• 検索結果がありません。

ピエ ー ル ・ ロチ 「倦怠 の 華」 翻訳 と 注(上)

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "ピエ ー ル ・ ロチ 「倦怠 の 華」 翻訳 と 注(上)"

Copied!
30
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

『倦怠 華』 初版 書店版 上記「 三人 女」

部分 、異国趣味 作風 後何度 独立 刊行 、近年 作品集

―― 紀行」 同様――

三人 女」 部分 「倦怠 華」 全体 再刊行 年、入手困

同書 再版 ー書店版 刊行 。参考 書誌

2003 .

, , 2003.

ピエ ー ル ・ ロチ 「倦怠 の 華」 翻訳 と 注(上)

にはながらく のカルマン レヴィ しかなかった もっとも カスバの もあってか その して され のロチ にも められている この パスクワラ イヴァノヴィッチ モンテネグロ スレイマ のだが カスバ として されることはなかった しかるに

であった がパサ ジュ デュ マレ から された までに タを しておく

Fleurs d’ennui ; suivi de Pasquala Ivanovitch ; Voyage de quatre officiers au Montenegro ; Sule ma,

ed Passage du marais Recits & nouvelles

´´ ´

はじめに

以下 訳出 四番目 著作『倦怠 華』

所収 同名 作品「倦怠 華」 使用

出版年、版数 記載

同作品 主宰『 』誌 年 月 日

日号 発表 同年 上梓 上記単行本 、他 三編 小品 採録 著書 作品 、同書所収 三作品(

」、 紀行」 」) 、正確 「 ・

「共著」 。「 ・ 、海軍士官学校時代 友人

登場 結婚』 案出 架空

名前

作品 形式 発言 割合 格段 事実 、両者 対話

対話 交代 物語、 物語

相互 論評

担当 三人 女」 、分量 全体

約四分 独立 小品 作品 挿入 作品全体 三分割

本作品 三作品――『 結婚』 騎兵』

)―― 異国趣味 流行 後押 、異国

情熱的 恋愛 素材 一貫 筋書 、二人 話者

対話、物語 交換、 、自由

するのは ピエ ロチの

である ただしわれわれが した

には がない

はじめジュリエット アダン ヴェル ルヴュ および され ついで された とともに された ロチの といったが この っていうと パスクワラ イヴァ ノヴィッチ モンテネグロ スレイマ とちがって には プラムケット とされている プラムケット とは からの リュシアン ジュスランのことで ロチが させた アジヤデ および ロチの した

である

ロチの める いのは として からなってい あるいは というより おのおのが およびそれぞれの してな される からなっている

さらにいうと ロチが して カスバの というタイトルの にして した されており それが する になって いる

それまでの アジヤデ ロチの アフリカ

からの しされてベストセラ となったのに での とせず また そもそも した きを たず ないし たりばったりの それらのつぎはぎからなるという あまりに

Fleurs d’ennui,

ed Calmann Levy Fleurs d'ennui

H H

. ,1882

1882 5 1 15 11

1879 1880 1881

´

´

(2)

自身

練習船 号時代 友人 海軍士官 ー作『

頭文字「 」 「序文」 通信相手 作品 登場

, 1994 , .16

ブリュノ ヴェルシエ この おそらくロチ によるものであろう べている

ボルダ からの のリュシアン ジュスラン デビュ アジヤデ

でも プラムケット ファ ストネ ムの はなし として その ロチの として している

Bruno Vercier

Presses universitaires de Rennes p Lucien Jousselin H

Loti en son temps Colloque de Paimpol,

形式 、当時 、今日 作品

小説作法 規範 形式 自由 性格 容易 斬新 反転 、今日、規範 逸脱 価値

、容易 無条件

主張 客観的条件 例示 問題 研究

指摘 、論証

「倦怠 華」 魅力

本稿 目的 日本語訳 作品

日本語

上述 「倦怠 華」 、作中 物語「 三人 女」 、全体 部分 。紙幅 都合上、今回 「翻訳 注(上) 最初 部分 訳出 三人 女」 「同(中)、最後 部分 「同(下)

*******

共著

読者 結婚』

名前 友人 相談相手、彼 伴侶 同様、

虚構 人物 自作 価値 、書

判断

、彼 友人 批判 、必

反論 、非難 文章 必至 弁護

もあってか からさほどヒットせず にいたっても みるものの ない であ

ところで ある から たときの その のあまりに さに しうる とりわけ からの たがる きにあってはそうであ ちなみにわれわれもその きに しかし にではあっても むろん にではな まさにそう しうる することこそが なのであって のある

