気液二相流の圧力損失に関する研究 (第1報) : 鉛
直長方形断面管内上向流の実験
著者
松村 博久
雑誌名
鹿児島大学工学部研究報告
巻
13
ページ
17-26
別言語のタイトル
Studies on the pressure drop for two-phase
gas-liquid flow in channel (Report 1) :
experiments of the pressure drop of a vertical
rectangular channel with upward flow
気液二相流の圧力損失に関する研究 (第1報) : 鉛
直長方形断面管内上向流の実験
著者
松村 博久
雑誌名
鹿児島大学工学部研究報告
巻
13
ページ
17-26
別言語のタイトル
Studies on the pressure drop for two-phase
gas-liquid flow in channel (Report 1) :
experiments of the pressure drop of a vertical
rectangular channel with upward flow
気液二相流の圧力損失に関する研究(第1報)
鉛直長方形断面管内上向流の実験
松 村 . 博 久 * (受理昭和46年5月30日) STUDIESONrHEPRESSUREDROPFORTWO=PIvAgFGAS-LIQUmFLOWINCHANNEL(RePortl)
ExperimentsofthePressureDropofaVerticalRectangular
ChannelwithUpwardFloW
HirohisaMATSUMURA Therearemanycorrelationsonthepressuredropfbrtwo再phase,gas-1iquidflowinchannel,but itisnecessarytoreconsiderthemethodwhichhasbeenused・I
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andthecorrelationbasedontheexperimentaldataisproposed, Thevaluesoftheratioofthefi・ictionalpressuredropoftheair-watertwo-phaseHowtothe watersingle-phaseHowtakesomedifllerenceaboutitascomparedwiththeverticalandthehorL zontalpipes. 1 . 緒 言 原子炉やボイラの蒸発管および熱交換器をどの化学 工業装置における気液二相流の圧力損失については, 従来より種々の条件で実験され,多数の研究結果が報 告されている.しかし,従来の気液二相流の圧力損失 の実験的研究には主として円管が用いられており,円 形断面以外の管路を用いた実験はあまり見られない. そのために,円形断面以外の管路における実験結果に ついて,その管路の水力的相当直径を代表長さとして 用いた場合に,円管と同様の方法で整理できるかどう かも確立されていない.たとえば,長方形断面管路を 使用したPetrick1)の実‘験結果について,管路の水力 的 相 当 直 径 を 用 い て 円 管 と 同 じ よ う に 整 理 し て み る と,円管の実験結果と異たった結果もみられる. 本研究は,蒸発管内左どの気液二相流における気体 と液体の挙動と圧力損失を調べ,それと熱伝達との関 係を解析することが目的である。本報告においては, 長方形断面管路における圧力損失は管路の水力的相当 * 鹿 児 島 大 学 工 学 部 機 械 工 学 第 二 教 室 ・ 助 教 授 直径を代表長さとして用いることによって,円管と同 様の整理方法で整理できるかどうかを確かめるととも に,蒸発管内における蒸気一水二相流の挙動と圧力損 失の関係を調べるための基礎資料として,相変化の左 い空気一水二相流の流動様式と圧力損失の関係を実験 的に解析した結果を述べる。 