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はじめに 2012 年 7 月から固定価格買取制度がスタートし 日本でも太陽光発電の加速的な市場拡大が始まった 相次いで地上設置型の大規模太陽光発電所が開業しているほか 全国の日当たりの良い屋根や空きスペースなどが 太陽光発電の設置場所候補として検討されている その影響で 国内の太陽電池メーカーは軒

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平成24年度 新エ ネ ルギ ー等導入促進基礎調査

太陽光発電シ ス テ ム 等の 普及動向に

関す る 調査

平成

25

2

経 済 産 業 省

資 源 エ ネ ル ギ ー 庁

省エネ ルギー・新エネ ルギー部 新エネ ルギー対策課

委 託 先 株 式 会 社 資 源 総 合 シ ス テ ム

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はじめに

2012年7月から固定価格買取制度がスタートし、日本でも太陽光発電の加速的な市場拡 大が始まった。相次いで地上設置型の大規模太陽光発電所が開業しているほか、全国の 日当たりの良い屋根や空きスペースなどが、太陽光発電の設置場所候補として検討され ている。その影響で、国内の太陽電池メーカーは軒並み工場の稼働率を上げているほか、 計画・設計・設置事業者等に加え、周辺機器、架台、基礎材、不動産、金融、保険など 多くの事業者が太陽光発電事業に関与するようになった。さらに、太陽光発電所の発電 事業者として、これまで考えられなかったような全く異業種の事業者が参入しており、 経済の活性化にも寄与するようになってきた。 一方世界では、欧州各国の支援政策変更に伴う市場の停滞により世界的に大幅な生産 能力及び生産量過剰の状態が発生し、この2年間で太陽電池モジュール価格が約60%下落 したのをはじめ、バリューチェーン全体で価格が暴落するなど、市場環境の激変により 多くの事業者は苦しんだ。その結果、各国では相次いで太陽光発電関連事業者が倒産や 合従連衡の憂き目にあったほか、日本でも殆どのインゴット・ウエハーメーカーが撤退 を余儀なくされた。 しかし、価格低下は多くのユーザーが望んでいることであり、市場の裾野を拡げるチ ャンスでもある。既に海外の日射量が良い地域では、火力発電の発電コストを大きく下 回る発電コストで入札に応じる太陽光発電所も存在している。さらに、海外では財政的 な支援を可能な限り小さくし普及を目指す方向へ舵を切りつつあり、自立した市場の形 成に踏み込み始めたとも言え、太陽光発電市場は本格的な競争時代を迎えている。 このような市場環境の中で国内の事業者は、固定価格買取制度を追い風にして事業拡 大を図り、将来的には海外へ進出する備えが必要であると考えられる。そのためには、 今まで以上に戦略的な動きが必要であり、国際競争力を強化するためには、市場動向、 政策動向等の把握が不可欠である。 本調査では、新エネルギーの中核の一つとなる太陽光発電システムについて、供給面、 需要面、政策面からの世界の取組の動向を調査した。具体的には、我が国の太陽光発電 システムの普及をさらに促進し、国際競争力を強化するために、国内外のマーケット動 向、太陽光発電産業動向、普及施策動向等の詳細な調査を実施すると共に、将来にわた る普及拡大と産業育成に向けた我が国の施策立案に資するよう、太陽光発電市場の予見 可能性を向上させ、市場の透明性を確保するために、信頼性の高い戦略的資料を作成し た。 調査を実施するに当たり、資料の御提供等、御協力を戴いた太陽光発電関連メーカー の方々をはじめとする関係者各位に深く感謝の意を表したい。本報告書が御関係の方々 に十分活用され、太陽光発電システムの導入促進に貢献できれば幸いである。

平成25年2月

株式会社

資源総合システム

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平成

24年度 新エネルギー等導入促進基礎調査

(太陽光発電システム等の普及動向に関する調査)

目次

(ページ) 1. 日本における太陽光発電システム市場動向調査 ··· 3 1.1 太陽電池生産動向調査 ··· 3 1.1.1 太陽電池輸出入量推移と今後の見通し ··· 3 1.1.2 太陽電池生産額推移と今後の見通し ··· 7 1.2 太陽光発電システム価格動向調査 ··· 8 1.2.1 太陽光発電システム設置価格推移と今後の見通し ··· 8 (1) 住宅用太陽光発電システム設置価格実績 (全システム/新築/既築、太陽電池モジュール/付属機器/設置工事費の別) ··· 8 (2) 住宅用太陽光発電システム設置価格推移と今後の見通し ··· 16 1.3 太陽光発電システム導入動向調査 ··· 18 1.3.1 太陽光発電システムの単年導入量及び累積導入量推移と今後の見通し ··· 18 (1) 太陽光発電システム導入状況(分野別) ··· 18 (2) 住宅用太陽光発電システムの導入実績推移と今後の見通し ··· 20 (3) 住宅用太陽光発電システムの平均設備容量と新築/既築の比率 ··· 24 (4) 住宅用太陽光発電システムの都道府県別導入実績と今後の見通し ··· 31 (5) 大規模太陽光発電所に関する導入動向及び導入計画 ··· 41 (6) 自治体等における大規模太陽光発電所の候補地 ··· 66 1.3.2 太陽光発電システムの導入・普及に関する各種規制 ··· 88 (1) 規制改革の動き ··· 88 (2) 規制改革アクションプランについて ··· 88 (3) 既に結論を得た規制改革 ··· 89 (4) 進行中の規制改革案 ··· 91 (5) 今後望まれる規制改革 ··· 99 2. ヨーロッパにおける太陽光発電システム市場動向調査 ··· 103 2.1 太陽光発電システム導入動向調査 ··· 103 2.1.1 太陽光発電システムの単年導入量及び累積導入量推移と今後の見通し ··· 103 2.1.2 各国政府やその他民間企業等の導入支援事業の内容及び当該事業による実績 ··· 105 (1) 欧州連合における太陽光発電普及方策 ··· 105 (2) 欧州連合における枠組みプログラム ··· 110 (3) ドイツにおける太陽光発電普及方策 ··· 113 (4) イタリアにおける太陽光発電普及方策 ··· 119

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(5) フランスにおける太陽光発電普及方策 ··· 124 (6) スペインにおける太陽光発電普及方策 ··· 129 (7) 英国における太陽光発電普及方策 ··· 133 (8) スイスにおける太陽光発電普及方策 ··· 137 2.1.3 ヨーロッパにおける主な太陽光発電関連政策一覧 ··· 141 (1) ヨーロッパにおける主な太陽光発電関連政策 ··· 141 3. 米州における太陽光発電システム市場動向調査 ··· 147 3.1 太陽電池生産動向調査 ··· 147 3.1.1 太陽電池モジュール輸出入量推移と今後の見通し ··· 147 (1) 太陽電池モジュール輸出入量推移 ··· 147 (2) 応用別太陽電池出荷量(2011 年) ··· 149 (3) 分野別太陽電池出荷量(2008 年~2011 年) ··· 150 3.1.2 太陽電池出荷額推移 ··· 151 (1) アメリカにおける太陽電池出荷額推移 ··· 151 (2) アメリカにおける太陽電池平均価格推移··· 151 3.2 太陽光発電システム導入動向調査 ··· 152 3.2.1 太陽光発電システムの単年導入量及び累積導入量推移と今後の見通し ··· 152 3.2.2 連邦政府や各州別、その他民間企業等の導入支援事業の内容と実績 ··· 154 (1) 米国・連邦政府における太陽光発電普及方策 ··· 154 (2) 米国の太陽光発電国家プログラム ··· 158 (3) 米国各州における太陽光発電普及方策 ··· 164 (4) 米国における再生可能エネルギーに関する州政府の規則、規制及び政策 ··· 169 (5) 電力事業者による太陽光発電の導入支援 ··· 171 (6) カナダにおける太陽光発電普及方策 ··· 174 (7) メキシコにおける太陽光発電普及方策 ··· 177 3.2.3 米州における主な太陽光発電関連政策一覧 ··· 179 (1) 米州における主な太陽光発電関連政策 ··· 179 4. アジア等各国における太陽光発電システム市場動向調査 ··· 183 4.1 太陽光発電システム導入動向調査 ··· 183 4.1.1 太陽光発電システムの単年導入量及び累積導入量推移と今後の見通し ··· 183 4.1.2 各国政府やその他民間企業等の導入支援事業の内容及び当該事業による実績 ··· 185 (1) オーストラリアにおける太陽光発電普及方策 ··· 185 (2) 中国における太陽光発電普及方策 ··· 189 (3) 韓国における太陽光発電普及方策 ··· 195 (4) 台湾における太陽光発電普及方策 ··· 199 (5) インドにおける太陽光発電普及方策 ··· 202 (6) アジア諸国における太陽光発電普及方策 ··· 207 (7) 中近東諸国における太陽光発電普及方策 ··· 210

