨譜﹀は、︽舌々・申読・真読︾の三つの﹁読. ︽正信偶︾をさらに細分化した曲種・曲名としての呼称で. くほん. 九種類の名称が入る﹀に、二つの意味をもつ。ひとつは、. である。. 偶/東方偶/新生偶/勧衆偶/往生礼讃偶︾のそれぞれ. とう う. ︽偶︾の最上段にある、︽正信偶/文豆偶/嘆佛偶/三誓. もんるい. 分類した。通常、曲名として用いられるのは、大別した. ②︽偶︾は、﹁∼偶﹂と称されるものすべてを、ここに. i膨 三i. ぼく ふ . 一23一. 噛}.
(25) 讃︾それぞれの 余目を、その名称に用いる。通常六首. ④ ︽和讃︾は通常、四句から成る、全三二六首の︽和. としてひとつにした。. ている。分類に統一性はないが、本論文では︽短念仏︾. ない︽短念仏︾、つまりふしによる分類で名称がつけられ. いられる.二ことを理由に、︽読み物︾に分類した。. た、︽三礼文︾・︽唄文︾は、それぞれ︽表白︾とともに絹. であるため、︽表白︾はすべて︽読み物︾に分類した。ま. その読法の教授・伝授まであり、ふしをもっことが自明. ︽表白︾は婁派の声明藤に含められていないが、前者は、. る閉的で儀式・法要を行うかを書き記したもの︶をさす。. いる。また、︽溺回向︾も︽回向︾に分類した。. 我説彼尊功徳事︾1、それぞれ四句の一句日を名称に用. ⑤︽回向︾は三種あり⋮︽願以此功徳/推尊我一心/. なる。. に挙げた声明曲のうち、用いられる曲の組み合わせが異. 真宗大谷派の儀式・法要では、その種類により、前節. 第二節 組み禽わせ零三. さんらいもん. を︽念仏︾とともに誓いる。先述したように、︽念仏︾の. ⑥略︵本論文第五章で詳述︶. ここでは、真宗大谷派の︸般寺院で行われる儀式・法. く淘﹀と連動して︽和讃︾のく淘﹀も変わる。. ⑦︽読み物︾は、﹁読む﹂際に、独特なふしがつけられ. する︵資料1︶。なお、それらはく本山﹀で執行される儀. 要について、種類および、その際罵いられる曲種を綱示. 同じ︽読み物︾として分類してあるが、次のものは、そ. 式・法要に準じて行われるべき行事を示したものであり、. ているため、本論文では声明曲として分類した。また、 れそれにまったく別の性格を有している。まず、︽表白︾. ひよらぴやく. 絶対的なものではない。. 太子・七高僧御謝巳の和讃は、 甘二鶏 仏智不郎心議ノ誓顯順ヲ 次箪濫ハ首一 廿五震 ・本師源空乙津イ諏ア︾ 次第六首一 廿七舞本郷三三禅師ハ 次第三鳶 大心海灘り化シテコソ 次第三首. 旙考. のうち、︽式・嘆徳文︾は宗祖親鷺の行実を記したもので. 正信偶 醤々念仏讃淘二鵜讃 門圓り口 次箪工ハ首圏向 願似跳功懲御文 回り口. 齢種の維み倉わせ. あり、︽その飽の表白︾とは、本来いう︽表白︾︵いかな 資霧電 幽種の組み合わせ 儀式・法要の種類 平錫農朝. 一24一.
