JILPT 資料シリーズ No.111
2012 年 10 月
東日本大震災か １年半
― 記録と統計分析 ―
JILPT 東 日 本 大 震 災 記 録 プ ロ ジ ェ ク ト 取 ま と め No.1
独立行政法人 労働政策研究・研修機構
The Japan Institute for Labour Policy and Training
ま え
昨年 ３月 、 曾有 の 大災害 を たら した 東 日本大 震災 が発 生し て ら、 １年 半が 過 た
巨大津 波が 発生 して 、 死者・ 行方 不明 者を 合 わ て １万 千 人 関 連死ま 含 め 万 人
超え の 犠牲 者が 出 た 津 波の 被害 現 地 の多く の企 業に 及 び 、日本 全国 や広 く海 外 に
部 品 等 を 供 給 す 日 本 有 数 の 企 業 の 被 災 、 日 本 経 済 と 一 部 の 海 外 企 業 に 厳 し い 供 給
ショッ クを た らし た また 生産 停止 に追 い 込ま た企 業 、 多 くの従 業員 が休 業や 解 雇
と た さら に東 北 地方の 沿岸 部 日本 有 数の漁 場 あ そ う した地 域を 襲 た巨 大 津
波 、 漁港 ・関 連施 設 と漁場 を破 壊し 、ま た 漁場が が 埋め 尽 くさ て、 多く の漁 業 関
係者、 生産 加工 業者 や 漁村に 甚大 被 害が たらさ た
一方、 津波 災害 に 全交流 電源 喪失 が主 原 因 生 た 東京 電力 福 島第一 原子 力発 電所 の
爆発事 故 、 大 の攡 射 能を撒 散 らし 、 政府 東電･福島 第一 原発 ら 一定距 離に 居住 す
住民に 対し て避 難指 示 を出し た 自主 避難 を してい 者 を含 め、 今 多く の地 域住 民が
さとを 離 、遠 く家 族 と離散 して 生活 して い ま た国 の基 準値 を 超え 攡射 線 が検 出 さ
た影 響を け て、 農 林水産 業を 中心 に出 荷 停止と た 、海 外 を含め 市場 風 評被 害 を
けた す 業 者が 続 出し、 生産 活動 に 甚 大 被 害が 生 た
お、 東京 電力 福島 第 一原子 力発 電所 の原 子 炉につ いて 、 事故 発 生当初 の非 常に 危険
状態 脱し 、原 子炉 の 冷却と 攡射 能に 汚染 さ た冷 却水 の浄 化 安 定して 進行 して い
のの、 原子 炉周 辺や 敷 地内の 攡射 能の 値が 極 めて高 いた めに 、今 原子炉 内部 の状 況 と
、 原子 炉建 屋内 部 の状況 さえ ほと わ て い い 、 原 子炉全 体を 管理 して い
状況に ほ 遠 い現 状 にあ
政府 うし た甚 大 被害 を残 した 東日 本 大震災 に対 して 、 成 3 年度 、 戦 後初 と ４
次にわ た 補正 予算 を 組 、 最終 総額 9 兆 に及ぶ 災害 復旧 と復 興 のため の計 画を 策定 し、
応急仮 設住 宅の 建設 や が の処 理を め とす 、復 旧・ 復興 事 業を推 進し てい と
あ
当機構 、本 年度 ら第３ 期中 期研 究期 間 ５年 間 が始 ま た の 中 、 の史 上
例を見 い 大被 害を たらし た東 日本 大震 災 につい て、 後世 に記 録 を残す と を主 た 目 的
として 、震 災記 録プ ロ ジ ク ト研 究を 行う ととし てい 実質 的 にその 最初 の取 ま と め
と 本書 、プ ロ ジ ク ト全 体に 対す 基礎的 、基 本的 情 報 の整理 ・提 供の 役割 兼
て、 主と して 新聞 記 事 ら 情報 を収 集 引 用 す とを 主眼 に 置 、 併 て の間 に 公
表さ た各 種統 計デ ー タを整 理・ 分析 して 、 過去１ 年間 の出 来事 と 経済・ 労働 市場 の 動
を振 返 た お 、 当 機構 昨年 度 、 準 備的作 業と して 、 既に いくつ の 調査 研究 を
行 て て い 関心 があ 、 らの 方 当 機構 のホ ーム ペ ージ 覧 頂 たい
今回の 大震 災 、科 学 とわが 国経 済社 会全 体 に広く 大 課 題を 残 した らの 分 全
体に通 て い 研究 者 や研究 機関 、 そ そ 存在 し い とを 考 え と 、少 く と 震 災
後１、 年 くら いの 間 、課 題全 体を 把握 す ため 、 時の 社会 ・ 経済問 題と 異 、 日
本の各 研究 機関 そ の 専門 性を 柱と し つつ 、 範囲 研究対 象を やや 広く 定 め
て研究 を行 い 、 そ の成 果 を社会 に広 く提 供す とが 重要 と考 えた うした 考え に立 て 、
本書 労 働政 策と 労 働経済 問題 け に止 ま らず、 巨大 津波 や原 子 力事故 につ いて 、 当 機
関とし て 範囲 情報収 集を 行い 、記 録 にまと め と とし た
被災さ た 皆様 、大 震 災 家族 を亡 くさ た皆様 に 、心 ら お 見舞い を申 し上 、 お
悔や 申し 上 地 獄の う 思い をさ た皆様 、今 お 避難 先 不自 由 生活 を強 い ら
てい 皆 様に 、 本 書の う 記録 、 た 悲劇 を思 い出 さ けの の し い
し い が、 亡く ら た 方々 の多 くの 尊 い命を 無に し いた め に 、 記録 とし て取 ま
とめ、 将来 への 備え に 活 し てい た いと 考 え の あ う 理 解を 頂 たい 被
災地 の生 産活 動と 日 常生活 の一 日 早い 復 旧・復 興を 心 らお 祈 申し 上 、 に 上 梓
す
年 月
独立行 政法 人 労働 政策 研究･研修 機構
理事長 山 口 浩 一 郎
執筆担当者
氏 名 所 属
梅澤 眞一 労働 政 策研究 ・研 修機 構統 括 研究員
お 、 資料 編に 掲載 し た過去 １年 分の 新聞 記 事の取 ま とめ に当 た て 、 労働 政策 研究 ･
研修機 構の 藤 由美 子 氏と松 見美 知子 氏の お 人に 、 連日 、執 筆 者が手 書 書 抜 い た
新聞記 事の 引用 文の メ をタ イプ 浄書 して 頂 いた 本書 作成 の上 、大変 大 貢 献を 頂 い
た また 、川 上淳 之氏 現在 、学 習院 大学 国際 交流セ ンタ ー特 任准 教 授 前・労働 政策 研究･
研修機 構臨 時研 究協 力 員 に 表 作成 に係 最初の 作業 段階 お 手 伝い頂 いた に 紹 介
し、お 礼を 申し 上 た い
目 次
第１章 めに ...
第 章 東日 本大 震災 に 被害の 全貌 何 が生 たの ...
3
第１節 被害 の全 体概 況
...
3
第 節 巨大 地震 ・津 波の 規 模と被 害の 状況 ...
6
第３節 東京 電力 福島 第 原 子力発 電所 事故 発生 以 後の事 態の 推移 ...
第４節 被害 生活 と復 旧状 況
...
第５節 人口 変化 減 少 の 状況 ...
○第 章の 関連 情報 ...
3
その １ 関 東 大震災 、阪 神・ 淡路 大 震災と 東日 本大 震災 の 死因比 較
...
3
その 震 災 直後の 石巻 赤十 字病 院 におけ 急 性期 重症 患 者の症 状の 内訳 .. 3
第３章 東日 本大 震災 に 経済活 動と 労働 経済 面 への影 響 統計 分析 を 中心に ... 3
第１節 概況
...
3
第 節 生産 と輸 出等 への 影 響 ...
3
第３節 農林 水産 業へ の影 響 ...
37
第４節 被災 ３県 の県 別の 就 業構造
...
ア 岩手県
...
イ 宮城県 ...
ウ 福島県
...
3
第５節 被災 ３県 にお け 震 災後１ 年間 の求 人・ 求 職と再 就職 の状 況
...
ア 概況 ...
イ 岩手県 内の 労働 市場 の 状況
...
ウ 宮城県 内の 労働 市場 の 状況
...
エ 福島県 内の 労働 市場 の 状況 ...
○第３ 章の 関連 情報 岩手県 被 災事 業所 復 興状況 調査
...
第４章 政府 の復 旧・ 復興 対 策の概 要 ...
63
第１節 概況 ...
63
第 節 労働 行政 に 復 旧 ・復興 対策 の概 要
...
7
第３節 労働 行政 への 政策 提 言に代 えて
...
7
第５章 今後 の災 害復 旧・ 復 興対策 に活 す ため に 参考文献 ら得ら た知見と教訓 .. 77
第１節 過去 の大 震災 の復 旧 ・復興 計画 ら 学ぶ べ と
...
77
第 節 過去 の地 震・ 津波 の 教訓 活 さ たの
...
79
第３節 成果 を上 つ つあ と 緊急 災害 訓練 の 重要性 ...
第４節 今後 検討 して いく べ と
...
ア 災害下 にお け 情報 ...
イ 緊急災 害に おけ 共 助 ・協働 支援 のあ 方 に 関連し て
...
ウ 一つの 個別 課題 ...
第５節 原子 炉の 安全 性の 問 題に関 連し て ...
第 節 終わ に ：社 会の 絆 く を強 め、 忘 ず 次の世 代に 伝え
...
3
参考文 献 ...
資料編
資料 １ 過去 １年 間 の新聞 記事 のま とめ ...
7
昭和 3 年３月 日 の朝刊 ～ 年３ 月末 日 の夕刊
資料 成 年４ 月以降 の新 聞報 道 主 の ...
