• 検索結果がありません。

教材「大蛇・小蛇」考(1)

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "教材「大蛇・小蛇」考(1)"

Copied!
12
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)Title. 教材「大蛇・小蛇」考(1). Author(s). 佐野, 比呂己. Citation. 釧路論集 : 北海道教育大学釧路校研究紀要, 第40号: 1-11. Issue Date. 2008-12. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/1076. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) 盈 鼎. ω H q 鰍 ⑳ 40 晦 醐 m 漁. 呼舳 腸㎡ 卸醇 一 ㎝. 稽 謄 際 擢轍 糖蝋. 醜燃. 概. 教材. 要. ﹁大 蛇 ・小 蛇 ﹂ 考. (1 ). ﹀ ω酔=ユ網 o昌 、 6 0§. N肉 Q§. N、 、. ( ). 教材. ﹁大 蛇 ・小 蛇 ﹂. 佐. 野. 比呂 己. 北海道 教育 大学 釧路校 国語科教育 研究室. ω諺Zρ 国 マ o日h. 高 等 学 校 一年 上 ( 高. 9 日 窟 ρ 国。寄 巴 侮。d 巳 くΦ邑 ξ 。h国9 。讐 δ口. 片 山 広 子 の ﹁大 蛇 ・小 蛇 ﹂ ( 稿末 ︻ 資 料 ︼参 照 ) は、﹃国 語. 一. U①冨 円巨 8 ε 凄 碧 き ①ω①  [き σq轟 σ。①国含 。豊 。戸 国器 げぎ. 本 稿 は 、 片 山 広 子 の随 筆 ﹁ 大 蛇 ・小蛇 ﹂ に つい て、 教 材 と し て分 析 ・考 察 を 加 え よ う と す る も ので あ る。. 籍 ) ︹以下 、 ﹁ 柳 田監修 国 語科 教 科書 ﹂と 略 す 。︺ に 所収 さ れ て い る教 材 であ る。 こ. 東京書. 校 用 国 語 科 教 科 書 に 所収 さ れた 教 材 であ る。 ま ず は、 柳 田国 男 監 修 高 等 学 校 用 国. の教 科書 の単 元 設定 、 教 材 選定 にあ た って は、 監 修 者 であ る柳 田 国男 の考 え が か. 昭和 三 十年 度 (一九 五 五) 版. 語 科 教 科 書 に お け る 位置 に つい て確 認 した 。 続 い て、 筆 者 であ る片 山 広 子 、 原 典. な り の部 分 で反 映さ れ て いる。 本 稿 で は、 ﹁大 蛇 ・小 蛇﹂ に つ いて、教 材 と し て分. 等学 校 第 一学 年前 期 用)﹄ ( 柳 田 国男 監 修. であ る ﹃燈 火節 ﹄ に つい て、 教 科 書 頭 注 、 及 び教 師 用 指 導 書 を 参 照 し つ つ、 人 物. 析 ・考 察 す る と と も に 、柳 田 の教 材 選定 意 図 もあ わ せ て論 じ よう とす る も のであ. ﹁大 蛇 ・小 蛇 ﹂ は、 昭和 三十 年 (一九 五 五) に発 行 さ れ た 柳 田国 男 監 修 高 等 学. 像 ・作 品 像 に迫 った。 さ ら に 、 ﹁ 大 蛇 ・小 蛇 ﹂に つい て、教 科 書 の記 述 と 原 典 の異. る。. ﹁大 蛇 ・小 蛇 ﹂ は 、柳 田 監修 国 語科 教 科 書 の ﹁一 随 筆 ・随 想 ﹂ に 置 か れ た教. 同 に つい て、 異 同 表 を作 成 した 。 こ の異 同表 は随 筆 ﹁ 大 蛇 ・小 蛇 ﹂ の真 意 に迫 る 基 礎 資 料 と な る も のであ る。 加 え て、 文章 全 体 の大 意 ・構 成 を 記 した 。. D く.

