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4 単元の評価規準自然現象への関心 意欲 態度 1 地面を流れる水や川の流れの様子に興味 関心をもち 自ら流れる水の速さや量による働きの違いを自然災害に目を向けながら調べようとする 2 増水で土地が変化することなどから自然の力の大きさを感じ 川や土地の様子を観察しようとする 科学的な思考 表現 観察

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Academic year: 2021

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第5学年

理科学習指導案

児童数 11名 指導者 富山 有紀子 1 単元名 流れる水のはたらき ~ふるさとの布施川に学ぼう~ 2 単元について 本単元は、地面を流れる水や川の様子を観察し、流れる水の速さや量による侵食、運搬、堆積 の様子の違いを調べ、流れる水の働きと土地の変化の関係についての見方や考え方をもつことが できるようにすることがねらいである。自然に親しみ、科学的な見方や考え方を養うために、学 校のすぐ横を流れる布施川に出かけ、流れる様子を観察したり、水の力を体感したりすることで 得た気付きを大切にし、五感を使って水の働きに気付くようにしたい。 子どもたちは、第4学年の学習「暑い季節 ~東布施の四季~」で、布施川を定点観察地点(マ イスポット)にして四季を通して観察している。また、総合的な学習の時間「ネイチャー探検隊 ~米、そば、川を通して~」の学習で、たびたび布施川に出かけている。このように子どもたち にとって布施川は、とても身近なものになってきている。雨が降った後には増水することや大き な木が流されていること、川の水が濁ることなどにも経験から気付いている。しかし、そういっ た光景を見慣れているためか、なぜ?という原因(流れる水の働き)にまで気付いている様子は あまり見られない。 そこで、本単元の実験では、地面や土地の様子と流れる水の速さや水の量を関係付けてとらえ られるよう、観察に基づいた根拠ある予想を大切にして学習を進めたい。さらに、結果から考察 したことについて追実験したり、実際の布施川で確かめたりということを繰り返し追究していく ことで、学習と自然の事象との関連性や日常生活との関連性に気付くようにしたい。そして、こ の学習を通して、布施川の流域に住む人々の生活と川が大きく関わってきていることに気付き、 東布施地区への愛着を深め、自然を愛おしみ、ふるさとや自分に誇りをもてる子どもに育ってほ しいと願っている。 3 単元の目標 ・地面を流れる水や川の働きについて興味・関心をもって追究する活動を通して、流れる水の働 きと土地の変化の関係について条件を制御しながら調べる能力を育てる。 ・流れる水の速さや量によって侵食・運搬・堆積の働きが変わり、土地の様子を変化させること や、川の上流と下流によって、川原の石の大きさに違いがあること、雨の降り方によっては自 然災害をもたらす場合があることなどについての理解を図り、流れる水の働きと土地の変化の 関係についての見方や考え方をもつことができるようにする。

