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研削加工におけるステンレス鋼の表面性状について(第1報) : 平面研削における一般砥石とCBNホイールとの比較

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(1)

研削加工におけるステンレス鋼の表面性状について

(第1報) : 平面研削における一般砥石とCBNホイー

ルとの比較

著者

田中 秀穂, 是枝 賢一, 劉 英

雑誌名

鹿児島大学工学部研究報告

30

ページ

45-52

別言語のタイトル

Surface Quality in the Grinding of Stainless

Steels (1st Report) : Comparison with 19A, GC

and CBN Abrasive Wheel in Surface Grinding

URL

http://hdl.handle.net/10232/11481

(2)

研削加工におけるステンレス鋼の表面性状について

(第1報) : 平面研削における一般砥石とCBNホイー

ルとの比較

著者

田中 秀穂, 是枝 賢一, 劉 英

雑誌名

鹿児島大学工学部研究報告

30

ページ

45-52

別言語のタイトル

Surface Quality in the Grinding of Stainless

Steels (1st Report) : Comparison with 19A, GC

and CBN Abrasive Wheel in Surface Grinding

URL

http://hdl.handle.net/10232/00010592

(3)

研削加工におけるステンレス鋼の表面性状について(第1報)

一平面研削における一般砥石とCBNホイールとの比較一

田 中 秀 穂 ・ 是 枝 賢 一 ・ 劉 英 *

(受理昭和63年5月31日)

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−Comparisonwithl9A,GCandCBNAbrasiveWheelinSurfaceGrinding-HidehoTANAKA,Ken,ichiKOREEDAandLiuYing. Microcracksdifferenttypeofusualgrindingcrackaregeneratedingrindingofstainlesssteel accordingtothetypesofthematerial・ Astheygenerateatdepthofabout2−20ノamfromgroundsurfacenearlypararelltothesurface,and areverymicroscopic,theycannotbefoundpossiblybynakedeye,Therefore,itisapprehendedthat theyleadtogravedefectforactualproducts・ Inthispaper,toexaminetheeffectsinsurfacegrindingonthegroundsurfacequality,especially onthegeneratingmechanismofthemicrocracks,3typesofabrasivewheelwereemployed・Theeffects of2typesofgeneralabrasivewheels-19AandGCabrasivewheels-andCBNwheelthathasattracted latelyspecialinterestsasabeneficialwheelfromastandpointofgroundsurfacequalityonthatquality wereexamined・ Followingresultswereobtained、 1)Constraintconditionsofstressesbygrindingforcewereinfirm,becauseofthereadinessoftempera, tureriseandelasticdeformationduetosmallsizeofworks・ Therefore,“microcracks”werenotobservedinallgrindingconditionsemployed、

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wheel、 3)Therefore,actualdepthofcutisgreaterthantheoreticalonewhereasdonotoccurlikethatinCBN abrasivewheel. 1 . は じ め に 筆者らのうち一人は,一般砥石(40SH,19A砥石) によるステンレス鋼の円筒重研削において,ステンレ ス鋼の材種によって,研削面直下に従来の研削ワレと は異質の微小き裂が発生することを知った。 * 中 華 人 民 共 和 国 安徽省機械科学研究所 これは,表面性状を重視するステンレス鋼において は,耐食性,耐疲労性,および耐摩耗性などの点で, 製品の実用価値を低下させる重大な欠陥となることを

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)

この微小き裂は,研削面の或る深さ(2∼20“) の所に研削面にほぼ平行に入り,しかも,非常に小さ いので肉眼では到底発見できない。 また,このき裂は,オーステナイト系のSUS304に は発生せず,マルテンサイト系のSUS403,SUS440C

(4)

2.実験条件 表,に実験条件を示す。砥石A),B),C),D) については各実験前ごとに,切込み5“で2回砥石 面を単石ダイヤモンドドレッサーでドレッシングし, 砥石E)については,ダイヤモンド電着ブロックで, ツルーイング後,ホワイトストーンにて適当な砥粒突 出し量(一般には砥粒径の20∼30%が適当といわれて