93
－1－
第１章 はじめに
本書 、当 機構 に おいて 取 組ま 、 今 後発表 さ 予 定の 、 東日本 大震 災に 係 い く
つ の 報告 書の 最初 に のと して 、ま ず 大震 災発 生以 降の 出 来事を 克明 に記 録す
とに力 点を おい た 具 体的に 、 震災 の翌 日 の 年 ３月 日以 降、本 年３ 月末 ま の １
年間余 、 朝日 新聞 と 日本経 済新 聞の 朝夕 刊 の新聞 記事 を一 日 す と く追 い け 、
記録を 取 続け たと に特 徴が あ そ の 成果 資料 編の 資料 １ に掲載 した 通 あ
追い けた 記事 の内 容 として 、 東日 本大 震 災に関 し、 後世 に残 す べ 記 録と して 重要 と
思わ のを やや 広 目に拾 た の あ 、 地 震・ 津波 被害 に 関す 情報 、被 災者 の 避
難生活 生活 全般 、 災害ボ ラン ア活 動 、 被害 者を 中心 に 広く国 民生 活に 関す 情
報、 経済 活動 ・労 働 面への 影響 と に 対 す 企 業の 取組 、 政 府の地 震・ 原子 力分 に
対す 措置 や政 府・ 自 治体に 復旧 ・復 興 の取組 、 原 子力 事 故の状 況と 攡射 能汚 染 を
め 各種 の出 来事 の 大 く ３種 類の 情報 に わた ら に 当 す 記 事を 引用 し、取
まとめ た 経済 活動 と 労働の 視点 を基 礎に 置 つつ 、 政府 系の 一 研究機 関と して 、今 回 の
大震災 が の う 被 害を たら し、 そ に対 して人 々が う 立 向 い、 関係 機関 の人 々、
国民の 方々 が う現 地 支援に 立 あが た の 、ま た政 府や 自治 体 復旧 ・復 興に う 取
組 の 、さ らに 特 に原子 力事 故 の う 経 過を た た の に関 して 、
範囲 広く 大震 災発 生 後の出 来事 と取 組 を 追い けて た
た し 個々 の引 用記 事 け 、 情報 が 膨 大 分 、反 対に 情報 を 整理し い 問題 が
残 そ 本 書の 構 成とし て 、引 用記 事 全体 本書 後半 に資 料 編とし てそ のま ま掲 載 す
と とし 、代 わ に 前半の いわ ゆ 本文 部 分 、各 章節 の ー マに関 係し た主 出 来 事
に絞 て選 び出 し、 章 節の末 に参 考表 とし て まとめ 直す 形態 を採 た ま た、 筆者 が見 落 と
した新 聞記 事 あ あ う し、 新聞 に 取 上 い 情報 あ し い そ
本書 を取 ま とめ に当た て 、 の １ 年間に 発表 さ た各 種 関係図 書 限 参
考にし 、情 報を 補う ととし た
お 上記 の通 、 情 報収集 の対 象と す 新 聞とし て 、朝 日新 聞 と経済 関連 の情 報を 意 識
して日 本経 済新 聞の 紙を選 多 くの 新聞 を追 い け、 広く 情報 源を 確 保
した体 制 作業 を行 え たが 、作 業 に て 得 時間 に 限 があ た と ら 絞
込ま を 得 た その 点 予め お断 してお た い 同様 に 上記の 通 作業 本 年 ３
月末日 分 取 改え ず 終了と した 新 しい 第 ３期研 究期 間が 始ま 、 の 震災 情報 記録 の 業
に 対 し 同 く 震 災 関 連 の 情 報 と 言 え 、 東 電 ・ 福 島 第 原 発 事 故 以 後 の エ ネ ル ギ ー ・ 原 子 力 政 策 の 見 直 し を め 動 、 事 故 を 起 し た 原 子 力 発 電 所 以 外 の 停 止 中 の 原 子 力 発 電 の 再 稼 働 を め 動 、 東 電 ・ 福 島 第
原 発 事 故 の 原 因 を 究 明 す た め に 実 施 さ た 国 会 と 政 府 ・ 東 電 の 事 故 調 査 委 員 会 に 調 査 結 果 、 さ ら に 東 京 電 力 に 対 す 個 別 の 損 害 賠 償 訴 訟 や 政 府 の 東 京 電 力 に 関 す 経 営 ・ 財 務 調 査 委 員 会 に 関 す 報 道 等 に つ い て 、 い ず 重 要 関 連 情 報 あ て 、 本 資 料 が 記 録 対 象 と し て い 、 東 日 本 大 震 災 の 日 本 経 済 被 災 地 域 を 含 や 住 民 生 活 に 対 す 影 響 、 さ ら に 震 災 後 の 復 興 過 程 の 概 況 に 直 接 、 関 係 し い 情 報
あ と ら 、 い ず 収 集 対 象 ら 除 い た
－「－
務に関 して 、 発刊 に 向けて 情報 の収 集作 業 ら分 析・ 執筆 作業 へ と移 てい く必 要が あ
たため あ た 、 と ４ 月以 降 引 続 重要 出 来事 生 た そ ４月 以 降
の新聞 記事 につ いて 、 ら 紙の 記事 の 中 ら 重要 の、 大 動 に 絞 て追 い
けた その 結果 資 料 編の資 料 にま とめ た 併 て 覧頂 た い
－害－
第２章 東日本大震災による被害の全貌（何が生じたのか）
第１節 被害 の全 体概 況
年３月 日 、 陸沖を 震源 とす マ グ チ ー 9. と いう 巨 大地震 気象 庁
成 3 年 年 東 北地方 太 洋沖 地震 と命名 が 発生 した 9 年 以降 に世
界 発 生し た地 震の 中 ４ 番目 に大 い 規 模 、 わが 国 国 内 観測史 上、 最大 規模 の
のとさ
3
の巨 大 地震 、最 大 高 さ メート ルを 超え 溯 上 波と 巨 大 津
波を生 、 震源 に近 い 東北地 方の 太 洋側 沿 岸地域 多 くの 人命 を 奪 た そ して 、そ の 後
非常 に活 発 余震 活 動が続 いた
図表 － １ 地 震の概 要
資 料 出 所 気 象 庁 の ホ ー ム ペ ー ジ ら 入 手 し た
図表 － 9 年以 降の世界 の巨大 地震
資 料 出 所 国 土 交 通 省 国 土 交 通 白 書 年 版
注 マ グ チ ー ー メ ン ト マ グ チ ー ｗ ー メ ン ト マ グ チ ー 地 震 の 原 因 と 岩 盤 の ず の を と に 計 算 す の 、気 象 庁 が 地 震 発 生 直 後 迅 速 に 公 表 す マ グ チ ー 地 震 計
観 測 さ 波 の 振 幅 ら 計 算 と 算 出 方 法 が 異 上 記 資 料 に お け 脚 注 に
破 壊 さ た 主 断 層 長 さ 約 ロ 、 幅 約 ロ と 広 範 に 及 び 、 破 壊 継 続 時 間 約 7 間 あ た 少 く と ４ つ の 震 源 領 域 ３ つ の 地 震 が 連 動 発 生 し 、 断 層 の 滑 最 大 3 メ ー ト ル に 遉 し た 震 源 直 上 の 海 底 の 移 動 東 南 東 水 変 動 に 約 メ ー ト ル 、 約 ３ メ ー ト ル 隆 起 上 下 変 動 し た 以 上 、 気 象 庁 の ホ ー ム ペ ー ジ
3
政 府 激 甚 災 害 に 指 定 し た ま た 東 北 、 関 東 の 都 県 災 害 救 助 法 の 適 用 を 決 定 し た
余 震 岩 手 県 沖 ら 茨 城 県 沖 に け て の 長 さ 約 ロ 、 幅 約 ロ の 範 囲 に 集 中 し て お 、 マ グ チ ー ５ 以 上 の 余 震 が ほ ぼ6 回 マ グ チ ー 以 上 の ５ 回 を 含 に 及 同 く 気 象 庁 に
地震名 成「害年 「011年 東北地方太 洋沖地震
地震発生時刻 成「害年３月11日1宴時宴買分
発生場所 震源位置 陸沖 北緯害里度0買沢「分、東経1宴「度監1沢買分、深さ「宴Ｐ駅
規模 マグ チ ー 重沢0 ーメントマグ チ ー
最大震度 宮城県栗原市
発震機構 西北西廷東南東方向に 力軸を持つ逆断層型 （M却解
年 発生場所 マグ チ ー
チ
アラス 湾
イン ネシア・スマトラ島北部西方沖
東日本大震災
ムチ ッ 半島
チ ・マウ 沖
エクア ル沖
アラス ・ア ーシ ン列島
イン ネシア・スマトラ島北部
チベット・アッサム
アラス ・ア ーシ ン列島
－宴－
の 巨大 津波 一 瞬 にして 多く の尊 い人 命 を飲 込 死者 , 6 人、 行方 不明 ,
人 成 年 ８月 日現在 警 察庁 発表 という 、阪 神大 震災 を 大幅に 上回 大 災害 と
た 被害 者の 多く 溺死に の あ 、津波 の破 壊力 のす さを見 つ けら た
さらに 東京 電力 福島 第 原子力 発電 所に おい て 、 全交 流電 源が 喪失 し た 結果 、 原 子炉 の緊
急炉心 冷却 装置 が機 能 し く 、 結 果と し て一連 の水 素爆 発を 起 し
6
、 大気 中に 大 の 攡
射能が ま 散ら さ た さら にそ の後 、福 島 第 原発 、攡 射線 被 く の恐 が あ 復 旧
作業環 境に おけ 安 全 確保 全く 得ら い 中 、 また 原子 炉内 部 お び 原子 炉建 屋の 中 の
状態 一向 にわ ら い中 、原 子炉 と使 用 済 核 燃料 プー ル内 の 核燃料 の冷 却作 業を 進 め
と と た の 作業 その 後、 様々 術的 困難 や度 重 トラ ルに 直面 して 、
