• 検索結果がありません。

本 時 の 学 習 指 導 案 教 科 商 業 科 目 ビジネス 基 礎 担 当 教 諭 単 位 数 3 単 位 実 施 学 級 1 年 組 名 使 用 教 科 書 及 び 副 教 材 ( 男 子 : 名 女 子 : 名 ) 学 習 指 導 案 1 北 海 道 小 樽 商 業 高 等 学 校 教 諭

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "本 時 の 学 習 指 導 案 教 科 商 業 科 目 ビジネス 基 礎 担 当 教 諭 単 位 数 3 単 位 実 施 学 級 1 年 組 名 使 用 教 科 書 及 び 副 教 材 ( 男 子 : 名 女 子 : 名 ) 学 習 指 導 案 1 北 海 道 小 樽 商 業 高 等 学 校 教 諭"

Copied!
12
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

平成26~27年度

国立教育政策研究所教育課程研究センター関係指定事業

(5) 企業活動の基礎

ウ 雇用

〔 配布資料:教師用 〕

1 学習指導案1~4 ・・・・・・・・・・・・・・・ 2

2 指導と評価の計画 ・・・・・・・・・・・・・・・ 6

3 観察シート ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10

4 ティーチングノート ・・・・・・・・・・・・・・ 11

北 海 道 小 樽 商 業 高 等 学 校

(2)

学習指導案1

本 時 の 学 習 指 導 案

教 科 商 業 科 目 ビジネス基礎 担 当 教 諭 北海道小樽商業高等学校 教諭 ○○ ○○ 単 位 数 3 単 位 使用教科書 及び副教材 ・ビジネス基礎(実教出版) ・ケース教材,ワークシート1~6,資料1~2 実 施 学 級 1年○組 ○○名 (男子:○○名 女子:○○名) 実 施 日 平成○○年○○月○○日(○) ○校時 単 元 第4章 「企業活動の基礎」(12時間) ウ 雇用(4時間) 単 元 目 標 生など雇用に伴う企業の責任について,具体的な事例の考察を通して理解させる。我が国における雇用形態の特徴と多様化について理解させる。また,雇用の安定や福利厚 本 時 の 指 導 目 標 【評価の観点】 我が国における雇用形態の多様化、雇用の形態や雇用の意義につ いて理解を深める。 【技能】 本時の展開 4時間のうち1時間目(1 資料の説明・ワークシートの記入) 段階 学習内容 生徒の学習活動 指導上の留意点 評価方法 [評価規準] 導入 (5分) 1 内容確認 ケ ー ス メ ソ ッ ド教材,資料1 ~2,WS1~ 6の確認 ○配付資料を読み,今回 の 学 習 内 容 を 理 解 す る。 ・ケースメソッド教材を使って, 4時間分の学習内容について確 認させる。 ・本時の進行や作業の仕方につい て説明する。 ・WS1,2について説明する。 ・雇用形態について,具体的にイ メージできるように,資料を使 い説明する。 展開 (40分) 2 調査 W S 1 ~ 2 の 作成 ○WS1,2の内容につ いて,web ページ,資 料1を参考にして,質 問内容を記入する。 ・web ページ,配付資料から必要 事項を探しだし,WS1,2の 質問を記入させる。 作業が進まない生徒には,身 近な社会人を例として提示し, 考察しやすいように配慮する。 WS2の④から雇 用形態の特徴を読 み取り,整理して いる。 【技能】 整理 (5分) 3 調 査 の ま と め ○WS1~2の内容を確 認する。 ○選択した経営方針,活 動内容を完成させる。 ・本授業内容(雇用形態,給与形 態)を整理させる。 ・完成していない生徒への指示を 行う。 ・次時のグループディスカッショ ンに向けて考えを整理させる。 ※ワークシートは,WSと表記している。

(3)

