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平成 30 年度事業報告書平成 29 年度事業報告書

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平成 30 年度 事 業 報 告 書

平成29年度 事 業 報 告 書

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平成29年度事業報告書

発 行  平成30年7月1日

発行元  日本赤十字社三重県支部 住 所  三重県津市栄町1-891 T E L  0 5 9 ‒ 2 2 7 ‒ 4 1 4 5(代表)

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はじめに

赤十字運動の推進につきましては、平素から県民の皆様及び地区・分区をはじめとする関係 者の皆様の深いご理解と温かいご支援を賜り厚くお礼申し上げます。 三重県支部は、明治 22 年 10 月 19 日に創立し、来年の平成 31 年度には 130 周年を迎えま す。赤十字の使命であります人道をもとに、国内外での人道的活動に取り組んでまいりました。こ のような活動に取り組んでこられましたのは、長年にわたる皆様方からの温かいご支援のお陰で あり、改めて感謝申し上げる次第でございます。 さて、29 年度の三重県支部事業につきましては、「災害からいのちを守る赤十字」として、様々 な災害対応に努めてまいりました。特に県内を中心に甚大な被害が発生しました台風 21 号災害 では、発災直後から被災状況の情報収集にあたる他、被災者への救援物資等の配布に努めま した。 また、皆様には、台風 21 号災害義援金に、多額のご支援をいただきありがとうございました。ご 支援いただきました義援金は、義援金配分委員会を通して被災者へ配分させていただきまし た。 国際活動では、バングラデシュ南部難民支援活動へ本社から派遣した医療チームに、伊勢赤 十字病院の看護師 2 名が参加し、国際赤十字の一員として人道的支援活動にあたりました。 その他、救急法競技大会を開催し、県下の小学生や高校生、一般の方に参加により熱心に競 技に参加いただき、安全思想の普及や防災啓発に努めました。 赤十字ボランティア活動、青少年赤十字活動、救急法等の講習会につきましても積極的に取 り組みました。 これらの活動の財源は、活動資金であり、県民の皆様へ赤十字運動の理念と活動の普及に努 め、一人でも多くの方々からご支援がいただけるよう取り組んでまいります。 次に、医療事業につきましては、伊勢赤十字病院は本年2月に創立114年を迎えました。地 域の各医療機関が相互に連携・協力し、不足する医療機能を補い、安定した医療環境を提供す る地域完結型医療の構築が各地で進んでおり、当院では高度急性期・急性期・救急医療を中心 に地域医療に貢献しています。 さらに、県南地域で唯一の救命救急センターを有する基幹病院として、ドクターヘリも活用し、 広域的な救急医療を提供することにより救命率の一層の向上に努めていきます。 今後も、地域災害拠点病院として大規模災害の発生に備え、地域住民の方々の期待に応え られるよう一層の機能強化を図りつつ、赤十字病院としての役割を果たしてまいります。 血液事業につきましては、広域事業運営体制に移行して6年が経過しました。東海北陸ブロッ ク7県の中の一つの血液センターとして、医療機関に安心・安全な血液製剤を供給できるように 365 日 24 時間体制による安定的な供給に努めています。 医療機関へ安定的に血液製剤を供給するために、献血のご協力を広く呼び掛けており、県市 町はもとより関係団体のご協力をいただきながら、街頭啓発や広報活動を実施して多くの方にご 参加いただいています。 平成 29 年度は、献血者数は医療需要により増減がありますが、県内の献血により過不足なく 医療機関へ血液製剤を供給することができました。これもひとえに皆様方のご協力によるもので ありお礼申し上げます。 また、高校生への献血セミナーを継続的に実施し、若年層への献血確保するための取組を積 極的に行い安定的な血液の確保に努めてまいりました。 これからも「人道」を基本理念として、各関係機関との連携強化を図り、職員一丸となってより 効果的な事業の展開に努めてまいりますので、皆様方のなお一層のご支援、ご協力を賜ります

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目 次

1. 国内災害救護 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 2. 国際活動・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 3. 医療事業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 4. 赤十字看護師の養成・・・・・・・ ・・・・・・・・・・ 16 5. 血液事業・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17 6. 社会福祉活動 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 23 7. 救急法等の講習 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 24 8. 青少年赤十字活動 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 28 9. 赤十字ボランティア活動・・・・・・・・・・・・・・・・ 31 10. 赤十字会員の増強と活動資金の募集・・・・・・・・・・・ 34 11. 赤十字の普及と広報活動の推進・・・・・・・・・・・・・ 37 12. 評議員会の開催 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 38 13. 業務・会計監査 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 38 14. 平成 29 年度決算 ・一般会計歳入歳出決算(三重県支部)・・・・・・・・・ 40 ・医療施設特別会計決算(伊勢赤十字病院)・・・・・・・ 41

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目 次

1. 国内災害救護 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 2. 国際活動・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 3. 医療事業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 4. 赤十字看護師の養成・・・・・・・ ・・・・・・・・・・ 16 5. 血液事業・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17 6. 社会福祉活動 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 23 7. 救急法等の講習 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 24 8. 青少年赤十字活動 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 28 9. 赤十字ボランティア活動・・・・・・・・・・・・・・・・ 31 10. 赤十字会員の増強と活動資金の募集・・・・・・・・・・・ 34 11. 赤十字の普及と広報活動の推進・・・・・・・・・・・・・ 37 12. 評議員会の開催 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 38 13. 業務・会計監査 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 38 14. 平成 29 年度決算 ・一般会計歳入歳出決算(三重県支部)・・・・・・・・・ 40 ・医療施設特別会計決算(伊勢赤十字病院)・・・・・・・ 41

1.国内災害救護

日本赤十字社の災害救護活動は、ジュネーブ諸条約、赤十字国際会議の決議、 日本赤十字社法及び定款に基づいた赤十字本来の使命に根ざした重要な活動で す。また、日本赤十字社は、災害対策基本法により「指定公共機関」として位置 づけられ、災害救助法により、国及び県への協力が義務付けられています。 日本赤十字社では、災害時に医療救護や救援物資の備蓄・配分、血液製剤の供 給、義援金の受付等、赤十字の使命に沿った重要な活動を行います。 (1)台風21号三重県災害への対応 平成29年10月の台風21号による記録的な豪雨により、県内各地に甚大な 被害が発生しました。 三重県支部では、被災地への救援物資の搬送、被災者の生活支援を図るため、 平成29年10月31日から平成30年1月31日の間、災害義援金の募集等を 行いました。 ①床上浸水等の被災者へ緊急セットを配布状況 ②台風 21 号三重県災害義援金の募集状況 募集総額 内三重県支部募集額 36,915,301 円 23,584,739 円 配付地区 配布数 松阪市地区 44 個 伊勢市地区 277 個 尾鷲市地区 4 個 度会町分区 3 個 玉城町分区 185 個 紀北町分区 24 個 計 537 個 (救援物資の搬送) (伊勢市の被害状況) (玉城町の被害状況)

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(2)赤十字救護班の編成 三重県支部では、医師(1名)・看護師長(1名)・看護師(2名)・主事(2名) の計6名を基準とした赤十字救護班を9班編成し、災害時に直ちに医療救護活動 ができるよう体制を整備しています。また、災害発災直後の急性期医療活動に対 応するため、DMATチーム(※1)や医療救護班2班に薬剤師・助産師を加えた dERU班(※2)も編成し、救護体制の強化を 図っています。 DMATチームの基準 医師 看護師 業務調整員 計 1~2名 2名 1名 4~5名 ※ 1 大 規 模 な 災 害 発 生 時 に 、 迅 速 な 医 療 救 護 を 行 う た め 専 門 的 な 訓 練 を 受 け た 災 害 派 遣 医 療 チ ー ム

(DMAT:Disaster Medical Assistance Team の 略 )