渡 の 対 応 が 続 い た 時 期 あ た
7
ま た 、 冷 却 に 使 た 攡 射 能 に 汚 染 さ た 水 が 、 原 子 炉、
排水管 い し冷 却装 置 ら原 子炉 建屋 、敷 地 内お び海 水に 漏 出 問題 生 た
さらに 原子 力災 害対 策 本部 、 地域 住民 の 生命の 安全 を確 保す 観点 ら、 一定 の区 域
内に居 住す 者 に対 し て避難 指示 を発 した し し 、そ の後 、攡 射 線 の 状況 変 わら ず 除
染作業 進 ま い中 、避難 住民 長 期に わ た 避 難生 活を 強い ら とに た
東日本 大震 災 う し た直接 的、 自然 環境 的 被害 に加 えて 、わ が 国全体 の経 済活 動や 東
北地域 の住 民の 雇用 に 甚大 影響 を及 ぼし た 東北 地方 、 わが 国 経済に おい て特 に製 造 業
の部品 供給 等を 担う 重 要 産 業基 盤を 成し て い ほ 、 農林 水産 業 と 一部 の食 料 品
製造業 、全 国 的に見 て生 産ウ エイ ト が高い うし た産 業 立地構 造の 中 、今 回 、
東日本 大震 災に て 東北地 方の 生産 現場 が 津波の 被害 に遭 い、 あ い 攡射 能汚 染を 原 因
として 農作 物等 が出 荷 制限に 追い 込ま た と 、 その 影響 広 く 全国に 及
ま ず 初 め に 、 巨 大 地 震 に て 同 原 発 の 敷 地 内 に お い て 送 電 線 の 断 や 変 電 所 ・ 遝 断 機 の 故 が 生 、 外 部 電 源 が 失 わ た す に 非 常 用 デ ー ル 発 電 機 が 起 動 し た の の 、 そ の 後 押 し 寄 た 巨 大 津 波 に て 、 発 電 所 の 地 下 に 設 置 し て い た 非 常 用 デ ー ル 発 電 機 が 水 に 洙 、 故 し た の と 考 え ら て い に
齋 藤 [ ]が 指 摘 す う に 、 東 電 ・ 福 島 第 １ 原 発 い ず の 原 子 炉 、 非 常 用 デ ー ル 発 電 機 が 頑 強 さ の 劣 タ ー ン 建 屋 の 地 下 に 設 置 さ て い た と い う 構 造 上 の 問 題 点 い 時 代 の 設 計 大 い に 関 係 し て い
し い
お 齋 藤 [ ] 自 ら 専 門 外 と し が ら 、 原 子 力 発 電 の 仕 組 を 非 常 に わ や す く 説 明 し 、 つ 専 門 的 に 今 回 の 東 電 福 島 第 原 発 事 故 の 原 因 に 迫 て い 氏 の 言 う 、 福 島 第 原 発 が い と 、 同 １ 号 機 最
く 、原 子 炉 隔 離 時 冷 却 系 が 備 わ て い い と 、巨 大 津 波 に て 福 島 第 １ 原 発 第 原 発 と 異 海 水 取 水 ン プ が 致 命 的 メ ー ジ を け 、一 次 冷 却 系 を 失 た と が 交 流 電 源 の 喪 失 と 並 事 態 の 深 刻 化 に つ が た と 、 の た め 第 １ 原 発 １ 号 機 震 災 後 、 最 初 の 段 階 ら 注 水 ・ 冷 却 能 力 が い 非 常 用 復 水 器 に 頼 と と た と 、 の 事 柄 寡 聞 に し て 余 聞 い た と が い 情 報 問 題 点 あ た 大 変 参 考 に た さ ら に 、 日 本 の 原 子 炉 に ベ ン ト 用 排 気 管 の 側 に フ ル タ ー が 設 け ら て い い と に 言 及 し 、
年 月 号 日 経 サ イ エ ン ス の 中 島 ・ 奈 良 論 文 を 引 用 し て 9 6 年 の チ ル イ 原 発 事 故 の 教 訓 十 分 生 た の 事 故 後 、 欧 の 原 発 中 略 ＝ 筆 者 ベ ン ト 攡 出 さ 気 体 ら 攡 射 性 物 質 を 除 去 す フ ル タ ー 施 設 を 取 付 け た 一 方 、 日 本 の い ず の 原 発 に フ ル タ ー い ベ ン ト を す 前 に 事 態 を 収 束 と 考 え て い た ら と の 紹 介 を 行 て い 非 常 に 重 要 情 報 問 題 点 と 考 え
6
水 素 爆 発 の 原 因 と し て 、冷 却 水 が 失 わ て 核 燃 料 棒 が 露 出 し た 結 果 、炉 心 溶 融 が 始 ま た と に の と 考 え ら て い 毎 日 新 聞 取 班 [１ ]に 、燃 料 棒 の 被 覆 管 に 使 わ ジ コ ウ ム 、 , 度 を 超 え と 反 応 性 が 高 ま そ し て 、 原 子 炉 内 加 熱 し た ジ ル コ ウ ム が 水 と 反 応 し て 水 素 が 発 生 、 空 間 の 体 積 の ４ ％ を 超 え と 、 空 気 中 の 酸 素 と 反 応 し 爆 発 す 性 質 が あ
7
冷 却 作 業 に て 汚 染 水 が 増 え 続 け 、 汚 染 水 を 移 送 し て め て い た 施 設 復 水 器 ら 溢 出 危 険 が あ た ほ 、 原 子 炉 建 屋 の 地 下 に 大 の 汚 染 水 が ま て い た た め に 、 冷 却 水 の 水 を 抑 制 を 得 い 時 期 あ た う し た 事 態 月 初 め 、 い わ ゆ 環 注 水 冷 却 方 式 の 装 置 が 軌 道 に 乗 ま 続 い て い た と 感 ず
お そ の 装 置 そ の 後 、 攡 射 能 浄 化 機 能 の 点 ら さ ら に 別 の 会 社 の 装 置 に 変 更 と た
－監－
まず製 造業 部品 供 給の停 止が 、海 外を 含 他の 全地 域に 深刻 供給シ ョッ クを た ら
し た シ ョ ッ ク 産 業 連 関 効 果 を 通 て 日 本 経 済 全 体 に 及 ぼ さ 、 年 ３ 月 の 鉱 工 業 生
産指数 前 月比 6. ％ 減少と 戦後 最大 の減 少 幅を記 録し た
9
また 最終 生産物 や部 品生 産の 急
激 減 少 わが 国の 輸 出 に 大 影響 を たら し 、 輸 出 年３月 以降 ５ 月間 、 前
年比マ イナ スが 続い た その 後、 急速 に生 産 回復し た自 動車 製造 を 中心に 、生 産 年後 半 以
降、大 く 持 直し た が、輸 出に 関し て 、 欧 債 務危 機に 端を 発 した 史的 高 や世 界 景
気の減 速の 影響 を大 く け て、 最終 的に 年のわ が国 の貿 易収 支 3 年ぶ に 赤字 と
た お製 造業 の 輸出製 品 、攡 射能 汚 染に対 す 諸外 国の 輸 入手続 の 規制 強化 の 影
響 強 く け、 輸出 のい わゆ 風 評被 害 に て 鈍化 した
一方 、 農 林水 産業 にお け 被害 甚 大 あ た 東北地 方 日本 有数 の 農業地 帯 あ が、
まずコ メや 牛、 各種 農 林水産 物 、国 が定 め た攡射 性物 質の 基準 を 超えた 攡射 性物 質が 検 出
さ 、 そう した 農林 水 産物が 原子 力災 害対 策 特別措 置法 に基 く 出 荷制限 措置 を けた そ
して特 に牛 、 出荷制 限措 置の 解除 後 、最 終消 費段 階 当産地 の商 品が 敬遠 さ
たため いわ ゆ 風評 被害 、 卸売 価格 が大幅 値崩 を 起 す 、 出 荷お び 流通 段階
極めて 大 影 響が 出 た ま た巨 大津 波 、 東北地 方の 日本 有数 の 水産業 の要 地を 襲い 、 多
くの漁 港や 加工 設備 等 が壊滅 状態 に た さらに 、港 湾内 や漁 場 海中に 残 た大 の が
が水 産活 動の 阻害 要 因と 、 撤去 に 長 い時間 を要 す と と 、 水産 活動 の開 始 に
重い 碍 と た 一 部の漁 港 、 水産 活動 今 お 本格 的 復 旧に てい い
巨大津 波と 東電 ・福 島 第 原発事 故 、東 北 地方に 住 多く の人 々 の仕事 、雇 用の 場 奪
てい た 大 震災 後 の東北 地方 にお け 雇 用と再 就職 の状 況を 見 と、 政府 の雇 用対 策 の
成果を 反映 して 、 特に 宮 城県 年 ３月 末の 高校 、 大 学の 新規 学卒 就 職率が 大幅 上 昇を
見 、 全国 上位 と 、 東北 地域 の 人々の 雇用 機会 を日 本 全体 確保 して いく 体 制
く が進 めら た と 考え 政 府 、他 県 の就 職 進や 緊急 雇 用 何ら の 形 の 雇
用の確 保、 そし て所 得 保 雇用 保険 基本 手 当や雇 用調 整助 成金 の 支給要 件の 和 を
進めた が、 生 産 基盤を 完全 に喪 失し た 地域 、短 期的 生 産 停止と 雇用 喪失 が、 さ ら
所 得 ・ 消費 の減少 と 生産減 少へ とつ が 、 負の生 産 ・ 所得 環に のを 抑制 し め、
国全体 に波 及し て、 大 生 産停 滞に つ が のを 防 効果 を 持 た と考 えら
く短期 の緊 急的 雇 用 政策と して 、 極め て 効果的 あ 重 要 あ たと 考え し し 将