学習指導案2

本 時 の 学 習 指 導 案

教 科 商 業 科 目 ビジネス基礎 担 当 教 諭 北海道小樽商業高等学校 教諭 ○○ ○○ 単 位 数 3 単 位 使用教科書 及び副教材 ・ビジネス基礎(実教出版) ・ケース教材,ワークシート1~6,資料1~2 実 施 学 級 1年○組 ○○名 (男子:○○名 女子:○○名) 実 施 日 平成○○年○○月○○日(○) ○校時 単 元 第4章 「企業活動の基礎」(12時間) ウ 雇用(4時間) 単 元 目 標 生など雇用に伴う企業の責任について,具体的な事例の考察を通して理解させる。我が国における雇用形態の特徴と多様化について理解させる。また,雇用の安定や福利厚 本 時 の 指 導 目 標 【評価の観点】 正規雇用と非正規雇用の特徴について思慮を深め,現代社会の企業 環境とどの様に関連づいているかを,適切に判断し,表現している。 【関心・意欲・態度】 本時の展開 4時間のうち2時間目(2 グループディスカッション) 段階 学習内容 生徒の学習活動 指導上の留意点 評価方法 [評価規準] 導入 (5分) 1 内容確認 WS1,2の確 認 グ ル ー プ デ ィ ス カ ッ シ ョ ン の 注 意 点 を 確 認 ○前回記入したWSの内 容を確認し,今回の学 習内容を理解する。 ・WS1,2を返却する。 ・ケースメソッド教材を使って, 4時間分の学習内容について確 認させる。 ・前時の授業におけるWS1,2 の目的を確認させ,本時の進行 や 作 業 の 仕 方 に つ い て 説 明 す る。 展開 (40分) 2 グループ デ ィ ス カ ッ シ ョン WS3-1,2 の作成 グループ発表 ○グループごとの学習の 準備 ○WS3-1の「雇用形 態のケース」をグルー プ 内 で 意 見 を 出 し 合 い,記入する。 ○各グループの発表を聞 き,WS4について記 入する。 ・机間支援,必要に応じて助言す る。 ・まとめている中で新たに出てき たアイディアを見逃さず積極的 に追加できるよう助言する。 ディスカッション用のホワイ トボードを活用させ,コミュ ニケーションの補助とする。 ・各グループの発表を聞き,内容 をWS4に記入させる。 WS3-1から正 規雇用と非正規雇 用 の 特 徴 に つ い て,判断・表現し ようとしている。 【思考・判断・表現】 WS4の④から, 雇用に伴う企業の 責任について理解 している。 【技能】 整理 (5分) 3 グ ル ー プ デ ィ ス カ ッ シ ョ ンのまとめ ○WS4の内容を確認す る。 ・本授業内容(雇用形態,給与形 態)を整理させる。 ※ワークシートは,WSと表記している。

(4)

学習指導案3

本 時 の 学 習 指 導 案

教 科 商 業 科 目 ビジネス基礎 担 当 教 諭 北海道小樽商業高等学校 教諭 ○○ ○○ 単 位 数 3 単 位 使用教科書 及び副教材 ・ビジネス基礎(実教出版) ・ケース教材,ワークシート1~6,資料1~2 実 施 学 級 1年○組 ○○名 (男子:○○名 女子:○○名) 実 施 日 平成○○年○○月○○日(○) ○校時 単 元 第4章 「企業活動の基礎」(12時間) ウ 雇用(4時間) 単 元 目 標 生など雇用に伴う企業の責任について,具体的な事例の考察を通して理解させる。我が国における雇用形態の特徴と多様化について理解させる。また,雇用の安定や福利厚 本 時 の 指 導 目 標 【評価の観点】 福利厚生,社会福祉の種類や特徴について,資料から適切な内容 を読み取り,整理している。 【技能】 本時の展開 4時間のうち3時間目(3 資料の説明・ワークシートの記入) 段階 学習内容 生徒の学習活動 指導上の留意点 評価方法 [評価規準] 導入 (5分) 1 内容確認 ケ ー ス メ ソ ッ ド教材,資料1 ~2,WS1~ 6の確認 ○配付資料を読み,今回 の 学 習 内 容 を 理 解 す る。 ・ケースメソッド教材を使って, 4時間分の学習内容について確 認させる。 ・本時の進行や作業の仕方につい て説明する。 ・WS5,6について説明する。 ・福利厚生について,具体的にイ メージできるように,資料を使 い説明する。 展開 (40分) 2 調査 WS5の作成 ○ W S 5 の 内 容 に つ い て,web ページ,資料 2を参考にして,質問 内容を記入する。 ・web ページ,配付資料から必要 事項を探しだし,WS5の質問 を記入させる。 作業が進まない生徒には,身 近な社会人の給与明細を例と して提示し,考察しやすいよ うに配慮する。 WS5の③から社 会保険の特徴を読 み取り,整理して いる。 【技能】 整理 (5分) 3 調 査 の ま と め ○WS5の内容を確認す る。 ・本授業内容(社会保険,福利厚 生)を整理させる。 ・完成していない生徒への指示を 行う。 ・次時のグループディスカッショ ンに向けて考えを整理させる。 ※ワークシートは,WSと表記している。