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4.1.3 アジア等各国における主な太陽光発電関連政策一覧 ··· 211 (1) アジア等各国における主な太陽光発電関連政策 ··· 211 5. 太陽光発電システムに関する各国の導入状況 ··· 217 5.1 太陽光発電システムに関する各国の導入状況 ··· 217 6. 世界の太陽光発電システム設置価格推移 ··· 221 6.1 太陽光発電システム設置価格推移(地域・設置種類・規模別) ··· 221 6.2 太陽光発電システム設置価格(太陽電池モジュール別) ··· 223 6.3 太陽光発電システム設置価格推移(設置種類別) ··· 224 7. 太陽光発電に関する国際比較・分析と今後の方向性の検討 ··· 229 7.1 太陽光発電に関する国際比較・分析 ··· 229 7.1.1 2012 年の太陽光発電市場の総括 ··· 229 7.1.2 2012 年の太陽光発電市場に関する国際比較 ··· 235 7.2 太陽光発電の普及に向けた今後の方向性 ··· 240 7.2.1 日本の動き ··· 241 7.2.2 事業環境の変化 ··· 248 7.2.3 世界展望 ··· 250 7.2.4 日本における太陽光発電の将来の方向性 ··· 253

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1. 日本における太陽光発電システム市場動向調査 1.1 太陽電池生産動向調査 1.1. 太陽電池輸出入量推移と今後の見通し 1.1.2 太陽電池生産額推移と今後の見通し 1.2 太陽光発電システム価格動向調査 1.2.1 太陽光発電システム設置価格推移と今後の見通し 1.3 太陽光発電システム導入動向調査 1.3.1 太陽光発電システムの単年導入量及び累積導入量推移と今後の見通し 1.3.2 太陽光発電システムの導入・普及に関する各種規制

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1章 日本における太陽光発電システム市場動向調査

1.1 太陽電池生産動向調査

1.1.1 太陽電池輸出入量推移と今後の見通し ・2012年の太陽電池セル・モジュール出荷量は、2011年の2,759MWに対して11.0%増の3,062MW となり、3GWを超えた。内訳は、国内向け生産量1,691MW、輸出量595MW、輸入量776MWで、 国内向けおよび輸入が急伸し、輸出は半分以下に急落した。 ・国内での太陽電池需要の急拡大を背景に、国内生産量は前年比63.6%増、輸入量は前年比195.5% 増と大幅に増えた。輸出量は、前年比59.3%減となり、ブレーキが掛かった。輸出比率は前年 比33.6ポイント減となる19.4%となり、かつての輸出偏重体制から、完全に国内回帰傾向となっ た。 ・2012年の輸出量は、単結晶Si型が157MW、多結晶Si型が173MW、薄膜Si・その他が265MWで、 薄膜Si・その他が結晶Si型を上回る結果となった。 ・輸出先別では、ヨーロッパは832MWから236MWに落ち込み、アメリカは310MWから157MWに 落ち込み、アジア・その他は321MWから202MWへと落ち込み、すべての地域で減少した。全 体は1,463MWから595MWに落ち込んだ。 ・輸入量は、単結晶Si型が414MW、多結晶Si型が361MW、薄膜Si・その他が8MWで、大半が結 晶Si型であった。 ・輸入量は、2010年の126MW、2011年の263MWから、2012年には776MWへと跳ね上がり、国内 市場に占める海外メーカーのシェア(国内向け生産および輸入のうちの輸入比率)は、前年比 11.2ポイント増の31.4%に拡大している。

・主な輸入先として、中国からは(工場立地として)Suntech Power、JA Solar、Yingli Green Energy、 Hanwha SolarOne(韓国系)、Canadian Solar(カナダ系)、台湾からはMotech、韓国からはLS産

電、現代重工業、フィリピンからはSunPower Corporation(アメリカ系)などが挙げられるが、 この他にも規模を問わず多くの海外太陽電池メーカーが日本市場への進出を果たしており、さ らに、日本市場進出の準備を進めているところも多い。 ・2000年代にグローバルマーケット化が進み、特に2006~2008年は、住宅用太陽光発電システム 補助事業の終了や海外市場の爆発的拡大を受け、太陽電池メーカーは輸出に軸足を移したため 輸入が減少に転じたが、2008年度(2009年)より住宅用太陽光発電システム補助金が再開され、 さらに余剰電力買取制度が開始されるにおよび、海外から住宅用太陽光発電システムに新規参 入し、輸入が急増する結果となった。2012年からは固定価格買取制度も開始され、産業用太陽 光発電システムを含めてこの傾向に拍車がかかっている。 〔今後の見通し〕 ・今後も世界での需要は増大するとみられるが、これまでの導入のセンターであったヨーロッパ でフィードインタリフ制度の見直しの議論が継続されており、一時的に需給調整の時期に入る

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可能性がある。 ・製造面では、セルやシリコン・ウエハー/インゴットからの一貫製造や原材料・部材や製造装 置などの現地調達などを指向していく傾向にある(一部事業再編を行っている)。 ・住宅用、公共・産業用、大規模太陽光発電所など日本国内のあらゆる市場に向けたインセンテ ィブが継続され、国内メーカーはシェアの拡大・維持を図るために引き続き注力する。さらに 海外からの新規参入は継続するため、国内生産および輸入は増加傾向となる。 ・これまでの為替動向や経済不安、インセンティブ見直しなどを背景に国内メーカーは海外拠点 の再構築を行ってきているが、今後新興市場の立ち上がりや信頼性・付加価値での日本製品の 差別化を図ることにより、日本からの輸出量の増大につなげることが可能になる。 ・また、太陽電池メーカー間の低コスト化競争の激化により、自社での太陽電池製造からODM/ OEM供給契約に切り替えるメーカーも出てきている。需給関係が大きく変化してきており、今 後も国内出荷、輸出、輸入のバランスは変動していくと考えられる。

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660.5 709.7 321.1 0.0 1,691.3 414.4 361.3 0.0 0.0 775.7 156.7 173.3 264.7 0.0 594.6

単結晶Si 多結晶Si a-Si その他 計

2012年 太陽電池の輸出入量 370.3 525.0 101.9 36.3 1,033.5 156.6 105.9 0.0 0.0 262.5 424.1 522.3 403.8 112.6 1,462.8

単結晶Si 多結晶Si a-Si その他 計

2011年 210.5 596.1 25.1 34.6 866.3 65.8 59.8 0.0 0.0 125.6 575.2 582.8 244.4 42.8 1,445.1 0 100 200 300 400 500 600 700 800 900 1,000 1,100 1,200 1,300 1,400 1,500 1,600 1,700 1,800

単結晶Si 多結晶Si a-Si その他 計

国内生産量 および 輸出入量 (1 ,000 kW ) 2010年 国内向け生産量 輸入量 輸出量 出典:光産業技術振興協会及び太陽光発電協会(JPEA)資料 単結晶Si 156,673 多結晶Si 173,287a-Si 264,685 その他0 合計 594,644 0 200,000 400,000 600,000 800,000 1,000,000 1,200,000 1,400,000 1,600,000 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 輸出量 (kW ) 年 2003年から2012年における輸出量推移 出典:光産業技術振興協会及び太陽光発電協会(JPEA)資料

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アメリカ156,902 ヨーロッパ235,860 その他201,882 合計 594,644 0 200,000 400,000 600,000 800,000 1,000,000 1,200,000 1,400,000 1,600,000 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 輸出量 (kW ) 年 2003年から2012における輸出先別推移 出典:光産業技術振興協会及び太陽光発電協会(JPEA)資料 単結晶Si 414,385 多結晶Si 361,324 a-Si 8 その他0 合計775,717 0 100,000 200,000 300,000 400,000 500,000 600,000 700,000 800,000 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 輸入量 (kW ) 年 2003年から2012年における輸入量推移 出典:光産業技術振興協会及び太陽光発電協会(JPEA)資料

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1.1.2 太陽電池生産額推移と今後の見通し ・光産業技術振興協会調べによると、日本の太陽電池生産額は、2010年度に9143億円に達し、2011 年度は9881億円が見込まれるなど、1兆円目前となった。2009年度の生産実績額6479億円から 2010年度は41.1%増と飛躍し、2011年度へは微増となった。 ・日本の太陽光発電マーケットは、余剰電力買取制度や住宅用太陽光発電システム補助制度等を 中心とする経済産業省による普及促進策と、欧米市場への輸出拡大を牽引力としてきている。 さらに、他省庁や地方自治体、電気事業などの各方面からの取り組みも広がり、太陽光発電シ ステム初期市場創出が急速に進んでいる。 ・1994年以来連続で伸びた後、2005年度から数年間は4000億円前後で足踏みしている状態であっ た。しかし、旺盛な需要に応えて2009年度以降大きく伸び、1兆円市場が目前に迫っている。 2007~2011年度(見込み)の過去5ヶ年の太陽電池生産額の平均成長率は、25.2%を達成した。 〔今後の見通し〕 ・今後は高純度のシリコン原料の確保が進み、太陽電池メーカーの能力に応じた生産が進んでい く。日本市場における海外製品の流入などで低コスト化が急速に進むことが考えられるが、新 規需要の創出や周辺産業の拡大、薄膜太陽電池の生産なども本格化していくことから、生産額 は増加の方向に進むことが見込まれる。 ・2011年3月の東日本大震災の復興需要により、太陽光発電をめぐる産業の広がりが期待され、 将来にわたる生産額向上に寄与すると考えられる。 日本における太陽電池生産額 769.57 945.94 1310.72 1857.84 2911.34 3900.22 3843.00 4018.00 4301.00 6478.86 9142.98 9881.46 1000 2000 3000 4000 5000 6000 7000 8000 9000 10000 11000 2000 01 02 03 04 05 06 07 08 09 2010 2011 (見込み) 年度 生産額 ( 億円 ) 出典:(財)光産業技術振興協会資料