いる)2)約25〆mにドレッシングした。

TablelTestcondition(Surfacegrinding) など,焼戻しによる炭化物の発生する材種に限られる。 このことから,研削時の機械的応力により析出炭化物 が応力集中源となり,き裂の発生を容易ならしめたと 考えちれ,熱応力に起因する従来の研削ワレとは異質

のものであると考えるに至った')。

そこで本報では,このき裂の発生機構を検討する目 的で,種々の解析が便利である平面研削によって,上 記の目的を達成させようと試みたものである。 すなわち,従来の一般砥石に比べてダイヤモンドに つぐ硬度を有し,卓越した熱伝導の良さから,仕上げ 面性状に良好な影響をもたらす砥石として近年注目を 浴びているCBNホイールと,これと比較のために従 来の一般砥石として19A,GC砥石を用いて,それぞ れの砥石が研削加工層に与える影響を調べた。 なお,研削抵抗は接線方向(Ft),法線方向(F、) を研削動力計(AST-ZGS-1)にて動ひずみ計を経 て測定した。 加工変質層の観察は,検鏡面をHcl,10cc,HNO3 10cc,ピクリン酸19,エチルアルコール90ccの溶液 で化学腐食後,SEMによった。 3.実験結果および考察 3.1加工変質層の硬度変化 図1から図3は,各砥石による研削面に垂直な断面 における硬度(マイクロビッカース硬度)変化を調べ たものである。ここで,被削材素地の硬度をH,加工 変質層の硬度をH'として硬度比WHで,研削面から 深さ方向の硬度変化を示した。 図1のA),B),C)は19A砥石の粒度別の場合で, いずれも再焼入れ,再焼戻しを受けており,特に粒度 の細かいc)の場合研削面近傍で焼戻しによる硬度低 下が顕著であり,研削面の温度も高かったことが推察 される。また,粒度が細かくなるにつれ,加工変質層 深さも深くなっている。 同図D)はGC砥石による場合である。当初19A砥 粒より強度的に脆いGC砥粒の方が鋭利な切れ味を示 して熱的影響は少ないのではないかと予想していたが, Grindingmachine SurfacegrinderPSG-3A-D(OKAMOTO) 0.75KW Grindingwheel

1111ABC,

200×38×19 E)CBC170N75BW4200X38XlOUX3X20て Workmaterial 1)SUS403Hv=440∼490 370℃aircoolingafter lOOO℃oilquenched 2)SUS440CHv=650∼680 150℃aircoolingafter 1050℃oilquenched heightwidthlength 15×4.5×40 Grindingcondition Tablespeedfm/min 5 Depthofcut△〆、 10,20.30.40.50 100.

WheelspeedVm/min 2320

Upcut,onepass

(5)

19A180KV75Rwheel H=453 47 ●● o op●● 0 題一一題 CBC170N75BW4wheel H = 4 5 2 A=301」、 。 ‐ 。 、 − Q 西、﹄題 蝿 ●●8 函へ﹄題 (A) 1 0 0 2 0 0 3 0 0 4 0 0 5 0 0 6 0 0 1 0 0 2 0 0 3 0 0 4 0 0 5 0 0 6 0 0 ● ● 苧 ● 19A60KV75Rwheel H = 4 9 9 H = 4 5 4 ムー40um ● ●● 題一﹄題 題へ﹄閏 ●

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(B) ●一● ●

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● ● ●●′ ● ●ー●‐●・タ (B) 1 0 0 2 0 0 3 0 0 4 0 0 5 0 0 6 0 0 1 0 0 2 0 0 3 0 0 4 0 0 5 0 0 6 0 0 1 0 0 2 0 0 3 0 0 4 0 0 5 0 0 6 0 0 1 0 0 2 0 0 3 0 0 4 0 0 5 0 0 6 0 0 H = 4 3 0 A=751』、 田中・是枝・劉:研削加工におけるステンレス鋼の表面性状について(第1報) 限度であるのに対し,CBNホイールでは100ノαmの切 込みが可能である。これはCBN砥粒の熱伝導の良さ を顕著に示すもので(一般砥粒アルミナ系で熱伝導率 は0.033∼0.126,炭化けい素系で,0.067∼0.167kW/