三重県支部は、三重県とDMAT派遣協定を結び伊勢赤十字病院の3チームをDMATチームとして登録しています。 ※2 dERU班は、救護班2班と助産師・薬剤師を加えた14名でチームを編成し、災害時の医療救護を担当します。

(dERU:Domestic Emergency Response Unit の略)

(3)災害救護体制の強化 ①救護班要員の研修 本社が主催する全国赤十字救護班研修に参加し、DMATと協働して災害救護 活動ができるようスキルアップを図るとともに、救護班要員の救護技術向上のた め、下記の研修を実施しました。 施 設 名 班 数 伊勢赤十字病院 8班 三重県赤十字血液センター 1班 (dERUでの救護所設営) 赤十字救護班 (赤十字救護班任命式) ②災害救護訓練 平成29年度は、日本赤十字社第3ブロック(富山、石川、福井、長野、静岡、 愛知、岐阜、三重)支部合同災害救護訓練が、石川県で開催されました。 この訓練には、金沢市消防局、石川県、海上保安庁、石川 DMAT、各日赤奉仕団 等約400名が参加しました。災害救護実施対策本部設置・運用訓練の他、海上 保安庁による救護班輸送訓練、救護所救護訓練、避難所巡回診療訓練等が行われ、 関係機関との連携強化を図るとともに、救護班員の知識・技術の向上に努めまし た。 また、各市町の訓練にも赤十字救護班やボランティアが参加しました。 行 事 名 開 催 場 所 参 加 者 実 施 日 救護班要員新規登録研修 伊勢赤十字病院 救護班新規登録職員 平成 29 年 6 月 26 日 救護班要員研修Ⅰ(基礎) 伊勢赤十字病院 救護班要員 平成 29 年 7 月 10 日 7 月 19 日 救護班主事力向上研修 伊勢赤十字病院 救護班主事 平成 29 年 8 月 17 日 救護班要員研修Ⅱ (総合演習) 伊勢赤十字病院 救護班要員 平成 29 年 9 月 20 日 10 月 12 日 こころのケア研修 伊勢赤十字病院 看護師等 平成 29 年 8 月 22 日 平成 30 年 3 月 15 日 災害看護論Ⅰ 伊勢赤十字病院 看護師等 平成 29 年 9 月 19 日 災害看護論Ⅱ 伊勢赤十字病院 看護師等 平成 29 年 11 月 28 日 全国赤十字救護班研修会 日本赤十字社(本社) 救護班要員 平成 30 年 2 月 17 日 ~19 日 原子力災害対応基礎研修会 福井県 救護班要員 平成 29 年 6 月 16 日 ~17 日 救護班要員研修 (三重県・伊賀市総合防災訓練) (第3ブロック支部災害救護訓練)

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②災害救護訓練 平成29年度は、日本赤十字社第3ブロック(富山、石川、福井、長野、静岡、 愛知、岐阜、三重)支部合同災害救護訓練が、石川県で開催されました。 この訓練には、金沢市消防局、石川県、海上保安庁、石川 DMAT、各日赤奉仕団 等約400名が参加しました。災害救護実施対策本部設置・運用訓練の他、海上 保安庁による救護班輸送訓練、救護所救護訓練、避難所巡回診療訓練等が行われ、 関係機関との連携強化を図るとともに、救護班員の知識・技術の向上に努めまし た。 また、各市町の訓練にも赤十字救護班やボランティアが参加しました。 行 事 名 開 催 場 所 参 加 者 実 施 日 救護班要員新規登録研修 伊勢赤十字病院 救護班新規登録職員 平成 29 年 6 月 26 日 救護班要員研修Ⅰ(基礎) 伊勢赤十字病院 救護班要員 平成 29 年 7 月 10 日 7 月 19 日 救護班主事力向上研修 伊勢赤十字病院 救護班主事 平成 29 年 8 月 17 日 救護班要員研修Ⅱ (総合演習) 伊勢赤十字病院 救護班要員 平成 29 年 9 月 20 日 10 月 12 日 こころのケア研修 伊勢赤十字病院 看護師等 平成 29 年 8 月 22 日 平成 30 年 3 月 15 日 災害看護論Ⅰ 伊勢赤十字病院 看護師等 平成 29 年 9 月 19 日 災害看護論Ⅱ 伊勢赤十字病院 看護師等 平成 29 年 11 月 28 日 全国赤十字救護班研修会 日本赤十字社(本社) 救護班要員 平成 30 年 2 月 17 日 ~19 日 原子力災害対応基礎研修会 福井県 救護班要員 平成 29 年 6 月 16 日 ~17 日 救護班要員研修 (三重県・伊賀市総合防災訓練) (第3ブロック支部災害救護訓練)

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赤十字救護班及び DMAT の防災訓練への参加 行 事 名 開催場所 実 施 日 参 加 者 内閣府大規模地震医療救護訓練 津市 平成 29 年 7 月 29 日 支部職員・病院職員・奉仕団 da 団 第 3 ブロック支部災害救護訓練 石川県 平成 29 年 11 月 12 日 ~13 日 支部職員・救護班 奉仕団等による防災訓練への参加 ③三重県災害想定図上訓練・国民保護図上訓練 三重県主催の「災害想定の図上訓練」に、支部職員が参加し、三重県や各防 災関係機関との災害発災時の対応について、訓練しました。 ④日赤災害医療コーディネーター・コーディネートスタッフの任命 災害時における救護班全般に係る対応や調整を行うために日赤本社から災害 医療コーディネーター1名、コーディネートスタッフ3名が任命されています。 また、本社で開催された日赤災害医療コーディネート研修会に参加しました。 (4)災害救護装備・資器材の整備 災害救護装備・資器材等を地区分区へ配備しました。 ① 災害救援車を配備 日赤地区・分区における災害救護活動や、各種赤十字事業を円滑に実施するた め、災害救護用自動車を伊勢市地区、伊賀市地区、名張市地区に配備しました。 ② 発電機、LED バルーン投光器を配備 災害救護用資器材として発電機を5地区分区に、LED バルーン投光器を7地区 分区に配備しました。 行 事 名 実 施 日 参 加 者 四日市市総合防災訓練 平成 29 年 9 月 10 日 支部職員・奉仕団 名張市防災訓練 平成 29 年 10 月 1 日 支部職員・奉仕団 三重県・伊賀市総合防災訓練 平成 29 年 11 月 5 日 支部職員・奉仕団 訓 練 名 実 施 日 参 加 者 三重県総合図上訓練 平成 29 年 9 月 1 日、12 月 21 日 12 月 21 日 支部職員 研修会名 実 施 日 参 加 者 日赤災害医療コーディネート研修会 平成 29 年 10 月 14 日 ~15 日 病院コーディネートスタッフ

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(5)災害救援物資の備蓄 ①災害救援物資の備蓄 災害や火災等による被災者の方々に、毛布や緊急セット等の救援物資を配布す るため、地区・分区や三重県防災倉庫などに災害救護物資を備蓄しています。 ②罹災者への救援 県内で発生した災害の罹災者に対して、毛布115枚、タオルケット14枚、 緊急セット579個、死亡者弔慰金11件、12名の方に24万円を地区・分 区を通じて贈りました。 支部災害救援物資備蓄状況表(平成 30 年 3 月 31 日現在) 地 区 毛 布 (枚) タ オ ル ケ ッ ト (枚) 緊急セット (個) 福 祉 事 務 所 毛 布 (枚) タ オ ル ケ ッ ト (枚) 緊急セット (個) いなべ市 203 35 23 北 勢 61 76 39 桑 名 市 37 16 23 多 気 80 27 53 四日市市 35 18 61 度 会 73 32 78 鈴 鹿 市 13 30 24 紀 北 68 18 40 亀 山 市 26 0 15 紀 南 294 6 76 津 市 143 86 63 小 計 B 576 159 286 松 阪 市 87 29 51 地区・県事務所計 (A+B) 1,622 608 761 伊 勢 市 129 64 36 鳥 羽 市 42 35 22 支 部 倉 庫 2,210 690 812 志 摩 市 22 35 24 鈴 鹿 倉 庫 4,370 0 300 伊 賀 市 90 42 37 伊 勢 倉 庫 1,698 120 306 名 張 市 43 30 24 伊 賀 倉 庫 1,000 0 324 尾 鷲 市 161 11 51 尾 鷲 倉 庫 1,020 0 300 熊 野 市 15 18 21 熊 野 倉 庫 1,500 0 300 小 計 A 1,046 449 475 倉 庫 合 計 13,420 1,418 3,103 (毛布とタオルケット) (緊急セット)