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1.2 太陽光発電システム価格動向調査

1.2.1 太陽光発電システム設置価格推移と今後の見通し (1) 住宅用太陽光発電システム設置価格実績(全システム/新築/既築、太陽電池モジュール/付属 機器/設置工事費の別) ・2010 年度の日本の住宅用太陽光発電システム価格(交付申請完了のもの)は、太陽光発電普及 拡大センター(J-PEC)における交付申請データ(合計 193,092 件)に基づくと、データ全体の 平均システム価格が558,394 円/kW(太陽電池モジュールのみの平均:365,952 円/kW、付属機 器:107,302 円/kW、設置工事に係る費用:85,140 円/kW)となった。 ・このうち、新築住宅については、平均システム価格が517,163 円/kW(太陽電池モジュール: 342,693 円/kW、付属機器:98,010 円/kW、設置工事に係る費用:76,460 円/kW)となった。 ・既築住宅については、平均システム価格が579,146 円/kW(太陽電池モジュール:378,139 円/kW、 付属機器:111,961 円/kW、設置工事に係る費用:89,046 円/kW)となった。 ・2011 年度の日本の住宅用太陽光発電システム価格(交付申請完了のもの)は、太陽光発電普及 拡大センター(J-PEC)における交付申請データ(合計 220,343 件)に基づくと、データ全体の 平均システム価格が512,317 円/kW(太陽電池モジュールのみの平均:326,637 円/kW、付属機 器:106,845 円/kW、設置工事に係る費用:78,859 円/kW)となった。価格下落率は、平均シス テム価格:8.3%、太陽電池モジュールのみの平均:10.7%、付属機器:0.4%、設置工事に係る 費用:7.4%となった。 ・このうち、新築住宅については、平均システム価格が464,490 円/kW(太陽電池モジュール: 305,646 円/kW、付属機器:95,462 円/kW、設置工事に係る費用:63,392 円/kW)となった。 ・既築住宅については、平均システム価格が530,347 円/kW(太陽電池モジュール:334,551 円/kW、 付属機器:111,137 円/kW、設置工事に係る費用:84,691 円/kW)となった。 ・2012 年度(2012 年 4~12 月)の日本の住宅用太陽光発電システム価格(交付申請完了のもの) は、太陽光発電普及拡大センター(J-PEC)における交付申請データ(合計 174,258 件)に基づ くと、データ全体の平均システム価格が463,664 円/kW(太陽電池モジュールのみの平均: 289,800 円/kW、付属機器:99,256 円/kW、設置工事に係る費用:74,609 円/kW)となった。価 格下落率は、平均システム価格:9.5%、太陽電池モジュールのみの平均:11.3%、付属機器: 7.1%、設置工事に係る費用:5.4%となった。 ・このうち、新築住宅については、平均システム価格が431,310 円/kW(太陽電池モジュール: 281,243 円/kW、付属機器:90,430 円/kW、設置工事に係る費用:59,637 円/kW)となった。価 格下落率は、平均システム価格:7.1%、太陽電池モジュールのみの 8.0%、付属機器:5.3%、 設置工事に係る費用:5.9%となった。 ・既築住宅については、平均システム価格が474,958 円/kW(太陽電池モジュール:292,787 円/kW、 付属機器:102,337 円/kW、設置工事に係る費用:79,835 円/kW)となった。価格下落率は、平 均システム価格:10.4%、太陽電池モジュールのみの平均:12.5%、付属機器:7.9%、設置工事 に係る費用:5.7%となった。 ・以上より、新築は特に設置工事に係る費用や付属機器が安価であり、既築は全体的に新築と比 べて割高になる傾向が分かる。

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・全体の価格の幅は、太陽電池モジュールが最低5,111 円/kW から最高 289,800 円/kW(2012 年度) まで広範囲にわたるなど、ばらつきが非常に大きく、物件によって様々な対応が必要となるこ とがうかがえる。 ・価格の分布は、データ全体については、補助金制度の上限価格(2010 年度:65 万円/kW、2011 年度:60 万円/kW、2012 年度:47.5 万円/kW および 55 万円/kW(2 段階の補助金を設定))に 近いところをピークとして、低価格の方に広く分布している。2010 年度は 62.5 万~65 万円/kW、 2011 年度は 57.5 万~60 万円/kW、2012 年度は 45 万~47.5 万円/kW がピークとなった(なお、 同年度の上限価格を超えるものについては、前年度以前の予算が適用されている)。 ・太陽電池モジュールは比較的広く分布し、2010 年度は 35 万~37.5 万円/kW、2011 年度は 32.5 万~35 万円/kW、2012 年度は 27.5 万~30 万円/kW がピークとなった。 ・付属機器は、2010 年度は 10 万~12.5 万円/kW、2011 年度および 2012 年度は 7.5 万~10 万円/kW がピークとなった。 ・設置工事に係る費用は、2010 年度は 7.5 万~10 万円/kW、2011 年度および 2012 年度は 5 万~ 7.5 万円/kW がピークとなった。 ・新築住宅は、どの年度をとってもばらつきが大きく、多様な住宅への設置のため、費用が高い ものから安いものまで価格帯が広がったものと考えられる。 ・これ以外にも、実際には住宅価格全体に組み込まれているものや、値引き販売を行うために最 終的に非常に安い価格になるケースも見受けられる。

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2010年度住宅用太陽光発電システム価格-全システム(平均、最高、最低) 全システム 太陽電池 モジュール (円/kW) 付属機器 設置工事に かかる費用 (円/kW) システム価格 (合計) (円/kW) (小計) (円/kW) (うちインバー タ・保護装置) (円/kW) (うちそれ以外 の付属機器) (円/kW) 平均(円/kW) 365,952 107,302 58,032 46,898 85,140 558,394 最高(円/kW) 626,097 504,652 229,514 274,775 373,795 724,590 最低(円/kW) 11,785 3 1,862 1,155 3 60,790 データ数(件) 193,092 193,092 30,911 30,911 193,092 193,092 2010年度住宅用太陽光発電システム価格-新築(平均、最高、最低) 新築 太陽電池 モジュール (円/kW) 付属機器 設置工事に かかる費用 (円/kW) システム価格 (合計) (円/kW) (小計) (円/kW) (うちインバー タ・保護装置) (円/kW) (うちそれ以外 の付属機器) (円/kW) 平均(円/kW) 342,693 98,010 58,032 46,898 76,460 517,163 最高(円/kW) 614,051 385,959 229,514 274,775 373,795 724,590 最低(円/kW) 12,724 469 1,862 1,155 63 60,790 データ数(件) 80,053 80,053 30,911 30,911 80,053 80,053 2010年度住宅用太陽光発電システム価格-既築(平均、最高、最低) 既築 太陽電池 モジュール (円/kW) 付属機器 設置工事に かかる費用 (円/kW) システム価格 (合計) (円/kW) (小計) (円/kW) (うちインバー タ・保護装置) (円/kW) (うちそれ以外 の付属機器) (円/kW) 平均(円/kW) 378,139 111,961 58,032 46,898 89,046 579,146 最高(円/kW) 626,097 504,652 229,514 274,775 373,795 715,198 最低(円/kW) 11,785 3 1,862 1,155 3 66,667 データ数(件) 143,950 143,950 30,911 30,911 143,950 143,950 ※ 価格は全て税抜き額 ※ 四捨五入を行っているため、各項目の合計と「システム価格(合計)」は必ずしも合致しない ※ 上記の各項目(「太陽電池モジュール」、「付属機器(小計)」、「設置工事にかかる費用」)において、一つで も0(ゼロ)が含まれているデータは除外した ※ 付属機器のうち、インバータ以外の機器については、インバータ価格が報告されたデータについてインバ ータ以外の価格を算出し、0(ゼロ)とならないデータについて両者の平均を算出した。従って、これらの合 計は「付属機器(小計)」とは合致しない ※ 「設置工事に係る費用」は、標準工事費を採用するため、「特殊工事費」が含まれているデータは除外した ※ 「離島設置対策費」が含まれているデータについても除外した ※ 株式会社資源総合システム調べ(太陽光発電普及拡大センター(J-PEC)が実施する「平成 22 年度住宅 用太陽光発電導入支援対策費補助金」の交付申請データに基づく分析、工事完了日あるいは建物引渡 日が平成22 年度のものを採用 出典:太陽光発電普及拡大センター(J-PEC)データを基に株式会社資源総合システムが集計

