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米国における秘密信託(Secret Trust)について-2- 利用統計を見る

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(1)

米国における秘密信託(Secret

Trust)について-2-著者

浅野 裕司

著者別名

Yuji Asano

雑誌名

東洋法学

34

1

ページ

1-12

発行年

1990-12

URL

http://id.nii.ac.jp/1060/00003531/

Creative Commons : 表示 - 非営利 - 改変禁止 http://creativecommons.org/licenses/by-nc-nd/3.0/deed.ja

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米国における秘密信託︵ω①R簿司霊雪︶について︵二︶

δ九八七六五四三二一

蚤 次 米国における遺書信託について 米国におけるωΦR9↓毎警︵秘密信託︶の概要 受遺者による合意 遺言作成後に為される合意 相続人あるいは最近親者との閲の合意 受益者の指定    ︵以上第三三巻第二号︶ 受遺者による合意が為されていない場合について 遺言による処分についての制限 遺産税および相続税について 信託設定の意思が遺書書に表示されている場合について 東 洋 法 学

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米国における秘密信託︵ωΦR26毎簿︶について︵二︶ 二 七 受適者による合意が為されていない場合について  遺言者︵虜翼9︶が、ある者に財産権︵Φω§①︶を意図された信託に関係なく無条件に遺贈︵げ呂羅無〇二詔甲 亀︶するとき、受遺者︵8≦器①〇二紹象8︶が、その財産権を信託に基づいて保有することについて、明示また は黙示の合意︵甜お①ヨΦ纂︶を為したのでないのならば、遺言者は、受遺者がその財産権を一定の信託に基づいて 保有すべきであると意図した場合でも、受遺者は、信託とは関係なしに、その財産権を保有することは可能である。 もしAが、Bに対する財産の遺贈または受遺はBがCのために財産を保有するという意思に基づいて為すならば、ま        ハまレ たAの生存中、Bに対する信託設定の意図を全く伝達していない場合、Bはその財産を保有するかも知れない。意図 された受益者が取得するのを認めることにより、遺言者の相続人あるいは最近親者の利益のため、受遺者に○○早 ω欝9語↓毎曾︵擬制信託乃至法定信託︶を強制することに関して、遺言者の窺知されない意図に、如何なる効果を       ハと も付与することは遺言法︵ω§葺①○騰ミ箪。 。﹀の政策に反するものであろう。Aが遺言法によって禁じられた遺言の 処分を試みようとする場合、これは疑う余地のないところである。Aの意図がその生存中、B以外の者、例えばDに 伝達された場合、もしBとDの間に何等関係が存在しないのであるならば、Bはその財産を保有することは許されるト であろう。しかし、仮にDがBの代理人であったり、Bを代理するような場合、Bはその財産を保有することはでき ず、遺言者の意図したところを履行させられるであろう。  受遺者による如何なる合意も明示する必要はない。もしも遺言者が、その意図したところを受遺者に伝達するなら、

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受遺者はその意図したものを履行するのに同意したと一般的に推定がなされるであろう。受遺者が遺言者により信託 と意図された信託条項を設定するという遺言者の意思を伝達することにより、その意図された信託上の財産を保有す るのを拒絶しないならば、受遺者の黙示は一般的には十分なる合意の表示であろう。しかし、もし、受遺者の言語 ︵﹃茜轟σqΦ︶または受遺者の行動︵08段9︶が合意していないということを表示するならば、擬制信託乃至法定 信託は課せられないであろう。

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︾齢譲。ωoO芦い鋤≦○︷弓窪箕ω︸⑰㎝9㎝●℃慈⑩9 ↓げ動舅器肇︾鉦霧OP閏餌φαぴoOパ○︷爵①ゼ鋤類○暁≦三ω■ 八 遺言による処分についての制限  受遺者の為す合意が、文言または書面あるいは口頭によるものかは、さして重要ではない。AがBにCのための口 頭の信託で財産を遺贈する際、遺言者は、Cに対し実際に遺言による処分を為しているということが認められる場合、 様々な事態が想定される。もしAが遺言による処分が為され得ないという目的のもとに、保有することを口頭で合意 するBに財産を遺贈する場合、Bは、Aの財産権︵Φω聾Φ︶を擬制信託乃至法定信託で保有することができる。制 定法により、ある特定の範囲の人々に対する財産権の遺贈の禁止が規定されている場合、または、その遺贈の総額が

