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(1)

グループ報告書

Future University Hakodate 2012 System Information Science Practice Group Report

プロジェクト名

医療現場に於ける問題発見と解決

Project Name

Discovery and Solution of Problems of The Medical Field

グループ名

TMTTM

Group Name

TMTTM プロジェクト番号/Project No. 11-A

プロジェクトリーダ

/Project Leader

b1010052 武田泰典 Yasunori Takeda

グループリーダ

/Group Leader

b1010092 齋藤俊英 Toshihide Saito

グループメンバ

/Group Member

b1010037 橋本光成 Mitsunari Hashimoto b1010092 齋藤俊英 Toshihide Saito b1010147 安田光喜 Mitsuki Yasuda b1010159 高石梨香子 Rikako Takaishi b1010176 小林達弥 Tatsuya Kobayashi

指導教員

美馬義亮 藤野雄一 南部美砂子 安井重哉 佐藤生馬

Advisor

Yoshiaki Mima Yuichi Fuzino Misako Nambu Shigeya Yasui Ikuma Satou

提出日

2013年1月16日

Date of Submission

(2)

概要

 本プロジェクトは、医療現場が抱える様々な問題に対し、その問題を解決するためのシステ ムを提案し実装することを目的としている。私たちは、医療現場に関する知識と問題を、文献 や書籍などから獲得し、システムを提案した。それらの提案を、市立函館病院と高橋病院で発 表し、現場で働く方々から意見を頂き、提案の練り直しを行なった。その結果、本プロジェク トでは、失語症患者のためのコミュニケーション支援ツールの提案、小児がん経験者のための 長期フォローアップツールの拡張、小児ぜんそく患者のための教育ツールの提案、生活習慣病 予防の管理が億劫な人へ向けた支援ツールの提案の4つの取り組みを行う。後期は、以上の提 案の実装を目的とし活動を行った。 本グループは、失語症に関する問題を発見し、その問題を解決することをテーマにして活動し てきた。 「話す」「聞く」「読む」「書く」といった言語に関する機能の回復を目的とし、日常会話を支援 するツールと、リハビリツールの2つのツールを開発した。 これらのツールは iOS アプリで作成した。グループ内でObjective-c言語の学習を行い、 Xcodeを用いてツールの実装を行った。 (※文責:武田泰典)

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We are intended to suggest and implement a system to solve the problem for various problems in the medical field. We got knowledge about the medical field from docu-ments and suggested tools. We proposed those suggestion in Hakodate City Hospital and Takahashi Hospital. After getting opinions about our systems from on-site per-son, we reconsidered our design proposals. As the result, following for sub-projects had started.

1) Proposal of a communication support tool for aphasics patients.

2) Proposal of improvement of long-term follow up tool for people who have suffered from childhood cancer.

3) Proposal of a educational tool for asthma-in-childhood patients.

4) Proposal of a support tool which management of the lifestyle-related disease preven-tion turned to the troublesome person

In the latter period, we are intended to implement four suggestion mentioned above.

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目次

1章 本プロジェクトの背景 1 1.1 本プロジェクトにおける目的 . . . 1 1.2 課題設定までのアプローチ . . . 1 1.3 課題設定 . . . 2 第2章 本グループの課題の背景 3 2.1 該当分野における現状と事例 . . . 3 2.2 現状における問題点 . . . 3 2.3 課題の概要 . . . 4 第3章 到達目標 5 3.1 本グループの目的 . . . 5 3.1.1 通常の授業ではなく、プロジェクト学習で行う利点 . . . 5 3.1.2 地域との関連性 . . . 6 3.2 具体的な手順・課題設定 . . . 6 3.3 課題の割り当て. . . 7 第4章 課題解決のプロセスの概要 9 4.1 グループ結成 . . . 9 4.2 失語症治療の医療現場の調査 . . . 9 4.3 ツールの提案(一回目) . . . 9 4.4 第16回 日本医療情報学会春季学術大会. . . 10 4.4.1 日時 . . . 10 4.4.2 開催要項 . . . 10 4.4.3 目的 . . . 10 4.4.4 成果 . . . 10 4.5 市立函館病院訪問 . . . 11 4.5.1 病院の概要. . . 11 4.5.2 訪問の概要. . . 11 4.5.3 本グループの発表 . . . 11 4.5.4 考案 . . . 12 4.6 ツールの提案(2回目) . . . 12 4.7 高橋病院における会話ノートの現状と調査 . . . 12 4.7.1 病院の概要. . . 12 4.7.2 訪問の概要. . . 13 4.7.3 本グループの発表 . . . 13 4.7.4 考察 . . . 13 4.8 ツールの提案(3回目) . . . 15

(5)

4.9.2 高橋先生のお話 . . . 15 4.9.3 本グループの発表 . . . 16 4.9.4 考察 . . . 16 4.10 中間発表 . . . 16 4.10.1 日時 . . . 17 4.10.2 内容 . . . 17 4.11 夏季休暇活動 . . . 17 4.12 活動再開 . . . 17 4.13 ツールの提案(四回目) . . . 18 4.14 函館高校1年生への発表 . . . 18 4.15 提案の最終決定. . . 18 4.15.1 ことばのとびら . . . 18 4.15.2 ことばのもり . . . 19 4.16 XcodeによるプログラミングとUIデザインの作成 . . . 19 4.17 ビジネスEXPO . . . 19 4.17.1 日時 . . . 19 4.17.2 開催概要 . . . 19 4.17.3 開催要項 . . . 20 4.17.4 概要 . . . 20 4.18 外部医療関係者との意見交換 東京方面案 . . . 21 4.18.1 日時 . . . 21 4.18.2 目的 . . . 21 4.18.3 訪問先 . . . 21 4.19 室蘭工業大学合同ワークショップ . . . 21 4.19.1 日時 . . . 21 4.19.2 目的 . . . 21 4.19.3 対象学生 . . . 21 4.19.4 場所 . . . 22 4.19.5 スケジュール . . . 22 4.20 最終発表会へ向けての準備 . . . 22 4.21 プロジェクト最終発表会 . . . 24 4.21.1 日時 . . . 24 4.21.2 内容 . . . 24 4.22 市立函館病院報告会 . . . 25 4.22.1 日時 . . . 25 4.22.2 市立函館病院側参加者(敬称略) . . . 25 4.22.3 訪問の概要. . . 25 4.23 高橋病院訪問 . . . 26 4.23.1 日時 . . . 26 4.23.2 高橋病院側参加者(敬称略) . . . 26

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4.23.3 . . . 26 第5章 課題解決のプロセスの詳細 27 5.1 各人の課題の概要とプロジェクト内における位置づけ . . . 27 5.1.1 橋本光成の担当課題 . . . 27 5.1.2 齋藤俊英の担当課題 . . . 28 5.1.3 安田光喜の担当課題 . . . 29 5.1.4 高石梨香子の担当課題. . . 30 5.1.5 小林達弥の担当課題 . . . 32 5.2 担当課題解決過程の詳細 . . . 32 5.2.1 橋本光成の担当課題 解決過程の詳細 . . . 32 5.2.2 齋藤俊英の担当課題 解決過程の詳細 . . . 34 5.2.3 安田光喜の担当課題 解決過程の詳細 . . . 35 5.2.4 高石梨香子の担当課題 解決過程の詳細 . . . 36 5.2.5 小林達弥の担当課題 解決過程の詳細 . . . 39 5.3 担当課題と他の課題の連携内容 . . . 40 5.3.1 橋本光成 . . . 40 5.3.2 齋藤俊英 . . . 41 5.3.3 安田光喜 . . . 41 5.3.4 高石梨香子. . . 41 5.3.5 小林達弥 . . . 41 第6章 結果 43 6.1 病院訪問の結果. . . 43 6.2 提案の変更による結果 . . . 44 6.3 実機に対する評価 . . . 46 6.4 ポスターに対する評価 . . . 48 6.5 最終発表の評価. . . 48 6.5.1 ことばのとびら . . . 48 6.5.2 ことばのもり . . . 48 6.6 担当分担課題の評価 . . . 48 6.6.1 橋本光成 . . . 48 6.6.2 齋藤俊英 . . . 50 6.6.3 安田光喜 . . . 51 6.6.4 高石梨香子. . . 53 6.6.5 小林達弥 . . . 54 第7章 今後の課題 56 7.1 コミュニケーションツール . . . 56 7.2 リハビリツール. . . 56