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4 単元の評価規準 自然現象への 関心・意欲・態度 科学的な思考・表現 観察・実験の技能 自然現象についての 知識・理解 ① 地 面 を 流 れ る 水 や 川 の 流 れ の 様 子 に 興 味 ・ 関 心 を も ち 、 自 ら 流 れ る 水 の 速 さ や 量 に よ る 働 き の 違 い を 自 然 災 害 に 目 を 向 け な が ら 調べようとする。 ② 増 水 で 土 地 が 変 化 す る こ と な ど か ら 自 然 の 力 の 大 き さ を感じ、川や土地の 様 子 を 観 察 し よ う とする。 ① 流 れ る 水 と 土 地 の 関 係について、条件に着 目 し て 実 験 の 計 画 を 考え、結果を考察し表 現することができる。 ② モ デ ル 実 験 で 見 い だ し た き ま り を 実 際 の 川 に 当 て は め て 考 え 、 表 な ど に ま と め ることができる。 ① 流 れ る 水 の 速 さ や 量 の 変 化 を 調 べ る 工 夫 をし、モデル実験の装 置を操作し、計画的に 実 験 を す る こ と が で きる。 ② 安 全 で 計 画 的 に 野 外 観 察 を 行 っ た り 、 映 像 資 料 な ど を 活 用 し た り し て 調 べ 、 記 録 することができる。 ① 流 れ る 水 に は 、 土 地 を削ったり、石や土な ど を 流 し た り 積 も ら せ た り す る 働 き が あ る こ と を 理 解 し て い る。 ② 川 の 上 流 、 中 流 、 下 流 に よ っ て 、 石 の 大 き さ や 形 に 違 い が あ る こ と を 理 解 し て い る。 ③ 雨 の 降 り 方 に よ っ て 、 流 れ る 水 の 速 さ や 水 の 量 が 変 わ り 、 増 水 に よ り 、 土 地 の 様 子 が 大 き く 変 化 す る 場 合 が あ る こ と を 理解している。 5 研究主題との関わり 研究主題 自然に働きかけ、豊かな関わりをもちながら、科学的な見方や考え方を確かにしていく子どもの 育成を目指して 視点1 一人一人が自然に興味・関心をもち、自ら問題を見いだすことができる単元構想と教材の 工夫 子どもの疑問や不思議を引き出す単元構想 ・単元の導入時には、これまでの布施川での経験を思い起こし、流れる水の働きを考える場を設 ける。体験からは川には浅いところと深いところがあること、写真からは以前には無かった大 きな石があること、川原の形が変化していること等、広い範囲で見ることで、いろいろな不思 議が生まれ、調べてみたいという意欲がわいてくるだろう。また、布施川での観察から課題作 り→実験→考察→布施川での確かめというように実際の川と何度も関わることで、教室での学 習と自然の事象との関連性や日常生活との関連性に気付くような単元構想を考えた。

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身近な自然を生かした教材 ・単元を通して、何度も布施川と関わりながら観察するようにする。まず学校のそばの中流を中 心に侵食・運搬・堆積の3つの働きを確かめ、さらに上流、下流(河口付近)を観察し比較す ることで中流との違いに気付き、流れる水の働きに目を向けていくことができるだろう。身近 な自然を教材にすることでたくさんの関わりがもて、興味・関心が高まり、自らの問題を五感 を通して追究できると考えた。 視点2 問題解決の活動を通して友達と関わり合いながら、科学的な見方や考え方を育む学習過程 の工夫 学習の流れが分かるノート指導 ・観察、実験の記録は、主にノートを使用する。教科書に示されたノート記録を参考に、学習の 流れが分かるノートにするため、学習課題→予想→実験→結果→考察→結論→振り返りまでを 見開き2ページに収めるようにする。そうしたノート作りを繰り返すことで、自分の考えを練 り上げ、科学的な見方や考え方をもって、グループでの考察や全体での結論の話合いの場に臨 むことができると考える。 互いの考えを関わらせる場 ・学習の関わり合いの場は、 ①布施川の観察を根拠に課題をもち、予想を立てて話し合う場(全体) ②実験観察の結果を確認する場(個人→グループ) ③結果から考察したことを話し合う場(個人→グループ→全体) ④考察から結論を導く場(全体) が考えられる。本時では、特に③を取り上げたいと思う。グループのメンバーそれぞれが、結 果から考察したことを伝え合う。そこで、お互いの考察の類似点や相違点を確認し、相違点の ある場合は話合いを行う。グループでまとまらなければ、全体での話合いにし、結論に向けて 考察を深めていく。このように段階を追うことで自分の考えが深まり、科学的な見方や考え方 が少しずつ身に付くと考えた。考察することに抵抗がある子どもには、考察の書き方や話型を 示し、まずはそれに沿って表現できるように指導していく。 視点3 学習の成果を確かめることのできる工夫 学習の成果を確かめる振り返りの時間 ・学習の終わりに、振り返りの時間を設ける。振り返りでは毎回、理科日記を付けるようにする。 その際には、侵食・運搬・堆積の3つのキーワードを使い、科学的な見方や考え方を確かにし ながら書くことを促すようにする。自分が気付いたこと、話合いなどで見付けた友達の考えの よさ、疑問や感想などを具体的に書くことで、今日の学習で何を学んだか、どんなところに疑 問が残ったかを確認することができる。また、振り返りを紹介し合うことで、友達の考えのよ さに触れたり、自分のよさを認めてもらったりする場となり、次時への意欲と自信につなげた い。疑問からは、新たな実験や実験方法が出てくることを期待している。また、単元の終わり には、ふるさとの布施川と自分との関わりに目を向けていけるようにしたい。