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(6)臨時救護活動 地区分区等が主催する行事に看護師を派遣して、事故防止と健康安全思想の普 及に努めました。 行 事 名 件数 主 な 派 遣 先 各市町体育大会、運動会 11 津市、四日市市、鈴鹿市他 マラソン、駅伝他 11 津市、伊賀市、名張市他 市民納涼大会、花火大会 6 津市、桑名市、伊賀市他 その他行事 50 津市、鈴鹿市、桑名市、四日市他 合計 78 (7)義援金・救援金の受付 平成29年度に三重県支部が受付けた義援金・救援金の状況は、次のとおりです。

2.国際活動

近年、世界各地で頻発している紛争や自然災害、感染症などにより多くの人々 が被害を受けています。日本赤十字社は、一人でも多くのいのちを守るために、 国際赤十字の一員として、191 ヵ国の赤十字社・赤新月社、赤十字国際委員会、 国際赤十字・赤新月社連盟と連携して、「緊急救援」と「開発協力」の活動を展 開しています。 三重県支部は、第3ブロック支部(愛知、岐阜、静岡、福井、石川、富山、長 野)と協議しながら支援事業を実施しました。 義 援 金 名 件数 金 額(円) 国内義援金 東日本大震災義援金 27 885,101 平成 28 年熊本地震災害義援金 29 627.730 平成 28 年新潟県糸魚川市大規模火災義援金 3 6,515 平成 29 年 7 月 5 日からの大雨災害義援金 27 766,949 秋田県豪雨災害義援金 3 21,150 平成 29 年台風 18 号災害義援金 2 4,411 台風 21 号三重県災害義援金 67 23,584,739 救 援 金 名 件数 金 額(円) 海外救援金 2017 年南アジア水害救援金 6 46,121 バングラデシュ南部避難民救援金 4 13,800 中東人道危機救援金 3 13,085

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(6)臨時救護活動 地区分区等が主催する行事に看護師を派遣して、事故防止と健康安全思想の普 及に努めました。 行 事 名 件数 主 な 派 遣 先 各市町体育大会、運動会 11 津市、四日市市、鈴鹿市他 マラソン、駅伝他 11 津市、伊賀市、名張市他 市民納涼大会、花火大会 6 津市、桑名市、伊賀市他 その他行事 50 津市、鈴鹿市、桑名市、四日市他 合計 78 (7)義援金・救援金の受付 平成29年度に三重県支部が受付けた義援金・救援金の状況は、次のとおりです。

2.国際活動

近年、世界各地で頻発している紛争や自然災害、感染症などにより多くの人々 が被害を受けています。日本赤十字社は、一人でも多くのいのちを守るために、 国際赤十字の一員として、191 ヵ国の赤十字社・赤新月社、赤十字国際委員会、 国際赤十字・赤新月社連盟と連携して、「緊急救援」と「開発協力」の活動を展 開しています。 三重県支部は、第3ブロック支部(愛知、岐阜、静岡、福井、石川、富山、長 野)と協議しながら支援事業を実施しました。 義 援 金 名 件数 金 額(円) 国内義援金 東日本大震災義援金 27 885,101 平成 28 年熊本地震災害義援金 29 627.730 平成 28 年新潟県糸魚川市大規模火災義援金 3 6,515 平成 29 年 7 月 5 日からの大雨災害義援金 27 766,949 秋田県豪雨災害義援金 3 21,150 平成 29 年台風 18 号災害義援金 2 4,411 台風 21 号三重県災害義援金 67 23,584,739 救 援 金 名 件数 金 額(円) 海外救援金 2017 年南アジア水害救援金 6 46,121 バングラデシュ南部避難民救援金 4 13,800 中東人道危機救援金 3 13,085 (1) 第3ブロック支部参加国際活動支援事業 ① シリア難民支援事業 シリアの紛争により、隣国レバノンには100万人以上の難民が流入してい ます。難民の多くは、テントを張って住んでおり、生活環境は非常に劣悪です。 特に給水や衛生面の改善が課題であり、日本赤十字社は水関連の脆弱性の改善 に取り組みました。 ② ケニア地域保健強化事業 ケニア北東部は、たびたび干ばつに見舞われる乾燥地帯で、多くの子供は保 健医療サービスを受けることができず命の危険にさらされています。ケニア赤 十字社と協力して、保健医療サービスの向上を図りました。 ③ アジア・太洋州給水・衛生災害対応キット支援事業 アジア太洋州諸国では、洪水やサイクロンなどの災害が増加しており、災害 時の給水・衛生活動のニーズに対応するため「給水・衛生キット」を整備しま した。 (ケニア地域保健強化事業・巡回診療の様子) (2)国際救援要員の派遣 ミャンマーで発生した武力衝突により、隣国であるバングラデシュへ多くの避難 民が流入しました。現場では、食料や安全な水などが不足し、一般外傷などの健康 被害も発生したことから、日本赤十字社は国際赤十字・赤新月社連盟の要請を受け、 医療チームを派遣しました。 伊勢赤十字病院からも2名の看護師が派遣され、巡回診療や仮設診療所の開設を 行い、多くの患者の手当にあたりました。 (3)国際救援・開発協力要員の養成 本社主催の国際救援・開発協力要員養成研修に職員を派遣し、海外での活動に 備えるため、本社の国際救援要員として2名を登録しました。 (アジア・太洋州給水・衛星キット支援事業)

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(4)「NHK海外たすけあい」キャンペーンの実施 平成29年12月1日から25日まで、NHK等と共催で平成29年度「NH K海外たすけあい」救援金の受付を行いました。 受付件数 募集金額 三重県支部取扱分 2,620 件 8,690,252 円