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1

本プロジェクトの背景

現在、日本では高齢化や医療費の高騰など社会情勢の変化が深刻な問題を引き起こしている。ま た、日本の医師不足の深刻化、在宅患者の増加、総合病院への患者の集中など、医師や病院の負担 が増加している。そのため厚生労働省では、複数の医療機関が協力して患者の治療を行い、患者の 平均在院数を短縮して医療費の抑制を図ることを目的として、地域の医療機関の連携を推進してい る。このことから、今後、さらに在宅患者は増加していくことが予想される。65歳以上の高齢者人 口が全体の人口の割合を占める率を高齢者率といい、17%を超えると高齢社会、20%を超えると 超高齢社会という。日本は20%前後の高齢社会であるのに対し、函館市の西部地区は高齢者率37 %にも上がっている。さらに、独居老人の割合も高く、早急な在宅医療環境の整備が必要である。 道南地域では2008年4月から病院間で患者の情報共有を行う医療連携ネットワーク「MedIka」が 稼働されており、病院間の連携は円滑に行える環境になりつつある。しかし、病院と患者間、独居 老人と家族間の連携は未だサポートが十分ではない。また、高齢化に伴って、寝たきりの高齢者も 増加しており、病院内のシステム改善も重要になっている。医師不足の中での高齢化を前に、新し いシステムの提案が必要とされている。 本プロジェクトでは、まず各自で医療問題を調査し、その問題を解決できる提案を発表した。次 に、各自の提案をもとにグループを編成した。その後、グループ毎に医療の現場で発表し、反省を もとに提案を考え直した。 (※文責:橋本光成)

1.1

本プロジェクトにおける目的

上で記述したように、私たちが生活している函館市、特に西部地区は全国と比較しても高齢化が すすんでおり、寝たきりの高齢者や独居老人が多い地域である。本プロジェクトでは、より良い医 療環境を作るために、函館市の医療機関が抱える問題の解決を図る。 (※文責:橋本光成)

1.2

課題設定までのアプローチ

私たちは初めに、現在の医療問題に対して書籍や文献などを用いて調査し、各自で興味のある テーマについて発表した。そこから提案に基づいて、4つのグループを編成し、市立函館病院と高 橋病院の方々に発表した。その後、反省をもとに提案を練り直し、グループの再編成を行なった。 最終的に、失語症患者のためのコミュニケーション支援ツール、小児がん経験者のための長期フォ ローアップツールの拡張、小児ぜんそく患者のための教育ツール、生活習慣病予防の管理が億劫な 人へ向けた支援ツールの提案の4つのグループで活動を開始した。 (※文責:橋本光成)

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1.3

課題設定

異常にあげられたアプローチから、私たちはグループごとにそれぞれの課題を設定した。次章以 降、失語症患者のためのツールのグループの活動について記述する。

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2

本グループの課題の背景

現在、失語症という病気がある。失語症は、事故や病気の後遺症として発症することが多い。症 状としては、元々言葉を理解したり話したり普通に出来ていた人たちが、話す、聞く、読む、書 くといった言語機能を失うというものである。失語症の種類は大きく分けて2つある。1つ目は、 「聞いた言葉は理解できるが、発音が難しい」といった症状を引き起こす、運動性失語。2 つ目は、 「言葉の理解自体が難しくなる」という症状を引き起こす、感覚性失語というものである。 その他 にも、この2つを組み合わせたような症状を持つ半失語や全失語など、他に多くの失語症の型があ る。運動性失語は、ブローカ領野と呼ばれる、左大脳半球の下前頭回後部の周辺を損傷した際にお こる。発話量が少なく、非流暢な話し方になり、読み書きにおいては仮名文字より漢字の方が読み 取れる場合が多い、という特徴がある。一方、感覚性失語は、ウェルニッケ領野と呼ばれる、左大 脳半球の上側頭回後部の周辺を損傷した際におこる。流暢で滑らかな発話が出来るが、聞いた言葉 を理解することが難しくなったり、言い違い(錯語)が多くなる、というのが特徴である。このよ うに失語症患者は患者によって多くの症状の違いを持つため、回復させるのは難しいといわれてい る。失語症の患者の中には、自分の言いたいことが上手く言えないことや、一生懸命話しても人に 伝わらないと言った体験から意図的に話さなくなってしまう患者も多い。また、失語症患者は見た 目などでは判断が難しいため、単に口数が少ない人と思われてしまったり、反応が悪い人と思われ てしまうことがある。 (※文責:安田光喜)

2.1

該当分野における現状と事例

現在、この失語症患者のリハビリテーションのために使われているのが、会話ノートである。こ れは、失語症患者との会話の際に看護者や家族が使用する物であり、会話支援とリハビリテーショ ンを目的としている。ノートの中には、ジャンルや種類によって分けられた絵のカードや、患者に ついてのことを書き込むマイページなどがある。このノートは、看護者や家族が失語症の患者と会 話する際に必要な部分を持っていき、その患者が言いたいことを指差してもらったり、マイページ に患者のことを書き込むといった使い方をされている。リハビリテーションとしては、絵カードを 見せてその絵に対応した言葉を発音してもらったり、逆に絵を並べて言葉から絵を指してもらうな どの様々な使い方をされている。 (※文責:安田光喜)

2.2

現状における問題点

現状における問題として、会話ノートには大きく3つの問題点がある。1つ目は、会話ノートが 紙媒体であり、持ち運ぶには多いということである。会話ノートの中には、250種類以上の絵カー ドや、家や病院、自分についてのマイページなどがコンテンツとしてある。そのため、患者との会 話の際に毎回持っていくことが苦になってしまう。2つ目は、絵カードに色や動きがないため、そ

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れが何を表す絵カードなのかという判別が難しいことである。絵カードの中には、「歩く」「食べ る」「叩く」などの動作を表す物もある。その絵カードに色や動きがないと、患者が理解しづらく、 どの絵カードを指せばよいかの判断ができないことがある。3つ目は、250種類以上ある絵カード から目的の絵カードを探して見つけるのが難しいということである。絵カードは大きなカテゴリ から3段階に分かれており、大分類 には“食べる”や“乗り物”、“日用品”など多くの種類があ る。つまり、話す速度で進行する会話の中で、会話をしながら、一つの絵カードを探すのは間に合 わないということが起こってしまうということである。 これらの問題点を解決するようなリハビ リテーションの手段を考案し、実装することを課題とした。 図2.1 会話ノート (※文責:安田光喜)

2.3

課題の概要

このグループでの課題は失語症患者が日常生活で使える iPadの iOS アプリを用いたコミュニ ケーション支援ツールの製作。つまり会話ノートの電子化である。絵カードを白黒の絵ではなく、 色のついた絵や写真、gifアニメなどを使って動きをつけることもできるので、患者にそれが何の 絵であるかの理解をしてもらいやすくなる。従来の会話ノートと違って電子機器なので、操作音や 音声を加えることも可能になる。五十音表も加えて、失語症患者のコミュニケーションを全面的に 補助するものとなっている。これによって人とコミュニケーションがとれたという体験を患者にた くさん積み上げてもらい、積極的に周りの人たちと会話してもらうことが目標である。 (※文責:安田光喜)