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6 単元構想 13時間(本時 8/13時) ○指導上の留意点 □評価 配 時 学習活動 第 1 次 1 時 2 時 布施川 布施川 布施川 布施川 ででで のでののの 学習学習学習学習 をもとにをもとに 、をもとにをもとに、、、 川川川川 をを 流をを流流流 れるれるれるれる 水水 について水水についてについて 気について気気 づいたこ気づいたこづいたこづいたこ とを とを とを とを話話話し話ししし合合合合おうおうおうおう。。。 。 ○総合的な学習での体験やマイスポットの写真から、気付いたこ とを自由に話し合う。 ・川を横切ると、深いところと浅いところがあった。 ・大雨のときはとても濁っていた。雷のような音もした。 ・季節によって川原の形が変わっている。 ○流れる水の働きを知り、学習の流れを知る。 流れる水の働きには、しん食・運ぱん・たい積の3つ がある。 布施川 布施川布施川 布施川ではではでは、では、、、どのようなどのようなどのような場所どのような場所場所場所にに3にに333つのはたらきがつのはたらきがつのはたらきがつのはたらきが見見見られるのだ見られるのだられるのだられるのだ ろうか ろうかろうか ろうか???? ○布施川中流(学校付近)を観察し、3つの働きが見られる場所 を探し、地図や立体模型等で確認する。 H23.4 → H25.8 洪水後にブロックが運ばれている。 ○これまでの川での経験を想起できる よう、総合的な学習の時間やマイス ポットの資料を用意しておく。 ○単元を通して、常にしん食・運ぱん・ たい積の理科の用語を使って考え、 発言していくことを確認する。 関① これまでの経験をもとに、 流れる水の働きに興味関心 をもち、進んで考えようと している。 (発言・行動・ノート) ○はじめに川全体が見られる場所から 形を確認し、観察に移るようにする。 ○ノート記録の他に、デジカメでの 記録もしておく。 ○次時の実験につなげるため、観察し た場所を確認できるように地図や立 体模型で場所を確認し、印をしてお く。 関① 自然の力の大きさを感じ、川 や 土 地 の 様 子 を 観 察 し よ う としている。 (行動・ノート) 〈たい積〉 川の真ん中や、川 の 片 方 に 砂 利 や 砂 が た ま っ て い る と こ ろ が あ る な。 〈運ぱん〉 大 き な コ ン ク リ ー ト ブ ロ ッ ク が 不 思 議 な と こ ろ にあるぞ。もしか し た ら 運 ば れ て きたのかな。 〈しん食〉 向 こ う 岸 に 崖 み た い に 崩 れ て い る と こ ろ が あ る ぞ。削られた跡か な。

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3 時 4 時 3 33 3つつつのはたらきつのはたらきのはたらきのはたらきををを調を調調調べべべべるる実験るる実験実験方法実験方法方法方法をを考をを考考えよう考えようえよう。えよう。。。 ○これまでの経験や前時の観察を基に話し合い、実験方法を考え る。 ・大雨の時のように水の量が多ければ、しん食の働きは大きいに 違いない。 ・大雨の時に石が流れる音が聞こえた。水の量が多ければ3つの 働きも大きいのだろうか。 ・砂や石がたまっているところは、流れる水の量が少ないように 見える。 ・傾き(流れの速さ)が急なほうが勢いがあって、たくさん土が 削られそうだ。 ・流れが速い所では、足が流されそうになる。運ぱんの働きが大 きそうだ。 ・川の向こう岸だけが削られている。川の形に関係があるのだろ うか。 ↓ ↓ ↓ ↓ 水 水水 水のの量のの量量量やややや流流流流れのれの速れのれの速速さが速さがさがさが変変変変わるとわると、わるとわると、、、流流れる流流れるれる水れる水のはたらき水水のはたらきのはたらきのはたらきのののの大大大きさ大きさきさきさ は はは は変変変変わるのだろうかわるのだろうかわるのだろうかわるのだろうか。。。。 ・流れの速さは、実験装置の傾きによって変えられることを演示 実験で確かめる。 〈 〈 〈 〈実験実験実験実験①①①流①流れの流流れのれのれの速速速速さささ(さ(傾((傾傾傾きききき)))を)を変をを変変変えるえるえるえる〉〉〉〉 ・土山を作り、真っ直ぐの溝を作る。 ・緩やかな速さ(緩やかな傾き)で水を流し、しん食・運ぱん する様子を調べる。 ・水の流れを速く(急な傾き)で水を流し、様子を比べる。 ○モデル実験の装置は、観察した布施 川のポイントをイメージさせる。 ○話合いの中で、流れる水の働きを変 化させる条件をしぼっていき、条件 を制御した実験計画を立てられるよ うにする。 思・表① 流れる水と土地の変化の 関係について、条件に着 目して実験の計画を立て ることができる。 (発言・ノート) ○流れの速さは、傾きによって変えら れ る こ と を 演 示 実 験 で 確 認 し て お く。 ○条件制御「流れの速さ(傾き)だけ を変え、水の量は変えない」ことを 確認する。 流れる水の働きは、水の量、流れの速さ、川の形と関係 がありそうだ…。

