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生涯学習社会における家庭教育(3)

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Academic year: 2021

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【個人研究】

生涯学習社会における家庭教育

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佐 藤 啓 子 *

Home E

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Hiroko Sato¥

This study is the third report to be continued from the first and second studies, of which titles are“Home Education in Lifelong Learning Society(1)"and“(2)" .

In the first study, 1 made clear the idea of the Lifelong Education focussing on Home Education as starting point of Lifelong Education and made clear the characteristics and subjects of Home Education. Furthermore 1 founded the connection between Home Education and Lifelong Education. Then 1 considered the characteristcs and subujects of Home Education in Lifelong Education searching for possibilities of Lifelong Learning Society.

In the socond study, 1 mentioned concretely the contents and functions Qf Home Education from the viewpoint of Lifelong Education. First 1 mentioned the historical outline of the characteristics and contents of traditional Japanese Home Education from the references. Then 1 considered thecharacteristics and contents of Home Education from the Science of Relationships which is my st

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:

ndpoint.

In this study 1 would like to mention about the various plans of system and institution to support Home Education in our central and local governments.

In order to make them clear, first of all, 1 introduce the recent central government plans to support Home Education. Then 1 introduce the Adachi Ward Plan in Tokyo to support Home Education as one of local government plans. Lastly1 consider some of these plans from the Science of Relationships which is my standpoint.

は じ め に

本稿は.

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生涯学習社会における家庭教育」 と題しての研究(1)<1)および

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(2)に継続する 第3報である.研究(1)においては,生涯教育理 念の歴史的発生とその後の発展的経緯,日本へ *さとう ひろこ 文教大学人間科学部生涯教育専修 -5-の導入過程を概観し,その上で生涯教育の理 念に立つ家庭教育の意義と役割について考察 した.研究(2)においては,以上の経緯を踏ま え,生涯教育の視点に立つ家庭教育の具体的 な内容(領域)と機能について文献を中心と して明らかにした。研究(1)と

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においても明 らかにされたとおり,生涯教育の視点に立つ 家庭教育は,生涯学習社会の構築と相侠って

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発展していくものであり,家庭の自助努力も さることながら,家庭教育を支援する社会的 基盤としての施策が重要になることが示され た.そこで本稿では,最近の国や地方自治体 による生涯学習社会の構築ヘ向けての一側面 としての家庭教育支援策を紹介し,それらが どのような理念的背景と視点に基づいている かを明らかにしつつ,最後に筆者の立場から 考察を進めたい。 なお,日本における家庭教育支援策の取り 組みの流れについては,概括的ではあるがす でに研究(1)において触れているため,ここで は現状における施策の諸相と課題,さらには より充実した家庭教育推進のために望まれる 未来への展望に焦点を当て,論述を進めるも のとする。

I

国における家庭教育支援策の動向 「今後の子育て支援のための施策の基 本的方向についてJ (エンゼルプラン) 1994 (平成 6)年12月,文部省・厚生省・ 労働省・建設省の連名による子育て支援策の 方向が提示されている ω.それによれば,

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子 育ては,とかく夫婦や家庭の問題ととらえら れがちであるが,国や地方自治体はもとよ り,企業・職場や地域社会の役割でもあるJ と述べ,こうした視点から「子育て支援社会 の構築」を目指すことが要請されている現状 を訴え,そのための基本的視点として以下を あげている。 (1) 安心して子どもを生み育てることので きる環境を整えること.

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国・地方公共団体,地域,企業,学 校,社会教育施設,児童福祉施設,医療機関 など,あらゆる社会の構成メンバーが協力し ていくシステムを構築していくこと. (3) 子供の利益が最大限尊重されるように 配慮されること. そのための施策の基本的方向として, (1) 子育てと仕事の両立支援の推進:育児 休業制度の充実や労働時間の短縮など,雇用 環境の整備,低年齢児童保育の拡充など保育 -6

サービスの整備,保育所制度の改善・見直し を含めた保育システムの多様化・弾力化

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家庭における子育て支援:夫婦で家 事・育児を分担するような男女共同参画社会 づくり,安心して出産できる母子保健医療制 度の整備,地域子育てのネットワークづく り

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子育てのための住宅および生活環境の 整備,ライフサイクルに応じた住宅の確保, 家族の団繁のあるゆとりある往生活,家族交 流の場・児童更生施設・スポーツ施設・社会 教育施設・文化施設の整備,他