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3

到達目標

3.1

本グループの目的

「失語症患者のためのリハビリ支援及びコミュニケーションツールの提案」 一般にリハビリテーションと言うと、単に運動や言語の機能回復訓練だけを意味するものと考えら れがちだが、これはリハビリテーションの一面にすぎない。障害があってもその人らしく生きてい くために必要なさまざまな指導や援助、工夫などを含めたものをリハビリテーションと呼ぶ。失語 症のリハビリテーションも、単なる機能回復訓練にばかり目を向けていると、失語症の人の「生活 の質(クオリティー・オブ・ライフ、QOL)」を損ないかねない。次の項目で、失語症のリハビ リテーションの流れについて説明するが、失語症のリハビリテーションとは机上の言語訓練だけを 指すのではない。失語症の回復には、重症度・身体機能・年齢・本人の意欲・精神状態など様々な 要因が関係する。 失語症患者が言葉を取り戻すには、人とコミュニケーションがとれたという体 験をたくさん積み上げていくことが大事である。失語症の人の、相手に何か伝えたいというコミュ ニケーション意欲を引き出し、スムーズにコミュニケーションをとるためには、その人に合った対 応が大切だ。現在、失語症患者がコミュニケーションをとるための手段の一つとして絵カードとリ ハビリテーションがある。絵カードの問題点として「色や動きが少ない」「種類が多く、探しにく い」「種類やパターンを増やすのが困難」「絵カードの量が多いため、持ちにくい」が挙げられる。 これらの問題点をふまえ、電子化による手軽なツールを提案する。また、リハビリテーションの問 題点として「1人ではできない」「ゲーム性や変化がない」「書き込むと再利用ができない」「管理 が面倒」が挙げられる。これらの問題点をふまえ一人でも簡単に続けることが可能なゲームを提案 する。なお、2つのツールはiPadで使えるiOSアプリとする。 (※文責:高石梨香子)

3.1.1

通常の授業ではなく、プロジェクト学習で行う利点

本学校には医療に関するコースや学部、授業などはない。したがって、プロジェクトという機会 を用いて、自分たちのテーマに沿った医療現場の問題解決ができる機会は非常に有意義である。加 えて、通常授業においては同じコース同士のメンバーのみでしか協力して課題に取り組むことは ないが、プロジェクト学習は、コースに関係なく同じテーマに興味を持った学生が集まるので、他 コースの学生と協力して問題解決に取り組むことが可能な数少ない機会である。そこで他コースの 技術の差や、考え方の違いなどで刺激を受けながら問題解決に取り組むことができるという利点が ある。 (※文責:高石梨香子)

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3.1.2

地域との関連性

複数回にわたる市立函館病院と高橋病院への訪問によって、実際に医療現場における様々な問題 についてのお話を頂いた。また、自分達で決めた提案テーマをどのようなアプローチで解決してい くかをスライドを使って発表し、それについての意見を頂いた。それぞれの訪問回数は、ツール提 案前に高橋病院へ2回、市立函館病院へは1回であった。初めに我々のグループのみで高橋病院へ 訪問し、言語聴覚士と話をさせて頂いた。言語聴覚士の仕事は、「話す、聞く、書く、読む」など の言語機能を障害されてしまった患者の社会復帰をお手伝いし、自分らしい生活ができるよう支 援することである。その分野は医療、福祉、教育、保険など、広くで活躍しており、言語障害、嚥 下障害、音声障害などのリハビリテーションをすることが主な活動である。患者と一緒に会話して 話すように促したり、リハビリを自主的にするように励ましたりすることも大事な仕事である。そ こで、実際の会話ノートを見せて頂いたり、リハビリゲームについての提案を頂いた。そしてその 後の高橋病院と市立函館病院の訪問で、プロジェクト全員で訪問し、それぞれのグループが発表を 行った。また、最終発表の後に、お礼参りとしてそれぞれ1回ずつ訪問し、出来上がったツールと プロトタイプを実際に触って頂く予定である。最終的には、リハビリゲームと会話ノートの電子化 したツールを、高橋病院で導入される予定のiPadにいれて頂き、患者に使ってもらうことを目標 としている。 (※文責:高石梨香子)

3.2

具体的な手順・課題設定

1. 失語症に関する知識の習得 課題:各人が失語症に関する解決すべき問題を調べ、発表する。 2. テーマの決定  作業:具体的に何を作り、それが何に役立つのかをはっきりさせる。 3. 病院発表用のスライドの作成  課題:病院訪問に向けて自分達のグループテーマをスライドにまとめる。 4. 発表練習  課題:病院訪問の際に失礼のないように、また上手く伝えられるように練習し指導教員に アドバイスを貰う。 5. 市立函館病院訪問  課題:スライドを使い各グループがテーマの発表と説明を行う。 6. ポスター作成  課題:高橋病院訪問に向けて発表用のポスターを作成する。

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7.  課題:各グループの成果物のイメージがわかるようなものをつくる。 8. 発表練習  課題:高橋病院訪問ではスライド発表ではなくポスターセッションを行うため練習を行 う。 9. 高橋病院訪問  課題:各グループで作成したポスターを用意し、病院の先生方に発表を行う。 10. 中間発表準備  課題:他のプロジェクトと情報交換し、ポスターセッションの準備を行う。 11. 中間発表  課題:アンケートの結果を集計し、後期の活動への準備を行う。 12.  テーマの再構成  課題:病院から依頼を受けたリハビリゲームについての提案を考える。 13.  プロトタイプの製作  課題:iPadを使用したアプリケーションを製作する。Objectiv-Cを使用する。 14. ポスター作成 課題:最終発表に向けて、発表用のポスターを作成する。 15. 最終発表準備 課題:他のプロジェクト、昨年度のプロジェクトの先輩方との情報交換及びポスターセッ ションの準備を行う。 16. 最終発表 課題:アンケート結果を集計し、報告書の作成を行う。 17. プロトタイプ製作 課題:アンケートの結果より、製作したプロトタイプのブラッシュアップを行う。 (※文責:高石梨香子)

3.3

課題の割り当て

各個人の技術力向上のため、各自の意見を尊重した割り当てにした。具体的にプロトタイプの UIを作る担当者を2人(安田、高石)、プロトタイプのプログラムを作る担当者3人(橋本、斎藤、 小林)、最終発表発表用のポスター作成はメンバー全員で行った。UI担当の中では、安田が音、背

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景画像、ボタン配置を担当し、高石がキャラクター、結果表示画面などを担当した。プログラミン グ担当の中では、一人一つのリハビリゲームを開発し、橋本が全体の作成と調整、デザイン班との 連携を行い、斎藤が「ことばのとびら」の基本のプログラムを作成し、小林がその他細かい部分の 調整やポスター作成、文章や報告書を作成した。先生方への発表はスライド作成者が行い、病院で の発表では、発表者をその都度割り当てて発表した。ただし、全員が発表できるように練習し、そ の上で選ぶように心がけた。しかし、実際は最も話し合いに参加している人であったり、内容を最 も理解している人が自主的に発表を申し出る形となっていた。アプリケーションの使い方や、プロ グラムの書き方など悩んでいるところがあればできるだけメンバー全員で考え、その都度問題を解 決するよう心がけた。しかし、スケジュール管理に関しては役割の割り当て不足や全ての役割を全 員で把握する時間を設けなかったため上手く進めることが出来なかった。 図3.1 課題の割り当て (※文責:高石梨香子)

(15)

4

課題解決のプロセスの概要

4.1

グループ結成

失語症をテーマとしてどのようなアプローチで活動していくかを考え、プロジェクト内で発表 し、学生や先生方からのフィードバックを頂いてより深く提案を掘り下げていった。初めは各メン バーが失語症患者のためのツールを考え、提案した。提案の内容としては、失語症患者とのコミュ ニケーションツール、失語症患者が自分から話しかけることを気軽にできるようなツール、失語症 患者との会話支援ツール等が候補としてあがった。それらのツールについて考えたメンバーがグ ループの中で発表し、最終的にどのコンセプトのツールを作成していくかについて考えた。病院に 伺った際に、失語症患者との会話に使われているという会話ノートを実際に見せて頂き、それにつ いての意見を頂いたので、会話ノートについての提案を進めていくという方向で決まった。 (※文責:橋本光成)

