• 検索結果がありません。

打撃による弾性波を用いたコンクリートの欠陥評価手法

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "打撃による弾性波を用いたコンクリートの欠陥評価手法"

Copied!
4
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

Title

打撃による弾性波を用いたコンクリートの欠陥評価手法( 内

容の要旨(Summary) )

Author(s)

淺野, 雅則

Report No.(Doctoral

Degree)

博士(工学) 甲第216号

Issue Date

2004-03-25

Type

博士論文

Version

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12099/1937

※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。

(2)

氏 名(本籍) 学 位 の 種 類 学位授与番号 学位授与日付 専 攻 学位論文題目 洩 野 雅 則(岐阜県) \ 博 士(工学) 甲第 216 号 平成16 年 3 月 25 日 生産開発システム工学専攻 打撃による弾性波を用いたコンクリートの欠陥評価手法

(Evaluation of defectsin concrete by usingimpact-generated elastic

wave) 学位論文審査委員 (主査) (副査) 教 授 奈 良 哲 昭 郎 恵 博 敏 郷 本 田 六 森 鎌 授 授 授 教 教 教 助

論文内容の要旨

コンクリート構造物中の各種の欠陥は,構造物の耐荷性能や耐久性を損なうばかりで はなく,コンクリート片の落下による事故のような第三者被害を引き起こす可能性も有 している.既設コンクリート構造物の欠陥を迅速に発見するとともに新設コンクリート 構造物の施工の確実性を簡便に確認するには.非破壊試験手法が有効である. この論文では,コンクリートの表層部にある空隙,プレストレストコンクリート構 造物のグラウト内の充填不良毒弧 腐食や荷重作用により生じるコンクリート下水管路 のひび割れや管厚減少を対象として,打撃による弾性披を用いた非破壊試験手法によ り評価を行い,手法の特徴を明らかにし,手法の安当性の確認と改善とを行った. この翰文の成果は,次のとおりである. (1)コンクリート表層部の空隙の評価 打撃音は主にたわみ共振現象に強く影響されるため,このことを活用したコンクリー ト構造物表層部の欠陥評価手法について検討を行った.周波数分布以外の波形パラメー タ(最大振幅値・波形減衰時間)を用いた検討を行い,打撃音のパラメータの感度につ いて考察した.実験に加えて3次元FEM解析を行い,現象の物理的な解釈を試みた. 周波数分布は,欠陥の直径を表現するのに適したパラメータであり,欠陥の形状にほ とんど関係ないことを示した.最大振幅値と披形減衰時間は,欠陥の探さに影響される ことを明らかにした.周波数分布のピーク周波数と最大振幅値を組み合わせて用いるこ とにより,欠陥直径の評価に加え,相対的な欠陥探さを評価可能なことを示した. (2)PC構造物のグラウト充填不良部の評価 グラウト充填度評価における弾性披特性パラメータの適用性および有効性について 検討した.パラメータとしで,弾性披伝捕速凰最大振幅胤立上がり時間および周波 数分布を用いた.部材を枯成する材料が弾性披パラメータに与える影響について検討し

(3)

-38-た.実構造物に対して実験を行い,弾性披パラメータの実用性について検討した・ 弾性披伝播速度は,ダラウト充填度が増加するにつれて徐々に小さくなる傾向を示し た.。この傾向はFEM解析によっても確認している・グラウト充填度0%と100%にお ける値は,それぞれPC鋼材の棒披速度と,コンクリートの3次元速度の理論値に良く 一致しており,弾性波伝播速度の基準値を設定できる可能性があることを明らかにした・

最大振幅値,立上がり時間および周波数分布は.ダラワト充填度により変化するもので

はなく,完全充填された場合に顕著な変化を示すパラメータであることを明らかにした・ (3)コンクリート下水管路のひび割れと管厚の評価

衝撃弾性波法によるコンクリート下水管路の定量的評価を目的として,周波数分布や

波形ベラメータ(最大振幅風波形減衰時間)を用いて検討した・下水管の劣化として, ひび割れと管厚の減少を取りあげ.こ来らの劣化程度と各種評価パラメータとの関係を 実験により検討した.実験に加えて3次元FEM解析を行い,パラメータの感度を解析 的に検討した. 周波数分布は,ひび割れおよび管厚の減少の両者を評価できるパラメータあり,それ らの程度までも評価できることを明らかにした.最大振幅値はひび割れ評価に適してお り,波形減衰時間は管厚の変化に敏感なパラメごタであることを明らかにした・埋設状 況が周波数分布に与える影響は小さいことを示した. (4)効果的な欠陥評価手法の提案 より効果的な欠陥評価手法として,次のような提案を行った・ ①表層部欠陥評価では,周波数分布を基本として,波形パラメータを補助的に用い る. ②PCグラウト充填度評価では,弾性波伝播速度を基本とし,充填か未充填かの確 認に波形パラメータや周波数分布を用いる. ③下水管路劣化評価では,周波数分布を基本として,波形パラメータの変化により, ひび割れか管厚の減少かを評価する.

