〈論文〉ニックリッシュによる「組織一般法則」から「経営組織法則」への展開についての一考察
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(2) 第60巻. は. 本 稿 で は,ニ. じ. ッ ク リ ッ シ ュ が,1920年2月. sation;VersucheinerGrundlegung)を. め. に. に,「 組 織 論 』(DerWegaufwartts:Organi出版 した後,本. 稿 で検 討 す る,論 文 「組織 」(Organi-. sations)を. 同年7月. を 同 年11月. に 公 開 しな け れ ば な らな か っ た 理 由 に つ い て 考 察 す る 。. さ て,ニ. に,そ. 第1号. して,論 文 「一 般 組 織 法 則 」(diegroBenOrganisationsgesetze). ッ ク リ ッ シ ュ に は,『 組 織 論 』 の ま え が き に,「 私 が こ の 本 で 公 開 す る 研 究 は,. そ の 成 り立 ち で は,1912年. ま で さ か の ぼ る 。 経 営 科 学 上 の 諸 研 究 は,こ. 組 織 の 問 題 の 〉 研 究 を 必 要 と 囁 い て き た 。 私 は,基. 礎 と して,研. の 〈【筆 者 補 足 】. 究 す る,基. 盤(Boden). を 検 討 す る 」(1)と書 か れ て あ る よ う に,組 織 の 問 題 を 明 らか に しな い と,経 営 経 済 学 の 研 究 は 行 え な い と い う認 識 が 存 在 し た 。 年 か ら1915年. ま で 掛 か っ た が,こ. 彼 の 弁 明 に は,自. し か し,す. ぐに,「 現 在 の 専 門 の 哲 学 者 は,私. れ を 容 易 に 行 え た で あ ろ う 」(2)とい う弁 明 が 続 く。. 責 の 念 が あ っ た 。 『組 織 論 』 で は,「 物 質 」 と 「人 間 」 か ら検 討 は 始 り,. 民 族 な ど の 共 同 体 に 対 して も 言 及 さ れ る 。 こ の 点,彼 り,経. は,経. 営 科 学 に 役 立 つ 組 織 論,つ. 営 組 織 法 則 を 検 討 し よ う と し た が,『 組 織 論 』 で は,組. る こ と に な っ た 。 こ の 問 題 は,1922年 的 に は,改. に は1912. に,第2版. ま. 織一般法則 について検討す. と して 『組 織 論 』 が 改 訂 さ れ て も,基. 本. 善 され な か っ た。. と こ ろ で,ド 設 立 さ れ た,ア. イ ツ で は,工. 科 大 学 が,制. ー ヘ ン工 科 大 学 は,学. 度 上 で は 商 科 大 学 よ り先 行 して お り,1870年. 則 で,総. ア カ デ ミ ッ ク な 地 位 の 向 上 を 唱 い,1880年. に,ア. 学 校(h6heregewerblicheFachschule)は,工 う 名 称 を 正 式 に 獲 得 し,1899年 tionsrecht)を. 合 技 術 学 校(PolytechnischeSchule)の ー ヘ ンを 含 む プ ロ イ セ ンの 工 科 系(上 科 大 学(TechnischeHochschule)と. に,ベ. ル リ ン と ハ ノ ー バ ー と共 に,学. 獲 得 し て い た(3)。ま た,1880∼90年. 代 に,工. 設. 「ウ ラ ニ ア 」(Urania)と. 者 の 講 演 は 注 目 さ れ た(5)。そ し て,ア. メ リカ で は,ベ. (3)参. 照 。 種 田明 著. (4)参. 照 。 種 田 明1993。181頁. (5)参. 照 。 種 田 明1993.115-131頁. 気工学実験室. に 設 立 さ れ た,自. ル(Bell,A.G.1847-1922)ら. 照 。 鈴 木 辰 治 訳1975.3頁. 『ドイ ツ の 技 術 史 の 散 歩 道 」 同 文 舘1993年177-179頁. 一44(44)一. い. 然. 学 術 劇 場 で の 著 名 な 自然 科 学. (1)NicklischH.:DerWegaufwarts!Organisation,VersucheinerGrundlegung,Stuttgart 1920.S.v.;参 照 。 鈴 木 辰 治 訳 「組 織 向 上 へ の 道 』 未 来 社1975年3頁 (2)Nicklisch,H.1920.s.v.;参. 級). 位 授 与 権(Promo-. 科 大 学 で は,電. や 機 械 実 験 室 な ど の 大 き な 建 物 と 施 設 が 建 て られ た(4)。特 に,1888年 科 学 の 国 民 教 育 協 会 に よ る,施. に. の技.
(3) ニ ッ ク リッ シ ュ に よ る 「組 織 一 般 法 則 」 か ら 「経 営 組 織 法 則 」 へ の 展 開 につ い て の 一 考 察(牧 浦). 術 改 善 に よ り,1878年 1862年. に,オ. に,ド. イ ツ で は,1881年. に,公. ペ ル(Opel,A.1837-1895)は,ミ. R.1871-1942)は,自. 開 電 話 回 線 が 施 設 さ れ た(6)。ま た,. シ ン を,1886年. 動 車 に 必 要 な 点 火 装 置 の 製 造 を,手. 次 世 界 大 戦 中(1914年7月14日. ∼1918年11月11日)も. イ プ チ ッ ヒ商 科 大 学 の1期. で は,逐. 社 製 品 に 合 わ せ て,多. 次 的 に,自. 社 は,第. 生 産 を 継 続 して,1920年. 生 と して,企. 一・. 代 に は,大. ッ ク リ ッ シ ュ に は,1894. 業 内部 で の バ リュー チ ェー ン. 様 な 展 開 が 試 み られ て き た が,資. 値 の 流 れ と い う 統 一 さ れ た 視 点 か ら検 討 す れ ば,経 自 ら も 含 め て,充. ッ シ ュ(Bosch,. 作 業 で 始 め た が,両. 規 模 な 生 産 設 備 と 複 雑 な 生 産 プ ロ セ ス を 有 して い た 。 こ の 点,ニ 年 に 設 立 さ れ た,ラ. に,ボ. 本の循環や価. 営 組 織 法 則 が 存 在 す る に も 係 わ ら ず,. 分 な 説 得 力 の あ る理 論 が 展 開 で きな い と い う 自責 の 念 が あ った とわ れ わ. れ は考 え る。 な お,本. 稿 で ほ ぼ 全 訳 し な が ら検 討 す る,2つ. の 論 文,「 組 織 」(Organisation)と. 般 組 織 法 則 」(DiegroBenOrganisationsgesetze)は,1920年 織 論 』 と,1922年. に 第5版. こ れ ら論 文 が,ニ 彼 が 用 い る,造. ッ ク リ ッ シ ュ の 理 論 の 展 開 に お い て 重 要 な 役 割 を 果 た して い る こ と は, 語 が 共 通 して い る こ と に よ り,確. 認 で き る 。 ま た,1925年. に 第6版. の 『組 織 論 』 の 改 訂 に も 係 わ ら ず,本. と して 稿で検討. 論 文 を よ り多 く注 記 で は 用 い て い る 。. 1論. 文 「組織」で展開 され た,経 営組織 とその法則. こ の 短 い論 文(Aufsatz)〈. 【筆 者 補 足 】1920年7月. H.:Organisations,in.ZfHH.1920.)〉. は,こ. (ZeitschriftfurHandelswissenschaftundHandelspraxis)〉 れ た,組. に 出 版 さ れ た 『組. と し て 出 版 さ れ た 「経 済 的 経 営 学 』 の 間 に 公 開 さ れ た 。 し か し,. 出 版 さ れ た 『経 済 的 経 営 学 』 で は,1922年 す る,両. と1922年. 「一. 織 につ いて の 本. 〈【筆 者 補 足 】1920年2月. に 出 版 さ れ た 論 文 「組 織 」(Nicklisch,. の雑誌. 〈【筆 者 補 足 】 「商 業 学 と 商 事 実 践 」 の 出版 に先 立 って 公 開 さ. に 公 開 さ れ た 「組 織 論 』〉 を 引 き 合 い に. 出 す 。 〈【筆 者 補 足 】 こ の 論 文 で は 〉,組 織 論 の 基 礎 付 け(Grundlegung)を. 問 題 にす る。. 〈【筆 者 補 足 】 反 面,「 組 織 論 』 と い う〉,本 は 次 の 章 を 有 す る 。 す な わ ち,「 物 質 」,「人 間 」, 「組 織 と法 則 」,つ ま り,有 機 的 組 織(Organismus)を 「組 織 と して の 民 族(VolkderOrganisation)」 は 第3番. (6)参. 目の 章. 分 離 した り,結 合 す る原 則(Prinzip), で あ る 。 こ こで 公 表 す る 断 片(Abschnitt). 〈【筆 者 補 足 】 つ ま り,「 組 織 と 法 則 」〉 を 手 掛 か り とす る 。. 照 。 種 田 明1993.33頁38頁. 一45(45)一. 先行す る.
(4) 第60巻 章 の 内 容 か ら は,た. と え ば,そ. (Grundglieder)と. し て,工. 第1号. こ か ら工 場 が 結 果 と して 生 ず る,[基 場 の 設 備(Fabrikanlage)を. る 。 こ の よ う な 分 野 の 肢 体 は,人. 【筆 者 補 足 】 つ ま り,生. [基 礎 を 構 成 す る]分. 野 が あ る 。 す な わ ち,[結. そ の 環 境(Umgebung)〈. 野. 見 るべ き こ との み が 示 唆 され. 間 が 構 成 して き た(gestalten),[目. 礎(Zweckgrund)〈. ger)と. 礎 を 構 成 す る]分. 的 が 定 め ら れ た]基. 産 手 段 〉 で あ る 。 総 て の 基 礎 に は,2つ 果 が 定 め ら れ た]担. の. い 手(Wirkungstr}. 【筆 者 補 足 】 つ ま り,前 者 の 加 工 対 象 と後 者 の 加 工 手 段 〉. が 区 分 さ れ る べ き で あ る(7x8)。. (1)基. 礎 の 序 列 と並 列. 組 織 を 編 成 す る こ と(Organisieren)は,有 ち 〉,見 境 も な く(blind)破 る こ と,有. 壊 す る の で は な く て,む. 機 的 組 織(Organismus)が,合. (bildend)か,あ 単 に い え ば,組 が,総. 機 的 に 活 動 す る こ と,〈 【筆 者 補 足 】 す な わ. る い は,有. 目 的 に 拡 大 さ れ る か,あ. 活動す. る い は,形. 成 され る. 機 的 組 織 を 発 生 させ る こ と にの み 役 立 つ こ とを 意 味 す る。 簡. 織 を 編 成 す る こ と は,精. 神 的 な 本 質 と して 活 動 す る こ と を 意 味 す る 。 こ れ. て の ヒ トに 妥 当 す べ き で あ れ ば,組. す る ヒ トに は 強 く(nichtweniger)妥 源(Ursprung)の. し ろ 建 設 的(aufbauend)に. 織 を 編 成 す る こ と に よ り使 命(Beruf)を. 当 す る 。 彼 ら は,精. 意 識(BewuBtsein),良. 神 的 な 本 質,自. 心(Gewissen)を. 実施. らの 精 神 の 本. 放 棄 す る 時,こ. の よ うな 使. 命 を 果 た せ な い(9)。 組 織 の 科 学 は,編. 成 さ れ た 知 識 の 統 一 体,全. う な 人 間 の 行 為(Tatigkeit)と Big)の. 体 の 科 学 の 内 で 体 系 に な る た め の,こ. そ の 統 合(Zusammenfassung)で. の よ. の 法 則 性(Gesetzm註. 一. 知 識 で あ る ⑩。. 組 織 の 法 則(GesetzderOrganisation)は 中 模 索(dunkel)で. も,良. 良 心 で 人 間 に 与 え ら れ る 。 た と え,た. 心 に よ り,人. 間 は,直. 接,か. つ,初. め か ら,組. して い る 。 自 ら の 知 識 が 法 則 性 の 洞 察 ま で 押 進 め ら れ る 限 り,自. だ暗. 織の法則を意識. ら の 内 に,自. 身 で(an. (7)Vgl.Nicklisch,H.(1920a):Organisations,in.ZfHH.1920.S。73左. (8)こ の 点,ニ ッ ク リ ッ シ ュ は,「 直 接 的 に は 使 用 や 費 消(Ge-oderVerbrauch)の ために規定 さ れ た,商 品 の 製 造 と 準 備(HerstellungundHerbeischaffung)が,全 体的な経営経済上の行為 の 課 題 で あ る 。 生 産 す る 個 別 経 済 で は,生 基 礎(Zweckgrund)と[目. 産 手 段(Produktionsmittel)は[目. 的 が 定 め ら れ た]基. 礎 の 領 域(ZweckgrUndefelder)ま. 的 が 定 め ら れ た] で有機的に. 組 織 さ れ る が,そ こ か ら 人 間 の 諸 力 の 方 向 付 け ら れ た 協 働 下 で 結 果(Wirkung)が も た ら さ れ, こ の よ う な 結 果 は 直 接 的 に は 財 を 費 消 や 新 し い 生 産 プ ロ セ ス に と り適 切 な もの と す る 」(Nicklisch, H.:WirtschaftlicheBetriebslehre,6.Aufl.,Stuttgart1925.S.9.;Vgl.Nicklisch,H.1922a. S.9-10u.S.50-52.;参. 照 。 鈴 木 辰 治1975.23-24頁82-84頁)と. (9)Vgl.Nicklisch,H.1920a.S.73左. ⑩VglNicklisch,H.1920a.S.73左. -46(46)一. 述 べ る。.