(26) 日没. 宗粗聖人例月御命鎚 前門首擁月御命霞. 本山御歴代御命日農朝. 開基前倥例月命巳. 正僑偶 舌々 短念仏 騒向 願似此功徳 正僑偶 行闘句目下︵草四句目下︶ 念仏讃 淘五︵淘五三︶和讃 園り日 次第六首鴎向 旧説彼尊. 正儒偶 中言. 廿七日逮夜 十二日逮夜. 菅八資農朝. 御文 聖入一流 十三臼農朝. 正儒偶 草四句欝下 念仏讃 淘三. 和讃 翻り口 次第六首 回向 姫尊我一心. 正儒偶 草闘句寒熱 念仏讃 淘三. 御文 園り口. 念仏讃 三三和讃 掻りロ 次第六首回向 願似此功徳. 正儒偶 中捲子. 園向 願似此功徳. 和讃﹁ 回り口 次第六首一. 念仏讃 淘五︵淘五三︶. 行四旬際下︵草四句欝下︶. 文類偶︵拳蟹偶︶. 簿文 鷺聖人. 回向 縫尊我 心. 和讃 懸り農 次焼弟六首. 念仏讃 三五く淘五三︶. 廿八日罠中 十三欝霞中. 逮夜. 農朝. 和讃 翻り口 次第六首 圓向 願似此功徳 御文 園り口. 一月廿七β 和讃 弥陀成仏ノコノカタハ 次第六首 前門首例月御命日も岡様の次第でただし十二日逮夜 御文 末代無智. 前門首例鴛御命βも問様の次第で ただし十三日農朝 御文 論難溝度. 一月廿八縫 愁讃 光明月日二勝愚シテ 次第六酋. 本師源空縫ニイーアン 次籠瓢ハ首回. 蓮如上人御命日︵廿颪日︶農朝瀦讃は、. 前坊守例月命日も上記に準じて. 一25一.
(27) 修正会. 彼岸会. 元旦農朝. 御経 小経. 短念仏十遍 正信潟 中読︵真読︶. 圏向 我説彼尊功徳事 念仏讃 淘五 和讃 弥陀成仏ノコノカタハ 次第六首 掻向 願似此功徳. 正信偏 中拍子. 御文 一帖習籾通 正月二β三ヨ. 念仏 讃 淘 五 三. 正僑偶 真霞句貨下. 称讃 翻りロ 次第六首 贋向 願似此功癒. 念仏讃 淘二. 正儒謁 香々. 御文 團リロ. 園向 願似此功徳. 憩讃 回り口 次箪工ハ酋一. 農朝. 修正会中の幾没. 初申結兼環中の場合. 頼讃 園り口 次鼎弟六首圏. 念仏讃淘三 嗣向 願似銘功籍 御文 回り口. 御文 回りロ. 圃向 偉尊我一心. 和讃 洞り口 次第六首. 初申紡騎g申の場合 藍懸盤 申読 念仏讃 淘三 の農朝. の霞中. 正儒鶴 中読. 念仏讃三三憩讃 回り口 次第六首園向 願似此功徳. 劔中繕別ほ中の場合 正信潟 草四句誌下. 窃中結以外の農朝. 十八/十九/廿二/慧園/廿葺縫は正繕縄中淀子. 念仏讃 淘三翻讃 騒り覇 次第三碧囲向 願似此功徳. または 盆生耗讃偶︵行書句垂下幣V. 一26一.
(28) 孟蘭盆会. 報恩講. 鋒黛の日没. 彼岸会申に永代経を勤める場倉. 十購臼逮夜. 牽葦臼農朝. 十五鶏霞中. 十五欝昏縛. 逮夜. 念仏讃淘三 和讃 回り口 次第六首 圓向 願似此功徳 御文 贋りロ 正信偏 舌々 念仏讃 淘二. 和議 園り口 次第三首 回向 願似此功徳 御経︵三部経、適宜︶短念仏. 回向 願似此功徳. 藩儒 偶 草 四 獲 麟 下 念仏讃淘三 和讃 翻りロ 次第六首 罎向 我説彼尊功徳事 御文 園り羅. 和讃 圃り口 次箪工ハ首一. 正信偶 中読 念仏讃 淘三 嗣向 億尊我一心 御文 回り口 正信偶 草四句霞下 念仏讃 淘三 和讃 罎り口 次第六首 畷向 願似此功徳 正僑偏 舌々. 念仏 讃 淘 二 和讃 鰯り口 次第三首 回海 願似此功徳 正儲偶 行四句目下︵結願 真西句冒下︶ 念仏讃淘五和讃 劉記 六国. 七月︵もしくは八月︶十三日目没、十隙臼農朝、十六霞農朝は平常通り. ︿二昼夜秘讃﹀ 逮夜 弥陀成仏ノコノカタハ 次第六酋農朝 本麟龍樹菩薩ハ次第六首. 一27一.