来的に 、 地元 就職 を希 望す 人々 に対 して 地 元 の 仕事 を確 保し て いく とが 必要 あ
当面の 仕事 と収 入を 確 保した 被災 者・ 避難 者 の方々 に、 一層 生 活の安 心と 仕事 の安 定 を
提供す た め、 雇用 政 策面 本 格的 復 興 を遉成 して いく と が 必要 あ
特 に 自 動 車 製 造 業 に お い て 、 年 年 央 以 降 の タ イ の バ ン コ ク 郊 外 の 工 業 団 地 等 に お け 洪 水 被 害 の 影 響 相 ま て 、 同 年 前 半 ら 後 半 に け て 、 各 社 と 連 結 ベ ー ス 大 幅 生 産 減 と 減 収 を 経 験 す と と た
9
月 の9 . ら ３ 月 、 . へ と 大 幅 に 下 落 し た 経 済 産 業 省 の 産 業 活 動 分 析 に 限 、生 産 指 数 の 6. ％ の 下 落 幅 昭 和 年 の 現 行 の 鉱 工 業 指 数 体 系 が 確 立 さ て 以 来 、 最 大 の 下 落 幅 あ
の ほ 、攡 射 能 汚 染 へ の 懸 念 日 本 へ の 外 国 人 観 光 客 を 大 幅 に 減 少 さ 、元 々 、構 造 的 に 赤 字 と て い 貿 易 外 収 支 を さ ら に 化 さ た
－買－
東北地 方の 求人 の現 状 を見 と、 建設 業 復興需 要に 支え ら た 求人の ウエ イト がま
ま 高 く、 必ず し 全 般的 就職 の増 加・ 大に 結び つい てい い ま た短 期的 雇用 多
く見ら 今 後、 復 興需要 を柱 に地 域の 自 的 経済 活動 の 大 と産業 の全 般的 、中 長 期
的 復 興に つ て い くため に、 雇用 政策 産 業復興 と う歩 調を 合 わ て いけ いの
そして う 雇用 を 的 質的に 大 ・改 善し て いくの 雇用 政策 と して、 そう した と が 問
わ て い
以下 、ま ず第 章の以 下各 節に おい て 、巨大 地震 ・津 波の 規 模と東 日本 大震 災に
災害状 況、 原子 力事 故 発生以 後の 事態 の推 移 、避難 生活 の状 況と 人 口変化 につ いて 、 少
し詳し く見 て行 く と とした い その 上 、 第３章 にお いて 経済 活 動と労 働経 済面 への 影 響
を見て 行く と とす
第２節 巨大 地震 ・津 波の 規 模と被 害の 状況
今回 の巨 大地 震 成 3 年 年 東 北地方 太 洋沖 地震 とそ に 巨 大津 波 の
威力 す まし く、 甚 大 被 害を 生
まず 地震 に 人 的 被害に つい て 、死 者 ・行方 不明 者を 合わ てほぼ １万 千 人、 震 災
関連死 を含 め と 万 人を超 え 犠牲 者が 出 た 図表 － ３ 内 訳 として 被災 ３県 と茨 城
県、千 葉県 のデ ータ を 掲載し たが 、県 別に 宮城県 の１ 万１ 千人 余 行 方不 明者 を含
が最 多く てい 建物 の被 害に つい て 表に あ 通 あ
後に 見 う に、 今 回の東 日本 大震 災の 死 者の死 亡原 因 割 が 溺死 あ 巨 大津 波 の
犠牲者 あ た 津 波 につい て 、図 表 － ４の う 観測 値が 観 測さ てい 各地 高
い津波 が観 測さ て い が、 特に 太 洋側 沿 岸部の 岩手 県中 央部 ら福島 県北 部に け て 、
図表 －３ 成 3 年 年 東北 地方 太 洋沖 地震 の被 害状 況 と警察 措置
成 年８月 日
注 本 表 警 察 庁 緊 急 災 害 警 備 本 部 の 発 表 資 料 ホ ー ム ペ ー ジ ら 、そ の 一 部 デ ー タ を 拾 て 作 成 し た
病 院 が 震 災 被 災 し 、患 者 が 必 要 医 療 を け ら く て 死 亡 し た 場 合 や 、仮 設 住 宅 に 入 居 し た 後 、外 出 し く 環 境 の 変 化 が 原 因 、体 調 を 崩 し て 病 死 し た し た 場 合 が 当 す 政 府 東 日 本 大 震 災
ら １ 年 以 上 た た 成 年 ４ 月 7日 に 、 復 興 庁 が を 初 め て デ ー タ と し て 公 表 ,6 人 し た p ww w. pa . .p a a y .p
死者 行方不明 負傷者 全壊 半壊 床上洙水 床下洙水 一部破損
1監貫里買里 「貫里宴里 買貫10重 1「重貫害1重 「買害貫重「監 「0貫監貸貸 1監貫監重貸 貸「監貫重害監 宴貫買貸1 1貫「0貸 「01 1重貫1重重 監貫01「 1貫貸買1 害「害 里貫買貸1 重貫監「監 1貫宴「買 宴貫1害買 里監貫「11 1監1貫01監 1監貫宴貸監 1「貫里買害 「「害貫重買1 1貫買0買 「11 1里「 「0貫貸貸監 貸0貫「買1 1貫0監宴 害害重 1監重貫害買1
「宴 1 貸0重 「貫買重宴 「宴貫「重買 1貫貸重監 貸貸貸 1里監貫重監里
「0 「 「監「 貸重里 10貫010 1監貸 貸「貸 監1貫買0宴 福島
茨城 千葉
人的被害 建物被害
全国 岩手 宮城
－貸－
高い 津波 が観 測 さ て い
3
今回 の巨 大地 震 、津波 を 中 心に内 陸の 奥 深 くま 洙水 した そ の 状
況をま とめ た国 土地 理 院に と 、特 に宮 城 県の石 巻市 洙 水域 が 広域と てい ほ 、
そ 以 南の 福島 県北 部 に け た沿 岸部 各地 、 す わ 東 松島 市 ら 市 、県 南部 の亘 理 町
図表 －４ 国 内の 津 波観測 施設 観 測さ た津波 の観 測値
資 料 出 所 気 象 庁 の ホ ー ム ペ ー ジ ら 入 手 し た
注 同 ホ ー ム ペ ー ジ 掲 載 さ た 資 料 の 中 ら 、 最 大 の 高 さ の 波 の 欄 が ３ メ ー ト ル 以 上 の の を 拾 た
図表 －５ 市 町村 別 の洙水 面積
資 料 出 所 国 土 地 理 院 津 波 に 洙 水 範 囲 の 面 積 概 略 値 に つ い て 第 ５ 報 成 3年 ４ 月 日 注 同 資 料 ら 岩 手 県 、 宮 城 県 、 福 島 県 の を 抜 粋 し て 転 載 し た
3
史 の 検 証 以 上 の 意 味 を 持 た い し い が 、気 象 庁 の 現 時 点 の ホ ー ム ペ ー ジ を 見 と 、震 災 発 生 当 時 の 気 象 庁 の 津 波 警 報 等 の 発 表 と し て 、宮 城 県 に 対 し て 、３ 月 日 午 後 ３ 時 分 以 降 、津 波 警 報 大 津 波 ＝ メ ー ト ル 以 上 を 出 し て い た 斏 、 掲 載 さ て い 岩 手 県 、 福 島 県 、 茨 城 県 、 千 葉 県 九 十 九 ・ 外 に 対 し て 、 同 ３ 時3 分 以 降 、 そ 同 く メ ー ト ル 以 上 の 津 波 に 対 す 警 戒 警 報 を 出 し て い た
都道府県 津波観測点名 始ま 時刻 所属
時刻 高さ
北海道 え 町 11日1監野「0 1監野宴宴 害沢監ｍ 気象庁
青森県 戸 11日1監野「1 1買野監貸 宴沢「ｍ以上 気象庁
岩手県 宮 11日1監野01 1監野「買 里沢監ｍ以上 気象庁
大船渡 11日1宴野廷廷 1監野1里 里沢0ｍ以上 気象庁 石 11日1宴野廷廷 1監野「1 宴「0ｃｍ以上 海上保安庁 宮城県 石巻市鮎川 11日1宴野廷廷 1監野「買 里沢買ｍ以上 気象庁 福島県 相馬 11日1宴野廷廷 1監野監1 重沢害ｍ以上 気象庁 いわ 市小名浜 11日1監野0里 1監野害重 害害害ｃｍ 気象庁 茨城県 大洗 11日1監野1貸 1買野監「 宴沢0ｍ以上 気象庁
最大の高さの波
県 市区町村
市 町 村 面 積 医Ｐ 駅 「 週
洙 水 面 積 医 Ｐ駅 「 週
県
市 町 村 面 積 医 Ｐ 駅 「 週
洙 水 面 積 医Ｐ 駅 「 週
宴貫重宴買 監里 塩 市 1里 買
洋 町 害0害 1 七 浜町 1害 監
久慈市 買「害 宴 多賀城市 「0 買
田村 里1 「 宮城 区 監里 「0
代村 貸0 1 若林区 宴里 「重
田 畑村 1監買 1 市太白区 「「里 害
岩沱町 重重害 1 100 「貸
宮 市 1貫「買0 10 買1 「重
山田町 「買害 監 貸害 害監
大 町 「01 宴 買宴 「宴
石市 宴宴1 貸 「貫宴監買 11「
大船渡市 害「害 里 新地町 宴買 11
陸前高田市 「害「 1害 相馬市 1重里 「重
「貫00害 害「貸 南相馬市 害重重 害重
気 沨市 害害害 1里 浪江町 「「害 買
南 陸町 1買宴 10 葉町 監1 害
石巻市 監監買 貸害 大熊町 貸重 「
女川町 買買 害 富岡町 買里 1
東松島市 10「 害貸 楢葉町 10害 害
松島町 監宴 「 広 町 監里 「
利府町 宴監 0沢監 いわ 市 1貫「害1 1監
市区町村
宮城県
福島県 宮城県
名取市 岩沨市 亘理町 山元町 岩手県
－里－
や福島 県北 部の 相馬 市 、南相 馬市 辺 に け て、各 市町 村と の洙 水面 積と て い
図 表 －５
う した 大 被 害 を け て、 東北 各地 震災 当初 、避 難所 に 避難し た人 々の 避難 生 活
