Tokyo University of Science Tokyo Unlversrty of Solenoe
数 学
的 思
考 力
を
高
め
る
創
造
的
教
材
第3
集 (そ の1
) 目0
ま じ め ひこ 次1
,定
点
から
曲
線
ま
で
の
距
離
2
,0N
−OFF
ゲ
ーム
3
,紙
折
り
捌
ペ ー ジ47
48
〜51
52
〜59
60
〜65
教 材 …探i
検
の会
野 木 倉 田 駒 鈴熊
吉 誠(筑 波 大 学 附属 駒場
中
・高 等 学 校)
清夫 (筑 波大 学 附属 駒 場中
・高等 学 校 ) 啓 之 (筑 波 大 学 附属 駒場 中 ・高等 学 校 ) 昌裕 (筑 波 大 学 附 属駒場 中 ・高等学校)こま じ め るこ (
1
) 研 究の 目的授 業 中の生 徒の
質
問の中に 、 面 白い数 学が潜ん で い る こ と がある。 教 師が授 業 の 準 備をす る際
に生 ず る素朴 な疑 問の 中に、 興 味深い数
学 を見出す こ とが あ る。 しか し、 日常の忙 しさの中でそ れ らの質問 や疑問 を忘れ て しま うこ と も多 い 。そこ で 、 こ の よ う な数学の教材につ い て の 情 報交 換や
検
討を行
うこ とを 目的と した 「教材
探検
の会」 を1994
年 度に作 り、 現 在 も活動
を続けて い る。現行の
指導
要 領で重 点が 置 か れ た もの の1
つ に、 数 学 的な見 方や考え方の 良 さ を 認 識 し、 そ れ らを 活 用する態度 を 育て るこ とがある。 こ のた め に は指 導 法の 工 夫とと もに、 適 切な 教材を取り上げるこ とも大切 な こ と で あろう。 その ような教
材はすで に数 多
く知られて い る が、 ま だ 必ず
し も十 分で は ない し、 又優
れ た教材 はい くつ あっ て も多 す ぎる こと は ないで あ ろう。そこ で、 (少 な く と も我 々 に とづ て) 新 しく多種 多 様な教 材 を 開 発してい くこ とが
本研
究のね らい で ある。 又 これ を通して 、我々 自身が、 数学的 な 見方や考え 方の 良さ を認 識 し、 そ れ ら を積 極 的に活用する態度を身
につ け るこ と も、 も う1
つ のね らい で あ る。 (2
) 研究の 方法教材は 、 例 え ば 次の 様な もの を 取 り上 げ る。
・中 学 高
校
の生 徒が、 興 味 関心 を持つ 教材
・中 学 高 校の生徒 が 、 理 解 で きる教 材
・発 展、 特 殊 化、 一般 化がで き る よ う な教 材
・次の
段
階 (高 校、 大 学 )に つ な が るよ う な 教材・数 学的 な 良 さ 、美 しさ が わか る教 材
・数 学 的 な考 え方 を必要
ζ
す る教材・操
作
、活
動を伴 う教 材 ・コ ン ピュ ー タ等 の教 具 を活用 する教材 な ど取 り扱 う範囲は、 必ず しも現行カ リ キ ュ ラ ム に 捕 らわ れ る こ と な く、 自由に検 討 する。 ま た、 発展 ・特殊 化 ・一般 化を考え た り 、 場 面設 定や表 現 等、 生
徒
が取 り組み易い形 につ い て も検 討す る。 (3
) 研 究の経 過第
1
,2
年次 で は 、 次の教 材 に つ い て 報告 し た。 円柱の穴 あ けは ばた き 曲線
色 鉛 筆の パ ッ キ ン グ
リーグ戦の 順 位 表 ラ ン ダム ウオー ク
ランダムドットバターン
紙の バ ラキ リ
・
積
み木
の 舅断
三角 形の キ ュ ウ 心
極 地 探 検
今 年度 も様 々 な分 野の 教 材につ い て検 討 した が 、
「第
3
集 (そ の1
)」で は そ の 内の3
つ の 教 材に つ い て 報告
す る。な お、
取
り上 げた各教 材は、 そ れ を全て そ のま ま生 徒 に与え る こ と は考えて い な い。 生 徒の 実 態に応 じて 、適 宜取 捨 選択 ・修正 し て提示 すべ きで あ る と考えて い る。 一47
一 一Tokyo University of Science Tokyo Unlverslty of Solenoe
点
か ら
曲
線
ま
で の
距
離
Sine
カー プ がで き るモ デル と して 、 点の往復運 動,円柱の切 断 面の展 開 図が知ら れて い る。1
年
次 「円柱の穴 開け 」で もSine
カープが得
られ た。 こ こ で は、 もうひ とつ の モデル を紹 介 する。1
.課
題
円周上に沢山の人が 立 っ てい る。 そのな かの ある人か ら、 円周上に並 ん だ 人 ま での距離が ど んな関係に あるか を調べ て み よ う。 右の図の ように、 角 θを変数と し て、 その距離
PQ
=L
は θ の どんな関数で表せ るだろ うか。 円の半径は、1
とす る。o
・Q
P
[解 答]PO
を結び 、 円0
との 交点をR
とする と、RP
=2
. ∠RQP
・・90
° よ り 、 接弦 定理か ら ∠PRQ
= θ0
° ≦θ<90D
の と き、L
=PQ
;RPSin
θ=2Sin
θ90
°≦ θ ≦180
° の と き、L
=PQ