(5) ニ ッ ク リッ シ ュ に よ る 「組 織 一 般 法 則 」 か ら 「経 営 組 織 法 則 」 へ の 展 開 につ い て の 一 考 察(牧 浦) sichselbst),自. ら の 外 に あ る 事 情(Ding)に. 経 過 に お い て,意. 識 で,組. よ り行 う,経. 求 す る ヒ トが お り,経. り込 み,外. こで. て の 組 織 の アル フ ァ とオ. め と終 わ り〉 で あ る ⑫。 次 の よ う に 語 る こ と が よ り良 い 。. 心(Mitte)に. の 世 界 は,自. 費 者(Konsument)は,こ. て の 組 織 を 編 成 す る こ と と,総. メ ガ 〈【筆 者 補 足 】 す な わ ち,始 間 は,中. 求 で 始 り,欲 求 の 充 足 で 終 わ る 。 そ. 済 科 学 上 で 語 れ ば,消. 理 解 さ れ る べ き で あ る よ う に,総. す な わ ち,人. 動(Leben)の. 織 の 法 則 を 確 認 して い る こ と は 明 らか で あ るql)。. 総 て の 組 織 を 編 成 す る こ と(Organisieren)は,欲 こ で は,欲. 験 に よ り,活. 存 在 し,自. 入. 足 で き る こ と を 彼 が 期 待 で き る よ う に,改. 造. ら に 関 係 付 け て,充. ら の 欲 求 か ら外 の 世 界(Umwelt)に. さ れ る(③。 工 程(Weg)は,[目 た 目 的,[目 つ ま り,[目 と,通. 的 が 定 め ら れ た]観. 的 が 定 め ら れ た]結 的 が 定 あ ら れ た]結. 常 で は,ま. た,[目. れ わ れ は,こ. (Umgebung)〈. 果 〉 に 優 先 して,人. 介 して,設. 定 され. 導 く。 最 後 の も の 〈【筆 者 補 足 】 間 ら し い 行 動(menschlicheHandlung). 礎(Zweckgrund)〈. 間 を 彼 らの 職 務(Dienst)に. 【筆 者 補 足 】 つ ま り,生. 強 制 して き た,自. 然 の 現 象(Na-. あ る⑭。. [目 的 が 定 め ら れ た]基 ま た,わ. 果(Zweckwirkung)に. 的 が 定 め ら れ た]基. 産 手 段 〉 の 構 成 に よ り,人 turgeschehen)が. 念(Zweckvorstellung)を. 礎 は,以. こ で は,[結. 下 の 関 連(Zusammenhang)で 果 が 定 め ら れ た]担. 【筆 者 補 足 】 つ ま り,前. は,非. 常 に重 要 に な る。. い 手(Wirkungstrager)と. 環境. 者 の 加 工 対 象 と後 者 の 加 工 手 段 〉 で の 基 礎 の 肢 体. 化 に 立 ち 戻 る ⑮。 目 指 す 結 果 が1人 しか し,し. で 生 ず る,[目. ば し ば1人. 的 が 定 め ら れ た]基. 礎 が人 間 に可 能 とな る こ とは あ る。. の 人 間 で は こ れ は で き な い 。 こ の よ う な 場 合 に は,人. 達 成 さ れ え な い こ と を,よ. り多 く の[目. 的 が 定 め られ た]基. な わ ち,連. 続(Nacheinander)か. 者 の 連 続 で は,ま. ず,肢. 加 工 対 象 〉 は,最. 初 の 基 礎 に 属 し,そ. 体 と し て の[結. れ か ら,第. 礎 に 属 す る 。 第 二 番 目 の 基 礎 で は,[結. た あ に は,. 並 列(Nebeneinander)が. 果 が 定 め ら れ た]担 二 番 目,そ. 果 が 定 め ら れ た]担. で. 礎 か ら生 じ さ せ る べ き で あ り,. こ れ を 断 念 し よ う と し な い 。 相 互 に 関 係 が あ る 基 礎 の 配 列(Anordnung)の 2つ の 可 能 性,す. 間 は,1人. い手. あ る。 前. 〈【筆 者 補 足 】 つ ま り,. して 連 続 して,そ い 手 は,最. れ以降の基. 初 の基 礎 に よ る結. (IDVgl.Nicklisch,H.1920a.S.73左. ⑫Vgl.Nicklisch,H.1922a.S.50.;参. 照 。 鈴 木 辰 治 訳1975.82頁;参. 『組 織 論 」 に つ い て の 一 考 察 」 近 畿 大 学 商 経 学 叢 ⑬VglNicklisch,H.1920a.S.73右. ωVgl.Nicklisch,H.1920a.S.73右. ⑮VglNicklisch,H.1920a.S.73右.. -47(47)一. 第57巻. 第1号157-158頁. 照 。 拙 稿. 「ニ ッ ク リ ッ シ ュ の.
(6) 第60巻 果 と 共 に,現. わ れ,第. 三 番 目 の 基 礎 で は,[結. 第1号 果 が 定 め ら れ た]担. い 手 は,第. 一 番 目 と第. 果 が 定 め ら れ た]担. い 手 が,最. 後の基礎か. 二 番 目 の 基 礎 に よ る 結 果 と 共 に,現. わ れ,[結. ら解 放 さ れ た 時,目. 終 の 結 果(Endwirkung)の. 指 して い た,最. られ る 。 そ こ で,私 か ら1つ. 〈【筆 者 補 足 】 ニ ッ ク リ ッ シ ュ〉 が,経. の 例 を 選 択 す れ ば,鉱. 石 か ら粗 鋼,こ. 品 か ら圧 延 引 き 延 ば し(Walzdraht),こ. 果 が 定 め ら れ た]担 備(工. り結 果 は 惹 き 起 こ さ れ る 。 個 々 の 段 階 の 結 果 は,正. 製 品 の 状 態,半. 済 活 動(Wirtschaftsleben). の 粗 鋼 か ら半 製 品(Halbzeug),こ. の よ う な 結 果 の 各 段 階 で,設. 特 徴 付 け られ る(bezeichnen)。. け. の半製. の 圧 延 引 き 延 ば しか ら ワ イ ヤ ー 鋲(Drahtstift). が 生 ず る 。 基 礎 の 二 番 目 の 肢 体,[結 加 工 手 段 〉 は,こ. 担 い 手 に な る ま で,続. す な わ ち,鉱. い 手 の 環 境 〈【筆 者 補 足 】 つ ま り,. 場 の 設 備)を. 形 成 し,こ. の設備 によ. 確 に す べ き で あ る な ら ば,次. の ように. 石 の 粗 鋼 の 状 態(Roheisensein),粗. 製 品 の 圧 延 引 き 延 ば しの 状 態,圧. 鋼の半. 延 引 き 延 ば しの ワ イ ヤ ー 鋲 の 状 態 と 呼 ば. れ る(1④ 。 基 礎 の 連 続(Nacheinander)は 並 列(Nebeneinander)で. 基 礎 の 序 列(GrUndefolge)と は,[結. 果 が 定 め ら れ た]担. 呼 ば れ る(1鵬。. い手. 〈【筆 者 補 足 】 つ ま り,加. 対 象 〉 は 非 常 に 多 くの 部 分(Teil)で. 与 え ら れ,基. る い は,こ. い 手 は 非 常 に 多 くの 部 分 に 分 け ら れ る 。 こ の よ う な. の[結. 各 部 分 は,基. 果 が 定 め られ た]担. 礎 の 肢 体 と して,こ. 礎(Grund)と. 工. の 基 礎 か ら生 ず る,結. は 合 成 さ れ(zusammensetzen),そ. の 際,部. して 構 成 さ れ る か,あ. 果 を 受 け 取 る 。 こ れ に よ り,部. 分 が も た ら す(tragen),結. れ る 全 体 の 結 果 は 生 ず る 。 常 に 部 分 の 結 合(Verbindung)が. 果 か ら,目. 分. 指 さ. 更 に 生 ず る べ き で あ る た め,. つ ま り,最. 後 の 基 礎 な し に は 起 こ らな い こ と が,生. 産 過 程(Werdegange)で. 結 果 が,並. 列 して 存 在 す る 結 果 に 続 か な け れ ば な らな い た め,純. は,最. 終の. 粋 な 並 列 が 存 在 しえ な い. こ と を 最 後 の 文 章 の 内 容 は 示 唆 す る 。 こ の た め の 例 と し て,「 モ ジ ュ ー ル 」(Montage)に よ り全 体 が 生 ず る,部. 分 で 行 わ れ る,機. 械 の 製 作(Herstellung)が. ⑯Vgl.Nicklisch,H.1920a.S.73右 一S.74左.;Nicklisch,H.1922a.S.51.;参 82-83頁;NicklischH.:GrundfragenfUrdieBetriebswirtschaft,Stuttgart1928.S.47-48.; 参 照 。 木 村 喜 一 郎 訳 『経 営 経 済 原 理 』 文 雅 堂1930年91頁;参 『経 営 経 済 原 理 』 に つ い て の 一 考 察 」 近 畿 大 学 商 経 学 叢 第56巻. あ げ ら れ る⑲。. 照 。鈴 木 辰 治 訳1975.. 照 。 拙 稿 「ニ ッ ク リ ッ シ ュ の 第2号2009年9月158頁. ⑰Vgl.Nicklisch,H.1920a.S.74左. ㈹. こ の 点,ス ミス(Smith,A.)は,ピ ニ ッ ク リ ッ シ ュ の 上 記 の 例 で は,鉱 鋼 所 」,製 鋼 か ら圧 延 で 鉄 板,引. ン の 製 造 で,企 業 内 で の バ リ ュ ー チ ェ ー ン を 説 明 し た が, 石 か ら 粗 鋼 は 「製 鉄 所 」,粗 鋼 か ら 半 製 品 で あ る 製 鋼 は 「製. き 延 ば し で 鉄 線(ワ. イ ヤ ー),突. き 出 し で 鋼 管 な ど を 創 り,更. に,. 鉄 線(ワ イ ヤ ー)に よ り,鋲 や ロ ー プ な ど を 「金 属 加 工 場 」 で 創 る な ら ば,企 業間分業でのサ プ ラ イ チ ェ ー ン を 検 討 す る こ と に な る 。 な お,1926年 に 設 立 さ れ た 「合 同 製 鋼 」 で は,各 工 場 の 整 理 が 行 わ れ た(参. 照 。 吉 田和 夫. ⑲Vg1。Nicklisch,H.1920a.S.74左 -84頁;参 照 。 拙 稿2010.158頁. 「ドイ ツ 合 理 化 運 動 論 」 ミネ ル ヴ ァ 書 房1976年165-166頁)。 。;Nicklisch,H.1922a.S.51-52.;参. 一48(48)一. 照 。 鈴 木 辰 治 訳1975。83.