    東洋法学       

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    米国における秘密信託︵ω①R簿↓毎2︶について︵二︶      四 制限されている場合、受遺者は、これらの範囲以外の者であっても、受遺者がこれらの範囲以外の、ある者のための 信託として財産権を保有するという合意を為した場合には、意図された信託の受益者のためではなく、遺言者の財産 権のための擬制信託乃至法定信託に基づいて、その財産権を保有することになる。遺言者が、少なくともその最近親 者にさえも、慈善︵9蝕蔓︶のため二分の一乃至三分の一以上の財産を与えることはできないと規定する制定法が ある。換言すれば、遺言者はその遺言が死亡する一カ月あるいは一年以前に行われない限り、慈善目的︵公益目的︶       ユ  によって財産を遺贈することはできないと規定する。この様な場合、財産を慈善︵公益︶のために適用することを遺 言者と合意する者に対し、遺言による処分の有効性に関して疑問が提起される。もしその様な場合、Aは慈善目的 ︵公益目的︶のため保有すると口頭で合意するBに対し、財産を遺贈するのであるならば、その法律行為は慈善目的 ︵公益目的︶のための遺贈に関する制定法の禁止規定に含まれる様な遺言に基づくものといえる。そして、Bは意図 された慈善目的︵公益目的︶のために財産を捧げることを余儀なくさせられることもできないし、認められることも ないであろう。しかし、Aの財産権のために擬制信託乃至法定信託により保有することを余儀なくされることもある。 遺言者が慈善目的︵公益目的︶のための遺贈を為し得る遺産の割合を制限する規定が為されている州もあり、また、 州にょっては、この制限につき遺言者が一定の近親者を残して死亡した場合のみ適用されるものとするものもある。 制定法は、遺言による慈善信託︵公益信託︶の設定のみならず、遺言書の文言中に慈善信託設定の意思表示をせずに、 遺言者が財産権を他人に遺贈したり、受遺者が遺言者の生前、遺言者と、その財産権を慈善信託に基づいて保有する        ハおレ と合意を為した場合にも適用が可能である。

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︵1﹀ >薯.ω8簿ρい蝉≦○︷↓毎ωδゆ誤﹃①も一8⋮一〇 〇ρ ︵2︶空8ξρ≧︷・乱節田︷一鋤&“UΦ8階馨、ω諄け器ω鶴&↓護器ふ岳おo 。㌣ω8一①ω馳評ぎ8FOΦ8留馨”ω国ω聾Φω餌&   炉霧冥菊霧欝馨の讐OP匿ピ睾鼠が霧貫ωΦ8包&ゆ綴。なお、第三四八条から第四〇三条までの﹁慈善信託しの規定の   解説については、慶応義塾大学信託法研究会抄訳﹁米国信託法リステイトメン㈲⑯﹂信託第九七号、九八号に労作が連載さ   れている。 九 遺産税および相続税について  自己に遺贈される財産権を信託として保有するという受遺者の合意について、遺産税および相続税︵国ω翼①鋤& ﹃箒葺き8欝券ω︶の負担の効果に関する問題がある。遺言者は、受遺者がその遺贈を受けた財産をその意のまま に処分することを望まない場合に、信託が利用されるケースが多いが、信託の利用は相続税や所得税法上のメリット もある。もしAが、CのためにBに対して、口頭の信託をもって財産を譲渡する︵遺言で︶と遺産税および相続税 ︵評§Φ鋤&目嘗①葺き8欝×8︶という納税義務に関して、その遺贈は、Bに対しての遺贈として扱われるべきか、 それともCに対する遺贈として扱われるべきかという疑問が生じてくる。制定法が慈善目的のための遺贈を免除し、 そして、たとえ遺言の上で個人に対する完全な遺贈があるとしても、それを慈善目的で信託により保有しようと、遺 言者に口頭で同意した様な場合にその疑問は重要なものとなる。また、BがAの最近親者であり、Cがそうでない場 東 洋 法 学 五