(5)

学習指導案4

本 時 の 学 習 指 導 案

教 科 商 業 科 目 ビジネス基礎 担 当 教 諭 北海道小樽商業高等学校 教諭 ○○ ○○ 単 位 数 3 単 位 使用教科書 及び副教材 ・ビジネス基礎(実教出版) ・ケース教材,ワークシート1~6,資料1~2 実 施 学 級 1年○組 ○○名 (男子:○○名 女子:○○名) 実 施 日 平成○○年○○月○○日(○) ○校時 単 元 第4章 「企業活動の基礎」(12時間) ウ 雇用(4時間) 単 元 目 標 生など雇用に伴う企業の責任について,具体的な事例の考察を通して理解させる。我が国における雇用形態の特徴と多様化について理解させる。また,雇用の安定や福利厚 本 時 の 指 導 目 標 【評価の観点】 社会福祉や福利厚生が日常生活にどのような影響を与えるか,そ れに伴う企業の責任について理解している。 【知識・理解】 本時の展開 4時間のうち4時間目(4 全体討議・まとめ) 段階 学習内容 生徒の学習活動 指導上の留意点 評価方法 [評価規準] 導入 (5分) 1 内容確認 WS6の確認 ○本時の進行や作業の仕 方について理解する。 ・ケースメソッド教材を使って, 4時間分の学習内容について確 認させる。 ・本時の進行や作業の仕方につい て説明する。 ・WS6の記入について説明する。 展開 (40分) 2 全体討議 WS6の完成 ○前時の調査内容に基づ き,クラス全体で生活 を豊かにする福利厚生 について検討し,WS 4に記入する。 ○検討された内容をまと め,WS4②に記入す る。 ・グループ発表の内容に基づいて, 新しい理念や活動方針のヒント となるものをクラス全体に問い かける。 討議の中で,新たに出てきた 考え方を積極的に追加できる よう助言する。 ・まとめが進まない場合には,他 企業の例題などを提示できるよ うに配慮する。 WS4②から福利 厚生の重要性につ い て 理 解 し て い る。 【知識・理解】 整理 (5分) 3 全 体 討 議 の まとめ ○経営理念に基づいた経 営方針(活動)の重要性 について確認する。 ・本時で話し合った内容を整理さ せる。 ※ワークシートは,WSと表記している。

(6)