2.実験装置および実験方法 実験装置の概略を図1に示す.貯水タンク①に貯め られた水は,歯車ポンプ②により強制循環される.水 の流量は,流量調節弁③および④で制御され,水流量 計⑤で測定される.空気は空気圧縮機⑦からストレー ナ③および減圧弁⑨を通り,空気流量計@で流量を測 定される.それぞれの流量計を通った水および空気 は,気水混合部⑥にて混合され,気液二相流とたって 測定部⑭に入る.測定部を出た気液二相流は,サイク ロン型の気水分離器⑯で空気と水に分離される.その 水は導管⑰を通り貯水タンク①へかえされ,空気は導 管⑱より大気へ放出される.齢
18 Lil 4↑
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気流量が少左い場合には孔数の少ないものを,空気流 量が多い場合には孔数の多いものを混合部に取付け る. 測定部静圧測定用の圧力孔は,測定部上流側しゃ断 弁より550mm下流とこれから下流べ650mmの2箇 所に設けてあり,静圧差はマノメータ⑮で測定され る. 水および空気の温度は,それぞれの流量計の下流に 設置してある銅一コンスタンタン熱電対・と電位差計に て計測される. 気体体積率は,しゃ断リンク⑬により測定部の上流 側および下流側のしゃ断弁⑫を同時に操作し,測定部 における水と空気の体積割合から求めた. 気液二相流の流動模様は写真撮影および肉眼にて観 察した. 実験は,水流量0.2kg/sから0.7kg/s(管路に水だ け流した場合の流速0.45m/sから1.6m/s)および 空気流量2.6×10-5kg/sから1.2×10-3kg/s(管路に 空気だけ流した場合の流速0.05m/sから2.3m/s)の 範囲で行左った.里,→哩⑬,I
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水 図 2 混 合 部 の 詳 細 図単
① 貯 水 タ ン ク ② 歯 車 ポ ン プ ③ 流 量 調 節 弁 ④ 流 量 調 節 弁 ⑤ 水 流 量 計 ⑥ 気 水 混 合 部 ⑦ 空 気 圧 縮 機 ③ ス ト レ ー ナ ⑨ 減 圧 弁 ⑩ 圧 力 計 ⑪ 空 気 流 量 計 ⑫ し ゃ 断 弁 ⑬ し ゃ 断 リ ン ク ⑭ 測 定 部 ⑮ マ ノ メ ー タ ⑯ 気 水 分 離 器 ⑰ 導 管 ⑬ 導 管 図 1 実 験 装 置 概 略 図 測定部⑭は30mm×15mmの長方形断面(管路の水力的相当直径20mm,縦横比2.0)をした長さ1150
mmの透明左アクリル樹脂製管路である.測定部は鉛 直に支持され,流動方向は上向きである.測定部上流 側および下流側にあるしゃ断弁⑫と測定部の接続部分 は長さ約200mmの整流部となっている. 混合部⑥の詳細左図2に示している.空気吹込み管 には直径1mmの孔が多数あけてある.すなわち,空 3 . 実 験 結 果 お よ び 整 理 3.1水単相流の摩擦圧力損失 水単相流における摩擦圧力損失と管摩擦係数の関係 は,(衿)‘=X胴弓瑞……一(1)
‐2 こ こ に , . De:管路の水力的相当直径, g:重力の加速度, zL,脇:平均流速,(
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また,レイノルズ数Rezは,Re‘=旦竺型..……….………(3)
ソZ ここに,ソ‘は水の動f占性係数である. 水単相流の実験結果を管摩擦係数とレイノルズ数の 空 気 一 > ‐Jへ
- 吟 、r5 19 r5 104 10−3 10 必 1,, 0-2 雁,kg/s 図 5 流 動 様 式 の 変 化 10ー 10−J 01 ロ