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ゆとりある教育の実現と健全育成の推 進:青少年団体の諸活動,文化・スポーツ活 動の推進による多様な生活・文化体験の機会 の提供,地域におけるふれあい・ボランティ ア体験による豊かな人間性を育める環境づく り (5) 子育てコストの軽減:子育てに伴う家 庭負担の軽減、 があげられている.さらに,これらの基本的 方向の中でも特に重点施策として, ① 受験戦争の緩和を進め,ゆとりある学 校教育の推進に努める ② 学校外活動の充実を図り,子供が心身 の調和のとれた成人となるために必要な 生活体験・活動体験を豊にするため,文 化・スポーツ・社会参加・自然体験の機 会を提供する ③ 幼稚園を核とした子育て支援事業を, 家庭教育に関する学習機会・相談体制と して整備する ④ 保育所等に子育てネットワークを中心 とした地域子育て支援センターを整備す る ⑤ 地域の特性に応じた地方自治体の取り 組みによる子育ての基盤整備, を提言している. ここにあげられている諸施策の提言の仕方 が画期的なことは,文部省・厚生省・労働 省・建設省の連名という各省庁間の連携によ って為されている,ということである.これ

(3)

生涯学習社会における家庭教育(3) は,従来ともすれば縦割り行政と言われた慣 行を破り,国が自ら連携のモデルを示した例 とも言えよう.また,子育て・家庭教育に関 する事柄はこのことからも言えるとおり,人 間生活のあらゆる側面と関連している事項で あり,誰かが何かをしてくれるまで待つとい うことでは済まされない一人ひとりに密接に 関係していることとも言える.子供を持つ 家庭のみならず,国や地方自治体のみなら ず,関係諸機関・諸施設のみならず,国民 一人ひとりが大なり小なり自分自身の課題と して受け止めることによってこそ,子育て支 援環境が構築される基盤づくりとなるであろ

.

2 f21世紀を展望した我が国の教育の在 り方についてJ (中央教育審議会答申) 1996(平成8)年7月に提出された中央教 育審議会第1次答申では,今後の教育全般に わたる提言がされているため,ここでは特に 家庭教育支援の視点から紹介したい。<4>とは いっても,生涯学習社会における家庭教育は, 学校教育や地域教育と密接不可分に関係しあ うことから,これらを切り離して論ずるわけ にはいかず,その意味で家庭の側から見た, あるいは家庭教育からとらえられる学校教育 や地域教育という関連性で触れざるを得ない ことを前提とするものである. (1) 答申では,まず子供たちをめぐる家庭 や地域社会の現状として,子供たちの日常生 活,学校生活,身体・行動特性,人間関係的 側面他から多面的にその特性を分析し,感性 や時代・社会の動きに敏感に反応する点では 優れているものの,時間的に追われるゆとり のない生活の中で,自立・社会性の遅れが目 立ち,倫理観の低下していることを指摘して いる.

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家庭の現状としては,子供たちに「基 本的習慣が身についていないjことなどか ら,家庭の教育力の低下を指摘,それは,過 保護,甘やかし,子供の教育に無関心な親の 態度に拠る,とみなされるが,一方で国民の 多くは,仕事中心から家庭や子育てを大切に する生活へと次第に意識変化を起こしつつあ ることも指摘している。 (3) さらに地域社会の現状として,子供の 健全な成長のためには地域の大人たちが積極 的に子供たちにかかわっていくべきだと考え てはいるものの,現実には約

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害Ijの人々が, 子供とのかかわりを全くもっていないという 事実のあること,また,地域活動,子供会や スポーツなどの指導,社会福祉活動,ボラン ティア活動等の社会参加活動への参加者は増 えてはいるものの依然として少ないことか ら地域における教育カが低下していること を指摘している.それは,家庭については企 業中心の行動様式が広く作り出され,民間企 業などから提供される多彩で便利なサービス を享受する等,家庭の機能を代替えさせ得た ことなど等が影響しているのではないか,こ れらのことは,家庭や地域社会の本来の機能 を外部に委ねたり,喪失してしまうことが, 一見快適な生活を送ることが出来たとはい え,本当によかったのか,幸福なのかを問う ようになってきている現実のあることを指摘 している. (4) 以上の家庭や地域社会の現状を踏ま え,これからの教育の在り方として<生きる 力>の必要なことをあげている. <生きる力>とは,これからいかに社会が 変化しようとも,自分で課題を見つけ,自ら 学び考え,主体的に判断し行動し,よりよく 問題を解決する資質や能力であり,また,自 らを律しつつ他人と共に協調し,他人を思い やる心や感動などの豊かな人間性である,と しいる.それは,あふれる情報の中から自分 に必要な情報を選択し,主体的に自分の考え を築き上げてし1く能力であり,命を大切にす ること,美しいものや自然に感動する心とい った感性や,ボランティアなどの社会貢献の 精神,さらには科学的考え方などの合理的な 精神を含むもの,ともしている.