でブリュノ ヴェルシエが しようとしたのもそのことにほかならない

ヴェルシエのひそみにならい われわれもまた をいずれ じてみたいと のだが さしあたり われわれの るかぎり のないこの とりあえず

めるようにすることに きる

られる カスバの にはさんで つの けることができる として

カスバの うこととする

ピエ ロチ プラムケットとの

のなかで ロチの まれことのある たぶんプラムケット という えておいでだろう ロチの のことだ ロチ プラムケットも ではない ロチは かると げた

をまっさきにプラムケットに てもらう ロチはプラムケットの いてい だが しばしばそれに うにしても ずしもそれに しないわけではなく された になって しないわけでもない

、、、

、、

´

、、

1993

,

, ,

, 1994, .9‑19

Bruno Vercier Loti ecrivain en son temps in Presses universitaires de Rennes pp

H

Loti en son temps Colloque de Paimpol,

倦 怠 の 華

刊行者による

(3)

四人 作家 合作 書簡体 新聞連載小説。各人 交代 執筆、 毎日『

』紙 掲載、翌年単行本 。四人 合作小説 困難 、文章

(競馬 「障害物競走小説」 当時流行 障害物競馬場 郊外 地名。

「思考」 意味 、話

非合理主義的立場 表明

地方 壮麗 鐘楼。

水夫、『倦怠 華』 翌年 発表 『弟分 主人公、 登場。二人 年、練習船 出会 再会、以後互

兄弟

1845 10

1852 1883

1867 1877

した から まで プレ

となる という ったことから

すなわち クロワ ベルニ

があったパリ

パンジ はフランス パンセ それに あまりなじみがない とは

める

ブルタ ニュ サン ポル レオンにある

イヴ ブルタ ニュ まれの される イヴ

さん にも ボルダ トネ にて

びあう になる

Roman steeple chase

pensee

-

´

チが いて プラムケットが れた なものだ

ふたりの くままに テクストを そこに いずれ らぬ わいをかもし している この

それを しておいた とともに われてしまったが そこからは よる というアイディアが まれた といっても してしまうような ではない ロチとプラムケットは たちの となり のなかに たちの のはっきりとした そうと した

くことによって ジラルダン テオフィル チエ ジュ サンド そしてメリが たちの にはたらかせた クロワ ベルニ のような そうとしたのだ はしたがって

にそれぞれの そして

まれる なのである

プラムケット なるロチ には があると われている ならば にもなに かそのたぐいのものがあるはずだ

らのふたつの だって がそれをひとつずつ っているわけだから けた でこそないが によって ばれた のいとこのようなものだ むろん らがこの がついたのは のことではない

ならば ささやかな いを のそれとでもって ちょっとした をこ しらえてみてはどうだろう にマリ ルドを にタンポポでお しをすると いった パンジ はといえば それはもはや らにあまりなじみのない

どうだろう

のためになる ろうと なりにやってくれたまえ なんでもいい どんなことでも どんなふうにでも くがいい なんなら をするのもいい のあ がかつてこういう いた いわく より かとなるはいかにも この

んじてことに かりたまえ

ロチ ではひとつ からはじめよう

はクレズケルの いところに っていた イヴ が にいて でできた 原稿 奇妙 。諸々 見解、考察、反論

文学談義 穿 縞模様 独特 精神 意見交換

紙片 共同制作

作品 、各人 気質 全体 統一性

消失 共同制作 、自分

保持 、作品 自分 性格 刻印 『倦

華』 二人 夫人、

ー、 自分 空想 自由奔放

ー 』 作品 。『倦怠 華』 、物語

展開 著者 独自 手法、個人的意見、 各々 個性 本能的傾 二重 書物

――親愛 、俗 動物

魂―― 各々 ―― 、血

兄弟 、倦怠 、僕 姻戚関

昨日 今日

身内 、君 倦怠 花束

。僕 、君

具合 。――( )――

万人 箴言調 。君

。古

賢人 名言 「人 真理

、安

――

鐘楼 一番高 、花崗岩

(4)

建築 動物 怪物 軒先 吐水口」『小学館 仏和大事典』

(仏) (英)