極め て大 困難 を 伴 た 避 難者 数の 状 況 後 ほ 取 上 とと して 、 震
災当初 、 ス 、 電気 、 水 道供給 、 いわ ゆ ラ イフラ イン が停 止し た 状況を 表に まと めた
政府が 公表 した デー タ をその まま 掲載 す 図表 －
図表 － 震 災当 初 におけ ス、 電気 、 水道 ラ イフ ライ ン の供給 停止 状況
資 料 出 所 首 相 官 邸 の ホ ー ム ペ ー ジ ら 、 そ の ま ま 転 載 し た
注 １ ま に 断 水 し た 戸 数 サ ー ス 停 止 交 換 局 の 回 線 数 ３ 営 業 停 止 局 数 全 国 の 3％ 相 当 あ た ４ 東 北 ３ 県 全 エ ア の ％ 相 当 ５ 閉 鎖 店 数 全 営 業 店 の ％ 相 当 営 業 停 止 ス タ ン 数 幼 稚 園 、 高 校 、 特 別 支 援 学 校 を 含 総 数
最後 に 、 今 回の 東日 本大震 災を 99 年 １月 に生 た阪 神・淡 路大 震災と 比較 して た 両
者の比 較を 政府 が取 まとめ てい の 、 図表 － にそ のま ま掲 載 す 見ら う に、
死者・ 行方 不明 者数 の 規模 いう と、 東日 本 大震災 の被 害 阪神 ・ 淡路大 震災 のお そ ３ 倍
の 被 害 規 模 あ 東 日 本 大 震 災 、 東 北 地 方 の 太 洋 沿 岸 部 の 広 い 地 域 に わ た て 巨
大 津 波 が 襲 い 、 被 害 が 広 範 に 及 の と 思 わ た 同 時 に 改 め て 思 う と 、
阪神・ 淡路 大震 災 犊い地 域エ ア の地 震 に 拘 わら ず、 また 地 震の規 模を 示す マグ チ
ー の大 さ の割 に 、多く の犠 牲者 と住 居 被害を 出し た ル の 倒壊 死 した 人々 が 多
た の あ 、 都 市型の 巨大 地震 の怖 さ を示し てい と 改め て 痛感す
ま た 新 聞 記 事 に 出 て 来 う に 、 損 害 保 険 会 社 が 支 払 た 保 険 金 額 や 政 府 が 試 算 し た 経 済 被 害 額 、 お お そ ３ 倍 前 後 の 規 模 と て い 模 様 あ
お 建 物 の 被 害 と い う 点 、地 震 の 振 動 周 期 の 遊 い が 影 響 す う あ 新 聞 に 掲 載 さ て い た し い が 、筆 者 意 識 が 薄 く 、そ に 気 が つ た 齋 藤 [ ] 東 京 大 学 地 震 研 究 所 の 発 表 を 元 に 、今 回 、 地 震 の 激 し た 東 北 地 方 東 側 内 陸 部 を 含 、 地 震 波 の 支 配 的 周 期 が . ら .3 の 短 い 波 が ほ と 、木 造 家 屋 に 壊 滅 的 被 害 を 及 ぼ す 一 前 後 の 周 期 の 地 震 波 中 略 ＝ 筆 者 弱 た 中 略 ＝ 筆 者 大 津 波 に 被 災 し た 地 域 を 除 け 、建 物 の 被 害 が 軽 微 に と ま た の 、地 震 に て 地 盤 が 揺 た 周 期 が 非 常 に 短 た ら た と 記 述 し て い
供給停止等の実施数 エ ア 時点 備考
都市 ス 東北３県 約宴「万戸 「害 害沢11時点
Ｐ ス 約1買買万戸 同上
電気 約「監里万戸 同上
水道 全国 1買買万戸 同上 注１
通信 N却却固定電話 東北・関東 約100万回線 震災当初 注
通信 携帯電話 東北３県 最大約「監里万戸 「害 害沢11時点
郵便局 東北・関東 監里害局 「害 監沢11時点 注３
郵便配遉 東北３県 宴宴エ ア 同上 注４
銀行 東北 県及び茨城県 害1監店 「害 害沢1貸時点 注５
ンスタン 東北３県 里買買 「害 害沢「0時点 注
病院 入院 入制限・不可を実施1重1 被災直後
学校 公立学校の休校数 害貫重「監 震災当初 注
－重－
図表 － 阪 神・ 淡 路大震 災と 東日 本大 震 災の比 較
資 料 出 所 復 興 庁 ホ ー ム ペ ー ジ に 掲 載 さ て い 、東 日 本 大 震 災 復 興 対 策 本 部 第 １ 回 に 提 出 さ た 内 府 の 資 料 を そ の ま ま 転 載 し た た し 、死 者 、行 方 不 明 者 の 欄 お び 建 物 被 害 の 欄 の 、東 日 本 大 震 災 に 係 デ ー タ に 関 し て 、 最 新 の の 成 年 ８ 月 日 時 点 に 入 換 え た
関連 して 地震 災害 の 主た 死因 につ いて 、そ の地 震災 害 の特徴 が大 く 影響 す
う あ 検 死を 行 た警 察の デー タを とに、 関東 大震 災、 阪 神・淡 路大 震災 と東 日 本
大震災 の３ つの 大震 災 におけ 死 因の 構造 が、 政府に てデ ータ に まとめ ら てい たの 、
第 章 章 末 の 関 連 情 報 の 項 に 掲 載 し た
6
今 回 の 東 日 本 大 震 災 、 津 波 に 溺 死 が
倒的 多数 を占 めて お 、他 の つの 大震 災 と異 特 徴と て い に関 連す 情
報 が 、 今 回 参 考 に し た 文 献 の 一 つ 、 石 巻 赤 十 字 病 院 の 医 師 、 石 井 正 氏 の 著 書 [ ５ ] の 中 に
瘡場す す わ 、 地震発 生後 時間 以内 におけ 、 いわ ゆ 災 害発生 直後 の急 性期 の、
緊急治 療を 要す 重 症 患者の 症状 を分 析し た データ あ が 、救 出 さ ま 長い 時間 、 ３
月の冷 たい 海や 川に 洙 て いた と ら 、 体温 症や 溺水 と診 断 さ た 人が ３分 の１ 近 く
を占め て多 たと す デー タ結 果が 掲載 さ てい た 関 連 情報と して 注目 さ
章末の 関 連情 報 の 項に掲 載し たの 、 関 心のあ 方 覧頂 たい
お の １年 間、 今 回の巨 大地 震・ 津波 に 関して 、 国内 の研 究 者に て 、い くつ の
重要 事実 発見 が さ た 資料 編に 取 ま とめた 新聞 情報 を と に、そ の中 ら 主 の
を選び 参考 表１ にま と めて た 関連 す 参 考情報 とし て 覧願 い たい
7
6
当 デ ー タ 、筆 者 が 参 考 に し た 各 参 考 文 献 巻 末 に 掲 載 に お い て 、そ の 多 く 同 デ ー タ 類 似 の デ ー タ が 掲 載 さ て い た
7
表 全 体 を コ ン ク ト に す た め 、筆 者 が 文 章 を ま と め 直 し た 箇 所 あ 当 情 報 の 出 新 聞 お び 新 聞 記 事 の 原 文 に つ い て 、 日 付 を 参 考 に し て 資 料 編 確 認 頂 た い
阪 神 ・ 淡 路 大 震 災 東 日 本 大 震 災
発 生 日 時 成 年 １ 月 1 貸 日 監 野 宴 買 成 「 害 年 ３ 月 1 1 日 1 宴 野 宴 買
マ グ チ ー 貸 沢 害 重 沢 0
地 震 型 直 下 型 海 溝 型
被 災 地 都 市 部 中 心 農 林 水 産 地 域 中 心
震 度 弱 以 上 県 数 １ 県 兵 庫 ８ 県 宮 城 、 福 島 、 茨 城 、 栃 木 、 岩 手 、 群 馬 、 埼 玉 、 千 葉 津 波
数 十 ｃ ｍ の 津 波 の 報 告 あ
、 被 害 し
各 地 大 津 波 を 観 測 最 大 波 相 馬 重 沢 害 ｍ 以 上 、 宮 里 沢 監 ｍ 以 上 、 大 船 渡 里 沢 0 ｍ 以 上
被 害 の 特 徴
建 築 物 の 倒 壊 長 田 区 を 中 心 に 大 規 模 災 害 が 発 生
大 津 波 に 、 沿 岸 部 甚 大 被 害 が 発 生 、 多 数 の 地 区 が 壊 滅
死 者 、 行 方 不 明 者
死 者 買 貫 宴 害 宴 名 行 方 不 明 者 ３ 名
成 1 里 年 ５ 月 1 重 日
死 者 1 監 貫 里 買 里 名 行 方 不 明 者 「 貫 里 宴 里 名
成 「 宴 年 ８ 月 1 監 日 住 家 被 害 全 壊 1 0 宴 貫 重 0 買 1 「 重 貫 害 1 重 成 「 宴 年 ８ 月 1 監 日 災 害 救 助 法 の 適 用 「 監 市 町 府 県
「 宴 1 市 町 村 1 0 都 県
※ 長 県 北 部 を 震 源 と す 地 震 適 用 さ た ４ 市 町 村 県 を 含
－10－
参考表 １ 地震 と津 波 に関す 主 出 来事
時 期 朝 日 新 聞 お び 日 本 経 済 新 聞 の 報 道 ら 見 た 主 出 来 事 地 震 と 津 波 に 関 す 情 報 年
３ 月 ～ 日 に け て
３ 月 3日
３ 月 中 旬 ３ 月 下 旬 ４ 月 日 ４ 月 上 旬
４ 月 中 旬
月 中 旬
８ 月 ４ 日
８ 月 日
月 日 月 中 旬 ま に
月 日 月 日
年 月 上 旬
マ グ チ ー . 断 層6 ロ 、幅 ロ 3 所 大 破 層 大 い と 、
メ ー ト ル ず 動 い た と 推 定 さ 、 の 報 道
各 地 地 盤 沈 下 気 沨66ｃ ｍ 、 東 松 島 市 6ｃ ｍ 、 福 島 県 沿 岸3 ～ ｃ ｍ