3.医療事業

(1)病院の概要 当院は明治 37 年 2 月 1 日最初の 赤十字支部病院として設立され、 創立 114 年を迎えました。赤十字 という性格上、地域医療、特に急 性期・救急医療や災害救護、へき 地医療を中心に展開してまいりま した。2025 年以降は少子高齢化が さらに進み高齢者が増加すること から、高齢者特有の慢性疾患が増 えることが予測され、各医療機関 の医療提供体制が大きく変わろうとしています。しかし、当院におきましては、県 による「三重県地域医療構想」において、伊勢志摩区域だけでなく全県的な見地か ら高度急性期・急性期機能を担うべきと記されており、従来通り急性期・救急医療 の分野を主に担当し、他医療機関と連携し、地域完結型の医療を目指しております。 特に当院では地域医療支援病院、地域がん診療連携拠点病院、救命救急センター としての機能拡充を図り、より質の高い医療の提供に努めております。その結果と して、入院患者延数は226,514人で前年度比2,277人の増加。新入院患 者数は17,565人で前年度比195人の増加となりました。(一日平均入院患 者延数621人、病床稼働率94.75%) 収入面について、入院診療単価は68,675円で前年度比48円減少しました が、入院患者延数が増加したことにより入院診療収益は前年度比0.94%増加し ました。外来については紹介患者の安定確保、逆紹介の推進及び専門診療体制の充 実等により患者延数は1,434人増加、診療単価も22,032円で1,994 円増加したことにより、外来診療収益は前年度比10.58%増加しました。平成 29年度の医業収益は過去最高となる215億円となり、医療外収益、付帯事業収 益等を含めた病院収益は226億円を計上しました。 総収支差引額は6,187万円の黒字となり、前年度に対して3億1,932万 円収支が改善しました。 ① 地域医療支援病院としての取り組み 地域医療支援病院として、地域の医療機関との円滑な医療連携により紹介患者に 対する高度医療の提供、医療機器や病床の共同利用、かかりつけ医の啓発活動と逆 紹介による外来患者の抑制に取り組んでおります。結果として平成29年度の紹介 率は94.6%、逆紹介率は115.9%といずれも高水準で推移しております。 また、平成 21 年度に締結した医師不足に悩む病院への医師派遣制度であるバデ ィ・ホスピタル・システムも継続し、尾鷲総合病院への支援も行っております。 さらに地域医療連携課では、急性期医療を担う当院とかかりつけ医である地域の 医療機関や福祉施設との連携を図り、患者さんがスムーズにかつ安心して病院を受 診していただくことができるよう業務を行っており、持続的に地域完結型医療を展 開するためのコア部門として、勉強会や研修会の実施などにも取り組んでおりま す。 「地域全体が一つの病院であり当院はその一部門を担っている」という認識のも と、かかりつけ医から急性期、慢性期、リハビリ病院、介護施設や在宅医療まで患 者を中心とした切れ目のない医療が提供できるよう地域の医療施設、福祉施設と力 を合わせ地域医療へ貢献致します。 地域医療支援病院の紹介率・逆紹介率 平成29年度 平成28年度 前 年 度 比 紹 介 率 94.6% 95.0% -0.4% 逆紹介率 115.9% 101.8% +14.1%

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(4)「NHK海外たすけあい」キャンペーンの実施 平成29年12月1日から25日まで、NHK等と共催で平成29年度「NH K海外たすけあい」救援金の受付を行いました。 受付件数 募集金額 三重県支部取扱分 2,620 件 8,690,252 円

3.医療事業

(1)病院の概要 当院は明治 37 年 2 月 1 日最初の 赤十字支部病院として設立され、 創立 114 年を迎えました。赤十字 という性格上、地域医療、特に急 性期・救急医療や災害救護、へき 地医療を中心に展開してまいりま した。2025 年以降は少子高齢化が さらに進み高齢者が増加すること から、高齢者特有の慢性疾患が増 えることが予測され、各医療機関 の医療提供体制が大きく変わろうとしています。しかし、当院におきましては、県 による「三重県地域医療構想」において、伊勢志摩区域だけでなく全県的な見地か ら高度急性期・急性期機能を担うべきと記されており、従来通り急性期・救急医療 の分野を主に担当し、他医療機関と連携し、地域完結型の医療を目指しております。 特に当院では地域医療支援病院、地域がん診療連携拠点病院、救命救急センター としての機能拡充を図り、より質の高い医療の提供に努めております。その結果と して、入院患者延数は226,514人で前年度比2,277人の増加。新入院患 者数は17,565人で前年度比195人の増加となりました。(一日平均入院患 者延数621人、病床稼働率94.75%) 収入面について、入院診療単価は68,675円で前年度比48円減少しました が、入院患者延数が増加したことにより入院診療収益は前年度比0.94%増加し ました。外来については紹介患者の安定確保、逆紹介の推進及び専門診療体制の充 実等により患者延数は1,434人増加、診療単価も22,032円で1,994 円増加したことにより、外来診療収益は前年度比10.58%増加しました。平成 29年度の医業収益は過去最高となる215億円となり、医療外収益、付帯事業収 益等を含めた病院収益は226億円を計上しました。 総収支差引額は6,187万円の黒字となり、前年度に対して3億1,932万 円収支が改善しました。 ① 地域医療支援病院としての取り組み 地域医療支援病院として、地域の医療機関との円滑な医療連携により紹介患者に 対する高度医療の提供、医療機器や病床の共同利用、かかりつけ医の啓発活動と逆 紹介による外来患者の抑制に取り組んでおります。結果として平成29年度の紹介 率は94.6%、逆紹介率は115.9%といずれも高水準で推移しております。 また、平成 21 年度に締結した医師不足に悩む病院への医師派遣制度であるバデ ィ・ホスピタル・システムも継続し、尾鷲総合病院への支援も行っております。 さらに地域医療連携課では、急性期医療を担う当院とかかりつけ医である地域の 医療機関や福祉施設との連携を図り、患者さんがスムーズにかつ安心して病院を受 診していただくことができるよう業務を行っており、持続的に地域完結型医療を展 開するためのコア部門として、勉強会や研修会の実施などにも取り組んでおりま す。 「地域全体が一つの病院であり当院はその一部門を担っている」という認識のも と、かかりつけ医から急性期、慢性期、リハビリ病院、介護施設や在宅医療まで患 者を中心とした切れ目のない医療が提供できるよう地域の医療施設、福祉施設と力 を合わせ地域医療へ貢献致します。 地域医療支援病院の紹介率・逆紹介率 平成29年度 平成28年度 前 年 度 比 紹 介 率 94.6% 95.0% -0.4% 逆紹介率 115.9% 101.8% +14.1%

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平成29年度 科別紹介件数一覧表 診 療 科 紹 介 件 数 逆紹介件数 診 療 科 紹 介 件 数 逆紹介件数 内 科 2,031件 1,413件 脳 神 経 外 科 1,121件 862件 循 環 器 内 科 1,802件 1,253件 神 経 内 科 1,038件 872件 胸 部 外 科 418件 276件 脳血管内治療科 287件 347件 外 科 1,651件 1,000件 放 射 線 科 3,277件 3,233件 整 形 外 科 1,873件 1,298件 呼 吸 器 内 科 1,015件 693件 小 児 科 1,151件 663件 消化器内科 3,464件 2,771件 眼 科 1,454件 1,433件 腎 臓 内 科 1,017件 1,023件 産 婦 人 科 909件 367件 リウマチ・膠原病科 193件 44件 耳 鼻 咽 喉 科 2,444件 1,623件 腫 瘍 内 科 27件 36件 皮 膚 科 841件 226件 形成外科 318件 18件 泌 尿 器 科 950件 754件 緩和ケア内科 39件 44件 精 神 科 365件 106件 合 計 27,739件 20,355件 (件)

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② 救急医療 当院は救命救急センターとして各専門診療科が密に 連携し、救急患者を24時間体制で受け入れています。 救急車の受入要請を決して断らない方針のもと、全国有 数の救急車受入実績を有し、平成29年度は9,942 件の救急車を受け入れ、7,108人の緊急入院を必要 とする患者さんに対し高度で専門的な救急医療を提供しました。 さらに、平成27年度からは交通事故、高所からの転落、災害等により生命の危 機に直面した重症外傷患者に対し迅速かつ的確な救命治療を行うべく、全身の外科 専門知識を持つ外傷チームを整え、救命救急医療体制を強化しております。 また、三重大学附属病院との交互運航によるドクターヘリについては、平成29 年度当院における運航件数は209件、受入件数は三重大学運航時の受入を含め2 05件となっております。 救急患者来院状況とドクターヘリ運航状況は以下のとおりです。 1)救急外来患者来院状況 平成29年度 平成28年度 前年度比 患者数 17,633人 16,906人 +727人 患者数うち入院 7,108人 6,861人 +247人 入院比率 40.3% 40.6% -0.3% (再掲)救急車来院 9,942人 9,250人 +692人 (再掲)救急車来院うち入院 4,666人 4,362人 +304人 (再掲)入院比率 46.9% 47.2% -0.3% 2)ドクターヘリ運航状況 ※当院搬送担当月:4月、5月、8月、9月、12月、1月 平成29年度 平成28年度 前年度比 当院における運航件数 209件 204件 +5件 受入件数 205件 199件 +6件 (再掲)当院運航時受入件数 (123件) (123件) ±0件 (再掲)三重大学運航時受入件数 (82件) (76件) +6件 ※当院における地区別受入件数 志 摩 市 99件 度 会 郡 29件 北牟婁郡 18件 鳥 羽 市 17件 尾 鷲 市 17件 多 気 郡 9件 松 阪 市 5件 南牟婁郡 3件 熊 野 市 2件 津 市 2件 伊 賀 市 2件 名 張 市 1件 四日市市 1件 合 計 205件