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    米国における秘密信託︵ωΦ9簿↓讐筥︶について︵二︶      六 合、あるいは逆に、CがAと直近関係にあり、Bがそうでない様な場合に、それは重要なものとなる。そして、最近 親者に対する遺贈は、税金を免除され、あるいは受遺者︵一囲象8︶が最近親者でない場合に課せられる税金より比 較的軽く課税される。ちなみに、これらに関する過去の英国などの納税義務は、口頭での合意によるのではなく、遺       ハユレ 言書に如何なるものが書かれているかによって決定されるのは頃○霧の象ピR房において決められる。  米国の裁判所は、この問題をより現実的に処理されてきた。口頭の信託は、遺言法︵ω鼠9帯魚ミ難ω︶で要求さ れるところの証明証書において、確定することはできないという理由で、明示信託︵国巷話霧り蕊樽︶と同様には実 施できないが、しかし、擬制信託乃至法定信託は、受遺者が不正な方法で富裕になることを回避するために課せられ るであろうということを、裁判所が度々言ってきたことは真実である。その処理は、制定法に遵わないため無効にな るという程、遺言とかけ離れたものではないと裁判所は示している。それにも拘わらず、実質的には、信託目的のた めの遺言の処分があると裁判所は認めてきた。前述した様に、口頭の信託は、慈善目的のためであり、制定法は慈善 目的のための遺言の処分を禁止し、あるいは制限すると裁判所は判示してきた。また、同様に、その処分の有効性に 関するものではなく、遺産税︵Φ。 り聾隻畏︶あるいは相続税︵一嘗Φ嘗磐8け舞︶に対する納税義務に関して、疑問が ある場合、たとえ、その信託が遺言書の中に明示されておらず、遺言者と受遺者の間で、口頭での合意から提起され たものであるとしても、税金目的のための遺言の処分は、存在すると裁判所は認めてきた。また、その効力は、遺産 に課税するのか、それとも税を免除するのか、また、その効力が口頭の合意がない場合に支払われるべき税金を増加 させるのか、軽減させるのかということも判示してきた。財産の受遺者が遺言者の遺言を実施するに際して、如何な

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る義務をも負っていない場合は勿論この結果は異なる。この様に、もしAがBに財産を遺贈する場合、BがCのため に信託をもって、それを保有することを意図とし、しかしながら、Aの意図で生存中にはBに伝達されず、そのため BはCのために財産を保有することを明示であれ、黙示であれ、合意していないという様な場合、その遺贈はCに対        ヱ する遺贈としてではなく、Bに対する遺贈として課税される。 ︵1︶︾類,ω8欝︶い餌≦○︷↓護ω酔ωみ9誌も一G o9国像&欝鼠〇一葭す富窃け男章o鋤○霧帥&ωR蕊8ヨ>再ミ、ω8酔θ①俸≦.肇  即8爵2ω8簿8↓毎器暴費a・なお、一九八一年に相続税法等の改正があり、信託に関する慈善・遺贈については、連  邦税法上、厳しい制限がなされている。    一〇 信託設定の意思が遺言書に表示されている場合について  これまで考察された事例のうち、遺言書の中に遺言者の信託設定の意思が表示されているものは全くなかったとい える。しかし、意図された受益者の何者かでなくして信託設定の意思が遺言書に表示されていると仮定してみると如 何なる問題となるか。例えば、Aがそれ故に、指名する、あるいはこれから指名するであろう者や目的のために信託 に於いてBに土地を遺贈あるいは動産を譲渡することを想定してみることにする。彼に受益権を授与しないという意 思が遺言書の文面に明示されるので、遺贈はその財産を保有することができないということは、如何なる場合にせよ