(7) ニ ッ ク リッ シ ュ に よ る 「組 織 一 般 法 則 」 か ら 「経 営 組 織 法 則 」 へ の 展 開 につ い て の 一 考 察(牧 浦) 基 礎 の並 列 に は,空. 間上 よ りも時 間上 で は少 し しか 解 釈 さ れ な い,基 礎 の 系 列(Grundereihe). と い う表 現 が 適 用 され る⑫ 蜘 。. (2)[目. 的 が 定 め ら れ た]基. 今 一 度,今. 礎. 生産手段. ま で 優 先 的 に 考 察 して き た,[結. り,加 工 対 象 〉 に つ い て 無 視 す る な ら ば,人 つ ま り,生 た]担. 産 手 段 〉 の 構 成 に お い て,第. い 手 の 環 境(Umgebung)〈. 果 が 定 め ら れ た]担 間 は,[目. 担 い 手 の 環 境 が な け れ ば,基. 〈【筆 者 補 足 】 つ ま. 的 が 定 め ら れ た]基. 二 番 目 の 基 礎 の 肢 体,つ. 【筆 者 補 足 】 つ ま り,加. 彼 に 欠 落 して い る こ と に よ り,妨. い手. ま り,[結. っ て,人. る(verwirklichen)。. 人 間 は,そ. 〈【筆 者 補 足 】 つ ま り,生 は,欠. け て い る,総. 間 は,主. 間 は,ま. そ の 際,経 と して,補. こ か ら 結 果 と し て 生 ず る,[目. て の 基 礎 の 部 分 に よ り,行. 炭),工. い手 に関. わ れ う る,可. 能性. 的 が 定 め られ た]基. 礎. れ を 行 う 。 こ の よ う に,こ. れ. わ れ る 。 こ れ に 人 間 が 成 功 す る な ら ば,人. 分 な 基 礎 を 阻 害 しな い よ う に 構 成 す る こ と が で き る⑫㈱。. 済 上 の 活 動 に つ い て 考 え る な ら ば,担 助 材 料(石. た,担. は と りあえ ず 欠 けて い る構 成 部 分 を 実 現 す べ きで あ. 産 手 段 〉 を 形 成 す る こ と に よ り,こ. 要 な 結 果 の た め の,充. 成部分が. 果 が 定 め ら れ た]. して 目 指 す 結 果 に 至 る こ と は で き な い 。 欠 け て い る 構 成 部 分 な し に,現 を 人 間 が 全 く見 付 け られ な け れ ば,彼. 果 が 定 め られ. 工 手 段 〉 に 属 す る,構. げ られ る こ と が 見 られ る 。 こ れ ら[結. 礎 は ま た 不 充 分 で あ り,従. 礎 〈【筆 者 補 足 】. 具,機. 械,地. い手 以 外 に欠 けて い る こ とが あ る部 分. 上 構 築 物 と土 木 工 事(Hoch-undTiefbaut). を あ げ る べ き で あ る 。 こ れ ら総 て は 目 的 の た め の 手 段(MittelzumZweck)で 材 料 の 状 態(Rohstoffsein)は,基. 礎 に お い て,常. に,[結. あ る。 原. 果 が 定 め ら れ た]担. い手. く【筆. ⑦①Vgl.Nicklisch,H.1920a.S.74左. ⑳. こ の 点,ド. イ ツ で は,た. と え ば,ボ. ッ シ ュ(Bosch,R.)は,1885年. に 会 社 を 設 立 し て,磁. 気. 点 火 装 置 を 販 売 し た が,1896年 に 累 積 生 産 が1,000個 に な っ た(参 照 。 種 田 明1993.45頁)。 彼 は, 1901年 に,45名 の 従 業 員 と 共 に,手 工 業 的 な 作 業 場 で は な くて,今 日 の 「シ リー ズ 生 産 」,す な わ ち,か. な り 大 量 の 製 品 を,工. 程 分 割 と 近 代 的 な 分 業 に よ り,短. す る 「製 造 工 場 」 を 設 立 し た(参 の 集 団,あ. る い は,組. 配 備 す れ ば,労. 照 。 種 田 明1993.50-51頁)。. 織 と み な し(参. 時 間 で 製 作 す る生 産 方 式 を 採 用. な お,彼. 照 。 種 田 明1993.46頁),合. は,会. 社(起. 業)を. 人間. 理 的 に商 品 を 生 産 で き る装 置 を. 働 者 に 最 高 の 賃 金 を 支 払 え る と 考 え て い た(参. 照 。 種 田 明1993.55頁)。. ⑳VglNicklisch,H.1920a.S.74左. ⑳. こ の 点,需 要 の 増 大 に よ り,繊 維 産 業 で は,製 糸 機 と 紡 織 機 が,鉄 の 改 善 が 交 互 に 行 わ れ て き た(see.Lawrence,P.A.andLee,R.A.:1η5'8加 NewYork:OxfordUniversityPress1984.pp.14-20.)。. ま た,最. 小 型 化 ・記 録 容 量 ・価 格 な ど の 使 用 者 の ニ ー ズ に 合 わ せ て,生 行 わ れ て き た(参 叢 第59巻. 力 か ら 水 力,電 更 に,[結 ゴ ム,ガ. 照。牧浦昭夫稿. 第1号2013年157-193頁)。 力 へ の 転 換 や,溶. 鋼 業 で は,溶 鉱 炉 と 製 鋼 炉 伽01吻 ηα86〃26砿 近 で は,ハ. ー ドデ ィ ス ク で,. 産 技 術 と生 産 手 段 の 改 善 や 補 足 が. 「イ ノ ベ ー タ ー の ジ レ ン マ に つ い て の 一 考 察 」 近 畿 大 学 商 経 学 ま た,欠. け て い る 部 分 の 補 充 と し て,動. 鉱 炉 で の 燃 料 と し て の,木. 炭 か ら石 炭,石. 油,天. 力 と して の,人 然 ガ ス の 利 用,. 果 が 定 め ら れ た]担 い 手 と し て,天 然 繊 維 に 代 わ る 化 学 繊 維,天 然 ゴ ム に代 わ る人 造 ラ ス に 代 わ る 強 化 プ ラ ス チ ッ ク な ど の よ う な,代 替 品 の 開 発 が 考 え られ る。. 一49(49)一.
(8) 第60巻 者 補 足 】 つ ま り,加. 工 対 象 〉 に 係 わ る た め,こ. め られ た]基. 礎(Mittelgrund)か. う る た め,基. 礎 の 配 置(Anordnung)は. が 並 列 して 生 ず る た め,系 が 定 め ら れ た]基. こ で は 除 外 さ れ る 。 こ こ で は,[手. ら結 果 が 生 じ た 後 で,主 継 続(Folge)で. 列(Reihe)で. 継 続(Folge)に. あ る 。 しか も ま た,異. も あ る。 し か し,こ. 体 を 構 成 す る]基. 々 の ケ ー ス で は,上. 体 を 構 成 す る]基. 礎 の 本 質 は,[結. 段(Mittel)は,担. い 手 に 自 ら所 属 す る こ と な し に,そ. 礎 を 構 成 す る]継. 今 ま で 示 唆 さ れ た も の と は,少 期 に 持 続 す る もの と,直. の も の と の,基. 〈【筆. 様 に,両. 者 は,. 礎 の 相 違 を も た らす 。 前. 者 は 唯 一 の 結 果 の 成 果(Erfolg)に. 者 は,前. に 注 目 す べ き で あ る 。 こ れ ら[持. 者 と 同 様 に,そ. ら の 職 務(Dienst)で. を 制 御 す る(amZUgel)。. こ の た め,持. 続 す る[目. れ わ れ の 関 係 で は,特. く【筆 者 補 足 】 つ ま り,自. に 繰 り返 して 再 現 さ れ,常. 礎 に よ り,人. 用 い,こ. よ り費 消 さ れ る. の 意 義 を 有 す る 。 しか し,人. 続 が 定 め ら れ た]基. 続 が 定 め られ た]基. に(rechteigentlich)自. 礎. い手. 現 わ れ る ⑳⑳。. ら を 精 神 的 な 本 質 と して 主 張 し よ う と す る 時 に は,常. られ た]基. か し,こ. の 担 い手 に関 す る最 終 の 結 果 を 共. 続 と系 列 は 区 別 さ れ る 。 し か し,同. ぐ に片 づ く(voruber)他. 活 動 に と り,後. 産 手 段 〉 が,わ. 結 合 は,し. 果 が 定 め られ た]担. 礎(Folgegrund)で. 繰 り返 して 充 足 を 強 く求 め る,欲 求 の 充 足 で は,[持. ま り,生. び 継 続(Folge). し異 な る こ と が 指 摘 さ れ る 。 こ れ に つ い て の 明 確 さ は,長. 者 か ら し ば しば 同 じ結 果 が 生 じ,後 (verbrauchen)。. 段. 続 し た 基 礎 に 服 従 して い る こ と に あ る 。 こ こ で は,手. 続 が 定 め ら れ た]基. こ こ で も ま た,[基. 果 を[手. 記 の ケ ー ス と は 異 な る 。 あ そ こ 〈【筆 者 補 足 】 つ ま り,上. 工 対 象 〉 が,連. に 可 能 に す べ き,[継. 局,再. 礎(GliedgrUnde)の. 者 補 足 】 つ ま り,加. は,自. こ で も ま た,結. な る手 段. ㈱。. お け る[肢. 記 の ケ ー ス 〉 で は,[肢. 段が定. 要 な 基 礎 は初 めて 充 分 にな り. 礎 に 集 中 さ せ る,基 礎 が 生 ず る べ き で あ る た め,結. が 現 わ れ る(vorliegen)⑳. こ で は,個. 第1号. 間 に. 礎(Dauergrund). 間 は 自然 を 初 めて 実 際. れ ら 自 然 を 支 配 し,こ. 的 が 定 め られ た]基. に 重 要 で あ る 。 今 や,人. 礎. れ ら 自然. 〈【筆 者 補 足 】 つ. 間 の[目. 動 化 さ れ た 生 産 手 段 で は な く て,人. 的が定 め. 間 が主 体 とな. ⑳Vgl.Nicklisch,H.1920a.S.74左. ㈲. こ の 点,生 産 手 段 で あ る製 造 設 備 が 規 定 さ れ た,[手 段 が 定 め ら れ た]基 と して,た と え ば,製 鉄 で は,溶 解,製 鋼,最 終 加 工,繊 維 で は,製 糸,染 な ど と い う,順. 序 が 確 定 さ れ た,基. 認 め ら れ る が,各 す る た め に は,結. 礎 の 配 置(Anordnung)が. 礎(Mittelgrund) 色,紡 織,最. 存 在 す る た め,継. 段 階 は 並 列 し て 行 わ れ る た め,系 列(Reihe)で 果 を[手 段 が 定 め ら れ た]基 礎 に 集 中 さ せ る,基. 終加工. 続(Folge)が. も あ る。 し か し,欲 求 を 充 足 礎,つ ま り,最 終 加 工 の 工 程. が 必 要 で あ る。 ⑫③Vgl.Nicklisch,H.1920a.S.74左 ⑳. 一S.74右.. こ の 点,た と え ば,化 学 工 場 で は,加 工 手 段 は,担 い 手 で あ る加 工 対 象 に 自 ら従 属 す る こ とな し に,そ の 担 い 手 で あ る 加 工 対 象 に 関 す る 最 終 の 結 果,つ ま り,完 成 品 を 共 に 可 能 に す べ き,[継 続 が 定 め ら れ た]基. 礎(Folgegrund),つ. ま り,製 -50(50)一. 造 装 置 が 現 わ れ る。.