(3) 己 呂 比 野 佐. 材 であ る 。 こ の単 元 の教 材 配 列 は 左 の通 り であ る 。. に師 事 し て 和歌 を 学 び、女 流 歌 人 と し て知 ら れ た 。歌 集 に ﹁ 輩 翠 ﹂ ﹁野 に住. 浅春随筆 ( 栃内吉彦). 文 は 正確 暢 達 であ る のを も って称 さ れ た 。. 名 の も と に ﹁シ ング 戯 曲 全 集 ﹂ そ の他 数 種 の翻 訳集 を 出 し て い る。 そ の訳. み て﹂ な ど があ る。 ま た ア イ ル ラ ン ド文 学 に造 詣 が 深 く 、 松 村 みね 子 の筆. 大 蛇 ・小 蛇 ( 片 山広 子).  . 二 地 図 を いう ど る ( 鏑木清方). 貞 次郎 と の 間 に 二 人 の 子 ど も に恵 ま れ る。大 正 五 年 (一九 一七 )第 一歌 集 ﹃輩 翠 ﹄. 入 門す る。明治 三 十 二年 (一八九 九 )大 蔵 省 に勤 務 し て いた 片 山 貞 次 郎 と 結 婚 し、. 明 治 二 十 九年 (一八 九 六) 東 洋 英 和 女 学 校 卒 業 し、 同 年 、 佐 佐 木 信 綱 の竹 柏 園 に. 片 山広 子 は、 イギ リ ス総 領 事 な ど を つと めた 吉 田次 郎 の長 女 と し て生 ま れ る。. ヨ. 三 か み な り さ ま談 義 ( 東条操). ち よう. 四 ろ く を さば く (三淵 忠 彦 ). 一. 五. こ の 五 編 の う ち 、﹁ 浅 春 随 筆 ﹂﹁大 蛇 ・小 蛇 ﹂﹁ろ く を さ ば く ﹂ の 三 編 に つ い て は 、. を 竹柏 会 出版 部 よ り 発行 す る。し か し 、﹃輩 翠﹄ に つい ては それ ほど の評 価 を 得 ら. ヨ. 教 科 書 改 訂 後 も 引 き続 き、 所 収 さ れ て い る。 こ の こと か ら も 、 ﹁ 浅 春 随 筆 ﹂ ﹁ろ く. れな か った よう で あ る。第 二歌 集 ﹃野 に 住 み て ﹄(第 二書 房 )は、昭 和 二十 九 年 (一. る。 ﹃かな し き女 王ー. 平 成 十 七 年 (二 〇 〇 五))、. 平成 十 五 年 (二 〇 〇 三))、﹃ダ ンセ ニイ戯 曲 集 ﹄ ( 沖. 平 成 三年 (一九 九 一))は 、平 成 二十 年 (二〇 〇 八 )三 月 現 在 も 入 手 可 能 で. あ る。 現在 に お い て も鑑 賞 に耐 え う ると いう 点 に お い て、 こ の こと は 、 広 子 の翻. 積社. ﹃シ ング 戯 曲 全 集 ﹄ (沖 積社. ケ ル ト幻 想 作 品 集 ﹄( ちくま文庫. り、 外 国 語 に堪 能 な 森 鴎 外 、 上 田敏 、 坪 内 適 遙 、 菊 池 寛 ら か ら 高 い評 価 を 得 て い. の も と、 多 数 の翻 訳 の仕 事 を 行 な って い る。 広 子 の翻 訳 は正 に ﹁ 正 確 暢 達 ﹂ であ. 高 い評 価 を受 け て い る。 一方 、 ア イ ル ラ ンド 文 学 に つい て は、 松 村 み ね 子 の筆 名. 九 五 四) に 発行 さ れ、 室 生 犀 星、 宮 柊 二、 日夏 取 之 介 、 川 田順 、 久 松 潜 一ら か ら. ﹁ 大 蛇 ・小 蛇 ﹂ に 対 す る 思 い 入 れ の 強 さ を う か が い. を さ ば く ﹂ と 同 様 に、 柳 田 の 知 る こと が で き よ う。. 一一 筆 者 ・片 山 広 子 ﹁ 大 蛇 ・小 蛇 ﹂ の筆 者 ・片 山 広 子 に つ い て 、柳 田監修国語科教科書には次 のよ う に 記 さ れ て いる。. かた やま ひ ろ こ. ◇ 片 山 広 子 11筆 名 松 村 みね 子 ︹一八 七 八ー ︺東 京 都 の生 ま れ 。翻 訳 家 ・歌 人 。 ひすい. 東 洋 英 和女 学 校 卒 業 。著 書 に歌 集 ﹁ 輩 翠 ﹂、 翻 訳 ﹁シ ング 戯曲 全 集 ﹂な ど る. が あ る。. 訳 の力 を 示す 証拠 と な る事 項 であ る。. 教 科 書 頭 注 、 指 導 書 と も に触 れ て いな いが 、 広 子 は 芥 川 龍 之介 の精 神 的 な 恋 人.  . 歌 集 ﹃輩 翠 ﹄に ﹁ひす い﹂と ルビ が 打 た れ て いる が 、﹁ か わ せ み ﹂の誤 り で あ る。.  . (一九 五 七 ) 三 月 、 七 十 九 歳 の と き 死 去 し た 。. 原典. ﹃燈 火 節 ﹄. 三. ﹁燈 火 節 ﹂ と は. 本 文 の原 典 に つい て、 教 科 書 に次 のよ う な 記 述 が あ る。. 1. 昭 和 三十 二年. ﹁ 越 し 人﹂、堀 辰 雄 の﹃聖 家 族 ﹄の細 木 夫 人 の モデ ルと し ても 知 ら れ る存 在 であ る。. ヒ ロ コ︺ 筆 名 松 村 み ね 子 。 一八 七 八 年 (明治 一 一) 二. 柳 田 監修 国 語科 教 科 書 の教 師 用 指 導 書 に は 、﹁ 筆 者 ﹂の項 目 お いて 次 のよ う な 記 述 が 見 ら れ る。. 片 山広 子 ︹カ タ ヤ マ. 月、東 京都 港 区麻 布 に吉 田次 郎 の長 女 と し て生 ま れ た。東 洋英 和女 学 校 ( 東 洋英 和女 学 院 の前 身 ) を 卒 業 、 片 山 貞 次 郎 に 嫁 し た。 早 く か ら佐 佐 木信 綱.   2 く.