    東洋法学       七

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    米国における秘密信託︵ωΦR簿↓渥警︶について︵二︶       八 明白である。しかし、彼は、それを誰のために強いて保有するのか。もし、Aが意図している受益者の名前を決して 示さないならば、その意図した信託は必然的に失敗に終るであろうことは勿論明白である。そして、遺言書の文面の 中にBは受益者として位置づけられていないことは明白なので、Bは財産を保有することはできないが、しかし、A の財産権︵Φω聾Φ︶を帰参乃至復帰信託︵冨象蓬おけ毎ωけ︶として保有することになろう。そしてまた、たとえAが Bに意図した受益者の何者かを示した場合でも、Bがその受益者の何者かを誰にも言明しないで死亡した場合、その 意図した信託は、当然、失敗であるし、帰参信託乃至復帰信託が課せられることは明白である。しかし、遺言書作成 の時点、あるいはそれ以前にAがBに意図した受益者のことを言明し、Bがその財産を身元が表示される受益者のた めに保有することに合意すると想定してみるとどうかという問題がある。多数の州に於いて、受益者は財産を授与さ れる権利がある。しかし、ある州に於いては反対の結果がもたらされる。これらの州に於いては、遺言書の文面に完 全に記載されている遺贈と、信託設定の意図が遺言書の文面にもたらされている遺贈との間には相違点がある。この 相違点は探究することは困難である。いずれの事例に於いても、意図した受益者に財産を授与することは遺言法に反 することになるかも知れない。しかし、もし彼が財産を全て取得しようとするのであるならば、信託設定の意図が遺 言書の文面に表示されている場合、その信託設定の意図が全く表示されていない場合よりも、その制定法上の権利の 侵害︵<互蝕象︶は少ない様に思われるであろう。これらのことを要約すると、遺言者がある者に財産権を遺贈し、 遺言書には、受遺者が遺一言者と合意した信託に基づいてその財産権は保有されるものであるということが表示され、 受遺者が特定の信託に基づいてその財産権を保有することを合意している場合、受遺者が合意した財産権の保有の目

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的のための擬制信託乃至法定信託に基づいて、その財産権を保有するように受遺者に強制することができる。また、 受遺者が、信託に基づいて財産権を保有するということを遺言者と合意しない場合、受遺者は、その財産権の受益権 を取得するわけではなく、遺言者の財産権のための帰参信託乃至復帰信託が課せられるということが、遺言書に明示 されているため、その財産権を擬制信託乃至法定信託に基づいて保有する様に受遺者に強制することはできない。ま た受遺者がその財産権を保有することは認められない。  遺言者Aが財産をBに遺贈し、しかもその遺贈が書面で為されている場合、しかし、BはAに、Cのために信託を 以って財産を保有すると約束する場合、裁判所は、その財産がCに授与されなければならないか、あるいはBが、そ れを保有するのを認められなければならないということを想定するであろう。そして、むしろBが彼の約束を実行す るのを拒絶する結果として、それを保有するのを認めるよりも裁判所はそれをCに授与するであろう。たとえ口述さ れていた場合でも、妥当な救済方法は、Aの財産権のための法定信託受託者として、Bが保有することになるであろ う。しかし、信託設定の意図が遺言書の文面に明示されている場合、Bが保有するのを認めることに関しては何等の 疑問も生じない。遺言はそれ自身、Bが受益者として意図されていないことを示している。CとAの相続人あるいは 最近親者の間では、裁判所は後者に財産を授与する方を選択すると考えられる。この結果は、遺贈は完全である場合、 同じ裁判所によりもたらされた結果と矛盾しているという問題も提起される。これらの裁判所による判断の中の論理 上の誤りは、遺贈が完全な場合、Aの相続人あるいは最近親者が取得できないということを想定したときに提起され る。ところが、財産の他の処分は、受遺者が不当利得か、あるいは証明されない遺言の処分を履行するかのいずれか     東洋法学      九

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    米国における秘密信託︵ω。R韓↓毎曾︶について︵二︶       一〇 である様に思料される。  受遺者が指定された受益者のため、遺言者の遺贈することになっている額であれば、如何なる額をも保有するとい う合意をなしている場合は、受遺者は、自己に遺贈される全額を信託として保有するのであるが、遺言者が遺言補足 書︵8鎌亀︶によって、遺贈の額を増加したが、その増加については受遺者に伝達しなかったらば、その受遺者は、 自己に伝達されていた最初の額について、意図された信託として保有するが、増加分については、信託と無関係に保 有する。例えば、遺言者は、五千ドルを彼の遺言執行者︵舞85R︶に、既に指定している受益者にそのことに関 し、伝達している信託で遺贈した。彼は、指定した婦人のために信託により金銭を保有する様に指定してきた。彼の 死亡する以前に短期間に行なわれたのであるが、その直後の遺言書に彼の遺言執行者に遺贈した五千ドルの額を﹁こ の額に関し、彼等が私の意思を周知している通り、一万ドルに増額する﹂と規定した。彼は、彼等にこれ以上の伝達 をしていなかった。意図された信託は、五千ドルに関してのみ履行される。残高に関しては、帰参信託乃至復帰信託 がある。額の変更は全体の信託を失敗させる原因になるであろうことは納得できるが、しかし、この論争に対して、 ほとんど何も明言できない。意図された信託は、全体の額に対して履行されることが納得のいくことであった。多数 の者がこの結果に関して、特に、もし遺言執行者がその遺産の額が何であれ、彼等は、それを意図された信託で保有 するであろうと表示されることができるならと言うであろう。BがAの財産権に対して、帰参信託乃至復帰信託を以 って保有すると裁判所は判示している。遺言の処分の如何なる場合でも、BがCに、たとえそうしたくとも伝えるこ とは認められない。確かに、もしCがBに強制的に履行させることはできないならば、試みられた遺言の処分は失敗