4.2

失語症治療の医療現場の調査

失語症について、文献やwebを用いて調査した。結果、失語症患者は「聞く、読む、話す、書く」 といった言語機能が障害されるため、簡単に言うと人とのコミュニケーションが難しくなる症状で あるといった問題点があることが分かった。また、失語症の症状の中には様々なものがあり、例え ば、「人が話していることは理解はできるが、自分が発音しようとすると、発音がめちゃくちゃに なってしまう」といった症状や、「人が行ったことの理解は難しいが、自分が知っている単語の発 音はすることができる」といったような、細かな症状の違いがとても多いということがわかった。 失語症患者の症状は、患者によって様々あるということがわかり、それを考慮して提案した。しか し、実際に失語症患者のリハビリを担当している言語聴覚士の方とは話をすることができたが、実 際に言語聴覚士が失語症患者とリハビリをしている現場には立ち会うことができなかった。また、 失語症患者が家族にいる人の話は聞くことができたが、実際に失語症患者と会話することは調査の 中ではできなかった。 (※文責:橋本光成)

4.3

ツールの提案(一回目)

失語症グループでは、実際に病院に伺った際に失語症患者のコミュニケーション支援ツールとし て現在使われている会話ノートに着目した。この会話ノートにはいくつかの問題点があり、その問 題について、会話ノートを使っている言語聴覚士から話を伺うことができた。その問題は、色がな く、動きがない絵カードが使われているので、動きを表す絵カードが理解しづらいということや、 紙媒体で冊子上なので、いちいち持ち歩くのが重たく、面倒となっているということ。他にも、会

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話ノートを使う中で、目的のページを探しにくいことや、種類を増やせないことなどがあった。 そこから、この会話ノートを電子化することで、失語症患者とのコミュニケーションをより円滑に 行うことができるのではないかと考え、iPadなどの情報端末を用いた会話支援ツールを提案した。 (※文責:齋藤俊英)

4.4

16

回 日本医療情報学会春季学術大会

4.4.1

日時

6月1日(金)∼2日(土)

4.4.2

開催要項

大会テーマ:データなくしてインフォメーションなし、インフォメーションなくしてインテリ ジェンスなし 会期 2012年(平成24年)5月31日(木)・6月1日(金)・2日(土) プレセッション 5月31日(木) 本大会     6月1日(金)・2日(土) 大会長 木村 通男(日本医療情報学会理事長・浜松医科大学医療情報部教授) 会場:函館国際ホテル(北海道函館市大手町5-10) 参加者:齋藤俊英、笹森詩乃、武田泰典 URL:http://info.med.hokudai.ac.jp/jami2012symp/

4.4.3

目的

以降の活動テーマ決定への参考、また学会の体験、及び医療従事者の考え方を学ぶことである。

4.4.4

成果

医療情報学会には、医師や医療情報技師に限らず大学や企業からも多くの方が参加しており、ま た医師という同じ職業であっても専門によっては目の付け所が全く異なるということがわかった。 これからの活動において病院の方と接する機会があるため、先生の専門を踏まえるなどの準備や質 問を用意しておくことの重要さを学んだ。その他、発言者は発言の前に必ず名乗ることを忘れては いけないという基本的なマナーも学ぶことができた。所属する大学、病院や企業の紹介を行い軽く 宣伝を行う方もいらっしゃったので、プロジェクトに関して詳しく語れるようになる必要性を感じ た。病院への利益というのも発表の中で大切なポイントであるということを学んだ。 (※文責:高石梨香子)

(17)

4.5

市立函館病院訪問

4.5.1

病院の概要

所在地: 〒041-8681 函館市港町1丁目10番1号  TEL: 0138-43-2000   URL: http://www.hospital.hakodate.hokkaido.jp  市立函館病院では、「地方センター病院として住民の求める最良の医療を提供します」を基本理 念として掲げている。1860年に箱館医学所として創設され、4度の名称変更を経て、1922年に現 在の市立函館病院という名称になる。現在では、消化器科・外科など計26の診療科目と105名の 医師を配置している。救命救急センターや地域医療連携室、ヘリポートといった特有の施設もあ り、救急治療や地域医療にも力をいれている。 (※文責:高石梨香子)

4.5.2

訪問の概要

 病院側参加者(敬称略) 下山副院長 松塚庶務課長 大島医療連携課長 医療情報企画課 船木主査 田村庶務係長  6月15日(金)16:15∼18:00にかけて市立函館病院を訪問した.。最初にプロジェクト全体と各 グループのプレゼンテーションを行い、内容について病院関係者からご意見や質問を頂いた。 そ の後、病院の屋上にあるヘリポートまで案内をして頂いた。 (※文責:高石梨香子)

4.5.3

本グループの発表

失語症とは「言語障害や発語が困難になる症状」とされている。失語症の回復には、重症度、身 体機能、年齢、本人の意欲、精神状態など、様々な要因が関係する。その中でも、本人の意欲、精 神状態は周囲の人のコミュニケーションによるケアが重要になる。  「脳が言葉を取り戻すとき」という書籍では、「失語症患者が言葉を取り戻すには、意思疎通し たという体験をたくさん積み上げていくことが基本となる」と書かれている。  意思疎通を図るツールとして現在使われているものとして、コミュニケーションノートがある。 コミュニケーションノートとは、失語症患者とご家族・関係者のための会話補助用ノートであり、 絵カードなどを使った意思疎通、患者さんの反応を詳細までメモ、情報を周囲の人で共有し、それ をネタに患者さんと会話できる、などの機能がある。

(18)

 そこで、コミュニケーションノートを参考にして、私たちの提案するツールはC-Noteである。  これは日常でのコミュニケーションの質の向上を目的としており、失語症患者とその周りの方が 対象となっている。このツールはiPadを用いて様々なメディアを利用できることに加えて、患者 さんが持ち歩き会話の際にどこでも使えるという利点がある。  このツールの主な機能は3つあり、「会話モード」は患者と看護者との会話のキーワードに反応 して、それに関連した絵カードを画面に表示させ、患者さんにタッチしてもらい、会話の補助とし て使えるのに加えて、その会話を音声認識によって自動で文章化し、簡単に記録を取れる。「編集 モード」では会話が終わった後に、看護した方が自動で文章化されたものから、より重要だと思う 部分をワンタッチで抜き出して別ページに保存できる。「閲覧モード」では看護者が編集した内容 を家族や次に引継いだ看護者が閲覧できる機能で、看護者のコメントも見ることができる。  これら3つの機能によって失語症患者との会話における様々な問題を解決に近づけることがで可 能となる。  最終的には失語症患者が積極的に相手に話しかけるようになり、コミュニケーションの頻度が上 がり、言語機能の回復に繋がるという結論に至った。 (※文責:高石梨香子)

4.5.4

考案

・発話していないのに、言語機能の回復につながるのか。 ・重症度がとても大きいため、重症度にあわせたコンテンツがあればいい。 ・患者の主が高齢者にあるのでiPadは難しいかもしれない。 (※文責:齋藤俊英)

4.6

ツールの提案(2回目)

市立函館病院で会話ノートの電子化についてプレゼンテーションを行ったが、電子化するだけで 効果があるのかという意見を頂いた。そのため、提案について考案し、新しい機能を追加すること にした。その機能は自動音声認識機能である。患者と看護士の会話を自動で認識し文章化すること によって、メモを取る動作を省き会話に集中できる、患者の情報を漏らさず記録するといった効果 が予想される。 (※文責:高石梨香子)

4.7

高橋病院における会話ノートの現状と調査

4.7.1

病院の概要

所在地 〒040-8691 函館市元町32番18号  TEL 0138-23-7221  FAX 0138-27-1511  URL http://takahashi-group.jp/index.html

(19)