-7-(5) この<生きる力>はどのようにして育 まれるかについては, ① 学校・家庭・地域社会の連携と,家庭

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や地域社会の充実 ② 子供たちの生活体験・自然体験等の機 会の増加 ③ <生きる力>の育成を重視した学校教 育の展開 ④ 子供と社会全体のゆとりの確保,ゆと りとは,子供たちが家庭や地域社会で過 ごす時間,子供たちが主体的・自発的に 使える時間を確保することである

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この<生きる力>の基礎的な資質や能 力を育成することは,親の愛情を基礎にした 家庭教育においてのみ可能であり,その最終 的な責任を負うのも家庭であり,その責任 を自覚し,家庭が本来果たすべき役割一一 日常生活のしつけや感d性,情操の緬養など -ーを見つめ直していくことから始められる. 家庭は,親と子供,さらには祖父母が家庭の 団繁の中で,愛情をもって触れ合いつつ,子 供に豊かな人間性を育み,自制心や自立心を 育むと同時に,それぞれがみずからの役割を 見いだし,主体的に役割を担う家庭づくりが 望まれる。 (7) この<生きる力>を育む家庭の教育力 は本来家庭の責任ではあるものの,より充実 した教育力が実現すべく支援していくための 充実方策として,以下を上げている。 ① 家庭教育に関する学習機会の充実 ② 子 育 て 支 援 ネ ッ ト ワ ー ク づ く り の 推 進:親に対する相談や情報提供の充実な ど ③親子の共同体,験の機会の充実:ボラン ティア活動,植物栽培体験,動物飼育 体験,スポーツ活動や芸術鑑賞,創作活 動,地域の歴史探訪,読書会の開催等 ④ 父 親 の 家 庭 教 育 へ の 参 加 の 支 援 ・ 促 進:父親を対象とした家庭教育に関する 学習機会を企業等職場に開催すること, 通信による講座開設,父親の職場見学等, を提言している. ここでは,家庭教育をより推進していくた めに,家庭の責任を認めつつも,家庭のみを 焦点化してその対策を築くのでは不十分であ

-8-り,家庭を支えているその教育的基盤・機構 全体を見つめ直し,支援対策を進めることの 必要性が述べられている.また,学校教育・ 地域教育等それぞれの基盤整備や役割機能の 充実のみならず,他の組織・機構と連携しあ う聞かれた運営が望まれることも指摘されて いる.このことは,家庭・学校・地域におけ るそれぞれの人が,内にかかわり内を整え, 外とかかわり外を内にもたらして内を活性化 させるという,内と外とを見据えながら内と 外を統合化し得ることが求められていること である,とも言えよう.

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地方自治体における家庭教育支援施 策例 一一東京都足立区の場合一一 以上は最近の家庭教育支援についての国に おける取り組み例であるが,ここで地方自治体 の取り組み例を紹介したい.地方自治体とい ってもその数は全国に多数あり,ここに紹介 する東京都足立区の例は,筆者が在住してお り, しかも社会教育委員や教育委員として教 育行政の一端にかかわった経験もあることか ら,特に紹介するものである.一つは足立区 事務改善委員会による「地域の子どもは地域 で育てる一子育て支援策の総合的推進フ。ロ ジ ェ ク ト 報 告 -J (5)であり,他の一つは,足 立区家庭教育振興計画検討委員会・足立区教 育委員会による「足立区家庭教育振興計画J(6) である.当然のことながら関連する取り組み であり重複する部分もあるが,どちらかとい えば前者は子育て環境に力点が置かれており, 後者は前者を受ける形でいわば区としての家 庭教育支援策の総括的意味合いをもつものと 受け止められる.従って,ここでは理念や基 本的立場,支援の仕組み等については前者 を,全体的には後者を詳述したい。

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地域の子どもは地域で育てる一子 育て支援策の総合的推進プロジェクト報 告 一 」 本 プ ロ ジ ェ ク ト は 安 心 し て 子 育 て が で きるまちづくりJのための課題とその解決策

(5)