南 北 ロ 、 幅 ロ に わ た て 断 層 が メ ー ト ル ず 動 い た 可 能 性 ま た 津 波 、 岩 手 県 大 船 渡 ら 福 島 県 い わ 市 ま ロ に わ た 海 岸 を メ ー ト ル 超 え の 津 波 が 場 所 に て ｍ を 超 え た 可 能 性 建 築 研 究 所 と 東 大 地 震 研 究 所 の 計 算 に
京 都 大 学 の 解 析 に 、宮 城 県 東 部 の 牡 鹿 半 島 陸 地 が 東 側 に . メ ー ト ル 、沈 降 . メ ー ト ル 地 変 動 が あ た と が 明 近 畿 地 方 ３ ～ セ ン チ 東 へ 変 動
国 土 地 理 院 国 土 地 理 院 の 衛 斴 画 像 の 解 析 に 、東 北 地 方 が 沖 合 方 向 の 東 向 に 最 大3. メ ー ト ル 牡 鹿 半 島 付 近 ず 動 く 地 変 動 が 起 て い た と を 明 ら に し た
海 上 保 安 庁 、震 源 の ほ ぼ 真 上 に 当 た 宮 城 県 沖 の 海 底 が 東 南 東 に 約 メ ー ト ル 動 い て い た と 、 海 底 が 約 ３ メ ー ト ル 隆 起 し て い た と を 発 表 し た
東 大 地 震 研 究 所 、 石 市 沖 約 ロ と 約 9 ロ の 海 底 に 設 置 し た 観 測 機 器 の デ ー タ を 用 い て 解 析 し 、 最 大 地 変 動 が あ た の 、 宮 城 県 牡 鹿 半 島 の ロ ほ 沖 の 海 底 、陸 側 プ ー ト の 先 端 部 分 、幅 約 ロ 、長 さ 約 6 ロ に わ た て 南 東 方 向 に 約
メ ー ト ル ず て い た と が わ た
東 京 海 洋 大 学 の 研 究 者 の 調 査 に て 、 大 震 災 津 波 被 害 が 大 た 岩 手 県 宮 市 姉 地 区 、陸 地 を 上 た 津 波 の 高 さ 道 上 高 が3 .9メ ー ト ル に 遉 し て い た と が わ た 明 治 陸 地 震 96年 の 際 に 大 船 渡 市 確 認 さ た3 . メ ー ト ル を 抜 、 観 測 史 上 最 大 国 土 地 理 院 の 研 究 官 、 大 地 震 の 本 震 と 、 そ の 後 、 揺 を 伴 わ ず に ゆ く と 断 層 が ず 続 け 余 効 す べ に て 、 解 攡 さ た エ ネ ル ギ ー 、 周 辺 の プ ー ト 境 界 面 蓄 え ら た エ ネ ル ギ ー の 最 大7 年 分 に 相 当 す 、 と の 推 定 結 果 を 発 表 し た
国 交 省 大 震 災 に 伴 う 津 波 被 害 の 実 地 調 査 結 果 を 発 表 し た 洙 水 し た 総 面 積 約 3 方 ロ メ ー ト ル そ の ４ 割 超 水 の 深 さ が メ ー ト ル 以 上 に 遉 し て い た 全 壊 し た 建 物 の 割 合 、 洙 水 が . ～ メ ー ト ル の 場 所 約 ３ 割 た が 、 ～ . メ ー ト ル と 約 割 と 高
た
海 洋 研 究 開 発 機 構 大 震 災 の 震 源 付 近 の 海 底 の 写 真 と 動 画 を 公 表 し た 海 洋 機 構 の 研 究 者 が7 3 ～ 、 有 人 潜 水 調 査 船 海 底 ３ 所 を 調 査 し た 水 深 ,3 メ ー ト ル の 海 底 に 幅 と 深 さ が 約 メ ー ト ル 、 長 さ メ ー ト ル 以 上 の 亀 裂 が あ た ほ 、 別 の 水 深 3, メ ー ト ル の 海 底 幅 セ ン チ 、 長 さ 数 十 メ ー ト ル 以 上 の 亀 裂 が 確 認 さ た
の 日 開 た 国 の 中 央 防 災 会 議 専 門 調 査 会 、 大 震 災 の 被 災 地 次 避 難 場 所 ま 津 波 が 到 遉 し た 事 例 が 調 査 対 象 の 約 割 に 上 た と が わ た
海 上 保 安 本 部 の 調 査 に て 、 大 震 災 被 災 し た 岩 手 県 石 港 と 宮 城 県 塩 港 の 海 底 が 、 約 １ メ ー ト ル 深 く て い た と が わ た 一 方 、 塩 港 の 塩 区 多 聞 山 の 陸 地 側 と 馬 攡 島 の 間 、 幅 メ ー ト ル ほ の 航 路 メ ー ト ル 深 く て い た
日 本 の 地 震 学 者 , 人 以 上 が 参 加 す 日 本 地 震 学 会 の 日 、東 日 本 大 震 災 後 に 初 め て 開 い た 全 国 大 会 、 東 北 の 巨 大 地 震 を 想 定 ず 反 省 す 、 と の 異 例 の 見 解 を 表 明 し た 国 土 地 理 院 の 日 の 地 震 予 知 連 絡 会 、大 震 災 沈 降 し た 地 域 の 月 末 ま の 回 復 率 を 計 算 し 、発 表 し た 大 震 災 、宮 城 県 の 牡 鹿 半 島 最 大 約 . メ ー ト ル 沈 降 す 、東 北 沿 岸 地 域 大 地 変 動 が あ た が 、 宮 城 県 ら 茨 城 県 北 部 の 太 洋 岸 沈 地 盤 が 割 ほ 回 復 す に 止 ま た お 、地 震 時 に ～ 6セ ン チ 沈 降 し た 東 京 都 内 の 観 測 点
元 に 戻 、 わ ず に 隆 起 し た 地 点 あ た
東 電 福 島 第 １ 原 発 ら 半 ロ 圏 内 の 警 戒 区 域 、 東 京 大 学 と 福 島 県 の チ ー ム が 6、 7の 両 日 、 津 波 の 痕 跡 の 調 査 を 行 い 、 最 大 同 県 富 岡 町 メ ー ト ル 超 の 津 波 の 跡 を 測 定 し た ほ メ ー ト ル 前 後 ら 6 メ ー ト ル 前 後 と 、 ら つ が あ が 、 調 査 し た 9 所 地 点 す べ て 、 東 電 が 想 定 し て い た 津 波 の 高 さ .7メ ー ト ル を 超 え て い た 警 戒 区 域 内 の 津 波 痕 跡 調 査 初 め て
－11－
第３節 東京 電力 福島 第 1 原 子力発 電所 事故 発生 以 後の事 態の 推移
東電 ･福 島第 原 発 の水素 爆発 事故 以後 、原発の 原子 炉の 安定 管 理 冷 温停 止 のた め
に、 ま ず 核燃 料棒 の溶 融を起 さ い う 、 原 子炉と 核燃 料プ ール を 冷却し 続け とが 、
東京電 力そ して 政府 の 原子力 災害 対策 本部 の 最大の 優先 課題 と た 電 源機 能が 失わ 原
子炉冷 却装 置が 働 い中 、 原子 炉に 直 接、攡 水す し い と ら、 冷却 作業 陸
上 自 衛 隊 の コ プ タ ー 機 に 決 死 の 空 中 攡 水
9
ら 始 ま 、 次 い 特 車 両 等 に
攡水が 続い た
その後 、政 府と 東京 電 力 原 子力 事故 発生 ら１ 月た た 時点 、事故 収束 に向 けて 全
体を 段階 に分 けて 、 まず第 １段 階と して 月 ら１ 年間 け て 原子炉 の安 定的 状 態 を
確保し てい く 、 と す い わゆ 工程 表を 策定 ・ 発 表した し し実 際の 作 業 困 難を 極め た
当初、 政府 と東 京電 力 、原 子炉 停止 のあ 方とし て、 原子 炉格 納 容器に 水を 流し 込 冠 水
水棺 方 式を 検討 し ていた 模様 あ が 、 水漏 が見 つ 、 格 納容器 の壁 が壊 て
い 可 能性 がわ た と ら を 断念 し 、 環 冷却 方式 に えて いく と と
と が設 備の 設置 後 、度 重 術上 の トラ ルを 招 安定 稼 働に ま に 時間 が
た ため 、そ の間 に 冷却 作業 汚 染水 が 増え続 け、 め てい 施設 ら汚 染水 が溢
い とし て冷 却水 の 水 を 抑制 す 、 作業 暫く の間 、正 に 渡 の状 態が 続い た
外国の 専門 企業 の応 援 得て 、汚 染さ た冷却 水の 攡射 性物 質 の浄化 機能 兼 備 え た
冷却装 置が 年 月 初め 、 順 調に 稼働 し始 め て以降 、 そう した 状態 ら初め て脱 出 た
うに 感ず そし て 政府 年 月 中 旬、 冷 温停 止状 態に 遉 したと 宣 言 し た 東 電 ・
福島第 原 発事 故収 束 に向け た工 程表 のス ップ の完 了
し し 今後 、政 府の 事 故収束 に向 けた 工程 表 におけ 中 長期 ロー マップ に移 行し てい く
に当た て 、 使用 済 核燃 料の 取出 し作 業 が中心 課題 と け に、 に 着手 す た め
に 、 原子 炉内 の現 状 が十分 把握 さ てい け ら い と が現 状 、原 子炉 内 部
の状況 言 うに 及 ず 、攡射 能汚 染の 危険 が あ て 、原 子炉 建屋 内 部の状 況さ えほ と 把
握 てい い 状況 あ 今後 と 非常 に困 難 事 態と 作業 課題 が 続く とが 予想 さ
お の 間、 東電 ・ 福島第 原発 の作 業現 場 、一 部の 現場 作 業員の 中に 国の 基準 を 超
え 攡 射線 を 被 く した者 が発 生し た と が報告 さ てい 厚 生労働 省 、東 京電 力 が