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③地域がん診療連携拠点病院 当院は地域がん診療連携拠点病院として、我が国に多いがん(肺がん、胃がん、 肝がん、大腸がん、乳がん等)に対する手術治療、抗がん剤治療、放射線治療を効 果的に組み合わせた集学的治療を行うため、手術室16室、PET-CT装置、最 新で高度な放射線治療機(リニアック)2台、がん化学療法室50床を有するなど 全国に通用する診断治療機能を持ち合わせています。がん医療に関する専門的な知 識・技能を有する医師及びコメディカルスタッフが連携しながら治療にあたり、伊 勢志摩サブ保健医療圏で唯一の緩和ケア病棟では、がんに伴う体と心の痛みを和ら げ、終末期を迎えた患者さんの生活の質の向上のため緩和医療を提供しています。 また、がんの診断・治療に関する理解を深めて頂くためにがんに関する市民公開講 座も開催しております。 平成29年度のがん治療に関する実績は以下の通りです。 1)PET-CT 入院 55件 外来 856件 合計 911件 2)リニアック件数 入院4,663件 外来4,450件 合計9,113件 3)がん化学療法 入院3,087件 外来6,699件 合計9,786件 4)緩和ケア病棟 入院患者延数5,442人 一日平均15人 ④ 病院機能評価の認定 平成29年11月 10日付けで財団法人 日本医療機能評価機構 の行う病院機能評価の 認定を受けました。財団 法人日本医療機能評価 機構は、病院を始めとす る医療機関の機能を学 術的観点から中立的な 立場で評価し、その結果 明らかとなった問題点の改善を支援する第三者機関です。 認定された機能は、急性期医療を中心とした基幹病院を対象とする「一般病院2 (3rdG:Ver1.1)」、副機能として「緩和ケア」の2つであり、有効期限は平成 29年11月10日から平成34年11月9日までの5年間となります。 病院機能評価の認定を継続し、今後も地域医療支援病院として、急性期医療を中 心に地域の皆さまから求められる良質な医療を安定的かつ継続的に提供してまい ります。

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③地域がん診療連携拠点病院 当院は地域がん診療連携拠点病院として、我が国に多いがん(肺がん、胃がん、 肝がん、大腸がん、乳がん等)に対する手術治療、抗がん剤治療、放射線治療を効 果的に組み合わせた集学的治療を行うため、手術室16室、PET-CT装置、最 新で高度な放射線治療機(リニアック)2台、がん化学療法室50床を有するなど 全国に通用する診断治療機能を持ち合わせています。がん医療に関する専門的な知 識・技能を有する医師及びコメディカルスタッフが連携しながら治療にあたり、伊 勢志摩サブ保健医療圏で唯一の緩和ケア病棟では、がんに伴う体と心の痛みを和ら げ、終末期を迎えた患者さんの生活の質の向上のため緩和医療を提供しています。 また、がんの診断・治療に関する理解を深めて頂くためにがんに関する市民公開講 座も開催しております。 平成29年度のがん治療に関する実績は以下の通りです。 1)PET-CT 入院 55件 外来 856件 合計 911件 2)リニアック件数 入院4,663件 外来4,450件 合計9,113件 3)がん化学療法 入院3,087件 外来6,699件 合計9,786件 4)緩和ケア病棟 入院患者延数5,442人 一日平均15人 ④ 病院機能評価の認定 平成29年11月 10日付けで財団法人 日本医療機能評価機構 の行う病院機能評価の 認定を受けました。財団 法人日本医療機能評価 機構は、病院を始めとす る医療機関の機能を学 術的観点から中立的な 立場で評価し、その結果 明らかとなった問題点の改善を支援する第三者機関です。 認定された機能は、急性期医療を中心とした基幹病院を対象とする「一般病院2 (3rdG:Ver1.1)」、副機能として「緩和ケア」の2つであり、有効期限は平成 29年11月10日から平成34年11月9日までの5年間となります。 病院機能評価の認定を継続し、今後も地域医療支援病院として、急性期医療を中 心に地域の皆さまから求められる良質な医療を安定的かつ継続的に提供してまい ります。 ⑤バングラデシュ南部避難民救援事業 平成29年9月から開始された日本赤十字 社が実施するバングラデシュ南部避難民救援 事業の救護要員として、平成29年10月20 日から当院の藤田看護師の参加する医療チー ム第2班が約6週間、平成29年11月24日 からは東看護師長の参加する第3班が約7週 間、地元の赤新月社と協働して避難者キャンプ で巡回診療やこころのケアを行い、また、仮設 診療所を開設してジフテリアなど感染症への対応も行いました。 ⑥施設概要 1)許可病床数(平成30年3月31日) 許 可 病 床 数 一 般 病 床 651床 感 染 症 病 床 4床 計 655床 2)面 積 敷 地 面 積 新 病 院 : 53,261.84㎡ 建 物 面 積 新 病 院 : 56,154.97㎡(エネルギーセンター含む) 老人保健施設 : 4,971.53㎡ 3)診療科目(35科) 血 液 内 科 感 染 症 内 科 肝 臓 内 科 糖 尿 病 ・ 代 謝 内 科 呼 吸 器 内 科 消 化 器 内 科 循 環 器 内 科 腎 臓 内 科 神 経 内 科 精 神 科 小 児 科 外 科 乳 腺 外 科 整 形 外 科 リハビリテーション科 脳 神 経 外 科 呼 吸 器 外 科 心 臓 血 管 外 科 産 婦 人 科 泌 尿 器 科 皮 膚 科 眼 科 頭頸部・耳鼻咽喉科 放 射 線 診 断 科 放 射 線 治 療 科 麻 酔 科 腫 瘍 内 科 歯 科 口 腔 外 科 緩 和 ケ ア 内 科 形 成 外 科 総 合 内 科 病 理 診 断 科 脳血管内治療科 リウマチ・膠原病科 新 生 児 科