中心都市 地方 一地域。

突端 位置 港町。景勝 地。

教会 鐘楼屋根 石積 「石

ゴシック などに られる をかたどった ロベ ガルグ

ゴイル

サン ポル レオンを とするブルタ ニュ

サン ポル レオンが しているモルレクス する さな ゴシック みを えて のレ

10 11

樋嘴 。遠 地方 眼下 、夢 神秘 薄明

季節 荒地 。――彼方 「霧 海」

岩礁 背景

――「 鐘楼

――「兄貴、 」彼 虚空

、空中 花崗岩 。僕

見事 凹凸 、小人 姿 樋嘴 、―― 地方 鐘楼 黄金色 黄色 小人 冠羽 山羊

。鐘楼 見分 、漠 地上

暗闇

、肩幅 一層広

地方 伝説 鐘楼 土台 地面

。古 花崗岩 崩 、中空 砕 、破片 落

物体 落下 緩慢 崩落 。僕

瞬間、僕 、消 残骸 中、地面

――落 、―― 鐘楼

、胸苦 不安

「霧 海」 航海 。沖合 、西 大波 、波 、冬 暗鬱 日々、冷 不吉 夕暮 ――、

灰色 、僕 教会 鐘楼 、断崖

花崗岩 見下 鐘楼 。――

見守

見張番 時代

鐘楼

鐘楼 倒壊 心癒 。――僕 「建

」―― 喪失

浜辺 砂利 断片 地面 。――過去 幾世紀

見事 建造物 破壊 、僕 運命的兆候

をおろしていた くに めるレオン がり らす ちた かりに っていた

ブルタ ニュの ずんでいた ロスコフ の がダ ヴィンチの いた のように なり っていた

はイヴに った クレズケルの れたみたいだ

イヴは えた よくもまたそんなばかなことを って つめた はめまいがして らを えている のレ ス につかまった らのまわりには った があった そこにブルタ ニュ のすべての める していて ちょうどそれらの ひげを やして いるように せていた ぼんやりとして けがたく とした をなして にかき えていた

イヴはいつもより きく よりたくましい じがした イヴ った たしかにクレズケルは れたぞ

じっさい ブルタ ニュ のこの からぐらついていて それが に れてゆくのが じられた のレ スは しずつ れ に け が ちていっ それはまるで さを たない のように らかな であった らもまた ちてゆき なにか につかまろうとしてもがくのだが その もまた ちてゆくのだった

つぎの らは なおも ける をさ いていた ちたのに なんのけがもなかった ただ クレズケルの がなくなってしまったと いう いから しい じていた

イヴと はともに していた のことを えていた からの られ しぶきと とに れながら たく しばし のかかる らは くからサン ポル のふたつの その らで

ちそれらを みから ろしているクレズケルの にしたものだった れる になりそうなときなど ブルタ ニュの からまるで らのことを ってくれてい るような あの るのが きだった いまはそんな わり もうけっして あの にすることはないだろう

とくにイヴの されずにいた ってやった せばい いじゃないか しかしその にしても この しのつかないものと じていた じつにそれは ほどのあまたの となって らばっていた もわたるこの されたこと にはそれが のように われた

10

11

(5)

この のはじまりのように われたのだ そうやって すべ てが わりを えるのをやるかたなく め への のなかで ある の に っ ていた

しても サン ポルは そしてイヴが まれた すでにあとかたもなく ていた らは くて のない エニシダやヒ スが える のただなかにいた する ふたたび らを がその みを してゆくの だった

するとイヴが おびえた のような った いつもより くなったように わないかい いいや えた がらせないように しかし たしかに より きく さらに けて ケルト のような をしていた らの りには いやましに くなる のようなものがう ごめいていた そこで らふたりともすでに んでいるのだということがわかった

それから とした えてゆくというところで わった それら なものごとを しうる はもはや しない

プラムケット なるロチ はこんなふうに できるだろう のイヴと ブルタ ニュのとある のテ ブルの になっていた ドルとブランデ んで すっかり っていたのだ そこで たちはテ ブルの ちた それが いにも しも

をしなかった たちの らかな たぶんイヴが ちて その ちた のだろう クレズケルの それはきっと たちがひっくり してしまった きな にちがい ない じく していた はというと それは たちの ったコップであり たちがぐちゃぐちゃにした けていた たちであった

ここにはごく なことしかない ただ ものごとの わりの まりについて いの っているだけなのだ するに なるロチよ それは された のこと にすぎない えて たちが とみなしていたその なのは たちが んでしまって いたからにほかならない しかるに んでいる にならないようにといったって それは