 高橋病院は今年で開業118周年を迎えた、道内でも有数の歴史ある病院である。理念を「地域住 民に愛される・信頼される病院」、方針を「情報通信技術(IT)を活用した地域連携ネットワークを 構築し、道南一のリハビリテーションシステムを確立」と掲げ、リハビリテーションを中心とした 医療福祉ネットワーク事業を展開してきた。  法人施設内外のネットワーク事業促進や、継ぎ目のない患者サービス向上の手段としてIT活用 を積極的に進めており、平成15年7月に電子カルテや看護支援システム、平成18年にはベッド サイドシステムを導入、平成19年には地域連携ネットワークの構築を行った。平成2021年には2 年連続で経済産業省中小企業IT経営力対象「IT経営実績認定組織」に選ばれている。  グループとしては、病床数179床の高橋病院本院の他、介護老人保健施設「ゆとりろ」・ケアハ ウス「菜の花」・訪問看護ステーション「ほうらい」・訪問看護ステーション「元町」・グループホー ム「秋桜」・「なでしこ」・認知症対応型デイサービス「秋桜」・居宅介護支援事業所「元町」、小規模 多機能施設「なでしこ」、認知症対応型デイサービスセンター「谷地頭」を併設している。

4.7.2

訪問の概要

病院側参加者(敬省略)   理事長 高橋 肇   言語聴覚士 石井  2012年6月27日(水)の16:00∼18:00に高橋病院を訪問し。失語症患者と失語症患者が他人 とコミュニケーションをとる手段の一つとして使われている会話ノートについての説明を伺った。 さらに、我々が考える新しい会話ノートの提案についてご説明し意見をいただいた。

4.7.3

本グループの発表

市立函館病院の発表と同じ内容である。

4.7.4

考察

見た目について  ・一度に画面に出てくる情報量が多い。  ・味の評価で,文字だけではなくニコニコマークなどの画像を表示してほしい。  ・カテゴリ自体を文字だけでなく画像にする。  ・写真の雰囲気の統一。  ・絵・文字・ルビなどの要素の表示・非表示を選択可能にする。  ・カテゴリの画像を特定のものではなく一般的な写真を用いる。 書くという新要素  ・書くことが出来ると良い。たとえば黒板の画面のようなもの。  

(20)

分類について  ・50音検索や50音に並べ替えなどができると良い。  ・同様に文字の長さによりものもほしい。 音声について  ・録音した音をその場で再生できれば、リハビリにも繋がるため良い。  ・音声認識した文章は原文が良い。(患者さんの反応が全て)  ・言葉に出来ない音はどのように表現するか。(STさんの中で使われる記号がある。鼻に抜ける 感じの音など)  My Pageという新しい要素  ・患者さんの主治医の先生の名前や、家族の名前のページがあると良い。  ・「1人暮らしですか?」や「お子さんいますか?」などの項目。  その他  ・「おいしい」「おいしくない」など以外の細かい評価機能。形容詞を増やす。  ・口の動きが出ると良い。  ・定型分があると良い。  ・絵カードで行っているリハビリを電子化してほしい。 図4.1 高橋病院訪問1 図4.2 高橋病院訪問2 (※文責:齋藤俊英)

(21)

4.8

ツールの提案(3回目)

従来のコミュニケーションツールの他に、リハビリゲームの提案を追加した。このリハビリゲー ムは、「文字並び替えゲーム、名前当てゲーム、連想ゲーム、余計な文字を抜くゲーム、組み合わ せゲーム」といった、文字に関するゲームで、これらを長期的に行うことによって言語機能回復に つながるというものである。また、この提案は失語症患者のためのものというよりも、高次脳機能 障害の患者のための提案であった。 高橋病院から頂いたアドバイスをもとに、会話ノートを電子化させたツールと、このリハビリゲー ムの2つのツールについて提案した。 (※文責:齋藤俊英)

4.9

高橋病院訪問

4.9.1

訪問の概要

病院側参加者(敬称略 理事長  高橋 肇       法人情報システム室室長  滝沢 礼子          法人情報システム室  八木 教仁       その他15名程度  2012年7月6日(金)に16:00∼17:30に高橋病院を訪問させて頂いた。最初の40分で高橋病 院から函館市の医療事情や高橋病院での取り組み、お年寄りの特性についてのお話を伺った後、ポ スターセッションを行い、その内容について病院関係者からご意見やご質問を頂いた。 (※文責:齋藤俊英)

4.9.2

高橋先生のお話

今回の訪問では、函館の高齢化の現状や高橋病院の取り組みの一つである地域医療連携システム 「ID-Link]、「どこでもMy病院構想」という活動についてご説明を頂いた。高橋病院からのお話を 以下に記述する。  函館市は高齢化が進んでいる。それは函館市の人口減少は全国2 位でありながら、高齢者の数 は変わっていないためである。一方、札幌市でも高齢化が進んでいる。こちらは、人口は変わらな いがお年寄りが年々増えているため高齢化に至った。函館市と札幌市では高齢化に至った経緯は 異なるため、その地域にあった高齢者に向けた医療サービスが必要とされている。IT機器に抵抗 がある高齢者を対象に、情報システムを導入するためには、ITをIT と認識させないことが重要 である。そのような中、高橋病院では、医療業務の効率化や安全性、サービスの質の向上を目的と した、看護支援システム、患者が楽しくリハビリを行えるようなコンテンツ等が組み込まれている ベッドサイドシステムなどの、様々な情報システムを導入している。

(22)

 ベッドサイドシステムに関しては、院内の情報システム室で開発も行っており、その取り組みの 一つとしてID-Link というシステムがあげられる。このシステムは、一人の患者の情報を、その患 者に関わるすべての施設が共有するためのシステムである。このシステムでは、別企業の電子カル テでも情報を見ることができ、新しい情報を即座に共有できるため、すでに全国490の施設で利用 されている。高齢者は多疾患であることが多く、様々な病院や機関に関わっている。検査データや 入院状況をすぐに確認するために、ID-Link のようなIT による病院間の連携が必要である。  また、高橋病院では、「どこでもMy 病院構想」という活動を進めている。本構想は、個人が自 らの医療・健康情報を医療機関等から受け取り、それを自らが電子的に管理・活用することを可能 とするものである。患者が病院ではなく、自宅での治療等を行うことができる様になることを目標 とし、病床数の確保や医療従事者の人手不足の改善を見込んでいる。 図4.3 高橋病院訪問 (※文責:齋藤俊英)

4.9.3

本グループの発表

市立函館病院の発表内容に加え、50音表とリハビリゲームについて提案した。 50音表はボタンを押すことで発音のフィードバックが得られ、リハビリの効果が得られる。

4.9.4

考察

今後リハビリ等にiPadを用いる予定でいるということであるため、iPadを用いた会話ノートの 電子化という提案は高評価であった。 (※文責:齋藤俊英)

4.10

中間発表

市立函館病院で行った内容に、高橋病院からアドバイスを頂いた50音表とリハビリゲームの内 容を加えた。

(23)

4.10.1

日時

2012年7月13日(金) 15:20∼ 17:30

4.10.2

内容

全てのプロジェクトの前期の活動を報告しあい、情報共有と評価を行った。失語症のグループの 発表については、既存の会話ノートの電子化では少し単純すぎる、コンテンツを増やす前に基本と なる部分をしっかりとまず完成させるべきではないかという意見があげられた。モックアップにつ いては、本当に失語症患者が使いやすいものであるのか。情報量が多すぎるのではないかという問 題点や、ほしい情報に行き着くまでの過程が長すぎるという意見があげられた。ポスターについて は、発表を聞く人が聞きたい情報が載っていなかった。自分たちが提案するものを使った失語症患 者さんにとって、どのようなよい結果が生まれるのかと言う事をポスターに載せるべきであったと いう意見があげられた。プロジェクトの全体の評価としては、ポスターセッションに関する意見が 多かった。この形式を取り入れたことでそれぞれのグループの話を聞ける、自由に質問ができると いった良い評価がある一方、途中から聞き始めた人は内容が理解できない、近くで聞かないと声が 聞こえない、一つのグループの発表が長く、他のグループの発表を見ることができないといった悪 い評価もあった。 (※文責:齋藤俊英)