の自助努力,家庭を取り巻く地域社会の互助 努力,そして行政による支援のそれぞれが行 う必要のあることであるが,それぞれにおけ る共通の方向性は,家庭やその構成員間,あ るいは地域,行政機関を開き,つなぐことで ある.そして,個人を開き家庭を開く活路と なるのは,地域である.地域社会は,家庭や 家族にとって最も身近な社会であり外部であ る 向 こ う 三 軒 両 隣Jや「ご近所J.そし て「ご町内Jを経て「広い世間Jがそれらの 外側に広がっている.地域の子供を地域で育 てるということは,一面で家庭自身が今まで 以上に近隣社会に目を開き,地域とのかかわ りをもちながら子育てを行うということであ る.そして地域は地域に生活する子育て家庭 に対し,自らの利益として子育て支援を行う ということである. (2)理 念 に 基 づ く 支 援 の 形 態 と し て 相 談J

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学習.情報J

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ケア J

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子育てコミュ ニ テ ィ ー 健 康 と 安 全jの

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つを要素と し,以下を図式化している. (図-1) 生涯学習社会における家庭教育(3) について検討を行うため,教育委員会青少年 課長をリーダーとして関係者38名による「子 育て支援策の総合的推進プロジェクトチー ムJが組まれ.

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月に結果が報告され たものである。 (1) 子育て支援策を進める基本理念として, ① 閉じこもりと個別化の傾向の現実を直 視し, ② 関 係 性 の 回 復 ひ ら く , めざし ③ 「地域の子どもは地域で育てる」 ことをあげている. 家庭の全般的な機能低下の原因は多く考 えられるが,より本質的には,構成員間の関 係の希薄化=個の閉じこもり傾向があり,そ こからくる生活の個別化,そして個別化のも たらす希薄化の増幅という悪循環を指摘して いる.そこでとられるべき支援策は,個人の 閉じこもり傾向を開く努力であり,生活を個 別化させない仕組みづくりを根本とするもの であること,また関係性の回復は,家庭自身 つなぐJを (東京都足立区) 【基本理念に基づく地域支援のイメージと施策の基本的視点】 《施策の基本的視点》 く〉子どもは,地域,社会の財産であ り,子どもたちの生活を常に第一 に考える。 く〉地域支援・家庭支援 fT 政 く〉育児主体としての家庭機能の強化 と補完を図る。 人材育成 ケア 。 家 庭 の 支 援 健全育成 地 域 活 動 専門相談 関 係 機 関 等 学習機会 相談 教 育 。保護, 施設ケア く〉家庭支援,地域連携を視点に入れ 地域支援を総合的に進める。 生活保障・健康・地域環境整備 地域基盤の安定 ② 有 効 , 適 切 な 「 情 報Jの提供の工夫 ③学校教育(児童・生徒の学習活動) を通しての支援 ④ 関係団体,機関との効果的連携 2)

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家庭教育Jを生涯教育・社会教育と して支援する主な施策 図-1 n u u

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これらの理念や支援形態に基づく具体 的な家庭教育振興支援策とては,以下をあげ ている. 1)

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家庭教育jを学校として支援する主 な施策 ① 学校組織としての支援

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① 学習機会の充実 ② 子育て指導者の養成 ③ 関連機関との連携・協力 2 足立区家庭教育振興計画 以上のような子育て支援策の総合的推進プ ロジェクトチームの提言を受けて,足立区と してどう支援策を進めていくか,実施ヘ向け ての計画が次のように報告されている. (1) 足立区家庭教育振興計画検討委員会で は,足立区における家庭教育の現状と課題を 明 ら か に す る た め 家 庭 教 育 に 関 す る 調 査」を実施している.この調査に基づいて, いま家庭教育を進める上でその内容として求 められるものは,基本的生活習慣の確立,思 いやりの心,自立性であり,これらのことが 十分に行われるにはその前提として,親子の ふれあい,様々な生活体験,他者との交流 (人間関係)が必要不可欠であること,中で も基本的生活習慣,思いやりの心,自立性な どが他人とのかかわりあいがあって始めて意 味をもつことから,他者との交流がとりわけ 重要であることを指摘している。このことを 踏まえた上で,区の家庭教育を振興させてい く基本的な視点として,以下の

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つをあげて いる. ① 社会性を育てる それぞれの家庭が社会との接点を常に意識 し,社会の中で生きて