労働安 全衛 生法 が定 め 攡射 線 の適 正管 理 や作業 員の 内部 被 く 検査の 実施 を怠 て い た
東 電・福 島 第 １ 原 発 事 故 事 故 の 深 刻 度 と し て 、経 済 産 業 省 原 子 力 安 全・保 安 院 と 原 子 力 安 全 委 員 会 の て 、 最 終 的 に 国 際 的 事 故 評 価 尺 度 の ベ ル 深 刻 事 故 と 評 価 さ た
9
攡 水 に て 水 蒸 気 爆 発 を 起 す 危 険 が あ た
本 文 中 に 言 及 し た 点 の ほ 、そ そ 同 敷 地 内 に 原 子 炉 が 基 あ 、問 題 と さ た 稼 働 中 の ３ 基 に つ い て 、 事 故 後 の 状 態 が そ 異 た と そ し て く わ ら た と 、全 体 管 理 を 難 し く す 要 因 た う に 思 わ 専 門 家 に 、同 一 敷 地 内 に 複 数 の 原 子 炉 が 存 在 す 原 子 力 発 電 所 、世 界 余 例
を 見 い う あ
年 月 末 に 、 福 島 第 原 発 の 原 子 炉 力 容 器 底 部 の 温 度 が 、 １ ～ ３ 号 機 の ３ 基 揃 て 初 め て 度 以 下 に た と の 新 聞 報 道 が さ て い 原 子 炉 の 効 果 的 冷 却 に 時 間 が て い た と を 物 語 デ ー タ あ
－1「－
とに 関し 、全 体 数 次にわ た 是正 勧告 を 発出し てい
一方 、水 素爆 発事 故 空中 にま 散 らさ た攡射 能汚 染の 問題 、社 会的 、経 済的 に 多
くの問 題が 発生 した まず周 辺住 民の 避難 、多 くの 住民 が長 期 間にわ た て不 自由 生
活を余 儀 くさ とと た 避 難 原 子力災 害対 策特 別措 置 法に基 、事 故発 生 直
後 ら 政府 原 子力 災 害対策 本部 の 指示 始ま 、さ らに １ 月 が経過 した 後に て 避
難区域 の見 直し が行 わ 、区 域内 立入 を 原 則禁止 す 警戒 区域 が 設定さ 、混 乱
見ら た そ の後 、 少 くと 年 月 末に 緊急時 避難 準備 区域 を 解除す ま 、 攡 射線
の状 況が 変わ らず 除 染作業 進 ま い中 、避難 住民 長 期の 避 難生活 を強 いら と
と た
また住 民の 被 くを め て 、攡 射線 の タ ング 調査 と地 域 住民の 健康 調査 が重 要
行政 課題 と た 福島県 攡射 能被 くを恐 住民 の声 の 高ま を けて 、全 県 民
を対象 とす 健 康調 査 を実施 す と とし た ほ 、 妊婦 ・乳 幼児 の 保護者 を対 象と す 内 部
被 く の調 査 実 施した 他 県を 含 関 東地方 、 乳 の攡 射 能検査 あ た
に 関連 して 、除 染 が政府 そし て自 治体 の 大 行政 課題 と た 政 府 、除 染 国
の責任 取 組 斏 、 方針を 決め たが 、ス ケ ジ ー ルを 前倒 しし て 独自に 除染 に取 組 一
部の自 治体 見 ら た
うし た努 力に 拘 わ らず 、 事 故周 辺地 域を 中 心に農 林水 産物 ら 国 の基準 暫定 規制 値
を超え 攡 射性 物質 が 検出さ た 農 林水 産 物をめ て 、一 部 の業者 や自 治体 、漁 業 協
同組合 、 年 自主 的に 生産・収穫 し い と とし た動 あ たが 、葉物 菜 や
茶、コ メ、牛 さら に、その原 因と た餌 の 稲わら 、シ イタ ケを めと す 農林 水産 物
、国 の基 準を 超え 攡射性 物質 の検 出が 見 ら た に つい て 、第 ３章 デ ータ に
してそ の実 態を 少し 詳 しく見 とと した い
の ほ 年 ３月 に上水 道 高い 攡射 線 が検 出さ た ほ 、 多 くの自 治体 、 下 水道
の汚泥 に高 い濃 度の 攡 射線性 物質 が見 つ 、処理 ずに 困 て い と の報 道が あ た
さらに に関 連し た 問題と して 、い わゆ 、が の 広域 処理 が 、攡射 能汚 染を 懸念 す
市民の 声に て、 進 い い 事 実があ
以 上 見 け 、 原 子 力 事 故 の 関 連 震 災 後 の １ 年 間 、 実 に 多 く の 出 来 事 が あ た
そ 資料 編の 新聞 情 報を とに して 、 同様 に主 出来 事を まと め て た 参考 表 項 目
をやや 広目 に取 上 てい 嫌い あ が 、 記録す 重 要 価値 が あ と 思わ た の を 拾
い上 て た 覧 頂 たい
－1害－
参考表 原発 事故 、 攡射能 汚染 関連 の主 出来事
時 期 朝 日 新 聞 お び 日 本 経 済 新 聞 の 報 道 ら 見 た 主 出 来 事 原 発 事 故 、 攡 射 能 汚 染 関 連 年
３ 月 日
３ 月 日
３ 月 日 ら ３ 月 日 ３ 月 日
３ 月 7日 ３ 月 9日
３ 月 日 明
３ 月 日 ら
3日 に け て ３ 月 日
３ 月 末 に け て
３ 月 9日 ４ 月 日
４ 月 ４ 日 ４ 月 ８ 日
４ 月 日
４ 月 日
４ 月 3日
東 電・福 島 第 １ 原 子 力 発 電 所 以 下 、 原 発 の １ 号 機 、 号 機 の 緊 急 炉 心 冷 却 装 置 が 機 能 し く 原 子 力 緊 急 事 態 宣 言 発 原 子 力 災 害 対 策 本 部 設 置 政 府 原 発 福 島 第 １ 原 発 、 第 原 発 と ら 半 ３ ロ 以 内 の 住 民 に 避 難 指 示 ３ ～ ロ 圏 内 の 住 民 に 屋 内 避 難 指 示
・ 東 電 ・ 福 島 第 １ 原 発 の 号 機 、 水 素 爆 発
・ 東 電 ・ 福 島 第 １ 原 発 ら 半 ロ 圏 内 、 第 原 発 ら ロ 圏 内 に 避 難 指 示
・ 福 島 県 、 高 校 の グ ラ ウ ン 救 助 を て い た ３ 人 の 被 く を 発 表 冷 却 の た め 、 原 子 炉 に 海 水 注 入 を 開 始 当 初 １ 号 機
３ 号 機 、 水 素 爆 発
・ 政 府 と 東 電 と の 対 策 統 合 本 部 が 設 置 さ
・ 号 機 建 屋 爆 発 音 続 い て ４ 号 機 水 素 爆 発
・ 原 発 ら ～ 3 ロ 圏 内 の 住 民 に 屋 内 避 を 要 請
・厚 労・経 産 両 省 、特 に や を 得 い 緊 急 の 場 合 に 限 、作 業 員 の 被 く の 上 限 を ら シ ー ベ ル ト に 引 上 た
３ 号 機 に 対 し 、陸 上 自 衛 隊 の に 攡 水 に つ い 自 衛 隊 が 消 防 車 に 攡 水 を 開 始 そ の 後 、 東 京 消 防 庁 の 特 車 両 に 攡 水 ４ 号 機 へ
・ 電 源 復 旧 作 業 に １ 、 号 機 に 電 気 が つ が た 日 に １ ～ 号 機 す べ て つ
が た
・茨 城 県 産 の ホ ウ ン 草 と 福 島 県 産 の 原 乳 ら 国 が 定 め た 暫 定 規 制 値 を 上 回 攡 射 性 物 質 が 検 出 、政 府 日 、原 子 力 災 害 対 策 特 別 措 置 法 に 基 、出 荷 制 限 を 指 示 以 後 、農 作 物 や 茶 葉 国 の 攡 射 性 物 質 汚 染 の 暫 定 規 制 値 を 超 え ケ ー ス が 続 出 す
東 電・福 島 第 １ 原 発 近 く の 海 水 ら 国 の 安 全 基 準 の 最 大 6倍 の 濃 度 の 攡 射 性 物 質 の 検 出 を 発 表
・ 東 京 、 千 葉 、 埼 玉 の 浄 水 場 の 水 道 水 ら 、 国 の 指 標 を 超 え 攡 射 性 ウ 素 が 検 出
・ ３ 号 機 ケ ー ル 敷 設 作 業 を し て い た 作 業 員 ３ 人 が 被 く 、 人 が 病 院 に 搬 送 さ
・ ３ 号 機 タ ー ン 建 屋 内 に た ま た 水 ら 高 濃 度 の 攡 射 性 物 質 が 検 出
・ １ 号 機 、 ３ 号 機 に 対 す 攡 水 、 真 水 に 換 え ４ 号 機 日 ら 生 コ ン 送 機 に 号 機 6日 ら 真 水 に
・ 宮 城 県 、 県 内 産 の 葉 物 菜 や 原 乳 を 対 象 に 攡 射 性 物 質 検 査 を 開 始
タ ー ン 建 屋 地 下 見 つ た 、高 い 攡 射 能 を 帯 び た た ま 水 の た め に 、建 屋 内 の 作 業 １
～ ３ 号 機 と 一 部 を 除 い て 停 止 中 た ま 水 を 建 屋 内 の 復 水 器 に 戻 す 作 業 難 航 汚 染 水 の 攡 射 性 物 質 を 取 除 く 処 理 作 業 を フ ラ ン ス の 原 子 力 大 手 ア バ 社 に 術 協 力 を 求 め １ 号 機 、 一 時 期3 度 を 超 え 、 不 安 定 状 態 が 続 く
・ 原 発 ら 南 ロ 離 た 海 上 採 取 し た 海 水 ら 、 国 の 規 制 値 の 約 倍 の 攡 射 性 ウ 素 を 検 出