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5 時 〈予想〉 ・川に入ったとき、流れが速い所で足が流されそうになったこと がある。だから流れの速いところは、運ぱんの働きが大きいと思 う。 ・流れが速いところは傾きが急だから、土や砂がたくさん削られ そうだ。しん食の働きが大きいと思う。 ・川では、流れの遅いところに石や砂がたまっていた。下のほう の傾きの緩いところにたい積が見られそうだ。 〈結果〉 ・流れが速い(急な傾き)のほうが深く削られて、多く運ばれ る。 ・水の流れが止まるところにたい積する。 〈 〈 〈 〈実験実験実験実験②②②水②水水水のののの量量を量量ををを変変変える変えるえるえる〉〉〉〉 ・土山を作り、真っ直ぐの溝を作る。 ・水の量(少)で、しん食・運ぱん・たい積する様子を調べる。 ・水の量を多くし、様子を比べる。 ○総合的な学習の時間など、これまで の体験と結び付けて予想できるよう 助言する。 ○色砂や旗を利用し、一人一人の実験 の着目点を明らかにしてから実験を 開始させる。 ○水を流す前後の土地の変化を図に表 し、水を流すことによる変化に目を 向けられるようにする。 技① 流れる水の速さの変化を調べ る工夫をし、モデル実験の装 置を操作し、計画的に実験を することができる。 (行動・ノート) ○3つの働きを見付けさせたいが、こ こで見付けられない場合は、実験後 の装置をそのままにしておいて、振 り返って考えられるようにする。 ○条件制御「水の量だけを変え、流れ る速さ(傾き)は変えない」ことを 確認する。

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6 時 〈予想〉 ・大雨のときは川の水が土で濁っていたな。水の量が多いほうが、 しん食の働きが大きそうだ。 ・布施川の水があふれそうになっていたとき、石が転がる音が聞 こえた。水の量が多ければ、運ぱんの働きも大きいと思う。 ・勢いよく流された土や石は、全部、勢いが弱まる下のほうにた い積しそうだ。 〈結果〉 ・水の量が多いときのほうが土が深くしん食され、多く運ぱん される。 ・水の流れが遅くなるところにたい積する。 〈考察〉 ・水の量が多いときのほうが、しん食・運ぱんする働きは大き くなると考えられる。 ・流れが速いほうが、しん食・運ぱんする働きは大きくなると 考えられる。 ・流れの緩やかな方が、しん食・運ぱんする働きは小さく、たい 積すると考えられる。 〈結論〉 ・水の量が多い、流れが速いほどしん食や運ぱんの 働きは大きくなる。 ・流れの緩やかなところにたい積する。 ○総合的な学習の時間など、これまで の体験と結び付けて予想できるよう 助言する。 ○色砂や旗を利用し、一人一人の実験 の着目点を明らかにしてから実験を 開始するようにする。 ○水を流す前後の土地の変化を図に表 し、水を流すことによる変化に目を 向けられるようにする。 技① 流れる水の量の変化を調べる 工夫をし、モデル実験の装置 を操作し、計画的に実験をす ることができる。 (行動・ノート) ○3つの働きを見付けさせたいが、こ こで見付けられない場合は、振り返 って考えられるよ実験結果を保管し ておく。 ○前時までの実験の様子を実験装置や ビデオで確認させ、話合いが焦点化 できるようにする。 思 ・ 表 ① 流 れ る 水と 土地 の 関 係に ついて、条件に着目して 結果を考察することがで きる。 (発言・ノート) 知 ・ 理 ① 流 れ る 水 に は 、 し ん 食 ・ 運ぱん・たい積する働き があることを理解してい る。 (ノート)