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く子供の将来をしっ かりと見据え,確かな我が家の教育方針を確 立していくこと,そのために家庭では何を為 すべきか,何が出来るかを考え実銭していく こと. ② ミニの発想を生かす 家庭でも地域における集団活動でも,個々 人が生き,個々が充実するような活動内容・ 活動形態が大切である.一人ひとりに手をさ しのべ,互いに手をつなく関係を実現してい くこと. ③ 連 携 の 質 を 高 め る 学校・地域・行政・地域諸集団関の連携を 高めるためには, ・まず,家庭教育支援のための課題意識 A U が各機関・組織ごとに十分吟味されて いること,つまり連携の必要性が相互 に自覚され,それぞれの主体性が発揮 されていること, ・次いで,相互の役割が適切に分担され ていること, ・さらには,相互の活動の評価を行うこ と, である. (2) では,以上の基本的視点に立って,誰 が(どこが) ,どのように家庭教育を支援し て い っ た ら よ い か に つ い て < 学 校 か ら > <地域から><行政から>の支援を類別化 し,その根底には<家庭の自己努力>こそ が肝要であることを,以下のように提言して いる. <学校からの支援> ① 支援課題を明確にする 学校が行う家庭教育の主な支援・方法とし て,保護者会,家庭訪問, P T A,学校便 り,学級便り等の広報活動等の一般的支援 と,就学に支障のみられる家庭を特段に支援 する場合とがある. ②統一的・関連的組織を確立する 学級・学年・教務部・生活指導部・保険安 全部・ PTA担当等,それぞれの分担・関連 を明らかにし,校長を中心とした組織的対応 の統ーを図ること ③ PTA活動を通しての支援 PTAの活動は,学校教育を支援するとい う 大 き な 課 題 と 共 に 会 員 個 々 の 家 庭 教 育 の支援という課題がある.会員相互の学習と 連携が深化するとき, PTAは会員一人ひと りにとって真に必要な存在となる.学校は, 価値ある情報の提供,教育相談,家庭教育相 談等の従来の教育活動を見直し,授業参観, 保護者会,学級PTAを実施し,個々の家庭 に必要な活動となるよう P T A活動を支援 し,働きかけることが求められる. ④ 関連諸機関・委員・団体との連携を深 める 子育てにかかわる機関や団体は多岐にわた

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生涯学習社会における家庭教育(3) っている.学校は,それぞれの機関・委員・ 団体のもつ役割や特性を熟知し,全校的家庭 教育支援態勢と照応させながら日常的連携を 深め,特色ある取り組みをしていく必要があ る. ⑤学校教育を通して支援する. 学校教育活動を通して,直接子供たちに家 庭・地域について学習指導を行うこと.教科 学習では生活科・家庭科・社会科が主となる が,道徳と同様すべての教育活動を通して行 い得る.他に,学校行事・進路指導・地域ボ ランティア活動への参加・自分史の綴りなど を通し,親や家庭や地域を直視する大切な学 習となる.家庭・地域を学習の対象として取 り入れていくことが,家庭教育への何よりの 支援となるのである. <地域からの支援》 ①子育ての仲間づくり 地域は,自分の親以外にも多くの大人たち が居り,それぞれ立派に力強く生きているこ とを,子供たちが学ぶ場である.子供は地域 の中で多くの大人たちと出会い,ふれあいな がら成長していくのであり,そのためには, 家庭が地域の中で連携し支えあっていること が望まれる.そのための具体策としては,例 えば小学校単位で,あるいは町会の班単位で, 子供会の班単位で,あるいはPTAの学級単 位で「向こう三軒子育て仲間Jとして,小規 模なグループ化を進めることが可能である. こうした「子育てjを一つの基盤とした新た な地域コミュニティーの形成にも連なること が期待される. ② PTA活動をより活性化させる. PTAは,地域の活動にどのようにかかわ るか,地域との連携等による行事の開催等多 様な連携・相互の情報交換等,地域に関かれ たPTAとして機能することが結果的に家庭 教育を支援することとなろう. ③ 関係機関・委員・団体の連携を図る ④ 地域と学校の交流を促進する 地域活動への教師の活用,また学校への地 域資源,例えば部活動への地域人材の活用・ 世代間交流の観点からの高齢者の活用等,双 方向からの人材交流,また,学校の中に情報 コーナーが,地域にも学校情報コーナーが設 けられる等は,個々の家庭の教育力に反映す るのである. <行政からの支援> 行政の支援内容としては,行政固有の支援 策と,学校からの支援・地域からの支援をよ り確実にさせるための支援策とがある. ① 子育て仲間づくりの支援 モデル地区の設定と活動のための資料作成 など ② 相談態勢の充実 現行の家庭教育振興室の機能充実と共に, f家庭教育相談J態勢の具体化 ③ 学習機会・情報の提供 ④ 推進組織体制の整備・確立 家庭教育振興計画を具体化するために,専 管的な職務担当者として,家庭教育振興主査 を配属し,以下の職務内容を担当する. ・学習機会の提供 ・啓発資料の作成 .情報提供 ・家庭教育相談員制度 ・家庭教育に関する調査・研究 ・関連機関との連携・協力 ⑤ 関連部課との連携・調査 家庭教育の課題を,教育委員会のみなら ず,衛生部・福祉部・地域振興部等との関連 の中で総合行政の視点から進める. <家庭の自己努力> 学校・地域・行政のそれぞれが支援を進め る中で,家庭自体に期待される努力とは何 か. ① 家庭における教育方針を確立する そのためには, ・子供との会話の機会をより多くもつな ど,ふれあいを通して子供の様子にも っと関心をもつこと ・父親が子育ての参加の努力をするこ と ② 他者とのかかりを大切にする