=RPSin
(180
° 一 θ)=2Sin
θ [参考]RQ
・=21Cos
θ1
2
.課
題
の発
展 、 一 般 化 一1
が に る A 点P
を半径1
の 円の中と し、OP
=t
とする。 右 図のように、角
θを定める とき、PQ
=L
は θ の関 数でどのよ うに表せ るカ [解 答 ]∠
XPO
= =90
°とする 。良 △
OPQ
におい て、 余弦
定理 を適
用す
る と、LZ
=12
十t2
−2
・レt
・Cos
(α 十90
° ) 一方、Sln
α =LSin
θ一t
よっ て、
L2
=1z
十tz
−2
・1
・t
・Cos
(α十90
° )=1z
十t2
十2
・1
・t
・Sin
α・=
12
十t2
十2
・1
・t
・(LSin
θ一t
)L2
−2tSin
θ ・L
十tz
−1
=0
ゆえに、L
=tSine
± ゾ {tZSin2
θ一(
t2
−1
)}
x
こ こ で、 ’
L
=tSin
θ一! {t
2Sin2e
一(t2
−1
)}は、Q
のP
に関 して反対 側の点Q
’までの 距離
PQ
’ で ある。特
に 、t
=1
の と き、
L
=Sin
θ +f
(Sin2
θ);2Sin
θ また、t
=O
.5
の と きL
=0
,5Sin
θ+ ザ(0
.25Sin2
θ+0
.75
) こ の グラ フは、 下のよ うになる。 こ ら は囲
の結果
で ある。 一 匕2
点が に る A 点P
を半径1
の円の外とし、OP
=t
とす る 。難
灘
鵬
謹
曩
一[
解
答 ]. ∠
XPO
;90
° とする。一般化
1
と同様に して・X
L2
−2tSin
θ ・L
十t2
−1
=0
ゆえに、L
=tSin
θ±f
{tZSin2
θ一(t2
−1
)} こ こで、L
;tSin
θ一ザ
{t
zSin2e
一(t2
−1
)}
は 、線
分PQ
と円との交 点をQ
’ とする と き、PQt
の長さである。 − 特 に 、t
=1
.5
の と きは 、L
=1
.5Sin
θ十 馬厂
(2
.25SinZ
θ 一L25
)
であり、 このグラフ は下図の よ うになる。 一49
一 一Tokyo University of Science Tokyo Unlverslty of Solenoe
【発 展
1
】 (定点と直線との距離 ) 原 点P
と定直線g
:y
= a (a >0
)とがある 。直線 g
上の任意
の点
をQ
とす る と き、 θを右
図 の ように定め る とき、PQ
=L
を θの関数
で表
し て み よ う。撫
磯
【発展2
】 (放 物線と の距 定点P
と放物
線y
= ax こ の とき、 放 物線上の任 θ を定め る と き、PQ
= [解] x =:LCos
θ ,y
=LS
LSin
θ= a (LCos
θ) よ っ て、 aCos2 θ ・L2
−Sin
θ・L
十b
=O
Sin
θ十4
−(SinZ
θ一4abCos2
θ)L
=2aCos2
θ 特に、L
= a =1
,b
=0
の とき 、Sin
θ十N厂(
Sin2
θ)Sin
θTan
θ
2Cos2
θCos2
θCos
θこ の ときの グラ フ は、右 図の よ うにな る。
霧
ー
量 1 ー ー 1 ー ー篭
「 ー ‘ …ー
4ー
黒 − ー 蝿 葦 ・f , 結飜
驪
覊
【発展3
】
(
楕
円 との距離) 定 点P
(0
,0
)と楕円x2 /b2
+ (y −b
)2/ a2 =1
(a >0
,b
>0
)が ある 。 こ の と き、 楕円 上の任 意の点をQ
と し、 右 図の ように θを定め る と き、PQ
=L
を θの 関数
で表して み よう。 [解]X2 十
y2
= a2y
= ・ a −LSIn
θ, x ・= aLCos θ/b
よ り 、(
1
−LSin
θ/ a )2十 (LCos
θ/b
)2=1
L
= a2 特に 、 a =1
,L
=1
こ の グラ フは、 a2Sin2 θ一b2Cos2
θ 特に、 a ;1
,b
=1
の ときは、1
L
= r! 一 (−Cos2
θ) こ の グラフ は 、右図の ように な る。 【発展4
】 (双 曲線との 距離) 定点P
と双 曲線x2 /a2 −ye
/b2
= −1
(a >0
,b
>0
)があ こ の とき 、双 曲 線 上の任 意 の点 をQ
とし、右 図の よ うに θ を定め る と き、PQ
=L
を θの 関数で表 し て み よう 。 [解] x =LCos
θ, y =LSin
θ よ り、 (LCos
θ)2/ a2 − (LSin
θ)2/b2
= −1
aZb2L2
=3
.授業
への
活
用
△
h 簡 胆 ’ 曜韈
騨鱇
灘 隅 湘 騨 嚇 〜 一灘
難
蠅 .靉
攤懣
. ,羅
纏
撮 叢 謹 “−、 : F も ゜ ・ 牧・ .鬟
蠻
飜
・ 「、. レ ” 宀匿 . 署 , 1 賦
繁
難蕪
黙
聽
畳(
D
分 野・ 中学
3
年 円と円周角,課題学 習高
校数 学
1
・「三角
比」 ,数学ll
「三角 関数」 ,数 学cr
い ろ い ろ な 曲線」(
2
)
留 意点 ・中学で の 指導では、三角 関数を用いずにど ん な曲線になるか を予 想 させ るのが よい。・高校で の指導で もいきな り極座 標は さ け、 身近な概 念の み で計算に入 り、 そ の発展