(29) 農朝. 疑申. 国武伝授済みの場合の結願日中. 園向 我説彼等功徳事 御文 別記︵結願 御騰馬V 正儒偶 中読︵結願 真読︶. 念仏讃 淘五 秘讃 劉記 六首 回向 世尊我一心 御文 別記 文類潟 行騰句霞下︵結願 真翅句目下V 念仏讃 淘五 和讃 劉認 六首 回向 願似此功徳 伽陀 稽鍾天人 登高座. 式耕段 伽陀 願下繹迦 念仏 武二段 伽陀 世尊説法 念仏 式三段 伽陀 身心毛孔 念仏 歎徳文 魏陀 直入弥陀 下登座. 文類 掲 草 筆 句 藪 下 念仏讃 淘五 秘讃 招引 三首 霞向 願繊此功徳. 残中 生死ノ苦海ホト・リナシ 次第㎝七首[. 結麗覇羅 朝 鉦重量光〃仏ノミコト軍手 次簸窯ハ酋H. 結願鵬逮夜 丑ナ六億七﹂す万 3次第六鴬同. ︿三昼夜翻讃﹀. 結願露中 弥陀大悲ノ誓願ハ 次筆工細首 ただし、結願銭申登高歴のときは 結願農朝 南無附弥陀仏ノ園尚ノ 次第六欝 縮願霞中 三朝浄土ノ大師等 次第三首. 初日逮夜弥陀成仏ノコノカタハ次第六酋 翻W臼漏中 W三明阿月礒二勝遜シテ 次第ゐハ首. 初臼農朝 道光明朗超絶セリ 次第六首 中日逮夜 十方微塵盤昇ノ 次第五濁. 弥駝ノ名暑トナヘツ︾ 六首霞. のこと. 中日農朝 本騨龍樹菩薩ハ次第六酋 申摂日中 生死ノ苦海ホトリナシ 次第七口 結願逮覆 五十六億七千万 次第六酋 結願農朝 無磯髭仏ノミコトニハ次第六首 結願日中 弥陀大非悲ノ誓一灘⋮ハ 次第六酋回 ただし結願臼 中 登 高 座 の と き は 、 二昼夜副馬に溝じく、 ︿五昼夜魂 讃 ﹀︵初申繕日中登高座する時V ︵初 ︶逮夜 弥陀成仏ノコノカタハ 次第六首 農朝 道光明甜朗紹愚絶セリ 次腓弟六首回 臼中 光明月翔二勝過シテ 次第三態 逮夜 十方衆生ノタメニトテ 次第六首 農朝 安楽国ヲネカフヒト 次第六首 日中 自余ノ九方ノ仏灘モ 次第六菖 ︵中︶逮夜 十方微塵琶雰ノ 次第五誉 彊陀ノ名号トナヘツ︾ 六首琶 本師龍樹菩薩ハ 次第六首. 農朝. B中 生死ノ苦海ホトリナシ 次第四丁. ︿二昼夜御文﹀. 逮夜 イツ︾ノ不思議ヲトクナカニ 次第穴酋 農朝 糞川鰺μノヒ・トヲボムルニハ 次籠工ハ着同 臼中 浄土ノ大菩提心ハ次第六首 ︵結︶逮夜 五牽六億七千万 次第六蟹 農朝 巌⋮鉦崩阿弥陀仏ノ圃両測ノ 次第晶ハ首︻ 隷中 三朝浄土ノ大編等 次第三首 た だし 、 廿二・廿蓋。甘七銭が報慰講申にあたる隣は、 締奉賛に変更のこと 逮夜 大阪建立 初夜鱗伝紗. 結願農朝。日中秘讃を変更. 農朝禰讃を太子、元糧、両. 一28一.