指導と評価の計画

科目「ビジネス基礎」(3単位) 学習内容 (5)企業活動の基礎 ウ 雇用 (1) 学習目標 我が国における雇用形態の特徴と多様化について理解させる。また,雇用の安定や福利厚生 など雇用に伴う企業の責任について,具体的な事例の考察を通して理解させる。 (2) 単元の評価規準 (3) 指導と評価の計画(4時間) 次 程 ねらい・学習活動 評価の観点 評価規準・評価方法 関 思 技 知 第 一 次 2 時 間 ■雇用形態や賃金形態について web ペ ージや配布資料を利用し,整理し, ワークシート1,2にまとめる。 ■正規雇用と非正規雇用の違いにつ いて,メリット・デメリットや,様々 な人生設計に適した雇用形態をグ ループごとに討論し,ワークシート 3-1,2にまとめる。 ● ● ・雇用形態の特徴や給与形態について,そ れぞれの特徴を読み取り,整理してい る。[ワークシート1,2] ・正規雇用と非正規雇用の特徴について思 考を深め,現代社会の企業環境とどの様 に関連付いているかを,適切に判断し, その結果を表現している。 [ワークシート3-2] 関心・意欲・態度 思考・判断・表現 技能 知識・理解 ・雇用について関心をも ち,わが国における雇 用形態の特徴と多様化 及び雇用に伴う企業の 責任について探求しよ うとしている。 ・我が国における雇用形 態の特徴と多様化及び 雇用に伴う企業の責任 について思考を深め, 基礎的・基本的な知識 と技術を基に適切に判 断し,導き出した考え を表現している。 ・雇用に関する資料を収 集し,得られた情報の もつ意味を読み取り, 整理している。 ・雇用に関する基礎的・ 基本的な知識を身に付 け,我が国における雇 用形態の特徴と多様化 及び雇用に伴う企業の 責任について理解して いる。 我が国における雇用形態の特徴と多様化 【ねらい】我が国における雇用形態の多様化、雇用の形態や雇用の意義について理解を深める。 ワークシートの内容,検索事 項を確認させ,配布資料から適 切な情報を読み取らせ,完成さ せる。また,興味を持った点や 疑問点などを記入させる グループ討論→全体発表,質 疑応答→考えをまとめる。

(7)

■雇用形態,賃金形態の特徴について 理解を深める。 ● ・雇用形態,賃金形態について理解してい るか確認する。[ワークシート4] 第 二 次 2 時 間 ■福利厚生の種類と特徴について, web ウェブページを利用してグルー プごとに調べ,ワークシート5にま とめる。 ■校内の求人票から興味・関心を持っ たものを選び,社会保険の種類を比 較・検討し,ワークシート5にまと める。 ■日常生活において,必要とされる新 しい福利厚生についてグループご とに検討し,ワークシート6にまと める。 ■社会保険や福利厚生など,雇用に関 する企業の責任について,グループ ごとに検討し,ワークシート6にま とめる。 ● ● ● ● ・福利厚生,社会保険の種類や特徴につい て,資料から適切な内容を読み取り,整 理している。[ワークシート5] ・様々な社会保険に関する資料を収集し, それらの特徴の違いや,自分を取り巻く 環境の中で,必要と思われる社会保険に ついて,探求しようとしている。 [ワークシート5,観察] ・福利厚生が,日常生活にどの様な影響を 与えるか,また,新たに必要とされる福 利厚生について,適切に判断し,その理 由を表現している。[ワークシート6] ・社会保険や福利厚生が日常生活にどの様 な影響を与えるか,それに伴う企業の責 任について理解している。 [ワークシート6] 雇用形態の特徴と,賃金形態の 特徴を雇用される側からの視点 でまとめさせる。 雇用の安定や福利厚生など雇用に伴う企業の責任 【ねらい】福利厚生や企業の責任について,具体的な事例の考察を通して理解させる。 ワークシート5の内容,検索事 項を確認させて,web ページや求 人票から適切な情報を読み取らせ 完成させる。 社会保険の内容を検討させるた めに,自分の生活における問題点 を多角的な視点で助言する。 生徒の希望する職種,雇用形態, 社会保険などの条件を比較しやす いように求人票の閲覧時に助言す る。

(8)