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7 時 8 時 本 時 川 川川 川 のののの 曲曲曲曲 がっているがっているがっているがっている 内側内側内側内側 とととと 外側外側 では外側外側ではでは 、では、、 流、流 れる流流れるれるれる 水水水水 のはたらきにどののはたらきにどののはたらきにどののはたらきにどの ようなちがいがあるのだろうか ようなちがいがあるのだろうかようなちがいがあるのだろうか ようなちがいがあるのだろうか???? 〈 〈 〈 〈実験実験実験③実験③③川③川川川のの曲のの曲曲曲がっているところのがっているところのがっているところのがっているところの内側内側と内側内側とと外側と外側外側を外側を比をを比比べる比べるべる〉べる〉〉〉 ・土山を作り、曲がったところのある溝(S字)を作る。 ・水を流し、曲がったところの内側と外側のしん食・運ぱん・ たい積する様子を比べる。 〈予想〉 ・曲がっているところは、外側の流れが速かった。実験①②の結 論から、外側がしんしんしんしん食食食・食・・・運運運運ぱんぱんぱんぱんの働きが大きそうだ。 ・実験①②の結論から考えると、水の量が少ない内側に砂や石が たい たいたい たい積積積すると思う。 積 〈結果〉 ・曲がったところの外側がどんどん削られている。 ・曲がったところの内側にどんどんたまっていく。 〈考察〉各自の考察をグループで話し合う。 ・外側がたくさん削られているから、 しんしんしんしん 食食食 ・食・・ 運・運運 ぱん運ぱんぱんぱんする働き が大きいと考えられる。 ・外側は、水の流れが速かったから、 しんしんしんしん 食食食 ・食・・ 運・運運 ぱん運ぱんぱんぱんする働き が大きくなったと考えられる。 ・外側は内側よりも色砂がたくさん流されているから、 運運運 ぱん運ぱんぱんぱん する働きが大きいと言える。 ・内側に土や砂がどんどんたまっていった。 たいたいたいたい 積積積する働きは積 内側に起こるようだ。 ○条件制御「水の量、流れる速さ(傾 きは変えない)を確認し、川の曲が り方の内側と外側にだけ着目できる ようにする。 ○川の曲がっている『内側』『外側』の 意味を確認して、用語を使って予想 を立てられるようにする。 思 ・ 表 ① 流 れ る 水 と 川 の 曲 が り 方 との関係について、条件 に着目して考えることが できる。 (発言・ノート) 技① 川の曲がっている内側と外側 の様子を調べる工夫をし、モ デル実験の装置を操作し、計 画的に実験をすることができ る。 (行動・ノート) ○これまでの体験や実験と結び付けて 予想できるよう助言する。 ○色砂や旗を利用し、一人一人の実験 の着目点を明らかにしてから実験を 開始するようにする。 ○水を流す前後の土地の変化を図に表 し、水を流すことによる変化に目を 向けられるようにする。 ○考察をなかなか書くことができない 児童には、書き方や発表で使える話 型を示し、それに沿って表現できる ようにする。 ○真っ直ぐな溝での実験結果や結論を まとめて掲示し、働きが大きくなる 理由についての話合いのヒントにす る。 思・表① 曲がったところの内・ 外の速さの違い、外側 が 侵 食 さ れ る 様 子 を 的確に記録し、理科の 用 語 を 使 っ て 考 察 す ることができる。 (発言・ノート)