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スp=0.3164Rez-0.25…...………(4) であらわされる.また,円形断面以外の管路では,そ の水力的相当直径を用いても円管の場合とかたらずし も一致したい2)ことがわかっている.図3には比較の ために,式(4)および長方形断面管2)の関係も表わし てある. 3.2気液二相流の流動様式および気体体積率 気液二相流の流動様式の分類および状態図は,従来 より多数の研究者が報告しているが,それらは定量的 左測定値から定められたものではなく,ほとんどが観 察によって作成されたものである.したがって,状態 図は気液両相の物性値左らびに流量および管路形状な どにより多少の差異がある. ここでは,流動様式を形式的に図4に示すように, (1)気ほう流,(2)スラグ流,(3)遷移流および(4)気柱流 ロペ 0.0 1 lOu 2 × l O i j l O 4 8 × 1 0 4 Rel 図3水単相流における管摩擦係数と レ イ ノ ル ズ 数 の 関 係 関係で示したのが図3である.水単相流の乱流におけ る管摩擦係数とレイノルズ数の関係は,円管では,例 えばBIasiusの式 0.8 ( 1 ) ( 2 ) ( 3 ) ( 4 ) 気 ス 遷 気 ほ ラ 移 柱 う グ 流 流 流 流 図4(b)流動様式の分類(スケッチによる) 0.6 。。ⅡⅢ亜﹄ 4 0 mへ、雪︽言 10蚤 松村:気液二相流の圧力損失に関する研究(第1報) ●②墨瑚鯉
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( 1 ) ( 2 ) ( 3 ) 気 ス 遷 ほ ラ 移 う グ 流 流 涜 図4(a)流動様式の分類(写真観察 ド ● b F一‘ ② ● ● ● ⑤ ● ② ! ノ I //
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0 20 【 】 Qユ 流の境界を表わしている.上述したように,流動様式 の各境界は明確に区分することができないし,それぞ れの研究者により流動様式の分類にも差異があること を考慮すれば,本実験結果はGri缶th-Wallisの状態図 と定性的な一致を与えていることが認められる. 図7は水流量をパラメータとした気体体積率と空気 一水の流最比の関係である.図には内径24.5mmの 鉛直円管を用いた斯波一山崎4)の実験結果の平均値も 曲線で示してある.これと比較すると,流量比の小さ い範囲において,同じ流量比における気体体積率は本 実験値がいくらか大きくなっている. いま,気体体積率が比較的小さい場合は気体流速と 液体流速の比,すなわちすべり比を1とみなすことが できることより,
,=(鴇)剛子)=L……(s)
この式を書きかえて, に分類すれば,水流量〃Iと空気流量〃,による流 動様式の変化は図5に示すようである.また,気体体積率/,との関係も実線で表わしてある.ただし,流
動様式の分類(3)遷移流をフロス流とよぶこともある が,定義が明りょうでないのでここでは遷移流とし た.そして円管における環状流を長方形断面管路では 気柱流としている.図5において,水流篭が大きくな るにつれて,流動様式の境界は明確に兄わけることが 困難になる. GriBfith-Wallis3)の整理法による流動様式の状態図 を図6に示す. ただし,β
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ここに, 丑:管路断面積, Fγ:フルード数, ひ,:管路を空気のみが流れる場合の相当流速, U‘:管路を水のみが流れる場合の相当流速, 〃,:空気の流量, 〃‘:水の流量, 7,:空気の比重量, である. 図6の実線は,GriBHth-Wallisによる流動様式の分 類(1)気ほう流,(Ⅱ)ピストン流および(Ⅲ)環状噴霧 0 0 、 1 /,=!