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⑦患者数等 1)患者延数 (人) 平成29年度 平成28年度 前年度比 入院患者延数 226,514 224,237 +2,277 一日平均 621 614 +7 新入院患者数 17,565 17,370 +195 外来患者延数 252,083 250,649 +1,434 一日平均 1,037 1,031 +6 2)平均在院日数 (日) 平成29年度 平成28年度 前年度比 平均在院日数 12.2 12.3 -0.1 3)診療単価(一日一人あたり) (円) 平成29年度 平成28年度 前年度比 入院診療単価 68,675 68,723 -48 外来診療単価 22,032 20,038 +1,994 (2)保健、医療、福祉にかかる社会活動の実施 公的医療機関として、一般地域医療に貢献することはもとより、赤十字の組織を 活用して幅広い社会貢献活動を実施しております。 具体的には、災害救護体制の確立、市町村の保健衛生事業への協力、健康・病気に ついての啓発活動など多様な活動を展開しております。また退院後の医療継続のた め、訪問看護ステーションより医療・介護の必要性がある方への在宅支援事業を行 うことで、赤十字の組織をあげて保健・医療・福祉の総合的なサービス提供を図っ ています。 ① 医療ソーシャルワーカーによる援助 医療ソーシャルワーカーは、疾病によってもたらされる様々な心配事・悩みを解 決し、患者さんやそのご家族が安心して治療を受けられるよう援助を行っておりま す。相談内容としては、退院後に継続できるリハビリテーションや療養先の病院へ の転院援助、がん末期等継続して医療行為の必要な自宅での介護援助、医療を受け るための医療費支払いについての援助、身体障害者手帳や特定公費等の各種制度に 関する手続き援助、病気にまつわる様々な心理的・社会的問題等への援助がありま す。また、特に退院後の相談に関しては、高齢者世帯の増加、夫婦共働き、核家族 化や家族関係の希薄化という現代の社会問題が相談内容にも影響しており、相談内 容が複雑化しております。そのような中、入院当初から医療ソーシャルワーカーが 関わることで、問題の早期発見・援助期間の確保を行い、現在11名のソーシャル ワーカーで問題解決に取り組んでおります。 平成29年度の相談件数は以下のとおりです。 1)相談者数 実人数 6,624件 延人数 21,049件 2)相談内容 家族関係に関すること 254件 在宅介護・地域生活に関すること 5,520件 療養生活に関すること 6,050件 経済的問題に関すること 596件 就労・職場環境に関すること 26件 虐待・暴力・人権に関すること 53件 受診・受療に関すること 843件 転院に関すること 9,579件 他施設利用に関すること 2,826件 心理的・情緒的問題に関すること 88件 他福祉関係福祉法に関すること 2,444件 その他 390件 合 計 28,669件 ② 医療救護体制の整備 災害時における救護活動は赤十字本来の使命に基づいた重要な事業のひとつで あります。三重県は国内でも活断層が集中する圏域に位置しており、過去の大地震 でも多くの人命が失われており、有事の際に迅速な救護活動を展開できるよう、病 院には常時8個の救護班(1個班の編成は医師1、看護師長1、看護師2、主事2) を編成しています。毎年度、救護班要員研修Ⅰ(基礎編)と研修Ⅱ(総合演習)に 分け、赤十字の救護班員として知識の習得、総合演習を通してスキルを確認してい ます。その他、医師・看護師・主事ぞれぞれにおいてもトリアージ・無線の取り扱 い・救護所設営等役割に応じた知識・スキルの習得を行っています。また、急性期 災害医療の対応として日本DMATを3チーム保有しているとともに三重DMA T指定病院に指定され、三重県と三重DMATの派遣協定を締結しています。 平成29年度は内閣府主催の大規模地震時医療活動訓練、中部ブロックDMAT 技能維持研修訓練、赤十字第3ブロック支部合同災害救護訓練、伊勢志摩地域災害 医療情報伝達訓練等に参加しました。

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⑦患者数等 1)患者延数 (人) 平成29年度 平成28年度 前年度比 入院患者延数 226,514 224,237 +2,277 一日平均 621 614 +7 新入院患者数 17,565 17,370 +195 外来患者延数 252,083 250,649 +1,434 一日平均 1,037 1,031 +6 2)平均在院日数 (日) 平成29年度 平成28年度 前年度比 平均在院日数 12.2 12.3 -0.1 3)診療単価(一日一人あたり) (円) 平成29年度 平成28年度 前年度比 入院診療単価 68,675 68,723 -48 外来診療単価 22,032 20,038 +1,994 (2)保健、医療、福祉にかかる社会活動の実施 公的医療機関として、一般地域医療に貢献することはもとより、赤十字の組織を 活用して幅広い社会貢献活動を実施しております。 具体的には、災害救護体制の確立、市町村の保健衛生事業への協力、健康・病気に ついての啓発活動など多様な活動を展開しております。また退院後の医療継続のた め、訪問看護ステーションより医療・介護の必要性がある方への在宅支援事業を行 うことで、赤十字の組織をあげて保健・医療・福祉の総合的なサービス提供を図っ ています。 ① 医療ソーシャルワーカーによる援助 医療ソーシャルワーカーは、疾病によってもたらされる様々な心配事・悩みを解 決し、患者さんやそのご家族が安心して治療を受けられるよう援助を行っておりま す。相談内容としては、退院後に継続できるリハビリテーションや療養先の病院へ の転院援助、がん末期等継続して医療行為の必要な自宅での介護援助、医療を受け るための医療費支払いについての援助、身体障害者手帳や特定公費等の各種制度に 関する手続き援助、病気にまつわる様々な心理的・社会的問題等への援助がありま す。また、特に退院後の相談に関しては、高齢者世帯の増加、夫婦共働き、核家族 化や家族関係の希薄化という現代の社会問題が相談内容にも影響しており、相談内 容が複雑化しております。そのような中、入院当初から医療ソーシャルワーカーが 関わることで、問題の早期発見・援助期間の確保を行い、現在11名のソーシャル ワーカーで問題解決に取り組んでおります。 平成29年度の相談件数は以下のとおりです。 1)相談者数 実人数 6,624件 延人数 21,049件 2)相談内容 家族関係に関すること 254件 在宅介護・地域生活に関すること 5,520件 療養生活に関すること 6,050件 経済的問題に関すること 596件 就労・職場環境に関すること 26件 虐待・暴力・人権に関すること 53件 受診・受療に関すること 843件 転院に関すること 9,579件 他施設利用に関すること 2,826件 心理的・情緒的問題に関すること 88件 他福祉関係福祉法に関すること 2,444件 その他 390件 合 計 28,669件 ② 医療救護体制の整備 災害時における救護活動は赤十字本来の使命に基づいた重要な事業のひとつで あります。三重県は国内でも活断層が集中する圏域に位置しており、過去の大地震 でも多くの人命が失われており、有事の際に迅速な救護活動を展開できるよう、病 院には常時8個の救護班(1個班の編成は医師1、看護師長1、看護師2、主事2) を編成しています。毎年度、救護班要員研修Ⅰ(基礎編)と研修Ⅱ(総合演習)に 分け、赤十字の救護班員として知識の習得、総合演習を通してスキルを確認してい ます。その他、医師・看護師・主事ぞれぞれにおいてもトリアージ・無線の取り扱 い・救護所設営等役割に応じた知識・スキルの習得を行っています。また、急性期 災害医療の対応として日本DMATを3チーム保有しているとともに三重DMA T指定病院に指定され、三重県と三重DMATの派遣協定を締結しています。 平成29年度は内閣府主催の大規模地震時医療活動訓練、中部ブロックDMAT 技能維持研修訓練、赤十字第3ブロック支部合同災害救護訓練、伊勢志摩地域災害 医療情報伝達訓練等に参加しました。

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ま た 、 平 成 2 9 年 度 の 院 内 に お け る 大 規 模 災 害 訓 練 は 、組 織 の 方 針 を 決 定 す る 上 で 最 も 重 要 な 「 情 報 」 の 収 集 ・ 整 理 ・ 判 断 に 重 点 を 置 き お こ な わ れ ま し た 。各 部 門 で は 発 災 し た 場 合 ど の よ う に 患 者 の 状 態 、病 棟 ・施 設 内 の 破 損 状 況 等 を 調 査 す る か 、ま た 、 収 集 し た 情 報 を ど の よ う に 本 部 に 報 告 す る か を 検 証 し 、本 部 で は 受 け 取 っ た 情 報 を ど の よ う に 集 約 ・ 精 査 す る か と い っ た 訓 練 を 実 施 し ま し た 。 ③ 赤十字健康大学の開催 健康、疾病の啓発活動の一環として、地域住民を対象とした「病気と健康の講座 ・赤十字健康大学」を開催しています。平成29年度は延べ6回開催し、808名 の受講者がありました。 ④病院ボランティア活動 近年、地域住民の理解・協力により、県下で各種のボランティアの方々が活躍し ています。当院には平成29年度末現在159名のボランティアが登録され、年間 延べ1,403名の方々が衛生材料作りや院内の案内、患者さんの身の回りの援助 など様々な活動を行っています。 ⑤ 地域の保健衛生活動への協力 ア、地域住民、学校の児童生徒を対象とした検診 9,122人 イ、訪問看護利用者数・訪問回数 945人・6,351回 ウ、へき地診療所代診医派遣件数 3件