まりにおいて すべての ちている になっても かしら っていて しいのな ゆっくり みたまえ あまり から んではならない そんなことをすれば

ることができなくなってしまう

ロチ なるプラムケット についての はナンセンスだ はイ スラム だということは もよく っているはずだ それに ったのは たったの

きりだということも あれはニュ クでのこと ある かれたときだった あのときは まで れて ってくれたのだった

プラムケット なことを って らないでくれ ロチ たまに がまじめなこと

巨大 鐘楼 最期 万物 終焉 。――

眺 、混沌 黙示録的 期待 種 瞑想 耽

周囲 見回 、古都

。僕 人気 荒地 。大地 、無

原始時代 様相 、僕 最後 暗闇

子供 。――「兄貴、僕

?…」――僕 、――彼 不安

姿 実際 今度 、狼 毛皮

格好 。僕 暗闇 中、芋虫

、僕

、不吉 、漠 想念 徐々

―― 不可解 言葉 存在

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

――親愛 、君 説明 。君 弟分

酒場

怪我 落下 正体

塔、

。同 落下 物体 足下 、芋虫

、君 場所 片付 酒場 女主人 女中

自然 、見当違

省察 。要 、親愛 一本 酒瓶

。加 、君 鐘楼 酒瓶 、君

、飲 酒瓶

無理

人生 。後

時期

健全 風味

――親愛 、僕 説明 。僕 四分

教徒 生涯

禁酒会 宴席

警官

――馬鹿

、、、、、、、、、 、、

、、、、、、、、、、、、

(6)

っているというのに たしかに にも たない ってしまった きな たちのように えで をしているのだ うことよりよほど

にもたくさんある そういった のことは ロチ っているではないか

いまや となり ブルの れている せてしまった ある はそれを くなり げてしまったのだ ひとりが せたテ ブルについ ている まだ りないのだ をするのだろうか かような またさらに めに くのか そんなことをしても なだけだ がすっかり まれてゆく もう けがつかない そこで わりの まりだ わりか ありとあ らゆるものごとの わりか わったのは にすぎない

というわけで いいかね でさえ えていないのだ

ロチ あまり ではないね プラムケット ってよこすその のマリ ルドは それに にたとえるなんて なんとも みじゃないか まれない とでも んで いたら その がよほど だったろうに プラムケット のマリ ルドはずいぶんとあり ふれた でさえあって それも ひょっとしたら りがけに んだものかもしれない

そこで らない などされないような をじっくりと してみた どうやらそれが つかったように それは がまだぜんぜん にも ったことがない

のことだった はまだほんの さな だった たぶん まれてはじめての ではないだ ろうが おそらく せいぜい のこと

から ったばかりで だった

あの っているあの ったところで ると ってきていて とした いを じた いといっても らしくいい だったのでじつに な いであっ かく みきった れなずむ りにはジャスミンとスイカズラの いが

っていた

はピンクのかわらしい ていた いまでも かぶようだ その ていたのは っている だった おかしいだろう ピンクの ている かべるなんて それに なくともそのような るのはじつに またじつに なことだ

それにしてもなんて なことだろう いまだそれほど くない としてこの さまざまな はじめての っていたなんて すでにたくさんのことを できる なるほど とではあるが かなり ることのできる ちっ ちゃなお えていた しかし それまでまだなにひとつ にしたことはなく にはじ まった についても わらぬ についても なにも らなかった のだ それら いわば きをもって そこに する

、不幸 唯一 欠点

、君 東洋人 。酒 危険

酩酊 酩酊 、君

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

。客 、他

、逃 。君 、残骸

。何

。否、 不愉快 。君 周囲

見分 「終 。――何

?――否、終 君自身

、君 省察 常識

―― 愉快 、君 最初

、人生 月並 。僕

新奇 、君

管理人

、君 説教 、適当 話題

。実際 、僕

五月 。僕 子供

二度目 三度目

散歩 、夕方

家、君 、中庭 、夕闇

漠然 。愁 、素晴 天気 甘美 愁

。生暖 黄昏時、暮 、周

晩着 、子供

時代 唯一記憶 可愛 子供服

姿 、少 誠実

無邪気

奇妙 過去 、新参者

出来事 立会 見張

理解 知性―― 漠然 複雑 印象

、五千年前

人類 進化 、自然 再生 永遠 回帰

一切 思慮深 、先行 事柄 混濁 神秘

、、、、、、、

、、、、、、

、、

参照

関連したドキュメント

②上記以外の言語からの翻訳 ⇒ 各言語 200 語当たり 3,500 円上限 (1 字当たり 17.5

[r]

[r]

有利な公判と正式起訴状通りの有罪評決率の低さという一見して矛盾する特徴はどのように関連するのだろうか︒公

[r]

の主として労働制的な分配の手段となった。それは資本における財産権を弱め,ほとん

  支払の完了していない株式についての配当はその買手にとって非課税とされるべ きである。

1 7) 『パスカル伝承』Jean Mesnard, La Tradition pascalienne, dans Pascal, Œuvres complètes, Paris, Desclée de Brouwer,