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……..……・……(9)0864200
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( ● ロ 8 Ⅱ ④ ( ) $ $ q ● ● ● = ) ④ 口 ● $ 。 ● 一 ● 9 ④ $ b ● ●ヂ
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● ● ● ● ●⑦ ⑬ 松 村 : 気 液 二 相 流 の 圧 力 損 失 に 関 す る 研 究 ( 第 1 報 ) ノ555 m06m4680246 植一一筋,00011111 ■色色■■■■ 21
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ここに, W』〆空気の速度, 皿‘:水の速度, 〃γ:相対・速度, である. 3.3気液二相流の摩擦圧力損失 図10は静圧測定法を示し,この関係から,気液二 相流における圧力損失と気体体積率の関係を求める. 1.0 より, 一 寸 一 一 一 F ー 堂 ン 0.1 0.02 10ー4 図7 l0−3 wywl 気 体 体 積 率 と 流 量 比 の 関 係 10−茎 2×10 。 4.0 0.8 m 2.0 虹﹄ ……(11) ...…(12) 、卯 .2がfJ .〃一。邸
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3.C 0.6ご
O UI ① O ③ $ ⑤ 。 △ 472 m/s S 〕、0 管を用いた赤川5)の実験結果を実線および内径19.5 mmの鉛直円管を用いた植田6)の実験結果を破線で表 わしてある.水の相当流速が大きい範囲では本実験結 果と赤川の結果とは良く一致しているが,水相当流速 が小さくて空気相当流速が大きいところでは,本実‘験 結 果 は 赤 川 お よ び 植 田 の 結 果 に 比 較 し て , 同 じ 空 気 相 当 流 速 に た い す る 気 体 体 積 率 が 小 さ く な っ て い る . 図 9 は す べ り 比 と 空 気 相 当 流 速 の 関 係 で あ る . 水 相 当 流 速 が 小 さ い ほ ど す べ り 比 は 大 き く な っ て い る . そ し て , 水 相 当 流 速 が 大 き く な る と す べ り 比 の 変 化 は 小 さ く , ほ ぼ 一 定 値 を と る 傾 向 に あ る . な お , す べ り 比 と相対・速度の関係は,s=-1とL……….……….….……(10)
ZL7 0.4 1.0 0.2 ( ) u 0 . 5 1 . 0 1 . 5 2 . 0 2 . 5 3 . 0 妙9,m/s 図 8 気 体 体 積 率 と 空 気 相 当 流 速 の 関 係 0 . 5 1 . 0 1 . 5 2 . 0 2 . 5 妙9,m/s 図 9 す べ り 比 と 空 気 相 当 流 速 の 関 係 0.42 iol蕊
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n Ipllll ① 』 0 口’e $S |⑨De 砂 . ョ 、 ノ ニ ‘-の●、45‐ c0.65 ●0.編 の1.0 e二・2 .ユ.4 △ユ.6 唖墾で必需
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また,Bernoulliの式より(器)":気液二相流に…単位長さ当りの
全圧力損失,(淵‘,:気液二相流に…単位長さ当りの
加速圧力損失,(帯)蝿:気液三相流に…単位長さ当りの
摩擦圧力損失,齢)‘,:気液二相流に…単練長さ当りの
位置による圧力降下, である. ここでは,管路軸方向の気体体積率の変化が無視で きるので,(
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また,気液二相流体の平均比重量を用いると,.(
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そして,気液二相流体の平均比重量は, γm=(1−/,)γ‘+f‘γ,.…・……….…………(18) のように定義できるので,γ‘>γ,より γ"&=(1−/,)γ,…。.…・…….….……….(19) 気液二相流の摩擦圧力損失は,式(14),(15),(16), (17)および(19)より(
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気液二相流の摩擦圧力損失について,Lockhart‐ Martinelli7)のパラメータを用いて整理したのが図11ル
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1 0 l 0 z Xjf 図11Lockhart-Martinelliの整理法 10β 〆〆 〆 /〃ダダ〆〆ダノノノノグノノノ 』1