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26,596 43,800 50,993 31,294 0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 0(以上)~25,000(未満) 25,000~50,000 50,000~75,000 75,000~100,000 100,000~125,000 125,000~150,000 150,000~175,000 175,000~200,000 200,000~225,000 225,000~250,000 250,000~275,000 275,000~300,000 300,000~325,000 325,000~350,000 350,000~375,000 375,000~400,000 400,000~425,000 425,000~450,000 450,000~475,000 475,000~500,000 500,000~525,000 525,000~550,000 550,000~575,000 575,000~600,000 600,000~625,000 625,000~650,000 650,000~675,000 675,000~700,000 700,000~725,000 725,000~750,000 件数 価格帯 ( 円 / kW ) 太陽光発電システム/コンポーネント価格分布 システム価格 (合計) 設置工事費 付属機器 太陽電池 モジュール 全体 10,258 12,152 13,510 6,578 0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 0(以上)~25,000(未満) 25,000~50,000 50,000~75,000 75,000~100,000 100,000~125,000 125,000~150,000 150,000~175,000 175,000~200,000 200,000~225,000 225,000~250,000 250,000~275,000 275,000~300,000 300,000~325,000 325,000~350,000 350,000~375,000 375,000~400,000 400,000~425,000 425,000~450,000 450,000~475,000 475,000~500,000 500,000~525,000 525,000~550,000 550,000~575,000 575,000~600,000 600,000~625,000 625,000~650,000 650,000~675,000 675,000~700,000 700,000~725,000 725,000~750,000 件数 価格帯 (円 / kW ) 太陽光発電システム/コンポーネント価格分布 システム価格 (合計) 設置工事費 付属機器 太陽電池 モジュール 16,475 34,248 38,681 27,360 0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 0(以上)~25,000(未満) 25,000~50,000 50,000~75,000 75,000~100,000 100,000~125,000 125,000~150,000 150,000~175,000 175,000~200,000 200,000~225,000 225,000~250,000 250,000~275,000 275,000~300,000 300,000~325,000 325,000~350,000 350,000~375,000 375,000~400,000 400,000~425,000 425,000~450,000 450,000~475,000 475,000~500,000 500,000~525,000 525,000~550,000 550,000~575,000 575,000~600,000 600,000~625,000 625,000~650,000 650,000~675,000 675,000~700,000 700,000~725,000 件数 価格帯 (円 / kW ) 太陽光発電システム/コンポーネント価格分布 システム価格 (合計) 設置工事費 付属機器 太陽電池 モジュール 新築 既築 2010 年度住宅用太陽光発電システム価格分布-全システム/新築/既築(平均、最高、最低) (システム価格(合計)/太陽電池モジュール/付属機器/設置工事費) ※ 株式会社資源総合システム調べ(太陽光発電普及拡大センター(J-PEC)が実施する「平成 22 年度住宅用太陽光発電導入支援対 策費補助金」の交付申請データに基づく分析、工事完了日あるいは建物引渡日が平成22 年度のものを採用

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2011年度住宅用太陽光発電システム価格-全システム(平均、最高、最低) 全システム 太陽電池 モジュール (円/kW) 付属機器 設置工事に かかる費用 (円/kW) システム価格 (合計) (円/kW) (小計) (円/kW) (うちインバー タ・保護装置) (円/kW) (うちそれ以外 の付属機器) (円/kW) 平均(円/kW) 326,637 106,845 51,903 56,297 78,859 512,317 最高(円/kW) 566,038 446,218 262,821 393,169 460,000 630,227 最低(円/kW) 5 1,734 55 301 51 32,667 データ数(件) 220,343 220,343 214,319 214,319 220,275 220,343 2011年度住宅用太陽光発電システム価格-新築(平均、最高、最低) 新築 太陽電池 モジュール (円/kW) 付属機器 設置工事に かかる費用 (円/kW) システム価格 (合計) (円/kW) (小計) (円/kW) (うちインバー タ・保護装置) (円/kW) (うちそれ以外 の付属機器) (円/kW) 平均(円/kW) 305,646 95,462 49,373 50,125 63,392 464,490 最高(円/kW) 555,669 446,218 225,225 393,169 326,444 623,510 最低(円/kW) 135 7,252 1,974 301 51 32,667 データ数(件) 60,324 60,324 54,375 54,375 60,315 60,324 2011年度住宅用太陽光発電システム価格-既築(平均、最高、最低) 既築 太陽電池 モジュール (円/kW) 付属機器 設置工事に かかる費用 (円/kW) システム価格 (合計) (円/kW) (小計) (円/kW) (うちインバー タ・保護装置) (円/kW) (うちそれ以外 の付属機器) (円/kW) 平均(円/kW) 334,551 111,137 52,763 58,395 84,691 530,347 最高(円/kW) 566,038 413,377 262,821 302,780 460,000 630,227 最低(円/kW) 5 1,734 55 902 176 49,000 データ数(件) 160,019 160,019 159,944 159,944 159,960 160,019 ※ 価格は全て税抜き額 ※ 四捨五入を行っているため、各項目の合計と「システム価格(合計)」は必ずしも合致しない ※ 上記の各項目(「太陽電池モジュール」、「付属機器(小計)」、「設置工事にかかる費用」)において、一つで も0(ゼロ)が含まれているデータは除外した ※ 付属機器のうち、インバータ以外の機器については、インバータ価格が報告されたデータについてインバ ータ以外の価格を算出し、0(ゼロ)とならないデータについて両者の平均を算出した。従って、これらの合 計は「付属機器(小計)」とは合致しない ※ 「設置工事に係る費用」は、標準工事費を採用するため、「特殊工事費」が含まれているデータは除外した ※ 「離島設置対策費」が含まれているデータについても除外した ※ 株式会社資源総合システム調べ(太陽光発電普及拡大センター(J-PEC)が実施する「平成 23 年度住宅 用太陽光発電導入支援対策費補助金」の交付申請データに基づく分析、工事完了日あるいは建物引渡 日が平成23 年度のものを採用 出典:太陽光発電普及拡大センター(J-PEC)データを基に株式会社資源総合システムが集計

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37,807 63,327 64,650 42,656 0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 70,000 80,000 0(以上)~25,000(未満) 25,000~50,000 50,000~75,000 75,000~100,000 100,000~125,000 125,000~150,000 150,000~175,000 175,000~200,000 200,000~225,000 225,000~250,000 250,000~275,000 275,000~300,000 300,000~325,000 325,000~350,000 350,000~375,000 375,000~400,000 400,000~425,000 425,000~450,000 450,000~475,000 475,000~500,000 500,000~525,000 525,000~550,000 550,000~575,000 575,000~600,000 600,000~625,000 625,000~650,000 650,000~675,000 件数 価格帯 (円 /kW ) 太陽光発電システム/コンポーネント価格分布 システム価格 (合計) 設置工事費 付属機器 太陽電池 モジュール 全体 14,053 16,286 17,152 10,676 0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 70,000 80,000 0(以上)~25,000(未満) 25,000~50,000 50,000~75,000 75,000~100,000 100,000~125,000 125,000~150,000 150,000~175,000 175,000~200,000 200,000~225,000 225,000~250,000 250,000~275,000 275,000~300,000 300,000~325,000 325,000~350,000 350,000~375,000 375,000~400,000 400,000~425,000 425,000~450,000 450,000~475,000 475,000~500,000 500,000~525,000 525,000~550,000 550,000~575,000 575,000~600,000 600,000~625,000 625,000~650,000 650,000~675,000 件数 価格帯 (円 / kW ) 太陽光発電システム/コンポーネント価格分布 システム価格 (合計) 設置工事費 付属機器 太陽電池 モジュール 23,754 47,041 47,498 36,718 0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 70,000 80,000 0(以上)~25,000(未満) 25,000~50,000 50,000~75,000 75,000~100,000 100,000~125,000 125,000~150,000 150,000~175,000 175,000~200,000 200,000~225,000 225,000~250,000 250,000~275,000 275,000~300,000 300,000~325,000 325,000~350,000 350,000~375,000 375,000~400,000 400,000~425,000 425,000~450,000 450,000~475,000 475,000~500,000 500,000~525,000 525,000~550,000 550,000~575,000 575,000~600,000 600,000~625,000 625,000~650,000 650,000~675,000 件数 価格帯 ( 円 /kW ) 太陽光発電システム/コンポーネント価格分布 システム価格 (合計) 設置工事費 付属機器 太陽電池 モジュール 新築 既築 2011 年度住宅用太陽光発電システム価格分布-全システム/新築/既築(平均、最高、最低) (システム価格(合計)/太陽電池モジュール/付属機器/設置工事費) ※ 株式会社資源総合システム調べ(太陽光発電普及拡大センター(J-PEC)が実施する「平成 23 年度住宅用太陽光発電導入支援対 策費補助金」の交付申請データに基づく分析、工事完了日あるいは建物引渡日が平成23 年度のものを採用