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9 時 10 時 〈結論〉グループで考察したことを全体で話し合い、結論を出す。 ・外側がしん食・運ぱんする働きが大きいのは分かるけれど、 本当に水の流れが速かったのか?ビデオで確認しよう。 ・たい積の様子は、実験結果を見るとよく分かる。 ・曲がっているところでは、外側のほうが流れる水の量が多く、 流れが速いので、しん食・運ぱんする働きが大きくなる。 ・内側は流れる水の量が少なく、流れが遅いので、しん食・ 運ぱんする働きは小さく、たい積させる働きが大きい。 布施川 布施川布施川 布施川ででで観察で観察観察観察しようしようしよう。しよう。。。((((中流編中流編中流編)中流編))) 〈観察〉 ・実験①~③の確かめ。 ・石の形や大きさ 〈実験〉 ・板にいろいろな大きさの石を載せ、流れの速いところと緩や かなところで石の運ばれる様子を比べる。 布施川 布施川 布施川 布施川ででで観察で観察観察観察しようしようしようしよう。。。。((((上流編上流編上流編上流編)))) ○上流の池尻付近に観察に行き、中流の様子と比べる。 ・上流の川は、幅が狭くて深く削られているな。 ・上流は流れが速いぞ。 (実験①②) ・上流の石は、大きくてゴツゴツしているな。 ○前時の実験の様子をビデオで確認さ せ、変化の様子やポイントを示し、 話合いが焦点化できるようにする。 ○まとめるポイント(流れの様子、石 の大きさ、形など)をしっかりと示 して観察に向かうようにする。 ○流れの速さ、水の量、石の形、大き さなどについて、3つの働きと関係 付けながらまとめられるようなワー クシート(表)を用意する。 ○実験を行うときは、安全に気を付け るよう事前に指導しておく。 ○内側の川原に着目させ、石の大きさ や形の特徴をとらえられるようにす る。 思・表② モデル実験で見いだし た き ま り を 実 際 の 布 施 川 に 当 て は め て 考 えることができる。 (発言・ノート) ○比べるポイント(流れの様子、石の 大きさ、形など)をしっかりと示し て観察に向かうようにする。 ○モデル実験と関連付けることができ るよう、立体模型を使って観察する 場所の地形や流れを確認させる。 関② 増水で土地が変化することな どから、自然の力の大きさを 感じ、川や土地の様子を観察 しようとする。 (行動・ワークシート)

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11 時 第 2 次 12 時 13 時 布施川 布施川布施川 布施川ででで観察で観察観察観察しようしようしよう。しよう。。。((((下流編下流編下流編)下流編))) ○下流の布施川河口付近に観察に行き、上・中流の様子と比べる。 ・下流は流れが緩やかだな。幅も広いぞ。 ・下流は、砂がたくさんたまっているぞ。 (実験①②) ・下流には大きな石がなく、小石や砂ばかりだな。 ○これまでの観察や実験の結果から、川の上・中・下流の様子を まとめる。 上流:川幅がせまく、水の流れが速い。 角ばった大きな石がある。 中流:川幅が広くなり、水の流れは緩やかになる。 上流より丸みのある小さい石がある。 下流:川幅がさらに広くなり、水の流れもさらに緩やかになる。 小さい石や砂がある。 川 川 川 川のの流のの流流れによる流れによるれによるれによる土地土地の土地土地ののの変化変化変化変化ととと災害と災害を災害災害をを防を防防防ぐぐぐ工夫ぐ工夫には工夫工夫にはにはには、、、どのような、どのようなどのようなどのような ものがあるのか ものがあるのか ものがあるのか ものがあるのか??? ? ○台風などによる大雨、梅雨時期の増水による布施川の変化を捉 える。(ビデオ、写真) ・濁った水が音を立てて流れている。怖いな… ・水が川から今にもあふれそうだ。 ○布施川ダムを見学し、歴史や役割を知る。 ・ダムができるまでは、東布施地区でたくさんの災害が起きてい たんだな。 ・災害時には、地域の人々が協力して、被害を防ごうとがんばっ ておられるんだ。 ・ダムには人々の知恵と、災害を減らしたいという願いが込めら れているんだな。 ○布施川中流の災害を防ぐ工夫を観察する。 ・川の底にコンクリートが並んでいる。 ・川の両側に石が積まれている。大雨でしん食されないように工 夫してあるんだな。 ・布施川が氾濫したときは、土のうを積んで、被害を防いでいた な。 大雨 大雨 大雨 大雨ややや増水や増水増水増水によってによってによって、によって、大、、大大きな大きなきなきな災害災害を災害災害をを引を引引き引き起きき起起起こすことがあるこすことがあるこすことがあるこすことがある。。。。 災害 災害 災害 災害からからからから土地土地土地を土地ををを守守るための守守るためのるためのるための工夫工夫工夫工夫がいろいろなされているがいろいろなされているがいろいろなされている。がいろいろなされている。。 。 ○比べるポイント(流れの様子、 石の大きさ、形など)をしっか りと示して観察に向かうように する。 ○モデル実験と関連付けることが できるよう、立体模型を使って 観察する場所の地形や流れを確 認させる。 知・理②川の上流、中流、下流によ って、川原の石の大きさや 形に違いがあることを理解 している。 (行動・ワークシート) ○考える手がかりとするため、過去に 布施川が氾濫した時の資料や写真を 掲示する。 ○ダムや資料館の見学では、それらの 目的に視点をしぼることで、災害を 引き起こすこともある自然の力を感 じ取れるようにする。 技 ② 安 全 で 計 画 的 に 野 外 観 察 を 行 ったり、映像資料などを活用し たりして調べ、記録することが できる。 (行動・ノート) ○想像しにくい児童には、中流で見ら れたブロックや川底のコンクリート を想起させ、考える手立てとする。 知・理③ 雨の降り方によって、流 れ る 水 の 速 さ や 水 の 量 が変わり、増水により、 土 地 の 様 子 が 大 き く 変 化 す る 場 合 が あ る こ と を理解している。 (発言・ノート)