4.赤十字看護師の養成

(1)養成状況 第3ブロック(東海北陸・長野の8県)の看護大学として平成16年に愛知 県豊田市に開学した日本赤十字豊田看護大学 では、看護に関する幅広い能力を備え、保健医 療、国内外の医療救援活動などさまざまな場で 広く活躍できる資質の高い赤十字看護師を養 成しています。 平成29年度には、三重県支部推薦の17名

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ま た 、 平 成 2 9 年 度 の 院 内 に お け る 大 規 模 災 害 訓 練 は 、組 織 の 方 針 を 決 定 す る 上 で 最 も 重 要 な 「 情 報 」 の 収 集 ・ 整 理 ・ 判 断 に 重 点 を 置 き お こ な わ れ ま し た 。各 部 門 で は 発 災 し た 場 合 ど の よ う に 患 者 の 状 態 、病 棟 ・施 設 内 の 破 損 状 況 等 を 調 査 す る か 、ま た 、 収 集 し た 情 報 を ど の よ う に 本 部 に 報 告 す る か を 検 証 し 、本 部 で は 受 け 取 っ た 情 報 を ど の よ う に 集 約 ・ 精 査 す る か と い っ た 訓 練 を 実 施 し ま し た 。 ③ 赤十字健康大学の開催 健康、疾病の啓発活動の一環として、地域住民を対象とした「病気と健康の講座 ・赤十字健康大学」を開催しています。平成29年度は延べ6回開催し、808名 の受講者がありました。 ④病院ボランティア活動 近年、地域住民の理解・協力により、県下で各種のボランティアの方々が活躍し ています。当院には平成29年度末現在159名のボランティアが登録され、年間 延べ1,403名の方々が衛生材料作りや院内の案内、患者さんの身の回りの援助 など様々な活動を行っています。 ⑤ 地域の保健衛生活動への協力 ア、地域住民、学校の児童生徒を対象とした検診 9,122人 イ、訪問看護利用者数・訪問回数 945人・6,351回 ウ、へき地診療所代診医派遣件数 3件

4.赤十字看護師の養成

(1)養成状況 第3ブロック(東海北陸・長野の8県)の看護大学として平成16年に愛知 県豊田市に開学した日本赤十字豊田看護大学 では、看護に関する幅広い能力を備え、保健医 療、国内外の医療救援活動などさまざまな場で 広く活躍できる資質の高い赤十字看護師を養 成しています。 平成29年度には、三重県支部推薦の17名 の奨学生が同学で学びました。 平成30年3月にはその内5名が卒業し、伊勢赤十字病院へ就職しました。 現在、伊勢赤十字病院では支部長推薦により同学を卒業した看護師27名が 勤務しています。 (2)幹部看護師の育成教育(本社研修センター) 看護管理者育成のために、日本赤十字社幹部看護師研修センターへ伊勢赤十 字病院の看護師3名を修学させました。

5.血液事業

三重県赤十字血液センターでは、「安全な血液製剤の安定供給の確保等に関する 法律」及び「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」 に則り、採血事業者及び製造販売業者として適正な事業運営にあたり、県内の医療 機関で患者さんが必要とする安全な血液製剤を安定的に供給することに努めてい ます。 また平成24年度から血液事業は広域運営体制で実施され、当センターは東海北 陸ブロック血液センターに所属し運営しています。 今後、少子高齢化が進展する中で、将来の安全な血液製剤の安定供給は必要不可 欠な課題となっています。そのため、若年層を対象とした献血確保対策として、高 校生献血セミナー、キッズ献血の実施などを行い、将来に向けて継続的な事業運営 ができるよう取組みました。 (1)献血者の確保対策(実績等) 県内で必要な原料血液は、県内の献血で確保するという方針により需給実績に基 づいて採血計画を策定し、3か所(津市、四日市市、伊勢市)の献血ルームと県内 を巡回する献血バスで献血を実施しています。 平 成 2 9 年 度 献 血 者 数 の 実 績 は 、 全 血 献 血 ( 2 0 0 m L 、 4 0 0 m L ) 32,564人(前年度比98.7%)、成分献血(血漿、血小板)23,244 人(前年度比100.5%)で、合計55,808人(前年度比99.4%)の献 血者からのご協力がありました。 なお、平成29年度における赤血球製剤については、県内の献血者で確保するこ 平成26年度 入学生 平成27年度 入学生 平成28年度 入学生 平成29年度 入学生 計 養成数 5名 4名 4名 4名 17名

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とができました。 ① 献血者の確保対策等 献血していただく方の年齢層に応じた普及啓発活動や献血者募集を行うととも に、10代・20代の若年層を対象とした活動、市町担当者と連携した活動、献血 に協力していただける企業やボランティア団体と連携した普及啓発活動を実施し 献血者募集活動などを行いました。また、三重県・日本赤十字社三重県支部の協力 ・支援により献血啓発資材の配布など啓発活動も実施しました。 献血ルームにおいては、近隣団体・企業への献血協力依頼や施設周辺での呼び込 みを強化したことにより3施設計31,632人(対前年163人増、100.5 %)を確保しました。 年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度 平成29 年度 全 血 200mL献血 134 106 151 170 510 400mL献血 35,233 35,313 34,340 32,836 32,054 成 分 血漿献血 13,999 10,280 10,656 13,748 13,822 血小板献血 9,788 9,716 8,412 9,378 9,422 合計 59,154 55,415 53,559 56,132 55,808

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とができました。 ① 献血者の確保対策等 献血していただく方の年齢層に応じた普及啓発活動や献血者募集を行うととも に、10代・20代の若年層を対象とした活動、市町担当者と連携した活動、献血 に協力していただける企業やボランティア団体と連携した普及啓発活動を実施し 献血者募集活動などを行いました。また、三重県・日本赤十字社三重県支部の協力 ・支援により献血啓発資材の配布など啓発活動も実施しました。 献血ルームにおいては、近隣団体・企業への献血協力依頼や施設周辺での呼び込 みを強化したことにより3施設計31,632人(対前年163人増、100.5 %)を確保しました。 年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度 平成29 年度 全 血 200mL献血 134 106 151 170 510 400mL献血 35,233 35,313 34,340 32,836 32,054 成 分 血漿献血 13,999 10,280 10,656 13,748 13,822 血小板献血 9,788 9,716 8,412 9,378 9,422 合計 59,154 55,415 53,559 56,132 55,808 ② 若年層を対象とした取組 少子化の進展により将来の献血可能人口の減少が予測されることから、国の献血 推進計画等を踏まえ、若年層を対象とした推進活動を強化しました。 平成29年度は高校生を対象とした若年層に、献血に触れ合う普及啓発活動「高 校生献血セミナー」を実施するとともに、三重県学生献血推進連盟「みえっち」と 連携し若年層をターゲットとしたキャンペーンの展開やソーシャルネットワーク システムを利用した啓発活動を行いました。 また、小学生や中学生等を対象に献血に触れ合う機会をつくる「キッズ献血(献 血の模擬体験イベント)」「親子献血教室」の実施など啓発活動を行いました。 平成29年度は、県教育員会の働きかけ等により20校協力を得て高等学校へ献 血バスを21回配車(平成28年度:18校)したこともあり、10代の献血者数 は増加しました。