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具体的には, ・子供と他人との交流の機会を多くもて るようにすること ・親子で地域活動に参加する ・子育て仲間をつくること 等が望まれる,としている.

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生涯学習社会における家庭教育支援 策についての考察 以上,近年の家庭教育支援策についての国 における取り組み,および地方自治体の取り 組み例として,東京都足立区の場合を紹介し てきた.これらの方向性や取り組みからは, 多くの示唆と学びを得ることが出来る.そこ で,前述を踏まえつつ,よりよい家庭教育の 推進をめざし,筆者なりの考察を以下に記し

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こし、. 1 家庭教育支援策を進めることの是非に ついて これまで,家庭教育支援策の理念や方策に 関してどのような支援策を用意すること が望まれるかJが,あたかも当然、のこととし て追求されてきたが,その前提として,支援 策を進めることが果たして適切なことである かと、うかが, しばしば議論の対象となってい る.それは一つには,家庭が人間にとって最 もくつろげる安全な場所としてのプライベー トな空間であるはずなのに支援」という名 の下に半ば強制服従されるかのような車

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蝶が 家庭に外から働きかけられるのではなし、かと いう懸念であり,第

2

には家庭外に手厚い支援 体系が整えば整うほど,家庭人とりわけ親が それらに依存する傾向を強め,本来子育ての 責任を第一義的に担わなければならない家庭 自身の責任を弱めてしまうのではないか,と いう懸念である.さりとて一方では,家庭教 育機能の低下が指摘される今日,一家庭だけ では解決困難な課題が多々ある中で,社会的 な次元からの子育て支援策は急務であるとす る声も多い.このことは,究極的には子育て や家庭教育の責任を家庭に帰するか,社会に 帰するかの論議とも受け取れる.子供を中心

-12-に考えるならば,子供は誕生と同時に親はも ちろんのこと,親以外の人々との関係におい て生き,人々の援助が無ければ生存さえ困難 な関係的存在(10)であり,また,一時も止まる ことなく成長し,やがては社会を構成するっく り手としての一員となる社会的存在でもある. このことは,子供は生まれながらにして他人 の存在を損なわず,且つ自らの存在を損なわ ないように,他人も自分も生かしあう社会の っくり手として育てられることを期待され, 求められるのである.その意味で,家庭や個 々人は半ば個人的存在であると同時に半ば公 共的存在なのであり,その責任も,家庭か社 会かという

2

者択ーの選択にはなり得ず,協 力・共同していく関係的責任を担いあってい るのである.家庭教育支援は必要なことであ り,同時に家庭の責任を見逃しでもならず, 家庭の自己努力が必須の条件なのである. 2

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支援」ということについて 子供の教育については,家庭も社会も「共 に」その責任を担っていることを示したが, 社会の側による家庭の支援ということを言葉 通りに解釈してしまうならば,社会が家庭に おける子供の教育を支え,援助し,助けると いうことになり,支援する側がされる側とし ての家庭ヘ一方的に与える助けとなってしま う.もしそうであるならば,共に担いあう責 任という意味を薄れさせてしまうこととなる. 「共に担いあうJということは,家庭の側も 支援の受け手としてのみ機能することなく, 家庭を聞き社会と主体的にかかわる姿勢が望 まれる.一口に家庭とはいっても,個々の家 庭はそれぞれに異なり,画一的な支援策では 自らの家庭の要求や期待に添わないものであ れば,そうした要求や期待を伝えたり,見直 しを訴えることが可能なのである.また,前 述においてもたびたび提言されてきた家庭教 育についての学習機会の用意にしても,学習 の方法や運営・内容について,その集団やメ ンバーの主体的な運営,方法,内容が生かさ れてこそ自立した家庭教育者としての動きと な る の で あ る 共 に 担 うj責任を家庭の側