と し て極座標を 理解さ せ る一歩と し て の教
材
に適
して い る と考え る。・正弦定 理、 余弦 定 理の応 用 問 題 と して の扱い も可能で ある。 一
51
一 一Tokyo University of Science Tokyo Unlversrty of Solenoe
ON
−OFF
ゲ
ーム
1
.課
題
図の ように並んだ ボタンを, すべ てOFF
にす るに は, ど う した らよい か ? た だ し,1
個のボタ ンを押すと, そのボタ ン,お よび上下左 右のボタン のON
,OFF
が切り かわる。 ○ ○ ○ ○○
○ ○ ○ ○【
解
説と解答】
もち ろ ん最 初は, ボ タン はすべ て
ON
である とする 。押 した ボ タン の上下 左右のすべ て に, ボタンが ない 場合 もある。 その ような場合 は, 図 .、t
に示すように, その部分 を
無
視 して考えれ ば よい。葺
〉 ○0
000
●
00
● ●
0
毎
○
○
→ ● ● ○○ ○ ○ →
●
○
○○
○
○●
○ ○
○ ○ ○
000
図
1
図
2
こ の,すべ て
OFF
の状
態か ら始 めるゲ ーム を ,我々 は,LIGHTS
OUT
・ON
−OFF
ゲ ーム(以下,略 して
ON
−OFF
ゲームと呼 ぶこ と に し た。 「
ON
−OFF
ゲーム の定 理」鹽
]
:ボ タン を押す順序は,無関 係である !図
3
,4
に示すよ うに, ボタン を押 す順序は,無関係である こ とがわ か る。こ れは, 各ボ タ ン の
ON
,OFF
が ,切りかわる回数だ け で決
まる , と い うこ と か らわ かるだろ う。1
回2
回0
0
0
0
●
○
●
●
○
○
命
0
→や
一● ● → ○ ○ ●○
0
0
0
●
○
●●
○ 図
3
1
回2
回○
○ ○● ○
○
● ●
○
命
○ ○ → ● 一◆
・○ →○
○ ◎O
O
O
●
○
○
●
●
○ 図
4
國
:各 ボタンを押す 回 数 は,0
回 か1
回で考 えれ ば よい !図
5
に 示 す よ うに,同じボタン を,2
回押す と,1
回 も押さない こ と と 同 じであり,3
回押す と,1
回だ け押 した こ と と同 じ にな る か らで ある。 ○ ● ○ 銅 ● ● ●0
● ○ →000
胴 ○命
○ ○ ○0
5
→ 図 ○ ● ○ 徊 ●命
●O
●O
→ ○ ○ ○ ○φ
0
000
圃
;各 ボタ ン を押 す か 押 さない か、だ け を考え れ ばよい !(定 理1
, 定 理2
か ら) 定 理3
か ら、 例 え ば, 図6
の ように1 各 ボタン を押し た場 合に1
, 押さない場 合に0
と し て,各ボタン をO
,1
で表 現 した 図 で考え ればよ い こ とが わか る。 以下, こ の よ うな図を,ON
−OFF
図と呼ぶ こ と に しよう。 こ こ まで は,一般のLIGHTS
ON
−OFF
図01
∩ り6
110
図101
OUT
ゲ ーム にも適
用で きる定理である。甌
]
:各
ボ タンのON
,OFF
の 切 りかわる回数は ,すべ て奇数であ る ! 各ボ タ ンを,ON
か らOFF
にするこ と を考 え れ ば , す ぐにわ かるだろう。1
1
0
こ こで, 例 えば, 図
7
のようなON
−0
1
1
0FF
図で表
され る もの につ い て, ボタン1
0
0
の切 り かわる回数を考えて み よう。図
7
例え ば中央のボ タン の場 合, 切 りかわる の は, 自分 自身,お よび上 下左 右の
5
つ の ボ タ ンのうち ,1
で表され た ボタ ンの数の合計だ か ら,1
十1
十1
=3
とな る。 これ は奇 数 なの で, こ のボ タンはOFF
に な るわけ だ。一方,中央下 の ボ タンの場 合は, 同様に考えて,
1
十1
二2
と な る。 これは偶 数なので, このボ タンはON
になる わ けだ。3
=1
十 〇 ⊥01
十 ⊥国
o
了
10
了
〜 央 中2
=1
010T
1
11
働
〜10
⊥ 下 央 中 図8
同
様
に して, 各 ボタ ンの切り かわる回数 を調べ る と t 図9
のよ うになる。 他にも, 偶数 にな るボタンがある こ とが わか る だ ろ う。 すな わ ち, い !だか ら, これは求め る
解
で は ない 。 ワ 臼 9】1
9
332
図2h61
このON
−OFF
図の場 合, 残念な が らすべ ての ボタン は,OFF
にならなで は,い よ いよ ,こ こまで に述べ た定 理 ,特に定 理
4
を用い て,課題を解
決す る。し か し, 定 理
4
か ら, す ぐに解が 見つ かるわ けで はない 。 定理4
を み たすよ うなON
−OFF
図 を, 見つ ける しか ない の で ある。 試行錯誤の末,図IO
の解
が見つ か っ た !どのボタン も, 切りかわ る回数が奇数になっ てい る のが ,図
11
か ら確認で き るだ ろ う。101
解010
ー ム01
各 ボ タ ンの 切 り かわ る回数 図10
しか し,図10