4.11

夏季休暇活動

夏休みはメンバー各位が自分で課題設定をしてそれぞれで活動を行った。インターンシップへ積 極的に取り組むものや、芸術祭などのイベントへの参加、その他Webページの作成に伴うCSSや htmlの学習などである。 (※文責:齋藤俊英)

4.12

活動再開

夏休み中の各自の活動内容の発表。また長期休暇前の反省の確認、今後の活動方針の設定を行っ た。具体的には前期に提案物の大きなファクターとなった音声認識について、今後ツールを作成す る上でどのように実装するか、あるいはすでに販売されている製品を用いるかどうか検討した。そ の他には後期の各メンバーの時間割を鑑みた活動スケジュールを作成した。 (※文責:齋藤俊英)

(24)

4.13

ツールの提案(四回目)

前期では会話ノートに自動音声認識機能を組み込む予定であったが、開発の期間を考えた結果組 み込みを断念した。代わりに自分で撮った写真を絵カードとして追加できる機能を加えた。 (※文責:齋藤俊英)

4.14

函館高校1年生への発表

市立函館高等学校1年生を対象としたプロジェクト紹介のプレゼンテーションを行った。発表で はプロジェクターを用いてプロジェクト全体の説明と各グループの簡単な説明を行った後、iPad やiPhoneなどに実機転送した各提案物を実際に触れて体験するような時間が設けられた.各グ ループの発表の他に、前々年度の成果物であるリハビリくんの紹介も行った。 (※文責:齋藤俊英)

4.15

提案の最終決定

 2つのツールの名前を、コミュニケーションツールの「ことばのとびら」と、リハビリゲーム の「ことばのもり」とし、内容の最終決定を行った。詳細を以下に記述する。

4.15.1

ことばのとびら

「ことばのとびら」は失語症患者の日常会話支援を目的としたツールである。 主なユーザは失語症患者及び、患者とコミュニケーションをとる担当の看護士・言語聴覚士・家族 などで、患者と対面でコミュニケーションが行われる日常生活の場面をツールの使用状況と想定し た。具体的には患者が体調を伝えるシーンや、用を足したいなどの意思を示したい時、食事での会 話での使用があげられる。 「ことばのとびら」には、実際に現場で使用されている絵カードというツールを元に新たに作成し た電子データの絵カードが保存されている。患者自身が伝えたいことと同じ絵カードを分類から選 択しディスプレイ上に表示させて使用する。絵カードはユーザが探しやすいようにジャンル毎に分 けられており、また1度に目に入る分類項目の情報過多を防ぐためにジャンル自体にも大分類、中 分類、小分類という階層が設けられ、さらに身の回りに関することなど、頻繁に使用すると想定さ れる分類ほど少ない遷移で表示されるなどの工夫がなされている。その他の機能として五十音表が あり、これは1回の遷移でいつでもすぐに表示されるようになっている。表の文字をタッチするこ とで、タッチされた文字が音声として流れるため、発音の確認や発話の練習に使用できる。以上の 機能により失語症患者のコミュニケーションを支援し、意思疎通の成功体験を積み重ねることで、 患者がコミュニケーションに対してより積極的になることが本ツールの最終的な目的である。 (※文責:小林達弥)

(25)

4.15.2

ことばのもり

「ことばのもり」は失語症や言語障害を持つ患者のためのリハビリゲームである。  主なユーザは失語症や言語障害を持つ患者、加えて身体的障害の比較的少ない、つまりゲーム の操作ができるという条件で対象ユーザを定めている。ゲームはクイズ形式である。開始時には チュートリアルが表示され、1回のプレイで複数の問題が出題される。ユーザは出題ごとに、表示 された画像に沿う正しい答えを選択肢から選び解答を進める。そして最後には正答数とコメント が表示されるというのがゲームの一連の流れとなる。ゲームは、画像の名称を選択肢から選ぶ「名 前当てゲーム」、名称を正しく並び替える「並び替えゲーム」、余計な1文字を取り除く「文字抜き ゲーム」、そして正しい分類を選択肢より選択する「カテゴリ分けゲーム」の4種類があり、いずれ もがユーザの障害の程度に合わせて難易度の設定やカタカナ・ひらがな・漢字の切り替え、文字の 大きさの変更が出来る仕様である。以上のゲームは非常に効果のあるリハビリの要素を取り入れた もので、患者が1人でも楽しみながら、リハビリだと意識せずに訓練することを可能にする。ユー ザがゲームを通しリハビリを続け、社会復帰へと後押しすることが本ツールの最終目標である。 (※文責:齋藤俊英)

4.16

Xcode

によるプログラミングと

UI

デザインの作成

教授から頂いたコメントを参考にして実際にXcodeでiPad向けのコードを作成、またアイコン や背景、ボタン、またそれらの位置などのUIデザインの作成を行った。 (※文責:齋藤俊英)

4.17

ビジネス

EXPO

4.17.1

日時

平成24年11月9日(金) 9:30∼ 17:00

4.17.2

開催概要

「北海道技術ビジネス交流会」は、1987年の代一回開催以来、今年で第26回目を向かえ、全道 のみならず全国に情報発信する北海道最大級のイベントである。前回は313社(機関)の出展と、2 日間で17,970名の来場があった。世の中にはいい商品または良い技術を持っているにも関わらず、 世間に知られていない人たちが多く存在し、その多くの人たちが自分の商品技術を世に広められ なく苦労を重ねている。「北海道技術ビジネス交流会」は、様々な組織体企業、技術、商品などに スポットを当てることにより、北海道の本当の価値を引き出し、磨き、発信している。本年の開催 テーマは「北海道価値創造! ∼つなぐ力で未来へ∼」である。これまでの世界経済を支えて来た既 存の諸システムが行き詰まってきたこのような時代に、それぞれの組織体企業が持続的発展を目指 し、物事の本質を見失うことなく、主体的に未来を切り開いて行くためには、これまでにも増して 絶対的価値の創造と深化に挑まなければならない。これからの成長は、拡大ではなく“価値創造”

(26)

である。個と組織の共進化や共創“つなぐ力”を目指す新しい価値創造の場として、「北海道技術 ビジネス交流会」を提供する。本年も、道内企業をはじめとした「産」「学」「官」による製品技術 等の情報がこの交流会で一堂に会する事により、商談や新たなビジネス機会がより多く生まれる事 を目標とし、11月8日(木)∼9 日(金)に開催された。

4.17.3

開催要項

名称ビジネスEXPO「第26回 北海道 技術・ビジネス交流会」 テーマ北海道価値創造! ∼つなぐ力で未来へ∼ 会期平成24 年11月8日(木)10:00∼17:30(オープニングセレモニーは9:30∼) 会場アクセスサッポロ 来場者規模18,000 名※地下鉄大谷地駅バスターミナルより、無料シャトルバス運行(15 分間隔) 入場料無料 主催北海道 技術・ビジネス交流会 実行委員会 経済産業省北海道経済産業局、北海道、札幌市、北海道経済連合会、(社) 北海道商工会議所連合 会、北海道商工会連合会、公益財団法人北海道中小企業総合支援センター、(社) 北海道機械工業 会、札幌商工会議所、一般社団法人北海道中小企業家同友会、公益財団法人北海道科学技術総合振 興センター URL:http://www.noastec.jp/business/

4.17.4

概要

未来大ブースにて医療関連Pの紹介.お客様は産業界や自治体関係者 (※文責:橋本光成) 図4.4 ビジネスEXPO

(27)

4.18

外部医療関係者との意見交換 東京方面案

4.18.1

日時

11月12日(月)∼13日(火)

4.18.2

目的

メディカルICT関連技術を研究開発している関係者との意見交換,デモ見学

4.18.3

訪問先

1日目 13:00 東京女子医大訪問  2日目 10:00-12:00 NTT武蔵野研究所訪問  13:30-15:30 東大 正宗研訪問 参加者 笹森詩乃、内山聖美 (※文責:齋藤俊英)

4.19

室蘭工業大学合同ワークショップ

4.19.1

日時

11 月23 日(金)∼24 日(土)