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生涯学習社会における家庭教育(3) としても果たしていることとなろう.行政の 側も支援策を計画し設定しさえすれば,あと は予算組と実施のみという筋書きに終わる事 なく,こうした市民や家庭の要求・期待・意 見・提案にヒントを得て,新たな支援策を創 り出していくという「共に変わる」ことを含 ん で こ そ 共 に 担 い あ うJ責任を実現し ていると言えるのではないだろうか.支援 は手掛かりであって,結果ではないのであ る. 3 家庭と社会の「関係」をみること 子育ての責任が家庭にもあり社会にもあっ て,それぞれが役割機能分担しつつ協働しあ うためには,社会に生きる一人ひとりが直 接・間接に子育てに関与しているという自覚 をもつこと,そのためには,社会における支 援の体制がどのように進められているかの状 況認識を,家庭人として,学校人として,地 域人として,そして一人の社会人として自分 がどこに位置づき,何をしているか・いない かをとらえることが重要になる.とはいって も多様な支援作が計画され,展開しつつある 現状においては,それらの一つひとつを個々 人が認識することにも限界があろう.そこで, 子供の全体的人間形成を中心に据え,そのた めに家庭や学校・地域・行政のそれぞれが主 として担う責任の範囲を視覚的に一見してと らえられるようにしておくことが,その一助 となるであろう.筆者は,先行論文「生涯学 習社会における家庭教育(2)J(2)において,家 庭における子供の教育を進めていくときの内 容(領域)について,図

-2

のように示した. この図

2

に即して述べるならば,①,④, ⑤,⑧,⑩は主とて家庭が(図-3) ,②,

③,⑥,⑧,⑪,⑫は主として社会が(図-4

)

担う役割であり,そしてそれが役割機能 ① 自己関係領域が形成される家庭教育の内容 ② 人関係領域が形成される家庭教育の内容 ③ 物関係領域が形成される家庭教育の内容 ④ 自己と人との交文領域が形成される家庭教育の内容 ⑤ 自己と物との交文領域が形成される家庭教育の内容 ⑥ 人(集団)と物との交叉領域が形成される家庭教育の内容 ⑦ 家庭の基盤的領域が形成される家庭教育の内容 ⑧ 自己と人と物の交文領域が形成される家庭教育の内容 ⑨ 家庭を成立させている環境としての基盤的生活領域が形 成される家庭教育の内容 ⑩ 家庭外における自己拡張領域が形成される家庭教育の内容 O 家庭外における人拡張領域が形成される家庭教育の内容 ⑫ 家庭外における物拡張領域が形成される家庭教育の内容 図-2 生涯学習社会における家庭教育の内容 図-3 主として家庭の担う役割 図-4 主として社会の担う役割 q t u

(10)

分担をして協働し得たとき,⑦,⑨もまた機 能する状況となり,生涯学習社会の実現へと 近づくであろう.

4

生涯学習社会における家庭教育支援策 の位相と内容 では,これまで述べてきた国および地方自 治体の提言している家庭教育支援施策は,図

2

の内容とどう関連するのであろうか.それ を総括的に表したものが表-

1

である.

お わ り に

本稿では,生涯学習社会における家庭教育 を、その支援施策面を中心として考察した. この視点は,主として国や地方自治体の行政 レベルでその実施をめざして進められている ことが多いが,生涯学習社会における家庭教 育という視点から研究を進めていくと,必然、 的に社会との関係における子供,親,家庭な 表-1 生 涯 学 習 社 会 に お け る 家 庭 教 育 支 援 施 策 の 位 相 位 相 支 援 の 視 点 支 援 施 策 例 ① 成相自す己関る係支領援域施策を形位 ・精援身長体・ 主(家と庭してに,お家け庭る諸の身自体己努活動力,に情よ操る活動, 慰安活動, 他) ② 人す関る係支領援域施策を位形成相 ,家 -・親父親の家の子庭育教育て参学加習学の習た支め援の家庭教育学級の開催 ③ 物す関る係支援領域施策を形位成相 等家支援)庭が外,の展物開(す情る報こ・と規に範よる・ 習学慣習 -学教家施佐科庭設交教活,動育流文やの北を通芋場施校,設して行児のの事童整厚備支を通生援等施し(設生て活科他ス)ポ家庭科, 社会科等, • ~M :x:i'frt (J)jfJj. )'e.1iII.i!!A7J1!lJi