(4) D く 考   蛇 小 ●. 蛇 大 r 材 教. くら. てち よう.  . 暮 し の手帖 社 刊。. 暮. 書の ﹁ 筆 者 ・原典 ﹂ の項 に お い て は次 の よう に記 述 さ れ て い. ◇ 燈 火 節 11 一九 五 三 年. ま た 、 教 師 用 指導 る 。.  . こ の教 材 は 、筆 者 が 終 戦 後 書 き と ど め た 随 筆 集 ﹁ 燈 火 節 ﹂ (一九 五 三年 し の手 帳 社 刊 ) の中 の ﹁大 へび 小 へび ﹂ の部 分 を採 った も の であ る。. ﹃燈 火節 ﹄ は 暮 し の手帖 社 か ら 昭 和 二 十 人年 (一九 五 三) に刊 行 さ れ 、 昭 和 三 十 年 (一九 五 五 ) に は第 三 回 日 本 エッセ イ スト ク ラブ 賞 を受 賞 し て い る。 前 述 の通 り 、広 子 は、 ア イ ル ラ ン ド文 学 の翻 訳家 と し て、﹃輩 翠﹄﹃野 に住 み て﹄ の歌 集 を 世 に 出 し た 歌 人 と し て 活 躍 し て いる が 、随 筆 に つい て は こ の ﹃燈 火 節 ﹄. 10. ま る と さ れ る 。 広 子 も 、 こ の ブ リ ジ ツ ド と 同 じ 二 月 生 ま れ で あ る 。 広 子 がブ リジ. ﹁大 へび 小 へび ﹂. 11. ツド に親 近 感 を 抱 い て いた こと は 容 易 に想 像 でき る と ころ であ る。. 2. 教 材 ﹁大 蛇 ・小 蛇 ﹂ は 、 原典 ﹃燈 火節 ﹄ で は ﹁ 大 へび 小 へび﹂ と いう タ イ ト ル. で所 収 さ れ て いる。 教 材 化 す る に あ た って、 タ イ ト ルは 原典 と 比 べ て表 記 に関 し. 2 1. て若 干 の違 いは あ る も の の、 教 科書 に は ほぼ 全 文 が採 録 さ れ て い る。. 3 1. ま た 、 原 典 ﹃燈 火節 ﹄ に は 四 十 七編 の随 筆 が収 載 さ れ て いるが 、 初 出 が わ か っ. て いる も のは 、そ のう ち わ ず か 八編 に過 ぎ な い。こ こで 取 り扱 う ﹁大 へび 小 へび﹂. の初 出 に つい ても わ か って いな い。 原典 ﹃燈火 節 ﹄ への書 き 下 ろ し の可 能 性 も 否. 定 でき な い。 いず れ に せ よ 、 戦 後 間 もな いこ ろ に執 筆 さ れ た と考 え て間 違 いあ る ま い。. 本 文 の原 典 は 、 旧字 旧 仮 名 が 用 いら れ て いる。 そ れ 以外 に、 大 き な 異 同 は な い. 原 典と教 科書 の異 同. ﹃燈 火節 ﹄ は、 しば ら く絶 版 で 入 手が 困 難 であ った が 、平 成 十 六 年 (二 〇 〇 四). が 、 表 記 ・表 現 に 関 し て左 記 のよ う な 異 同 表 を作 成 し た。 こ の異 同 表 は 、 教 科 書. 四. 十 一月 、 五 十 年 の歳 月 を 経 て 、 月 曜 社 か ら 再 刊さ れ た。 こ れ は、 初 版 本 の全 四十. の記 述 か ら だ け では 理 解 し え な い随 筆 ﹁ 大 蛇 ・小蛇 ﹂ の真 意 に迫 る基 礎 資 料 と な. ︻冊 のみ が 世 に 残 る だ け で あ る。. 八 編 を 中 核 に 、随 筆 と 小 説 を 網 羅 し た集 成 本 を 出版 し、 平 成 十九 年 (二〇 〇 七 ). るも の であ る。.  . に 完 売 し て いる。 さ ら に 平成 十 九 年 (二 〇 〇 七) 十 二 月 に は、 同 じ く 月曜 社 から ﹃新 編 燈 火 節 ﹄ が新 編 と し て 発 行 さ れ て いる。 旧字 、 旧 かな を そ の まま 用 い全 四 十 八 編 を 収 載 す る と と も に 、﹁燈 火節 の周 辺 ﹂と 題 し て、大 正 か ら 昭和 初 期 に雑 誌 に 発 表 さ れ た随 筆 八 編 を新 規 に加 え て い る。 燈 火 節 と は 、 ﹁キ ャ ンド ル マス $ 昌臼①日g 。の﹂ のこ と で あ り、 毎 年、 二 月 二 日 に 行 な わ れ る 祝 祭 の こと であ る 。 聖 燭 祭 と も 称 さ れ 、 旧 教 カ ト リ ック で は 、 キ リ ス ト 降 誕 後 四 十 日目 に 、 聖 母 マリ アが 産 後 の汚 れ の清 め の式 を 受 け 、 キ リ スト を 神 殿 に さ さ げ た 日が 二月 二 日 であ り 、 ミサ の前 に 蝋 燭 の行 列 が 行 な わ れ る こと か ら こ の名 が つけ ら れ た 。 アイ ル ラ ンド では 古 く か ら の習 慣 で、 春 を 迎 え る 聖 女 ブ リ ジ ッド の祝 祭 の日 と さ れ る 。 ブ リ ジ ッド は 、 蝋 燭 のみ な ら ず 全 て の火 を守 る守 護 神 でも あ る 。 こ の 日に ブ リ ジ ッド が 生 ま れ 、 アイ ルラ ンド で は こ の日 か ら 春 が 始.   鰺.

(5) 己 呂 比 野 佐. の く.

(6) D く 考 ヨ 蛇 小 蛇 大 F 材 教. 12. 石 巻 の 町 に はい る. 石の 巻の 町 に 入 る. 15. 15. 14. 14. 人 間 がだんだん ふえて. 石巻. 、 娘 を 尋 ねて. 、 三 年 めのこ と で あっ た が. 道 を はさ みて. 賑 やかに なる と. 人 間 がだんだ ん 殖 えて. 石の 巻. 、 娘 を 訪 ねて. 、 三 年 目 の 事 で あつ た が. 路 をはさ みて. 1213. くぬ ぎ お ふた もと 、 忽 に二 本の 歴 木 を 生 ひ. 2. に ぎ やか になる と. 歴 史の おもてに. お. 2. 歴 史の 表 に. 藤 原の 道 長. 鼻た もと. 、 た ちま ちに 二 本の くぬぎ を 生 ひ. 2. 藤 原 道長. 御 機 嫌 伺 ひと して 3. ふ じわ らの みちなが. ご き げん 伺いとして. 。 瓜 を さ さ げて 来 た. 2. 。 う りを さ さ げて きた 3. 7. 6. 5. 5. 4. う りの. う り を まっ 二 つ に 切っ た。. 目 に 見るよ うに. この か ごの う り が. 、 、 まゆ をひ そめて ﹁ 殿. その 時 御 前に. 進 物のかご を. 。 う な うり だな ﹂. 。 か く れて ゐ た. 瓜の. 。 瓜 を 真 二つに 切つた. 眼 に 見 る や うに. この 籠 の 瓜 が. 、 眉 を ひ そ めて﹁ 殿. その と き 御 前 に. 進 物の 籠 を. う な 瓜 だ な !﹂. 、 、 夏 の ゆ ふ 方 で 道 長 は﹁ ほ う う ま さ. 7. 。 隠 れてい た. 瓜に. う ま そ. 7. うりに. 瓜 の 中 に 初 め か ら 蛇の 卵 がひ そ んで. 、 、 道 長 は ﹁ ほ う. 8. う りの 中 に は じ め か ら 蛇 の 卵 が 潜 ん. ゐて 瓜 と一 し よ に 育つ た と. 、 夏 の 夕 方 で. 8. でい て う り といっ しょ に 育っ た と. 妖しい 瓜. 4. 9. 怪 しい う り 11. まだ わかい 北 条 時 政 が. ほ うじょ うと き ま さ. まだ 若い 北 条 時 政 が 12.   侮.

(7) 己 呂 比 野 佐.   6 く.

