Title
前立腺肥大症と早期前立腺癌の鑑別診断におけるPSA-
density (PSAD) の臨床的意義( 内容の要旨(Summary) )
Author(s)
宇野, 裕巳
Report No.(Doctoral
Degree)
博士(医学)乙 第1042号
Issue Date
1996-03-25
Type
博士論文
Version
URL
http://hdl.handle.net/20.500.12099/15231
※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。
宇 野 裕 巳(岐阜県) 博 士 (医学) 乙第 1042 号 平成 8 年 3 月 25 日 学位規則第4条第2碩該当 前立腺肥大症と早期前立腺癌の鑑別診断におけるPSA-densitY(PSAD) の臨床的意義 (ト査)教授 河 田 華 道 (副査)教授 清 水 弘 之 教授 野 間 昭 夫 氏名 (本籍) 学位 の 種類 乍位授り・番号 ′7:位授り一「】イ、j ′羊位授与の要件 ′、羊位論文題【 -‡ 審 査 委 員 論 文 内 容 の 要 旨 前立腺特異抗頂(prostate-SPeCific antigen,以下PSA)は由、感度を[jAする優れた前立腺肺瘍マーカーであ る。しかし特異性に問題があるため前立腺肥人症でも異′活■1▲亮仰(をとりうることがm題とされてきた。小.;l-iれまこ の問題点を克服するため,前山粧特異杭偵密慢(PSAr〕)を川いて前↓腺肥人症と【Il▲期前〃≠雄一;の鑑別における 有用件を感度・特異性・.診断効ネの血から検討した。 研究方法 1.りt言ユ 1989年1ノjから1994咋6ノjまでに岐【il人学泌媒器科放び関連病防長′受診し組織′7的に.診断された前川Ⅷ捌巴人症 63例と前立腺症82例(stage A 8例,B17例,C17軋I〕40例)を対象とし仁。圧齢は56から95歳(、巨均72肱) だった.。 2.ん法 乍例治虜頼吊こ血清F)SAをMARKI「「一ド:「A(正常'肺3.(-;Tlg///ノ山人満)で測定した。前出柳本精は払ゝ■′i二渡で繹順 的に外朕をnめて計測し,的確再号ノⅠイJ径×トト経机〕.52で竹=した。Ⅰ)SLlI〕佃はⅠ 〕Sノ川l‡二(、帽/‖11上月い/二JjJ長 †木精(ml)で算出した。省虹主ょにおける1)SA帖 前、川長休軋 r)S:\I)伯はstudし一ntノ's巨検定をij◆-い危険:+;5隼) 未満を付点とした。 結 果 1.f)SA伯と前立腺体精のl;りの科=某=′巨 荊、川糾巴人症におけるⅠ-)S▲-\情と机\川頁f木精の聞にはr、=().5ミ)68のf川対性を.i′どめた。さらに前立腺体積をi )1▲・\ 仙3.6ng/ノmlで分けて隠…、J`してみると,3.6よりJ:■日直を/Jけ耶では11=0.618二うとかなり」紬二な木川対を.認め,前立腺 肥人症では前出膜休桔の増加はともにPS⊥・\伯も増人する傾向にあった。 2.前項椚巴人症と省病期前、〃甘症におけるf〕S十帖.前立腺休航 PSんn伸 Stage A・Iう耶(n二=25)におけるr)S^の、り与情は13.0工3.5ng/mlで,前出陳肥人症耶(3.7±し).3ng/'ml) に対しfj一点(pく0.05)に高カゝった。両立睨症椚におけるFi吊用射利払は缶病期とも荊捌別巴人症椚との問に〃意 差を[認めなかった。-J]Jstage A・B群におけるf)Sil工)の、=勺情は0.538±0.0射で前立腺肥人症群(0.106± (ト(■つ6)に射しfj一点(p<0.005)にrミ▲ごjかった。 り期前\Ⅲ拓-;r;今斬におけるⅠ)SADのん用件の検.;、† = )SAを川いた場ハ,感度はstage A・B椚で80%,前立腺症仝牒で93‰ BPr-Ⅰをコントロールとした特異 ∴13%.診断効ヰはstage A・B郎で75‰∴前山眈甘竹本で84%であった。-・Ji,PSAI〕のcutr()ff佃涛諭=班別巴 人症椚のIlleと1n・十2SI)である0.2∩8とした場ハ他の〔-utイ)作付恒こ比べ最も優れ仁診断効ヰを′jミし,その場ハ感度は 165
stageA・B群で84%,前立腺癌全休で93%,特異性は97%,診断効率は前立腺癌stageA・B群で93%・前立腺 癌全体で95%と,PSAを使用した場合に比べて良好烏結果だった。 4.PSA伯別のPSAD伯の分希i 前宜腺肥人症耶におけるPSAD値のり川jを血描PSA伯3・6ng/miで分けて検言、†した寮L㌧某,加清PSAが3■6ng /ml以上を/]こした19例のPSAD伯は1帥lでcutrof=直(前立腺肥人症椚のmean+2SD)であるO・208以F▲であ∴ た。・h-.前\!脱癌stageA・B拙こおけるPSAD他の介在引用動こ血清PSA仙3・6ng/mlで分けて倹討し「 みると,PSAが3.6ng/ml以卜だった6例のPSAl〕伯がcut-Off偵である0・208以上を示したのは2例(33%) にすぎなかった。 以上より,PSADはPSAが異常値を/Jけ前立腺肥人症と前立腺癌との鑑別診断においてfj一川であり,前立腺 肥人症で血描上〕SA_卜昇伊jに対する起首汲ガイド生検の適応決定の指標になりうるものと考えられた。例えば前 山掠集川検診の際PSA値巽′苦痛例全てに対し前立腺生検を子J`うのではなく,超肯波検査で前立腺体積を計測し f)SADを算出し,PSA[)伯が0.208以上二なら前宜腺隼検を舶i,0.208以卜なら経過観察といった小去をとること t,【71能と)itわれる。しかしPSAがL上二常伯を/Jtl[7tlyjF);1立腺癌の診断にはPSADだけでは木t一分で,Ⅰ⊃SAの年間 変化ネなどを併川し総合的に判断することが市要と考えられた。 論文審査の結果の要旨 申請賞 ′j一:野裕uは,Fiけ眼肥人症と甘紬廿、〃線癌の鑑別診断におけるPSAt〕の有川性を検討した結果,感 度・特異惟・【;今断効率においてPSAを使川した場合に比べて良好な結果カi子ミ阜られ,【rI摘t〕SA卜削りに対する超 汀波ガイド′巨検の適応決定の指標になりうるものと考えられた0本研′究の成果は▼ 前守腺病の臨床・;今断に新知見 を加えたものであり,泌成器利ての発蠍こ寄㌧するところか苦しいものと認める。 [ し論文公長話] 前勅陳肥人症とt†t其朋拉腺癌の鑑別.診断におけるi〕Sノhl(-t-SilyけHAt)〕の臨昧的意義 =泌城会誌 86(12):1776∼1783.1995 166