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      パまレ し、Aの財産権に対し、無条件の帰参信託乃至復帰信託があると判示している。 って帰参信託乃至復帰信託を役立せなくすることはできない。 BはCに財産権を譲渡することによ ︵1︶>≦ω8欝げ碧○︷が鎌。 。酔ω諭額・o 。も一ωr蕊狸︾≦ω8群節薫■鳴ー即8簿Φびω8詳象8盆器v葺劉①鼻国α≦ぎ  霞o一馨す↓議。。柿男猛90湧簿&ωR<帥8ω 菊①ω聾旨①馨○︷簿Φい餌≦○暁炉蕊黄ωΦ8&aあ㎝黛菊○ぴ①講賛ζの召①戸ミ配。 。  鋤&臼毎ω酔ぎ鋤2馨答Φ揮園群o鐵ρ済一8a馳霞鷺磐斜UΦ8留糞.。 。国ω欝柵霧餌&プ霧け。 。ふけげ﹂Φc oNφ おわりに  米国におけるωΦ。曇↓讐馨という信託でも分類の非常に困難を極める部分に挑戦して、信託の真髄がそこにある 思いがする。英国の秘密信託については、東洋法学第二九巻第二号に﹁秘密信託︵ω①R卑↓旨無︶の特異性につい て﹂において触れておいたが、両国の信託理論のなかに信頼・約束の重要性を改めて思い知らされると共に契約社会 の基礎を垣間見た気がする。米国では秘密信託も半秘密信託も、遺言者の意思によって遺言を以って設定することは 認められない。秘密信託では遺言信託が成立しないからといって、本来信託的に遺贈を受けた受遺者が財産を絶対的 に取得することは国ρ鼠蔓に反することになる。そうしたことから秘密信託では遺言外で遺言者と受遺者とが信託に ついて合意を為していることにより、受遺者が信託的保有をすることに同意した者のために09終8江毒穆毎玖と 東 洋 法 学

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    米国における秘密信託︵ω①段9↓崖馨︶について︵二︶      τ㎝ して認められる。財産権を信託として保有することを受遺者が合意したことによって遺贈がなされる場合、受遺者が その財産権を保有すると認めるならば、その者は不当に利益を得ることになってしまう。そこで、その者は、擬制信 託乃至法定信託の受託者としての責任を負い、結果的に意図された信託の受益者のための擬制信託乃至法定信託とし て、その財産権を保有するとみるのが素直であろう。わが国の遺言信託において、秘密信託の解釈を考慮することは 法制上も勿論、難しいが将来の信託法改正や立法には一応の示唆を与えるとも考えられる。米国の現代社会における 大国的地位は、こうした個々の信託法理によって支えられてきている様な気がする。それはまた図ρ巳蔓の三分の二 が信託に関する規定で占められているといっても過言ではないことからも思料される。かつての米国の栄光は精神的 にも物質的にも豊かさを支えた信託理論が根底をなすことは否定できないところであろう。この秘密信託について触 れた小稿も単にそよ風が頬撫でる程度に過ぎず、愚なる誤りをしているかも知れない。後日、また勉強をして訂正し ていきたい。  おわりに常臼頃、信託法を通し﹁人々を豊かにさせる法律の研究しを御指導下さっておられる恩師、水島廣雄博士 に満腔の敬意と学恩に心から感謝を申し上げたい。

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