4.19.2

目的

連携した教育事業を推進することは大学間の連携における目標の一つである。従来の大学間連携 は共同研究が主体であり,学生主体で多くの学部学生が参画する事業はあまり例がなく,異なった 大学教育プログラムを受けている学生間で, 互いがWin-Winとなるような事業が望まれる。 本 WSでは,学生,特に学部3年生の参画を中心として計画しており,WSでの共同作業を通じて他 大学の研究(研究室)や個性への関心が高まることが期待される。また,両学ともに他大学からの 大学院入学も期待でき,大学間での進学学生の交流は,連携における学部,院での確実な教育交流 につながる。他大学に目を向けることには,自主的な学習ができる学生であることが望まれる。自 主性は, 現在の大学教育においては重要な要素となることから,本施策による連携での教育事業が 大学における基本教育に生かされ,連携WS がそれぞれの大学活性化に役立つことが期待される。

4.19.3

対象学生

両学それぞれの参加学生(40 名∼50 名:3 年生主体.4年生,M1 はチュータとして参加),教 員(約10∼20 名),計100-140名(両学長出席予定),事務局数名3年生はプロジェクト学習担当 教員から募集,B4,M1は研究室教員から推薦4MIT に関したパネル展示を予定しており,展示関 連教員(学生) にはCRC から依頼一般教員は希望者のみ学生,教員ともに予定人数以上となった

(28)

場合には実行委員側で調整する場合あり。 参加者 杉本歩基、佐藤郁枝、松田晶太郎、高石梨佳子

4.19.4

場所

洞爺湖万世閣

4.19.5

スケジュール

第1 日目(11/23) 10:00  未来大学生,教員はチャーターバスで出発 13:30∼14:00 連携WS 開会式   ・両学長挨拶 ・WS 連絡 14:00∼16:40 ・学生プロジェクト発表(両学3年生を主体とした内容) ・学生参加型ワークショップ ※学生視点からの大学・地域活性をテーマとしたワークショップ 16:40∼16:50 (会場が夕食会場となるので,荷物などの一時撤去を行う) 17:00∼17:50 ・各グループでワークショップ課題の取り組み(ラウンジ・部屋など) 17:50∼19:00 休憩・夕食 19:00∼20:00 テーマ討論会     (テーマ)プロジェクト学習への取り組み ∼学生の立場から∼ 20:00  ∼ 両学懇親会(会費,学生1000円,教員3000 円)        学長と話そう 第2 日目(11/24) 9:00∼10:30 ワークショップ課題の発表・討論など 10:30∼11:30 共同研究紹介 11:30∼12:00 連携フォーラム閉会式 その他 参加者は各グループの内容を発表できるようにしておく (※文責:安田光喜)

4.20

最終発表会へ向けての準備

11月で作業の遅れてしまっていた実機転送及び、発表用のポスター作成と発表練習。  「ことばのとびら」「ことばのもり」の2つのツールがあるため、iPadをあらかじめ2台借りて おき発表の際には同時に2つのツールを見せられるように準備した。 両ツールはまだ改善するべき機能がたくさんあったが、現段階での成果を発表するために両ツー ルを2 台のiPadに実機転送を行った。また、iPadのトラブルを想定し Macintoshも持参し、

(29)

X-code simulator  ポスターは前回使ったポスターに現段階での成果も追加で記入して新しいポスターの作成を行っ た。 最終発表の練習は実際に会場を設置し、本番と同じ状態で各グループで行い、先生方から以下のよ うな意見やご指摘を頂いた。 <ことばのもり> ・6つの問題は失語症患者さんが使えるものなのか ・難易度は適切か ・スコアを記録できるようにしてはどうか <ことばのとびら> ・ボタンは押しやすいデザインとなっているのか ・絵カードの表示は適切であるのか ・履歴が表示されるようにしてはどうか ・50音表表示の部分で、口の動きを表示させてはどうか 図4.5 発表用のポスター

(30)

図4.6 提案ポスター (※文責:小林達弥)

4.21

プロジェクト最終発表会

4.21.1

日時

2012年12月7日(金) 15:20 ∼ 17:30

4.21.2

内容

最終発表では、プロジェクト学習全体を通しての成果を報告した。本プロジェクトでは4つのグ ループで活動しており、各グループの提案内容と提案物について発表した。発表方法については、 聴衆に対して対応出来る人数が少ないと感じる場面や、途中から来た方に対応することが難しいこ とがわかり、今後発表担当の人数を増やすなどの対処が必要であると感じた。また、一つのグルー プに人が集中してしまったため、今後は各グループに聴衆を誘導する必要があると感じた。ポス ターセッションという発表形式については、質問しやすくて良いという意見を頂いた。また、今回

(31)

A3 A1 ターよりも説明しやすいということがわかった。そのため、今後のポスターセッションでは、説明 用のパネルを用意した方が良いと考える。 ことばのもりについては、電子化することによって多数の絵カードを収納することが可能になった が、その分探す手間が増えてしまった。カードのジャンル分けや配置を工夫することによって解決 を試みたが、まだ探しにくいという評価を頂いた。ことばのとびらについては、失語症患者のため のリハビリツールとして製作しているが、現時点は子供の教育ツールとの差がみられず、リハビリ ゲームとしての機能が弱い。リハビリゲームとしての機能を強めるためには難易度の変更、ゲーム の記録の保存、マイページ機能などを実装する必要があると考えた。また、失語症患者に不適切な 要素が含まれている表現がいくつかあるため、修正が必要だ。 (※文責:小林達弥)

4.22

市立函館病院報告会

4.22.1

日時

2013年1月11日(金)16:00∼17:00

4.22.2

市立函館病院側参加者

(

敬称略

)

副院長 下山 則彦 Norihiko Simoyama その他20名程度

4.22.3

訪問の概要

 2013年1月11日(金)に16:00∼17:00にかけて市立函館病院を訪問させて頂いた。今回の 訪問は、前回私たちが提案したものについて医療関係者からアドバイスを頂いた結果、最終的にど のようなものになったのか報告するものであった。提案物についてのアドバイスや意見を頂くこと ができた。 図4.7 市立函館病院訪問 (※文責:安田光喜)

(32)

4.23

高橋病院訪問

4.23.1

日時

2013年1月30日(水) 15:30∼17:00

4.23.2

高橋病院側参加者(敬称略)

理事長 高橋 肇その他20名程度

4.23.3

訪問の概要

 2013年1月30日(水)に15:30∼17:00にかけて高橋病院を訪問させて頂いた。今回の訪問 は、前回の訪問で頂いた意見を参考に改善した結果、最終的にどのような提案となったのか報告す るものであった。ポスターセッションとプロトタイプのデモンストレーションを行い、提案物につ いて様々な意見を頂くことが出来た。 図4.8 高橋病院1 図4.9 高橋病院2 (※文責:小林達弥)

(33)

5

課題解決のプロセスの詳細

5.1

各人の課題の概要とプロジェクト内における位置づけ

5.1.1

橋本光成の担当課題

5月 問題点の分析と提案 グループ編成・方針の決定 失語症についての知識習得 ロゴマーク原案製作 6月 スライドの流れと文章作成 OSSセミナー 市立函館病院発表 高橋病院訪問 7月 高橋病院発表 ポスターの構成 日本語文の添削担当 中間発表準備 中間発表 報告書 8月 プログラムの勉強 9月 高校生にプレゼンテーション ツール作成 プログラミング 10月 ことばのもり作成 プログラミング 11月 ことばのもり作成 プログラミングとデザイン 12月 ことばのもり作成 デバック (※文責:橋本光成)

(34)