(30) 宗祖翌入御正忌. 正僑偏 長々. 念仏 讃 淘 二. 正信偶 真園旬演下または行四句霞下. ︵御浸え︶. 報恩講翌員の農朝. 和讃 不了仏智ノシルシニハ 次第六首 囹向 願似此功徳. 念仏讃淘五. 御文 多屋内方︵二轄羅初通︶. 逮夜. 十一月廿七日. 和讃 弥陀成仏ノコノカタハ 次第六首 回向 我説彼尊功徳事 御文 聖人一流. 正儒偶中読. 文類偏 真獲句目下または行四句目下. 農朝. 十一潟廿八B. 念仏讃 淘五 和讃 本騨龍樹菩薩ハ 次第六首 翻向 世尊我一心. 十一月廿八摂. 念仏讃淘五. 御文 鷺聖人. 露申. 嗣向 願似此功徳. 秘讃 弥陀大悲ノ誓願ヲ 次第六首. 農朝 毎年不欠 逮夜 御俗姓 ︿三昼夜御文﹀. 饅朝鷺璽人 逮夜 大阪建立 農朝 三ケ条 逮夜 中吉以来 初夜御伝紗 農朝 毎隼不欠 逮夜 御俗姓 ︿五昼夜御文﹀. 農朝鷺聖入. 三昼夜御文の鶴に、以下の報恩講御文を適当に追簾 御正忌、六ヶ条、八ヶ条 また、五昼夜の蒔、御伝紗は第三日の初夜に拝読 ︿初夜勤行﹀ 正信偶 中抽子 三首引淘三 和讃はおおむね現世利益愁讃 御文 なし. 御代御命臼のときは 正信偶 申拍予 申拍子のとき 念仏讃 淘三. 一29一.
(31) 前門酋御禅月. 蓮奴上入御命羅. 本出御歴代御群肩. 農朝. 四月士︸百. 逮夜. 羅月十二雛. 正信偶中読. 念仏讃 淘五または五三 称讃 弥陀成仏ノコノカタハ 次第六首 園向 我説彼尊 御文 末代無智. 正儒掲行四匂目下. 和讃 道里ん明朗超絶セリ 次箆坐ハ首H. 念仏讃 淘五または五三. 念仏讃 淘五または五三. 文類 偶 行 園 句 賛 下. 懸向 世尊我一心 御文 蘇月両度 翅月十三欝. 正借編 中読 念仏讃 淘五三または三. 御文 回り口. 憩讃 回り日 次第六首 園向 我説彼尊. 正信偶 草麟匂霞下 念仏讃 淘五三または三. 懸向 願似此功徳. 科讃 光幽明月日二勝過シテ 次筆工ハ首[. ヨ中. 三月廿潤翔 逮夜. 三月甘五日. 正信潟 草獺句鷺下. 農朝. 灘胴讃 太丁臨響源空欝酬ニイゐア︾ 次第州六酋嗣. 念仏讃 淘五三または三. 翻向 撹尊銭一心 御文 回り口 三月舞五臼. 正信偏 草四句毯下. 禰讃 園り口 次第六首 懸向 願捌此功徳. 臼申. 逮夜. 念仏讃 淘三和讃 圏り爲 次郎黛ハ首回回向 一宇我⋮心. 麹僑 一月四欝/覚如 一月十九濤/宣癩 七四鴛五露/琢麺 四肩十四蜀/善麺 二月慧九臼︵本山では廿丑日に引上︶/縛目 幽月繋醒B/巧如 十月十懸日/誕仔如川 六月十・八騒/曲二二 三年廿葺繍/︷芙如 二月二口口/読麺 八肩十∴二臼/顯桝撫. 御歴代礪に. 一30一.