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WgW8 図10 鰯2 111 4 ) 3 …………・・・・..……・・…‘(15) ここに, 5 2 、 、 、 、 Petrickのデータ +De=20mm ×De=6mm 斯 波 一 山 崎 十 戸 一 Wi,kg/s ① 0 . 2 1 − 00.29 ●0.38 $0.46 e0.54 ①0.62 △0.70 4当騨準
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および鉛直円管の斯波一山崎4)ならびに長方形断面管 路のPetrick')の実験結果も表わしてある.水流量が 小さくたると‘‘の値が1またはそれ以下に左ること がある.このことは,図12に示す植田6)の実験結果 にもみられる.植田の報告によると,水流量が非常に 小さいときの‘‘は0以下,すなわち負の値にもまっ ている.植田も述べているように,これはスラグ流お 23 5 である. ただし, よび遷移流の範囲で流動が不安定となり,かたりの脈 動を生じるために,管壁近くの水が局部的に逆流を起 しているのが原因と思われる.本実験では,水流量が 0.3kg/s以上ではマノメータの液柱脈動はわずかであ ったが,水流量が0.2kg/sの場合はマノメータの液 柱脈動がやや大きかった.さらに,水流量を0.2kg/s より小さくすると液柱は大きく脈動し,液柱差の正確 な測定ができ窟かつた. いま,水流量が0.21kg/sの実験値を除いて,式 (23)の形の実験式を作ると,
汚噛………幽
斯=(鴇)"(号)"欄型…(22)
ここに, #,:空気の粘性係数, β‘:水の粘性係数, Xb‘:Martinelliのパラメータ, である. 図11には水平円管にたいするLockhart-Martinelli の 関 係 式 40
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10 X鮒 図12植田の結果との比較 'Z= (24) であり,この関係も図11に表わしてある. 摩擦圧力損失比と気体体積率の関係を図13に示す. 図には内径30mmの円管を用いて気ほう流のみを実 験した青木ら8)の結果も表わしてある.この整理で はレイノルズ数の大きい場合,す左わち,流動様式で は大部分が気ほう流域の場合,本実験結果は青木らの 結果と良く一致するが,レイノルズ数の小さい場合 のスラグ流および遷移流域では,気ほう流と同様の整 理はできず,実験結果のまとまりの悪いことがわか る.'
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(23) 松村:気液二相流の圧力損失に関する研究(第1報)、
100 400 3 竜巳も Z r⑬一a II
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ただし, 1zL‘′−.….….………..….…(27)
‐面アー(1−/,) 式(26)から算出した摩擦圧力損失と実験結果の比 較を図14に示す.図の実線は計算値と実験値の一致 した場合を示している.図によると本実験範囲では大 まか左仮定による計算結果と実験結果が比較的よく一 致している.ただし,管路内の脈動現象による局部的 逆流などがある場合や気体体積率が大きくなった場合 4 △3.2×104 △3.2×104 ﹄巷 1.
③
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0 . 1 0.1 ノ g 図 1 3 摩 擦 圧 力 損 失 比 と 気 体 体 積 率 0.01 ために,管路断面は空気の占める面積だけ縮少すると 考える.水流量一定における水単相流の流速は,管路 断面の縮少によりその割合だけ大きくなるので,その 流速における水単相流の摩擦圧力損失を気液二相流の 摩擦圧力損失と仮定する.したがって,縮少した管路 断面の水流速をⅢz′とすると,仮定した二相流の摩擦 圧力損失は,(
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ここに,(4PJ/“)‘p.ca1は気液二相流における単位 長さ当りの計算による摩擦圧力損失である. これに水単相流の式(1)の関係を代入すると, 4 . 考 察 気液二相流の摩擦圧力損失について,Lockhart‐ Martinelli7)の整理法で示したのが図11であるが,井 伊谷9)も報告しているように,鉛直管の場合は水平管 の場合よりも同じXZ‘にたいして‘zがいくらか大き くまっている.すなわち,図11において鉛直管の実 験値は水平管にたいするLockhart-Martinelliの関係 式(23)よりも上側に存在する.本実験結果は,Xl‘の 小さい範囲で斯波一山崎4)の結果と一致し,Xl‘の大 きいところでは水平管にたいする式(23)と一致する 傾向にある.ただし,図12にも示しているが,水流 量の小さい場合にはLockhart-Martinelliの整理法で は良く整理できないことが認められる. 長方形断面管路の水力的相当直径20mm(縦横比 4)および6mm(縦横比16)のPetrickl)の結果も 図11に表わしているが,水力的相当直径6mmの実 験値は本実験値と一致しているのにたいして,水力的 相当直径20mmの実験値は本実験値と異なった傾向 を示している.これは流動様式と関連しているから, 流動様式と圧力損失との関係をもう少し詳しく調べる 必要がある. いま,気液二相流の摩擦圧力損失を簡単に取り扱うミ