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主な取組実績等 ア、三重県学生献血推進連盟「みえっち」による献血キャンペーンの実施 イ、高校生献血セミナーの実施:54校実施(県立高校、私立高校等) (県医療保健部、県教育委員会の協力による実施 参加:13,189人) ウ、献血ポスターコンペティションの実施(東海北陸ブロック血液センター) 三重県応募者数:47作品 エ、「キッズ献血(小学生を対象とした模擬献血)」の実施(1か所) 参加人数:東員町:402人 オ、FM三重による献血啓発、ソーシャルネットワークシステム(ツイッター、 フェイスブック、LINEなど)を活用した若年層への献血啓発の実施 カ、高校生による献血バス後部パネルの制作 ③ 企業・団体献血等の推進 400mL献血を安定的に確保するため、献血バスで県内の企業、事業所、 公共施設等に訪問し、献血の協力をお願いしました。また、社会貢献活動の一 つとして新規に献血に協力していただく企業や団体を募りました。 固定施設での献血者が増加したことにより献血バスの配車を減少することが できました。また、1車あたりの献血者数は平成28年度と同数でした。 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 10 代 1,239 1,194 1,278 1,646 2,005 20 代 8,399 7,224 6,916 7,116 6,876 30 代 13,786 11,681 10,352 10,183 9,778 40 代 19,764 18,799 18,074 18,952 18,204 50 代以上 15,966 16,517 16,939 18,235 18,945 計 59,154 55,415 53,559 56,132 55,808 (高校生作成パネル) (キッズ献血)

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主な取組実績等 ア、三重県学生献血推進連盟「みえっち」による献血キャンペーンの実施 イ、高校生献血セミナーの実施:54校実施(県立高校、私立高校等) (県医療保健部、県教育委員会の協力による実施 参加:13,189人) ウ、献血ポスターコンペティションの実施(東海北陸ブロック血液センター) 三重県応募者数:47作品 エ、「キッズ献血(小学生を対象とした模擬献血)」の実施(1か所) 参加人数:東員町:402人 オ、FM三重による献血啓発、ソーシャルネットワークシステム(ツイッター、 フェイスブック、LINEなど)を活用した若年層への献血啓発の実施 カ、高校生による献血バス後部パネルの制作 ③ 企業・団体献血等の推進 400mL献血を安定的に確保するため、献血バスで県内の企業、事業所、 公共施設等に訪問し、献血の協力をお願いしました。また、社会貢献活動の一 つとして新規に献血に協力していただく企業や団体を募りました。 固定施設での献血者が増加したことにより献血バスの配車を減少することが できました。また、1車あたりの献血者数は平成28年度と同数でした。 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 10 代 1,239 1,194 1,278 1,646 2,005 20 代 8,399 7,224 6,916 7,116 6,876 30 代 13,786 11,681 10,352 10,183 9,778 40 代 19,764 18,799 18,074 18,952 18,204 50 代以上 15,966 16,517 16,939 18,235 18,945 計 59,154 55,415 53,559 56,132 55,808 (高校生作成パネル) (キッズ献血) ア、平成29年度 献血協力企業・団体数:476社(うち新規12社) イ、献血バスの献血者数24,176人(前年度比98.0%) ウ、献血バス配車台数565台(前年度比11台減車) エ、献血バス1車あたりの献血者数42.8人(前年度比100.0%) ④ 複数回献血協力者の確保 年間複数回にわたって献血に協力していただける方を確保するため、メール を利用した登録サービス(献血メールクラブ)会員の増加に努めるとともに、 メールクラブ会員等に、献血会場で募集チラシの配布やはがき・電話による依 頼・要請を積極的に行うなど複数回献血を働きかけました。 初回献血者は、街頭献血や固定施設での積極的な呼び込みなどの働きかけに より、平成29年度は増加しました。 ア、メールクラブ登録者数:5,375人(平成30年3月末現在) イ、平成29年度献血者数のうち ・複数回献血者数:10,515人(前年度比99.0%) ・初回献血者数 : 3,740人(前年度比101.0%) ⑤ 献血推進キャンペーン等の実施 年間を通じて安定的に献血者を確保するため、県(保健所を含む)、市町、 民間団体、日赤三重県支部等と当センターが連携し、時期に応じた献血推進 キャンペーンを実施するとともに、当センターのホームページ、フェイスブ ック、LINE等を活用し、献血者の確保に努めました。 ア、愛の血液助け合い運動月間(7月~8月) ・県、市町、献血推進協議会及びライオンズクラブ等の献血推進団体と連 携し県内各地での献血の実施と献血功労者表彰式の実施(8月10日) イ、複数回献血者確保キャンペーン(10月、12月、2月) ウ、献血ポスターデザインコンペティション(7月~9月) エ、いのちと献血俳句コンテスト(6月~10月) ・全国統一キャンペーンとして俳句の募集。 県内からは1,026句が寄せられました。 オ、全国学生クリスマス献血キャンペーン(12月) ・大学生ボランティアを中心とする全国統一のクリスマス献血キャンペー ンの実施 カ、はたちの献血キャンペーン(1月~2月) ・新たに成人を迎える若者を対象とした キャンペーンの実施 キ、スプリング献血キャンペーン(3月)

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(クリスマス献血) ・献血が減少しがちな時期に献血を推進する キャンペーンの実施 ク、ふるさと企業献血応援キャンペーン(10月~3月) ・県内企業からの協賛品を献血者に進呈 (2)輸血用血液製剤の供給(実績等) 血液製剤の供給については、医療機関からの要請に応じ365日、24時間供 給できる体制を整え、東海北陸ブロック血液センターと調整を図りながら安定的 に供給しています。 平成29年度血液製剤の供給実績は、赤血球製剤61,401単位、(前年度 比102.3%)、血漿製剤23,171単位(前年度比98.7%)、血小板 製剤95,165単位(前年度比106.8%)で、合計179,737単位(前 年度比104.2%)となり、県内の赤血球製剤の供給は県内の献血者で確保す ることができました。 ※1単位は、200mL献血から製造される血液製剤の数量 年 度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 全血製剤 0 0 0 0 0 赤血球製剤 67,416 63,736 60,898 60,010 61,401 血漿製剤(※) 35,409 (24,625) 34,169 (23,961) 31,878 (22,512) 33,420 (23,474) 23,171 血小板製剤 98,450 94,855 90,340 89,075 95,165 計 201,275 (190,491) 192,760 (182,552) 183,116 (173,750) 182,505 (172,559) 179,737 ※血漿製剤については平成29 年度より単位の換算方法の変更があり()内の数字は平成 29 年度の換算方法による単位数を表示した。 (3)品質管理、安全対策等 血液の採取から搬送、保管、血液製剤の供給に至るまで、血液センターが関与 するすべての段階において安全性の確保と品質管理が求められます。そのため、 新たな感染症対策及び輸血後感染症対策をはじめとする品質システムを導入し、 医薬品の品質に関する周知活動とともに、各種業務のモニタリングの分析・解析 結果を踏まえ、輸血用血液製剤の品質向上と適正な品質管理に取り組んで参りま した。また、日本赤十字社東海北陸ブロック血液センター内で統一された教育訓 練や自己点検を実施し、更なる品質の向上に取り組んでおります。 また、血液安全委員会等において、日常業務の人為的過誤に係る報告等を行い、 危機管理面で危険要因の改善や防止策等に取り組みました。 (4)その他 三重県赤十字血液センターにおいて、骨髄バンクを開設しており、県保健所と 連携し骨髄提供者の登録データ等の管理運営を行いました。 平成29年度 骨髄バンク提供者の登録者数:224名(対前年度50人減)

6.社会福祉活動

急速な高齢化社会において、地域社会に根ざした活動を展開しており、全施設 が一体となって、保健・医療・福祉事業や地域住民の参加によるボランティア活 動を行いました。 (1)高齢者福祉活動 ① 老人保健施設「虹の苑」の運営 ② 伊勢赤十字病院訪問看護ステーションの運営 ③ 赤十字ボランティアを対象に施設慰問等の技術研修会の実施 ④ 地域奉仕団、てのひら奉仕団において、老人福祉施設等への慰問 (2)健康増進事業 伊勢赤十字病院において、地域の健康福祉増進を図るために、赤十字健康大学 を開催しました。

参照

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