5.1.2

齋藤俊英の担当課題

5月 各自希望のテーマについて発表 再び各自希望のテーマについて詳細を詰めて発表 一人3つロゴマークの提案 グループの方向性の検討 6月 提案のモックアップの作製 ロゴマークの決定、スライドの流れと文章 15日の市立函館病院発表に向けての模擬練習(1) 15日の市立函館病院発表に向けての模擬練習(2) 市立函館病院発表 ロゴマークの上位5個の決定 テーマについて話し合い 副テーマの決定(コミュニケーション、検査、リハビリ) 医療情報学会への参加 モックアップ試行して確認、各自出てきた質問事項のすりあわせ、するべきことの洗い出し スケジュールの確認 デザイン・プログラミング担当者の決定 グループのテーマの決定 高橋病院訪問(1) 7月 モックアップの改良 高橋病院訪問(2) 中間発表練習 中間発表会 中間発表反省、中間報告書作成(1) 中間報告書作成(2) 中間報告書作成(3)、夏休みの過ごし方の確認 8月 各メンバーの課題設定による活動 9月 後期活動の方針設定 夏休みに何をしたのかの報告会 グループワーク 10月 リハビリゲームである“ことばのもり”のプログラミング Xcodeについて勉強 スケジュールの具体化、タスクの割り振り 遷移図の作成と相互評価、リハビリゲームの名前の決定「ことばのもり」、進捗報告 ツールの作成を開始

(35)

11 プロジェクト最終発表の形態 机の配置などについての話し合い 進捗報告 最終発表で使う小道具 デザイン班とのバランス調整 12月 同じく“ことばのとびら”のデザイン仕様調整と50音表の作成 最終発表と予行練習 最終発表本番 (※文責:齋藤俊英)

5.1.3

安田光喜の担当課題

5月  問題点の分析と提案、医療についての知識の獲得 各自希望のテーマについて発表 再び各自希望のテーマについて詳細を詰めて発表 一人3つロゴマークの提案 WG主催のWebセミナーについての説明 6月 ロゴマークの決定、スライドの流れと文章 15日の市立函館病院発表に向けての模擬練習(1) 15日の市立函館病院発表に向けての模擬練習(2) 市立函館病院発表、市立函館病院での発表についての概要の説明、ロゴマークの上位5個の 決定、テーマについて話し合い、副テーマの決定(コミュニケーション、検査、リハビリ)、 リハビリ君、医療学会、Mac miniの管理についての説明 モックアップ試行して確認、各自出てきた質問事項のすりあわせ、するべきことの洗い出し スケジュールの確認、デザイン・プログラミング担当者の決定 グループのテーマを失語症に決定、グループのテーマを失語症に決定 副テーマ:コミュニケーション、検査、リハビリ ⇒副テーマそれぞれについて小グループを作って、それについて調べて、考える。 ⇒小グループ:高石&安田(コミュニケーション)、橋本(検査)、斎藤&鈴木(リハビリ) 高橋病院訪問(1) 高橋病院での発表の反省、先生方に言われたことなどをプレゼンテーション 7月 高橋病院訪問(2)の準備 高橋病院訪問(2) 中間発表練習,、発表練習ポスターの構成、英語文の添削担当 中間発表会 中間発表反省、中間報告書作成(1) 中間報告書作成(2)

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中間報告書作成(3)、夏休みの過ごし方の確認 9月 オープンキャンパスの報告会、夏休みに何をしたのかの報告会、グループワーク 10月 失語症患者のリハビリのためのゲームを遷移図にした Xcodeについて勉強 スケジュールの具体化、タスクの割り振り 遷移図の作成と相互評価、リハビリゲームの名前の決定「ことばのもり」、進捗報告 ツールの作成を開始 背景UI、ボタンのアイコンを作成(1) 背景UI、ボタンのアイコンについて先生に添削を受ける、ボタン配置、ボタンアイコンを 作成(2) 進捗報告、決定音、BGMの作成(1) 11月 決定音、BGMの作成(2) 背景のUI,ボタンアイコンの作成(3)、ビジネスエキスポの展示用ポスターの作成 女子医大他への公務出張のための資料作成 女子医大他への公務出張 女子医大他への公務出張についての報告書の作成、進捗報告 女子医大他への公務出張についての報告会、進捗報告 プロジェクト最終発表の形態、机の配置などについての話し合い、背景のUI、ボタンアイ コンの作成(4)、進捗報告 最終発表で使う小道具、ポスターのテンプレート決定、ボタン配置の微調整、プログラミン グ班とのバランス調整 最終発表の場所のデザイン決定、最終発表ポスターの作成(1) 最終発表ポスターの作成(2) 12月 最終発表の空間作りと予行練習、ポスターの印刷 最終発表本番 (※文責:安田光喜)

5.1.4

高石梨香子の担当課題

アートディレクターとしてプロジェクトのデザインをした。具体的には「ロゴの作成」「ポ スターのテンプレート製作」「スライドのマスター製作」「中間発表、最終発表の空間デザイ ン」を担当した。 4月 自分がプロジェクトで行いたいテーマについて調べ、プレゼンテーションを行った。 取り組みたいテーマ決め 失語症に関する知識の底上げ

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5 失語症に関する知識の習得 情報共有のためのスカイプリスト作成 グループメンバー決定 グループのテーマ決定 文献による失語症に関する知識の取得と共有 6月 アートディレクター就任 ロゴマーク確定 名刺製作 スライドのマスター製作 市立病院訪問 高橋病院訪問 7月 ポスターのマスター製作 チームカラー決定 高橋病院訪問(Aグループのみ) 空間デザイン決定 中間発表 8月 夏休み休業中の課題遂行 9月 グループテーマについて確認 グループの方向性を決定 10月 ObjectivCの勉強 Xcodeの使い方勉強 11月 プロトタイプ作成1 プロトタイプ作成2 UI製作 12月 最終発表 成果物製作 成果発表会の会場デザイン 成果発表会で使用するポスター制作 最終報告書の制作 1月 市立病院訪問 高橋病院訪問 (※文責:高石梨香子)

図 4.6 提案ポスター (※文責 : 小林達弥) 4.21 プロジェクト最終発表会 4.21.1 日時 2012 年 12 月 7 日 ( 金 )   15:20 ∼ 17:30 4.21.2 内容 最終発表では、プロジェクト学習全体を通しての成果を報告した。本プロジェクトでは 4 つのグ ループで活動しており、各グループの提案内容と提案物について発表した。発表方法については、 聴衆に対して対応出来る人数が少ないと感じる場面や、途中から来た方に対応することが難しいこ とがわかり、今後発表担当の人数を増やす
図 5.1 アイコン1 図 5.2 アイコン2 12 月 ポスターの作成、最終発表の場所のデザイン 最終発表で使うポスターを印刷した。最終発表でどのような配置で行うかを考え、決定した。 (※文責 : 安田光喜) 5.2.4 高石梨香子の担当課題 解決過程の詳細 4 月 自分がプロジェクトで行いたいテーマについて調べ、プレゼンをした。 身近な人が、失語症をわずらっていることや実際に失語症患者とかかわる上での苦労よりコ ミュニケーションをより上手にとることが出来ないかと考えた。その一つとしてNECのパ ペロとい
図 5.5 キャラクター にこころがけた。また、机やポスターの配置やコードの使用本数、布の使用枚数など指示し た。 ポスター制作 中間発表同様、提案物ができた流れがわかるポスターを1枚作成するよう指示した。さら に、提案物がより魅力的にうつるポスターの制作を指示した。 最終報告書の制作 最終報告書は文責部分の文章を担当した。 (※文責 : 高石梨香子) 5.2.5 小林達弥の担当課題 解決過程の詳細 5 月 問題点の分析と提案 Web や書籍等を用いて医療現場に於ける問題を分析・考察し、提案を発表した。その
図 6.3 リハビリゲーム提案 3 図 6.4 リハビリゲーム提案 4 図 6.5 リハビリゲーム提案 3 図 6.6 リハビリゲーム提案 4 ン班の 2 つに分かれた。プログラミング班は「ことばのとびら」「ことばのもり」の実装に専念し た。使用言語は objective-c で x-code を使い両ツールを実装していった。デザイン班は「ことばの とびら」 「ことばのもり」のアイコンやキャラクターなどをイラストレーターを用いて製作した。 (※文責 : 小林達弥)
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