(4) 観点別評価について ① 観察 グループ内での討論における過程や,生徒の取り組む姿勢などを観察し,その積極 性や問題提起の視点の持ち方などを評価するとともに,観察シートに記入する。 ② ワークシート ワークシートについては,「関心・意欲・態度」「思考・判断・表現」「技能」 「知識・理解」の観点の評価に用いている。 「関心・意欲・態度」の観点で評価を行う場合には,ワークシートの課題に対する取組状 況を評価する。 「思考・判断・表現」の観点で評価を行う場合には,グループで討論した内容に対して, 自らが調べた情報を,適切な判断で導き出した解答として表現できているかを評価する。 「技能」の観点で評価を行う場合には,ワークシートの課題として求められている必要な 資料を集めた中から,正しい情報を読み取ることができるかを評価する。 「知識・理解」の観点で評価を行う場合には,学習活動を通して必要な知識を身に付け, 理解が深まっているかを評価する。 観 点 学習活動に即した評価規準 「十分満足できる」状況(A) と判断した具体例 「努力を要する」状況(C)と判 断した生徒への指導の手立て 関 心 ・ 意 欲 ・ 態 度 ・様々な社会保険に関する資料 を収集し,それらの特徴の違い や,自分を取り巻く環境の中 で,必要と思われる社会保険に ついて,探求しようとしてい る。(第二次) ・様々な社会保険の特徴につい てグループで比較・検討する過 程において,中心となって取り 組もうとするとともに,現状の 生活に必要とする社会保険に 対して,意欲的に探求してい る。 ・家族,先輩達など身近な社会 人の社会保険の現状を例とし て挙げ,興味・関心を喚起する。 思 考 ・ 判 断 ・ 表 現 ・正規雇用と非正規雇用の特徴 について思考を深め,現代社会 の企業環境とどの様に関連付 いているかを,適切に判断し, その結果を表現している。(第 一次) ・福利厚生が,日常生活にどの 様な影響を与えるか,また,新 たに必要とされる福利厚生に ついて,適切に判断し,その理 由を表現している。(第二次) ・自分の進路選択を参考にし て,雇用形態を多目的に分析 し,グループ内で互いに出し合 った意見に基づき,多様化する 人生設計に適した雇用形態に ついて,表現している。 ・求人票を参考にして,どの項 目が生活に重要となるかを分 析し,自分の進路選択における 判断機銃として,表現してい る。 ・高校卒業後の自分の進路選択 を考えさせるとともに,議論で 出された雇用形態の特徴を抽 出し,自分の進路希望に合わせ て考えさせる。 ・特定の求人票を選択させ,自 分が就業した場合に,独身及び 家庭を持った場合に,どのよう な経済状態で生活を送るか考 えさせる。 技 能 ・雇用形態の特徴や給与形態に ついて,それぞれの特徴を読み 取り,整理している。(第一次) ・福利厚生や社会保険の種類や 特徴について,資料から適切な 内容を読み取り,整理してい る。(第二次) ・雇用形態や給与形態などを通 じて,現代社会のさまざまな就 業状況について整理している。 ・社会保険を通じて,企業の社 会的責任の意義や現代の社会 情勢に伴う社会保険の変遷に ついて整理している。 ・正社員以外の就業形態がどれ だけあるか,自分が利用する店 舗の従業員がどの形態に該当 するか考えさせる。 ・自分の生活環境の中で,実際 に必要とされている社会保険 を考えさせるとともに,特定の 求人票を比較させることで保 険の有無がどの様に生活に影 響を与えるか考えさせる。

(9)