以外に解は ない のだ ろうか ? − つ ∪ −3
11
33
1
図11
実は、 これ し か解はない こ とが今後分 か り、 図10
が課 題の解であ る。 一53
一 一Tokyo University of Science Tokyo Unlverslty of Solenoe
解を見つ け るア ル ゴ リズム
ボタン を,列 単位で考 えたと きに,例え ば, 図
12
の よ うな第1
列に対
して,第2
列は, 定理4
に あては めて考
え る と,1
つ に定 まる の である。例え ば ,
第
2
列の ボタ ンD
が どうな るか を考えて み よう。 も し, ボタンD
が1
とす る と, ボ タ ンA
の切 りか わ る回数は2
とな り,偶 数になっ て しまう。 これ は定 理4
に反 す るの で,ボ タ ンD
は,0
でな けれ な ならない こ とがわ か る。同
様
に して, ボタ ンE
は, ボタ ンB
の切りかわる回数が奇数になる ように 定め,ボタンF
は, ボタンC
の切りか わ る回数 が奇 数に な る よ うに定 め れ ば よい。 結果 は, 図13
の通 りで あ る。まっ た く同
様
に し て,第
1
列,第2
列か ら,第3
列が定まるこ と になる。例えば, ボタ ン
G
は, ボタ ンD
の切 り かわる回数を考 えれば よ い。 結果は, 図14
の 通りである。こ こまで で, 第
1
,2
列の ボタン は, 切 り か わ る 回数がすべ て奇数に な る 。 あ とは,第3
列 が ど うかだ が …。 実 際に調べ てみ る と, ボタンG
,H
は0
, ボタン1
は1
とな る。 ボ タンG
,H
が偶 数になる の で,残念 なが らこれは解で はなか っ た !第
1
列
第
2
列 A1 → DO BO E cO F 第1
列 AlBOcO 図12
第
2
列 DO → EO → F1 図13
第1
列第
2
列 AI DO BO EO cO Fl → → → 第3
列 GOHOlO 図14
第
1
歹1
亅第
2
歹1
亅第
3
歹1
亅 AI DO GO BO EO HO cO F1 10 図15
そこで,第1
列 を変えて , 同 じよ うに 考え れば よい わ けで ある。第
1
列 は,全
部で次の8
通 り (対称性 を考える と,6
通り) ある の で,それら につ い てすべ て調べ れ ばよ いわけだ。 実 際に調べ て み た結果 t 解は,前に見 つ け た図17
の よ うな もの1
つ だ け で あ る こ とが確 認できた ! (0
)(
D
(
2
)(
3
)(
4
)(
5
)(
6
)(
7
)111
∩ V11101
ー ム01
0016
7
11
。 剛 。 − 。 躑101
010
100
000
2
. 課 題 の発
展
と 一般
化
【発 展1
】3
×4
を え る次は, ボタン の 数が,
3
×3
で は な く, 図18
の よ うな3x4
の場 合 を考えて み よ う。 こ こ で も,3x3
で考 え たの と 同 じ よ う なア ル ゴ リズムで ,解
を見っ け れ ば よい。 式で 表して みよ う。OOO8
000
図 ○○
○ ○ ○ ○図
19
の ような3
つ の列があるとき,第
n 列が ,第n −2
, n −1
列か ら,定ま るの であっ た。 例 え ばA
。の場 合,A
,−iの切 り かわ る 回数が, 奇数になるようにすれ ばよ い。A
,.iの切 りか わ る回数は,(
An
.2十A
。−t十B
。−1)十An
であり, これ が奇数
にな れ ば よい の で,A
。は,A
。−z+A
。−1+B
。−iが偶
数な ら ば,1
A
。.2+An
.1+B
,.tが奇数
な らば ,0
と定めれ ば よい わけ だ。 よっ て,An
はA
,≡An
−2+A
,..i +B
。−1+1
(mod2
) で表され るこ と が わ か る だろう。B
。,C
。につ い て も同様
であ る。 ま とめて表せ ば, 次の ように なる。An
≡A
働一2十A
。−1 十Bn
−1十1
n −2
列A
。−2B
。−2C
。−2A
。−z (mod2 )B
。ヨB
。−2十B
。一1十An
−1十C
,−i十1
(
mod2 )Cn
≡ …Cn
_2十Cn
..1十Bn
_:十1
また は, n =2
の とき も, 図21
の よう に,第0
列 を考 えて,Ae
=b
。=Co
=0
とすれ ば , 成 り立つ ことがわ かる。さ て,
の ように表現 したとき, 最後の 列 が ,すべ て奇 数になるか ど うかの判断は どうすればよい だろ うか。 実は,最後の 列を第n 列と したとき, 図
22
の ように,第n +1
列を考 え,An
+ 1ニB
。 +i=C
。+i=0
とな れ ば, 第r1列は, すべ て奇数にな る1
(mod2 )0
列0
0
0
ロ の ロ 醐ABC
nA
→ → → → 列 洞婁
黙
. 即 …1
列2
列A1
→A2
B
, →Bz
CL
→C2
図21
列1
十 〇 〇 〇 n 酬鋭
驫
列 1111
『 『 臣 一ABC
n さて, これ まで の結 果を用い て,実 際に,3
×4