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ーツ施設,社会教育 ④ 領援自施域己策をと形位人成相とすの交る支文 子ある供いよがとう,身な子学近供習な家支の庭人援間内形の成人をと促の進ふすれ 主近(親なと子近しての隣対者,話家と庭なの交のど流の自ふ,己努他れ力あ)にい活よ動る, 兄弟どう し祖父母, 身 ⑤ 領援自施域己策をと物形位成相とすの交る文支 等家え)庭るがよ外,うの家な物庭学(習内情支の報援子・供規に範影響・習を慣与 主本(基と・本読し書て的生,等家活庭習慣のや自労己ミ働努に力よ(てにつよ習だる い他) の学習, テレビ・絵 のマスコ る 学 .fl!!) ⑥ 施域人策をと物形位成相とすの交る文支領援 体家家庭庭等教外)育のと人がの交支と物援流し(情あ報って・組為織され・団る -P瞳TかA活お流け促る進小支揖入摸な子グ棋ル会ー活プ動づのく支 ⑦ 家策を庭形位成相の基す盤る支的領援施域 組家に庭織よをる・ 支団支体援える・環機境関等的基の盤整備と し・機て能の -国医果療,的機地連方関携公なに共よど,団る体支あ,援ら地ゆ域る社,企会業の機,学関校委社員会,教団育体施聞設の,効 @ 交自る文支己援領と域施人策をと物形位成相とすの 家をい創庭・親出にすしおみるけつこるつと親,へとのそ子の支が援家,庭学らびしあさ 主支・・援家家とす庭庭してる,おこ家人とけ庭がの輩自まりれ己努生る力によるが, 社会的にも容認し, の ひ望団と が れかあされる学家庭び生活支援支援 に る , ふ い , の ⑨ 生家る庭活支環領援境域施策のを基形位盤成相す的 然家よ庭的る家を・生庭と活教り育的ま環のい境支ての援い整る社備,会機的能・ に自 -・・行体地企政制業域子,にに地育よよ瞳てるる子子子支育育援育てててセ支ネ支ン援援タッ(ート(父子のワ親育整ーのて備ク子学白,育整他

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l ⑩ 成自す己拡る張支領援域施策を形 的供・生の活家的庭諸外体で験のに社よ会る的学習・ の -青験少活年動団の体機諸会活の動提,供文,化他, スポーツ, 社会参加, 自然体 ⑬ す人拡る張支領援施域策を形位成 大・生人活の家的庭諸外体験でのに社よ会る学的習・の自然支援 -子親家親庭育子の人学白て 学支間ラ校人の地士ア域活の参動人加支間促援関進の支援 -・ ・ 仲習ポ,聾ン親テ同ィ 係交誼捉進の支聾 ⑫ 物す拡る張支領援域施策を形位成 間 能実的情自報構然造的・課的・題生に活新・組面し踊にく展お)開いがてす社.る機事会 -)と進,学( ・ fTJI.Xc:~.f.x:. 地域交流の促進

(11)

-14-生涯学習社会における家庭教育(3) どが明らかにされねばならず,本研究で取り上 げた次第である.家庭教育支援策を課題とする ことは,国における取り組みはもちろんのこと, 全国津々浦々に至るまでの各市区町村,さら には民間レベルの取り組みも含めるならば, 膨大な資料となるはずであり,本来ならば, それらの多くに基づいて論述することが望ま れよう.時間の関係で今回は国の中枢部と, 筆者に身近な例を参考とすることに止まって いる.今後さらにできるだけ多くの試みに触 れながら,研究を継続発展させたいと考えて いる.

引用・参考文献

(1)佐藤啓子生涯学習社会における家庭教 育(1}J rr人間科学研究第17号』文教大学人間科 学部, 1995 (2) 佐 藤 啓 子 生 涯 学 習 社 会 に お け る 家 庭 教 育(2)J rr人間科学部研究第18号』文教大学人間 F 同 d 科学部, 1996 (3) 文部省・厚生省・労働省・建設省今後の 子育て支援のための施策の基本的方向につい てJ, 1994 (4) 中央教育審議会, f21世紀を展望した我が国 の教育の在り方についてJ(第I次答申), 1996 (5) 足立 区 事務改 善 委員会 地域のこど もは地 域で育てる一一子育て支援策の総合的推進プ ロジェクト報告一一一J, 1995 (6)足立区家庭教育振興計画検討委員会・足立区 教育委員会, f足立区家庭教育振興計画J,1995 (7) 生 涯 学習審 議 会地域 における生 涯学習 機 会の充実方策についてJ, 1996 (8) 畠中徳子・大戸美也子編今日の家庭教育』 建吊社, 1983. (9) 伊藤俊夫編生涯学習の支援』実務教育出 版, 1995 ( 10) 関係学会・関係学ハンドブック編集委員会編, 『関係学ハンドブック』停車関係学研究所, 1994

参照

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