知 識 ・ 理 解 ・雇用形態,賃金形態について 理解しているか確認する。(第 一次) ・社会保険や福利厚生が日常生 活にどの様な影響を与えるか, それに伴う企業の責任につい て理解している。(第二次) ・何故,多くの雇用形態が生み 出されたのか,多角的な視点か ら考慮するなど,企業の雇用形 態について深く理解している。 ・日常生活における社会保険や 福利厚生の重要性やそれに伴 う企業の社会的責任について 深く理解している。 ・雇用形態の種類を整理させ, その違いを確認させるととも に,そのメリット・デメリット を気づかせる。 ・社会保険や福利厚生が無い場 合に,それらが生活にどのよう な影響を与えるか,現在の生活 に置き換えて,その重要性を気 づかせる。 (5) 単元ごとの評価の総括例 【総括の考え方】 ① 「十分満足できる」状況と判断されるものを“A”,「おおむね満足できる」状況と判断さ れるものを“B”,「努力を要する」状況と判断されるものを“C”とする。 ② Aを3,Bを2,Cを1として,観点ごとに平均値を求める。 ③ 平均値が2.5より大きい場合はA,1.5以上2.5以下の場合はB,1.5未満の場 合はCを各観点の評価とする。 「(3) 指導と評価の計画」を基に作成した,単元ごとの評価の総括例である。 氏名 ( ) 関心・意欲・態度 思考・判断・表現 技能 知識・理解 ワークシート 観察 ワークシート ワークシート ワークシート 小テスト 第一次 A(3) B(2) B(2) 第二次 B(2) B(2) B(2) A(3) B(2) 点数化 (2+2)÷2=2.0 (3+2)÷2=2.5 (2+3)÷2=2.5 (2+2)÷2=2.0 単元での総括 B B B B ※( )内の処理は,A,B,Cを数値化したもの。 ※ 端数の処理は切り上げとしている。

(10)

観察シート

[第二次 雇用の安定や福利厚生など雇用に伴う企業の責任]

観察シート

( )年( )組 単 元 名 雇用(企業活動の基礎)[第二次] 学 習 活 動 様々な社会保険の種類を金純として,校内の求人票を比較・検討し,自分が必要とする社会保険 について考え,ワークシート5にまとめる。 評 価 の 観 点 関心・意欲・態度 学習活動に 即した評価 基 準 福利厚生や社会保険について関心をもち,自分を取り巻く 環境の中で,必要と思われる社会保険について,探求しよ うとしている。 グループ No. 生徒氏名 評価 備 考 A 1 A B C 2 A B C 3 A B C 4 A B C B 1 A B C 2 A B C 3 A B C 4 A B C C 1 A B C 2 A B C 3 A B C 4 A B C D 1 A B C 2 A B C 3 A B C 4 A B C E 1 A B C 2 A B C 3 A B C 4 A B C F 1 A B C 2 A B C 3 A B C 4 A B C G 1 A B C 2 A B C 3 A B C 4 A B C H 1 A B C 2 A B C 3 A B C 4 A B C I 1 A B C 2 A B C

(11)

ティーチングノート

「雇用形態・社会保障について考えよう」

小樽商業高校 ビジネス基礎

[ケース要約]

終身雇用制度は,長い間多くの日本人の行動や生活に強い影響を与えてきましたが,現在で は大きな試練に直面しています。企業は円高や国際競争,長引く不況の中で,人件費の圧迫と 過剰雇用に直面し,社員数の調整が大きな経営課題となりました。 先行き不透明な経済状況と激しい企業間競争の中で,企業が存続するためには,人件費の減 らす必要があることから,正規雇用の人数を減らし,パートタイムや契約社員など,いわゆる 非正規雇用の割合を増やす重要性が高まったのです。 社会保障制度は,病気やケガ,老齢や障害,失業などによって,自分の力だけでは,基本的 な生活ができなくなる場合があります。このような場合は,家族や友人などが互いに支え合っ て,それでも生活が難しい場合に必要な生活保障を行う制度です。 また,福利厚生は「福利」は「幸福と利益」,「厚生」は「豊かな生活」を意味しており,企 業において,従業員の経済面や精神面などの環境を整備することにより,能力や技術を発揮し てもらい,定着や育成を図ることを目的としています。 将来,私たちが働く環境について,企業がどのような取り組みを行っているか,多角的な視 点から考察を加え,より良い進路選択につながるように,企業の社会的責任を理解しましょう。

[授業の目的]