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2012年度(4~12月)住宅用太陽光発電システム価格-全システム(平均、最高、最低) 全システム 太陽電池 モジュール (円/kW) 付属機器 設置工事に かかる費用 (円/kW) システム価格 (合計) (円/kW) (小計) (円/kW) (うちインバー タ・保護装置) (円/kW) (うちそれ以外 の付属機器) (円/kW) 平均(円/kW) 289,800 99,256 48,616 51,952 74,609 463,664 最高(円/kW) 550,369 370,052 240,079 323,213 363,478 625,000 最低(円/kW) 5,111 266 9 257 1 35,001 データ数(件) 174,258 174,258 169,590 169,590 174,258 174,258 2012年度(4~12月)住宅用太陽光発電システム価格-新築(平均、最高、最低) 新築 太陽電池 モジュール (円/kW) 付属機器 設置工事に かかる費用 (円/kW) システム価格 (合計) (円/kW) (小計) (円/kW) (うちインバー タ・保護装置) (円/kW) (うちそれ以外 の付属機器) (円/kW) 平均(円/kW) 281,243 90,430 46,509 48,360 59,637 431,310 最高(円/kW) 550,369 370,052 225,098 323,213 342,609 621,696 最低(円/kW) 6,506 4,518 1,323 1,105 141 35,001 データ数(件) 45,090 45,090 40,476 40,476 45,090 45,090 2012年度(4~12月)住宅用太陽光発電システム価格-既築(平均、最高、最低) 既築 太陽電池 モジュール (円/kW) 付属機器 設置工事に かかる費用 (円/kW) システム価格 (合計) (円/kW) (小計) (円/kW) (うちインバー タ・保護装置) (円/kW) (うちそれ以外 の付属機器) (円/kW) 平均(円/kW) 292,787 102,337 49,276 53,078 79,835 474,958 最高(円/kW) 544,520 360,040 240,079 304,372 363,478 625,000 最低(円/kW) 5,111 266 9 257 1 41,092 データ数(件) 129,168 129,168 129,114 129,114 129,168 129,168 ※ 価格は全て税抜き額 ※ 四捨五入を行っているため、各項目の合計と「システム価格(合計)」は必ずしも合致しない ※ 上記の各項目(「太陽電池モジュール」、「付属機器(小計)」、「設置工事にかかる費用」)において、一つで も0(ゼロ)が含まれているデータは除外した ※ 付属機器のうち、インバータ以外の機器については、インバータ価格が報告されたデータについてインバ ータ以外の価格を算出し、0(ゼロ)とならないデータについて両者の平均を算出した。従って、これらの合 計は「付属機器(小計)」とは合致しない ※ 「設置工事に係る費用」は、標準工事費を採用するため、「特殊工事費」が含まれているデータは除外した ※ 「離島設置対策費」が含まれているデータについても除外した ※ 株式会社資源総合システム調べ(太陽光発電普及拡大センター(J-PEC)が実施する「平成 24 年度住宅 用太陽光発電導入支援対策費補助金」の交付申請データに基づく分析、工事完了日あるいは建物引渡 日が平成24 年度のものを採用(ただし、2012 年 4 月~12 月のデータを集計) 出典:太陽光発電普及拡大センター(J-PEC)データを基に株式会社資源総合システムが集計

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24,214 56,758 53,955 29,791 0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 0(以上)~25,000(未満) 25,000~50,000 50,000~75,000 75,000~100,000 100,000~125,000 125,000~150,000 150,000~175,000 175,000~200,000 200,000~225,000 225,000~250,000 250,000~275,000 275,000~300,000 300,000~325,000 325,000~350,000 350,000~375,000 375,000~400,000 400,000~425,000 425,000~450,000 450,000~475,000 475,000~500,000 500,000~525,000 525,000~550,000 550,000~575,000 575,000~600,000 600,000~625,000 625,000~650,000 件数 価格帯 ( 円 / kW ) 太陽光発電システム/コンポーネント価格分布 システム価格 (合計) 設置工事費 付属機器 太陽電池 モジュール 全体 7,672 12,679 12,364 8,071 0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 0(以上)~25,000(未満) 25,000~50,000 50,000~75,000 75,000~100,000 100,000~125,000 125,000~150,000 150,000~175,000 175,000~200,000 200,000~225,000 225,000~250,000 250,000~275,000 275,000~300,000 300,000~325,000 325,000~350,000 350,000~375,000 375,000~400,000 400,000~425,000 425,000~450,000 450,000~475,000 475,000~500,000 500,000~525,000 525,000~550,000 550,000~575,000 575,000~600,000 600,000~625,000 625,000~650,000 件数 価格帯 ( 円 / kW ) 太陽光発電システム/コンポーネント価格分布 システム価格 (合計) 設置工事費 付属機器 太陽電池 モジュール 17,396 44,079 41,591 21,720 0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 0(以上)~25,000(未満) 25,000~50,000 50,000~75,000 75,000~100,000 100,000~125,000 125,000~150,000 150,000~175,000 175,000~200,000 200,000~225,000 225,000~250,000 250,000~275,000 275,000~300,000 300,000~325,000 325,000~350,000 350,000~375,000 375,000~400,000 400,000~425,000 425,000~450,000 450,000~475,000 475,000~500,000 500,000~525,000 525,000~550,000 550,000~575,000 575,000~600,000 600,000~625,000 625,000~650,000 件数 価格帯 ( 円 / kW ) 太陽光発電システム/コンポーネント価格分布 システム価格 (合計) 設置工事費 付属機器 太陽電池 モジュール 新築 既築 2012 年度(2012 年 4~12 月)住宅用太陽光発電システム価格分布-全システム/新築/既築 (平均、最高、最低)(システム価格(合計)/太陽電池モジュール/付属機器/設置工事費) ※ 株式会社資源総合システム調べ(太陽光発電普及拡大センター(J-PEC)が実施する「平成 24 年度住宅用太陽光発電導入支援対策費補 助金」の交付申請データに基づく分析、工事完了日あるいは建物引渡日が平成24 年度(2012 年 4 月~12 月)のものを採用 出典:太陽光発電普及拡大センター(J-PEC)データを基に株式会社資源総合システムが集計

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(2) 住宅用太陽光発電システム設置価格推移と今後の見通し ・過去からの推移では、2010 年度は、データ全体については前年比 7.8%減、新築住宅が同 0.2% 減、既築住宅が同9.2%減となった。2011 年度は、データ全体については前年比 8.2%減、新築 住宅が同10.3%減、既築住宅が同 8.5%減となった。2012 年度は、データ全体については前年 比9.4%減、新築住宅が同 7.1%減、既築住宅が同 10.4%減となった。 ・前フェーズでの住宅用太陽光発電システム導入補助事業により、1994 年から 2005 年までは全 体的にシステム価格が低下してきたものの、2005 年度の同事業終了とシリコン原料などの需給 逼迫に伴い、その後はむしろ価格が漸増してきた。2008 年度補正予算での同補助事業復活を受 け、2009 年度以降再びシステム価格は大きく低下の傾向となり、約 60 万円/kW をつけた後、3 年後の2012 年度は 50 万円/kW を割って 40 万円台に突入した。 ・内訳としては、依然として太陽電池モジュールが占める割合が大きく、2010 年度は 65.6%、2011 年度は63.9%、2012 年度は 62.5%となったが、割合は低減している。付属機器や設置工事費を 含め、全ての要素で価格が低減した。 〔今後の見通し〕 ・住宅用太陽光発電システムの導入件数の拡大と原材料価格の低下圧力により、新築住宅/既築 住宅共に価格低下が継続する。2011 年度第 3 次補正予算による補助金継続および余剰電力購入 制度により、住宅用市場の拡大が見込まれる。 ・需要の拡大により、一部需給の逼迫も起きているが、全般的には海外太陽電池メーカーの参入 もあり価格は下落する傾向である。シリコン原料の低下により太陽電池モジュール価格の引き 下げが一番貢献するが、今後の価格低下の鍵は付属機器や設置工事費などの低減にあり、技術 開発や合理化などを通じたさらなる低コスト化が求められる。 ・今後、市場拡大により新築住宅の件数が上昇していくことが予想され、標準化が進むことで付 属機器や設置工事費が比較的安い太陽光発電システムが増加する。一方で、大半を占めている 既築住宅もさらに増加することで、同費用が多様化すると予想される。全体的な価格低下の流 れの中で、新築と既築の価格差は接近していくが、ある程度維持されよう。 ・家電量販店や海外太陽光発電メーカーの住宅用太陽光発電システム販売参入で市場が活性化さ れ、流通・販売経費についてもさらなる削減が見込まれる。 ・2012 年 7 月からの固定価格買取制度開始に伴い、公共・産業用やメガソーラーなどが急激に増 加し、国内外メーカーによる各種太陽光発電システムの流通が増大すると考えられる。住宅用 においても、低廉品の適用や流通の合理化などの影響を受け、さらなる価格低減への追い風と なると考えられる。

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65.2 67.4 59.8 54.2 48.1 46.2 45.1 44.1 42.8 43.3 43.6 44.7 39.3 36.6 32.7 29.0 26.1 24.8 21.7 19.9 19.0 16.9 16.3 16.0 15.9 16.0 16.3 17.4 11.9 10.7 10.7 9.9 14.9 15.2 12.4 10.3 8.7 7.9 7.6 7.4 7.4 9.0 9.7 10.2 9.2 8.5 7.9 7.5 106.2 107.4 93.9 84.4 75.8 71.0 69.0 67.5 66.1 68.3 69.6 72.3 60.5 55.8 51.2 46.4 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 110 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 (4-12月) 平均価格 ( 万円 /kW )( 税抜 き ) 年度 設置工事 付属機器 太陽電池 107.2 107.0 92.2 85.6 69.8 61.3 56.8 54.7 54.2 55.7 57.1 55.9 51.8 51.7 46.4 43.1 105.5 107.8 95.8 83.6 78.1 73.5 71.8 71.1 69.7 72.2 74.1 77.3 63.8 57.9 53.0 47.5 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 110 120 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 (4-12 月) 平均価格 ( 万円 /kW )( 税抜 き ) 年度 新築 既築 住宅用太陽光発電システム平均価格推移(太陽電池モジュール/付属機器/設置工事費) 及び新築/既築別平均価格推移 ※ 2011 年度までは補助金交付申請完了の位置付け、2012 年度は 4~12 月の交付申請データに基づく分析(工事完了 日あるいは建物引渡日が2012 年度内の事例のみを採用) 出典:新エネルギー財団データ(~2007 年度)、株式会社資源総合システム調べ(2008 年度)、 太陽光発電普及拡大センター(J-PEC)データを基に株式会社資源総合システムが集計(2009~2012 年度)

