狭隘箇所における分岐器挿入施工計画及び実績
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(2) 土木学会東北支部技術研究発表会(平成26年度). 上に分岐器を載せて線路方向に移動する計画をした。. 断面図. 分岐器. (図―3、4参照). そろばんローラー. (2)施工計画. 横移動架台. いずれの分岐器工事においても、主に「現在線軌きょう撤去⇒分 岐器移動(横移動、必要により縦移動)⇒分岐器据付調整⇒バラス. 図-3. そろばんローラー配置断面図. ト投入⇒軌道整備⇒検査」の施工順序で計画した。また、時間内に. 断面図. 分岐器を確実に施工する必要があることから、事前に分岐器設置箇. 分岐器. 所の位置と高さについて以下の通り計画した。 ① 位置の管理. 担車. 事前に分岐器を設置する前後のレールを切断して継目を構成し、 所定の分岐器据付位置を確保しておくこととした(図-5)。これま. 図-4. での分岐器工事の実績では、作業当日に挿入箇所のレールを切断し. 担車配置断面図 分岐器 後端. 分岐器 前端. て、所定の位置に分岐器を設置する方法がとられていたが、今回は、 温度変化を考慮し、レール切断作業を挿入当日と同じ時間帯で分岐. 分岐器全長. 器全長を測定し、既設レールを切断し継目を構成した。これにより. レール切断 継目構成. レール切断 継目構成. 当夜のレール切断及びレール孔空け作業を無くす事ができ、30 分程. セ. セ. 度時間短縮できた。 図-5. ② 高さの管理. 分岐器設置箇所の位置管理. 既設軌きょう撤去においては、撤去するバラスト量を管理するた 分岐器 前端. 分岐器 後端. 高さ管理杭. め、前後のレール高さに合せて分岐器を据付けることと、バラスト の撤去量を最小限にして、分岐器設置後のバラスト投入時間を短縮. 分岐器全長. するため、事前に高さ管理杭を設置した。高さ管理杭は、分岐器設 施工前(PCマクラギ). 置箇所の前端から後端まで 10m 間隔で、バラスト撤去量が最小にな. 施工後(分岐マクラギ). レール. レール. るようにマクラギ下端から 30mm の深さに埋め込んだ(図-6) 。こ. 340mm. 370mm. れにより設置高さの確保とバラスト撤去・投入量の適切な管理がで 30mm. バラスト撤去高さ. き、効率的に作業を進めることができた。 4.. レール上端 344mm ~ マクラギ下端. 高さ管理杭(事前埋込み). 施工実績 図-6. 以上の計画により、作業当日は、継目を解体するだけで分岐器設. 分岐器設置箇所の高さ管理. 置位置を確保でき、レール切断に要する時間を省くことができた。また、高さ管理杭が露出するまでバラストを撤 去したことで、設置高さの確保とバラスト撤去・投入量も適切に管理でき、効率的に作業を進めることができた。 施工実績を表―2に示す。 表―2 時刻 経路閉鎖. 23. 下り. 1. 2. 施工実績 3. 4. 5. 6. 7 【凡例】 計画 実績. 上り. 作業内容. 数量. 現在線軌きょう撤去. 30.0m. 分岐器横移動. 6.5m. 分岐器縦移動. 80.0m. 分岐器据付調整. 1.0台. バラスト突入. 30.0m. 軌道整備. 40.0m. 検査. 40.0m. 5.. 0. おわりに. 本工事は、限られた間合の中で確実に施工することが求められたが、関係者の協力により、無事予定通り. に分岐器施工を行うことができた。 今後も、 安全に最大限留意しながら引続き施工を進めていく所存である。.
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