(9) ニ ッ ク リッ シ ュ に よ る 「組 織 一 般 法 則 」 か ら 「経 営 組 織 法 則 」 へ の 展 開 につ い て の 一 考 察(牧 浦). り う る 生 産 手 段 〉 が,説 einerFolge)は,同. 明 した 意 味 で 持 続 さ れ る 時 に の み,ま. 時 的,す. 果 に 作 用 す る 工 程,す. 置 さ れ る,最. 礎 を 構 成 す る]分. は,処. 続 の 基 礎(Grunde. て の 相 違 は,原. 因が結. 列 的 な工 程 と呼 ば れ うる。. 維 持 さ れ る べ き で あ る ㈱⑳。. 理 計 画(Verfahrensplan)に. 終 の 結 果 の た め の 全 体 の[持. 野(GrUndefeld)を. 科 学(Saurechemie)の. る い は ま た,並. の 象 徴(Ausdruck)は. 継 続(Folge)で. (zweckvoll)配. 列 的 で あ る 。 こ の た め,総. な わ ち,連 続 的 な 工 程,あ. こ の よ う な 制 限 に よ り,2つ 系 列(Reihe)と. な わ ち,並. た,継. 従 っ て,適. 続 が 定 め ら れ た]基. 切 に. 礎 は,[基. 共 に 形 成 す る。 こ の よ う な 分 野(Felder)は,酸. や や 古 くな っ た 表 現 で は,「 ラ デ ィ カ ル 」(Radikale)と. る 。 そ こ で の 酸 性 剤 と 同 様 に,こ. こ で も 常 に,人. 間 の 意 思 と行 為. 性 呼ばれ. く【筆 者 補 足 】 つ ま り,. 人 間 の 創 意 工 夫 〉 が 追 加 され るべ きで あ り,こ れ に よ り基 礎 は充 分 にな る。 そ の 際,構 成 の た め の 課 題(Gestaltungsaufgabe)を あ る い は,化. 学 的,あ. る い は,他. 総 て 解 決 し た 後 に,人. 間 が,原. 因 を,電. の エ ネ ル ギ ー の 形 式 で 作 用 さ せ る か,あ. 気 的,. る い は,自. らの. 基 礎 は,最. 後 ま. 力 で 寄 与 す る(mitwirken)⑳GD。 [基 礎 を 構 成 す る]分 で や り抜 く,適. 求 を[充. 与 え られ,欲. 一 体 と し て の]状. 切 な(zweckvoll)計. [目 的 が 定 め ら れ た]観 観 念 は,欲. 野 で の[統. れ る 。 そ こ で は,人. 画 で あ る 。 こ の 最 後 ま で や り抜 く,適. 念(Zweckvorstellung)に. 足 の た め の]基. 求 を[充. 態(Einheitsein)の. よ り,与. え られ,[目. 礎(Befriedigungsgrund)に. 足 の た め の]基. 礎 は. 的 が 定 め ら れ た]. つ い て の 観 念 に よ り,. 認 識 の 豊 富 さか ら. 間 ら し い 意 識 で の 過 程(Vorgang)は,個. 基 礎 〈【筆 者 補 足 】 つ ま り,生. 切 な 計 画 は,. 欲 求 に よ り,与. 々 の[目. 産 手 段 〉 の 構 成 の 基 礎 で も あ る よ う に,[目. え ら. 的 が 定 め ら れ た] 的 が 定 め ら れ た]. ⑳Vgl.Nicklisch,H.1920a.S.74右. ⑳. 長 期 に 持 続 す る も の と,直 ぐ に 片 づ く(voruber)他 の も の と の,基 礎 の 相 違 につ い て 考 え れ ば,た と え ば,前 者 の 例 と し て,石 油 精 製 所 や 電 力 会 社 で は,し ば し ば 同 一 の 製 品 が 結 果 と し て, 後 者 の 例 と し て,芸. 術 作 品 と し て の ブ ロ ン ズ 像 の 製 作 で は,唯. 獲 得 す る た め に,粘. 土 の 像 や 鋳 型 な ど の 生 産 手 段 は1回. 常 に 繰 り 返 し て 強 く求 め る,欲. 求 の 充 足 で は,た. う に,自 然 の 作 用 を で き る 限 り隔 離 し て,[持 して 維 持 され る。. 一 の 結 果 で あ る 成 果(Erfolg)を. で 費 消 さ れ る(verbrauchen)。. と え ば,食. 物 で は,ビ. 続 が 定 め ら れ た]基. こ の 点,. ール工場や野菜工場の よ. 礎 に よ り,継. 続 と系 列 が 並 列. ㊤①VglNicklisch,H.1920a.S.74右. ⑳. た と え ば,パ ン の 製 造 で は,水 リ ウ ム)と 酸 性 剤 が 反 応 し て,重. 分 が 加 え ら れ る こ と に よ り,重 曹(ア ル カ リ性 の 炭 酸 水 素 ナ ト 曹 が 分 解 さ れ,炭 酸 ナ ト リ ウ ム,炭 酸 ガ ス と水 が 生 ず る。 生 地. を 膨 ら ま せ る の は 炭 酸 ガ ス で あ る が,炭 酸 性 剤 で 中 和 さ れ て,無. 酸 ナ ト リ ウ ム は ア ル カ リ 性 で 刺 激 の あ る 苦 味 を 有 す る が,. 味 と な る 。 こ の 点,水. り 基 礎 は 調 整 さ れ る と い う 意 味 で,ニ. が 反 応 を 開 始 さ せ る よ う に,人. 間の創意工夫 によ. ッ ク リ ッ シ ュ は,「 ラ デ ィ カ ル 」(Radikale)を,急. 進 的,. 過 激 と い う 意 味 で は な くて,変 化 を 発 生 さ せ る 原 因 と して,基 礎 的,根 本 的 とい う意 味 で 使 用 し て い る 。 な お,た と え ば,科 学 反 応 や 料 理 で は,最 終 の 加 工 を 開 始 し た 後 に,中 断 す れ ば,目 指 す 結 果 を 獲 得 し に く くな る た め,構 で,最. 成 の た め の 課 題(Gestaltungsaufgabe)を. 終 加 工 の 原 因 を 発 生 させ るべ きで あ る。. 一51(51)一. 総 て 解 決 した 後.
(10) 第60巻 基 礎 の[統. 一 さ れ た]状. [基 礎 を 構 成 す る]分. 態(Einssein)の. 第1号. 基 礎 で も あ る ㊤2。. 野 の グ ル ー プ は,更. に よ り大 き な 統 一 体(Einheit)を. で 統 一 体 の た め の 充 分 な 基 礎 が 創 造 さ れ る 時 に は,1つ を 構 成 す る]分. 野 は,同. 世 界(Erde)の[基. 様 に ま た,1つ. の み を 考 え れ ば,[統 補 足 】 つ ま り,生. 一 さ れ た]状. の 国 の 境 界 内 で の あ ら ゆ る[基. の 統 一 体 で あ る 。 ま た,文. 礎 を 構 成 す る]分. 形 成 し,国 礎. 化 と 文 明 が 及 ぶ 限 り,. 野 は 統 一 体 と み な さ れ る 。 ヒ トは 自 然 の 法 則 の 領 域. 態(Einssein)は,[目. 産 手 段 〉 を 越 え て 及 び,他. 的 が 定 め ら れ た]基. の 場 所 で 既 に 説 明 し た よ う に,[自. られ た]基. 礎 を 共 に 包 括 す る 。 しか し,こ. こ で は,他. つ ま り,目. 的 設 定 に よ る[統. 態,欲. 一 さ れ た]状. 礎. の[統. 一 さ れ た]状. 〈【筆 者. 然 に定 め. 態(Einssein),. 求 す る 人 間 が 作 用 す る[統. 一 さ れ た]状. 態 に つ い て 語 られ る ⑬。 原 因 が,人. 間 に よ り,自. 工 程(Weg)は,常 ま た,人. に,で. 間 が,基. 適 用 す る,手. 然 の 法 則 の 領 域 で,基 き る 限 り,速. く,か. つ,有. 礎 で 構 成 部 分(Bestandteil)と. 続 き(Verfahren)は. き で あ る 。 と い う の は,人. 礎 の 秩 序 に よ り規 定 さ れ,確 益 に,最. 終 の 結 果 に 導 くべ き で あ る 。. し て 与 え る が,自. らの 力 の 発 揮 の た め に. こ れ 〈【筆 者 補 足 】 つ ま り,最. 終 の 結 果 〉 を 目指 す べ. 間 は 最 終 の 結 果 を 要 求 す る か らで あ る⑳。. 商 店 の 装 置(Einrichtung)と る 。 も っ と詳 し く見 る と,こ. 同 様 に,工. 場 の 設 備 は,[基. れ ら工 場 の 設 備 は,も. 礎 を 構 成 す る]分. ち ろ ん,全. 材 料 と 適 用 さ れ る 力 の 形 式(エ. の 補 足 】 ま た,人 式,つ. ま り,現. ネ ル ギ ー の 形 式)が. の 工 場 の 設 備 に は,. 属 す る が,〈 【ニ ッ ク リ ッ シ ュ. 間 の 身 体 上 の 力 も含 ま れ る が,〉 し か し,力. わ れ る 力 の 方 法 と 様 式(ArtundWeise)を. 野を意味す. 部 揃 っ た(vollstandig)分. 野 で の 持 続 す る 部 分 の 全 体 と して の み 証 明 さ れ る(erweisen)が,こ 更 に,原. 定 さ れ る,. が 原 因 で あ る た め,そ 無 視 す れ ば,力. の形. 自体 は属 さな. い ㈱G⑤ 。. (3)迂. 回 生 産 と直 接 生 産. 私 は,注. 意 深 い 読 者 に,た. と え ば,食. べ る と い う 欲 求 を こ の 関 連(Zusammenhang). で よ り詳 細 に 見 る た め に,〈 【筆 者 補 足 】 注 意 を 〉 集 め て 欲 し い 。 こ の 欲 求 を 充 足 す る こ と は,食. べ ら れ る こ と に よ り,捉. え ら れ る。 欲 求 し,か つ,行. 動 しな が ら,わ. れ わ れ は,[自. 働VglNcklisch,H.1920a.S.74右. ㈱Vgl.Ncklisch,H.1920a.S.74右. 一S.75左.. ㊤のVglNcklisch,H.1920a.S.75左. ㈲Vgl.Ncklisch,H.1920a.S.75左. ㈲. こ こ で は,力 の 形 式(エ と 様 式(ArtundWeise),つ 磨,結. 合,変. 形,移. ネ ル ギ ー の 形 式)が,人 力,水 力,電 力 で あ る の か よ り も,そ の 方 法 ま り,原 因 と し て の エ ネ ル ギ ー に よ る 作 用 の 結 果,た と え ば,研. 動 な どが 重 視 され て い る。 -52(52)一.