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1.3 太陽光発電システム導入動向調査

1.3.1 太陽光発電システムの単年導入量及び累積導入量推移と今後の見通し (1) 太陽光発電システム導入状況(分野別) ・日本の太陽光発電システム導入は、主に経済産業省による住宅用太陽光発電システム導入促進 事業に牽引されて、着実に拡大してきた。 ・2011年の日本国内市場は、前年比30.8%増の1,295.8MWであり、累積で4,913.9MWを導入した。 ・2005年度の住宅用太陽光発電システム補助金打ち切りで、それまでの導入の勢いが弱まったも のの、補助金なしでも導入が継続する素地ができていた。2008年度からの補助金再開、さらに 2009年度の余剰電力買取制度開始により、再び住宅用太陽光発電システムが大ブームとなり、 海外からの新規参入も呼んでいる。 ・さらに、公共・産業用太陽光発電システム向けの補助金や電力会社によるメガソーラーへの取 り組みが増加し、中規模~大規模システムにも導入の流れが波及したが、2010年度の新エネル ギー事業者支援制度や地域新エネルギー導入促進制度の終了に伴い、2011年度は導入が完全に 停滞した。しかし、2012年7月からの固定価格買取制度開始に伴い、中規模~大規模システムの 導入が急速に増えている。国内外企業問わずインテグレータや発電事業への新規参入が引きも 切らず、設備認定申請はラッシュ状態である。 〔今後の見通し〕 ・住宅用太陽光発電システム導入は、補助金および余剰電力買取制度や地方自治体の助成制度に 支えられて堅調に拡大している。各種屋根に対応した製品や、屋根にさらに適応した架台や金 具、建材一体型製品などの様々な提案が出てきており、インセンティブの変更などはあろうが、 価格低下も進むため、導入はさらに加速化される。 ・固定価格買取制度により、中規模~大規模システムの導入が加速される。特に、制度開始後3 年間は集中的に普及を促すため利潤に配慮した買取価格を設定していくとしており、設備認定 を取得した案件が2013年度から本格的に建設ラッシュを迎えると予想される。ただし、一部は 条件が整わずに導入を見送るケースが出てくる可能性もある。 ・メガソーラーは、長期的には土地や系統へのアクセスなどの条件が徐々に揃いにくくなり、導 入のスピードは緩やかになると考えられる。一方、数10kW~数100kWほどの産業用システムは、 民間企業や地方自治体施設、屋根貸し事業などの旺盛な需要に支えられて、ボリュームゾーン として成長していく。 ・様々な規模の太陽光発電システムが日本中で拡大していくため、施工店やEPC、インテグレー タなどのユーザーとのインターフェース産業の育成が急務となっている。

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(単位:MW)

~2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011

日本

単年 - 272.4 289.9 286.6 210.4 225.3 483.0 991.0 1,295.8 累計 859.6 1,132.0 1,421.9 1,708.5 1,918.9 2,144.2 2,627.2 3,618.1 4,913.9

出典:Trends in Photovoltaic Applications (TASK 1 Report IEA/PVPS、2012 年 9 月)

系統連系形分散型 4,741.0 独立形非住宅用97.7 系統連系形集中型 69.2 独立形住宅用5.5 0.0 500.0 1,000.0 1,500.0 2,000.0 2,500.0 3,000.0 3,500.0 4,000.0 4,500.0 5,000.0 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 導入量 ( MW ) 年 市場分野別導入量推移 出典:IEA/PVPS TASK1 日本における太陽光発電応用に関する調査報告書

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(2) 住宅用太陽光発電システムの導入実績推移と今後の見通し 1) 住宅用太陽光発電システムの導入実績と今後の見通し ・2010 年度の日本の住宅用太陽光発電システム導入実績(交付申請完了のもの)によると、合計 で193,279 件、781,413kW が導入された。 ・2011 年度の日本の住宅用太陽光発電システム導入実績(交付申請完了のもの)によると、合計 で252,064 件、1,109,088kW が導入された。 ・2012 年度(2012 年 4 月~12 月)の日本の住宅用太陽光発電システム導入実績(交付申請完了 のもの)によると、合計で174,415 件、805,835kW が導入された(参考:2013 年 2 月 25 日現 在の2012 年度申し込み受付件数は 262,447 件であり、最終的には交付申請完了件数はもっと増 大する予定である)。 ・直近の3 年度間(正確には 2 年と 9 ヶ月の実績値)では、合計で 619,758 件、2,696,336kW が導 入された。 ・2009 年 1 月から始まった国による住宅用太陽光発電システム導入支援事業および 11 月からの 余剰電力買取制度は、再び住宅用太陽光発電システム導入のブームに火を付けた。太陽光発電 システム価格が順調に低下しており、さらに優遇税制や低利融資、地方自治体による上乗せ補 助事業の積み重ねでユーザーが買いやすい環境が整い、太陽電池メーカーによる住宅用太陽光 発電システム販売が活発化している。 〔今後の見通し〕 ・国による住宅用太陽光発電システム導入支援事業は最後のフェーズに入り、補助金額を低下さ せつつ継続する。同時に優遇税制や低利融資、地方自治体による上乗せ補助事業などもあり、 需要は引き続き拡大する。国内外太陽電池メーカーによる住宅用太陽光発電システム販売競争 が激しくなると考えられる。 ・今後2~3 年後には住宅用太陽光発電システム補助事業が終了し、余剰電力買取制度(固定価 格買取制度の一環で実施)での支援に集約されていく。今後も産業界による低コスト化・販売 拡大の努力が続けられ、補助事業終了後も一定の成長が続くことが見込まれる。 ・一方で、国土交通省による低炭素建築物の認定基準(2012 年 12 月公布)策定などの動きによ り、ますます住宅への太陽光発電システム導入・初期からの搭載に弾みが付くと考えられる。 このほか、地球温暖化防止対策や電力自由化の動きなども少なからず住宅用太陽光発電システ ム普及に影響を与えると考えられる。

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781,413 1,109,088 805,835 252,064 174,415 193,279 0 50,000 100,000 150,000 200,000 250,000 300,000 350,000 2010年度 2011年度 2012年度 (2012年4月~12月) 導入件数 ( 件 ) 0 200,000 400,000 600,000 800,000 1,000,000 1,200,000 1,400,000 設備容量 ( kW ) 設備容量(kW) 各年度 導入件数(件) 各年度 781,413 1,890,501 2,696,336 193,279 445,343 619,758 0 500,000 1,000,000 1,500,000 2,000,000 2,500,000 3,000,000 3,500,000 0 100,000 200,000 300,000 400,000 500,000 600,000 700,000 2010年度 2011年度 2012年度 (2012年4月~ 12月) 設備容量 (kW ) 導入件数 ( 件 ) 設備容量(kW) 累計 導入件数(件) 累計 年度 (実績値) 導入件数(件) 設備容量(kW) 年度 (実績値) 導入件数(件) 設備容量(kW) 各年度 各年度 累計 累計 2010年度 193,279 781,413 2010年度 193,279 781,413 2011年度 252,064 1,109,088 2011年度 445,343 1,890,501 2012年度 (2012年4月~12月) 174,415 805,835 2012年度 (2012年4月~12月) 619,758 2,696,336 合計 619,958 2,696,336 合計 619,758 2,696,336 2010~2011年度および2012年4月~12月における住宅用太陽光発電システム導入実績/推定 ※ 株式会社資源総合システム調べ(太陽光発電普及拡大センター(J-PEC)が実施する「住宅用太陽光発電導入支援 対策費補助金」の交付申請データ(補助金交付申請完了済であるもの)に基づく分析 出典:太陽光発電普及拡大センター(J-PEC)データを基に株式会社資源総合システムが集計

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2) 住宅用太陽光発電システムの導入実績の推移 ・過去からの推移では、2010 年度は件数が前年比 58.5%増の 193,279 件、設備容量が前年比 67.6% 増の781,413kW となった。2011 年度は、件数が前年比 30.4%増の 252,064 件、設備容量が 41.9% 増の1,109,088kW となった。2012 年度(2012 年 4 月~12 月)は、件数は 174,415 件、設備容 量は805,835kW となっている。この結果、1997 年からの累積では 1,198,562 件・4,818,498kW となり、約120 万件・5GW 弱の導入量となった。 ・経緯としては、住宅用太陽光発電システム補助事業が行われていた2005 年度までは一貫して 増加基調であり、年間で72,825 件・合計 261,741kW に達した。その後は減少に転じていたが、 2008 年度からは再び上昇基調に変わり、余剰電力買取制度が開始された 2009 年度以降は大幅 に飛躍した。 〔今後の見通し〕 ・国による住宅用太陽光発電システム導入支援事業の継続に加え、余剰電力買取制度により、さ らに拡大基調となる。固定価格買取制度開始とも相俟って、日本において太陽光発電システム 導入の機運がさらに高まり、産業用太陽光発電システムと共に、住宅用太陽光発電システムが 日本の太陽光発電システムの導入を牽引する。

