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東北大式空中写真による汀線観測

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Academic year: 2022

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東北大式空中写真による汀線観測

八戸工業大学    学  ○佐々木  研人 八戸工業大学    正    佐々木  幹夫 東北大学      正    田中  仁

1.  はじめに

三沢海岸は青森県三沢市の東部、太平洋に面した砂 浜海岸である(図1)。この三沢海岸では三沢漁港の建 設以来、奥入瀬川から高瀬川方水路導流堤までの区間 内で海岸侵食が進んでいたが、侵食を防ぎ砂浜を残す ための対策工法が行われている。

空中写真は地上での汀線測量に比べ、短時間で広 範囲における海岸線の情報が得られる。本研究では 高頻度で撮影される空中写真を用いることにより、

写真から判読される汀線の位置を調べ、それによる 地形変動の傾向を把握することを目的とした。写真 撮影はヘッドランド6の近くにある展望台最上階

(写真1)から行った。本研究では三沢海岸ヘッド ランド5からヘッドランド7の2㎞の範囲(図2)

における汀線変化を調査し地形変動を検討した。

 

2.研究方法 

  本研究は、写真撮影により汀線変動を求める。汀線位 置はデジタイザーを用いて行った。撮影間隔は1時間で 行った。 

 

   

     

キーワード:三沢海岸・汀線・写真・ヘッドランド・侵食  八戸工業大学・環境建設工学科・Tel  :  0178-25-3111 

 

   

写真1 写真撮影に用いた展望台

 

 

図2調査区域

 

 

三沢海岸 

展 望 台

B 7 ヘ ッ ド ラ ン ド

B 6 ヘ ッ ド ラ ン ド

B 5 ヘ ッ ド ラ ン ド

 

 

写真2 調査区域北側の海岸の様子

図 1  三沢海岸

     

II-77

土木学会東北支部技術研究発表会(平成21年度)

(2)

 

3.考察 

図3は GPS を使用し汀線の位置を測定して求めた結 果の一例である。図においては縦軸は南北方向、横軸 は東西方向を示している。No.1 は 9:30 に観測した線で ある。同様に No.2 から No.7 は 10:30、11:30、12:30、

13:30、14:30、および 15:30 に観測した汀線位置であ る。全体的に時間が進むにつれ汀線位置が変化してい る。図 3 中の縦軸の 83600m付近で底となる凹形の汀 線の形状となっている。観測当日の波は南東方向から 来襲していた。また波高は 0.5m から 1.0m であり、午 前中は穏やかで午後はやや高めの波となった。図4は 観測時間中の潮位を示したものである。図より午後 15:

30 に潮位は一番高くなっている。また写真 3 に干潮(9:

50)時と満潮(15:30)時の海岸を示した。現地観測時は 潮位が大きく変動し、潮位変動は 70 ㎝である。 

   

   

   

   

図 3 汀線観測例

                       

5.結論 

  本研究は写真撮影による汀線観測をおこなっている。

今回の報告では、GPS により測定した汀線を示した。 

現在写真撮影により汀線位置を観測継続中である。写 真撮影による汀線観測は短時間でおこなえるため、時 間的な汀線変動を解明できるものと考えている。 

 

参考文献 

1)  渡辺貴洋・卒業論文:航空写真を用いた汀線変動 調査,H14 

2)  高麗幹大・渡辺一成・田中仁:空中写真を利用した 名取川河口周辺汀線変化に関する研究、土木学会 東北支部技術研究発表会講演概要.326-327,H17  3)  服部邦彦・前田賢一・卒業論文:三沢海岸における

侵食対策と地形変動に関する研究 H21 

  -60 -40 -20 0 20 40 60

0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20

時間(h)

潮位(cm

観 測 時 間

82600 83000 83400 83800 84200

49400 49500 49600

w -e(m )

s-n(m)

N O .1 N O .2 N O .3 N O .4 N O .5 N O .6 N O .7

ヘ ッ ド ラ ン ド 7

ヘ ッ ド ラ ン ド 基 点

図 4 観測時の潮位

写真 3 海岸の様子、干潮時(左)満潮時

(右)

土木学会東北支部技術研究発表会(平成21年度)

参照

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