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前立腺における

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Academic year: 2021

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(1)

【 4 】 氏 名 田 村 千 春

学 位 の 種 類 博 士 (医学)

学 位 記 番 号 第 5 0 3 号

認 定 課 程 名 防衛医科大学校医学教育部医学研究科 学 位 授 与 年 月 日 平成28年2月12日

論 文 題 目 前立腺における MRI 拡散尖度画像 (diffusion kurtosis imaging) に関する研究

審査担当専門委員 (主査) 東 京 大 学 教 授 大 友 邦 順 天 堂 大 学 教 授 村 上 晶 日 本 医 科 大 学 教 授 大 野 曜 吉

審 査 の 結 果 の 要 旨

拡散尖度画像 (DKI : diffusion) は、プロトンの拡散を非ガウス分布として扱うモデル であり、組織の微細構造の複雑さをより正確に反映させることができる。本研究では、前 立腺癌、前立腺肥大結節および正常前立腺辺縁域における DKI パラメータおよび見かけの 拡散係数 (ADC) の相違を検討した。根治的前立腺摘除術 20 名(癌 24、肥大結節 41(間質 優位型 14、非間質優位型 27)および正常辺縁域 20 箇所)を対象とした。拡散強調画像は 11 種類の b 値を用いた。拡散強調画像上の癌、肥大結節および正常辺縁域内のデータから、

PRIDE software によりD, K、ADC を算出し、癌、間質優位型および非間質優位型肥大結節、

正常辺縁域の各群間の有意差の有無を解析し、癌の診断能について ROC 解析を行った。

正常辺縁域と比較し、癌および間質優位型肥大結節は、Dおよび ADC は有意に低値を示し、

Kは有意に高値を示し、前立腺癌は非間質優位型肥大結節と比較し、Dおよび ADC は有意に 低値を示し、Kは有意に高値を示した。また、癌におけるKは間質優位型肥大結節と比較し 高値を示す傾向にあった (P = 0.051)。Dおよび ADC は、癌と間質優位型肥大結節との比較 では有意差はなかった。ROC 解析でKは最も高い感度を示した。

(2)

癌と正常辺縁域および非間質優位型肥大結節の比較で、D, Kおよび ADC に有意差があり、

癌と間質優位型肥大結節との比較で有意差はなかった。しかし、癌における K は間質優位 型肥大結節より高値を示す傾向にあった。移行域の癌と肥大結節の MRI による鑑別は困難 であり、DKI は肥大結節と癌を鑑別するための付加的な情報と可能性がある。

よって、本論文の学術的価値は高く博士(医学)として合格と判断した。

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