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193,279 252,064 174,415 772,083 1,024,147 1,198,562 0 100,000 200,000 300,000 400,000 500,000 600,000 700,000 800,000 900,000 1,000,000 1,100,000 1,200,000 1,300,000 0 20,000 40,000 60,000 80,000 100,000 120,000 140,000 160,000 180,000 200,000 220,000 240,000 260,000 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 (4~12月) 累 積 導入件数 年度別 導 入 件数 年度 導入件数 累積件数 781,413 1,109,088 805,835 2,903,575 4,012,663 4,818,498 0 1,000,000 2,000,000 3,000,000 4,000,000 5,000,000 6,000,000 0 100,000 200,000 300,000 400,000 500,000 600,000 700,000 800,000 900,000 1,000,000 1,100,000 1,200,000 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 (4~12月) 累積設備容量 (kW ) 年度別設備容量 (k W ) 年度 導入設備容量 累積設備容量 住宅用太陽光発電システム導入件数/設備容量推移推定(年度/累積) ※ 2012年度は2012年4月~2012年12月の交付申請データ(補助金交付申請完了済であるもの)に基づく値 出典:新エネルギー財団データ(~2007年度)、株式会社資源総合システム調べ(2008年度)、 太陽光発電普及拡大センター(J-PEC)データを基に株式会社資源総合システムが集計(2009年度~)

(30)

(3) 住宅用太陽光発電システムの平均設備容量と新築/既築の比率 1) 住宅用太陽光発電システムの平均設備容量と新築/既築の比率 ・過去からの推移では、2010 年度の住宅用太陽光発電システム平均設備容量は前年比 5.7%増の 4.04kW/件、2011 年度は同 8.8%増の 4.40kW/件、2012 年度(2012 年 4 月~12 月)は同 5.0%増 の4.62kW/件となった。かつては、1998 年度の 3.80kW/件を山として 2000 年度前後は 3.6~ 3.7kW/件ほどの容量であったが、2007 年度は 3.42kW/件まで減少していた。2008 年以降は再び 拡大基調となり、2010 年に 4kW/件を超え、5kW/件を睨む展開となっている。 ・新築住宅および既築住宅の比率では、2000 年ごろまでは大体半々を占めていたが、その後 2003 年度に向けて既築がシェアを伸ばし、最高82.4%まで占めた。その後は新築が盛り返してきた が、2010 年度は新築 31.8%、既築 68.2%、2011 年度は新築 31.0%、既築 69.0%、2012 年度(2012 年4 月~12 月)は新築 25.9%、既築 74.1%となった。 ・太陽電池やパワーコンディショナーの性能向上により、太陽光発電システムの出力が向上して いる。システム価格が低減しているため、ユーザーが設備容量を増やすことが容易になってき た。また、余剰電力の売電による収入増の見込みも、設備容量増大へのインセンティブとなっ ている。 ・住宅用太陽光発電システム製品の多様化により、切妻や寄棟など日本独特の屋根の形に合うと 共に、屋根面積を有効活用できる利用形態が増えている。新築住宅の場合は、住宅設計当初か ら太陽光発電を盛り込めるため、さらに大きな容量を搭載することも可能となるほか、屋根材 一体型などの提案が増えていることが考えられる。 〔今後の見通し〕 ・住宅メーカーを中心に、住宅商品への太陽光発電システムの標準搭載化が推進されている。大 手プレハブメーカーが新築戸建住宅における太陽光発電システム搭載の標準化を目指すなど の動きもあり、大手メーカーを中心にできるだけ高い太陽光発電システム容量を目指す傾向で ある。この動きが、中小メーカーや地場の工務店にどこまで波及するかが将来の普及の鍵とな ろう。 ・このほか、システム・インテグレータを含めてリフォーム市場における太陽光発電システム導 入提案や、集合住宅向けシステムなども増えていく。 ・新築住宅向け、既築住宅向けの比率は、当面大きく変わることはないだろうが、住宅業界にお けるゼロエネルギーハウス(ZEH)やローカーボン・カーボンマイナス(LCCM)住宅などへ の対応の動きがあり、新築住宅向け市場のポテンシャルは高い。 ・固定価格買取制度との関連では、20 年間の買取適用のため 10kW を超える太陽光発電システム 導入を行う住宅も増えてくるものと考えられる。

(31)

3.45 3.68 3.73 3.45 3.80 3.63 3.56 3.62 3.70 3.71 3.67 3.71 3.60 3.42 3.58 3.82 4.04 4.40 4.62 3.00 3.10 3.20 3.30 3.40 3.50 3.60 3.70 3.80 3.90 4.00 4.10 4.20 4.30 4.40 4.50 4.60 4.70 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 (4-12 月) 平均 システム 容量 (kW /件 ) 年度 55.6 48.3 47.4 49.8 71.3 77.8 82.4 79.8 79.1 73.0 71.0 69.2 既築 73.5 既築 68.2 既築 69.0 既築 74.1 44.4 51.7 52.6 50.2 28.7 22.2 17.6 20.2 20.9 27.0 29.0 30.8 新築 26.5 新築 31.8 新築 31.0 新築 25.9 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 (4-12 月) シェア (% ) 年度 住宅用太陽光発電システム平均設備容量および新築/既築別シェア推移 ※ 2012年度は2012年4月~12月の交付申請データ(補助金交付申請完了済であるもの)に基づく値 出典:新エネルギー財団データ(~2007年度)、株式会社資源総合システム調べ(2008年度)、 太陽光発電普及拡大センター(J-PEC)データを基に株式会社資源総合システムが集計(2009年度~)

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2) 住宅用太陽光発電システムの設置容量分布 ・2010 年度の住宅用太陽光発電システムは、全システムでは、「3.0kW 以上~3.5kW 未満」の太 陽光発電システムの件数が48,381 件と最高となった。また、新築住宅、既築住宅共に、同じ容 量帯が最も多い件数となっている。2 番目に多い容量帯は、新築/既築住宅共に「4.0kW 以上 ~4.5kW 未満」であった。 ・2011 年度の住宅用太陽光発電システムは、全システムでは、「3.0kW 以上~3.5kW 未満」の太 陽光発電システムの件数が52,313 件と最高となった。これは新築住宅においても同様の傾向で あったが、既築住宅では4.0kW 以上~4.5kW 未満が 29,231 件とピークとなった。 ・この傾向は2012 年度においても同様であるが、全体的には高い容量にシフトする傾向が見ら れ、3~6kW の辺りに広く分布することとなった。 ・平均設備容量では、2010 年度の全システムが 4.04kW/件、新築住宅が 3.74kW/件、既築住宅が 4.19kW/件、2011 年度の全システムが 4.40kW/件、新築住宅が 4.03kW/件、既築住宅が 4.56kW/ 件、2012 年度の全システムが 4.62kW/件、新築住宅が 4.24kW/件、既築住宅が 4.75kW/件とな っており、明らかに従来よりも大きめの規模のシステムが導入されてきている。 ・また、補助金の対象の上限である「10kW 未満」に近い範囲も、徐々に件数が増えていく傾向 にある。 ・過去からの推移では、2011 年度までは一貫して「3kW 以上~4kW 未満」の件数が多い。しか し、その容量帯が全体に占める割合は近年特に減少傾向にあり、当初2/3 ほどが「3kW 以上~ 4kW 未満」であったものが、2012 年度には 30.0%まで減少、代わって「4kW 以上~5kW 未満」 が27.8%、「5kW 以上」が 31.4%と大きくシェアを伸ばしてきた。性能向上と相俟って、様々 な面積の屋根に対応する事例が増えていることがうかがえる。 〔今後の見通し〕 ・今後も性能が向上すると共に、様々な形態の屋根に適応する商品が増えていくことが期待され る。 ・4~5kW の辺りを標準的な容量のシステムとして、より大きなシステム、小さなシステムとも 搭載件数が増えていく。地方では大きめのシステムの導入が期待でき、都心部ではよりコンパ クトなシステムも出てくるため、すそ野が広がると考えられる。 ・固定価格買取制度との関連では、20 年間の買取適用のため 10kW を超える太陽光発電システム 導入を行う住宅も増えてくるものと考えられる。次期の住宅用太陽光発電システム補助事業の 制度設計によっては、10kW に近い規模の太陽光発電システムの増加傾向に影響が及ぶ可能性 がある。

(33)