(32) 墾徳太子御祥月. 法然上人御祥月. 農朝兼瞬中. 二月廿一日 逮夜. 二月鴛二鷺 農朝 二月廿二醸 賎中. 一月廿四臼. 逮夜. 一月廿五日. 農朝. ﹁月廿置弩 日申. 騨文 無之 正僑偶 草四句三下念仏讃淘三. 和讃 囲り日 次第六酋 騒向 願似此功徳 御文 園り日 正儒偏 中掘子 念仏讃 淘五三または三 和讃 仏智不思議ノ誓願ノ 次第五首 回陶 徴尊我︸心. 正信偶 中揺子 念仏讃 淘五三または三 和讃 大慈救世聖徳皇 次第六首 回向 願似此功徳 正償偶 中拍子 念仏讃 淘五三または三 翻向 世尊我一心. 鵜讃 本翫源空世ニノふア㌧ 次第六首︻. 正信偶 中拍子 念仏讃 淘五三または三麹讃 前β農朝よりの間り口 次第六首. 園向 願似此功徳 御文 回り日. 念仏讃 淘五三または三三讃 源空存在セシトキニ 次第十四首圓向 願似此功徳. 正僑偶 中捕子. 十一月廿四睡︵本山では十月廿四脚に引上﹀/教魏 十月五震/常麹 五月廿二. 余問にて. 本間の農朝に兼修 秘讃は前置の回り口 余聞にて. 和讃 源空詣仔在セシト山ヤニ以下六酋目引としてもよい. 農朝兼日中で勤めるときは、. 第一首︵靭重︶源空存在セシトキニ 添 徴俗ノ第二首 臨空勢至ト示現シ 添 本葺第三首︵二重︶諸仏方便トキイタリ 添 カタキが第暇首 源空光明ハナタシメ 添 本舗. 和讃︵十幽誉︶の勤め方. 第五首︵三重︶源空ミヅカラノタマハク 添 念仏 添 本丁. 第六首 本師源空ノオハリニハ添卿上. 一31一.
(33) 月. 闘墓前柱前筋守祥. 盤代柱職及び坊守 群飛. 歳末鍮行. 前門酋年患法事. 逮夜. 農朝. 日中. 逮夜. 農朝兼藏中. 劔翔逮夜. 正儒偏 草麟句鰹下 念仏讃 淘五三または三 回向 我説彼尊功徳事. 稲讃 騒り口 次笛空ハ首H. 正信偶申読 和﹄讃 翻りロ 次笛脚六舌爲. 念仏讃 淘五三または三 醸向 雛尊我一心 御文 回り購. 正信偶草四句目下 念仏讃 淘五三または三 園向 願似此功徳. 鵜讃 圃り羅 次腓弟六首回. 正儒偶草糊句目下. 念仏讃淘三 園向 盤尊義一心. 翻讃 園り口 次第六首回. 正信掲 草四句震下 念仏讃 淘三 園向 願似銘功徳. 聯讃 圓り日 次第六首囲. 御文 圏り口 藩儒偶 翼々. 念仏 讃 淘 二 團向 願似此功簿 淘二. 麹讃 南鉦描阿弥陀仏ノ園向ノ 次醗粥六首H. 御文 ナシ 文類偶行醐句慧下念仏讃淘七三讃 別記六首. 御代御命疑 蕉儒偶中拍子. 添 建麿. 十二月辮↓縫農朝過、翌禿登修正会の蓑厳全部終わって後、午後翻時ごろ行う。. 一昼夜ないし二畳夜または⋮座、二座法要等鶉鯵すること。︿御法事和讃V第一臼逮夜 弥陀絨仏ノコノカタハ 次第六誉. 一32一.
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