(8) D く. ●. 考 ヨ 蛇 小 蛇 大 r 材 教. 15. 13. そ ん なこ と は. そん な 事 は. 五 大. 大 意 ・文 章 構 成 意. 1. 日本 で は蛇 の昔 話 が た くさ んあ るが 、 ア イ ルラ ンド の伝 説 に も 蛇 が 多 く 登 場 す. 11. 10. 9. 7. 6. 5. 5. 2. 16. 16. 15. ま さし くあの主 が. 今 に なっ て 考 え る と. 、 疎 開 して き た が. 蛇のこと なん ぞ. そ ん なこ と ないで しよ う. 。 電 話 で む すこ の 家 に 話 し た. と い う 言い 伝 え を 信 じ る. 変 わっ た こ と が 起 る 時 主 が 現 わ れ る. 。 奇 妙 な 気 持 に なっ た. 、 あ れ は う ちの 主 なの ね と. 、 るい 芝 の 上 に 寝 て い たの か と. 、 生 き てい たの ね ど う し てこ ん な 明 か. 。 う ち に 陰 の 方 に 隠 れ ていっ た. 、 私 た ち の 目 の 前 を すべ り た ち ま ち の. 持っ て き て. 農 村育 ち. 中蛇. 勤 い な が い 姿 が す うつ と 庭 を は しつ た. 正 し く あ のヌシ が. い ま に なつ て 考へ る と. 、 疎 開 して 来 た が. 蛇の 事 なんぞ. そん な 事 ないでせ う. 。 電 話で 息 子の 家に 話 した. い ふ 言 ひつ た え を 信 じ る. 変つ た 事 が 起 る 時 ヌシ が 現 は れ ると. 。 奇 妙 な 気 も ち に なつ た. ち 、 あ れ は 家の ヌシ なの ね と. 、 るい 芝 の 上 に 寝 てい た の か と. 生 き てい た の ね !. 。 陰の 方 に か く れ て 行つ た. 私 た ち の 眼 の 前 を 滑 り 忽 ちの う ち に. もつ て 来 て. 農 村 そだ ち. 中へ び. も の で はな い。. に は人 間 にと って蛇 は邪 悪 な 存 在 であ り 、 に ょろ に ょろ と し て いて 気持 ち のい い. る。 アイ ル ラ ン ドと 日本 に おけ る蛇 を と り あ げ 、 そ の土ハ通 点 を 指 摘 す る。 一般 的. 11. 強 い 長 い 姿 が す うっ と 庭 を 走っ た. 、 ヌシ は. 一 ぴ きの 蛇 が だ ら ん と の び て. 12 、 主 は. 広い 空 地 の. 匹の蛇 が だ らんと 伸びて. 13. 広い あき 地の. 今 も ゐ るの だ ら う か ?. ヘ ラ しな カ に 伝 わ る 話 の蛇 と 昔 の蛇 = 二⑯ー = 二② ︼. 15 一. 13. 。 今 もい るの だ ろ う か. ふし ぎに.   σ. エデ ン の園 の蛇 ︻= 二③r = 二⑭ ︼. 4. 段. 遠 い 国 の蛇 や 古 い蛇 の話. 文章構成. 広 子 に 気味 悪 さ を 感 じ さ せ な い、 恋 し く 思 わ せ る も ので あ ると し て い る。. 2 前. 歴 史 の表 舞 台 に立 った 蛇. セ ント パ ト リ ック と 蛇 に 関 す る アイ ルラ ンド の伝 説. ア イ ル ラ ン ド の蛇 の伝 説. 第 一段 落 A ω. ︻九 ①1 一〇 ⑭ ︼. 素 蓋 鳴 尊 の八岐 のお ろち 退治 = ○⑮ 1 = ③ ︼. 日本 の蛇 の昔 話 ②. 倭    姫 と大 物 主 神 と の伝 説 =. B. ③. 上 野 の勇 将 田道 が 大 蛇 にな って蝦 夷 を 悩 ま した 伝 説. 一④ 1 一 一⑥ ︼ ω. ⑤. 北 条 時 政 と 女 性 姿 の蛇 ︻一二⑫ー 一二⑮ ︼. 藤 原道 長 と う り の中 の蛇 の話 = 二② 1 一二⑪ ︼. ︻一 一⑦ー 一二① ︼. ⑥. 15. 気 味 の悪 い存 在 であ る蛇 人間 にと って の蛇. 第 二段落 C. 身 近 な 蛇 の話. れ. た 話 題 へと 移 って いく 。そ の主 の蛇 はわ が 家 の消 長 の姿 を 教 え に 来 る存 在 であ り、. 筆 者 の家 に 主 と 思 わ れ る 大 蛇 、 そ し てそ の子 と も 思 わ れ る 小蛇 ・中 蛇 が 現わ れ. 13. 不思 議に. 気 味 わる さ も. ⑧. ど う し てこ ん な 明. 13. 気味 悪さも. 。 お も い 浮 かべ る. 3. 14. 。 思い う かべ る. う. 14. 後段.   σ.