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青木らRc{:ニユ×105 , I : − 'ベ ① /H 1 松村:気液二相流の圧力損失に関する研究(第1報) 30 25 30
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剛I 困白○一m茎鍵‘
0 1 ”白××①︵訓牛州︶ 四7 V1. (3)長方形断而管路における気液二1目流の本実験結 果は,その水力的相当直径を用いればほぼ円管と同様 の整理ができることがわかった.ただし,すべての長 方形断面管路に適応できるかどうかは,管路の形状と 流動様式の関係をもう少し詳細に調べる必要がある. (4)管路内の脈動現象による水の局部的左逆流が左 い場合および気体体積率がそんなに大きくたい場合 は,気体体積率の割合だけ管路断面が縮少すると仮定 した水単相流の流速にたいする実際の管路の摩擦圧力 損失を,近似的に気液二相流の摩擦圧力損失とするこ とができる. 10 20織
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図 1 4 計 算 値 と 実 験 値 の 比 岐 燐上述のような単純な考えは不適当である。 また,本実験結果と円管の実‘験結果を比較した場 合,多少の差異のあるものもあるが,一般に長方形断 面管路の水力的相当直径でもって円管とみなした整理 を行まうことができることがわかった. 最後に,本報告の一部は日本機械学会関西支部第 222回講演会(昭和44年6月6日)にて講演したこと を付記する. 5 . 結 言 鉛直長方形断面管路の上向流における相変化のない 気液二相流,すなわち,管路軸方向の気体体積率の変 化が無視できる場合の気液二相流の摩擦圧力損失を実 験的に求め,従来の円管の実験結果と比較検討したこ とより,つぎのようなことがわかった. (1)鉛直管における気液二相流と水単相流の摩擦圧 力損失比は水平管のそれよりいくらか大きい.ただ し,MartinelliのパラメータXttが大きくなると,鉛 直管の摩擦圧力損失比は水平管の値に一致する傾向に ある。 (2)水流量が比較的小さい場合,摩擦圧力損失比 は1よりも小さく,ときには負の値にもなるので, Lockhart-Martinelliの整理法では良く整理ができな 文 献 l)M・Petrick:Two-PhaseAir-WaterFlowPheno‐ mena,ArgonneNat・Lab、Rept.,ANL-5787,(1958/
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①0.21 00.29 ●』0.38 $0.46 eC・器4 ,0.62 △0.70 , 1 − −2 ) 3 ) 4 ) 5 ) 6 ) 26 鹿 児 島 大 学 工 学 部 研 究 報 告 第 1 3 号 -3).実験値は4)による. 日本機械学会編:機械工学便覧,(1960),8-19,日 本機械学会. P、Gri伍th&G、B、Wallis8Two-PhaseSIugFlow, Trans,ASME,Ser.C,83,3(1961-8),307. 斯波・山崎:垂直円管内の気液二相流の摩擦損 失,日本機械学会論文集,32,240(1966-8),1231. 赤川:気水混合物の流動,(第2報)水平管およ び傾斜管上向流における相対速度,日本機械学会 論文集,23,128(1957-4),285. 植田:気液混合物の垂直管内上昇流について, (第1報)流れに対する実験と考察,日本機械学 会論文集,33,248(1967-4),601. 7)R、W・Lockhart&R、C、Martineni:Proposed CorrelationofDatafbrlsothermalTwo-Com-ponentF1owinPipes,Chem・EngngProgr.,45,1 (1941-1),39. 8)青木。高橋・井上:管内二相流の圧力損失に関す る基礎的研究,日本機械学会論文集,31,224(1965 -4),588. 9)井伊谷:空気水二相流のホールド・アップと圧 力損失に関する実験的検討,機械の研究,10,8 (1958-8),1007.