(11) ニ ッ ク リッ シ ュ に よ る 「組 織 一 般 法 則 」 か ら 「経 営 組 織 法 則 」 へ の 展 開 につ い て の 一 考 察(牧 浦). 然 に 定 め られ た]基. 礎,あ. る い は,[目. 手 段 〉 か らの 結 果 で あ る,欲 成 さ れ な い 時,わ. 的 が 定 め ら れ た]基. 求 を 捉 え る(ergreifen)。. れ わ れ は,結. 果 を,第. 礎. に 取 り換 え られ る が,〉 棒(Stange)か. 場 所 を,そ. こ か ら結 果 を わ れ わ れ に 与 え る,充. 産. 欲 求 が わ れ わ れ に よ り直 接 に は 達. 二 番 目 の 基 礎,た. 鋤 と か,鍬. 〈【筆 者 補 足 】 つ ま り,生. と え ば,〈 【筆 者 補 足 】 や が て,. ら獲 得 し,こ. れ に よ り,食. 事 と 自 らの. 分 な 土 地 を 形 成 す る㈱ 。. パ ン は,果. 物(野. 生 の い ず れ か の も の)の. よ う に,自. 用 意 さ れ,ま. た,種. を 蒔 い た 耕 作 地 か ら,お. そ ら くまず 穀 物 が もた ら され る。 この よ うな. 穀 物 か ら充 分 な 基 礎 で,小. 然 か ら直 接 に は 採 り 出 さ れ な い 。. 麦 粉 が も た ら さ れ る 。 そ して,初. め て,こ. も た ら さ れ る 。 ラ イ 麦 の 小 麦 粉 の 状 態 に 対 す る 充 分 な 基 礎 は,最 で き る,か. つ,使. 用 で き る,か. 車 と パ ン焼 き の 装 置 は,ま 成(Durchbildung)の. さ に,そ. つ,使. 用. 用 の 準 備 が 整 っ たパ ン焼 きの 装 置 で あ る。 水. の 発 展(Entwicklung)の. 程 度 に よ り,短. い,あ. 程 度,そ. る い は,長. い,多. 体 を 構 成 す る]基 礎 か ら形 成 さ れ う る こ と を 意 味 す る,継 分 野 を 示 唆 す る 。 個 々 の[肢 体 は,人. 体 を 構 成 す る]基. 処 理 計 画(Verfahrensplan)に. し ろ,特. 因 が,最. 具,機. 械,建. 程 を 意 味 す る た め,人. な い[肢. 礎 を 構 成 す る]. 物,補. 速 と 最 有 益 に,人. は 現 在 に 注 目す る が)は,こ. 殊 な 装 置,す. な わ ち,水. の た め の 工 場 に よ り構 成 さ れ る 。 ま た,あ. 助材料が あ 間 が 自 らの 空. 間 が 合 目 的 と み な す,. れ ら分 野 の 個 々 の 基 礎 で は,他. れ ら を 運 営 す る(betrieben). 車 小 屋 装 置,機. 械 工 場,パ. ら ゆ る こ れ ら特 殊 な 装 置 は,結. 続 と系 列 か ら 構 成 さ れ る,[基. 礎 を 構 成 す る]分. る い は,少. の完. 従 っ て 存 在 す る ㈹。. 水 車 の 装 置 とパ ン焼 き 装 置(私 者 で は な くて,む. い,あ. の 規 模 と,そ. 続 と 序 列 で の[基. 礎 に は,工. 間 ら し い 洞 察 に よ り,原. 腹 を 充 た す と い う 最 終 の 結 果 に 作 用 す る,工. を 構 成 す る]継. 後 の も の を 除 け ば,使. 用 の 準 備 が 整 っ た 水 車 で あ り,水 車 の パ ン の 状 態 に 対 す る 充 分 な 基 礎 は,. 最 後 の も の を 除 け ば,使. る 。 そ して,全. の 小 麦 粉 か らパ ン は. 礎 を 構 成 す る]分. 段(補. 助 材 料,工. 具,機. 合 さ れ た[基. 礎. 野 を 意 味 す る 。 ま た,こ. の ど こ か で も 活 動 し,異 な っ て 構 成 さ れ,運. 野 か ら生 ず る,手. ン焼 き装 置. 械,建. 物)が. 営 さ れ る,[基 存 在 す る㈲。. わ れ わ れ が他 の 欲 求 と,こ れ に よ り与 え られ る最 終 の 目的 か ら始 め る 時,観 察(Betrachtung) の 帰 結(Ergebinis)は. 良 く似 て い る 。 そ の 際,多. くの 「目 的 に 対 す る 手 段 」 〈【ニ ッ ク リ ッ. ⑳Vgl.Nicklisch,H.1920a.S.75左. ㈱. シ ェ ー ン プ ル ー ク に よ れ ば,シ. ュ マ ー レ ン バ ッ ハ も,ビ. バ ウ ェ ル ク(B6hm-Bawerk. ,E.)の. 費 者 ま で の 経 路(Umweg)を. 「迂 回 生 産(Umwegproducktion)」. 著 書 に 従 い,開. ュ ヒ ャ ー(BUcher,K)や. 始 の 生 産 者(Urproduzent)か. ボ ェ ー ム ・ ら 最 終 の 消. と 呼 ん で い る(Vgl.Schonpflug,. F.:DasMethodenprobleminderEinzelwirtschaftslehre,Stuttgart1933.;Betriebswirtschaftslehre,2.Aufl.,Stuttgart1954.S.263.;参. 照 。 大 橋 昭 一 ・・奥 田 幸 助 訳. 年233頁)。 働Vgl.Nicklisch,H.1920a.S.75左. ㈹VglNicklisch,H.1920a.S.75左. 一S,75右.. -53(53)一. 『経 営 経 済 学 」 有 斐 閣1970.
(12) 第60巻. 第1号. シ ュ の 補 足 】 経 済 科 学 上 で い え ば,補. 助 材 料,工. い,こ. く の 使 用 の ケ ー ス に 対 し て 同 一 の[基. の た め,複. 数 の,あ. る い は,多. 具,機. 械,建. 分 野 か ら取 り 出 さ れ う る こ と が 示 さ れ る 。 そ し て,(構 の 使 用 で 見 られ る,結 礎 を 構 成 す る]分. 果 が 生 ず る,分. 野 か ら,そ. を 形 成 す る 。 肢 体 は,[本 あ る い は,間. 接 に,生. 接,人. 間 が,相. 体 を 構 成 す る]分. らゆ る他 は,[基. 体 が 構 成 され る。 この よ う. 〈【筆 者 補 足 】 つ ま り,加. 工対. 果 を 受 け 取 る 分 野(Felder). 野(Rumpffelder)の. た め の 手 段 か ら,直. 接,. ず る も の で あ る ω幽。. 物 と土 木 の]工. 時 に,人. 間,す. な わ ち,農. 夫,粉. 屋,パ. ン 屋,工. 事 を す る企 業 家(Bauunternehmer)と,飢. 具. えた人. 互 に 頼 り に す る 様 子 を 例 示 す る 。 こ の よ う な 編 成 さ れ る 統 一 体 が な け れ ば,農. 粉 屋,パ. ン屋,製. 良 い,結. 果 が 生 ず る,基. 彼 ら総 て. 造 者(Fabrikant)も,そ. の 他 の 者 も 存 在 しな い し,欲. 礎 は 構 成 さ れ な い 。 ま た,常. 〈【筆 者 補 足 】 た と え ば,農. 夫,粉. 自 ら は 欲 求 す る 人 間 で は な い 。 そ こ で,わ 成 す る]分 して,同. い手. 間 の た め に 準 備 す る,結. こ の よ う な 編 成 さ れ る 統 一 体 は,同 と 機 械 の 製 造 者,[建. 礎 を 構 成 す る]. 野 が 存 在 す る 。 こ の よ う な 様 式(Weise)で. 果 が 定 め ら れ た]担. 終 の 結 果 ま で,直. ち ら こ ち らで 良. 成 要 素 の 部 分 と し て)あ. の 肢 体 が 連 続 して 割 当 られ る,全. な 全 体 の 本 体(Rumpf)を,[結 象 〉 が,最. 物 〉 が,あ. 屋,パ. に,飢. ン屋,製. れ わ れ は,欲. す る 者 と して,そ. 造 者(Sch6pfer)と し て,生. 造 者 ら〉 は 存 在 せ ず,彼. 求 者(BedUrfend)を[基. 受 益 者(NutznieBer)と. 活 す る た め に,自. 求の充足 にと り. え た 人 間 が 存 在 しな け れ ば,. 野 の 技 術 上 の 装 置 の ア ル フ ァ と オ メ ガ と して 再 認 識 し,欲. 時 に,創. 夫,. らは 礎を構. 求 者 を そ の 中心 点 と. して,生. 活 す る 故 に,創. 造. ら の 基 礎 か ら結 果 を 必 要 と す る 者 と し て,. 〈【筆 者 補 足 】 見 る 〉㈹。 こ こ か ら,こ. の よ う な 装 置 が メ チ ャ ク チ ャ に な らな い(zertrUmmeren)時. も の が 判 明 す る 。 人 間 は,今. や,曇. に,大. 切な. っ た 精 神 で も,〈 【筆 者 補 足 】 利 己 的 な 精 神 で も,欲. 求. 者 の 存 在 が 重 要 で あ る こ とを 認 識 〉 で き る獺 。. ωVglNicklisch,H.1920a.S.75右. 働. こ の 点,た と え ば,化 学 会 社 で は,接 二 酸 化 硫 黄(亜 硫 酸 ガ ス)を 合 成 し,電 ナ ジ ウ ム の 存 在 の 下 で400∼600℃. 触 法 に よ り,ま ず 硫 黄,あ る い は,黄 鉄 鉱 の 燃 焼 に よ り 気 集 塵 に よ り 精 製 し た 後,二 酸 化 硫 黄 を 酸 素 と五 酸 化 バ. に 加 熱 し て 酸 化 さ せ て,三. 酸 化 硫 黄 を 創 り,水. と反 応 させ て 硫. 酸 を 創 れ ば,工 業 用 品,医 薬 品,肥 料,爆 薬 な ど の 製 造 や,鉛 蓄 電 池 な どの 電 解 液 に 用 い る こ と が で き る 。 こ こ で は,硫 酸 を 全 体 の 本 体(Rumpf)と み な せ ば,そ の 後 の 工 業 用 品,医 薬 品,肥 料,爆 薬 な ど へ の 加 工 は,[本 体 を 構 成 す る]分 あ る い は,間 接 に,生 ず る,肢 体 と み な せ る 。. 野(Rumpffelder)の. た め の 手 段 か ら,直. 接,. Vgl.Nicklisch,H.1920a.S.75右. ωVglNicklisch,H.1920a.S.75右. ㈲. こ の 点,ニ. ッ ク リ ッ シ ュ は,企. 産 者 で は な く て,欲. 求 者 で あ る,消. 業,経. 済 の 目 的 は,欲. 求 の 充 足 と 主 張 す る が,こ. の 欲 求 は,生. 費 者 の 欲 求 で あ る こ と に わ れ わ れ は 注 意 しな け れ ば な ら な い 。 -54(54)一.