25,333 23,048 48,381 0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 0以上~0.5未満 0.5以上~1.0未満 1.0以上~1.5未満 1.5以上~2.0未満 2.0以上~2.5未満 2.5以上~3.0未満 3.0以上~3.5未満 3.5以上~4.0未満 4.0以上~4.5未満 4.5以上~5.0未満 5.0以上~5.5未満 5.5以上~6.0未満 6.0以上~6.5未満 6.5以上~7.0未満 7.0以上~7.5未満 7.5以上~8.0未満 8.0以上~8.5未満 8.5以上~9.0未満 9.0以上~9.5未満 9.5以上~10.0未満 件数 太陽光発電 システム 容量帯 ( kW ) 既築 新築 全システム 太陽光発電システム 容量帯(kW) 全システム 新築 既築 0以上~0.5未満 0 0 0 0.5以上~1.0未満 21 0 21 1.0以上~1.5未満 686 293 393 1.5以上~2.0未満 2,709 809 1,900 2.0以上~2.5未満 7,762 2,084 5,678 2.5以上~3.0未満 19,022 7,022 12,000 3.0以上~3.5未満 48,381 23,048 25,333 3.5以上~4.0未満 31,204 8,767 22,437 4.0以上~4.5未満 33,575 9,142 24,433 4.5以上~5.0未満 13,074 3,045 10,029 5.0以上~5.5未満 14,864 2,918 11,946 5.5以上~6.0未満 8,052 1,787 6,265 6.0以上~6.5未満 3,894 794 3,100 6.5以上~7.0未満 2,812 551 2,261 7.0以上~7.5未満 1,806 425 1,381 7.5以上~8.0未満 978 133 845 8.0以上~8.5未満 708 112 596 8.5以上~9.0未満 697 93 604 9.0以上~9.5未満 736 114 622 9.5以上~10.0未満 2,298 370 1,928 平均(kW/件) 4.04 3.74 4.19 最高(kW/件) 9.99 9.99 9.99 最低(kW/件) 0.57 1.00 0.57 住宅用太陽光発電システム設備容量分布(2010年度)(全システム/新築/既築/その他) ※ 株式会社資源総合システム調べ(太陽光発電普及拡大センター(J-PEC)が実施する「住宅用太陽光発電導入支援 対策費補助金」の平成22年度交付申請データに基づく分析 出典:太陽光発電普及拡大センター(J-PEC)データを基に株式会社資源総合システムが集計

(34)

29,231 25,333 52,313 0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 0以上~0.5未満 0.5以上~1.0未満 1.0以上~1.5未満 1.5以上~2.0未満 2.0以上~2.5未満 2.5以上~3.0未満 3.0以上~3.5未満 3.5以上~4.0未満 4.0以上~4.5未満 4.5以上~5.0未満 5.0以上~5.5未満 5.5以上~6.0未満 6.0以上~6.5未満 6.5以上~7.0未満 7.0以上~7.5未満 7.5以上~8.0未満 8.0以上~8.5未満 8.5以上~9.0未満 9.0以上~9.5未満 9.5以上~10.0未満 件数 太陽光発電 システム 容量帯 ( kW ) 既築 新築 全システム 太陽光発電システム 容量帯(kW) 全システム 新築 既築 0以上~0.5未満 1 0 1 0.5以上~1.0未満 11 1 10 1.0以上~1.5未満 720 424 296 1.5以上~2.0未満 3,050 1,314 1,736 2.0以上~2.5未満 9,215 2,743 6,472 2.5以上~3.0未満 19,581 7,130 12,451 3.0以上~3.5未満 52,313 25,333 26,980 3.5以上~4.0未満 34,758 9,626 25,132 4.0以上~4.5未満 39,273 10,042 29,231 4.5以上~5.0未満 27,071 5,347 21,724 5.0以上~5.5未満 17,063 3,752 13,311 5.5以上~6.0未満 18,124 3,277 14,847 6.0以上~6.5未満 7,114 1,710 5,404 6.5以上~7.0未満 5,217 1,346 3,871 7.0以上~7.5未満 3,195 1,043 2,152 7.5以上~8.0未満 2,182 575 1,607 8.0以上~8.5未満 2,058 540 1,518 8.5以上~9.0未満 1,441 383 1,058 9.0以上~9.5未満 1,927 384 1,543 9.5以上~10.0未満 7,750 1,361 6,389 平均(kW/件) 4.40 4.03 4.56 最高(kW/件) 9.99 9.99 9.99 最低(kW/件) 0.32 0.84 0.32 住宅用太陽光発電システム設備容量分布(2011年度)(全システム/新築/既築/その他) ※ 株式会社資源総合システム調べ(太陽光発電普及拡大センター(J-PEC)が実施する「住宅用太陽光発電導入支援 対策費補助金」の平成23年度交付申請データに基づく分析 出典:太陽光発電普及拡大センター(J-PEC)データを基に株式会社資源総合システムが集計

(35)

20,287 13,647 28,642 0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 0以上~0.5未満 0.5以上~1.0未満 1.0以上~1.5未満 1.5以上~2.0未満 2.0以上~2.5未満 2.5以上~3.0未満 3.0以上~3.5未満 3.5以上~4.0未満 4.0以上~4.5未満 4.5以上~5.0未満 5.0以上~5.5未満 5.5以上~6.0未満 6.0以上~6.5未満 6.5以上~7.0未満 7.0以上~7.5未満 7.5以上~8.0未満 8.0以上~8.5未満 8.5以上~9.0未満 9.0以上~9.5未満 9.5以上~10.0未満 件数 太陽光発電 システム 容量帯 ( kW ) 既築 新築 全システム 太陽光発電システム 容量帯(kW) 全システム 新築 既築 0以上~0.5未満 0 0 0 0.5以上~1.0未満 10 4 6 1.0以上~1.5未満 336 146 190 1.5以上~2.0未満 1,609 627 982 2.0以上~2.5未満 5,465 1,579 3,886 2.5以上~3.0未満 11,530 3,498 8,032 3.0以上~3.5未満 28,642 13,647 14,995 3.5以上~4.0未満 23,689 5,758 17,931 4.0以上~4.5未満 25,955 5,668 20,287 4.5以上~5.0未満 22,481 4,094 18,387 5.0以上~5.5未満 12,363 2,207 10,156 5.5以上~6.0未満 15,766 2,061 13,705 6.0以上~6.5未満 6,406 1,358 5,048 6.5以上~7.0未満 4,374 1,039 3,335 7.0以上~7.5未満 2,870 692 2,178 7.5以上~8.0未満 1,872 429 1,443 8.0以上~8.5未満 1,995 451 1,544 8.5以上~9.0未満 1,292 314 978 9.0以上~9.5未満 1,929 405 1,524 9.5以上~10.0未満 5,831 1,187 4,644 平均(kW/件) 4.62 4.24 4.75 最高(kW/件) 9.99 9.99 9.99 最低(kW/件) 0.57 0.90 0.57 住宅用太陽光発電システム設備容量分布(2012年度(2012年4月~12月))(全システム/新築/既築/その他) ※ 株式会社資源総合システム調べ(太陽光発電普及拡大センター(J-PEC)が実施する「住宅用太陽光発電導入支援 対策費補助金」の平成24年度交付申請データに基づく分析(2012年4月~12月) 出典:太陽光発電普及拡大センター(J-PEC)データを基に株式会社資源総合システムが集計

表 1.3.2(2)-1    政府のエネルギー規制・制度改革アクションプラン概要  電力システム  改革  (9項目)  (1)  分散型電源の活用拡大  ①  自家発の故障時等に備えた「自家発補給契約」の負担の実質的引き下げ ②  発電と需要の「同時同量ルール」に基づくインバランス料金の引き下げ ③  自家発余剰電力の有効活用のための電力会社の系統(送電網)の活用 ④  送電における広域的運用の実施 ⑤  再生可能エネルギーの優先接続・優先給電ルールの整備 (2)  スマートメーターの導入促進と柔軟な電
図 2.1.2(1)-1 に示すように、欧州連合(EU)27 ヶ国+スイスのうち、20 ヶ国以上がフィードイ ン・タリフ(FIT)制度を実施している。2012 年には、ドイツやイタリアなどで FIT 制度を大幅 に調整する動きが見られた。2009 年以降引き続き太陽光発電システムの価格が下落していること や、 FIT の支出が予算上限額に達しつつあること、FIT の原資となる電力消費者に課される賦課金 の引き上げなどを理由に、各国は、市場拡大の状況に応じて買い取り額の見直しや買取対象の変 更を実施している。
表 2.1.2(1)-2    欧州連合加盟国及びスイスにおける太陽光発電普及施策の実施状況(2012 年) 国  フィードイン・タリフ  ネットメ タリング  グリーン 電力証書  RPS  補助金  税額控除  付加価値税控除  低利 融資  オーストリア 0.190-0.276€/kWh  ( 13 年)  ○ ベルギー 1 0.065-0.40€/kWh  (15-20 年、地域別)  ○( ≤ 10kW) ○  ○  ○  ○  ブルガリア 169.85-381.18BGN/MWh  ( 20 年
表 2.1.2(2)-2  欧州連合(EU)枠組みプログラム(FP)予算推移  分野 期間 予算額 1次枠組みプログラム(FP1)  1984~1987年  10億ユーロ/年  2次枠組みプログラム(FP2)  1987~1991年  14億ユーロ/年  3次枠組みプログラム(FP3)  1991~1994年  17億ユーロ/年  4次枠組みプログラム(FP4)  1994~1998年  33億ユーロ/年  5次枠組みプログラム(FP5)  1998~2002年  37億ユーロ/年  6次枠組みプログラム(
+7

参照

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