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3章末問題

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Academic year: 2021

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3章末問題 解答例

1. DNAの電気泳動を行う際,解析したいDNAの分子量 によって用いるゲルが異なる.例えば一般に0.5kb以上で はアガロースを用いるのに対し,それ以下ではアクリルア ミドを用いる.その理由を推測せよ.

アガロースゲルとアクリルアミドゲルとでは網目構造の大 きさが異なる。アガロースよりアクリルアミドのほうがよ り網目構造が小さく、より小さな分子の解析に適している。

2. 変性剤を含まないアクリルアミドゲルの電気泳動におい て,二本鎖DNAは,狭くシャープなバンドを形成したが,

リボソームRNAを流すとその分子量は一定であるにも関わ らす,バンドが広がって見えた.その理由を説明せよ.

二本鎖DNAは分子間で水素結合ができており、すべて伸びた 一様の形状になっているが、リボソームRNAは分子内で水素 結合が形成され複雑で且つ一様でない構造をとっていると 考えられる。

3. ゲノム中に複数存在する遺伝子のコピー数を調べるため には、一般にサザンハイブリダイゼーション法が用いられ る。PCR法で可能であるはずだが、サザンハイブリダイ ゼーションがより好ましい理由を説明しなさい。

サザンハイブリダイゼーションの場合、バンドのサイズが 異なるためにバンドの個数でコピー数を推測できる。それ

(2)

に対しPCRの場合は増幅DNAバンドの量で判断することにな り、正確性に欠ける。

4.

PCR法は,サンプル中にプライマー配列にマッチする一分

子の標的DNAがあれば,原理的には増幅することができ る.しかしながら実際にはそのような極微量の標的DNA を増幅することは困難であることが知られている.その理 由について考察せよ.

プライマー同士の反応は一般に非常に低い確率でしか起こ らない。しかし一旦起こると、産物である短いDNA断片(プ ライマーダイマーと呼ばれる)は、長さが短いこともあり 優先的に増幅してしまい、目的DNA断片の増幅が阻害される。

5.蛋白質の立体構造を、X線結晶構造解析により解析し た場合と、NMRで解析した場合とで、得られる情報の違 いについて述べよ。

X線結晶構造解析に場合、結晶の中の動かない重元素の位置

を知ることが出来るのに対し、

NMRの場合はタンパク質の溶

液中の構造や水素の情報を知ることができる。

参照

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