(13) ニ ッ ク リッ シ ュ に よ る 「組 織 一 般 法 則 」 か ら 「経 営 組 織 法 則 」 へ の 展 開 につ い て の 一 考 察(牧 浦). (4)目. 的 の 連 鎖 と手 段. 上 記 の 解 説 で は っ き り と 示 さ れ た,[目 産 手 段 〉 の 分 野 で 編 成 さ れ る全 体 は,人 一 致 して い る. 。 最 上 位 の 目 的 は,良. 足 で あ る。 良 心 で 目 指 さ れ る,結 digungsgrund)に. 関 与 し,直. 的 が 定 め ら れ た]基 間 か ら始 る,目. 果 が,直. 接,共. 接,欲. 求 の[充. に 充 足 さ れ る こ と で,良. 連 の 目 的 に 従 う 。 後 者 の 結 果 は,前. さ れ る べ き,他. の 下 位 の 結 果 に 再 び 従 い,そ. う な 国 の 最 終 の 影 響(Ausstrahlung)ま. 足 の た あ の]基 心 は,最. 上 位 の 目的 に直 接. して,こ. の よ う に して,人. 始 り,系. 足 の た め の]基. ま り,欲. 求 す る人 間 に向 か って 連 な. 針. 求 の 充 足 と そ の 基 礎 か ら 開 始 さ れ,こ. れ. 的 に 進 み,そ. 保 証 す べ き,目. に,結. え な い 。 す な わ ち,構. の 後,先. に設 定 され た 目的 の 実 現 を. 果 よ り基 礎 に 〈【筆 者 補 足 】 進 む 。〉 ま た,. 〈【筆 者 補 足 】 つ ま り,需. 成 さ れ る べ き,認. 続 き,. 的 が 実 現 さ れ る べ き,方. ら基 礎 が 充 分 で あ る こ と を 保 証 す る,目 的 に 進 む 。 す な わ ち,常. 【筆 者 補 足 】 目. 列 と 継 続(ReiheundFolge)で. 礎 で 終 わ る 。 こ れ は,目. あ る 。 こ れ ら方 針 が 設 定 さ れ,欲. 者 は 唯一 の 欲 求. 現. 間 の 精 神 の この よ. 生 ず る 。 各 々 の こ の よ う な 形 成(Bildung)は,〈. 人 間 ら し い 欲 求 の[充. 礎(Befrie-. 者 の 最 上 位 の 目 的 に な れ る 前 に,実. 心(Mitte),つ. 的 の 〉 国 の 限 界(GrenzedesReichs)で. こ こ で も,読. 神 上 と身 体 上 の 欲 求 の 充. で 続 く㈲。. 目 的 の 配 置(Anordnung)は,中. (Richtung)で. 〈【筆 者 補 足 】 つ ま り,生. 的 の 王 国(ReichderZwecke)に. 心 で の 統 一 体 を 見 付 け る,精. 的 に 役 立 つ,一. る 連 鎖(Verkettung)で. 礎. 要 者 の 欲 求 の充 足 〉 を 除 い て は考. 識 さ れ る べ き,正. 当 化 さ れ る べ き,愛. さ れ る べ き,. 熱 中 して 収 集 さ れ る べ き 欲 求 で は な い 。 異 な る 欲 求 の た め の 連 鎖(Verkettung)は,ま た,相 互 に 結 び 付 い て い る が,[基 の 叙 述 に よ り(74/75頁)〈 調 和 し た[目 的 は,統. 【筆 者 補 足 】 本 稿2,〉. 的 に つ い て の]観. 合 さ れ,社. 礎 を 構 成 す る]分 野 の 間 に 存 在 す る,関 係(Beziehung). 念(Zweckvorstellung)は,人. 一 の 目 的 か ら生 ず る 。 実 現 は,こ. 質 と 数 量 で 促 進 さ れ る か,あ. る い は,全. る い は,非. な る 目 的 で は,異. 導 く も の を,共 の よ う な 様 式 で,容. え られ る が,た. だ,多. 同体 と. 易 に さ れ,. くの 目 的 で は,非. 常 に 少 な い 人 数 に 対 して 与 え られ る 。 そ こ で,こ. な る 範 囲 を 有 す る ⑱。. ㈲VglNicklisch,H.1920a.S.75右. ⑳Vgl.Nicklisch,H.1920a.S.75右. の よ うな 目. く初 め て 可 能 に な る 。 同 一 性(Gleichtheit)は,. あ ら ゆ る 人 間 に 対 す る 多 くの 目 的 に お い て,与. 性 は,異. 間 で は,こ. 会 的 な 有 機 的 組 織(sozialerOrganismus)に. して 実 現 す る と い う,同. に 多 くの 人 数 か,あ. 既 に 充 分 に 認 識 さ れ て い るqの。. 一S。76右. ⑱VglNicklisch,H.1920a.S.76左.. -55(55)一. 。. 常. れ ら 同一.
(14) 第60巻 最 上 位 の 目 的,す. な わ ち,欲. 1つ の こ と が,総 す な わ ち,[基. 第1号. 求 の 充 足 は,あ. ら ゆ る 人 間 に と り,共. て の こ の よ う な 解 説 に よ れ ば,な. 礎 を 構 成 す る]分. お,特. に,言. 通 で あ る㈹。. い表 さ れ るべ き で あ る。. 野 は 決 し て 有 機 的 組 織 で は な い し,こ. 成 さ れ え な い 。 ま た,こ. の よ う な 分 野 に よ る 非 常 に 大 き な 統 一 体 は[基. 野 で は な い,従. 大 の 統 一 体 も そ う で は な い 。 ま た,自. 分 野 で は,象. 徴(Ausdruck)は. 本 稿 の 注eg>に カル. っ て,最. こ で は,[基. 〈【筆 者 補 足 】 人 間 の 意 思 と行 為,つ. 分 野(Felder)は,む. し ろ,個. 人 間 の 有 機 的 組 織 の 拡 大,ま. 礎 を 構 成 す る]分. ま り,人. た,強. る 分 野,あ. て,い. ず れ の 範 囲 で 作 用 す る の か を 規 定 す る61)。. る い は,分. 徴 は,と. 別 な 規 則 に 従 っ て,[機. つ,強. 野 が 酸 性 科 学 の ラデ ィ. れ ら個 々の. 野 の グ ル ー プ で の 原 因 が 作 用 す る の か,そ. が 用 い られ る こ と が 直 ぐ に 分 か る 。 しか し,他. れ た り,か. 〈【筆 者 補 足 】. 間 の 創 意 工 夫 〉 に よ り調 整 さ れ るG①。. こ こ で は,「 機 関 に よ る プ ロ ジ ェ ク ト」(Organprojektion)と. 考 え る こ と 以 外 で の,意. の解 説. 化 で あ る 。 彼 が 自 らの 腕 の 力 を 自 由 に 処 理 で き る よ う. らの 意 思 は,あ. 動 で き る,特. 礎 を 構 成 す る]. 々 の 人 間 が こ れ ら分 野 を 運 営 す る 時 に は,こ. に,自. 私 は こ れ に 警 告 す る 。 常 に,象. 礎 を 構 成 す る]分. 動 的 な[基. 認 め ら れ な い 。 こ の 代 わ り に,74頁. 戻 っ て 示 さ れ る が,そ. の よ うに 完 全 に構. し. い う 象 徴(Ausdruck). の ヒ トが 既 に 私 に 向 か っ て 行 っ た よ う に,. に か く,個. 関 に よ る]結. 々 の 本 体 の 機 関(K6rperorgan)が 果(Organwirkung)の. 味 で は 用 い られ な い 。 む し ろ,プ. 拡 大 と強 化 を. ロ ジ ェ ク トは,そ. 化 さ れ た りす る 手 段 が 創 造 さ れ る 〈【筆 者 補 足 】 つ ま り,生. や 生 産 手 段 が 変 更 さ れ る と い う,〉 物 質 の 中 に あ る,規. 活. こか ら拡 大 さ 産 プ ロセ ス. 則 に 従 っ て 生 ず る も の と考 え ら れ. る べ き で あ る 励。 複 数 の,あ. る い は,全. く多 くの 人 間 が,あ. す る 者(Betreibende)と. して,存. る 分 野,あ. 在 す る 時 に は,個. る い は,分. 野 の グ ル ー プ で,運. 人 の 有 機 的 組 織 で は な く て,む. 共 同 体 の 拡 張 と 強 化 が よ り問 題 に な る 。 あ そ こ 〈【筆 者 補 足 】 つ ま り,個 と 同 様 に,こ. こ 〈【筆 者 補 足 】 つ ま り,共. ら の 力 の 発 揮 に よ り,[基. 礎 を 構 成 す る]分. して 完 全 に な る(vervollstandigen)。 [目 的 が 定 め ら れ た]結. 同 体 〉 で は,こ. こ こ で は,共. 果(Zweckwirkung)に. 定 す る ㈹。 cklisch. ⑳VglN. cklisch. 6DVglN. cklisch. 働VglN. cklisch. ㈲VglN. cklisch. H H H H H. ㈹VglN. 1920a. 76左.S. 1920a. 76左.S. 1920a. 76左.S. 1920a. 76左.S. 1920a. 76左. 野 を,こ. 一S,76右.S. -56(56)一. 営. し ろ,. 人 の有 機 的組 織 〉. の よ う な 共 同 体 の 参 加 者 は,自. れ が 充 分 に な る よ う に,相 同 体 の 意 思 は,基. 作 用 す べ き か,か. 互 に補 足. 礎 の 中 で の 原 因 が,. つ,ど. の 程 度 か を,規.