・ 号 機 の 取 水 口 付 近 に あ 施 設 ッ ト 側 面 に 亀 裂 が あ 、中 に た ま た 高 い 攡 射 線 の 水 が 海 に 流 出 し て い と が 発 見 さ た 東 電 の 後 、 止 水 や シ ル ト フ ン ス を 設 置 し て 、 に 対 応 し う と す
東 電 、 原 子 炉 内 の 比 較 的 汚 染 度 の い 水 を 海 へ 攡 出 し 始 め た に 対 し て ４ 月 ５ 日 、 韓 国 外 交 通 商 省 が 憂 慮 の 念 を 発 表 す
１ 号 機 、 号 機 の タ ー ン 建 屋 地 下 に た ま た 高 濃 度 攡 射 能 汚 染 水 の 攡 射 能 除 去 作 業 が 始 ま た
福 島 県 、避 難 指 示 区 域 を 除 く 県 内 全 域 計 ,7 7箇 所 、地 表 と 大 気 の 攡 射 能 線 の 測 定 調 査 を 始 め
・原 子 力 安 全 保 安 院 と 原 子 力 安 全 委 員 会 、東 電・福 島 第 １ 原 発 事 故 を 国 際 的 事 故 評 価 尺 度
の ベ ル 深 刻 事 故 に 引 上 た
・ 福 島 県 採 取 さ た 土 壌 と 葉 物 菜 ら ス ト ロ ン チ ウ ム 9と9 が 初 め て 検 出 さ た
・ 飯 館 村 調 査 結 果 を け て の 日 、 今 年 の す べ て の 農 作 物 の 作 付 け を 見 送 と 決 定 東 電 、 ４ 号 機 の 燃 料 プ ー ル に あ 使 用 済 核 燃 料 の 一 部 が 破 損 し て い 可 能 性 に 言 及
本 表 以 下 、 福 島 第 １ 原 発 と 第 原 発 の 別 を 断 わ ら ず に 単 に １ 号 機 、 号 機 と 記 し て い 場 合 に 、 福 島 第 １ 原 発 の そ を 意 味 す の と す
－1宴－
４ 月 7日
４ 月 日
４ 月 9日
４ 月 日
４ 月 日 ４ 月 7日
４ 月3 日 ５ 月 ５ 日
５ 月 上 旬 ５ 月 日
５ 月 日 ５ 月 7日
５ 月 日 ５ 月 下 旬 ５ 月 日 ５ 月 7日 ５ 月3 日
５ 月3 日 月 日 月 3日
・ ４ 月 6日 ま の 東 電 の 調 査 、 東 電 ・ 福 島 第 １ 原 発 復 旧 作 業 を 担 う 作 業 員 の う 、 積 攡 射 線 が 従 来 の 基 準 の シ ー ベ ル ト を 超 え た 人 が 人 に 上 と が わ た
・東 電 、福 島 第 １ 原 発 に つ い て 事 故 収 束 へ の 工 程 表 を 発 表 の 中 原 子 炉 の 安 全 停 止 に
～ 月 と 、 号 機 の 格 納 容 器 の 破 損 や ４ 号 機 の 燃 料 プ ー ル を 支 え 建 屋 の 壁 損 傷 に 強 度 不 足 を 認 め た
・政 府 出 荷 制 限 を 指 示 し て い た 茨 城 県 産 の ホ ウ ン 草 に つ い て 、北 茨 城 、高 萩 両 市 を 除 く 県 内 全 域 へ の 指 示 を 解 除 し た
東 電 、 号 機 の 燃 料 プ ー ル に あ 使 用 済 核 燃 料 の 一 部 が 破 損 し て い 恐 が あ と し た 経 産 省 原 子 力 保 安 院 の 日 開 た 内 府・原 子 力 安 全 委 員 会 に 、１ ～ ３ 号 機 の 原 子 炉 内 に あ 燃 料 棒 一 部 が 溶 け て 形 が 崩 て い 斏 、 報 告 し た
・東 電 、１ ～ ３ 号 機 の 原 子 炉 建 屋 に 入 た 遠 隔 操 作 ロ ボ ッ ト が 撮 影 し た 画 像 を 公 開 し た 建 屋 内 の 詳 し い 状 況 が わ た の 初 め て
・東 電 、 号 機 の タ ー ン 建 屋 地 下 や 坑 道 に た ま た 高 濃 度 汚 染 水 を 、敷 地 内 の 集 中 廃 棄 物 処 理 施 設 に ン プ 移 し え 作 業 を 始 め た ４ 月 日 、 坑 道 の 水 位 が 下 が た
・ 政 府 、 東 電 福 島 第 １ 原 発 の半 ロ 圏 内 を 警 戒 区 域 に 設 定 屋 内 避 難 区 域 を 解 除 し 、 緊 急 時 避 難 準 備 区 域 及 び 計 画 的 避 難 区 域 を 設 定
・攡 射 性 物 質 が 基 準 値 を 超 え て 含 ま 水 田 の イ ネ の 作 付 け が 制 限 原 子 力 災 害 対 策 特 別 措 置 法 に 基 く 福 島 県 知 事 へ の 指 示
東 電 、 福 島 第 １ 原 発 敷 地 内 の 攡 射 能 汚 染 を 示 す 地 図 を 公 開 最 大 毎 時7 シ ー ベ ル ト の 場 所 が あ た
東 電 、 福 島 第 １ 原 発 働 い て い た 歳 代 の 女 性 社 員 が 7. シ ー ベ ル ト の 攡 射 線 を 被 く し 、3 月 シ ー ベ ル ト と い う 国 の 基 準 を 超 え た と 発 表 福 島 第 原 発 働 い て い 作 業 員 、 国 の 基 準 値 を 超 え た の 初 め て そ の 後 ５ 月 １ 日 に 、 さ ら に 名 の 女 性 職 員 が 国 の 基 準 を 超 え た と が 明
厚 労 省 、 福 島 県 や 関 東 地 方 に 住 3人 の 乳 に つ い て 行 た 攡 射 性 物 質 の 調 査 、 人 ら 微 が 検 出 さ た と 発 表
１ 号 機 水 素 爆 発 以 来 初 め て 、 建 屋 内 に 作 業 員 が 入 た 3 人 が 攡 射 性 物 質 を 含 空 気 を 換 気 す 管 ク ト を 設 置 し た に 、 う ま く 攡 射 線 物 質 の 濃 度 が 下 が た た め 、 原 子 炉 を 安 定 的 に 冷 却 す た め の 本 格 的 作 業 の 準 備 に 移 行 し た
福 島 県 郡 山 市 、福 島 市 、栃 木 県 宇 都 宮 市 そ 、下 水 処 理 施 設 の 下 水 汚 泥 ら 高 い 濃 度 の 攡 射 性 物 質 が 検 出 さ た
・東 電 、１ 号 機 の 核 燃 料 が 溶 け て 原 子 炉 力 容 器 の 底 に た ま て 穴 が 開 、水 が 漏 て い と 発 表
・東 電 、 に ロ ボ ッ ト を ３ 号 機 の 原 子 炉 建 屋 １ 階 に 入 て 測 定 し た 結 果 を 発 表 、毎 時 シ ー ベ ル ト を 超 え 場 所 が 所 々 に あ 、 作 業 員 が 長 時 間 入 の 難 し い 状 況
東 電 、 １ 号 機 の 原 子 炉 建 屋 地 階 に 大 の た ま 水 が あ と 発 表 3 日 に 作 業 員 が 建 屋 に 入
て わ た の
東 電 、福 島 第 原 発 の 事 故 収 束 の た め の 工 程 表 の 改 訂 版 を 発 表 水 漏 ら 、格 納 容 器 を 冠 水 さ 当 初 の 方 式 を 断 念 し 、タ ー ン 建 屋 や 原 子 炉 建 屋 に た ま た 水 を 原 子 炉 に 戻 し 冷 却 に 使 う 環 注 水 冷 却 と い う 新 た 方 法 を 採 用 す と に
作 業 員 が 号 機 の 原 子 炉 建 屋 内 に 入 、中 復 旧 作 業 が う を 確 認 し た 力 抑 制 室 の 爆 発 事 故 後 、 号 機 原 子 炉 建 屋 に 作 業 員 が 入 の 初 め て
の 時 期 、東 電・福 島 第 １ 原 発 に た ま た 高 濃 度 の 攡 射 性 汚 染 水 が 海 に 漏 い う 、移 送 し て い た 施 設 が 満 水 状 態 に 、 汚 染 水 処 理 渡 の 状 態 が 続 い た
政 府 東 電 福 島 第 原 発 事 故 を め 、 事 故 調 査 ・ 検 証 委 員 会 と 東 電 に 関 す 経 営 ・ 財 務 調 査 委 員 会 の つ の 第 者 委 員 会 の 設 置 を 決 め 、 議 決 定 し た
福 島 県 、福 島 第 １ 原 発 事 故 に 攡 射 線 の 影 響 を 調 べ た め 、全 県 民 約 3万 人 を 対 象 に 健 康 調 査 を 実 施 す と を 決 め た
東 電 、福 島 第 １ 原 発 作 業 し て い た 男 性 社 員 人 が 数 瘤 シ ー ベ ル ト の 攡 射 線 を 浴 び て い た 恐 が あ と 発 表 今 回 の 作 業 、被 曝 線 の 上 限 シ ー ベ ル ト を 超 え た 例
ま た
号 機 の 使 用 済 核 燃 料 プ ー ル に 取 付 け た 環 型 の 冷 却 装 置 が 完 成 し 、動 始 め た 冷 却 機 能 が 回 復 し た の 今 回 が 初 め て
東 電 、 号 機 換 気 装 置 を 稼 働 さ 、 原 子 炉 建 屋 内 の 作 業 環 境 の 改 善 に 着 手 し た
東 電 、福 島 第 １ 原 発 の 復 旧 作 業 、新 た に 人 が 国 が 定 め た 上 限 シ ー ベ ル ト を 超 え 総 被 曝 た と 発 表 総 計 ８ 人 、う 人 内 部 被 曝 け 上 限 を 超 え て い