mKであるのに対し,CBNは,1.3kW/mK3)と格段に

熱伝導率に秀れている。因みにこれは銀の0.411kW/ mKに比べても約3倍程である。)被削材に与える熱 0 1 0 0 2 0 0 3 0 0 4 0 0 5 0 0 6 0 0 DepthfromgroundsurfaceLUm Fig、1Variationinhardnessofworkmaterial (SUS403,△=30煤、) 同図C)の同じ粒度の19A砥石の場合と比べて両砥石 の間に明確な差異は認められず,むしろGC砥石の方 が熱的影響は大きいようである。 図2は,CBNホイールによる場合である。図1の 一般砥石の場合に比べ明らかに被削材に与える熱的影 響は小さい。一般砥石の場合,20ノα、の切込みで,す でに研削面に焼けを生じ,せいぜい30ノαmの切込みが ● ● ●

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(C) 崖へ↑題 Fig.2Variationinhardnessofworkmaterial (SUS403) H = 4 9 3 ムー100um 。●●●● 、 ● 。 ● (C) ● ●の● 1 0 0 2 0 0 3 0 0 4 0 0 5 0 0 6 0 0 DepthfromgroundsurfaceLUm ●ロ● 函一一墨 ● ●つ ● GC180KV81Rwheel H=467 ● ●つ●● ●●●● 西へ﹄西 o・8,色_〃.。 ● ●●● 8 ● ‐ ● ‐ 、 (D) (D)

(6)

f 1 0 0 2 0 0 3 0 0 4 0 0 5 0 0 6 0 0 3 . 2 加 工 変 質 層 の 顕 微 鏡 組 織

図4にさきに'>実験した加工変質層のSEM像の一

例を示す。研削面下約7“の箇所に微小き裂が見ら れる。これはオーステナイト系のSUS304には生じ ないマルテンサイト系SUS403,SUS440Cに生ずる独 特のものである。 一般に,金属のころがり,すべり摩擦において摩擦 面下のある深さの位置で摩擦表面に沿ったき裂の発生

があることがよく知られている5)。図4のような研削

面下に発生するき裂も,この摩擦時のき裂の発生機構 に類似しており,研削中の砥粒による機械的応力(お そらくせん断応力と考えられる)がその原因と考えら れる。すなわち,砥粒によって生ずる母材中の局部的 な応力分布と応力集中源(析出炭化物)との相互的な 作用によるものであろうと考える。オーステナイト単 相のSUS304と異なり,SUS403,SUS440Cでは焼戻 しに伴って炭化物が析出するので,これが応力集中源 となり,き裂の発生が容易になるものと推察している。 本実験はさきに1.で述べたように微小き裂の発生 機構を検討するのが目的であった。しかしながら本実 験においては,採用した全実験条件に亘ってどの試料 にも微小き裂は発生しなかった。 このことは,当初予想したとおり微小き裂の発生原 因は熱的応力による一般の研削ワレとはその質を異に する機械的応力(特にせん断応力)によるものである ことを裏付けるものと考えられる。 すなわち,本実験で採用した試料は,表lに示すよ

432109.870432109870432109870■の■■●●巳●

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1111100011111000−1111000

SUS403 10,(、 v=67.9m/minノー0.4m/min△=120‘し、 Fig.4Microstructureofdamagedlayergroundwith l9Aabrasivewheel CBC170N75BW4wheel H = 6 7 5 ムー40um 兎 ・ ●

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。。。。::

● (B) 四一一畠

諦..

