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衝撃弾性波法を用いてコンクリート部材の寸法や

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Academic year: 2022

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(1)土木学会東北支部技術研究発表会(平成25年度). I-45. 振動モードを考慮した衝撃弾性波法によるコンクリ―ト部材厚さ測定の 解析的検討 東北学院大学 工学部 学生会員 ○後藤 駿介 東北学院大学 工学部 学生会員. 高橋 翔太. 東北学院大学 工学部 正会員. 李 相勲. 1. はじめに. 𝑉. 𝑓 = 2𝐷. 衝撃弾性波法を用いてコンクリート部材の寸法や. (1). 欠陥の有無を測定するには、伝搬速度=2・部材厚. ここに、D:クリートの厚さまたは内部欠陥までの距. さ・共振周波数の式が用いられている。この式では. 離、f:共振周波数、V:伝搬速度. 測定対象の形態や境界条件などが考慮されておらず、 一部の形状に対して形状係数を乗ずることで対応し ているのが現状である。本研究では、測定により求 められる共振周波数と対象物の形状から決められる. 図 1 2 次元モデル. 振動モードの固有振動数との関係をさまざまな形状 に対するモード解析や衝撃応答解析で明らかにし、 寸法測定に対する衝撃弾性波法の適用性と精度を高 めることをその目的とする。 2. 衝撃弾性波法と衝撃応答解析 衝撃弾性波法とは、試験対象のコンクリート表面 に鋼球やハンマー等で物理的な衝撃を与えることで. 図 2 解析モデル例. 弾性波を発生させ、対象コンクリート中を伝搬した 弾性波を、対象物に接触させたセンサで受信し測定. 3. 衝撃弾性波法によるコンクリート部材に対する. した弾性波より、コンクリートの品質やコンクリー. 衝撃応答解析と寸法測定. ト内部の欠陥、位置、寸法を測定する方法である。 本研究では有限要素動的解析プログラムによる衝. 測定対象の形状による影響を調べるために棒部材、 梁部材、スラブ部材を使い解析を行った。. 撃応答解析を衝撃弾性波法に適用させ様々な検討を. 3.1 解析対象. 行った。解析時間短縮のため棒部材以外は図 1 のよ. 棒部材では(5×5×40,50,60)cm、梁部材では(50×1×. うに平面ひずみ要素として解析を行う。解析モデル. 40,50,60)cm、スラブ部材では(55×1×20,25,30)cm の. 図 2 には拘束条件が固定である最下端と対象物を想. 解析モデルを作り解析行った。. 定する本体モデルの間に、剛性≒0 である仮想の層. 3.2 入力する衝撃波. を設けることで下面の自由面を表現した。解析条件. 各解析モデルに与える衝撃は図 2 に示すように(-). は、密度 2300kg/m3 、ヤング係数 2.0×1010N/m2 、. y軸方向に図 3 の衝撃波を用いて動的応答解析を行. ポアソン比 0.2、時間間隔 2.0μs とした。要素の大き. った。ベル型波形の幅はインパクタの接触時間に該. さは一律 1cm×1cm である。測定方向の両端が自由. 当する。棒部材に対しては①の接触時間 0.000025s. の場合は、その区間の長さの半波長の整数倍に該当. のみ与え、梁・スラブ部材には全ての衝撃波を与え. する周波数成分が共振し式(1)の関係式が成立する。. た。. キーワード:振動モード 衝撃弾性波法 衝撃応答解析 接触時間 連絡先:〒986-8537 多賀城市中央 1-13-1 東北学院大学 環境建設工学科. TEL:022-368-7433.

(2) 土木学会東北支部技術研究発表会(平成25年度). (5×5×40)cm. (5×5×50)cm スペクトル強度. スペクトル強度. 5 スペクトル強度. 5. 6. 4. 4. 4. 3. 3. 2. 2. 2. 1 0 0. 10 周波数. 1. 0 0. 20. (50×1×40)cm. 0 0. 4 6 周波数. 8. 0 0. 10. (55×1×20)cm. (3). ここに、𝑉𝑃 :縦弾性波速度、E:ヤング係数. ν:ポアソン比 3.4 解析結果 棒部材、梁部材、スラブ部材に対する解析から得 られたスペクトルをそれぞれ図 4,5,6 に示す。縦の破 線で示すのは理論的周波数、点は解析で得られた共 振周波数のピーク値である。スペクトルの共振周波 数を用いた縦波伝搬速度を求め表 1 に示す。表 1 よ り棒部材については棒の長さの変化が伝搬速度にそ れほど影響していなかった。しかし梁部材とスラブ 部材についてはそれぞれの寸法によって伝搬速度が. 10 周波数. 20. 0 0. (55×1×25)cm. 10 周波数. 0 0. 図 6 スラブ部材. (55×1×30)cm スペクトル強度. 10 周波数. 20. 5. 0 0. 10 周波数. 20. Impact0.0001s の使用 表1. 棒部材の縦波伝搬速度(m/s) 寸法(横×奥行き×高さ)cm 接触時間(s) (5×5×40) (5×5×50) (5×5×60) 0.000025 2913 2927 2936 梁部材の縦波伝搬速度(m/s) 寸法(横×奥行き×高さ)cm 接触時間(s) (50×1×40) (50×1×50) (50×5×60) 0.00025 2644 2670 2822 スラブ部材の縦波伝搬速度(m/s) 寸法(横×奥行き×高さ)cm 接触時間(s) (55×1×20) (55×1×25) (55×5×30) 0.0001 3018 3117 3378. 大きく変化している。このことは伝搬速度の計算時 に式(1)に形状係数を取り入れる必要があることを示 している。一方、図 7 は接触時間ごとの梁部材(50× 1×50)cm に対するスペクトルを示したものである。 接触時間 0.000025s と 0.0001s のスペクトルでは厚 さの周波数が最大ピークで捉えておらず 0.00025s と 0.0004s では厚さの周波数が最大ピークで捉えて いることが分かる。これは正確な伝搬速度を見出す には適切な入力波の接触を用いる必要がある。 4. 結論 衝撃弾性波法による測定には対象物の形状を考慮 する必要がある。また、正確な伝搬速度を見出すに は適切な接触時間の入力波を用いる必要がある。. 20. 10. 10. 0 0. 5. Impact0.00025s の使用. 20. 5. (50×1×60)cm. 20. スペクトル強度. 1−𝜈. スペクトル強度. 𝐸. (2) 、 𝑉𝑃 = √𝜌 ∙ √(1+𝜈)(1−𝜈). 10 周波数. 15. 10. 20. 10. 5. 図 5 棒部材. 比較のため、棒部材のような一次元弾性体中の縦. 𝐸. 2. 10 周波数. 15 スペクトル強度. 2. 3.3 縦波伝搬速度の計算. 𝑉𝑃 =√𝜌. スペクトル強度. スペクトル強度. 4. 0 0. (50×1×50)cm. 10. 6. 図 3 インパクタの接触時間. をそれぞれ式(2)と式(3)を用いて求める。. 20. 15. 10. 弾性波速度と固体内部の P 波縦弾性波速度の理論値. 10 周波数. Impact0.000025s の使用. 図 4 棒部材. 8. (5×5×60)cm. 図 7 接触時間の違いによるスペクトルの変化.

(3)

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