Title
担癌生体における好中球の役割と好中球枯渇化の意義につ
いて 第1編 担癌生体における好中球の役割 - 好中球枯渇化
抗体(RP-3)と好中球活性化BRM(G-CSF, OK-432)を用いた検
討 - 第2編 担癌ラットにおける好中球枯渇化療法の意義と
好中球活性化BRM_S(G-CSF, OK-432)を用いた再刺激の腫瘍
増殖に及ぼす影響について( 内容の要旨(Summary) )
Author(s)
若原, 正幸
Report No.(Doctoral
Degree)
博士(医学)乙 第1265号
Issue Date
2001-01-17
Type
博士論文
Version
URL
http://hdl.handle.net/20.500.12099/15004
※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。氏名・(本籍)7 学位の種類 学位授与番号 学位授与日付 学位授与の要件 学位論文題目 審 査 委 員 若ンf原 正 幸(岐阜県) 博 士(医学) 乙第126L5 号 平成13、年1月17 日 学位規則第4条第2項該当 担癌生体たおける好中球の役割と好中球枯渇化ゐ意義について 集1編 担癌生休における好中球の役割一好中球枯渇化抗休(Rト3)-と -好中球活性化BR山(G-CSF,OK⊥432)を用いた検討一 策2編 担癌ラッートにおける野中球枯渇作療法の意義と好中球活性化BRM㌃ (G⊥c即,OK-4台2)を用いた再刺激の腫瘍増殖に及ぼす影苧に ついて (主査) (副査) 豊睦 重久 治脇 佐森 授授 教教 教授 高 見 剛 論 文、内 容 の 要 旨 好中球は生体防御機構のなかで血外来性異物に対しこれを貴会・消化して排除するが,・宿主免疫機構の場で は各種免疫担当細胞やサイトカインを誘導しそ,抗腫瘍作用着発拝する可能性が廟待さ_れている。 ところで:担癌生如こおける好中球め役割を検討した敦皇の碗究結重から,凍ヰ融ま担癌卓期には抗腫瘍性七, 末期では腫瘍増殖促進性に作用する二面性を示す可能性右指摘し亡き美。㍉そとで今回,担癌生如こおける好卓球 の役割を好中球枯渇イヒ抗体RP3,■顆粒録刺激因子G-CSF,P ′ぉよび免疫賦活剤OE-43畠を如、,①各薬剤単独投与 時に於ける末梢血好中球数,好中球活性,腫瘍垣殖曲線,生存率あゝら好中球機能を推察した上で(第1編),② RP3を投与して好中球を枯渇化した上で,G-CSF或いはOK-432を併用投与した場合の影響を比較検討し(第2 編),担癌末期における顆粒球除去療法め有用性を推察した`Lム 研究対象と研究方法7 F344系堆ラットにジエチルニトロソアミンで誘発・樹立した転移性肝癌(G舶幻を∴同系ラット背部皮下に 約12.5mg移植して担癌モラルを作成し,移植直後を担癌早期群,14日目を末癌恕と想定して以下め検討を行っ た○①末梢血白血球数,へモグラム分画比から算定したリンパ球数・,好中球数,単核球数,好中線活性 (chemiluminescence法,CL活性)と単位好中球当たりのCL活性。②腫瘍増殖曲線(長径と短径を経時的に測定 し,平均腫瘍容積を(長径×短径ソ2で壌示),生存白臥 し-なお,末梢血は尾切断法にて採取し・好中球枯渇化抗体は山形大学仙道教授よりハイプリドーマの形で供与さ れたRP3をマウス腹腔内へ移植し,得られた腹水(IgM抗体)を用いた。また,reCOmbinanthumah G_CSF (rhG-CSF)とOK-432は中外製薬(株)よら供与右受けた。毎られた測定値はmean±standard。rtbr(SE)で表 示し,生存白数は1ogrank法で,生存曲線はKaplan-Meier法で/他はStudent,st-teStにて検定し,:5%兼高を 有意差ありと判定した。 研究結果 1.RP3,G-CSF或いはOK-432単独投与の場合(第1編) ①健常ラットにRP3を投与すると好中球数とCL活性は有卦こ低下したが,単位好中坪当たりあcL活性の低下 は軽寧であ?た0②担癌ラッ7トにRP3き投与すろと・担癌早期群・末期群とも好中球数とC哨性昼有意に低下 し,腫瘍増殖は早期群で促進が,末期群で抑制が観察され,生存期間も同様傾向を示しノた。③担癌早期或いは末 期にrhG-CSFを投与すると好中球数とCL活性は有意に増加し,OK-432でも同様嘩向が観察された。④腫瘍増殖 は担嘩早期投与群で・rhG-CSFは有意の促進号・OK-432は有意の抑制を示し,生存期間はrhG-CSF.で短窮細ゞ, OK-432で延長が観察された0一方,担癌末期に投与した場合も好中球数とCL活性は有意に増加しキが,腫瘍増 殖と生存期間は非投与群に比べrbG-CSFで差がなく,OE-432で有意の抑制効果が観察された。 ー93i
以上の結果,好中球は担癌早期には腫瘍増殖抑制的に,末期には増殖促進的に作用する可能性が示唆され,担 癌末期でのRP3投与の有用性が示唆された。一方,G-CSFは担癌早期では腫瘍増殖促進的に,・1LOK-432は増殖抑 制的に作用したことから,担癌早期に存在する抗腫瘍性好中球がG-CSFで骨髄かち動員された幼若型好中球によ り希釈・相殺され,OE-432は細胞傷害性好中球をさらに賦活して抗腫瘍効果考増強した可能性が示唆された。 2.RP3投与で好中球を枯渇化後rhG-CSF或いは0鱒-432を併用投与した場合(第2編) ①G-CSFは好中球数とCL活性を有意に増加させたが,OKT432で特有葺の増加は観察されなカ三った。また,こ