(15) ニ ッ ク リッ シ ュ に よ る 「組 織 一 般 法 則 」 か ら 「経 営 組 織 法 則 」 へ の 展 開 につ い て の 一 考 察(牧 浦) こ の よ う な 〈【筆 者 補 足 】 共 同 体 の 〉 意 思 は,参. 加 者 の 意 思 の 総 計 で は な い し,ま. こ の よ う な 様 々 な 意 思 と 異 な る も の で も な い 。 む し ろ,意 似 た,あ. る い は,同. よ く似 た,あ は,同. 様 の 状 態(文. る い は,同. 化 と 文 明)に. 様 の[目. 的 に つ い て の]観. 様 の 動 機 を 呈 示 す る(aussetzen)限. る い は,同. よ り,よ. 思 は 同 様 で あ る 。 個 人 が,よ. く似 た,あ. は ま た 選 挙(Wahlen)が,ど. く. 様 の 欲 求 で,. く似 た,あ. るい. 同 体 の 意 思 は 存 在 す る 。 よ く似 た,あ. 様 の 目 的 が 共 同 体 と して 設 定 さ れ る こ と に よ り,個. と して 示 さ れ る 。 政 治 上 の 団 体(K6rper)で. る い は,同. 念 と 目 的 に 導 び く,よ. り,共. た,. の よ う に,採. 人 の 意 思 は,共. 同体 の 意 思. 択(Abstimmung),間. 接的 に. の 程 度 こ の 共 同 体 の 意 思 が 実 践 で(praktisch)及. ぶのかを. 示 す 。 多 数 の 意 思 の保 有 者 に係 わ らず,統 一体 で あ る,こ の 共 同体 の意 思 に よ る拘 束(Bindung) は,し. か し,広. 範 囲 に 及 ぶ 。 こ の 共 同 体 の 意 思 は,ま. 面 上 で は(auserlich)共. た,た. と え,離. 同 体 に あ る 者 を 捉 え る(erfaBen)耐. 共 同 体 の 意 思 の た め に,個 の 意 思 を 創 造 し,そ. こ で,多. 々 の 参 加 者 が 参 加 す る,基. 。. 幹 部 署(Hauptstelle)が. くの 末 端 の 肢 体 部 署(Gliedstelle)は. して 存 在 す る 。 後 者 の 肢 体 部 署 と 前 者 の 基 幹 部 署 の 間 に は,ま る の に 応 じて,よ. を 構 成 す る]分. 野 を 支 配 し よ う と す る 。1つ. す る こ と に よ り,基. さ に共 通 の 目的 が 必 要 とす. 最 強 の 権 力 を 行 使 す る こ と に よ り,集. 同 体 と,行. 機 的 組 織 を 拡 大 し,強. 成 さ れ た り,あ. 権 的 に(direktorial)形. 成 員)に. る い は,た. 礎 委譲. だ1人. が. 成 さ れ う る 。 しか し,両. ケ ー ス で は,構. 成 員 の は っ き り と し た,あ. が な け れ ば,基. 幹 部 署 の 意 思 は 共 同 体 の 意 思 と は 考 え られ な い 。 こ の よ う な 必 要 な 共 同 決. 定 が,阻. 害 さ れ な い,形. で(feinfuhlig)あ. 式 で 実 行 さ れ る 時 に は,基. る べ き で あ り,ま. べ き で あ る 。 こ こ で は,既 て,個. た,構. 参 加 者 と 同 様 に,委 相 応 し い,構. 幹 部 署 は,常. 常 に感 情 が 細 や か. 内 部 で,困. 勧Vgl.Nicklisch,H.1920a.S.76右. ㈲VglNicklisch,H.1920a.S.76右.. 一57(57)一. 難な考察を も. 情 が 簡 単 に 失 わ れ る 。 そ して,全. ら ゆ る こ の よ う な 場 合 に,最. 成 員 の 一 致 を 保 証 す る 目 標(Ziel)に. の 共 同体 の 目的 に反 し. っ ち つ か ず の 場 合(Grenzfall)が. 参 加 者(Kollegium)の. 記 で 要 求 さ れ た 微 妙 な(fein)感. 任 の 場 合 は,あ. に,非. 成 員 は 自 らの 共 同 体 の 感 情 を 入 念 に 育 ま れ る. 情 が 問 題 に な る,ど. 特 に 重 要 に な る 。 こ の よ う な 場 合 は,全 こ で は,上. 黙 の 共 同 決 定(Mitbestimmung). に か な り共 同 体 の 目 的 の 外 に あ り,1つ. 別 の 意 思 に 分 裂 し始 め る,事. た ら し,そ. る い は,暗. 動 した り,. 化 で き る,[基. の 意 思 の 権 力 を 複 数 の 個 人(構. 幹 部 署 は 合 議 的 に(kollegial)形. 共 同体. 構 成 員(Mitglied)と. り高 い 等 級 の 肢 体 部 署 が 存 在 す る 。 そ こ で は,共. 行 動 し よ う と す る 〈【筆 者 補 足 】 肢 体 部 署 〉 は,有. れ よ う と して も,表. 導 く,形. 後 に,全. 式 と な る㈲。. く,人. 間 と して.
(16) 第60巻 な お,肢. 第1号. 体 部 署 が 主 要 な 中 心 か ら空 間 上 で 離 れ て い る 場 合,分. 権(Dezentralisation). と 呼 ば れ る ㈱。. (5)共. 同 体 と有 機 的 組 織. 今 や,共. 同 体(Gemeinschaft)は. 論 議 が あ る が,無 他 で は,関. 有 機 的 組 織(Organismus)か. 駄 な 論 議 で あ る 。 同 一 の 土 地 に 住 み,同. 係(Beziehung)を. 相 互 に は 有 しな い,人. 共 同 体 で は な い 。 こ れ に つ い て は,こ れ に も 疑 念 は な い 。 共 同 体 は,今 て の み 考 え られ る 。 読 者 が,個 は 肢 体 で あ っ た が,今. も,相. 否 か と い う,文. じ空 気 を 吸 う が,し. か し,そ. の. 間 の 偶 然 に 一 緒 に い る 状 態 は,全. く. の よ う な 事 情(Ding)に. や,末. 献での. つ い て 良 く考 え て き た,だ. 端 の 肢 体 と して の 個 人 に よ る,有. 機的な全体 と し. 人 に 関 して 有 機 的 で あ る こ と を 無 視 し よ う と す れ ば,以 互 に は 結 び 付 い て お らな い,個. 全 く共 同 体 は も は や 形 成 さ れ な い 。 そ こ で,個. 人 以 外 に は 残 ら ず,従. 前. っ て,. 々の 共 同体 は有 機 的 組 織 で あ る と指 摘 され. る 働。 しか し,「 共 同 体 」 と い う言 葉 の 多 義 性 か ら,今 こ の よ う な 象 徴 が 適 用 さ れ る,状. し ろ,最. も 好 都 合 な 場 合 で は,部. 同 体 の 肢 体 で あ る こ と が,簡. な 物 権 上 で の)「 権 利 に 関 す る 共 同 体 」 で も,こ して 所 有 す る 者 は,こ 律 関 係,ま. た,こ. 単 に 洞 察 さ れ う る 。(請 求 権 の よ う. れ は 異 な ら な い 。 す な わ ち,権. の よ う な 特 殊 な 法 律 上 の 事 項(Rechtsfall)で 当 た る,富. 講 共 同 体(GlUcksgemeinschaft)に. つ い て 語 る こ と は,全. 利を分割. か せ る(Trage)代. 在 的 な 危 険 に対 す る防 衛. 体 で あ る。. な る 手 元 に あ る 時,頼. 母子. く良 く思 い つ く場 合 で あ る 。 こ. 域,部. 屋 の 暖 房,権. 命 へ の 関 与 が 問 題 に な る が,し. い 。 しか も,勇 気 の あ る ヒ トは,(ま. ら は,法. 機 共 同 体(Gefahrensgemeinschaft). の 意 義 を 思 い 起 こ さ せ る 。 こ の よ う な 場 合 で は,地 潜 在 的 な 危 険(Gefahr),運. 規 定 さ れ た,肢. 籔 の 番 号 の10分 の1が,異. 命 共 同 体(Schicksalsgemeinschaft),危. 他 の ヒ トは,潜. 屋 が 彼 らの 目的. の よ う な 特 殊 な 共 同 体 と して 形 成 さ れ る の で は な くて,彼. 大 規 模 な 富 籔(Los)が. れ は,運. 議 が 形 成 さ れ る 。 だ が,. 況 は どの よ う に多 様 で あ るの か 。 冬 に暖 房 され た 部 屋 に. 集 ま る ヒ トは 全 く共 同 体 で は な くて,む の た め に 設 立 さ れ る,共. な お 常 に,異. 6③Vgl.Nicklisch,H.1920a.S.76右. ⑳VglNicklisch,H.1920a.S.77左.. 一58(58)一. 籔 の ケ ー ス,. 同体 へ の 関 与 で はな. わ り に)運 命 に 対 す る 防 衛(Abwehr),. あ る い は,彼. の 共 同 体 と して の 管 理(Bewirtschaftung)の. か し,共. 利,富. た め に,共. ら に 全 体 と して 与 え ら れ る,資. 産. 同 体 を 形 成 す る 。 しか し,共. 同.
(17) ニ ッ ク リッ シ ュ に よ る 「組 織 一 般 法 則 」 か ら 「経 営 組 織 法 則 」 へ の 展 開 につ い て の 一 考 察(牧 浦). 体 は,こ. の 場 合,各. 体 の 意 味 は,事. 象 徴 で 語 られ る も の と は,少. 情(Ding)で. は な くて,む. み 叙 述 す る 。 こ の た あ,名. し異 な る 。 あ ら ゆ る 個 々 の 場 合 で,共. し ろ,事. 詞(Dingwort)の. 同. 情 の 特 徴(Eigenschaft)に. つ いて の. 誤 り を も た ら す 使 用 に 係 わ ら ず,名. 詞 で は,. 共 同 体 が 全 く主 張 さ れ る べ き で な い こ と が 仮 定 さ れ る 。 こ の よ う な 仮 定 が 当 て は ま ら な い 時,主. 張 は,や. (6)交. は り(dennoch),根. 拠 の な い も の と して,放. 置 で き る麟9。. 換. 今 ま で は,欲. 求 の 充 足 が,良. れ た 。 今 日,わ. 心 で は1つ. で あ る よ う に,最. れ わ れ が 経 済 上 の 活 動 を 観 察 す る 時,し. 上 位 の 目的 で あ る こ とが 語 ら. か し,こ. の よ うな 命 題 が 内容 とす. る もの が 疑 わ し い と思 わ れ る 。 しか も更 に,経 済 上 の 共 同体 の 更 な る現 実 離 れ(Abgeschiedenheit)で. は,ま. 段 〉 か ら,し. た 確 か に,自 ば し ば,専. しな い と 思 わ れ る,個 か し,こ れ は,通 少 人 数 が,そ い る が,自. て,他. ら,あ. ら 自身 の 需 要(Bedarf)を 別 の 幼 稚 な 様 式 を,わ. の 文 明 化 さ れ て い な い 国 民 は,職. た,新. の 内,高. い 文 明 化 さ れ た 国 民 で は,. 礎 を 構 成 す る]領. 礎 を 構 成 す る]領. 域 に,直. 接,帰. 域 で の 活 動 が 自 らの 同胞 の た. 欲 求 の 充 足 を 得 る 方 法 は,次 の 土 地 か ら,直. 接,自. 足 さ れ な い,あ. (uberflUssig)で. 導 くの に 対 し. らの た め に 活 動 す る 。 こ の よ う な 展. 的 が 定 め られ た]基. 野 の 全 体 の 構 成(Gliederung)が 礎 を 構 成 す る]領. 礎 〉 で 描 写 さ れ た,[基. 獲 得 さ れ る ま で,常. 域 に 導 い た,そ. ら の 充 足 の た め に 獲 得 さ れ る 。 だ が し か し,個 分 に は 充 足 さ れ な い,欲. の 異 な る 側 面 で の 結 果 の よ う に,経. に,よ. れ で あ る 。 そ の 際,個. の こ と か ら 明 らか に な る。 す な わ ち,農. る い は,充. 属 して. か し常 に よ り広 く教 育 さ れ た 職 業 上 の 活. 業 上 で は,自. 〈【筆 者 補 足 】 本 稿 の(2)で の[目. 種 の[基. 産手. 礎 か ら 他 の も の を 全 く要 求. 間 の 活 動 の 危 機 の 分 担(AufteilungdesBetatigungskreises)に. 礎 を 構 成 す る]分. ら,充. の ヒ トの[基. 〈【筆 者 補 足 】 つ ま り,生. れ わ れ は 見 付 け る 。 文 明 化 さ れ た 国 で は,し. な る。 人 口 の 恒 久 的 な 増 加,そ. る い は,他. 礎. 獲 得 し,基. に よ り少 し しか 包 括 しな い が,し. 開 は,74/75頁. い,ま. 的 が 定 め ら れ た]基. こ か ら食 料 手 段 が 獲 得 さ れ る,[基. め に 充 た す,常 動 で,人. 常,異. ら の[目. り新 ら し 人 が 自 らの. 業 経 済 で は,自. ら. 々の 経 済 の基 礎 か. 求 は 残 っ て い る 。 ま た,余. 済 上 の 結 果 は,余. 剰 で あ り,こ. 剰 れを. 厨VglNicklisch,H.1920a.S.77左. ⑲. こ の 点,共 同 体 は,名 詞 で あ る が,事 情 で は な く て,事 情 の 状 態 を 示 唆 し て い る 。 こ の 点, ニ ッ ク リ ッ シ ュ は,『 経 営 経 済 原 理 」 で は,「 真 の 共 同 体 は,1つ の 目 的(Zweck)を 共同で実現 す る た め,ヒ. トが 協 働 す る(zusammentun)こ. を 達 成 す る た め に,個. と に よ り 形 成 さ れ る 。 こ れ に は,目. 々 の 参 加 者(Teilhabender)に. (T益tigkeit)が 必 要 に な る 」(Nicklisch,H.1928。S.45-46.;参 と説 明 して い る。 -59(59)一. 標(Ziel). 対 して割 り当 て られ た 課 題 の た め の 行 為 照 。 木 村 喜 一 郎 訳1930.87-89頁).