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7 本時の学習(8/13時) (1)ねらい 川が曲がって流れているところでの、侵食・運搬・堆積の3つの働きを、実験の結果から考察して表現 することができる。 (2)展開 学習活動 ○指導上の留意点 □評価 1 前時の実験内容と学習課題を確認する。(5分) 川の曲がっている内側と外側では、流れる水のはたらきにどの ようなちがいがあるのだろうか?考察から結論を導き出そう! 2 結果から各自が考察したことを、グループで話し合う。(15分) 〈外側〉 ・たくさん削られているから しん食・運ぱんの働きが大きいと考 えられる。 ・水の流れが速かったから、しん食・運ぱんの働きが大きくなった のだと思う。 ・色砂がたくさん流されていたから、運ぱんの働きが大きいと言え る。 〈内側〉 ・土や砂がどんどんたまっていった。たい積させる働きは内側に起 こると言える。 3 グループで考察したことを全体で話し合い、結論を出す。 (20分) ・外側はしん食・運搬する働きが大きい。 ・内側にたい積の働きが見られる。 ・外側は水の流れが速かった?内側は水の流れが遅かった? ↓ 再実験で確かめてみよう! ビデオで確かめてみよう! 曲がっているところの外側は、流れる水の量が多く、流れが 速いのでしん食・運ぱんの働きは大きくなる。 内側は流れる水の量が少なく、流れが遅いのでしん食・運ぱん の働きは小さい。たい積の働きが大きくなる。 4 学習の振り返りをする。(5分) ・しん食・運ぱんの働きは、曲がっているところでも水の量や流れ の速さに関係があるんだ! ・○○さんの考察を聞いて、自分の考えを見直すことができたよ。 ○話合いで使える話型を示し、それ に沿って話したり、考えたりでき るようにする。 ○真っ直ぐな溝での実験結果や結論 をまとめて掲示し、働きが大きく なる理由についての話合いのヒン トにする。 思・表① 曲がったところの内・ 外の速さの違い、外側 が侵食される様子を的 確に記録し、理科の用 語を使って考察するこ とができる。 (発言・ノート) ○前時の実験の様子を再実験やビデ オで確認させ、変化の様子やポイ ントを示し、話合いが焦点化でき るようにする。 ○新しく分かったこと、友達の考え のよさ、疑問など、振り返りを紹 介しあうことで、次時の意欲につ なげるようにする。 (3)授業観察の視点 実験の結果から、川が曲がって流れているところでの、侵食・運搬・堆積の3つの働きを考察するため の互いの考えを関わらせる場のもち方は適切であったか。

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