の 場 合を調べ て み よう 。 第1
列のすべ て の場 合を調べ,第5
列がすべ て0
にな る もの を見つ け る。0
列OOOOOO
)@
Ol
(@
(1
列2
列@4
列 「 σ 一 一i
− 一 一一i
「0
一100
! Ll − iL __
_ __ _ _ _ 11 一 〇 〇01
凾 《U
Ii
「1
01
一110
5 列Tokyo University of Science Tokyo Unlverslty of Solenoe
000000000000000000
の紛
の
9
の の ((
(
( ( ( [001
一110
一 〇 〇1
一101
}011
一111
}「
ー ,」
「 ー −」
llI
− 「11
−「
1
ー ー「
lI
」0
1
0
1
0
0
1
0
1
0
0
0
1
0
0
0
0
0
0
1
1
0
0
1
0
0
1
0
1
0
1
1
0
0
1
1
図23
「
ll
づ
ーヨ
ー1
」llI
−「
ーi
「
1
」
「001
一 〇 〇 − 一 〇11
一 〇 〇 〇 一100
一111
一101100011010001000
→ 解 上の結 果か ら,解は(7
)の場 合1
つ だ けで あるこ と が わ か っ た ! 【一般化1
】
3
× n をえる
今度は, さらに 拡張 して ,
3Xn
(n =1
,2
, …)
の 場 合 を 考 えて み よ う 。 こ こで も,3
×4
の 場 合 と同 じよ うに考えればよ い 。 第1
列のすべ て の場 合につ い て,ある列がすべ て0
にな る まで調べ た結
果 が , 次の通り である 。 (0
) (1
) (2
)(
3
)
(4
)石
一iO
!』
」
000
→ n =5
,6
→ n =2
→ n =1
→ n =2
→ n =2
(
5
) (6
)(
7
)
100
000
「
i
」
[000
一図
24
の結
果か ら, まず,n =
1
((2
)の場 合) ,n =
3
((
5
)の場 合),n =
5
((0
) ,(7
)の場 合), こ こで, きる点に注意する。 で は, 図24
→ n =3
→ n ;2
→ n =4
,5
n が次の1
〜6
の場 合に解があるこ とがわか る 。 n ・=2
((
1
)
,(
3
)
,(
4
),(6
)
の場 合) n ニ4
((7
)の場 合)n
=6
((0
)の場合
) (0
)を第6
列 まで, (7
)を, 第5
列 まで (図24
の点線の枠まで)考える こ ともで n ≧7
の場合はど うだろう か ? 図Z4
一で, すべ て が0
になる列 まで で は なく, 意味が あ る。例 え ば,
(
1
)
の場 合で,第
5
列 以降を さら に続 け て 調べ て行 くと, 図25
のよ うになる 。 よ く み る と,第4
列 ,第5
列は, (3
)の場 合 と同 じに なっ てい るこ と がわか るだ ろ う。これ は, (
1
)
の 第4
列が , さ らに, こ の先を続け る と, その 次の列 まで 表示 し た が, 実は これに は (1
) (3
)rr
−ol
O
「i
−10
…
lO
ololl
llO
…
Lo
_」」
oLo
_ _o
」
o
… 図25
(3
)の 第1
列 と一致 してい るか らで ある。 (3
)の第4
列は, (4
)の 第1
列 と 同 じなの で,第7
,8
列 は ,(
4
)
の場合と同じに なる。 ま た ,(4
)の 第4
列は, (6
)の第1
列 と 同 じなの で, 第10
,ll
列 は, (6
)
の場 合と同 じ になる。 (1
) (3
) (4
) (6
) (1
)「
i
− r−olO
「
1
−ilO
「b
一互
10
「
b
一で
10
「
「 了)
1
10
01011
11010
010
【1
11010
01
…Lg
_210Lo
_⊃
」
oLi
_』
」
oLi
_Al
o
Lp
」
」
−
1
列4
列7
列10
列13
列 図26
そ し て, (
6
)の第4
列 は,(1
)の第1
列 と 同 じなの で,第
13
,14
列は,(
D
の場 合と同 じになる。 以下は, 同 じこ.とが繰り返 され るだ けである。 (1
)→ (3
)→ (4
)→ (6
)一
図27
上では, 第
1
列 が(1
)の場
合を調べ たが ,第1
列が(3
)や (4
), (6
)で あっ ても, 同 じよう な繰
り返 しにな るこ とは,容易にわかるだろう。 さ らに,他の (0
), (2
), (5
), (7
)の場合につ い て も, 同様に 調べ る と , や は り周期 的 に 繰り返され ること が わ かる。 そ れ らは, 次の ア 〜 ウの ように まと め られる 。 ア. (1
→ (3
) → (4
) → (6
)イ・
(
ve
) _9
()ウ・
(
7
) →魑
一57
一 一Tokyo University of Science Tokyo Unlverslty of Solenoe
で は,そ れ ぞ れ の場合, n がい くつ の ときに解がある の か。 そ れ は, すべ て が
0
になる列を区切りと して, そこ までの n を調べ れ ば よい 。 例 えば、ア の場 合 , 図28