(18) 第60巻 欲 求 す る,他. の ヒ トに,引. [充 足 の た め の]手 る こ と が,総 こ れ は,現 を,彼. 第1号. き 渡 せ る 。 常 に,丁. 度,自. 段(Befriedigungsmittel)を. 補 完 す る 状 態 に あ る,他. て の ヒ トに と り,簡 単 で あ る 時 に,直. 在(Gegenwart)と. 同 様 に,常. に 譲 渡 す る 状 態 に あ る の か を,特. る ヒ トに,ま. ず,交. に,簡. に,注. 接 的 な 交 換(物. 番 目 の 段 階 に 従 わ さ れ る,可. な る 人 間 で は,異. の ヒ トを 見 付 け 行 わ れ うる。. ら の 余 剰 を,要. 換 手 段 が,総. 求す. て の ヒ トに. 都 合 と 受 け 取 ら れ る な ら ば,第. 能 性 を 彼 に 与 え る 。 も ち ろ ん,こ. 換 手 段 で 表 わ せ ば,異. らの. ら に欠 けて い る もの. 目 す る こ と な し に,自. に と り,好. 時 に,自. 々 交 換)は. 単 で は な い た め,自. 換 手 段 の 総 額 と 引 き 替 え に 与 え る こ と を,交. 可 能 に す べ き で あ る 。 交 換 手 段 の 総 額 は,彼. 価 値 評 価 は,交. らの 余 剰 を 要 求 し,同. の 場 合,こ. 二. れ に よ り,財. な る 大 き さ で あ り,ま. た,時. の. 間の. 経 過 で 変 動 す る こ と を 彼 は 考 慮 す べ き で あ る ㈹。 製 造 業 で は,農 の[基. 業 経 済 よ り も,こ. 礎 を 構 成 す る]分. の よ う な 事 情 は ほ と ん ど 非 常 に 先 鋭 化 して い る 。 工 業. 野 で 活 動 す る 人 間 は,こ. の よ う な 事 情 か ら は,彼. 足 の た め の]基. 礎 で 自 らの 欲 求 を 取 り込 め る(einfuhren),結. ろ,彼. の 結 果 の 基 礎 か ら,初. ら は,他. め て,直. 結 果 に 関 す る 割 当 を 受 け る 。 こ れ は,企 と 引 き 替 え に 与 え る,交 は,そ. 接,充. 業 家 が,彼. る こ と に よ り,こ. 礎 を 構 成 す る]分. るい. の よ う な 結 果 の 割 当 を,交. 換手. た,自. 額 を 受 け 取 る 。 協 働 者 へ の 総 額 の 提 供 の 日 と,最. 業 家 は,い. 視 で き な い ㊨1)㈹ 。. 働 者 と 同 様 に,企. 業 家 は,獲. 分 野 で そ の 他 の た め と 同 様 に,彼 な も の を,交. 換 して 手 に 入 れ る,状. ㈹Vgl.Nicklisch,H.1920a.S.77左. 存 在 す る こ と は,企. 得 し た 交 換 手 段 と 引 き 替 え に,[基. らが,自. が以前 に自ら. 終 の 結 果 の 売 却 の 日 の 間 に,. 間 間 隙(Zeitspanne)が. ず れ に して も(beialledem),無. トに 与 え. らの 結 果 の 割 当 に 対 して 彼 に は 妥 当 す る. 結 果 の 価 値 の 評 価 で の 変 動 が 可 能 で あ る,時. 今 や,協. 求 す る,ヒ. 得 さ れ た 交 換 手 段 の 総 額 は,彼. 額 を 彼 に 補 充 し,ま. が これ. 野,あ. の ヒ トの 仲 介 者 と して,要. れ は 行 わ れ る 。 そ の 際,獲. の 協 働 者 に 与 え た,金 と 思 う,金. る い は,他. 換 す べ き で あ る,. らの 協 働 者 の 結 果 の 割 当 を,彼. 換 手 段 と 引 き 替 え に 受 け 取 り,[基. ら 自 身,あ. 接,[充. 果 を 全 く獲 得 しな い 。 む し. 足 す る も の に,交. の 分 野 の グ ル ー プ の 最 終 の 結 果 が 呈 示 さ れ る 時,こ. 段 と 引 き 替 え に,彼. らが,直. らの た め,つ. ま り,直. 礎 を 構 成 す る]. 接 の 充 足 の た め に,必. 態 に あ る ⑬。. 一S.77右.. 6DvglNicklisch,H.1925.s.111-s.113.;参 照 。 古 林 喜 楽 著 『賃 金 形 態 論 』 森 山 書 店1953年 209-210頁;西 村 剛 稿 「ニ ッ ク リ ッ シ ュ の 経 営 組 織 論 の 基 本 的 性 格 」 立 命 館 経 営 学1998年146 頁 劒Vgl.Nicklisch,H.1920a.S.77右. 一S。78左 。. ㈹VglNicklisch,H.1920a.S.78左. -60(60)一. 要.
(19) ニ ッ ク リッ シ ュ に よ る 「組 織 一 般 法 則 」 か ら 「経 営 組 織 法 則 」 へ の 展 開 につ い て の 一 考 察(牧 浦). 体 系 的 に 考 察 す れ ば,こ 最 終 の 結 果 は,今 して も,自. 日,ほ. の よ う な 過 程 は 次 の よ う な 様 相 で あ る 。 す な わ ち,あ. と ん ど,た. と え,自. ら の 欲 求 の 充 足 の 犠 牲(Preis)を. らの 欲 求 の 充 足 の た め だ け で は な くて,む. 足 の た め の]基. 導 か な い(hineinfUhren)。. 礎 を 目 的 と す る が,し. 終 の 結 果 で は な くて,む. か し,そ. 完 成 し た 最 終 の 結 果 は,む. 結 果 が 交 換 に よ り獲 得 さ れ る よ う に,規 し ろ,こ. こ れ らの 内,わ. れ わ れ に 最 初 の も の が 交 換 手 段 を,そ. し ろ,計. る い は,交. の た め,意. して,こ. の た め,全. 接 と 間 接 で,到. か も2つ. そ こ で,人. 識 で の 動 機 と して,今. 識 で は,動. る 意 思 が 他 の 意 思 に 連 な り,わ. や,計. れ わ れ の 内 の,特 知,あ. れ わ れ の[充. 定 の ヒ ト,. る い は,観. 足 の た め の]基. 念 に. れわれの充足 の 動 機 付 けの 礎 で は,動. る 取 引 き が 他 の 取 引 き に 連 な る ㈱。. 機 付 け と 合 目 的 な 計 画 で 始 め ら れ,そ. Benwelt)で. の 原 因 が,だ. 働 き か け,結. び 付 い た 動 機 付 け,欲. れ か の た め の[充. の 後,自. 間 ら し い 活 動 は,意. 然 の 法 則 の 領 域 で,外. 足 の た め の]手. こ こ で 交 換 に つ い て 語 られ る も の は,ま. 識 で は,. の 世 界(Au-. 段(Befriedungsmittel)に. 求 と 行 動 と 一 緒 に な り,自. らの 意 識 の 充 足 を 充 た す も の で,終. らの[充. 足 の た め の]基. 礎. わ る ㈲。 た,ま. さ に,全. く,法. 律 上 で 秩 序 付 け られ た 間. 入 に つ い て も 成 立 す る ㈹。. 必 要 な 間 接 的 な 交 換 は,こ 活 動 を も た らす,有. 間 に意 識. 画 に 従 っ た 様 式 で,取. 機 付 け の 状 態 が,他. 間 ら し い 活 動 の 範 囲 は 結 び 付 く。 す な わ ち,人. 接 的 な 交 換 で あ る,購. の 行 動 で,. 換 可 能 な 結 果 の 割 当が 完 成 され た と い う認 知. 達 す る ま で,意. 機 付 け よ う と す る 意 識 か ら,あ. 体の最. の 交 換 手 段 と 引 き 替 え に,. 定 の ヒ トの 層 を 共 に 交 換 す る ヒ トと して 指 摘 す る,認. 状 態 に 連 な り,あ. と,自. 間 が 欲 求 す る,. 定 さ れ る 。 第 二 番 目 の 交 換 の 行 為 で も 同 様 に 行 わ れ る 。 そ こ で,わ. の 基 礎 に,直. 欲 求,動. 画 上 で,人. 段 を も た らす 。 こ れ ら 総 て は,人. り扱 わ れ る よ う に 思 わ れ る 。 こ の よ う な 取 引 き の 方 針 は,わ. よ り,規. の 方 法 は も はや 直 接 的 に は. 換 手 段 の 支 援 に よ り実 施 さ れ,し. 足 の た め の]手. さ れ て い る 。 交 換 可 能 な 結 果,あ. あ る い は,特. ち ろ ん,自. の よ うな 最 終 の 結 果 の 割 当を 使 用 で き る。 上 記 で 既 に示. の よ う な 交 換 は,交. (Wahrnehmung)が,こ. 法 は,も. 定 さ れ る 。 大 抵 の 人 間 に は,こ. し た よ う に,こ. 第 二 の も の が 初 め て 目 指 す[充. 規定す るに. し ろ 他 の ヒ トの 欲 求 の 充 足 の た め に. 規 定 さ れ て い る 。 仕 事 上 の 活 動 で の 原 因 の い ず れ か が 指 摘 さ れ る,方 らの 欲 求 の[充. る分 野 の. の よ う な 観 察 で は,総. て の 依 存 関 係 で,相. 互 に そ の 独 立 した. 機 的 組 織 間 で の 放 任 さ れ た,活. 発 な 結 び 付 き の,ル. ー ズ な,自. ㈹VglNicklisch,H.1920a.S.78左. ㈹Vgl.Nicklisch,H.1920a.S.78左. ㈹VglNicklisch,H.1920a.S.78左.. 一61(61)一. 由な 運.
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