(1) わが国における雇用形態の多様化,雇用の形態や雇用の意義について理解を深めるため, 生徒の身近な存在である,周囲の社会人の雇用形態をケース教材として使用する。 (2) 身近な社会人に対し,就業環境などのインタビューをすることによって,生徒自身が持ち えない視点や課題に触れることができる。 (3) 社会保障の特徴を考慮することで,一般生活において求められる福利厚生の種類をグルー プワークで話し合う。 (4) (会議や打合せ等をイメージした)ビジネスのグループワークを円滑に行う上でのコミュ ニケーションの必要性と方法について探求させる。 (5) 求人票を閲覧することで,雇用形態や社会保障などの視点が,将来の進路選択に対して重 要な要素であることを理解する。

(12)

[授業での利用方法]

① 雇用形態の特徴を考えるにあたり,雇用される側(年代,性別,家族構成,夢など)を 考慮しましたか? ・正規雇用の具体的なメリットを考慮しなければならない。 ・非正規雇用でなければ実行できない人生設計があることを考慮しなければならない。 ② 企業側の人材採用の環境は,大きく変化していることを考慮しましたか? ・人件費削減を重要視すると,終身雇用は不要となる。 ・短期間での社員の出入りが多いと,企業内で人材を育てることは難しい。 ③ 社会保障の必要性や種類を考えるにあたり,日常生活からの視点を考慮しましたか? ・従業員が,この企業で働きたいと積極的に感じてもらえることが重要である。 ・身近な社会人が,実際に自分の就業環境に対してどのように感じているのか,インタ ビュー結果より考慮しなければならない。

[分析のアウトラインとその結論]

これまでの雇用契約は正社員というのが主な雇用形態でしたが,人材派遣会社の登場により, 派遣社員という働き方もよく知られるようになっています。社内で同じ仕事に就いていても, 雇用形態の違いにより条件が変わってくるからです。 また,独自の福利厚生を考え,ユニークな福利厚生を打ち出し,採用と定着に成果を出して いる企業も出てきている。 (1) 雇用形態にはメリットとデメリットがある。 ・非正規雇用は,大きな責任が伴わないが,給与面での昇給や賞与がないなど,将来の保障 が無い。 ・正規雇用は,勤務時間,勤務日数などに決まりはあるが,収入が安定しており,有給休暇 や育児休暇など,将来的な保障がされている環境である。 (2) 福利厚生は大きく七つの分野に分けられている。 ①住宅関連(住宅手当,家賃補助,社宅・独身寮,持家援助) ②健康・医療関連(健康診断,メンタルヘルスケア) ③育児・介護支援関連(育児休業,託児施設,育児補助,介護休業・看護休暇) ④慶弔・災害関連(慶弔・災害見舞金,遺族年金,遺児年金,遺児育英年金) ⑤文化・体育・レクリエーション関連(余暇施設,レクリエーション活動支援) ⑥自己啓発・能力開発関連(公的資格取得・自己啓発支援,リフレッシュ休暇) ⑦財産形成関連(財形貯蓄制度,社内預金・持株会,個人年金などへの補助) (3) ユニークな福利厚生制度を充実させることで、採用面での不利を補う工夫を行っている 企業もある。 ・「デート支援金」,「失恋休暇」 ・恋人や家族など愛する人の誕生日に有給となる「Love 休暇」 ・3年に1回、自分の好きなことを学ぶために1ヵ月の有給を付与する「学び休暇」

参照

関連したドキュメント

学期 指導計画(学習内容) 小学校との連携 評価の観点 評価基準 主な評価方法 主な判定基準. (おおむね満足できる

一貫教育ならではの ビッグブラ ザーシステム 。大学生が学生 コーチとして高等部や中学部の

3 学位の授与に関する事項 4 教育及び研究に関する事項 5 学部学科課程に関する事項 6 学生の入学及び卒業に関する事項 7

具体的な取組の 状況とその効果 に対する評価.

 履修できる科目は、所属学部で開講する、教育職員免許状取得のために必要な『教科及び

 履修できる科目は、所属学部で開講する、教育職員免許状取得のために必要な『教科及び

具体的な取組の 状況とその効果 に対する評価.

「PTA聖書を学ぶ会」の通常例会の出席者数の平均は 2011 年度は 43 名、2012 年度は 61 名、そして 2013 年度は 79