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最近の症例から(10)ラバーベース印象材によるアレルギー性口内炎

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Academic year: 2021

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〔図説〕松本歯学17:103∼104,1991

最 近 の 症 例 か ら ( 1 0 )

ラバーベース印象材によるアレルギー性口内炎

長谷川貴史 藤本勝彦

松本歯科大学 口腔外科学第2講座(主任 山岡 稔教授) 患者:41歳,女性 主訴:口腔内違和感 家族歴:特記すべき事項なし 既往歴:昭和35年,虫垂炎にて手術を受けた以外 に特記すべき事項なし 現病歴:本学補綴科にて,ラバーベース印象材に よる〔汗7部の印象採得後,同部周囲の歯肉,頬粘膜 及び,口腔底粘膜等に違和感を生じ,その後,同 部粘膜に腫脹,灼熱感を覚えるとともに,軽度の 嚥下困難,呼吸困難を認めたため(舌が咽頭に接 触するような感覚があったとのこと)翌日当科を 受診した. 現症:〈全身所見〉体格中等度,栄養状態良好. 〈局所所見〉顔貌所見は,両側頬部からオトガイ 部にかけて浮腫を認めた.顎下リンパ節は,左右 ともに栂指頭大一個つつを触知.いずれも可動性 で圧痛を認めた.口腔内所見としては,可部歯 肉,頬粘膜にびまん性腫脹を認めた.また,オト ガイ部皮膚及び舌には,知覚異常が認められた. (写真1) 臨床診断:アレルギー性口内炎 検査所見:ラバーべ一ス印象材による過敏症が疑 われたため,ワセリンをコントロールとし,シリ コン基剤,ラバー基i剤,ラバーキャタリスト,ラ バー基剤・キャタリスト混合についてパッチテス トを施行し,その結果,ラバー基剤,ラバーキャ タリスト,ラバー基剤・キャタリスト混合にて, 膨疹及び発赤が認められ,陽性と判定された.(写 真2) 処置:抗アレルギー剤の静注及び内服. 写真1 口腔内写真 (1991年3月23日受理)

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104 長谷川・藤本 ラバーベース印象材によるアレルギー性口内炎

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写真2 :パッチテスト所見(前腕部)  1:ラバー基剤  2:ラバー基剤・キャタリスト混合  3:ラバーキャタリスト  4:ワセリン

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