論文審査結果の要旨

この論文では,コンクリートの表層部にある空隙,プレストレストコンクリート構造物 のグラウト内の充填不良執腐食や荷重作用により生じるコンクリート下水管路のひび割 れや管厚減少を対象として.打撃による弾性披を用いた非破壊試験手法により評価を行い・ 手法の特徴を明らかにし,手法の安当性の確認と改善とを行っており,有用性が認められ る.この論文は,次に詳しく示すように重要な研究結果を含んでいる.特に,各評価パラ メータの適用性を実験ならびに解析により総合的に明らかにするとともに.パラメータの 特徴を生かした利用方法の提案は高く評価される.したがって,審査の結見 この論文を 学位論文に催するものと判定した. .(1)コンクリート表層部の空隙の評価 周波数分布は,欠陥の直径を表現するのに適したパラメータであり,欠陥の形状にほと

(4)

-39-んど関係ないことを示している.最大振幅値と波形減衰時間は,欠陥の探さに影響される ことを明らかにしている.周波数分布のピーク周波数と最大振幅値を組み合わせて用いる ことにより,欠陥直径の評価に加え,相対的な欠陥深さを評価可能なことを示している. (2)PC構造物のグラウト充填不良部の評価 弾性披伝播速度は,グラウト充填度が増加するにつれて徐々に小さくなることを,実験 ならびにFEM解析により示している.グラウト充填度0%と100%における値は,それぞ れPC鋼材の俸披速度と,コンクリートの3次元速度の理論値に良く一致しており,弾性 波伝播速度の基準値を設定できる可能性があることを明らかにしている.最大振幅胤 立 上がり時間および周波数分布は,グラウト充填度により変化するものではなく,完全充填 された場合に顕著な変化を示すパラメータであることを明らかにしている. (3)コシクリート下水管路のひび割れと管厚の評価 周波数分布は,ひび割れおよび管厚の減少の両者を評価できるパラメータあり,それら の程度までも評価できることを明らかにしている.最大振幅値はひび割れ評価に適してお り,波形減衰時間は管厚の変化に敏感なパラメータであることを明らかにしている・ (4)効果的な欠陥評価手法の提案 この研究の成果を踏まえ,より効果的な欠陥評川手法として,次のような提案を行って いる. 仕上表層部欠陥評価では,周披数分布を基本として,波形パラメータを補助的に用いる・ Q)PCグラウト充填度評価では,弾性披伝播速度を基本とし,充填か未充填かの確認に 波形パラメータや周波数分布を用いる.

ゆ下水管路劣化評仰では,周波数分布を基本と`[

モ,波形パラメータの変化により,ひ

び割れか管厚の減少かを評佃ける.

最終試験結果の要旨

(1)牟表論文 この論文の主要部分は論文として既に発表済み(審査付き論文9縮,国際会議論文 8編t シンポジウム論文3編)である.この論文が学位論文として完成された内容 を有することを確認した. (2)修得単位 指定された単位を修得していることを確認した. (3)公聴会 公聴会を開催して審査を行っている.学位審査委貞会で審議の結果,最終試験に合 格と判定した.

参照

関連したドキュメント

2000 個, 2500 個, 4000 個, 4653 個)つないだ 8 種類 の時間 Kripke 構造を用いて実験を行った.また,三つ

(実被害,構造物最大応答)との検討に用いられている。一般に地震動の破壊力を示す指標として,入

本節では本研究で実際にスレッドのトレースを行うた めに用いた Linux ftrace 及び ftrace を利用する Android Systrace について説明する.. 2.1

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しない こと。動物実験(ウサギ)で催奇形性及び胚・胎児死亡 が報告されている 1) 。また、動物実験(ウサギ

雇用契約としての扱い等の検討が行われている︒しかしながらこれらの尽力によっても︑婚姻制度上の難点や人格的

ヘッジ手段のキャッシュ・フロー変動の累計を半期

損失に備えるため,一般債権 については貸倒実績率によ り,貸倒懸念債権等特定の債 権については個別に回収可能

(1)  研究課題に関して、 資料を収集し、 実験、 測定、 調査、 実践を行い、 分析する能力を身につけて いる.