(9) 己 呂 比 野 佐. 広 子 の家 に 住 む 蛇 の話. ⑨ 大 森 の家 の芝 生 に 現 わ れ た 中 蛇 の話 = 四④ ー 一五⑧ ︼. 広 子 の住 ん だ 大 森 の家 に いた 大 蛇 の話 ︻= 二⑮ - 一四③ ︼. 広 子 の家 の蛇. 第 三 段落 D. ⑩ 大 森 の家 の蛇 に ついて の回想 と感 想 ︻﹁五⑨ 1 一五⑭ ︼. 文章 構 成 の 一つの方 法 を 学 ぶ こと が でき る はず であ る。 こ の文 章 を 学 習 す る こ と. ω. 文章 の構成 に つい て はダ イ ナ ミ ック にと ら え さ せ た いと ころ であ る 。﹁ 遠 い国 の. を 通 し て、 学 習 者 自 身 も 日常 生 活 の中 に生 起 す る身 辺的 な も のを 自 ら の手 で 書 き. 学 習 者 は、 これら の こと を 確 認す る こと によ って、 実 際 に文 章 を 執 筆 す る 際 の. 蛇や 、古 い古 い蛇 はさ てお き 、 私 の家 の蛇 を 思 い出 す と ﹂ と 前 段 を 受 け る 箇 所 さ. 表 す 際 の 一つ の型 を 習 得 す る こと が 可能 であ ろう 。. 七頁 ). 東 京 教育 研究. 本 稿 は 、 引 用 に 際 し 、 適 宜 旧字 を 新 字 に改 めた 。 ま た 、 ルビ に ついて も 省 略 し た部 分 が あ る。. 昭 和 三 十 七年 (一九 六 二) 十 月. 北 海 道 教 育 大 学 釧路 校. 一ー = 二頁 ). 昭 和 三 十 三年 (一九 五八 )四 月. 平 成 十九 年 (二〇 〇 七 ) 十 一月. 総 合 編 一﹄ (東 京書 籍. 二. 紙 ( 幸 田文 ). 大 蛇 ・小 蛇 (片 山 広 子 ). 随 筆 ﹂ に所 収 さ れ て い. A ㎜ )。 尚 、 こ の改 訂 に よ り、 柳 田 は 国 語 科教 科書 づ く. 筆. 三. ろ く を さ ば く (三 淵 忠 彦 ). 浅 春随 筆 (栃内 吉 彦 ). 四. 一. 随. る。 配 列 は 次 の通 り であ る。. り か ら 手 を 引 く こ と とな る。 ﹁ 大 蛇 ・小蛇 ﹂ は単 元 二. 三十日文部省検定済. 3柳 田 国男 編 ﹃新 編 国 語. 号. ご 参 照 いただ け れば 幸 いであ る。 ﹁教 材 ﹁浅 春 随 筆 ﹂考 ﹂ ( ﹃釧 路 論 集﹄ 第 三 十 九. 2教 材 と し て の ﹁浅春 随 筆 ﹂ に つ いて考 察 を 試 みた こと が あ る 。 本 稿 と 合 わ せ て. 所. -大 藤 時 彦 ﹁ 柳 田先 生 と 国 語教 育 ﹂ ( ﹃教 室 の窓 ﹄ 第 十 }巻 第 十 号. ※. え 確 認 で きれ ば 、大 き く 二 つに 分 か れ る こ と に学 習 者 は容 易 に気 づ く はず であ る。 東 西 の蛇 の伝 説 ・説 話 と 筆 者 の家 に いた 蛇 の話 の大 き く 二 つに 分 け る こと が でき る はず であ る。 加 え て、 筆 者 は 、 前 段 、 後 段 ど ち ら の蛇 の話 を 中 心 に 述 べよ う と し て いる のか を 学 習 者 に 考 え さ せ た い。 こ の文 章 は 、 後 段 の広 子 の家 の蛇 に つい て の追 懐 か ら 始 ま った も ので あ る と考 え る こと が でき る で あ ろ う。 広 子 の家 の蛇 も 我 が家 の消 長 を知 ら せ る主 で あ る と考 え る点 で、 前 段 と 同 様 に 霊 力 あ る 蛇 と し てと ら え て い る こ と がう か がえ る。 さ ら に、 遠 い 国 の話 から 身 近な 話 へ、 昔 の話 か ら最 近 の話 へ、 文 献 等 か ら の伝 聞 から 実 体 験 へと 、 文 章 が 流 れ て い る こ と も 理解 でき る と ころ であ る。 ま た 、 前 段 に お い て、 蛇 は 一般 的 に 人 間 に と って 邪 悪 で気味 が 悪 く 気 持 ち の い い存 在 では な いと す る の に対 し、 後 段 に お いて は、 広 子 が ﹁不 思 議 に 私 は そ の蛇 に 少 し も 気 味 悪 さ も 感 じ な い。 む し ろ恋 し いく ら い﹂ に感 じ る と いう よ う に 蛇 に 対 す る 印 象 が 対 照 的 に 描 か れ て い る点 も 効 果 的 であ る。 前 段 のみ に 注 目 す れ ば 、 Aと B に お い て は ア イ ルラ ンド と 日 本 の話 題 に つい て の対 比 が う か が え る 部 分 であ る し、 第 一段 落 と第 二 段落 に お い ては 、 蛇 は そ れ に と って の ﹁蛇 族 の英 雄 ﹂ と 、 人 間 にと って の ﹁邪悪 で気 味 の悪 い﹂ 存在 と いう 対 比も確認できる。 以上 の こ と を整 理 し 、 A、 B、 C、 D の各 節 の関係 を 図 示 す れば 、 左 記 の通 り と な る。.   6.