影響の小さいことを明白に示している。図から明らか なように切込み30“でも加工層における硬度変化は 応力硬化層であることを示し,以後,切込みの増加に つれ徐々に温度の影響が表れてくる。すなわち,切込 み40“で加工表面層に僅かに硬度の低下が見えはじ めており,切込みが75,100皿となるに及んで加工 表面の軟化が徐々に進んでくるのがわかる。このこと は図3のSUS440Cの場合も同じで,いずれも一般砥 石より被削材に与える熱影響の小さいことが明白であ る。一般に焼入鋼における加工層は,研削力そのもの

よりもむしろ研削熱による影響の方が大きい4)といわ

れているので,このCBNホイールは焼入鋼の研削に は最適であると考える。 1 0 0 . 2 0 0 3 0 0 4 0 0 Depthfromgroundsurrace 西、﹄西

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← 5 0 0 6 0 0 L u 、 Fig.3Variationinhardnessofworkmaterial (SUS440C)

(7)

(B) 49 Fig.7Workholder (incylindricalgrinding)

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。● ● ● ● ● ●

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v=2ユ.7m/min f−o、4m/mln ムロ401』画 ▼■21.7m/m1n f■o、4m/、in ムロ40似、 ▼軍21.7画/min f■0.1m/m1n ムコユOB』、 v■21.7m/min f■0.1m/min ム■ユ0ロ、 霞へ﹄髭 蛋一吟巽 > 巽

〆 = 八 一

蛋一埜麺 〆 夕 0 ユ 0 0 2 0 0 3 0 0 4 0 0 Depthfromgroundsurface CBCユ70N75BW4 0 ユ 0 0 2 0 0 3 0 0 4 0 0 5 0 0 6 0 0 Deptbfrc■groundsurfaceLUm 5 0 0 ・ 6 0 0 Lu画 CBC170N75BW4

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田中・是枝・劉:研削加工におけるステンレス鋼の表面性状について(第1報) spacerwork うに寸法的に小さい試料であり,熱容量的にも小さい。 そのため,試料の研削面は温度があがり易く変形抵抗 も小さい(一般砥石の場合)。一方,試料が小さく, また試料の工具動力計への取り付けもビス2個で締め つけられているので,研削抵抗(特に接線方向)によ り弾性変形し易いため,応力の拘束状態が弱く研削面 での機械的応力(特にせん断応力)が小さくなるため と考えられる。 したがって,従来の研削ワレが研削熱によって加工 層内で相変態を生じそれと素地組織との体積差による 熱応力に起因するとするのに対しては異質のものであ ろうと考えられる。 図5,図6は円筒研削時の加工部の硬度変化を示す。 図中実線は,図7のA)に示す方法で被削材を固定し た場合で,破線は同図B)に示す方法で固定した場合 の硬度変化である。A)に比べB)の場合は研削抵抗 による試料の弾性変形が容易であると考えられ,した がって応力の拘束状態も弱いものと考えられる。その ため,図5,図6の破線に示すように応力硬化の程度 が低くなっている。このことからも,被削材の温度上 昇,応力拘束状態に与える被削材の寸法効果の影響を 知ることができる。 (A) O ユ O O 2 0 0 3 0 0 4 0 0 5 0 0 6 0 0 DepthrromgroundsurfaceLUm Fig、5Variationinhardnessofworkmaterial (SUS403) 0 1 0 0 2 0 0 3 0 0 4 0 0 5 0 0 6 0 0 Depthfrangr◎undgurfaceLUm Fig.6Variationinhardnessofworkmaterial (SUS440C)

■■

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(8)