の ように区切っ て考えて, ア. n =2
,5
,8
,ll
,14
, … の場 合に,解がある ことが わ か るだ ろう。4000
ニコ nOO −
100
1000
ヨロ 且
011
011
000
8
ココ n10028 図
001
000
5
ココ n110
I10
000
2
ニコ nOO1
100
ア で,第
1
列 を, (3
), (4
), (6
)に して も, 同 じ結果が得
られ る。 同様に,イ. ウ の場合 も調べ る と,次の通 りである。 イ. ウ. n =1
,5
,7
,ll
,13
, … n =3
,5
,9
,U
,15
,…5
,11
,17
,23
,29
, … n = :6
,12
,18
,24
,30
, …4
,10
,16
,22
,28
, … n ニ5
,11
,17
,23
,29
, … (第
1
列を(2
)とす る) (第1
列を(5
)とす る) (第1
列 を (0
)とす る) (第1
列を(7
)とす る) ア〜 ウ の結果を な が めてみ よ う 。 まず, イの 結果か ら, n が奇数の場合に は,すべ て解が あ るこ とが わ か る 。次に, ア の結 果か ら,
2
,8
,14
,20
,26
, ウ の結 果か ら,4
,10
,16
,22
,28
,6
,12
,18
,24t
30
, の とき解 が ある の で, 結局偶数の場 合 も, すべ て解 が あるこ とがわ か る。 す な わ ち,3
× n(n =
1
,2
,3
, …) の場 合は, すべ て解があ るこ と がわか っ た1
(た だ し,解は複 数あ る場 合 もある。 ) 【一般 化2
】
4Xn
をえ る 解の見つ け方 は , これ まで と まっ た く同 じで ある。
第
1
列と して, 考え られ るもの は,46
通 り である。 (対称 性を考えれ ば,10
通 り である。 )4Xn
の場合もすべ ての n につ い て,解がある こ とが わかっ た ! 特に, n =4
, すな わ ち4
×4
の 場合の解は , 回転した り,裏 返した り した もの を同 じ と考え れば, 次の5
つ であ る。k
は, 押 した ボ タンの数 を表す。0010
00014
=1000k 0100
001
ー ハ 0 =0011LK
1000
1000
0101
8
0010
;k
1101
1100
0000
11110
1
=1001k
11111
111012
1101
=0111
、 K1011
【一般化3
】5
× n を え るk
の 最小値は4
図29
さ らに拡張
して,5
× n の場 合を考えてみ よう 。 第1
列 ;考え られ るndL
Lr・ ’∵”・’.’32
通 りすべ て の n で,
5
× n の解
はある こ とが わ か っ た ! 特に,本章
課題
を考
え るきっ か け と なっ た n ニ5
, す な わ ち ,5x5
の解は, 図30
のよ うに,1
つ だ け しかない こ ともわかっ た。 この とき,押すボ タン の数は,k
=15
であ る。 手 ごわいわ けであ る。10110
・ ⊥011110
6x6
の解111111
111111
⊥k
=28
01111
∩U1011
∩ } − ⊥00011
11
∩ )11
11100
01110
10110
図30
3
. 授 業 へ の 活 用 (D
分野 中学2
年 数の表現 (2
進法),課題学習 高校 数 学A
「数列 」 (漸 化式) (2
)留 意 点 ・ひ とりゲーム を楽しみ な がら、解析す る に はど うすればよ い か を指 導する。 ・い きなりLIGHTS
OUT
ゲ ーム5
×5
を解析 するの は難しい 。 で は 、 どう考 える か。 特殊化 し て、
3x3
,3
×4
, … と考えて い くとこ ろ が数 学 の手 法であ る事 を学 習させ る と よ い。・
2
つ の 図を示 して、 どめ
ボタ ンを押したのか を発見 させ る と い う論理 学習に も適し て い る。 一59
一 一Tokyo University of Science Tokyo Unlverslty of Solenoe
紙折
り
数
列
1
.課
題
図の よ うに, 順 に紙を折るこ とを5
回繰 り返 した後,下か ら番
号 を ふっ て ひ ら く と, 数の並び は ど うなる か ?操
h
{
⇒ …智
εふ}8
・
⇒
貨
く入〜く 【解説と解答 】 紙の折 り方は,常に右半 分 が左 半分に重な る ようにす る。また番号は,
「下か ら
k
枚 目」の紙の と き,k
とか く。 した が っ て,紙 をひ らい た と き, 番 号は表と裏に書かれ る こ と もあるが, すべ て表に書 かれ た もの と し て 考える。 例え ば ,2
回折り の場 合, 紙 をひ ら くと次の 図1
の ようにな る。3
匚
=
= =ri
量
=
= :=
= ユ
図1
一
まず は, 実 際に 紙 を折 っ て, どの ように数が並ぶ かを 調べ てみ よ う。 紙を折っ たときの 様子と, ひ らい たときの数の並び は,次の 図2
, 図3
の 通り で あ る。1
回2
回3
回4
回?