(10) D く 考 創 独 り. 蛇 大 r 材 教. ﹁解 題 ﹂ ( 片 山廣 子 / 松 村 み ね 子 ﹃燈 火 節 ﹄ 月曜 社. 平成 十 六 年 (二〇 〇 四). 七 一八 頁 ) に よ れば 、 ﹁ 大 蛇 ・小 蛇 ﹂は 改 訂 教 科 書 に所 収 さ れ て いる こ と は触 れ. 高 等 学 校 一年. 全﹄ ( 東京書籍. 昭和三. て い るが 、 柳 田 監修 国 語 科 教 科 書 に所 収さ れ て いる こと に つい て は触 れ て いな い。 4九頁頭注. 九頁). 5 ﹁国 語 ﹂ 研 究 会 ﹃﹁ 国 語﹂ 指 導 の研究 十 二 年 (一九 五 七 ). 平成 二 十 年 (二 〇 〇 八) 二 月. 6筆 者 ・片 山 広 子 に つい ては 、 拙 稿 ﹁ 片 山 廣 子 ﹃燈 火 節 ﹄ を め ぐ って﹂ ( ﹃北 海 道 教育大学紀要 ( 教 育 科 学 編 )﹄第 五 十 八巻 第 二 号 一ー 一六 頁 ) にお い て詳 細 に論 じ て い る。 ご 参 照 いた だ け れば 幸 いであ る。 7 一五 頁 頭 注 8九 頁. 九 - 一〇 頁. 9片 山廣 子/ 松 村 み ね 子﹃燈 火節 ﹄月 曜 社 平 成 十 六 年 (二 〇 〇 四 )十 一月 -o 注 6 n 七 三- 八 一頁. 七 一八 頁 ). 12 ﹃燈 火節 ﹄ に は、 四 十 七 編 の随 筆 と短 歌 ﹁ 林 檎 のう た﹂ 十首 の全 四 十 八編 が 収 載 さ れ て いる。 13 ﹁ 解題﹂ ( 注9. -4 ︻ ︼内 の漢 数 字 は教 科 書 本 文 の頁 、丸 数字 は 行 を 示 す も ので あ る。以 下 同様 。 15 注 5に よ れば 、 ﹁ 節 意 ﹂ の項 にお い て、 ⑦ は ﹁ 昔 の蛇 は蛇 族 の中 の英 雄 であ つ た こと ﹂ ( 九 頁 ) と ま と め ら れ て い る。 こ こ では 蛇 が ﹁ 英 雄 であ った こと ﹂ = 三② ︼よ り も ﹁邪 悪 な 気味 の悪 い﹂ = 二 ⑯ ︼存 在 であ る こ と を述 べ て いる と考 え る。 続 く ⑧ に、 聖 書 を 引 用 し 、 イヴ と 蛇 と の対 話 に つい て広 子 は ﹁ 気持ちよ く そ んな も のと 話 した と いう のが 不 思 議 であ る ﹂︻= 二⑩ ︼と し て いる 。 一般 的 に、 蛇 は 人間 にと って気 持 ち の い い存在 では な いとす る のであ る。 稿 者 は こ の ⑦ と ⑧ が 前 段 のま と め に あ た る と考 え る の であ る。前 段 を 受 け て、広 子 の家 に 現 れ た 蛇 に つい て は ﹁不 思 議 に 少 し の気 味 悪 さ も 感 じな い。む し ろ恋 し い﹂= 五⑬ ︼と す る 広 子 の思 いが前 段 の蛇 と は 対照 的 に浮 かび 上 が ってく る の であ る 。. ︻資 料 ︼. ぴにリセロハニ. 二. へび. 大. 蛇 ・小. 蛇. ホ. 片. 山. 広. じめる・行-道 ・で沿岸の家畜ど もを食 い荒し・時 森 息 し・そうし てま た水 鷺. 子. 掘る・勇秀. ◇片山広子ー笹名 日本 で は 蛇 の昔 話 が た く さ ん あ る が、 ア イ ルラ ンド の伝 説 に も 蛇 が 多 い よ う で あ る 。 同 じ よ 松村みね子 ︹ズ夫 璽 号 1︺東京都 の生ま う に島 国 の せ いか も し れ な い。 はじ め に私 が 読 ん だ の は ご く 太 古 の こと 、 北 方 の 山 の 湖 水 に劫 れ。翻 諏家 歌人。 東詳英和女 学校卒 を 経 た 大 蛇 が 、 将 来 偉 い人 が こ の国 に米 て蛇 族 全 部 を 退 治 し て し ま う と い う予 言 を 聞 いた の で 、 業,著 醤 に 歌 集 ﹁岬慰﹂ ・翻訳﹁シ そ う いう 災 禍 の来 な い前 に 海 に逃 げ て し ま お う と 思 って 、 一生 懸 命 に湖 水 か ら 逃 げ 道 を 作 り は. しかし大蛇も負傷 し. 膨 雑 途 、な. が、いつも人間 の方 が負 けてしま先. しい人間ど もが大 蛇叢. 撃し て急. "菟 暴 酬麟. 一 る大西洋 上の島。 た り 殺 さ れ か か った り し て 、 長 い 月 日 を 経 て よ う や く海 ま で 水 路 を 通 す 。 大蛇 の 作 った 道 がゾ *ω7 "コロOコ 川開・ ア イ ルラ ンド第 一の ヤソ ン川 に な った と いう 話 であ る。 河川、 曇 そ の 偉 い人 と い う の は セ ン ト ・バ ト リ ック の こと だ そ う で 、 さ て セ ン ト ・バ ト リ ック の伝 に *ωr ℃簿二〇 匠ー イギリ ス生まれの は 、 この 聖 者 は ロー マ の奴 隷 と し て少 年 の 日 を 過 し た ア イ ルラ ンド を 愛 す る 心深 く 、 自 由 の身 -o 伝道者,アイルラ ンドの守護者 とし と な って 後 、 再 び ア イ ル ラ ン ド に渡 って キ リ スト の道 を 伝 え た と い う こ と で あ る 。 キ リ スト 紀 て尊敬されていを。. 二 六. 蛇 ・小. 蛇. 九. 元 五 世 紀 ご ろ の こ と 、 波 に 囲 ま れ た島 国 は 森 と 山 と 野 原 と沼 ば か り で住 む 人 は少 な く 、 いた る.   ⑲.