図8,図9は,本実験における加工変質層のSEM 像の例である。いずれも微小き裂は発生していない。 図8,A),B),C)の19A砥石による場合,A), B)の粒度の粗い場合,焼戻し層の中に僅かではある が,表面に塑性流動層が見られる。粒度の細かいC) の場合,塑』性流動層は見られず,表面の焼戻し層から かなり高温にあったことが伺い知れる。また同図D) のGC砥石の場合と同じ粒度の19A砥石の場合C), 図1の硬度変化に示す程の明確な差異は認められない。 図9は,CBNホイールによる場合である。図8の場 合と比べて,切込み30座mの場合はもちろん,切込み 100“の場合も塑性流動が見られず,また焼戻しの 程度も小さい。 A)19A46KV75Rwheel 畷 10,(皿 B)19A60KV75Rwheel 11 10,α、 3 . 3 研 削 抵 抗 お よ び 砥 石 切 込 み 図10はSUS403について実切込みと研削抵抗の関係 を示したもので一般砥石19A,GC砥石に比べ,CBN の研削抵抗ははるかに小きい。切込み増加とともに当 然ながら研削抵抗は増加していくが,CBNホイール の場合約50“の切込みまではほぼ直線的に増加する のに対し,GC砥石の場合,その増加度が小さくなり, むしろ抵抗が増加しない場合もあった。これは砥粒特 性によるものであろう。 図11は,実切込みと設定切込みの関係を示したもの である。 一般砥石の場合,実切込みが設定切込みより大きい という通常では考えられないことが起こった。これに C)19A180KV75Rwheel D)GC180KV81Rwheel 1 1 10〃、

’io皿

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田中・是枝・劉:研削加工におけるステンレス鋼の表面性状について(第1報) 5] A)SUS403 △=30'α、 B)SUS403 △=100,L、 l − l lO〃、 1 1 10ルzm C)SUS440C △=30〃、

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D)SUS440C △=100’L、

’10皿

‘iO皿

Fig.9MicrostructureofdamagedlayergroundwithCBNabrasivewheel(CBC170N75BW4wheel) 対し,CBNホイールでは,実切込みの方が小さかっ た。一般砥石の場合,おそらく研削熱による被削材の 膨張のためであろうと考えられる。 いずれにしてもCBNホイールによるステンレス鋼 の研削では,被削材への熱影響および研削抵抗等,そ の性能は一般砥石に比べはるかに秀れ,特に,寸法的 に小さい被削材の場合,その効果は大きいと考える。 4 . お わ り に ステンレス鋼SUS403,SUS440Cを平面研削し,一 般砥石(19A,GC)とCBNホイールとの研削面の表 面性状に与える影響を調べ,つぎのことがわかった。 1.試料寸法が小きいため,加工層内に微小き裂の 発生はなかった。 2.これは,研削抵抗による応力の拘束状態が弱い ためと考えられる。 3.一般砥石に比べ,CBNホイールによる研削面 温度ははるかに低い。 4.CBNホイールの研削面への熱影響は試料寸法 の小さい場合,特に小さい。 あ と が き 本実験を行うに当たり,19A,GC砥石および CBNホイールの提供を受けた,ノリタケダイヤ(株), ノリタケカンパニーに対し厚くお礼申しあげます。 また,末吉秀一助教授には種々貴重な助言をいただ

(10)

8 8 文 献 l)田中秀穂,末吉秀一:砥粒加工学会誌,31,238, (1987),13. Oユ9A180KV75R pGC180KV81R △CBC170N75BW4

/

wheel OO OO O19A180KV75Rwheel p G C 1 8 0 K V 8 1 R ’ 0 △CBC170N75BW400 ▲ o O o v SUS403 U0 vU SUS440C

7654321

100 閑切望響陶 △ Eユ一つ︵︻“。吾◎邸︶響。◎蛸。星響Q①口 △ 50 2 4) 5) △ 0 50 100

4208642

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0口型ハ 隅切望 0 5 0 1 0 0 Depthofcut(theoretical)ムUm O 5 0 Depthofcut(actual)△’ Fig.10Relationbetweengrindingforce anddepthofcut(△') ロ隅 Fig.1lRelationbetween△and△′ 辻内敏雄:機械と工具.1985,12,36. 横川宗彦,横川和彦:ボラゾンCBNホイールの 研削性能−4,機械と工具,1985,1. 小野浩二:研削仕上,槙書店,P125. 例えば,加藤康司:金属の摩耗機構,日本金属学 会会報,22,4(1983),302. 1GO um (Ft,F、) いた。当時の学生池山卓三,萩隆憲,脇田浩一の諸氏 には実験の遂行に協力をいただいた。ここに厚くお礼 申しあげます。 2) 3)

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