−
1
…
詠
図2
実際に 折っ てみ る と,
4
回まで は容易に調べ る こ と は で きるが,5
回 以上はな か なか大 変である。 そ こで,4
回 まで の結果か ら, この先が どうな るかを調べ る。 次の 図3
の数列か ら,次の こ とに気が付 く。1
回匚 = = = 〔 := =
:
匚
=
= = 互 = ===コ
2
回匚= :匸:=:匚 = 丕= =匚 = 一
:= コ
3
回[
=
〔
匚
一
=
=
互 コ
4
回1
16
9
8
5 12 13
4
3 14
11
6 7
10
15
2
図3
そこで我々 は, この数の並 び を,匯
翻
と名付ける ことに し た。 紙 折 り 数 列{
Un
(k
)} の性
質
n 回折 っ た と きの左か らk
番目の数 (第
k
項)を,U
。(k
)
と表
す。 (ア) の と の の は一定で る 例え ば,3
回折 り の場合,図
4
の ように, その和
は9
となる。 {U
,(k
)}1
8
〕 和9
1i
23
十1
岡 〕U
1
9
悶 十 34
2
図1
9
師 十 32
7
2
〕9
1123
十1
一般に, n 回折 り の場 合 ,その和は2n
+1
である。 すな わ ち,U
。(2k
−1
)十Un
(2k
) ==2n
十1
(
k
= =i
,2
,一・,2m
−1 ) (イ) のElleiia
(図5
参照) のは
さら に
1
回っ た
ム の そ れ ぞ れ左下
右
の
に
{
U3
(k
)}1
4
3
2
!
1
丶
〃
xx
{
U
,(k
)
}1
口
口
4
3
口
口
2
図5
すな わ ち,U
。(4k
−3
)ニU
。−i(2k
−1
) ,Un
(4k
) =U
。一二(
2k
) ゆ ) い 4 \“
鱆わ
臨
急
日
1
鯨
一の
、越
O
ら
・髄
齢
U
(ア),
(
イ)
の結果を合わ せ る と,次の よ うに数 列 {U
。 (k
)}にっ い て の漸化
式 ができる。所
轗熱鷯
給
一D
〔n ≧
2
,k
;1
,2
,3
,…,2n
−2 〕畠こ の漸
化
式 を用いれば ,紙折
り数 列を 次々 と求 める こ とができ るだ ろ う。 課題の数 列は、 n =5
の場合で あ り 、 そ の数 列 {U5
(k
)}は, 次の ように求 ま る。1
,32
,17
,16
,9
,24
,25
,8
,5
,28
,21
,12
,13
,20
,29
,4
.3
,30
,19
,14
,11
,22
,27
,6
,7
,26
,23
,10
,15
,18
,31
,2
(答) 一
61
一 一Tokyo University of Science Tokyo Unlverslty of Solenoe
2
. 課 題 の 発 展 【発展1
】 (ア), (イ)以外にも, 次に挙
げる よ うな様々 な性質が 発 見できる。 (ウ)いつ も, 初 項は1
,末 項は2
で ある。 (エ)真
ん『中
の2
項は ,4
,3
の順に並ぶ。す な わ ち,
U
。(
2
””r ) = =4
,U
。(2
”‘1 +1
)=3
(オ)第2
項と第
3
項,第
6
項と第7
項,第10
項と第11
項, …の 和は一定であ る。 す な わ ち,U
。 (4k
−2
)+U
、 (4k
−1
)=312
”“i+1
(カ)奇
数番
目の項は奇
数で あり,偶 数番 目の項 は偶
数である。 【発展2
】
左と右
そ れ ぞ れ につ いての
の
の並び (図
6
参照 ) 並べ方を変え てみ る : ノ回1
,2
2
回1
,4
,3
,2
3
回1
,8
,5
,4
,3
,6
,7
,2
4L
回1
,16
,9
,8
,5
,12
,15
,4
,3
,〈左半分〉
〈右半分〉
:
:
(左)1
慢
〔
韓 :
:
(右, 図6
すな わ ち , 次の漸化 式を
作
る こ とがで きる。(
Un
(2k
−1
)=2U
。−1(2k
−1
)−1
U
。(
2k
)
=
2U
.−1(2k
) (k
=1
,2
,3
,…,2n
冒3)(
Un
(
2
”−i 十2k
−1
)
=2Un
−i(2k
−1
)十1
U
。 (2n
『1 十2k
)=
2Un
− 1(
2k
)−2
(k
・1
,2
,31
…,2n
宦2)14
,ll
,6
,7
,10
,15
,2
〔
豪
1
〔
鱒
}
1
〔
憂
・ 【発展3
】左直竝
斷
(図7
参照) −1
、1
〔1
8
5
4
3
6
72
〜
一
図7
次の式が 成 り立っ 。
(
U
。 (2k
−1
U
。(
2k
))
:
呂
:
8
:
‡
1
搾
1
{
舛
)1
−1
〔
k
=L
,2
,3
、 ・一 ,2n
−1 )【
発
展4
】 の つ いてもり立つ (図
8
参照 )1
8
5
4
i
図8
一
1
−3
6
7
2
〕 十t
(
Un
(2n
一且 +2k
+
U
・(2n
+1
− (2k
−D
)
+ .・1
【発展5
】
左と
U
。 (2n
−1 十2k
)
=
Un
(
2R
十1
−2k
)−1
(
k
=1
,2
,3
,…,2n
−2 }’
を左か ら
1
に差が
2
に な っ てい る (図9
参 照) 、8r
r
互
矯
, −2
}
、 一 +2
−
+2
_ ノ 丶 図9
(
器
:
蠍
∫
D
:
器
1
賜
+2
{
k
=1
,2
,3
,・・ 、
2
ロー2 )【
発
展6
】逆
ISIyCll2E
:2ttb
これ まで に, 紙 折り
数
列に つ い て様々 な性質が見っ か っ たが, まだ他に も面白
い 性質が逆操作との間に面 白い 関係が発見され たの である。 あっ た !
こ こ で,逆 操
作
と は次の通 りで ある。 図10
の ように,あらか じめ紙を2n
等分 し て , 左 か ら1
,2
,3
,…,2n
と番号 をふ る。 次 に, 紙 をn 回折
っ たときに,下か ら番号 が ど の ように並 ぶ かを考え るわ けである。 ・ 一 ・ の牲
3
’ 、 −1
…
ヨ
a n 。3
の場 合…
t− ”s
?
12345678
峯
図10
一63
一 一Tokyo University of Science Tokyo Unlverslty of Solenoe
具体的に,逆操 作の 数列を調べ て書き並べ ると,次の よ うに な る。
1
回1
,2
Z
回1
,4
,3
,2
3
回1
,8
,5
,4
,3
,6
,7
,2
≠
回1
,16
,9
,8
,5
,12
,a
4
,3
,14
,ll
,6
,7
,10
,15
,2
何と, 紙折 り数 列とそ っ くり同 じ である11
す な わ ち, 逆操 作でで きる数 列 を
匯醜
と呼
ぶ ことにすれば ,甌
硬
]
=翻
というこ と で ある。 これは, 何故だ ろうか ?そ こで,
2
つ の数列の 作り方を, もう 一度比べ て み よ う 。例えば
3
回折りの 場合, 紙折り数列の と き は,1
回紙をひ ら くごと に, ま た逆 紙折り数 列の ときは,1
回紙を折るごと に、 そ れ ぞ れ数字の動 き を みて み る と,図ll
の よ うに な る。 紙 折 り数列2
ワ ‘2
駐 魯t
衿34
! P タ7
密 , , ワ冒 こ丶
夕 6釜
牛 3 竃 ー丶
97
‘5
チ き 21 逆 紙折り数 列外
lza
34
・旨67
}8
千含
昌 Qgl 図ll
3
ζク
Z
4
‘ & 112
ク63
千 タ3
ーこの
2
っ の数字の動き をよく見る と,実は全く同 じ動きを してい る こ とが わか るだろう。 だ か らT当
然数字
の並び も等し くな るわ けで ある。 逆 紙折 り数列の性質逆紙折り数列が, 紙折り数 列 と 同 じであ るこ とはわ か っ た が ,逆紙 折り数 列にっ い て, もう少し い ろ い ろ調べ てみ よ う。
n 回折り の逆 紙折 り数列を, {
Rn
(k
)}と表 すこ とにす る。こ の とき,紙折 り数列に対し て,逆 操作で で きる と い うこ とか らt 図
18
の ように,U
。(
k
)
= mR
,(
田)
=k
が 成 り立っ ことが わ かる。‡
圃 :・ ・ 乳1
⇔
図12
R
,C
”)
=k
こ こで,紙折 り数列 に対 して, 始 めに 作 っ た漸化 式 を も う一度 思い 出し て み よ う。