(11) 己 呂 比 野. 佐. 一 随. 筆. 随. 恨. し. ↓Q. ろゆうへ び と こ ろ に 蛇 か の さ ば っ て 、 大 き い蛇 ・小 さ い蛇 ・中 蛇 ・お ろ ち の類 ま で こ の 国 を す み か に し て で. いた 。 聖 者 が ひ とり の弟 子 と と も に 、 いろ いろ な 困 難 と戦 いな が ら 休 む 暇 な く 西 に東 に伝 道 し て い る時 の こ と 、 あ る山 陰 の狭 い道 を 通 り か か る と 、 道 に 蛇 が 寝 て い た が 、 珍 し く も な い の で 弟 子 は ま た い で通 った 。 蛇 は た ち ま ち お ど り あ が って弟 子 を 食 い殺 し て し ま った 。 聖 者 は 、聖 者 と い え ど も 人 間 だ か ら、 こ の時 ま で う っ か り歩 い て いた のだ った が 、 だ いじ な弟 子 を 眼 前 に 5 食 わ れ て 、 大 い に怒 って 、 ﹁け し か ら ん 蛇 の や つ。 下 が れ 、 下 が れ。 な ん じ のと も が ら 、永 久 に消 滅 せ よ 。﹂ と し かり つ け た 。 そ の殺 人 蛇 は そ の時 急 い で す る す る と消 え て し ま った が 、 あ. ネ. い つ の ま に か 蛇 の酷 で は な く な った 。 む ろ ん 聖 者 の伝 道 の お か げ で もあ った ろ う 。 (キ リ スト. ら ゆ る蛇 ど も が こ の時 をき っか け に だ ん だ ん ど こ か に 移 転 し て い った ら し く 、 ア イ ルラ ンド は. ネ. イ ル ラ ンド の セ ント ・バ ト リ ック で な い こ と は門 違 いみ た い だ け れ ど 、 大 昔 は ど こ の 国 でも 蛇. 教 と蛇 と は 仲 か よ く な い 。 ) ド ラ ゴ ンを踏 ま え て い る の は イ ギ リ ス の セ ント ・ジ ョ ージ で 、 ア ㈹. くし いな だ ひめ. んだ ん殺 伐 で な く な った。 人 間 も ふえ て強 く な った の で あ ろ う 。 ホす さのおのみニと. わ が 国 の蛇 の話 も 、 は じ め の 方 の は大 き い 。 素蓋 鳴 尊 が奇 稲 田 姫 を 八 岐 の お ろ ち か ら 救 った 15. 皐 たに. .. 話 は℃ ど こ の国 に もあ り そ う な 伝 説 で あ る。 そ・ の お ろ ち は頭 と尾 が 各 八 つあ り 、背 中 に は 松 や か. や よた. ホ 後 世 に な っ て ア イ ルラ ンド の伝 説 に は蛇 で な く フ ェア リ ー が 出 てく る よ う に な り 、 お話 はだ. が 人 闘 の 大 敵 であ った と み え る 。. 唯 ωけ層08 お ①ー 三世 紀 ご ろ の 人 。 イギ リ ス の守 護 者 。. 喉 ユヨαQo= H 龍 。 悪 魔 の化 身 。. 層. 蛇 ・小. 蛇. ・ *灘 ヰ. \. の議. の南 の道にあ たり て・た ちま ちに耗. 一一. のくぬぎ. ︹九六. * 大森 の駁 ・-廻 京 都 大 田区 瓢、 北,宿 三 丁 目 (旧 大 森 区 ) に あ った 。. *エデンの園闘人 類 の最初 に住んだ 所 。旧約糎轟副世 記に見える。 *アダム冒 エホバ の神の創迫 した男。 旧約塑省創世記に 見える。. *イヴ罫 エホバ の 神の創造 した女。 旧約聖寓創世記 に 見える。. 相横湾内 の小島。. ひが ム. 県 藤沢市 に属する. ムじオわ. 傘江の島ー神奈川. *北条 時政 ー ︹= 司 天1 三 冤︺ 北 条 初 代 の 執権 。 り なかロ. *陰 陽 師 聾・陰 醐 寮 に属 し、 占 い の こ となどをつかさど った官 禦.. 皇 以後 五朝 に仕 え て 諸 国 の周 守 にな り 、常 に繭 原氏 を 助 け た。. *源 頼 光ー ︹?ー 一〇三 ︺ 鎮守 府将 軍 みつはか 満 仲 の 子。 円融 天. *安 倍 晴 明 ー ︹ 九二 一ご ろ ー ろう凸 平 安 時 代 の陰 陽師 、 はかす 天文博士。. 穴- 一呈 七︺ 太 政 大 はつ よ   臣 。 世 に 法 成キ 関 ゐどる 白 ・御 堂 悶 白 と い 、 つ、. *藤 .原 道一長口. 麟=. や お. った と思 わ れ る 。 ほ ん と う に そ ん な 大 き いも のな らば 、 奇 稲 田 姫 の お と う さ ん の家 な ぞ に は い. し わ が は え て 、 から だ 全 体 の 長 さ か 八 丘 八 谷 に は い わ た った と い う か ら 、 そ う と う の長 さ で あ. 蜘徽蚕 の鶴衡 儘毒遊 姫の夫とな・知 伽葺解 ある時姫? し箱の中に隠れκ。明け方. り こむ こ と は でき な か った ろ う 。 そ れ が 伝 説 な の で あ る 。. 麟隙 な人間の娘 と神 との間 の悲劇 で、臣 本禽紀 も姫に同情 しているよう に読 まれる。. に姫 がくし箱をあけ てみると、に しき色 に光る小 さい小さ い蛇 がいたと いう。 こわはすぐれ て 5. サんによ * 鴎巴Q ー 小 仙 女 。. 零素 霊唱尊匹←口事 記 ・日本宙 紀など に見える神代の英 雄。. *倭 述 遊 姫ー 孝盤 天鼠の皇女。. *日 本魯 紀 ー 三 十. 串大 物 主 神ー 大 己 しらゆかみ むおくにハしのかみ 貴神。大国主神と も いう 。. ら. 二 大. 時 、 蛇 田 の中 ほ ど に今 で も 一む ら の 松 林 が あ って 、 田 道 の慕 が そ こに あ る の を 見 た 。 こ れ は 大. で あ った が 、 昭 和 の御 代 の あ る 年 、 私 は 仙 台 に いた 娘 を 尋 ね て 、 松 島 か ら石 巻 に 遊 び に 行 った 15. せメだ い. 生 ひ 、 道 を は さ み て木 合 ひ た り き 。﹂ と本 に 肖 い て あ る 。 そ れ は 田 道 が 死 ん で か ら 三 年 め のこ と. がある・ ・三三鑓+八年 の夏融. ん な 蛇 の毒 気 に あ た って死 ん だ 。 石 巻 の町 に は い る す ぐ 手 前 の畑 に今 で も ﹁蛇 田﹂ と いう 名 所. な へび た. 掘 り 返 した 。 す る と 墓 か ら 大 蛇 か 出 てき て 大 勢 の敵 を 食 い殺 した 。 食 わ れ な か った や つ ら も み. か ら惜 し ま れ 、 手 厚 く 葬 ら れ た 。 そ の後 しば ら く た って よ た 蝦 夷 が 攻 め こ ん で き て田 道 の 墓 を 田. 巻 。 舗 押 親 王 、.鵡 サずム う 域懲 天皇 の御代 、北方 黙璽戴 らがそむ いた時 、廊堺 の勇将 臨趣を大将 として征伐 させたが、 安万侶らの編で、 *いしの止み た 土言 七 二 〇 年 に 成 った 。 そ の時 の 蝦 夷 は ひ ど く 強 く 、 田 道 は 石 巻 の港 で戦 死 し て し ま った 。 田 道 の家 来 が 主 人 の手 総 を 神代から持読天皇 に至 る ま で の 編 年 取 って 田 道 の要 に持 って ゆ く と 、妻 は そ の形 身 を 胸 に 抱 い τ 自 殺 し、 こ の 夫 妻 の死 は広 く世 間 体の歴史。 *蝦 夷 --古 く 東 北 地 方 に住 ん で いた 一顧 膜 , みウの *石 巻 ー 宮 城 県 石 巻市。 *蛇 田 ・現 在 、 石 巻 市 に稻 入 。 * 五十 八 年 1・ 仁徳 天 皇 の 五十 八 年 。 索荒 凌 -・ 新典の こ とか。 章太 ー 日本 書 紀 。.   O l  .

(12)   q. ●. 考 ヨ 蛇 小 蛇 大 F 材 教. 巾は ん の木 ー カバ ゆニナげく ノキ 科 の落 藁 喬 鵡 。. 一 随. 籠 ・随 相聯. 一四. ち の主 人 が よ そ の 土 地 に移 った 一軒 の家 を 改 築 し て 私 た ち の家 と し た の で あ る。 そ う と う の 広 さ の 地 所 で 、 道 路 に沿 う た 三方 の 境 に は 古 いけ や き と は ん の木 が 農 家 ら し く 立 って い た 。 十 年 って主 人 が なく な り 、 私 と ふた り の子 供 だ け 住 む の に は 広 す ぎ る 家 であ った が 、 引 っ のき ら い な 私 は い つ ま で も そ こ に い た 。 そ の時 分 の こ と 、 大 き な 蛇 が へい ぎ わ のけ や. き か ら け や き に 伝 わ っ て歩 く の を 往 来 の人 た ち が よ く 見 る よ う に な った 。 あ れ は片 山 さ ん と こ 5. く ら いた 高さ二〇メートル に達 す る 。早 審暗 かつ 越 すこと 紫 襖 色 の花 を 開 く。. の 主 ら し い 、 そ っと し て お け と 近 所 の人 た ち は 子 供 が 石 を 投 げ る の を し か っ て止 め た 。 門 側 の か き ね で、 住 ま いに はう し ろ だ った か ら 私 た ち は そ の蛇 を 見 な か った 。 し か しあ る 時 そ れ を 見 た 。 一本 の 木 か ら 隣 の木 に は い伝 わ る姿 は ひ ど く 長 いも のだ った 。 い ちば ん 大 き な け やき に う ろ が あ って 、 そ の中 に住 ん で いる のだ ろ う と いう こ と だ った が 、 植 木 屋 が刈 り こ み の時 調 べ て み て も何 も いな いと 言 った 。 あ の蛇 は も う 死 ん だ のだ ろう と 私 た ち が 思 って いる と 、 そ の後 一 m. 二. 大. 蛇 ・小. 蛇. ー. 一五. ﹁燈 火節 ﹂ によ るー. に少 し の気 味 悪 さ も 感 じ な い。 む し ろ 恋 し い く ら いに そ の細 い銀 の 形 を 思 い う か べ る 。. れ る 。 主 は、 畑 と な った あ の 広 いあ き 地 の ど こ か に 今 も い る の だ ろ う か。 不 思 議 に 私 は そ の蛇. あ った ろ う 。 強 い長 い姿 が す う っと 庭 を 走 った そ の 朝 の こ とが 、 め ざ ま しく は っき り 思 い出 さ. 畑 と な っ τ い る。 今 に な って考 え る と 、 ま さ し く あ の 主 が 私 の家 の 消 長 の姿 を教 え に 来 た の で. 浜 田 山 に 疎 開 し て き た が 、 そ の あ と 私 た ち が 長 く 住 み ふ る し た家 は 強 制 疎 開 で こ わ さ れ て今 は ーo. ネはオだ ゆま. 昭 和 十 九 年 の初 夏 、 蛇 の こ と な ん ぞ も う す っか り 忘 れ てし ま う ほ ど 忙 しく 、 私 ㌫ 荊 傷 鍵 線 の. う と年 寄 り の 心 を 安 心 さ せ よ う と し た 。. わ った こ と が あ る の か も し れ な い と 私 は 言 った け 2 1ど 、 若 い人 た ち は 、 そ ん な こ と な いで し ょ. と も な く 私 は 信 じ て い た ら し く、 そ ん な 話 を 電 話 で む す こ の家 に話 し た 。 新 井 宿 の家 に 何 か 変. ホあ らいじゆく. は奇 妙 な 気 持 に な った 。 家 に何 か変 わ った こ とが 起 る 時 主 が 現 わ れ る と いう 言 い伝 え を信 じ る 5. つぞ や の 小 蛇 が 育 った の で し ょう と女 中 は 言 った 。 そう す る と 、 あ れ は う ち の 主 な の ね と 、 私. 生 き て い た の ね 、 ど う し て こ ん な 明 か る い 芝 の上 に寝 て いた の かと 、 私 た ち は 話 しあ った 。 い. め た 。 す ば ら し い早 さ で 私 た ち の目 の前 を す べ り 、 た ち ま ち の う ち に陰 の方 に 隠 れ て い った 。. り 頭 を あ げ て 六 尺 ば か り と ぴ あ が り 、す っと 身 を う ね ら し て き ら き ら 光 って 芝 の上 を走 り は じ. と 、 東 北 の農 村 育 ち の 女 中 は捧 を 持 っτ き て そ れ を引 っか け よ う と し た時 だ った 。 蛇 は いき な. と 居 間 と の前 の芝 生 に 一匹 の蛇 が だ ら ん と 仲 ぴ て寝 て いた 。 中 蛇 で あ った 。 死 ん で いる ら し い 15.  ロ ばム. ま だ 私 は 古 い家 を 捨 て て 疎 開 し よ う と も 考 え て い な い時 分 、 暗 れ た 九 月 の 朝 だ った 。 茶 の間. ホ *もちの木ー モチ ニ 年 し て門 の そ ば の 小 さ いも ち の木 に 一匹 の小 蛇 が ぶ ら さ が っ て い た。 こ れ は 多 分 主 の 子 よ と 、 ノキ科の常緑晴木。 夏 のはじめ白色の み ん な で決 め て 、 そ う っと さ わ ら す に お いた 。 時 おり 小蛇 は そ の辺 に見 え て いた ら し い が 、 だ 花を開く。樹皮か ら烏もちを作る。 れ も 気 に も と め す 、 そ ん な こと はす っか り 忘 れ て静 か な 月 日 が 過 ぎ た 後 、 戦 争 が 始 ま った 。. 零新 井 宿 の家 1・ 大 森 の家 の こと 。. 串井 の頭線ー東京 しおゆ 都渋谷区渋谷駅か り きしゆ のらじよッじ ら武 蔵 野 市 吉 祥 寺 駅 に至 る 私 鉄 。 事浜 田 山 皿 東 京 都 杉並区内。. ◇燈火節震 一九五 てら てらよら 三 年 暮 し の手 帖 社刊。. 筆 ・ 随. 想. 一 す ぐれ た表 現と 思わ れる箇 所 はど こか。. 題. 一 随 問. 二 この文章 の組立 はど のよ う にな って いる か。. ヨ 各自 の知 って いる動 物説 括を あげ て みよ。. 一六.  . 11 く.

(13)

参照

関連したドキュメント

 膵の神経染色標本を検索すると,既に弱拡大で小葉

ると︑上手から士人の娘︽腕に圧縮した小さい人間の首を下げて ペ贋︲ロ

このような情念の側面を取り扱わないことには それなりの理由がある。しかし、リードもまた

   遠くに住んでいる、家に入られることに抵抗感があるなどの 療養中の子どもへの直接支援の難しさを、 IT という手段を使えば

以上の基準を仮に想定し得るが︑おそらくこの基準によっても︑小売市場事件は合憲と考えることができよう︒

・毎回、色々なことを考えて改善していくこめっこスタッフのみなさん本当にありがとうございます。続けていくことに意味

神はこのように隠れておられるので、神は隠 れていると言わない宗教はどれも正しくな

ピッチ比も高くなっている。またプロペラ直径が小さくなることにより、可変ピッチプロペ ラ(Controllable Pitch Propeller: